JP3185038U - 縁なし薄畳 - Google Patents

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Abstract

【課題】畳床の非カマチの部分の側面の畳表を外方に突出させ、畳床との間に中空部を形成し、これを隣の畳との寸法の大小の吸収に役立てることができる縁なし薄畳を提供する。
【解決手段】四角形の畳床1の表面を経糸に緯条を織成した畳表2の上に置いて四辺に余部4を残して全面接着するとともに、畳表を畳床の角の頂点から辺の延長方向に畳床の高さだけ90°に開いてカットし、それを過ぎると外辺まで45°にカットし、余部を折り返して畳床の裏面に接着剤で接着するとともに、このとき、畳表の経糸を折る方向に対しては非接着で、かつ、外方に膨らませて畳床との間に中空部を形成する。
【選択図】図3

Description

本考案は、縁なし薄畳に関するものである。
最近では、生活様式が洋風になり、板敷きの間が増えている。しかし、畳がなければならない場合も残っている。このようなときには、上記した縁なし薄畳を洋間に部分的に又は全面的に敷いて畳敷きの間を作っている。これに応える畳として上記したものが敷き込みや片付けが簡単で重宝がられている。
縁なし薄畳とは、硬いインシュレーションボートのようなものを畳床(以下、床という)として用い、これにござのような畳表(以下、表という)を緊く巻いたものであり、表と床との固定は接着によっているものである。なお、縁を用いないのは、縁を設けると面倒でコスト高になるのと、ない方がシンプルで広く見えるからである。
反面、縁を設けないから、床の角(稜線)の部分の表の処理が問題になる。つまり、
床の角(稜線)が露出したりしていると、体裁の悪いものになるから、この処理については細心の注意を要する。また、これを防ごうとして表を角で重合させると、それは裏面にまで及び、裏面で二枚重ねになり、安定の悪いものになる。
ところで、本出願人はこれに関する特許を下記特許文献1として取得している。しかし、これによれば、床と表の側面は四辺ともに全高に亘って非接着としているが、床の裏面に表を接着する際に表を非常に強い力で押し付けていた。したがって、特に、表の繊維に沿う方向の曲げ易い側(後述するが、これを「カマチ」という)では接着はされないまでも完全に密着する。これでは、接着しないための本来の効果である隣の畳との寸法誤差吸収能が十分ではない。
特許第4251954号特許公報
本考案は、このような課題を解決したものであり、体裁がよくて安定性のよい畳を低コストで製作できるようにしたものである。
以上の課題の下、本考案は、請求項1に記載した、四角形の畳床の表面を経糸に緯条を織成した畳表の上に置いて四辺に余部を残して全面接着するとともに、畳表を畳床の角の頂点から辺の延長方向に畳床の高さだけ90°に開いてカットし、それを過ぎると外辺まで45°にカットし、余部を折り返して畳床の裏面に接着剤で接着するとともに、このとき、畳表の経糸を折る方向に対しては非接着で、かつ、外方に膨らませて畳床との間に中空部を形成したことを特徴とする縁なし薄畳を提供するとともに、これにおいて、請求項2に記載した,畳床の裏面と折り返した畳表の接着が畳床側に撒布したホットメルト糊で行われる手段、請求項3に記載した、畳床の角の稜線が露出したとき、露出部分に畳表の小片をあてがって接着剤で接着した手段を提供したものである。
請求項1の考案によると、表の90°カットの線が稜線に揃い、体裁のよいものなる。また、45°カットの余部によって床の裏面が重ならず、凸凹しない。さらに、床の側面も緯条の繊維が折り曲がる部分は側面に完全に密着せず隙間があるから、隣の畳と突き合わさったときにはこの部分が出入りして寸法誤差を吸収する。そして、少々の隙間があってもよいのであるから、表で床を巻き締めるときも極端に強くしなくてもよい。請求項2の手段によると、仮に、90°カットした表が稜線部分で突き合わさっていなくてもそれが露出しない。つまり、それを隠せる。
表を貼る前の縁なし畳の裏面図である。 表を貼る前の縁なし畳の斜視図である。 表を張った縁なし畳の一部断面図である。 表を貼った縁なし畳の一部斜視図である。 縁なし畳の製造装置の一部断面図である。 縁なし畳の製造工程図である。
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は縁なし畳の裏面図であるが、この畳は床1と表2とからなる。床1はインシュレーションボードのような硬い部材で構成される。床1の厚みは薄畳であるから、7〜15mm程度であり、長さは910mm四方程度(半畳)の大きさを有している。表2は天然又は人造のござが普通であるが、織布や不織布のものもある。中でも、天然又は樹脂製のものが最適であり、これは、経糸に対して繊維質の緯条を連並した織布(編布)であり、繊維質と平行な方向(これを「カマチ」という)には曲がり易いが、繊維質の方向(したがって、「非カマチ」という)には繊維質を折らなければならないから、曲がり難いのが特徴である。
以上の表2を床1の一面(表面)に全面接着する。このとき、表2は床1よりも1割程度面積の広いものを採用し、床1を表2の中心に位置させる。そして、床1の角3(稜線)の頂点の部分の表2の位置を出発点として床1の辺の延長上に稜線の長さだけ90°にカットする。それをすぎると外辺まで45°方向(床1の対角線方向になる)にカットし、このはみ出た部分を余部4とする。なお、床1の表面と表2の接触部分は全面的に接着しておく。このときの接着剤の種類は問わないが、水性又は油性の種々の溶剤系のものでよい。
また、接着の速度や強度からいえば、ホットメルト糊もある。ここでいうホットメルト糊とは、熱可塑性のもので、ポリアミド系、オレフィン系、エステル系があり、70°以上で溶解し、冷却すると、固化して二つのものを結合し、接着を完了するものであり、形態もパウダー、ネット、溶液、フィルム状とある。
これで、床1と表2の一面同士は接着されたものになるが、図2は表2の一方を貼った場合の要部斜視図であるが、90°カットした表2の頂点は床1の角3(稜線)の頂点と一致したものになる。したがって、もう一方の表2を貼ると、表2と表2はこの角3(稜線)を挟んで突き合わされたようになり、体裁のよいものになる。図4は隙間が空いたような場合の措置の方法を示す要部斜視図であるが、ここに表2の小片2aをあてがい接着剤で接着しておけば、所謂、ぼろ隠しができる。
次は余部4を折り返して他面に接着することになる。図5、図6に示すものがその装置であるが、この装置は、接着した床1及び表2(これを半製品と呼ぶ)を表2を下側にして載せる作業台5と、半製品の外端を当てて規制する堰体6と、半製品の裏面を押圧する加圧板7と、一方で冷却する冷却体8と、堰体6の外側に位置している熱盤9等からなる。なお、以下で方向を指称することがあるが、左右又は内外というときには、図5の右方が外方又は右方という。
作業台5は盤体であり、スプリング10で上方に付勢されているガイド11で支えられ、下方にはそれ以上の下行を規制するストッパ12が設けられている。作業台5の外方寸法は半製品と同じかわずかに大きい程度である。堰体6は半製品の外方寸法を規制するものであり、その高さは作業台5が下降したときに半製品の表面よりわずか低くしてある。加圧板7は半製品の上方にあってシリンダ13で昇降するものである。ただ、加圧板7は半製品の寸法よりは小さく、その中心に設けられている。したがって、冷却体8はその外側にシリンダ14で昇降するようになっている。この点で、加圧板7と冷却体8とは別々に動く。熱盤9は発熱体が組み込まれたもので、シリンダ15で進退するようになっている。熱板9は堰体6は超えるようになっており、前進したときに余部4で覆われた半製品を押えるようになる。
次に、以上の装置による接着の状態を図6によって説明する。まず、作業台5に半製品を置くが、このとき、表2の余部4は堰体6が存在することで上方に起立している。次いで、加圧板7を下げて作業台5をストッパ12まで下げて床1を固定する。このとき、冷却体8は上げたままで、この位置に接着剤を塗布する。この接着剤としては、ホットメルト糊が最適であり、それもパウダー状のものが少ない量で済む(a)。次に、熱盤9を前進させる。すると、熱盤9は堰体6を乗り越えて前進し、起立した余部4床1の裏面に押し付ける。これである時間経過すると、接着剤は床2の裏面に接着するが、未だ接着は完了していない(b)。
最後に熱盤9を後退させるが、このとき、表2は床1に密着した状態である。そこで、冷却体8を下げて表2に当てる。なお、冷却体8には冷却空気を送るニップルやホース等の冷却設備16が設けられている。そこで、接着剤を有する表2を冷却設備16で冷却すると、接着剤は冷却されて固化し、表2と床1を接着する(c)。これで余部4が床1の裏面に接着されたことになる。
ところで、以上の説明では堰体6や熱盤9は右側の一辺だけに設けられたものであるが、左側にも設けてもよい。こうすると、二辺の余部4を同時に接着することができる(余部4の床1の裏面への接着は四辺で行う)。以上の表2の接着作業のとき、表2は床1の側面で折り曲げられる。図3はこの部分の要部断面図であるが、これは「カマチ」の部分では容易であり、接着剤が床1と表2の間まで入り込んでいたりすると(積極的には入れないが)、その部分では接着される。また、接着剤が入り込んでいなければ、表2は床1に密着はしているが、接着はされていない(a)。
これに対して「非カマチ」の部分では表2の緯条の繊維質は短い区間で約90°二回折り曲げられなくてはならない。したがって、よほど強い力で表2を床1に押し付けても、さらに、仮に、床1と表2の間に接着剤が入っていても、接着されることはない。つまり、表2が外方に膨らみ、両者の間には中空部ができる(b)。なお、接着剤が入り込んで部分的に接着されている個所があったとしても、ここでは、接着されたとはいわない。
このことは若干美観を害すものであっても長所がある。すなわち、隣の畳と突き合わせられたとき、両者の間が緊くても、側面の膨らんだ方の表2が縮んでそれを吸収する。また、予め凹ませておけば逆のこともできる。この結果は、畳を集積して敷いたときには必ず生ずる。なぜなら、この種の畳は隣合うものでは、表2の緯条の繊維質の向きを90°ずつ変えて敷く市松模様で敷くのが通常であるからである。
1 畳床
2 畳表
3 畳床の角(稜線)
4 余部
5 作業台
6 堰体
7 加圧板
8 冷却体
9 熱盤
10 スプリング
11 ガイド
12 ストッパ
13 シリンダ
14 シリンダ
15 シリンダ
16 冷却設備

















Claims (3)

  1. 四角形の畳床の表面を経糸に緯条を織成した畳表の上に置いて四辺に余部を残して全面接着するとともに、畳表を畳床の角の頂点から辺の延長方向に畳床の高さだけ90°に開いてカットし、それを過ぎると外辺まで45°にカットし、余部を折り返して畳床の裏面に接着剤で接着するとともに、このとき、畳表の経糸を折る方向に対しては非接着で、かつ、外方に膨らませて畳床との間に中空部を形成したことを特徴とする縁なし薄畳。
  2. 畳床の裏面と折り返した畳表の接着が畳床側に撒布したホットメルト糊で行われる請求項1の縁なし薄畳。
  3. 畳床の角の稜線が露出したとき、露出部分に畳表の小片をあてがって接着剤で接着した請求項1又は2の縁なし畳。

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JP2015232258A (ja) * 2014-05-15 2015-12-24 永大産業株式会社 衝撃吸収用床材
JP2015232259A (ja) * 2014-05-15 2015-12-24 永大産業株式会社 衝撃吸収用床材

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