JP2015231655A - ワーク搬送装置、切断加工機、及びバイスプレート - Google Patents

ワーク搬送装置、切断加工機、及びバイスプレート Download PDF

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Hisao Kumazawa
久雄 熊澤
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Abstract

【課題】帯鋸盤1による多数回の切断加工の途中に、切断加工の対象を大径のワークWから小径のワークW等に変更する場合においても、帯鋸盤1の生産性を十分に向上させること。【解決手段】支持フレーム39におけるパスラインPLの下側には、搬送スライダ47が搬送方向へ移動可能に設けられ、搬送スライダ47にワークWの両側部を挟持する一対の搬送バイス49,51が搬送幅方向に離隔して設けられ、各搬送バイス49(51)は、搬送スライダ47に設けられたバイス本体55(57)と、バイス本体55(57)の対向面に着脱可能に設けられたバイスプレート63(65)とを備え、各バイスプレート63(65)の接触面は、上側部分の摩擦抵抗が下側部分の摩擦抵抗よりも大きくなるように構成されていること。【選択図】 図1

Description

本発明は、丸棒状のワークの被切断部に対して切断加工を行う帯鋸盤等の切断加工機に用いられ、ワークを搬送方向へ搬送するワーク搬送装置等に関する。
帯鋸盤等の切断加工機におけるワーク搬送装置の一般的な構成について簡単に説明すると、次のようになる。
搬送方向における切断位置の上流側(ワークの搬入側)には、支持フレームが配設されており、この支持フレームには、ワークを搬送方向へ移動可能に支持する搬送テーブルが設けられている。また、支持フレームにおけるパスライン(ワークの搬送高さ)の下側には、搬送スライダ(バイスベッド)が搬送方向へ移動可能に設けられている。そして、搬送スライダには、ワークの両側部を挟持する一対の搬送バイスが設けられており、一方の搬送バイスは、他方の搬送バイスに接近離反する搬送幅方向へ移動可能になっている。更に、各搬送バイスは、搬送スライダに設けられたバイス本体と、バイス本体の対向面(挟持側の側面)に着脱可能に設けられかつワークの側部に接触可能なバイスプレート(ワーク接触部材)とを備えている。
ここで、ワークが例えば外径200mm以上の大径である場合には、大径のワーク(大径材)の慣性力による大径のワークの側部と搬送バイスとの間の滑りを防止するために、バイスプレートして、接触面(ワークの側部と接触する面)にヤスリ目等の凹凸パターンが形成された凹凸バイスプレートが使用される。また、ワークが例えば外径150mm以下の小径である場合には、小径のワーク(磨き材を含む小径材)の側部に圧痕傷が付くことを防止するために、バイスプレートとして、接触面がフラット(平坦)に形成されたフラットバイスプレートが使用される。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1及び特許文献2に示すものがある。
特開2011−79109号公報 特開平5−253739号公報
ところで、切断加工機による多数回の切断加工の途中に、切断加工の対象を大径のワークから小径のワークに又は小径のワークから大径のワークに変更することがある。このような場合には、切断加工機による切断加工を一旦中断して、各搬送バイスに対してバイスプレートの交換を行う必要がある。一方、バイスプレートの交換には多くの時間と手間がかかり、切断加工機の生産性の低下を招くことになる。つまり、切断加工機による多数回の切断加工の途中に、切断加工の対象を大径のワークから小径のワーク等に変更する場合には、切断加工機の生産性を十分に向上させることは容易でないという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規なワーク搬送装置等を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、丸棒状のワークの被切断部に対して切断加工を行う切断加工機に用いられ、ワークを搬送方向へ搬送するワーク搬送装置において、前記搬送方向における切断位置の上流側(ワークの搬入側)に配設された支持フレームと、前記支持フレームに設けられ、ワークを前記搬送方向へ移動自在(移動可能)に支持する搬送テーブルと、前記支持フレーム又は前記搬送テーブルに前記搬送方向へ移動可能に設けられた搬送スライダ(バイスベッド)と、前記搬送スライダに前記搬送方向に直交する搬送幅方向に対向して設けられ、ワークの両側部を挟持する一対の搬送バイスと、を具備し、少なくとも一方の前記搬送バイスは、他方の前記搬送バイスに対して接近離反する前記搬送幅方向へ移動可能になっており、各搬送バイスは、前記搬送スライダに設けられたバイス本体と、前記バイス本体の対向面(挟持側の側面)に着脱可能に設けられかつワークの側部に接触可能なバイスプレート(ワーク接触部材)とを備え、各バイスプレートの接触面(ワークの側部と接触する接触面)における上側部分の摩擦抵抗(摩擦係数)と下側部分の摩擦抵抗が異なるように構成されていることを要旨とする。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「切断加工機」とは、帯鋸盤及び丸鋸盤を含む意であって、「切断位置」とは、切断加工が行われる搬送方向の位置のことをいう。また、「配設され」とは、直接的に配設されたことの他に、別部材を介して間接的に配設されたことを含む意であって、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、別部材を介して間接的に設けられたことを含む意である。
本発明の第1の特徴によると、前記搬送テーブルにワークを搬入して、ワークを一対の前記搬送バイスの間に位置させる。次に、前記搬送スライダを前記切断位置に対して離反させた状態で、一方の前記搬送バイスを他方の前記搬送バイスに対して接近する前記搬送幅方向の一方側へ移動させることにより、一対の前記搬送バイスによってワークの両側部を挟持する。具体的に言えば、ワークが例えば外径200mm以上の大径である場合には、一対の前記搬送バイスにおける前記バイスプレートの上側部分によって大径のワーク(大径材)の両側部を挟持することになる。ワークが例えば外径150mm以下の小径である場合には、一対の前記搬送バイスにおける前記バイスプレートの下側部分によって小径のワーク(磨き材を含む小径材)の両側部を挟持することになる。そして、前記搬送スライダを前記搬送方向へ移動させて、一対の前記搬送バイスを前記搬送方向へ前記搬送スライダと一体的に移動させる。これにより、ワークを搬送方向へ搬送して、ワークの被切断部を前記切断位置に搬送位置決めすることができる。
ここで、各バイスプレートの接触面における上側部分の摩擦抵抗と下側部分の摩擦抵抗が異なるように構成されているため、各バイスプレートの接触面における上側部分の摩擦抵抗を大径のワークに適した摩擦抵抗に設定し、各バイスプレートの接触面における下側部分の摩擦抵抗を小径のワークに適した摩擦抵抗に設定することができる。これにより、各搬送バイスに対して前記バイスプレートの交換を行うことなく、大径のワークの慣性力による大径のワークの側部と前記搬送バイスとの間の滑りを防止し、かつ小径のワークの側部に圧痕傷が付くことを防止することができる。
なお、ワークの被切断部を前記切断位置に搬送位置決めした後に、前記切断加工機を適宜に作動させることにより、ワークの被切断部に対して切断加工を行う。また、一方の前記搬送バイスを他方の前記搬送バイスに対して離反する前記搬送幅方向の他方側へ移動させて、前記搬送バイスを前記搬送方向の反対方向へ移動させておく。
本発明の第2の特徴は、丸棒状のワークの被切断部に対して切断加工を行う切断加工機において、第1の特徴からなるワーク搬送装置を具備したことを要旨とする。
本発明の第2の特徴によると、第1の特徴による作用と同様の作用を奏する。
本発明の第3の特徴は、第1の特徴からなるワーク搬送装置に用いられ、ワークの側部に接触可能なバイスプレートにおいて、接触面(ワークの側部と接触する接触面)における一端側部分の摩擦抵抗(摩擦係数)が他端側部分の摩擦抵抗と異なるように構成されていることを要旨とする。
本発明の第3の特徴によると、第1の特徴による作用と同様の作用を奏する。
本発明よれば、各搬送バイスに対して前記バイスプレートの交換を行うことなく、大径のワークの側部と搬送バイスとの間の滑りを防止し、かつ小径のワークの側部に圧痕傷が付くことを防止できるため、切断加工機による多数回の切断加工の途中に、切断加工の対象を大径のワークから小径のワークに又は小径のワークから大径のワークに変更する場合においても、前記切断加工機の生産性を十分に向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る帯鋸盤の平面図である。 図2(a)(b)は、搬送バイスを対向側(挟持側)から見た図であって、図2(a)は、バイスプレートの接触面の上側部分に凹凸パターンの一例としてヤスリ目が形成された様子を示しており、図2(b)は、バイスプレートの接触面の上側部分に凹凸パターンの一例として筋目が形成された様子を示している。 図3(a)(b)は、図1におけるIII-III線に沿った拡大図であって、図3(a)は、一対の搬送バイスによって大径のワークを挟持した状態を示しており、図3(b)は、一対の搬送バイスによって小径のワークを挟持した状態を示している。 図4は、本発明の実施形態に係る帯鋸盤の側面図である。 図5は、本発明の実施形態に係る帯鋸盤の正面図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、図面中、「FF」は、前方向、「FR」は、後方向、「L」は、左方向、「R」は、右方向、「U」は、上方向、「D」は、下方向をそれぞれ指してある。
図1、図4、及び図5に示すように、本発明の実施形態に係る帯鋸盤(切断加工機の一例)1は、無端状の帯鋸刃Bを循環走行させつつ、搬送方向(前方向)の切断位置CPに搬送位置決めされた丸棒状のワークWの被切断部Waに対して切断加工を行うものである。そして、本発明の実施形態に係る帯鋸盤1の具体的な構成は、以下のようになる。
帯鋸盤1は、搬送方向に直交する搬送幅方向(左右方向)に延びた基台3を具備しており、この基台3における切断位置CPの直下流側(搬送方向の直下流側)には、ワークWを支持する加工テーブル(バイスベッド)5が設けられている。そして、加工テーブル5には、ワークWの両側部を挟持する一対の本体バイス7,9が搬送幅方向に離隔して設けられている。また、一方の本体バイス(第1本体バイス)7は、加工テーブル5の左部に設けられた本体バイス用油圧シリンダ11の駆動により他方の本体バイス(第2本体バイス)9に対して接近離反する搬送幅方向へ移動するようになっており、他方の本体バイス9は、ミニ油圧シリンダ(図示省略)の駆動により搬送幅方向へ僅かに移動するようになっている。ここで、各本体バイス7(9)は、加工テーブル5に設けられたバイス本体13(15)と、バイス本体13(15)の対向面(挟持側の側面)に着脱可能に設けられかつワークWの側部に接触可能なバイスプレート17(19)とを備えている。
基台3の切断位置CPの近傍には、上下方向(鉛直方向)へ延びたガイドポスト21が立設されており、このガイドポスト21には、搬送幅方向へ延びた鋸刃ハウジング(切断加工ヘッド)23が上下方向へ移動可能に設けられている。換言すれば、基台3には、鋸刃ハウジング23がガイドポスト21を介して上下方向へ移動可能に設けられている。また、鋸刃ハウジング23は、基台3の適宜位置に設けられた鋸刃ハウジング用電動モータ(図示省略)とボールネジ(図示省略)、或いは鋸刃ハウジング用油圧シリンダ(図示省略)の駆動により上下方向へ移動するようになっている。
鋸刃ハウジング23には、一対の鋸刃ホイール25,27が回転可能かつ搬送幅方向に離隔して設けられており、一対の鋸刃ホイール25,27は、帯鋸刃Bを巻回させて支持するものである。また、帯鋸刃Bに張力を付与するため、一方の鋸刃ホイール(従動鋸刃ホイール)25は、鋸刃ハウジング23の適宜位置に設けられたホイール用油圧シリンダ(図示省略)の駆動により他方の鋸刃ホイール(駆動鋸刃ホイール)27に対して接近離反する搬送幅方向へ位置調節可能になっている。更に、他方の鋸刃ホイール27のホイール軸(図示省略)は、鋸刃ハウジング23の適宜位置に設けられたホイール用電動モータ(図示省略)の出力軸(図示省略)に連動連結されており、一対の鋸刃ホイール25,27は、ホイール用電動モータの駆動により回転するようになっている。
鋸刃ハウジング23における一対の鋸刃ホイール25,27の間には、搬送幅方向へ延びたビーム部材29が設けられている。そして、ビーム部材29には、一対の鋸刃ガイド31,33が搬送幅方向に離隔して懸架されており、一対の鋸刃ガイド31,33は、帯鋸刃Bの歯先が下方向(鉛直下方)を向くように帯鋸刃Bの一部分を捻った状態で走行可能に支持するものである。また、一方の鋸刃ガイド(第1鋸刃ガイド)31は、ビーム部材29に設けられた複数のガイドレール35を介して他方の鋸刃ガイド(第2鋸刃ガイド)33に対して接近離反する搬送幅方向へ位置調節可能になっている。
図1、図3(a)(b)、及び図4に示すように、帯鋸盤1は、丸棒状のワークWを搬送方向へ搬送するワーク搬送装置37を具備しており、このワーク搬送装置37の具体的な構成は、次のようになる。
基台3の後側、換言すれば、切断位置CPの上流側(ワークWの搬入側)には、支持フレーム39が配設されており、この支持フレーム39には、ワークWを搬送方向へ移動可能に支持する搬送テーブル41が設けられている。また、搬送テーブル41は、搬送方向へ間隔を置いて並んだ複数の搬送ローラ43を備えており、各搬送ローラ43は、搬送方向に直交する軸心(搬送ローラ43の軸心)周りに回転可能になっている。
支持フレーム39におけるパスライン(ワーク搬送高さ)PLの下側には、搬送方向へ延びた複数のガイドレール45が設けられており、複数のガイドレール45には、搬送スライダ(バイスベッド)47が搬送方向へ移動可能に設けられている。換言すれば、支持フレーム39におけるパスラインPLの下側には、搬送スライダ47が複数のガイドレール45を介して搬送方向へ移動可能に設けられている。また、搬送スライダ47は、上側を開放したU字形状を呈しており、支持フレーム39の適宜位置に設けられた搬送スライダ用電動モータ(図示省略)とボールネジ(図示省略)、或いは搬送スライダ用油圧シリンダ(図示省略)等の駆動により搬送方向へ移動するようになっている。
搬送スライダ47には、ワークWの両側部を挟持する一対の搬送バイス49,51が搬送幅方向に離隔して設けられている。また、一方の搬送バイス(第1搬送バイス)49は、搬送スライダ47の左部に設けられた搬送バイス用油圧シリンダ53の駆動により他方の搬送バイス(第2搬送バイス)51に対して接近離反する搬送幅方向へ移動するようになっており、他方の搬送バイス51は、ミニ油圧シリンダ(図示省略)の駆動により搬送幅方向へ僅かに移動するようになっている。
図1、図2(a)(b)、及び図3(a)(b)に示すように、各搬送バイス49(51)は、搬送スライダ47に設けられたバイス本体55(57)と、バイス本体55(57)の対向面(挟持側の側面)に複数のボルト59(61)を介して着脱可能に設けられかつワークWの側部に接触可能な複数のバイスプレート63(65)とを備えている。そして、各バイスプレート63(65)の接触面(ワークWの側部と接触する接触面)の上側部分には、凹凸パターンの一例としてヤスリ目PF又は筋目PGが形成されており、各バイスプレート63(65)の接触面の下側部分は、フラット(平坦)に形成されている。換言すれば、各バイスプレート63(65)の接触面は、上側部分(一端側部分)と下側部分(他端側部分)の2つに分割されており、上側部分の摩擦抵抗(摩擦係数)が下側部分の摩擦抵抗よりも大きくなるように構成されている。
なお、各バイスプレート63(65)の接触面における上側部分の摩擦抵抗が下側部分の摩擦抵抗よりも大きくなっていれば、各バイスプレート63(65)の接触面の下側部分がフラットに形成されていなくても構わない。また、各バイスプレート63(65)の各バイスプレート63(65)の接触面の分割数は2つに限らず、3つ以上でも構わない。各バイスプレート63(65)の接触面の摩擦抵抗が下側から上側に向かって連続的又は段階的に大きくきくなるようにしても構わない。更に、各バイスプレート63(65)の材質を部分的に変えたり、各バイスプレート63(65)を複数のセグメント(図示省略)からなるようにしたりすることによって、各バイスプレート63(65)の接触面における上側部分の摩擦抵抗が下側部分の摩擦抵抗よりも大きくしても構わない。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
搬送テーブル41にワークWを搬入して、ワークWを一対の搬送バイス49,51の間に位置させる。次に、搬送スライダ47を切断位置CPに対して離反させた状態で、搬送バイス用油圧シリンダ53の駆動により一方の搬送バイス49を他方の搬送バイス51に接近する搬送幅方向の一方側(右方向)へ移動させることにより、一対の搬送バイス49,51によってワークWの両側部を挟持する。具体的に言えば、ワークWが例えば外径200mm以上の大径である場合には、図3(a)に示すように、一対の搬送バイス49,51におけるバイスプレート63,65の上側部分によって大径のワーク(一点鎖線で表すワーク)Wの両側部を挟持することになる。ワークWが例えば外径150mm以下の小径である場合には、図3(b)に示すように、一対の搬送バイス49,51におけるバイスプレート63,65の下側部分によって小径のワーク(二点鎖線で表すワーク)Wの両側部を挟持することになる。そして、搬送スライダ用電動モータとボールネジ等の駆動により搬送スライダ47を搬送方向へ移動させて、一対の搬送バイス49,51を搬送方向へ搬送スライダ47と一体的に移動させる。これにより、ワークWを搬送方向へ搬送して、ワークWの被切断部Waを切断位置CPに搬送位置決めすることができる。
ここで、各バイスプレート63(65)の接触面における上側部分の摩擦抵抗が下側部分の摩擦抵抗よりも大きくなるように構成されているため、各搬送バイス49(51)に対してバイスプレート63(65)の交換を行うことなく、大径のワークWの慣性力による大径のワークWの側部と搬送バイス49,51との間の滑りを防止し、かつ小径のワークWの側部に圧痕傷が付くことを防止することができる。
ワークWの被切断部Waを切断位置CPに搬送位置決めした後に、本体バイス用油圧シリンダ11の駆動により一方の本体バイス7を他方の本体バイス9に接近する搬送幅方向の一方側へ移動させることにより、一対の本体バイス7,9によりワークWの被切断部Wa付近の両側部を挟持して、ワークWを加工テーブル5に対して固定する。また、搬送バイス用油圧シリンダ53の駆動により一方の搬送バイス49を他方の搬送バイス51に離反する搬送幅方向の他方側(左方向)へ移動させて、搬送スライダ用電動モータとボールネジ等の駆動により搬送スライダ47を搬送方向の反対方向(後方向)へ移動させて切断位置CPに対して離反させておく。
ワークWを加工テーブル5に対して固定した後に、ホイール用電動モータの駆動により一対の鋸刃ホイール25,27を回転させることにより、帯鋸刃Bを循環走行させる。そして、鋸刃ハウジング用電動モータとボールネジ等の駆動により鋸刃ハウジング23を下方向へ移動させる。これにより、ワークWに対して切断加工を行って、ワークWから製品(図示省略)を取り出すことができる。
前述の動作を多数回繰り返すことにより、帯鋸盤1によって多数回の切断加工を行うことができる。
以上の如き、本発明の実施形態によれば、各搬送バイス49(51)に対してバイスプレート63(65)の交換を行うことなく、大径のワークWの側部と搬送バイス49,51との間の滑りを防止し、かつ小径のワークWの側部に圧痕傷が付くことを防止できるため、帯鋸盤1による多数回の切断加工の途中に、切断加工の対象を大径のワークWから小径のワークWに又は小径のワークWから大径のワークWに変更する場合においても、帯鋸盤1の生産性を十分に向上させることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば帯鋸盤1に用いたワーク搬送装置37と同様の構成を丸鋸盤等の帯鋸盤1以外の切断加工機に適用する等、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されないものである。
B 帯鋸刃
CP 切断位置
PF ヤスリ目
PG 筋目
PL パスライン
W ワーク
Wa 被切断部
1 帯鋸盤
3 基台
5 加工テーブル
7 本体バイス
9 本体バイス
11 本体バイス用油圧シリンダ
21 ガイドポスト
23 鋸刃ハウジング
25 鋸刃ホイール
27 鋸刃ホイール
37 ワーク搬送装置
39 支持フレーム
41 搬送テーブル
43 搬送ローラ
45 ガイドレール
47 搬送スライダ
49 搬送バイス
51 搬送バイス
53 搬送バイス用油圧シリンダ
55 バイス本体
57 バイス本体
63 バイスプレート
65 バイスプレート

Claims (6)

  1. 丸棒状のワークの被切断部に対して切断加工を行う切断加工機に用いられ、ワークを搬送方向へ搬送するワーク搬送装置において、
    前記搬送方向における切断位置の上流側に配設された支持フレームと、
    前記支持フレームに設けられ、ワークを前記搬送方向へ移動可能に支持する搬送テーブルと、
    前記支持フレーム又は前記搬送テーブルに前記搬送方向へ移動可能に設けられた搬送スライダと、
    前記搬送スライダに前記搬送方向に直交する搬送幅方向に対向して設けられ、ワークの両側部を挟持する一対の搬送バイスと、を具備し、
    少なくとも一方の前記搬送バイスは、他方の前記搬送バイスに対して接近離反する前記搬送幅方向へ移動可能になっており、各搬送バイスは、前記搬送スライダに設けられたバイス本体と、前記バイス本体の対向面に着脱可能に設けられかつワークの側部に接触可能なバイスプレートとを備え、各バイスプレートの接触面における上側部分の摩擦抵抗と下側部分の摩擦抵抗が異なるように構成されていることを特徴とするワーク搬送装置。
  2. 各バイスプレートの接触面における上側部分の摩擦抵抗が下側部分の摩擦抵抗よりも大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送装置。
  3. 各バイスプレートの接触面の上側部分に凹凸パターンが形成され、各搬送バイスの前記バイスプレートの接触面の下側部分がフラットに形成されていることを特徴とする請求項2に記載のワーク搬送装置。
  4. 丸棒状のワークの被切断部に対して切断加工を行う切断加工機において、
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のワーク搬送装置を具備したことを特徴とする切断加工機。
  5. 請求項1に記載のワーク搬送装置に用いられ、ワークの側部に接触可能なバイスプレートにおいて、
    接触面における一端側部分の摩擦抵抗が他端側部分の摩擦抵抗と異なるように構成されていることを特徴とするバイスプレート。
  6. 接触面の一端側部分に凹凸パターンが形成され、接触面の他端側部分がフラットに形成されていることを特徴とする請求項5に記載のバイスプレート。
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