JP2015231628A - 篩の製造方法 - Google Patents
篩の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015231628A JP2015231628A JP2015189085A JP2015189085A JP2015231628A JP 2015231628 A JP2015231628 A JP 2015231628A JP 2015189085 A JP2015189085 A JP 2015189085A JP 2015189085 A JP2015189085 A JP 2015189085A JP 2015231628 A JP2015231628 A JP 2015231628A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sieve
- particles
- mesh
- ink
- protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Abstract
【解決手段】メッシュの入口側には粒子が互いにくっ付きあって塊となる粒子同士を分離するための複数の突起をメッシュと一体に同時に製作する篩の製造方法であって、窪みを有する基板上にスクリーンマスクとスキージーを用いて有機物又はセラミックからなるインクによりメッシュと突起を形成する工程と、スクリーン印刷後にスクリーンマスクを離型し、インクを重合又は焼成する工程とを有し、この重合又は焼成されたインクが基板から離型されて篩となる篩の製造方法を提供する。
【選択図】図1
Description
この篩を用いる場合、篩作業中は篩に対して上下方向、左右方向のほか、ラジアル方向等に駆動させ、常に振動を与えることにより、粒子が篩の孔に接触した後、できる限り速く孔をすり抜けて落下させるようにしている。
しかしながら、特許文献1では、篩に形成された複数の長孔が互いに平行とされているため、少なくとも二次元平面的振動で粒子を篩う場合、何れか一方の振動方向においては分級速度が遅くなる問題が残されている。
本発明は、かかる課題に鑑み、粒子同士がくっ付きあって塊になっても、この塊を崩して粒子を分級するようにした斬新な篩の製造方法を提供することを目的とする。
1はニッケル、パラジューム、鉄、銅、金、銀等の合金によって製作された金属製の篩であり、この基板2には球形等のいろいろな形状の粒子3を上側から下側へ通過させて分級する複数の孔4が形成されている。この孔4の形状は図1に示すような四角穴形状に限定されず、三角穴形状、六角穴形状、丸穴形状等でも良い。また、この孔4は基板2の入口側41の穴径を広くしているが、出口側42の穴径と同一のストレート形状でも良い。
そして、孔4の穴径aは1μm〜150μmであり、突起6の高さ寸法bは孔4の穴径a1μm〜150μmの1.5〜2倍にすることにより、突起6の強度を維持しつつ粒子3の塊5を効率良く崩すようにしている。
これは、突起6を孔4の穴径の2倍よりも高くすると突起6の強度が弱まり、0.5倍よりも低くすると粒子3の塊5が突起6と接触しないで落下して孔4を塞いでしまい、分級されなくなる虞が高いからである。
このように、突起6を篩1と同じ材質である、例えばニッケル等の金属で形成するようにすると、突起6を篩1と一体に同時に製作でき、製造工程を簡略化することができる。
以下、このスクリーン印刷による製造工程について、図5に基づいて説明する。
図5(a)に示すように、窪み111を有するニッケル基板11上にワイヤ121とワイヤ122からなるスクリーンマスク12とスキージー13を用いてインク14によりメッシュを形成する。形成するインク14は、有機物(エポキシ、ポリウレタン、ポリイミド、紫外光硬化樹脂等)や、セラミック(アルミナ、シリカ、等)のスラリー状のものや、アルコキシドセラッミクの混合物で良い。
しかし、必要によっては、弗素系の離型剤を予め薄くコートした方が好ましい。
次に、図5(c)に示すように、インク14を重合又は焼成したことによりメッシュが形成されるときに、窪み111にインク14が充填され、離型されればその充填個所が突起61となって形成される。
この工法は、スクリーン印刷で基板11上にインク14からなるメッシュと突起61を一体形成したが、この基板11をベースにインジェクション成形でメッシュを製作すれば、突起61を有する有機物のメッシュを形成することもできる。
このように合成樹脂で形成することにより、突起61の先鋭部12で粒子3の塊5を崩すとき、合成樹脂の柔軟性によって粒子3を傷つけることはないので、好ましい。
また、また、突起61をセラミックで形成することによりセラミック以外の例えば有機物等の不純物を嫌う粒子を篩うときに有効である。
図6の写真で示すように、穴径が14μmで30ピッチの孔4が850個/1平方インチあり、高さ7μmの多数の突起6をライン幅に設けた篩1を用意した。
そして、この篩1を周波数35kHzの振とう機で10分間振動させながら粒径5〜20μmの有機樹脂の粒子3を篩1の上から散布すると、凝集してくっ付きあった粒子3の塊5が突起6の先鋭部12により崩されて分離分散していることが篩1の上部で目視でき、14μm以下の粒子を分級回収したところ、突起6を有さない従来の篩と比較すると、1.5〜2倍も回収効率が高いことが確認できた。
この他一実施形態においても、図9に示すように、図3で上述した実施形態の場合と同様に基板2と一緒に振動している突起62の先鋭部121にこの塊5がぶつかりあって塊5が崩され、粒子3同士が分離して矢印のように孔4を通過するようになるため、円滑に分級され篩1の作業効率を向上させることができる。
この他二実施形態においても、図12に示すように、図3で上述した実施形態の場合と同様に基板2と一緒に振動している突起63の先端部122にこの塊5がぶつかりあって塊5が崩され、粒子3同士が分離して矢印のように孔4を通過するようになるため、円滑に分級され篩1の作業効率を向上させることができる。
尚、突起63の先端部122が平坦であるため、図3及び図9の場合と比較して塊5が崩されにくい虞があるため、突起63の個数を上述した実施形態よりも多くした方が好ましい。
このように、突起6、61、62、63は何れの形状であっても塊5を崩すことは可能であり、突起形状であれば他の異なる形状でも適用することができる。
2 基板
3 粒子
4 孔
5 塊
6 突起
61 突起
62 突起
63 突起
Claims (3)
- 複数の孔を有するメッシュを振動させることにより粒子が前記メッシュの入口側から出口側へ前記メッシュを通過して分級される篩において、前記メッシュの入口側には前記粒子が互いにくっ付きあって塊となる粒子同士を分離するための複数の突起を前記メッシュと一体に同時に製作する製造方法であって、窪みを有する基板上にスクリーンマスクとスキージーを用いて有機物又はセラミックからなるインクによりメッシュと前記突起を形成する工程と、スクリーン印刷後に前記スクリーンマスクを離型し、前記インクを重合又は焼成する工程とを有し、この重合又は焼成されたインクが前記基板から離型されて篩となることを特徴とする篩の製造方法。
- 前記孔の穴径が1μm〜150μmで、前記突起の高さ寸法が前記穴径の0.5〜2倍であることを特徴とする請求項1に記載の篩の製造方法。
- 前記有機物がエポキシ、ポリウレタン、ポリイミド、紫外光硬化樹脂の何れかであることを特徴とする請求項1に記載の篩の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015189085A JP5999736B2 (ja) | 2015-09-28 | 2015-09-28 | 篩の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015189085A JP5999736B2 (ja) | 2015-09-28 | 2015-09-28 | 篩の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011061786A Division JP5881961B2 (ja) | 2011-03-18 | 2011-03-18 | 篩の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015231628A true JP2015231628A (ja) | 2015-12-24 |
JP5999736B2 JP5999736B2 (ja) | 2016-09-28 |
Family
ID=54933465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015189085A Expired - Fee Related JP5999736B2 (ja) | 2015-09-28 | 2015-09-28 | 篩の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5999736B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6149143B1 (ja) * | 2016-09-15 | 2017-06-14 | 能登リサイクル協同組合 | 篩装置のスクリーン用の流れ阻害具、篩装置用のスクリーン及び篩装置 |
JP2018149504A (ja) * | 2017-03-14 | 2018-09-27 | 株式会社不二Wpc | 金属製メッシュ要素及び金属製ふるい |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50106375U (ja) * | 1974-02-11 | 1975-09-01 | ||
JPS59171753U (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-16 | 晃栄産業株式会社 | 振動粉砕機用多孔板 |
JP2005311304A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-11-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 配線基板の製造方法とこれを用いた配線基板 |
JP2006086196A (ja) * | 2004-09-14 | 2006-03-30 | Toshiba Corp | 配線基板および配線基板の製造方法 |
-
2015
- 2015-09-28 JP JP2015189085A patent/JP5999736B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50106375U (ja) * | 1974-02-11 | 1975-09-01 | ||
JPS59171753U (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-16 | 晃栄産業株式会社 | 振動粉砕機用多孔板 |
JP2005311304A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-11-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 配線基板の製造方法とこれを用いた配線基板 |
JP2006086196A (ja) * | 2004-09-14 | 2006-03-30 | Toshiba Corp | 配線基板および配線基板の製造方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6149143B1 (ja) * | 2016-09-15 | 2017-06-14 | 能登リサイクル協同組合 | 篩装置のスクリーン用の流れ阻害具、篩装置用のスクリーン及び篩装置 |
JP2018043201A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | 能登リサイクル協同組合 | 篩装置のスクリーン用の流れ阻害具、篩装置用のスクリーン及び篩装置 |
JP2018149504A (ja) * | 2017-03-14 | 2018-09-27 | 株式会社不二Wpc | 金属製メッシュ要素及び金属製ふるい |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5999736B2 (ja) | 2016-09-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101137684B1 (ko) | 체, 선별 장치, 땜납 볼 및 구형 입자의 선별 방법 | |
JP5999736B2 (ja) | 篩の製造方法 | |
JP5881961B2 (ja) | 篩の製造方法 | |
JP6730420B2 (ja) | 部材を生成的に製造するための選別装置 | |
JP2018145463A (ja) | 積層造形用粉末の製造方法、再生方法、再生装置および3次元造形物の製造装置 | |
TW202122160A (zh) | 線狀物之去除方法、線狀物之去除裝置及電子、電氣機器零件屑之處理方法 | |
TWI414369B (zh) | 篩、篩裝置、銲料球及球形粒子的過篩方法 | |
US8267255B2 (en) | Sieve, sifting device, solder balls, and method of sifting spherical particles | |
CN87104432A (zh) | 分离方法和设备 | |
JP4725769B2 (ja) | 微小球の選別方法 | |
WO2015049875A1 (ja) | 三次元形状造形物の製造方法 | |
JP6661020B2 (ja) | 篩 | |
JP2002035698A (ja) | 風力篩装置及び篩網構造 | |
JP2000144216A (ja) | Bga用半田ボールの製造方法 | |
TWI501818B (zh) | Screening for microspheres | |
JP2014076424A (ja) | 微小ボール選別用篩 | |
JP2005194495A5 (ja) | 樹脂粒子の製造方法、樹脂粒子および樹脂粒子の製造システム | |
CN207013260U (zh) | 一种工作时筛面可悬浮式振动筛 | |
JP3686980B2 (ja) | 粒体選別装置 | |
JP2009096180A (ja) | 樹脂ペレットの選別方法 | |
JP2005270792A (ja) | 篩分けによる粒状体選別装置 | |
JP2013245382A (ja) | 塊鉱石付着粉の除去方法 | |
JP2005066557A (ja) | 微小粒子の製造方法および製造装置 | |
JP2009106868A (ja) | 篩網 | |
CN104759408A (zh) | 等厚式圆振动筛 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150928 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160714 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160824 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160824 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5999736 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |