JP2009106868A - 篩網 - Google Patents
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Abstract
【課題】各種の微細な粒子を分級するため、篩網に設けた孔の入口側の上面で被分級粒子が転がりにくい欠点と、上記孔周辺で被分級粒子が孔を通過するときに傷つくことを防止することを目的とする。
【解決手段】分級のための篩網において、上記篩網を構成する金属基材の孔の内方に向かって突出する庇状部を設け、上記孔の入口側に丸みを施して被分級粒子の転がりを容易にし、上記被分級粒子の孔を通過する際に傷つくことを防止する構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】分級のための篩網において、上記篩網を構成する金属基材の孔の内方に向かって突出する庇状部を設け、上記孔の入口側に丸みを施して被分級粒子の転がりを容易にし、上記被分級粒子の孔を通過する際に傷つくことを防止する構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の微細な孔を備える金属基材から成る篩網で、微細な粒子を
分級するため、上記微細な孔を分級される粒子が通過するときに孔周面で傷が発生すること防止し、なおかつ粒子が円滑に篩の孔を通過させようになした篩網に関する。
分級するため、上記微細な孔を分級される粒子が通過するときに孔周面で傷が発生すること防止し、なおかつ粒子が円滑に篩の孔を通過させようになした篩網に関する。
一般的に、特に微細な粒子を一定の直径を有する粒子に選別して分級するために各種の篩網が使用されており、篩網に設ける孔の形状、あるいは孔周面の加工によって品質をそこなわず効率よく分級する技術が使用されている。
その場合、例えば被分級材料としてハンダボールを分級するときに使用する篩網に設けた複数の微細な孔が分級する粒子の所定の直径に対応する必要がある。
ところが上記孔は分級作業工程で、どうしても被分級粒子が篩網に設けられた孔の周辺で傷つく欠点があった。
この欠点を防止するためと、更に篩網の孔の目詰まりをしにくくするための技術が特開平11−226505号の図1で示されている。これは篩網における孔の入口部分に丸みを設ける技術である(図1)
特開平11−226505号
ところが上記孔は分級作業工程で、どうしても被分級粒子が篩網に設けられた孔の周辺で傷つく欠点があった。
この欠点を防止するためと、更に篩網の孔の目詰まりをしにくくするための技術が特開平11−226505号の図1で示されている。これは篩網における孔の入口部分に丸みを設ける技術である(図1)
上記特許文献1では被分級粒子は傷つきが防止できると記載されているが、仮に図4の実施例において、1は篩網、2は被分級粒子、3は上記篩網に設けた孔に丸みを設けても、孔径が微細な場合のハンダボールは効率よく分級することが困難である。
上記図4の構成によると篩1の振動等によって被分級粒子2が通過する前にその直径が大なる粒子がR形状の窪みにはまってしまい、容易に転がらないことから孔を塞ぎ、粒子の分級作業がスムーズに行われないので、下方に分級された粒子、例えばハンダボールが効率よく孔から篩の出口方向の下方に向かって通過しない。
上記図4の構成によると篩1の振動等によって被分級粒子2が通過する前にその直径が大なる粒子がR形状の窪みにはまってしまい、容易に転がらないことから孔を塞ぎ、粒子の分級作業がスムーズに行われないので、下方に分級された粒子、例えばハンダボールが効率よく孔から篩の出口方向の下方に向かって通過しない。
このような作業では、分級作業工程が極めて非能率であるので、本出願は特願2007−236270号として新規な技術を提案している。
即ち図面5に示すように篩1の孔3の入口部分に平坦な部分を設けて図面実線と破線で示した通り、孔の入口付近は平坦であるので、横方向の移動が停止されることなく篩1の上面で孔3で被分級粒子2が転がることが可能な構成である。
即ち図面5に示すように篩1の孔3の入口部分に平坦な部分を設けて図面実線と破線で示した通り、孔の入口付近は平坦であるので、横方向の移動が停止されることなく篩1の上面で孔3で被分級粒子2が転がることが可能な構成である。
このような構造であれば、破線で示したように被分級粒子2は篩1の上面側で容易に転がることができる。
ところが、この構造では上記孔3入口部分に生じるエッジによって被分級粒子2が傷つく欠点が生じる。
その結果、特にハンダボール表面の傷は好ましくなく許容範囲に収まるような被分級粒子回収効率が低くなってしまう。
ところが、この構造では上記孔3入口部分に生じるエッジによって被分級粒子2が傷つく欠点が生じる。
その結果、特にハンダボール表面の傷は好ましくなく許容範囲に収まるような被分級粒子回収効率が低くなってしまう。
そこで、本発明は工業的分野で広く使用可能にするために上記先行技術における欠点を除去し、更に本出願人の提案した篩網の欠点をも除去した新規な篩網を提案ものである。
本発明は、分級する対象の材料として、例えばハンダボールをはじめ、極めて微細な粒子を分級する分級工程において、篩網の孔の内方に向かって突出し、先端に丸みを有する庇状部を設けて、被分級粒子の傷つきを防止する構成である。
また本発明は、上記孔の出口方向に対して上記庇状部の内径より大になした直線部を設けて被分級粒子の通過を迅速になす構成である。
また本発明は、上記孔の出口方向に対して上記庇状部の内径より大になした直線部を設けて被分級粒子の通過を迅速になす構成である。
本発明に係わる技術は、例えばハンダボールを分級する場合に、被分級粒子としてのハンダボールは、先ず篩の入口側の上面で転がりやすく、次に孔の通過時に傷つくことなく、孔の通過速度を迅速になすことが可能となる。
従って分級作業工程において被分級粒子が傷のない状態で孔を通過し通過速度の向上によって分級作業工程での効率化が図ることが出来る。
一般に使用されている各種の篩網に本発明を応用すると、分級作業工程において粒子が軟らかい表面をなしていても傷を生じさせない良質の被分級粒子が得られるだけでなく上記通過速度の迅速化でコストダウンが可能となる。
従って分級作業工程において被分級粒子が傷のない状態で孔を通過し通過速度の向上によって分級作業工程での効率化が図ることが出来る。
一般に使用されている各種の篩網に本発明を応用すると、分級作業工程において粒子が軟らかい表面をなしていても傷を生じさせない良質の被分級粒子が得られるだけでなく上記通過速度の迅速化でコストダウンが可能となる。
図1から図3に本発明の実施例を示してあり、図1は篩1が実際に被分級粒子2を分級する工程の図面、図2は上記篩1の製造プロセスにおいて金属基体にフォトリソグラフィによりフォトレジスト5を設置し、その後電鋳によって金属基体表面に金属を析出させ、フォトレジスト5の厚み以上に析出成長させることによって庇を設けた図である。篩2の庇4の下方の直線部はフォトレジストの壁面に依存している。図3は上記フォトレジスト5を除去した状態を示す。
図中、1は篩、2は被分級粒子、3は孔で篩1に多数設けて被分級粒子2を上面に載置する。4は上記篩1に設けた庇状部、5は庇状部の下方に連続して設ける直線部のためのフォトレジストを示す。
この場合、重要な要素としてフォトレジスト5の外径より大に設定することである。
図中、1は篩、2は被分級粒子、3は孔で篩1に多数設けて被分級粒子2を上面に載置する。4は上記篩1に設けた庇状部、5は庇状部の下方に連続して設ける直線部のためのフォトレジストを示す。
この場合、重要な要素としてフォトレジスト5の外径より大に設定することである。
先ず図2において上記庇4の出口に向かう下方の直線部を庇4で被分級粒子2が通過するための孔3としてその内径を上記庇部分の内径より大にしておく。
これによって分級された被分級粒子2が下方、即ち孔3の出口に向かって通路を妨げられることなく迅速に通過することが出来る構造となる。
一方上記篩1の上面側では図1に示してあるように被分級粒子2は自由に転がることが出来、所定の直径の被分級素子であれば、孔3を通過して分級された粒子として回収する。
これによって分級された被分級粒子2が下方、即ち孔3の出口に向かって通路を妨げられることなく迅速に通過することが出来る構造となる。
一方上記篩1の上面側では図1に示してあるように被分級粒子2は自由に転がることが出来、所定の直径の被分級素子であれば、孔3を通過して分級された粒子として回収する。
このような構造において、上記庇状部4は孔3の内方に向かって被分級粒子の所望直径に基づく内径になるように、庇状部はR形状をなしておりR形状の底部が実質的に篩網としての孔径を示すものである。
従って篩網の孔の制御は電鋳篩網の製作方法と全く同様に出来るので、高精度な篩網が可能となる。
次に上記庇状部4に連続した直線部の内径は庇状部4の内径より小に設定しておけば、被分級粒子2が孔3を傷つくことなくスムーズに通過する構造になり、所期の目的が達成される。
ここで庇状部4の入口側である上面は丸みを設けてあるが、その丸みのR(直径)は、本出願の発明者によって実施した例で、孔径の10分の1、例えば孔径が30ミクロンの場合3ミクロンに設定しておけば被分級粒子の転がりと傷つきの防止の双方の目的に適う効果が得られた。
具体的な一例として孔3の出口部分の内径を100ミクロン(μm)とすると、孔3の入口部分に設けた庇状部4の丸みであるR部分は半径10ミクロン(μm)にする。この結果被分級粒子2は孔3の入口から出口に向かって傷つくことなくスムーズに通過することが確認できた。この場合上記孔3の庇状部4の下方部分に設けた直線部は50ミクロン(μm)にしておけば上記被分級粒子の通過は上述のようにスムーズに行うことが出来た。
従って篩網の孔の制御は電鋳篩網の製作方法と全く同様に出来るので、高精度な篩網が可能となる。
次に上記庇状部4に連続した直線部の内径は庇状部4の内径より小に設定しておけば、被分級粒子2が孔3を傷つくことなくスムーズに通過する構造になり、所期の目的が達成される。
ここで庇状部4の入口側である上面は丸みを設けてあるが、その丸みのR(直径)は、本出願の発明者によって実施した例で、孔径の10分の1、例えば孔径が30ミクロンの場合3ミクロンに設定しておけば被分級粒子の転がりと傷つきの防止の双方の目的に適う効果が得られた。
具体的な一例として孔3の出口部分の内径を100ミクロン(μm)とすると、孔3の入口部分に設けた庇状部4の丸みであるR部分は半径10ミクロン(μm)にする。この結果被分級粒子2は孔3の入口から出口に向かって傷つくことなくスムーズに通過することが確認できた。この場合上記孔3の庇状部4の下方部分に設けた直線部は50ミクロン(μm)にしておけば上記被分級粒子の通過は上述のようにスムーズに行うことが出来た。
本発明の篩の孔の入口側に設けた庇によって篩による分級作業において自由に被分級粒子が転がる効果が得られ、実施例の例として説明したハンダボールのみならず各種の微細な粒子の分級に本発明は応用可能である。
1 篩
2 被分級粒子
3 孔
4 庇状部
5 フォトレジスト
2 被分級粒子
3 孔
4 庇状部
5 フォトレジスト
Claims (4)
- 複数の孔を有し、上記孔を通過させて所定の径の粒子を分級する篩網において、
金属基材1の孔3の入口側で上記孔2の内方に向かって突出する庇状部4を設け、上記孔3の入口部分で丸みをもたせることにより上記孔3の入口側での被分級粒子2の転がりを円滑に行なうと共に被分級粒子2の傷つきを防止することを特徴とした篩網。 - 複数の孔を有し、上記孔を通過させて所定の径の粒子を分級する篩網において、
金属基材1の孔3の入口側に設けた上記庇状部4に連続して上記孔3の出口方向に向かって出口部分の直径が少なくとも入口部分の直径より大きくなるように直線部を設けて上記分級粒子2が上記庇部4を通過した後迅速に落下できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の篩網。 - 上記孔3の入口部分における丸みを、上記孔径の10分の1以下の半径の円弧で形成したことを特徴とする請求項1記載の篩網。
- 上記庇状部4を電鋳によって製作したことを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の庇網。
Priority Applications (1)
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JP2007282309A JP2009106868A (ja) | 2007-10-30 | 2007-10-30 | 篩網 |
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JP2013526405A (ja) * | 2010-05-21 | 2013-06-24 | テガ インダストリーズ リミテッド | スクリーンパネル |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11226505A (ja) * | 1998-02-12 | 1999-08-24 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 篩 網 |
JPH11347491A (ja) * | 1998-06-05 | 1999-12-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 分級用フィルター |
JP2009066498A (ja) * | 2007-09-12 | 2009-04-02 | Optnics Precision Co Ltd | 篩網 |
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2007
- 2007-10-30 JP JP2007282309A patent/JP2009106868A/ja active Pending
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