JP2015231427A - 心電計 - Google Patents

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Koki Futatsuyama
幸樹 二ツ山
泰司 河内
Taiji Kawachi
泰司 河内
博士 山北
Hiroshi Yamakita
博士 山北
小林 充幸
Mitsuyuki Kobayashi
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Abstract

【課題】被験者が表示ユニットに表示された情報を容易に理解できる心電計を提供する。
【解決手段】少なくとも一対の正電極17、負電極21を備え、一対正電極17、負電極21のにおける一方に右手で接触し、他方に左手で接触した被験者の心電波形を測定する心電計1であって、情報を表示するLCDモジュール11と、心電計の向きを取得する加速度センサ13と、一対の正電極17、負電極21のうち、被験者の右手が接触している右手接触電極、及び被験者の左手が接触している左手接触電極を特定する接触状態特定ユニット15と、LCDモジュール11における前記情報の表示方向を、加速度センサ13の取得結果、及び接触状態特定ユニットの特定結果を用いて決定するCPU3と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は心電計に関する。
被験者の心電を計測する心電計として、一対の誘導電極と、情報を表示する表示ユニットとを有するものが知られている(特許文献1参照)。この心電計は、被験者の測定姿勢に応じて表示ユニットに表示する情報の表示方向を制御する。
特開2005−468号公報
被験者を基準とする、表示ユニットに表示された情報の見え方は、心電計の向き、被験者と誘導電極との接触状態等に応じて様々に変化するため、場合により、表示ユニットに表示された情報を被験者が認識し難い場合がある。本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、上記の問題を解決できる心電計を提供することを目的としている。
本発明の心電計は、少なくとも一対の誘導電極を備え、一対の誘導電極における一方に右手で接触し、他方に左手で接触した被験者の心電波形を測定する。
本発明の心電計はさらに、情報を表示する表示ユニットと、心電計の向きを取得する向き取得ユニットと、一対の誘導電極のうち、被験者の右手が接触している右手接触電極、及び被験者の左手が接触している左手接触電極を特定する接触状態特定ユニットと、表示ユニットにおける情報の表示方向を、向き取得ユニットの取得結果、及び接触状態特定ユニットの特定結果を用いて決定する表示方向制御ユニットとを備える。
本発明の心電計は、表示ユニットに表示する情報の表示方向を、心電計の向き、被験者の左右の手の接触状態に応じて、適切な表示方向とすることができる。そのため、被験者は、表示ユニットに表示された情報を容易に理解することができる。
心電計1の電気的な構成を表す斜視図である。 図2Aは、心電計1のうち、主として面23Aの側の構成を表す斜視図であり、図2Bは、心電計1のうち、主として面23Bの側の構成を表す斜視図である。 心電計1が実行する心電計測処理を表すフローチャートである。 図4A〜図4Fは、それぞれ、心電計1の向きD1〜D6を表す説明図である。 図5A、図5Bは、それぞれ、情報の表示方向の例を表す説明図である。 心電計1の向き、左右の手の接触状態、及び被験者の姿勢の組み合わせの例を表す説明図である。 心電計1の向き、左右の手の接触状態、及び被験者の姿勢の組み合わせの例を表す説明図である。 心電計1の向き、左右の手の接触状態、及び被験者の姿勢の組み合わせの例を表す説明図である。 心電計1のうち、主として面23Bの側の構成を表す斜視図である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
1.心電計1の構成
心電計1の構成を図1、図2に基づき説明する。心電計1の電気的な構成は、図1に示すように、CPU3、RAM5、キーボード7、バッテリー9、LCDモジュール11、加速度センサ13、心電センサ15、正電極17、中間電極19、及び負電極21を含む。
CPU3は、キーボード7、加速度センサ13、及び心電センサ15等で取得した情報を用いて後述する処理を実行する。RAM5は、CPU3の処理に必要な情報を一時的に記憶する。キーボード7は、ユーザ(被験者又は他の人)が情報を入力可能な構成である。ユーザがキーボード7を用いて入力可能な情報としては、心電計測の開始指示、心電計測の設定条件、被験者の姿勢等が挙げられる。
LCDモジュール11は、画像を表示可能な構成である。LCDモジュール11は、後述するように、心電計測に関する種々の情報を表示する。
加速度センサ13は3軸加速度センサであり、静止座標系(地球を基準とする固定された座標系)における心電計1の向き(特に上下方向)を検出することができる。
心電センサ15は、周知のECGセンサであり、正電極17、負電極21のうちの一方に被験者の右手が接触し、正電極17、負電極21のうちの他方に被験者の左手が接触した状態で、被験者の心電波形を測定する。なお、正電極17、及び負電極21は、一対の誘導電極である。
図2A、図2Bに示すように、心電計1は、略直方体形状の筐体23を備えている。キーボード7、及びLCDモジュール11は、筐体23における一方の面23Aに設けられている。筐体23の長手方向における一方の端部25から反対側の端部27に向う方向を長手方向Nとしたとき、キーボード7、及びLCDモジュール11は、面23Aにおいて、長手方向Nに沿って並んでおり、キーボード7は端部25側にあり、LCDモジュール11は端部27側にある。
LCDモジュール11は長方形形状を有しており、その長辺は長手方向Nに平行であり、短辺は長手方向Nに直交している。また、LCDモジュール11の表面は、面23Aと平行であり、ほぼ面一である。
正電極17、中間電極19、及び負電極21は、主として、筐体23における面23Aとは反対側の面23Bに設けられている。さらに、中間電極19、及び負電極21は、筐体23における側面23Cの一部も占めている。
面23Bにおいて、正電極17は、端部25側に位置し、中間電極19及び負電極21は端部27側に位置する。また、面23Bにおいて、中間電極19及び負電極21は、長手方向Nと直交する方向に沿って並んでいる。ここで、面23Bにおいて、長手方向Nと直交する方向であって、負電極21から中間電極19に向う方向を短手方向Tとする。面23Bにおいて、長手方向Nと平行であり、面23Bを2分する中央線29を想定したとき、中間電極19及び負電極21は、中央線29を間に挟んで対向している。
中間電極19における正電極17に対向する側の端部を19Aとする。端部19Aは、中央線29に近づくにつれて、正電極17から遠ざかっている。よって、正電極17と、中間電極19との、長手方向Nにおける間隔dは、中央線29に近い(面23Bの短手方向Tにおける中央部に近い)ほど大きく、中央線29から離れるほど(面23Bの短手方向Tにおける周辺部に近いほど)小さい。
負電極21における正電極17に対向する側の端部を21Aとする。端部21Aは、中央線29に近づくにつれて、正電極17から遠ざかっている。よって、正電極17と、負電極21との、長手方向Nにおける間隔dは、中央線29に近い(面23Bの短手方向Tにおける中央部に近い)ほど大きく、中央線29から離れるほど(面23Bの短手方向Tにおける周辺部に近いほど)小さい。
なお、LCDモジュール11は表示ユニットの一例であり、加速度センサ13は向き取得ユニットの一例であり、心電センサ15は接触状態特定ユニットの一例であり、CPU3は表示方向制御ユニットの一例であり、キーボード7は姿勢入力手段の一例であり、正電極17は電極Aの一例であり、負電極21は電極Bの一例である。
2.心電計1が実行する心電計測処理
心電計1(特にCPU3)が実行する心電計測処理を図3〜図9に基づき説明する。この処理は、キーボード7に心電計測開始指示が入力されたときに実行される。
ステップ1では、心電センサ15、正電極17、中間電極19、及び負電極21を用いて被験者の心電を計測する。このとき、被験者は、正電極17、負電極21のうちの一方に右手を接触させ、正電極17、負電極21のうちの他方に左手を接触させる。また、被験者は、負電極21に接触させる手を、同時に、中間電極19にも接触させる。
ステップ2では、加速度センサ13を用いて、心電計1の向きを取得する。ここで、心電計1の向きとは、静止座標系(地球を基準とする固定された座標系)における心電計1の向きである。
そして、取得した心電計1の向きが、以下で示す向きD1〜D6のうちのいずれに最も近いかを判断する。向きD1〜D6のうち、最も近いものを、心電計1の向きとする。
向きD1は、図4Aに示すように、静止座標系において長手方向Nが下から上に向う方向となるものである。向きD2は、図4Bに示すように、静止座標系において長手方向Nが上から下に向う方向となるものである。
向きD3は、図4Cに示すように、静止座標系において短手方向Tが下から上に向う方向となるものである。向きD4は、図4Dに示すように、静止座標系において短手方向Tが上から下に向う方向となるものである。
向きD5は、図4Eに示すように、静止座標系においてLCDモジュール11が筐体23の下側となり、長手方向N、及び短手方向Tがいずれも水平であるものである。向きD6は、図4Fに示すように、静止座標系においてLCDモジュール11が筐体23の上側となり、長手方向N、及び短手方向Tがいずれも水平であるものである。
図3に戻り、ステップ3では、被験者の左右の手の接触状態を特定する。具体的には、(1)被験者の左手が正電極17に接触し、被験者の右手が中間電極19及び負電極21に接触している状態(以下、第1の接触状態とする)と、(2)被験者の右手が正電極17に接触し、被験者の左手が中間電極19及び負電極21に接触している状態(以下、第2の接触状態とする)とのうちのいずれであるかを特定する。
なお、第1の接触状態と、第2の接触状態とでは、心電センサ15における電圧の正負が逆転するので、そのことを利用して、第1の接触状態と、第2の接触状態とのうちのいずれであるかを特定できる。
正電極17、負電極21のうち、被験者の右手が接触している方は右手接触電極であり、被験者の左手が接触している方は左手接触電極である。
ステップ4では、キーボード7により入力された、被験者の姿勢を取得する。被験者の姿勢には、座位、立位、仰臥位、右側臥位、左側臥位、うつぶせ等が含まれる。なお、被験者の姿勢の入力は、心電計測処理ごとに行ってもよいし、一部又は全部の心電計測処理では省略してもよい。
また、実行中の心電計測処理において被験者の姿勢の入力がなされなかった場合は、過去に入力された被験者の姿勢、又はデフォルトの被験者の姿勢(例えば、座位、立位)を呼び出すことができる。
過去に入力された被験者の姿勢を呼び出す場合は、前記ステップ2で取得した心電計1の向き、及び前記ステップ3で特定した被験者の左右の手の接触状態が同一であるときに入力された被験者の姿勢を呼び出す。
ステップ5では、LCDモジュール11に表示する情報の表示方向を決定する。なお、LCDモジュール11に表示する情報には、例えば、図5A、図5Bに示すような、心電計測中の状態を表す表示がある。また、LCDモジュール11に表示する情報には、心電計測が始まる前の表示(例えば、計測方法を説明する表示、計測条件の入力画面等)、心電計測が終了した後における心電図、心電計測が中断したことを表すエラー表示等が挙げられる。
ここで、LCDモジュール11に表示する情報の表示方向について説明する。LCDモジュール11に表示する情報には、その情報固有の上方向、下方向が存在する。この情報固有の上方向、下方向は、例えば、表示中に含まれる文字や数字の向き等から特定できる。例えば、図5A、図5Bに示す表示では、いずれも、紙面における上方向が情報固有の上方向である。以下では、図5A、図5Bに示すように、その情報固有の下方向から上方向に向う方向を、その情報の方向Jとする。
LCDモジュール11に表示する情報の表示方向とは、LCDモジュール11に固有の方向(長手方向N、短手方向T)を基準とした、情報の表示方向であり、長手方向N、又は短手方向Tに対する方向Jの関係により規定される。すなわち、LCDモジュール11に表示する情報の表示方向には、例えば、長手方向Nと方向Jとが同一となる表示方向、長手方向Nと方向Jとが反対となる(180°反転した関係にある)表示方向、短手方向Tと方向Jとが同一となる表示方向、短手方向Tと方向Jとが反対となる表示方向がある。
図5Aは、短手方向Tと方向Jとが同一である表示方向を示す。また、図5Bは、長手方向Nと方向Jとが同一である表示方向を示す。
心電計1は、心電計1の向き、被験者の左右の手の接触状態、及び被験者の姿勢の入力に応じて情報の表示方向を出力するマップを予め備えている。このマップに、前記ステップ2で取得した心電計1の向き、前記ステップ3で特定した、被験者の左右の手の接触状態、及び前記ステップ4で取得した被験者の姿勢を入力することで、情報の表示方向を決定する。上記のマップの一例を表1に示す。
なお、表1において「情報の表示方向」は、長手方向N、又は短手方向Tに対する方向Jの関係により、情報の表示方向を表す。例えば、「方向Nと同一」の場合、方向Jと長手方向Nとが同一方向となるような、情報の表示方向を表す。また、「方向Nと反対」の場合、方向Jと長手方向Nとが180°反転した関係となるような、情報の表示方向を表す。
また、表1の「左右の手の接触状態」の列において「第1」は第1の接触状態を意味し、「第2」は第2の接触状態を意味する。
図6に、心電計1の向きがD3であり、左右の手の接触状態が第2の接触状態であり、被験者の姿勢が座位又は立位である例を示す。この場合、情報の表示方向は、表1のマップで規定するように、短手方向Tと方向Jとが同一となる表示方向である。ここで被験者101の首から頭頂部へ向う方向を方向Hとする。図6に示すように、方向Hと方向Jとは同一方向である。すなわち、表示された情報の方向Jは、座位又は立位にある被験者101から見て、上方向となっている。
また、図7に、心電計1の向きがD2であり、左右の手の接触状態が第2の接触状態であり、被験者の姿勢が左側臥位である例を示す。この場合、情報の表示方向は、表1のマップで規定するように、短手方向Tが方向Jと同一となる表示方向である。この例においても、図7に示すように、方向Hと方向Jとは同一方向である。すなわち、表示された情報の方向Jは、左側臥位にある被験者101から見て、上方向となっている。
また、図8に、心電計1の向きがD5であり、左右の手の接触状態が第1の接触状態であり、被験者の姿勢が仰臥位である例を示す。この場合、情報の表示方向は、表1のマップで規定するように、短手方向Tが方向Jと反対となる表示方向である。この例においても、図8に示すように、方向Hと方向Jとは同一方向である。すなわち、表示された情報の方向Jは、仰臥位にある被験者101から見て、上方向となっている。
図6〜図8に示す例の他にも、上記表1のマップにより設定される表示方向は、一般的に、所定の姿勢にある被験者から見て、表示された情報の方向Jが上方向となる(方向Hと同一方向となる)表示方向である。
図3に戻り、ステップ6では、前記ステップ5で決定した表示方向により、情報をLCDモジュール11に表示する。
3.心電計1が奏する効果
以上詳述した第1の実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1A)本実施形態の心電計1は、LCDモジュール11に表示する情報の表示方向を、心電計1の向き、被験者の左右の手の接触状態、及び被験者の姿勢に応じて、適切な表示方向とすることができる。そのため、被験者は、LCDモジュール11に表示された情報を容易に理解することができる。
(1B)本実施形態の心電計1によれば、LCDモジュール11に表示される情報における上方向(方向J)を、所定の姿勢にある被験者にとっての上方向(方向H)と一致させることができる。そのため、被験者は、LCDモジュール11に表示された情報を一層容易に理解することができる。
(1C)本実施形態の心電計1では、上述したとおり、間隔d及び間隔dが、中央線29に近いほど大きい(図2参照)。そのため、正電極17に接触している被験者の手が、中間電極19や負電極21に意図せずに接触してしまうことを抑制できる。
<第2の実施形態>
1.心電計1の構成
第2の実施形態は、基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
中間電極19における正電極17に対向する側の端部19Aは、短手方向Tと平行である。そのため、正電極17と、中間電極19との、長手方向Nにおける間隔dは、いずれの場所でも同一である。
また、負電極21における正電極17に対向する側の端部21Aは、短手方向Tと平行である。そのため、正電極17と、負電極21との、長手方向Nにおける間隔dは、いずれの場所でも同一である。
2.心電計1が実行する心電計測処理
本実施形態の心電計1は、前記第1の実施形態と同様の心電計測処理を実行する。
3.心電計1が奏する効果
以上詳述した第1の実施形態によれば、前記第1の実施形態の効果(1A)、(1B)を奏することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。
(1)前記第1、第2の実施形態において、心電計1は、被験者の姿勢の入力が不要であるものであってもよい。この場合、心電計1は、心電計1の向き、及び被験者の左右の手の接触状態に対して予め設定された情報の表示方向を決定することができる。また、この場合、心電計1は、表2に示すように、任意の心電計の向き、及び左右の手の接触状態に対し、情報の表示方向を1種類だけ出力するマップを用いて、情報の表示方向を決定することができる。
(2)心電計1におけるLCDモジュール11、正電極17、中間電極19、及び負電極21等の配置は上述したものには限定されず、適宜設定できる。例えば、LCDモジュール11と、正電極17、中間電極19、及び負電極21のうちの一部又は全部とは、筐体23における同一面に配置されていてもよい。
また、正電極17と負電極21とは、筐体23上で、短手方向Tに沿って配列されていてもよい。また、正電極17は端部27側に位置し、負電極21が端部25側に位置していてもよい。
(3)心電計1の向きは、向きD1〜D6に加えて、又はそれらの一部に代えて、他の向きを含んでいてもよい。他の向きとしては、例えば、長手方向Nが鉛直線に対しX度(0〜90度の範囲内で適宜設定された値)傾斜した向き、短手方向Tが鉛直線に対しX度(0〜90度の範囲内で適宜設定された値)傾斜した向き等が挙げられる。
そして、表1、表2に示すマップは、それらの他の向きについても、左右の手の接触状態と、被験者の姿勢とに応じて、情報の表示方向を決めることができる。
(4)情報の表示方向は、上述したもの以外であってもよい。例えば、情報における方向Jが、長手方向N、又は短手方向Tに対し、Y度(0〜90度の範囲内で適宜設定された値)傾斜した表示方向であってもよい。
(5)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(6)前記第1、第2の実施形態において、心電計1は、被験者に対する心電計1の向きを学習し、RAM5に記憶することができる。被験者に対する心電計1の向きとは、被験者の体(特に頭部)を基準とした心電計1の向きである。
被験者に対する心電計1の向きは、例えば、“被験者における方向H(図6〜図8参照)に対し、心電計1の長手方向Nが同一方向であり、LCDモジュール11が被験者に対向する向き”、“被験者における方向Hに対し、心電計1の長手方向Nが反対方向(180°反転した方向)であり、LCDモジュール11が被験者に対向する向き”、“被験者における方向Hに対し、心電計1の短手方向Tが同一方向であり、LCDモジュール11が被験者に対向する向き”、“被験者における方向Hに対し、心電計1の短手方向Tが反対方向(180°反転した方向)であり、LCDモジュール11が被験者に対向する向き”のように規定できる。
心電計1は、被験者に対する心電計1の向きを、以下のようにして学習できる。例えば、前記ステップ2のようにして、静止座標系における心電計1の向きを取得し、前記ステップ3のようにして、被験者の左右の手の接触状態を特定する。このとき、被験者の姿勢が、予め設定された標準姿勢(例えば、座位、立位)であると仮定する。すると、被験者に対する心電計1の向きは一義的に決まるので、このときの被験者に対する心電計1の向きを学習し、RAM5に記憶する。
この学習を行うタイミングは適宜設定できる。例えば、ユーザが指定したタイミングで行ってもよいし、心電計1を購入した直後に行ってもよいし、電源投入直後に行ってもよいし、所定時間ごとに行ってもよいし、所定回数の計測ごとに行ってもよい。
心電計1は、学習した、被験者に対する心電計1の向きを使用して、LCDモジュール11に表示する情報の表示方向を決定することができる。例えば、前記ステップ5において、LCDモジュール11に表示する情報の表示方向を決定するとき、前記ステップ2で取得した心電計1の向きと、前記ステップ3で特定した、被験者の左右の手の接触状態と、学習した、被験者に対する心電計1の向きと、の組み合わせに応じて予め設定された情報の表示方向を決定することができる。
この情報の表示方向は、例えば、心電計1の向きが前記ステップ2で取得したものであり、被験者の左右の手の接触状態が前記ステップ3で特定したものであり、被験者に対する心電計1の向きが学習したものである場合に、方向Hと方向Jとが同一方向となる表示方向とすることができる。
学習した、被験者に対する心電計1の向きは、情報の表示方向を決定するときに常に使用してもよいし、一部の場合に限定して使用してもよい。前記一部の場合としては、例えば、心電計1の向きと、被験者の左右の手の接触状態とを特定しても、被験者の姿勢に複数種類の可能性が存在し、被験者の姿勢がどれであるかにより、方向Hと方向Jとが同一方向となるような表示方向が異なる場合(例えば、上記表1において、心電計1の向きがD1であり、左右の手の接触状態が第1の接触状態であるとき、被験者の姿勢が座位、立位であるか、左側臥位であるかにより、方向Hと方向Jとが同一方向となるような表示方向が異なる場合)が挙げられる。
(7)上述した心電計1の他、当該心電計1を構成要素とするシステム、当該心電計1としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、心電計1を用いた心電の測定方法等、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1…心電計、3…CPU、5…RAM、7…キーボード、9…バッテリー、11…LCDモジュール、13…加速度センサ、15…心電センサ、17…正電極、19…中間電極、19A…端部、21…負電極、21A…端部、23…筐体、23A、23B…面、25、27…端部、29…中央線、101…被験者

Claims (7)

  1. 少なくとも一対の誘導電極(17、21)を備え、前記一対の誘導電極における一方に右手で接触し、他方に左手で接触した被験者の心電波形を測定する心電計(1)であって、
    情報を表示する表示ユニット(11)と、
    前記心電計の向きを取得する向き取得ユニット(13)と、
    前記一対の誘導電極のうち、被験者の右手が接触している右手接触電極、及び被験者の左手が接触している左手接触電極を特定する接触状態特定ユニット(15)と、
    前記表示ユニットにおける前記情報の表示方向を、前記向き取得ユニットの取得結果、及び前記接触状態特定ユニットの特定結果を用いて決定する表示方向制御ユニット(3)と、
    を備えることを特徴とする心電計。
  2. 請求項1に記載の心電計であって、
    前記表示方向制御ユニットが決定する前記表示方向は、前記情報における上方向が、座位又は立位の姿勢にある被験者から見て、上方向となる表示方向であることを特徴とする心電計。
  3. 請求項1又は2に記載の心電計であって、
    被験者の姿勢を入力可能な姿勢入力手段(7)を備え、
    前記表示方向制御ユニットは、前記情報の表示方向を、前記向き取得ユニットの取得結果、前記接触状態特定ユニットの特定結果、及び前記姿勢入力手段への入力結果に対して予め設定された表示方向とすることを特徴とする心電計。
  4. 請求項3に記載の心電計であって、
    前記予め設定された表示方向は、前記情報における上方向が、前記姿勢入力手段へ入力された姿勢にある被験者から見て、上方向となる表示方向であることを特徴とする心電計。
  5. 請求項1に記載の心電計であって、
    前記向き取得ユニットの取得結果、前記接触状態特定ユニットの特定結果、及び予め設定された被験者の標準姿勢に基づき、被験者に対する心電計の向きを学習する学習手段を備え、
    前記表示方向制御ユニットは、前記情報の表示方向を、前記向き取得ユニットの取得結果、前記接触状態特定ユニットの特定結果、及び前記学習手段により学習された、前記被験者に対する心電計の向きに対して予め設定された表示方向とすることを特徴とする心電計。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の心電計であって、
    前記接触状態特定ユニットは、前記心電波形に基づき、前記右手接触電極及び前記左手接触電極を特定することを特徴とする心電計。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の心電計であって、
    筐体の一面において、長手方向の一方の側に前記一対の誘導電極のうちの一方の電極A(17)を備えるともに、前記長手方向における他方の側に前記一対の誘導電極のうちの他方の電極B(21)、及び中間電極(19)を備え、
    前記電極B及び前記中間電極と、前記電極Aとの前記長手方向における間隔(d、d)は、前記一面の短手方向での中央部において、周辺部よりも大きいことを特徴とする心電計。
JP2014118819A 2014-06-09 2014-06-09 心電計 Pending JP2015231427A (ja)

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