JP2015230497A - 入力表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入力表示装置1は、情報を表示する表示面を有する表示部11と、表示面に対するユーザのペンによる手書き入力を検出するタッチパネル12と、を備え、さらに表示面に対するペンの角度を判定する角度判定部15と、上記ペンの角度に対応した回転角度を予め記憶する対応表示回転角度記憶部16aと、を備え、ペンによる手書き入力終了後、上記ペンの角度に対応する回転角度分、手書きイメージを回転させて表示する。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の実施例1の入力表示装置と、該入力表示装置に対する手書き入力に用いられるペンの一例を説明するためのブロック図である。図2は、図1のペンの外形の模式図である。
表示部11は、例えば液晶表示パネルから構成されるもので、手書き入力を含むユーザ入力に基づく表示画面を表示面に表示する。
タッチパネル12は、表示部11の表示面を覆うように設けられ該表示面に対するユーザのタッチ入力を検出する。本例では、タッチパネル12は投影型静電容量方式のタッチパネルであるものとする。
画面制御部13は、表示部11の表示面に表示する表示画面を制御する。
通信部14は、Bluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)などによりペン2と通信するものである。この通信部14は、ペン2の傾き情報を該ペン2より受信する「傾き情報受信部」である。
ペン2は、制御部20、通信部21、接触検出部22、傾き情報取得部23を備える。ペン2のペン先には導電性チップが用いられており、ペン先が入力表示装置1のタッチパネル12に触れたときにタッチパネル12が検出可能となっている。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)等から構成されるもので、ペン2全体を制御する。
ペン2は、接触検出部22によって該ペン2のペン先とタッチパネル12との接触が検知されると、傾き情報取得部23により傾き情報を取得し通信部21を介して入力表示装置1に送信する。
入力表示装置1の角度判定部15は、通信部14を介して受信した傾き情報に基づいて、表示部11の表示面に対するペン2の角度を判定する。入力表示装置1は、不図示の地磁気センサを含み、該装置1の正面が向いている方角を検出できるようになっている。入力表示装置1の正面とは、通常表示を行った際に正方向の画像が見られる位置である。角度判定部15は、例えば、この入力表示装置1の正面が向いている方角の情報と、ペン2から傾き情報として取得したペン2の軸方向の方角情報とに基づいて、表示部11の表示面に対するペン2の角度を判定する。
角度判定部15で判定した、表示部11の表示面に対するペン2の角度によって、ペン2を用いた手書き入力ユーザの位置する方向が推定できる。推定されるユーザの位置する方向によらず手書き入力結果の向きが表示部11の正面側から見て正方向となるようにするためには、手書き入力結果を回転して表示する必要がある。そのため、対応表示回転角度記憶部16aは、表示部11の表示面に対するペン2の角度に対応した回転角度を予め記憶する。
表示面11aに対するペン2の角度が、46〜135°の場合は、手書き入力ユーザの位置が正面側の位置であることが推定され、手書き入力結果は、表示の際に回転しなくても入力結果の向きが正面側から見て正方向となる。
一方、表示面11aに対するペン2の角度が、226〜315°の場合は、手書き入力ユーザの位置が正面側とは反対側の位置であることが推定され、手書き入力結果は、表示の際に180°回転すると入力結果の向きが正面側から見て正方向となる。
さらに、表示面11aに対するペン2の角度が、316〜360°や0〜45°の場合は、手書き入力ユーザの位置が正面側から見て左側の位置であることが推定され、手書き入力結果は、表示の際に反時計回りに90°回転すると入力結果の向きが正面側から見て正方向となる。
そして、ペン2による手書き入力が終了すると、画面制御部13によって、ペン2による手書き入力に基づく手書きイメージを、上記取得した回転角度分回転させて表示部11に表示させる。
手書き入力終了後は、入力表示装置1では、図3(B)のテーブルT1を参照し、ペン2の角度に対応する回転角度を取得する。図の例では、ペン2の角度240°に対応する回転角度として180°が取得される。そして、入力表示装置1は、
記憶部16に記憶していた手書き入力データに基づいて、上述のペン2の角度に対応する180°回転させることによって、図4(C)に示すように、手書きイメージAの向きが正方向になるように表示することができる。
図示するように、入力表示装置1の表示画面に対してペンダウンが行われると(ステップS1)、入力表示装置1は、タッチパネル12に対するペン2の接触を検知し、傾き情報として、ペン2の軸方向がいずれの方角を向いているかを示す方角情報をペン2から通信部14を介して受信する(ステップS2)。
次いで、入力表示装置1の制御部10が、タッチパネル12からの出力に基づいて、ユーザがペン2を動かしたか否か判定する(ステップS4)。
ユーザがペン2を動かしていない場合(ステップS4、NOの場合)、入力表示装置1はそのままステップS6へ処理を進める。
ペン2を離していない場合(NOの場合)、入力表示装置1は処理をステップS4に戻す。ペン2を離していた場合(YESの場合)、入力表示装置1はタイムアウト時間を例えば1秒としてタイマを起動する(ステップS7)。
タイムアウトしていた場合(YESの場合)、すなわち、ペン2による手書き入力が終了していた場合、入力表示装置1は、記憶部16に記憶のペン2の角度に対応する回転角度を、対応表示回転角度記憶部16aのテーブルT1(図3参照)を参照して取得する(ステップS9)。そして、画面制御部13が手書きイメージを取得された回転角度分回転させて、元の手書きイメージに代えて表示部11に表示する(ステップS10)。
以上の例では、入力表示装置がペンの傾き情報をペンから取得し、その傾き情報に基づいて、表示面に対するペンの角度を判定していた。しかし、入力表示装置のタッチパネルに対してペン先と共にユーザの掌が触れる場合は、後述の図6のように、ペン先による入力領域R1とユーザの掌による入力領域R2とを検出し、これら入力領域R1、R2の位置関係に基づいて、表示面に対するペンの角度を判定することができる。より具体的には、例えば、上記入力領域R1の中心から入力領域R2の中心に向かう方向をペン2の軸方向とし、このペン2の軸方向に基づいて表示面に対するペンの角度を判定できる。この場合、入力表示装置には地磁気センサを設ける必要がなく、また、ペンにも3軸加速度センサ及び地磁気センサを設ける必要がないので、コストを削減することができる。
図6は、本発明の実施例3の入力表示装置と、該入力表示装置に対する手書き入力に用いられるペンを説明するための図である。
実施例1は、ペンによる手書き入力の際、ユーザが右手または左手のいずれか一方を使用することを前提としたものである。
したがって、右手による手書き入力か左手による手書き入力かを判定する判定部を入力表示装置1´に設け、右手による手書き入力と左手による手書き入力とでは、手書き入力終了後に表示する手書きイメージの回転角度を異ならせるとよい。
右手/左手の判定方法は、上述の例に限られず、例えば、上述と同様のスイッチを入力表示装置1´側に設け、該スイッチの操作状況に基づいて判定してもよい。
以上の例では、表示部の表示面が水平であるものとし、入力表示装置の正面側が向いている方角と、ペン2の軸方向の方角とにより、表示面に対するペンの角度を判定していた。表示部の表示面が水平でない場合は、上述の情報に加えて、鉛直方向に対する表示面の法線の角度と、鉛直方向に対するペンの軸方向の角度とを取得し、これらの情報に基づいて表示面に対するペンな角度を判定することができる。表示面に対するペンの相対的な角度の判定方法はこれらに限られない。
表示部の表示面に対するペンの角度に対応した回転角度を記憶するテーブルTは、ユーザが個別に設定可能であってもよい。ユーザによっては特殊なペンの持ち方をすることもあるからである。
図7は、本発明の実施例4の入力表示装置と、該入力表示装置に対する手書き入力に用いられるペンの一例を説明するためのブロック図である。図8は、図7の対応表示回転角度記憶部32aに記憶する情報の一例を説明する図である。
通信部41は、接触検出部22によってペン2”のペン先とタッチパネル12との接触が検知されると、ペンID記憶部42に記憶のペンIDを入力表示装置1に送信する。
記憶部32の対応表示回転角度記憶部32aは、ペンIDに対応した手書きイメージの回転角度を予め記憶する。対応表示回転角度記憶部32aは、例えば、図8のテーブルT2のように、ペンID毎に手書きイメージの回転角度を予め記憶する。
そして、ペン2”による手書き入力が終了すると、画面制御部13によって、ペン2”による手書きイメージを、上記取得した回転角度分回転させて表示部11に表示させる。
図示するように、入力表示装置1”の表示画面に対してペンダウンが行われると(ステップS21)、入力表示装置1”は、タッチパネル12に対するペン2”の接触を検知し、ペンIDをペン2”から通信部31を介して受信する(ステップS22)。受信したペンIDは記憶部32に記憶される。
ユーザがペン2”を動かしていない場合(ステップS23、NOの場合)、入力表示装置1はそのままステップS25へ処理を進める。
ペン2”を離していない場合(NOの場合)、入力表示装置1”は処理をステップS23に戻す。ペン2”を離していた場合(YESの場合)、入力表示装置1”はタイムアウト時間を例えば1秒としてタイマを起動する(ステップS26)。
タイムアウトしていた場合(YESの場合)、すなわち、ペン2”による手書き入力が終了していた場合、入力表示装置1”は、記憶部32に記憶のペン2”のペンIDに対応する回転角度を、対応表示回転角度記憶部32aのテーブルT2(図8参照)を参照して取得する(ステップS28)。そして、画面制御部13が手書きイメージを取得された回転角度分回転させて、元の手書きイメージに代えて表示部11に表示する(ステップS29)。
手書きイメージの回転は、該イメージの中心を軸として行うことが好ましい。90°回転させる場合など、回転させた手書きイメージが表示面外にまで及ぶときは、画面制御部によって、表示面内に収まるように該回転させた手書きイメージを縮小させて表示させることが好ましい。
Claims (5)
- 情報を表示する表示面を有する表示部と、前記表示面に対するユーザのペンによる手書き入力を検出するタッチパネルと、を備えた入力表示装置であって、
前記表示面に対する前記ペンの角度を判定する角度判定部と、
前記ペンの角度に対応した回転角度を予め記憶する回転角度記憶部と、を備え、
前記ペンによる手書き入力終了後、前記ペンの角度に対応する回転角度分、当該手書き入力に基づく手書きイメージを回転させて表示することを特徴とする入力表示装置。 - 前記ペンの傾き情報を、当該ペンから受信する傾き情報受信部を備え、
前記角度判定部は、前記ペンの傾き情報に基づいて、前記表示面に対する前記ペンの角度を判定することを特徴とする請求項1に記載の入力表示装置。 - 右手による手書き入力か左手による手書き入力かを判定する判定部を備え、前記右手による手書き入力と前記左手による手書き入力とでは、前記手書き入力終了後に表示する前記手書きイメージの回転角度を異ならせることを特徴とする請求項1または2に記載の入力表示装置。
- 情報を表示する表示面を有する表示部と、前記表示面に対するユーザのペンによる手書き入力を検出するタッチパネルと、を備え
前記ペンの識別情報に対応した回転角度を記憶する回転角度記憶部と、
前記ペンの識別情報を前記ペンから取得する識別情報取得部と、を備え、
前記ペンによる手書き入力終了後、当該ペンから取得された識別情報に対応する回転角度分、当該手書き入力に基づく手書きイメージを回転させて表示することを特徴とする入力表示装置。 - 前記手書きイメージを回転させて表示する際、回転させた前記手書きイメージが前記表示面外にまで及ぶ場合、前記手書きイメージを縮小させて表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の入力表示装置。
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