JP2013150129A - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示方向の回転実施の有無の判定の精度を高め、意図しない自動回転の実施を抑えることにより、使用者の便宜を図ることが可能な携帯端末を提供する。
【解決手段】携帯端末100において、筐体110の前面に配置された表示部112と、筐体の姿勢を検知する加速度センサ116と、筐体の背面に配置され手の接触位置を検知する接触センサ120と、加速度センサ116が検知した筐体の姿勢に応じて表示部の表示方向を回転させる表示方向回転部130とを備え、表示方向回転部は、パラメータとして少なくとも加速度センサ116が検知した筐体の姿勢と、接触センサ120が検知した接触位置とを用いて回転実施の有無を判定し、回転を実施すると判定した場合に表示部の表示方向を回転させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、姿勢検知部で検知した筐体の姿勢に応じて表示方向を回転する機能を有する携帯端末に関する。
従来から液晶や有機ELなどの表示部を備えた携帯端末に加速度センサを搭載し、筐体の姿勢に応じて表示部の表示方向を回転する切替機能を有する携帯端末が提供されている。特許文献1には、加速度センサを備え、携帯端末装置を回転させるだけで、自動的にコンテンツの表示方向を切替可能な携帯端末装置が提案されている。
一般に携帯端末に搭載される表示部は長方形であり、縦横の一方が長い(画素数が多い)構成になっている。メールの編集画面やリスト表示画面では縦長に用いた方が、上下にキャプションやメニューの行を設けることができるため簡便である。一方、動画鑑賞やゲーム画面では、横長に利用した方が簡便である。さらに1つのアプリケーション(例えばメール作成画面)であっても、文章量が多い場合には横長の方が適しているなど、場合に応じて表示部の縦横を切り替えられることが簡便である。そして、この切り替えを自動化するものが上記の加速度センサを用いた切替機能である。
特開2008−131616号公報
しかしながら上記の切替機能は、意図しない回転が行われてしまう場合も多い。特に顕著な例としては、寝そべって携帯端末を操作しようとするとき、使用者に対して携帯端末は正対しているのに、切替機能が作用して画面が回転してしまう場合がある。また、携帯端末をほぼ水平に持って操作しているとき、わずかに左右に傾けてしまったがために、画面が横に向いてしまう場合もある。またカメラを縦に構えて撮影した写真を全画面で表示しているとき、表示部上で写真が横を向いてしまう。そこで携帯端末を横長に構え直すと、表示方向が回転してしまって正しい方向で閲覧できないばかりか、表示部に写真全体を収めるために極端に縮小されてしまって見にくくなるといった事態も往々にして生じうる。
そこで従来から、切替機能を備える携帯端末では、切替機能をオン/オフするメニューが用意されている場合が多い。しかしながら上記の例のような事態が発生した場合、いったん携帯端末を元の角度に戻して、表示方向を戻してから、自動回転機能をオフにしたのち、再度意図する方向に携帯端末を回転させる必要がある。すなわち、表示方向を切り替えたいときには切替機能をオンし、切り替えたくないときには切替機能をオフすることになるため、手動で表示方向を切り替えているのと変わりないということになり、実のところ利便性が向上しているとはいいがたい。
そこで本発明は、表示方向の回転実施の有無の判定の精度を高め、意図しない自動回転の実施を抑えることにより、使用者の便宜を図ることが可能な携帯端末を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる携帯端末の代表的な構成は、筐体の前面に配置された表示部と、筐体の姿勢を検知する姿勢検知部と、筐体の背面に配置され手の接触位置を検知する接触検知部と、姿勢検知部が検知した筐体の姿勢に応じて表示部の表示方向を回転させる表示方向回転部とを備え、表示方向回転部は、パラメータとして少なくとも姿勢検知部が検知した筐体の姿勢と、接触検知部が検知した接触位置とを用いて表示部の表示方向を回転させることを特徴とする。
表示方向回転部は、筐体の姿勢と、接触位置とを用いて回転実施の有無を判定し、回転を実施すると判定した場合に表示部の表示方向を回転させることが好ましい。
表示方向回転部は、姿勢検知部が検知した筐体の姿勢が変化したことを検知し、その変化の前後の姿勢から回転方向を取得して、筐体の姿勢に代えて筐体の回転方向を用いて回転実施の有無を判定することが好ましい。
表示方向回転部は、さらに筐体の回転前の接触位置を用いて回転実施の有無を判定することが好ましい。
筐体の表示部側に配置され使用者の顔を撮影する撮影部と、撮影部が撮影した画像から使用者の顔を認識し、少なくとも筐体に対する使用者の顔の相対角度を算出する顔認識部とを備え、表示方向回転部は、さらに相対角度を用いて回転実施の有無を判定することが好ましい。
少なくとも筐体の姿勢と、手の接触位置と、回転実施の有無を関連づけて記憶した参照テーブルを備え、表示方向回転部は参照テーブルを参照して回転実施の有無を判定するものであって、さらに携帯端末は、表示方向回転部が表示の回転を実施または実施しなかった後に、表示部にその逆の動作を指示入力させる領域を表示する誤判定入力部とを備え、表示方向回転部は、領域から指示入力された場合に、逆の動作を行うと共に、各パラメータおよび入力された回転実施の有無を参照テーブルに記憶することが好ましい。
本発明によれば、表示方向の回転実施の有無の判定の精度を高め、意図しない自動回転の実施を抑えることにより、使用者の便宜を図ることが可能な携帯端末を提供することができる。
第1実施形態にかかる携帯端末の構成を説明する図である。 参照テーブルの構成を説明する図である。 筐体の回転方向について説明する図である。 筐体の持ち方について説明する図である。 誤判定入力部の動作を説明する図である。 表示方向回転部の動作を説明するフローチャートである。 表示方向回転部の動作を説明するフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
[第1実施形態]
図1は第1実施形態にかかる携帯端末100の構成を説明する図である。なお図1においては本発明に関する部分のみを説明し、一般的な通信機能や、ストレージ(記憶部)、メモリ、CPU、マイクやスピーカーなどは説明を省略している。本発明でいう携帯端末100は、携帯電話、PDA、GPS端末、可搬式テレビジョンなど、表示部を有し携帯を前提とした端末であれば適用することができる。
図1において携帯端末100は、筐体110の前面のほぼ全面に至る大きな表示部112を備えている。表示部112は、液晶や有機ELなどのディスプレイである。また表示部112の上層は透明なタッチセンサ114で覆われていて、表示部112にタッチすることによってポインティングデバイスとして機能する。なおタッチセンサ114は、透明であるうえ表示部112と重ねて配置されているため、図1では表示部112と同じ箇所を示している。
本実施形態においては、筐体の姿勢(重力方向に対する筐体の方向)を検知するための姿勢検知部として、加速度センサ116を用いる。加速度センサ116は筐体110に内蔵された物理的なモジュールであるが、図1ではブロックで示している。加速度センサ116は重力加速度を検知することにより、筐体110の重力に対する方向を検知し、筐体の姿勢を検知する。なお本発明の姿勢検知部は、加速度センサに限定されず、カメラからの画像情報を解析して筐体の姿勢を検知するものでもよく、筐体の姿勢を検知するものであれば、如何なるものでもよい。
本実施形態では接触検知部として、接触センサ120を用いる。接触センサ120は本発明の特徴的な装備であって、筐体110の背面に配置されていて、手の接触位置を検知する。具体的構成としては、多数の(図1では15個の)接触センサ120が筐体110の背面のほぼ全域にマトリクス状に散在して配置されている。接触センサ120としては感圧式であってもよいし、静電容量式であってもよい。また接触検知部としては、多数の接触センサを配置する構成に限らず、背面に設置された大きい1つのタッチパネルでもよく、筐体の背面に配置され手の接触位置を検知するものであれば、如何なるものでもよい。なお、手の接触位置とは、すなわち「筐体の持ち方」である。持ち方を検知するための手段としては、手によって外光が遮られることを利用して遮光によって持ち方を検知してもよい。また、筐体表面の温度分布を測定し、手の温度を識別することによって持ち方を検知してもよい。
接触センサ120は数が多いほど好ましく、また背面の全面にほぼ均等に分散していることが好ましい。筐体110の背面は電池カバーとなっている場合が多いが、電池カバーと筐体110との間でバネ端子などを設け、電池カバーを取り付けることによって電気的に接続することが可能である。なお、背面に接触センサ120を配置する代わりに、筐体110の側面の全周に接触センサを設けても同様の作用効果を達成できる可能性がある。
撮影部122は筐体110の表示部側に設けられていて、操作中の使用者の顔を撮影することができる。顔認識部124は、撮影部122が撮影した画像から使用者の顔を認識する。本実施形態において顔認識部124は、顔を認識するといっても人物を識別する必要はなく、筐体110に対する使用者の顔の相対角度、顔の位置、顔の距離を算出する。
相対角度とは、筐体110と顔が正対した状態において、平行な面内の方向で互いに回転する方向の角度である。具体的には、撮影された画像中で使用者の両目を検知し、画像の辺と両目を通る直線の角度として相対角度を算出することができる。顔の位置とは、筐体110から見たときの顔の位置であって、画像中で認識された顔の位置によって算出することができる。顔の距離とは、筐体110に対する相対的な距離であって、具体的には画像中で認識された両目の間隔によって算出することができる。ここで絶対値として何cmの位置にあることを検出する必要はなく、近いか遠いかだけ判断できればよいので、上記の両目の間隔の値をそのまま用いることができる。
表示方向回転部130は、参照テーブル132を参照して回転実施の有無を判定し、回転を実施すると判定した場合に表示部112の表示方向を回転させる。
図2は参照テーブル132の構成を説明する図である。参照テーブル132では、各種のパラメータと回転実施の有無を関連づけてケース(レコード)を記憶している。参照テーブル132は、現実に取得したパラメータと相関が高いケースを判定し、そのケースに記憶されている「回転実施」のパラメータに従って回転を実施するか否かを判定する。
回転実施の有無を判定するためのパラメータとして、本実施形態では、筐体の回転方向、回転検知時の表示方向、接触位置、回転前の接触位置、持ち替えのタイミング、右目の位置、左目の位置、顔の相対角度、顔の距離を用いる。
図3は筐体の回転方向について説明する図である。図3に示すように、筐体110の姿勢の種類には正立状態(姿勢1)、右に倒した状態(姿勢2)、倒立状態(姿勢3)、左に倒した状態(姿勢4)の4つがある。なおここでいう姿勢とは、図3の紙面下方向を重力下方向とした姿勢である。筐体の回転方向の種類(パターン)はこれらの組合せとなるため、図3に示すように12パターンがありうる。筐体の回転方向は、筐体の姿勢が変化したときに、その変化の前後の姿勢から取得することができる。
なお、筐体110の回転方向ではなく、筐体110の回転検知時の姿勢(回転後の姿勢)を用いてもよい。従来の携帯端末では回転検知時の姿勢を用いており、これによっても目的を達成することはできる。しかしながらパラメータとして姿勢ではなく回転方向を用いることにより、「4方向」が「12パターン」となることからもわかるように、様々な状況に応じて回転実施の有無を場合分けすることが可能となる。
回転検知時の表示方向とは、筐体を回転させたとき、すなわち筐体の姿勢の変化を検知したときである。表示方向は筐体110を回転させる前の姿勢における重力方向と必ずしも一致していないため、別のパラメータとしている。パラメータとして回転検知時の表示方向を用いることにより、寝そべって使用していた場合や、単に手に持って歩いている場合など、様々な状況に応じて回転実施の有無を場合分けすることができる。
図4は筐体の持ち方について説明する図である。上記したように、筐体110の背面には複数の接触センサ120がマトリクス状に配置されている。図4(a)に示す例では筐体110を正立して持っていて、左右に帯状に接触が検知される(図のハッチングされた接触センサ120が接触を検知している)。図4(b)に示す例では筐体110を横向きに持っていて、筐体110の上下端で接触が検知されている。むろん手のあて方は人によるが、使用者に応じて参照テーブル132にケース(レコード)を生成することにより、使用者に応じた適切な判断をすることが可能となる。
このようにパラメータとして筐体の持ち方(接触位置)を用いることにより、縦向きに持っている場合と横向きに持っている場合とで有意な差を生じさせることができる。また、寝そべって使用しているときには、筐体の姿勢は横向きであっても横向きの持ち方とはまた別の持ち方(縦向きに近い持ち方)をしているはずである。このように、筐体の姿勢と接触位置とを合わせて場合分けすることにより、回転実施の有無を適切に判定することが可能となる。
また本実施形態においては、回転前の接触位置(筐体の姿勢が変化する前の持ち方)もパラメータとして用いる。これにより、縦横を持ち替えて表示部112を閲覧しているのか、ただ持っていた手を下ろしただけなのかなど、様々な場合に応じて有意な差を生じさせることができるため、回転実施の有無を適切に判定することが可能となる。
持ち替えのタイミングとは、回転を検知したときに、その回転と関係する持ち替えが行われたか否かを判断するものである。回転を検知したその前後に持ち替えが行われていれば、確かに使用者の位置によって回転が行われた可能性が高い。一方、回転は検知されたものの持ち替えがなされていない場合には、使用者が機器の操作を中断して手を下ろした可能性がある。このように、意思によって機器が回転された場合には持ち替えを伴うものと考えられるため、パラメータとして持ち替えのタイミングを用いることにより、回転実施の有無を適切に判定することが可能となる。
右目の位置と左目の位置は、顔認識によって目の位置を検出した場合の、それぞれの目の位置である。筐体110に対する顔の位置は正面にあると思われがちであるが、持ち手により、また使用者の癖によって左右いずれかに偏っている場合が多い。起きて操作しているときと寝そべって操作しているときで有意な差を生じさせることができる。また両目の位置から、顔の相対角度および顔の距離を算出することができる。
なお顔の位置を利用することの考え方(利点)としては、何ら制限がない状態では顔が正面に来ると予想されるが、寝そべった姿勢にあるときや、満員電車内で自由がきかないときなどには、顔を筐体110の正面に持ってこられないと予想される。したがって顔の位置も考慮することにより、特異な状況にある場合を別のケースとして参照テーブル132に登録することが可能となり、判定の精度を向上させることができる。
顔の相対角度は、接触センサ120による接触位置の検知と同様に、非常に有効である。筐体110に対する顔の相対角度を検知することにより、縦に構えているときと横に構えているときを明確に判断することが可能である。ただし、顔認識そのものの確実性が低く、筐体110と顔が正対していないときには顔認識することができず、またマスクをしていたり眼鏡をしていたり、複数人でのぞき込んだりしていることによって誤認識する場合も多い。そのため顔の相対角度のみによって表示方向の制御をすることは難しいため、パラメータの1つとしている。
顔の距離については、起きて操作しているときと寝そべって操作しているときで有意な差を生じさせることができる。また満員電車で手元に自由がきかないときのように、不自然に近かったり遠かったりする場合にも、有意な差を生じさせることができる。これらの場合について別のケース(レコード)を生成することにより、状況に応じた適切な判断をすることが可能となる。
表示方向回転部130は、加速度センサ116、接触センサ120、顔認識部124から上記のようなパラメータを取得して、参照テーブル132を参照し、該当するケースの「回転実施」のパラメータを取得することにより、回転実施の有無を判定する。右目の位置、左目の位置、顔の相対角度、顔の距離については、顔認識に失敗した場合には値を0とする。持ち替えタイミングについては、持ち替えが行われていない場合には、機器回転と関係する持ち替えと判断できるタイミングの閾値を設定する。
ここで、参照テーブル132を参照するにあたって多くのパラメータが存在するため、全てのパラメータの完全一致によってケースを判定するのでは、ケースの数が膨大になってしまう。そこで本実施形態においては、次式を用いて今回のケースと参照テーブル132内の各ケースとの類似度Sを算出し、該当するケースを特定する。類似度Sは0〜1の範囲をとり、値が大きいほど類似度が高い値となる。
(数1)
<img src=数1.gif>

ただし、Xは撮影画像のx方向のピクセル数
Yは撮影画像のy方向のピクセル数
Tは持ち替えタイミングの閾値
上記の式において「接触位置パラメータP1..P15」、「持ち替え前パラメータP16..P30」、「両目の虹彩の座標パラメータ(x方向)P31,P32」「両目の虹彩の座標パラメータ(y方向)P33, P34」、「顔の相対角度P35(ラジアン)」、「顔の距離P36」、「持ち替えタイミングP37」である。各パラメータに対するウェイトW1..W37は、あらかじめ設定しておく値である。
表示方向回転部130は、類似度Sが一定以上大きなケース(類似するケース)が複数ある場合には、最も類似度が高いものを採用する。類似するケースがない場合には、今回のパラメータを新しいケースとして参照テーブル132に登録する。
次に、学習機能について説明する。図1に示すように、携帯端末100は誤判定入力部140を備えている。誤判定入力部140は、表示方向回転部130が表示の回転を実施または実施しなかった後に、表示部112にその逆の動作を指示入力させる領域142を表示する。
図5は誤判定入力部の動作を説明する図である。図5(a)は表示方向を回転した後の誤判定入力の例である。誤判定入力部140は、表示部112上に、アプリケーションの動作画面に重畳させて領域142を表示する。このとき逆の動作として、「回転前に戻しますか?」と表示している。使用者が領域142をタッチすることにより、表示方向回転部130は表示方向を戻し、参照テーブル132の参照したケースの「回転実施」のパラメータを更新する。
また図5(b)は、加速度センサ116が筐体の回転を検知したにもかかわらず、上記処理に基づいて表示方向の回転を実施しなかった場合を示している。このとき領域142には、「回転しますか?」と表示する。使用者が領域142をタッチすることにより、表示方向回転部130は表示方向の回転を実施すると共に、参照テーブル132の参照したケースの「回転実施」のパラメータを更新する。
なお領域142には、図5に示すように文字(問いかけ文)を表示する代わりに、矢印などの画像からなるアイコンを表示してもよい。
図6および図7は表示方向回転部130の動作を説明するフローチャートである。またあわせて、表示方向を回転する動作とあわせて参照テーブル132のケース(レコード)の更新および統合について説明する。上記で既に説明した事項については簡潔に触れるに留める。
図6に示すフローチャートにおいて、表示方向回転部130は、接触センサ120によるパラメータを常時監視している(ステップ200)。また同様に、加速度センサ116からの出力を常時監視し、筐体110の姿勢が変化したか否かを検知する(ステップ202)。筐体110の姿勢が変化していない間はステップ200の監視を継続する(ステップ202のNO)。
筐体110の姿勢が変化した場合(ステップ202のYES)、回転の前後の筐体の姿勢から回転方向を取得し、また回転検知時の表示方向を取得する(ステップ204)。また、回転後の接触センサ120によるパラメータを取得する(ステップ206)。接触センサ120によるパラメータとは複数の接触センサ120の接触検知信号である。
また、持ち替えのタイミングは、筐体の回転のタイミングに前後する可能性が高い。このため、回転後に所定のディレイ(遅延時間。例えば1秒程度)を持たせて(ステップ208)、接触センサ120によるパラメータを監視する。これにより、その回転と関係すると想定される持ち替えのタイミングを取得することができる。
次に、撮影部122によるパラメータを取得する(ステップ210)。撮影部122によるパラメータとは、撮影画像から顔認証して算出した、左右の目の位置、顔の相対角度、顔の距離である。この段階で、参照テーブル132を参照するためのパラメータが出揃った状態となる。
そして表示方向回転部130は、今回のパラメータと、参照テーブル132内の全てのケースとの類似度を算出する(ステップ212)。類似度が一定の閾値(以下、統合閾値という)以上に大きいものがあるか否かを判断し(ステップ214)、統合閾値以上のケースがない場合には(ステップ214のNO)、筐体110の方向に合わせて表示方向の回転を実施する(ステップ222)。統合閾値以上のケースが複数ある場合には、表示方向回転部130は最も類似度が高いケース(以下、最大類似ケースという。)を特定する(ステップ216)。
さらに後述するように、本実施形態では、類似するケースの統合を行う。そのために表示方向回転部130は、統合閾値以上のケースの中から、最大類似ケースと「回転実施」のパラメータの値が同じケースを抽出する(ステップ218)。ここで抽出したケースを、「類似ケース」という。類似ケースには、ステップ216で特定した最大類似ケースも含まれる。
さて表示方向回転部130は、ステップ216で特定された最大類似ケースから、「回転実施」の値を取得して判定する(ステップ220)。最大類似ケースの値が表示回転の実施を意味していた場合には(ステップ220のYES)、筐体110の方向に合わせて表示方向の回転を実施する(ステップ222)。その後の処理は、図7のAへと続く。最大類似ケースの値が表示回転の不実施を意味していた場合には(ステップ220のNO)、表示方向の回転を実施しない(ステップ224)。その後の処理は、図7のBへと続く。
図7で示すように、ステップ222で表示方向の回転を実施した場合には、誤判定入力部140によって表示部112にその逆の動作を指示入力させる領域142を表示し(ステップ226)、回転が正しかったか否かの判断を使用者に問う(ステップ228)。誤判定であったと入力された場合には(ステップ228のYES)、表示方向回転部130は表示方向を回転前の方向に戻す(ステップ230)。
ステップ224で表示方向の回転を実施しなかった場合には、誤判定入力部140によって表示部112にその逆の動作を指示入力させる領域142を表示し(ステップ236)、回転不実施が正しかったか否かの判断を使用者に問う(ステップ238)。誤判定であったと入力された場合には(ステップ238のYES)、表示方向回転部130は表示方向の回転を実施する(ステップ240)。
ステップ228またはステップ238において、領域142を表示したあと、使用者からのレスポンスが一定時間ないか、または領域142をタッチせずに他の操作を開始した場合には、判定が正しかったものと判断する(ステップ242)。
ステップ230またはステップ240で判定と逆の動作を実施したあと、およびステップ242で判定が正しいという結論になったあとに、表示方向回転部130は、まず類似ケースのパラメータの値を平均する(ステップ250)。なお、類似ケースが1つもない場合には、ここで平均値の算出は行われない。次に、類似ケースのパラメータの平均値と今回のパラメータの値とを平均する(ステップ252)。先に類似ケースの平均値を取ることにより、今回のパラメータのウエイトを高くすることができる。
そして、パラメータの平均値と、最終的な回転実施の有無の値とを用いて、新しいケース(レコード)として参照テーブル132に登録する(ステップ254)。すなわち、類似ケースと統合された新しいケースを登録する。なお、類似ケースが1つもない場合には、今回のケースのパラメータの値がそのまま新しいケースのパラメータの値となる。そして、既に登録されている類似ケースは削除する(ステップ256)。このように類似ケースを統合することにより、参照テーブル132のデータ量を削減することができると共に、ステップ212で行う類似度の計算負荷の軽減、計算時間の短縮化も図ることができる。
上記説明したように表示方向回転部130が回転実施の有無を判定することにより、単に加速度センサ(姿勢検知部)で検出した筐体の方向に従うよりも、表示方向の回転実施の有無の判定の精度を高めることができる。これにより使用者が意図しない自動回転の実施を抑えることができ、使用者の便宜を図ることができる。
[他の実施形態]
上記第1実施形態においては、多数のパラメータを用いて参照テーブル132にケースを記憶させ、「回転実施」のパラメータの値を参照することによって実施の有無を判定した。しかしながら、ケースのパラメータとして上記第1実施形態に示した全てのパラメータが必要なわけではない。
例えば第1実施形態においては筐体110の回転方向をパラメータとして用いたが、回転後の姿勢を用いてもよい。接触センサ120から取得するパラメータも、持ち替え後のデータだけを用いてもよい。撮影部122から取得するパラメータは、用いなくてもよい。すなわち、各ケースのパラメータとしては、少なくとも加速度センサ116が検知した筐体110の姿勢と、接触センサ120が検知した手の接触位置とがあればよい。すなわち表示方向回転部130は、筐体110の姿勢と、接触センサ120による手の接触位置とを用いて表示部112の表示方向を回転させるようにしてもよい。これだけでも、単に加速度センサで検出した筐体の方向に従うよりも、飛躍的に意図しない自動回転の実施を抑えることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、姿勢検知部で検知した筐体の姿勢に応じて表示方向を回転する機能を有する携帯端末として利用することができる。
100…携帯端末、110…筐体、112…表示部、114…タッチセンサ、116…加速度センサ、120…接触センサ、122…撮影部、124…顔認識部、130…表示方向回転部、132…参照テーブル、140…誤判定入力部、142…領域、216…ステップ

Claims (6)

  1. 筐体の前面に配置された表示部と、
    筐体の姿勢を検知する姿勢検知部と、
    筐体の背面に配置され手の接触位置を検知する接触検知部と、
    前記姿勢検知部が検知した筐体の姿勢に応じて前記表示部の表示方向を回転させる表示方向回転部とを備え、
    前記表示方向回転部は、パラメータとして少なくとも前記姿勢検知部が検知した筐体の姿勢と、前記接触検知部が検知した接触位置とを用いて前記表示部の表示方向を回転させることを特徴とする携帯端末。
  2. 前記表示方向回転部は、前記筐体の姿勢と、前記接触位置とを用いて回転実施の有無を判定し、回転を実施すると判定した場合に前記表示部の表示方向を回転させることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記表示方向回転部は、前記姿勢検知部が検知した筐体の姿勢が変化したことを検知し、その変化の前後の姿勢から回転方向を取得して、前記筐体の姿勢に代えて筐体の回転方向を用いて回転実施の有無を判定することを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記表示方向回転部は、さらに筐体の回転前の接触位置を用いて回転実施の有無を判定することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の携帯端末。
  5. 筐体の前記表示部側に配置され使用者の顔を撮影する撮影部と、
    前記撮影部が撮影した画像から使用者の顔を認識し、少なくとも筐体に対する使用者の顔の相対角度を算出する顔認識部とを備え、
    前記表示方向回転部は、さらに前記相対角度を用いて回転実施の有無を判定することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の携帯端末。
  6. 少なくとも筐体の姿勢と、手の接触位置と、回転実施の有無を関連づけて記憶した参照テーブルを備え、
    前記表示方向回転部は前記参照テーブルを参照して回転実施の有無を判定するものであって、
    さらに当該携帯端末は、前記表示方向回転部が表示の回転を実施または実施しなかった後に、前記表示部にその逆の動作を指示入力させる領域を表示する誤判定入力部とを備え、
    前記表示方向回転部は、前記領域から指示入力された場合に、逆の動作を行うと共に、各パラメータおよび入力された回転実施の有無を前記参照テーブルに記憶することを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の携帯端末。
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