JP2015231395A - 弁体、医療用コネクタ及び弁体の製造方法 - Google Patents

弁体、医療用コネクタ及び弁体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】オスコネクタの接続作業を簡略化できる弁体、医療用コネクタ及び弁体の製造方法を提供すること。【解決手段】オスコネクタR1と接続される弁体3は、外部に露出する端面312Uを有し、当該端面312Uに開口してオスコネクタR1が挿入されるスリット314が内部を貫通する本体部31と、スリット314が本体部31を貫通する方向に沿い、かつ、当該本体部31の中心軸に対する周方向に沿って当該本体部31の少なくとも一部を覆う筒状部32とが一体的に形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、弁体、医療用コネクタ及び弁体の製造方法に関し、詳しくは、シリンジ等の医療器具に設けられたオスルアーコネクタ(オスコネクタ)が挿入される弁体、当該弁体を備える医療用コネクタ及び当該弁体の製造方法に関する。
従来、シリンジ等の医療器具に設けられたオスコネクタを接続可能なコネクタ(弁体)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のコネクタは、上部及び下部により構成されるハウジングと、当該ハウジングに取り付けられるセプタムとを有する。これらのうち、ハウジングは、ポリカーボネート等の合成樹脂により略円筒状に形成されている。セプタムは、シリコンやポリイソプレン等の材料により横向きの略H字状に形成されており、拡大基端部、中間部及び拡大末端部を有する。このセプタム内には、拡大基端部、中間部及び拡大末端部を縦方向に貫通するスリットが形成されている。このようなセプタムは、拡大基端部がハウジングの上部の上面に載せられるように配置されるとともに、拡大末端部がハウジングの上部と下部との間に挟まれるように、ハウジング内に収容される。
このようなコネクタにおいて、セプタムのスリットにオスコネクタが挿入されると、当該スリットが拡径されるとともに、拡大基端部及び中間部が末端側及び横方向に撓み、当該オスコネクタがセプタムを貫通する。これにより、コネクタを介して流体を流すことができる。
一方、スリットからオスコネクタを引き抜くと、セプタムの復元力により復元され、スリットが閉じた状態となる。これにより、コネクタを介した流体の流れが防止される。
このようなコネクタにより、先端が尖った針等を用いることなくコネクタを介して流体を流すことができるので、針刺し等の事故を防止できる他、コネクタからの流体の漏出を防止できる。
特表2005−511213号公報
ここで、特許文献1に記載のコネクタでは、セプタムとハウジングとは別体であり、前述のように、セプタムの拡大基端部はハウジングの上部の上面に載せられるように配置されている。コネクタへのオスコネクタの接続においては、セプタム及びハウジングの各表面を酒清綿(消毒用アルコールが染み込んだ綿)で消毒する必要があるが、このような消毒作業の際に、セプタムとハウジングとの隙間や繋ぎ目に拭き残りが生じてしまう場合がある。このような拭き残り箇所には、空中の菌が付着して増殖してしまう可能性がある。そして、当該拭き残り箇所に接触したオスコネクタがセプタムに挿入されると、当該菌が混入してしまう可能性が高くなる。このため、拭き残りが生じないように丹念に清拭作業を行う必要があり、コネクタへのオスコネクタの接続作業が煩雑になるという問題がある。
本発明の目的は、オスコネクタの接続作業を簡略化できる弁体、医療用コネクタ及び弁体の製造方法を提供することである。
本発明の第1態様に係る弁体は、オスコネクタと接続される弁体であって、外部に露出する端面を有し、当該端面に開口して前記オスコネクタが挿入されるスリットが内部を貫通する本体部と、前記スリットが前記本体部を貫通する方向に沿い、かつ、前記本体部の中心軸に対する周方向に沿って当該本体部の少なくとも一部を覆う筒状部とが一体的に形成されていることを特徴とする。
上記第1態様によれば、本体部と筒状部とは一体的に形成されているので、これらが別体で構成された場合に生じる隙間や繋ぎ目が無い。これによれば、本体部に形成されたスリットにオスコネクタを接続する際の消毒作業において、拭き残りの発生を抑制できる。従って、当該消毒及び清拭作業を簡略化でき、オスコネクタの接続作業を簡略化できる。
上記第1態様では、当該弁体は、可撓性を有する材料により形成され、前記筒状部は、前記スリットへの前記オスコネクタの挿入方向とは反対方向に前記本体部から起立するように形成され、内面と外面とが反転されることで前記本体部の少なくとも一部を覆うことが好ましい。
上記第1態様によれば、弁体が使用される際には、本体部の少なくとも一部が覆われるように、当該本体部から起立する筒状部を反転させ、スリットが開口する上記端面を露出させる。これによれば、本体部と筒状部とが一体的に形成され、使用時に本体部を覆うように当該筒状部が反転されるので、筒状の部位が本体部の少なくとも一部を覆う弁体を容易に形成できる。
上記第1態様では、前記筒状部は、当該筒状部が反転された際に、前記スリットを閉塞させる方向への応力を前記本体部に作用させることが好ましい。
上記第1態様によれば、筒状部によって、スリットを閉塞させる方向への応力が本体部に作用される。従って、オスコネクタが接続されていない状態でスリットが開放されてしまうことを確実に抑制できる。
また、弁体の成形段階で本体部にスリットを形成した場合には、スリットが開き易くなってしまうが、上記応力によってスリットが閉塞されることから、弁体としての機能が損なわれることを防止できる。従って、弁体の成形時にスリットを形成できるので、当該弁体の製造工程を簡略化できる。
上記第1態様では、前記本体部は、底面を有する支持部と、前記支持部に対向する平面を有する先端部と、前記支持部と前記先端部とを接続する接続部とを有し、前記スリットは、前記先端部、前記接続部及び前記支持部を貫通し、前記支持部、前記接続部及び前記先端部は、一体的に形成され、前記筒状部は、当該筒状部が反転された際に、前記先端部と前記接続部の少なくとも一部とを覆う被覆部を有し、前記接続部には、前記被覆部により前記応力が作用されることが好ましい。
ここで、筒状部は先端部と一体的に形成されている。このことから、先端部の外縁及び筒状部の内縁が、同じ位置に中心を有する平面視円形状に形成されていると、当該筒状部を反転させた場合に、スリットを閉塞させる方向(スリットの長軸方向に直交し、かつ、当該スリット内の中央に向かう方向)への応力の他、スリットを開放させる方向(スリットの長軸方向に沿い、かつ、スリット内の中央に向かう方向)への応力のそれぞれが先端部に加わってしまう。このような場合、スリットを閉塞させづらい。
一方、前記応力が支持部に作用されるように、筒状部を、本体部における略全ての側面を覆う寸法に形成すると、当該筒状部を反転させる作業が煩雑となる。この他、スリットの開状態と閉状態とで、支持部の外径寸法が変化してしまい、弁体を固定しづらくなる。
これに対し、上記第1態様によれば、本体部を構成する支持部と先端部との間に位置する接続部に前記応力が作用されるので、スリットを閉塞させる方向への応力を加えやすくすることができ、当該スリットを確実に閉塞させることができる。この他、筒状部の反転作業を容易に行うことができる他、弁体を安定して固定できる。
上記第1態様では、前記筒状部は、当該筒状部が反転された際の外表面に、前記オスコネクタが設けられた器具を固定するための固定部を有することが好ましい。
なお、固定部としては、弁体の中心軸に沿う螺旋状のねじ山(雄ねじ)を例示できる他、前記器具が係止爪を有する場合には、当該係止爪と係合する突出部、又は、当該係止爪が嵌め込まれる凹部を例示できる。
上記第1態様によれば、スリットに挿入されるオスコネクタが設けられた器具を、固定部により弁体に固定できる。また、固定部がねじ山であり、筒状部が当該器具に嵌入される場合には、筒状部を含む弁体が当該器具により締め付けられることとなる。これによれば、弁体と器具との固定を確実に実施できる他、スリットの端縁とオスコネクタとの密着度を高めることができる。
なお、上記弁体は、可撓性を有するシリコーンゴムで形成できる。
ここで、弁体がPC(Polycarbonate)やPMMA(Polymethylmethacrylate)等の樹脂により形成されている場合には、消毒剤や特定の薬剤によりケミカルクラック(ソルベントクラック)が生じる可能性がある。
これに対し、弁体が可撓性を有するシリコーンゴムにより形成されていれば、上記ケミカルクラックの発生を抑制できる。従って、弁体を安定して使用できる。この他、弁体が上記材料により形成されている場合に比べて、スリットとオスコネクタとの密着度を高めることができる。
本発明の第2態様に係る医療用コネクタは、前述の弁体と、前記弁体を介して流体が流通される空間が内部に形成されたハウジングと、前記ハウジングに前記弁体を取り付ける取付部材とを備え、前記ハウジングは、前記弁体の底面が載置される載置面と、前記載置面に開口し、前記空間と連通される穴部と、前記載置面における前記穴部の周囲に位置し、前記底面と接触するリブとを有することを特徴とする。
上記第2態様によれば、前述の弁体と同様の効果を奏することができる。
また、弁体の底面が載置される載置面には、ハウジング内の空間と連通される穴部の周囲に、当該底面と接触するリブが形成されている。これによれば、弁体がハウジングに取り付けられた際に、当該底面と載置面との間に公差等による隙間が生じることを抑制できる。従って、弁体とハウジングとの間から流体が漏出することを抑制できる。
上記第2態様では、前記筒状部は、径方向外側に延出するフランジ部を有し、前記取付部材は、前記フランジ部を前記載置面に向けて押圧する押圧部と、当該取付部材を前記ハウジングに係止する係止部とを備えることが好ましい。
上記第2態様によれば、取付部材により、弁体をハウジングに確実に固定できる。この際、取付部材の押圧部は、筒状部が有するフランジ部を押圧するので、支持部のみを押圧して弁体を固定する場合に比べて、弁体の先端部側の揺動を抑制でき、当該弁体を安定してハウジングに固定できる。
上記第2態様では、前記フランジ部の外周側には、前記押圧部が嵌まり込む段差部が、当該フランジ部の周方向に沿って形成され、前記押圧部は、前記段差部に当接して、前記弁体を前記載置面に向けて押圧することが好ましい。
上記第2態様によれば、取付部材の押圧部は、フランジ部の外周側に形成された段差部を載置面に向けて押圧するので、弁体をより一層安定してハウジングに固定できる。
本発明の第3態様に係る医療用コネクタは、前述の弁体と、前記弁体を介して流体が流通される空間が内部に形成されたハウジングとを備え、前記ハウジングは、前記弁体が嵌合される第1凹部を有し、前記弁体は、当該弁体の底面が前記第1凹部の底部に当接されるように前記ハウジングに取り付けられることを特徴とする。
上記第3態様によれば、前述の弁体と同様の効果を奏することができる。
また、弁体は、第1凹部に嵌まり込むことでハウジングに固定される。これによれば、前述の取付部材を用いた場合に比べ、ハウジングへの弁体の固定を容易に実施できる。従って、医療用コネクタの組立工程を簡略化できる。
上記第3態様では、前記第1凹部の側面には、当該第1凹部への前記弁体の挿入方向に直交する方向に没入し、前記弁体の外周部分の少なくとも一部が嵌まり込む第2凹部が形成されていることが好ましい。
なお、第1凹部の側面とは、当該第1凹部の底部に交差し、かつ、当該第1凹部の深さ方向に沿う面を指す。
上記第3態様によれば、弁体の外周部分の少なくとも一部が第2凹部に嵌まり込むことで、第1凹部からの当該弁体の抜けを抑制できる。従って、ハウジングに安定して弁体を取り付けることができる。
上記第3態様では、前記筒状部は、径方向外側に延出するフランジ部を有し、前記第1凹部の側面には、当該第1凹部への前記弁体の挿入方向に直交する方向に没入し、前記フランジ部が嵌まり込む第3凹部が形成されていることが好ましい。
上記第3態様によれば、フランジ部が第3凹部に嵌まり込むことで、前述の第2凹部が形成されている場合と同様に、第1凹部からの弁体の抜けを防止できる。従って、ハウジングに安定して弁体を取り付けることができる。この他、フランジ部が第3凹部に嵌まり込むことで、弁体における筒状部の揺動、すなわち、先端部側の揺動を抑制できる。
本発明の第4態様に係る弁体の製造方法では、前記弁体は、外部に露出する端面を有し、当該端面に開口し、かつ、前記オスコネクタが挿入されるスリットが内部を貫通する本体部と、前記スリットが前記本体部を貫通する方向に沿い、かつ、前記本体部の中心軸に対する周方向に沿って当該本体部の少なくとも一部を覆う筒状部とを有し、当該製造方法は、前記端面において前記スリットを囲み、かつ、当該スリットに対する前記オスコネクタの挿入方向とは反対方向に前記筒状部が前記端面から起立するように、当該筒状部と前記本体部とを一体的に成形し、成形された前記筒状部の内面が外部に露出し、当該筒状部の外面が内側を向いて、前記本体部の外表面の少なくとも一部が覆われるように、前記筒状部を反転させることを特徴とする。
上記第4態様によれば、前述の弁体を好適に製造できる。また、弁体が可撓性を有するシリコーンゴムで形成されていれば、筒状部の反転操作を容易かつ確実に実施できる。
本発明の第1実施形態に係るコネクタを示す斜視図。 前記第1実施形態におけるコネクタを示す分解斜視図。 前記第1実施形態におけるコネクタを示す断面図。 前記第1実施形態におけるコネクタを示す断面図。 前記第1実施形態における弁体を示す断面図。 前記第1実施形態における弁体を示す断面図。 前記第1実施形態における加工前の弁体を示す斜視図。 前記第1実施形態における加工前の弁体を示す断面図。 前記第1実施形態における加工前の弁体を示す断面図。 前記第1実施形態における弁体の変形例である弁体を示す斜視図。 前記第1実施形態における弁体の変形例である弁体を示す断面図。 本発明の第2実施形態に係るコネクタが有する弁体を示す斜視図。 前記第2実施形態における弁体を示す断面図。 前記第2実施形態における弁体の第1変形例である弁体を示す斜視図。 前記第2実施形態における弁体の第1変形例である弁体を示す断面図。 前記第2実施形態における弁体の第2変形例である弁体を示す斜視図。 前記第2実施形態における弁体の第2変形例である弁体を示す断面図。 前記第2実施形態における弁体の第3変形例である弁体を示す斜視図。 前記第2実施形態における弁体の第3変形例である弁体を示す断面図。 本発明の第3実施形態に係るコネクタを示す斜視図。 前記第3実施形態におけるコネクタを示す断面図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本実施形態に係る医療用コネクタ1をそれぞれ示す斜視図及び分解斜視図である。
本実施形態に係る医療用コネクタ(以下「コネクタ」と略す場合がある)1は、人体に挿入されたカテーテル等のチューブと、輸液バッグ等に接続されたチューブとの間に設けられ、シリンジ等の医療器具が有するオスコネクタR1(図3参照)を接続可能とするものである。このコネクタ1は、図1及び図2に示すように、ハウジング2と、弁体3と、当該弁体3をハウジング2に取り付ける取付部材4とを備える。
なお、以降の説明において、Z方向は、ハウジング2に対する弁体3の装着方向(換言すると、弁体3に対するオスコネクタの接続方向)である。また、X方向は、後述するスリット314の長軸方向であり、Y方向は、Z方向及びX方向に直交する方向である。
[ハウジングの構成]
図3は、XZ平面におけるコネクタ1の断面図である。
ハウジング2は、直方体形状を有する合成樹脂製の筐体である。このハウジング2におけるX方向先端側の端面には、図1〜図3に示すように、オス型接続部21が突設され、X方向基端側の端面には、メス型接続部22が突設されている。また、ハウジング2A内には、オス型接続部21及びメス型接続部22の一方から他方に向かって流体が流通する空間S(図3参照)が形成されている。なお、これらオス型接続部21及びメス型接続部22が突設された端面は、X方向の両端面に限らない。換言すると、各接続部21の突出方向はX方向でなくてもよい。
図4は、YZ平面におけるコネクタ1の断面図である。
ハウジング2における上面は、弁体3が載置される載置面23である。当該載置面23には、図2〜図4に示すように、空間Sと接続される平面視略円形状の穴部231が形成されている。また、載置面23における穴部231の周囲には、Z方向から見て略環状のリブ232が突設されている。更に、載置面23には、リブ232の外側で、空間Sを避けた位置に、ハウジング2をZ方向に貫通する略円弧状の一対の孔部233が形成されている。この一対の孔部233には、取付部材4の係止部42がそれぞれ挿入される。なお、各孔部233の円弧状の中心は、穴部231の中心と一致する。
[取付部材の構成]
取付部材4は、図1、図2及び図4に示すように、弁体3をハウジング2に押圧固定する。この取付部材4は、弁体3をハウジング2に押圧する押圧部41と、当該取付部材4をハウジング2に係止する一対の係止部42とを備える。
押圧部41は、環状に形成され、当該押圧部41の内側には、弁体3の一部が挿通する孔部411が形成されている。この押圧部41は、取付部材4がハウジング2に取り付けられる際に、載置面23上に載置された弁体3の後述する段差部324に当接して、当該段差部324、ひいては、弁体3を載置面23に向けて押圧する。
一対の係止部42は、押圧部41の径方向両端近傍の位置から垂下している。これら係止部42は、ハウジング2への取付方向(Z方向)とは反対方向から見て略円弧状にそれぞれ形成されており、当該円弧状の中心は、環状の押圧部41の中心と一致する。また、各係止部42の先端には、取付部材4をハウジング2の底面24に係止する係止爪421が形成されている。
このような取付部材4をハウジング2に取り付ける場合には、図3に示すように、載置面23上に弁体3を載置した上で、各係止部42を、対応する孔部233内にそれぞれ挿入する。そして、係止部42を更に挿入すると、係止爪421が底面24と係合する。これにより、弁体3を載置面23に押圧しつつ、取付部材4がハウジング2に係止され、当該弁体3がハウジング2に固定される。
[弁体の構成]
図5は、XZ平面における弁体3の断面図である。また、図6は、XY平面における弁体3の断面図であり、当該弁体3をZ方向(Z方向基端側)から見た断面図である。
弁体3は、図3に示したように、オスコネクタR1が接続された場合に開状態となって流体の流通を許容し、当該オスコネクタR1が接続されていない場合に閉状態となって流体の流通を遮断するものである。この弁体3は、本実施形態では可撓性を有するシリコーンゴムにより形成されており、図4〜図6に示すように、本体部31と、当該本体部31の外側に位置する筒状部32とが一体的に形成された構造を有する。
本体部31は、弁体3の底部を構成する支持部311と、当該支持部311に対向配置される先端部312と、当該支持部311及び先端部312のそれぞれにおけるXY平面の中央を接続する接続部313とを有する。また、本体部31には、先端部312、接続部313及び支持部311をZ方向に沿って貫通するスリット314が形成されている。
このスリット314は、先端部312におけるZ方向基端側の端面312Uに開口している他、支持部311におけるZ方向先端側の端面である底面311Bに開口しており、当該スリット314には、オスコネクタR1が挿入される。なお、オスコネクタR1が挿入されると、スリット314は拡径される。更にオスコネクタR1が挿入されると、当該オスコネクタR1は弁体3を貫通し、オスコネクタR1の先端部分は、図3に示したように、ハウジング2における空間S内に位置する。
支持部311及び先端部312は、Z方向先端側及び基端側から見て略円形状に形成されており、支持部311の外径寸法は、先端部312の外径寸法より大きい。
接続部313は、直方体状に形成されており、当該接続部313の外径寸法(弁体3の中心軸Aに直交する方向の寸法)は、先端部312の外径寸法より小さい。また、図6に示すように、接続部313のXY平面に沿う断面は正方形であり、当該正方形の一対の対角線のうち、X方向に沿う対角線に沿ってスリット314が形成されている。このような接続部313は、図4及び図5に示すように、スリット314にオスコネクタR1が挿入されていない状態では、当該接続部313の外側に位置する筒状部32の内面と接触していない。
筒状部32は、図4及び図5に示すように、先端部312と一体的に形成された円筒状部分である。この筒状部32は、弁体3の中心軸A(Z方向に沿い、かつ、弁体3におけるXY平面の中心を通る中心軸A)を中心とする周方向に沿って、当該先端部312及び接続部313の側方(Z方向に対する直交方向)の面を覆う被覆部321と、当該筒状部32におけるZ方向先端側の端部にXY平面に沿って径方向外側に延出するように形成されたフランジ部323とを有する。
被覆部321の外表面には、前述のオスコネクタR1を有する医療器具を固定する固定部322が設けられている。この固定部322は、本実施形態では、弁体3の中心軸Aに沿う螺旋状のねじ山として形成されている。このような固定部322には、図3に示すように、当該医療器具に設けられ、かつ、オスコネクタR1がスリット314に挿入された状態を維持するためのロックナットR2が取り付けられる。
フランジ部323におけるZ方向基端側の部分には、図4〜図6に示すように、当該フランジ部323の外周に沿って段差部324が当該外周側に形成されている。このため、Z方向基端側におけるフランジ部323の外径寸法は、Z方向先端側における外径寸法より小さい。このような段差部324には、図4に示すように、弁体3をハウジング2に固定する際に取付部材4の押圧部41が当接される。
[成形時の弁体の構成]
図7は、加工前の弁体3を示す斜視図である。また、図8及び図9は、当該加工前の弁体3を示すXZ平面及びYZ平面に沿う縦断面図である。
上記構成を有する弁体3は、プレス等による成形時では、図7〜図9に示すように、全体略円筒状に形成されている。具体的に、成形時の弁体3では、筒状部32は、先端部312の外周端縁からZ方向とは反対方向に円筒状に起立しており、成形時と使用時とで表裏が反対となるように形成されている。
なお、加工前の弁体3においては、図8及び図9に示すように、筒状部32における先端部312からの起立部位(当該筒状部32におけるZ方向先端側の部位)の内面に、当該筒状部32の周方向に沿う切欠325(換言すると、当該内面に沿う切欠325)が形成されている。このような切欠325が形成されていることにより、後述する弁体3の反転工程にて、筒状部32を反転させやすくなっている。
[弁体の反転工程]
上記構成の弁体3を使用する際に当該弁体3を加工する場合には、先端部312及び接続部313の側方を覆うように、筒状部32を裏返して反転させる。これにより、図5に示すように、成形時の弁体3における筒状部32では、被覆部321の内面に位置していたねじ山322が、加工後の弁体3においては、被覆部321の外表面に露出する。この状態では、被覆部321の内面(ねじ山322が形成された面とは反対側の面)と、先端部312の側面とが当接して、これらの部位に潰れが生じる。
なお、このように筒状部32を反転させた加工後の弁体3では、当該筒状部32と本体部31の接続部313との間には、隙間Gが形成される。これは、オスコネクタR1が挿入されることで、スリット314、ひいては、接続部313が拡径された場合に、当該接続部313が外側に広がる余地を確保するためである。そして、接続部313が拡径された際には、当該隙間G内の空気は、筒状部32のフランジ部323と支持部311との間から外部に排出される。これにより、当該隙間Gが密閉されている場合に対して、接続部313の拡径が妨げられることが抑制されている。
[第1実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るコネクタ1によれば、以下の効果がある。
弁体3を構成する本体部31と筒状部32とは一体的に形成されているので、これらが別体で構成された場合に生じる隙間や繋ぎ目が弁体3には無い。これによれば、スリット314にオスコネクタR1を接続する際の消毒及び清拭作業において、拭き残りの発生を抑制できる。従って、当該作業を簡略化でき、ひいては、オスコネクタR1の弁体3への接続作業を簡略化できる。
弁体3が使用される際には、先端部312及び接続部313の側方が覆われるように、当該先端部312からZ方向とは反対方向に起立する筒状部32を反転させる。これにより、本体部31と筒状部32とが一体形成され、使用時に本体部31を覆うように当該筒状部32が反転されるので、筒状部32が本体部31の少なくとも一部を覆う弁体3を容易に形成できる。
反転された被覆部321の外表面には、ねじ山として構成された固定部322が設けられている。これによれば、オスコネクタR1が設けられた医療器具のロックナットR2を、当該固定部322により弁体3に確実に固定できる。従って、オスコネクタR1がスリット314に挿入された状態を維持できる。
また、固定部322がねじ山であるので、当該固定部322によりロックナットR2を弁体3に固定する場合には、当該ロックナットR2により弁体3が締め付けられる。これによれば、弁体3とロックナットR2との固定を確実に実施できる他、スリット314の端縁とオスコネクタR1との密着度を高めることができる。
上記弁体3は、可撓性を有するシリコーンゴムにより形成されているので、筒状部32の反転作業を簡易に実施できる。
ここで、弁体3がPCやPMMA等の樹脂により形成されている場合には、消毒剤や特定の薬剤によりケミカルクラック(ソルベントクラック)が生じる可能性がある。
これに対し、本実施形態では、弁体3がシリコーンゴムにより形成されているので、上記ケミカルクラックの発生を抑制できる。従って、弁体3を安定して使用できる他、上記樹脂による弁体と比べて、スリット314の端縁とオスコネクタR1との密着度を高めることができる。
弁体3が載置される載置面23には、ハウジング2内の空間Sと連通される穴部231の周囲に、底面311Bと接触するリブ232が突設されている。これによれば、弁体3がハウジング2に取り付けられた際に、当該底面311Bと載置面23との間に隙間が生じることを抑制できる。従って、弁体3とハウジング2との間から流体が漏出することを抑制できる。
取付部材4は、フランジ部323を載置面23に向けて押圧する押圧部41と、当該取付部材4をハウジング2に係止する係止部42とを備える。これによれば、ハウジング2に弁体3を確実に固定できる。この際、押圧部41は、フランジ部323を押圧するので、支持部311を押圧して弁体3を固定する場合に比べて、弁体3の先端部312側の揺動を抑制でき、当該弁体3を安定してハウジング2に固定できる。
フランジ部323の外周側の端部には、押圧部41により押圧される段差部324が、当該フランジ部323の周方向に沿って形成されている。これによれば、フランジ部323、ひいては、弁体3の外縁を載置面23に向けて押圧できる。従って、弁体3をより一層安定してハウジング2に固定できる。
[第1実施形態の変形例]
図10及び図11は、弁体3の変形例としての加工前の弁体3Aを示す斜視図及び断面図である。これらのうち、図11は、弁体3Aの接続部313AにおけるXY平面に沿う断面をZ方向とは反対方向(Z方向先端側)から見た断面図である。
前述のコネクタ1では、XY平面における接続部313の断面は正方形であったが、円形(真円及び楕円を含む)や他の多角形、更には十字状等、他の形状であってもよい。例えば、図10及び図11に示す弁体3Aを弁体3に代えて採用してもよい。
この弁体3Aは、接続部313に代えて、XY平面の断面形状が略長方形である接続部313Aを有する他は、弁体3と同様の構成及び機能を有する。
詳述すると、接続部313AのXY平面に沿う断面は、長手方向がX方向に沿い、短手方向がY方向に沿う略長方形である。そして、当該接続部313AにおけるX方向の両端縁は、円弧状となっており、成形後の弁体3Aにおける先端部312及び被覆部321の外表面(固定部322が形成された面とは反対側の面)と一致する。すなわち、接続部313Aにおいて、XY平面の中心を通り、かつ、X方向の両端を結ぶ寸法は、成形時の先端部312及び筒状部32の外径寸法と同じである。このため、図示を省略するが、スリット314にオスコネクタR1を挿入していない状態では、接続部313Aと、当該接続部313Aの外側に位置する筒状部32(被覆部321)とは、接触しない。
このような弁体3A備えるコネクタであっても、前述の弁体3を備えるコネクタ1と同様の効果を奏することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るコネクタは、前述のコネクタ1と同様の構成を有するが、スリットを閉塞させる方向への応力が筒状部によって作用される点で、コネクタ1と相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図12及び図13は、本実施形態に係るコネクタが有する加工前の弁体5を示す斜視図及び断面図である。詳しくは、図13は、接続部513を構成する第1楕円状部5131におけるXY平面に沿う断面をZ方向とは反対方向(Z方向先端側)から見た断面図である。
本実施形態に係るコネクタは、弁体3に代えて弁体5を備える他は、コネクタ1と同様の構成及び機能を有する。また、弁体5は、図12及び図13に示すように、接続部313に代えて接続部513を有する他は、弁体3と同様の構成及び機能を有する。
接続部513は、それぞれ3つの第1楕円状部5131及び第2楕円状部5132がZ方向に沿って交互に重ね合わされた構成を有し、前述の接続部313と同様に、X方向を長軸方向とするスリット314(図13参照)がZ方向に沿って内部に形成されている。
これらのうち、第1楕円状部5131は、Z方向から見て、長軸方向がX方向に沿い、かつ、短軸方向がY方向に沿う楕円状に形成されている。また、第2楕円状部5132は、同じくZ方向から見て、長軸方向がY方向に沿い、かつ、短軸方向がX方向に沿う楕円状に形成されている。
図13に示すように、第2楕円状部5132の短径と、第1楕円状部5131の長径とは略一致する。一方、第2楕円状部5132の長径は、成形時の先端部312及び筒状部32の外径寸法より短い。しかしながら、接続部513を被覆部321が覆うように筒状部32が反転された際に、第2楕円状部5132におけるY方向基端側及び先端側の各端部5133には、当該被覆部321の内面(固定部322が形成された面とは反対側の面)が当接される。
ここで、筒状部32を含む弁体5は、前述の弁体3と同様に可撓性を有するシリコーンゴムにより形成されている。このことから、被覆部321の内面が当接される各端部5133には、第2楕円状部5132の中心に向かう方向の応力、すなわち、当該第2楕円状部5132内に形成されたスリット314が閉じる方向の応力が作用される。これにより、オスコネクタR1が挿入されていない状態でのスリット314の閉状態が維持される。
なお、オスコネクタR1の挿入によりスリット314が拡径される場合には、接続部513と、当該接続部513に当接されない位置の被覆部321との間の隙間Gの空気が、フランジ部323と支持部311との間から排出される。
[第2実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るコネクタによれば、前述のコネクタ1と同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
反転加工後の被覆部321は、接続部513の第2楕円状部5132におけるY方向の両端部5133に、内向きの応力(XY平面における弁体5の中心に向かう方向の応力)を作用させる。これによれば、オスコネクタR1が挿入されていない場合でのスリット314の閉状態を維持できる。
また、被覆部321は、接続部513の側方を覆う程度の寸法に形成されているので、当該被覆部321が支持部311の側方を覆う寸法に形成されている場合に比べ、筒状部32の反転作業を容易に実施できる。この他、段差部324を載置面に向けて押圧する押圧部41を有する取付部材4により、支持部311のみを押圧する場合に比べて、弁体5を安定して固定できる。
ここで、弁体の成形時(例えばプレス成型時)にスリット314を形成すると、当該スリット314が開き易くなってしまう。このため、当該スリット314を弁体の成形後に形成することが考えられるが、この場合には、弁体の製造工程が煩雑となる。これに対し、上記応力によってスリット314の閉状態を維持できるので、弁体5の成形時にスリット314を形成できる。従って、当該弁体5の製造工程を簡略化できる。
[第2実施形態の第1変形例]
上記弁体5では、接続部513は、それぞれ3つの第1楕円状部5131及び第2楕円状部5132を有する構成であった。しかしながら、これに限らず、第1楕円状部5131及び第2楕円状部5132の数は、適宜変更可能である。例えば、それぞれ1つの第1楕円状部5131及び第2楕円状部5132を有する接続部を備えた弁体を、コネクタに採用してもよい。
図14及び図15は、弁体5の変形例としての弁体5Aを示す斜視図及び断面図である。詳しくは、図15は、接続部513Aの第2楕円状部5132におけるXY平面に沿う断面をZ方向とは反対方向(Z方向先端側)から見た断面図である。
弁体5の変形である弁体5Aは、接続部513に代えて接続部513Aを備える他は、弁体5と同様の構成を有する。この接続部513Aは、図14及び図15に示すように、当該接続部513AにおいてZ方向基端側に位置する第1楕円状部5131と、Z方向先端側に位置する第2楕円状部5132とを有する。そして、第1楕円状部5131及び第2楕円状部5132とは互いに接続され、第1楕円状部5131は、先端部312と接続されており、第2楕円状部5132は、支持部311と接続されている。
このような構成の弁体5Aにおいて、筒状部32を反転させると、被覆部321は、前述の弁体5と同様に、支持部311側に位置する第2楕円状部5132の両端部5133(Y方向の両端部5133)に当接し、前述の応力を作用させる。これにより、当該各端部5133には、接続部513Aの径方向内側への応力が作用され、これにより、オスコネクタR1が挿入されていない状態のスリット314を閉塞させる。
以上のような弁体5Aを有するコネクタによっても、弁体5を有する前述のコネクタと同様の効果を奏することができる。
[第2実施形態の第2変形例]
被覆部321が当接されることで、スリット314を閉塞させる方向への応力が作用される接続部の形状は、上記接続部513,513Aの構成及び形状に限定されるものではなく、他の構成及び形状であってもよい。例えば、被覆部321に向けて突出する突出部が接続部に設けられた弁体を採用してもよい。
図16及び図17は、弁体5の第2変形例としての加工前の弁体5Bを示す斜視図及び断面図である。詳しくは、図17は、接続部513BにおけるXY平面に沿う断面をZ方向とは反対方向(Z方向先端側)から見た断面図である。
弁体5Bは、図16及び図17に示すように、接続部513に代えて接続部513Bを有する他は、弁体5と同様の構成及び機能を有する。
接続部513BのXY平面に沿う断面は、図17に示すように、略十字状である。すなわち、接続部513Bは、スリット314の長軸方向であるX方向に沿い、内部にスリット314が形成された基部513B1と、当該基部513B1におけるX方向中央部分からY方向及び当該Y方向の反対方向にそれぞれ突出する一対の突出部513B2とを有する。
これらのうち、基部513B1のX方向の両端縁は、前述の接続部313Aと同様に、先端部312の端縁に沿う円弧状に形成されている。そして、当該基部513B1におけるX方向の最大寸法は、成形時の先端部312及び筒状部32の外径寸法と同じである。すなわち、成形時の弁体5Bにおいては、図16に示すように、基部513B1のX方向両端縁における外表面と、先端部312及び筒状部32の外表面とは面一となる。
各突出部513B2は、図17に示すように、基部513B1からテーパー状に突出しており、当該各突出部513B2の先端は、成形時の弁体5BをZ方向とは反対側から見た場合、先端部312及び筒状部32の端縁よりも外側に突出している。すなわち、各突出部513B2の先端間の寸法は、先端部312及び筒状部32の外径寸法より大きい。
また、図16に示すように、突出部513B2におけるZ方向基端側の端部には、当該Z方向基端側に向かうに従って先端部312に近づく傾斜部513B3が円弧状に形成されている。この傾斜部513B3は、筒状部32を反転させる際に、被覆部321を当該傾斜部513B3に倣って突出部513B2に当接させやすくさせるための部位である。
このような弁体5Bにおいて、筒状部32を前述のように反転させると、被覆部321において固定部322が形成された面とは反対側の面が、突出部513B2と当接される。そして、弁体5Bは、可撓性を有するシリコーンゴムにより形成されているので、当該被覆部321によって突出部513B2には、弁体5Bにおける径方向内側への応力が作用される。このため、Y方向先端側に位置する突出部513B2がY方向とは反対方向に押圧され、また、Y方向基端側に位置する突出部513B2がY方向に押圧されて、基部513B1にはスリット314を閉塞する方向の応力が作用される。これにより、オスコネクタR1が挿入されていない状態でのスリット314の閉状態を維持できる。
従って、このような弁体5Bが採用されたコネクタによっても、前述の弁体5を有するコネクタと同様の効果を奏することができる。
[第2実施形態の第3変形例]
上記弁体5,5A,5Bでは、反転された筒状部32が接続部513,513A,513Bに上記応力を作用させ、これにより、スリット314の閉状態を維持していた。しかしながら、当該応力の作用位置は、接続部に限定されるものではない。例えば、当該応力の作用位置は、支持部311であってもよく、また、スリット314が開口する端面312Uを有する先端部であってもよい。
図18及び図19は、弁体5の第3変形例としての加工前の弁体5Cを示す斜視図及び断面図である。詳しくは、図19は、接続部313AにおけるXY平面に沿う断面をZ方向とは反対方向(Z方向先端側)から見た断面図である。
弁体5Cは、図18及び図19に示すように、先端部312に代えて先端部512を有する他は、弁体3Aと同様の構成及び機能を有する。
先端部512は、筒状部32の外径と同じ短径を有し、かつ、当該筒状部32の外径より大きな長径を有する楕円状に形成され、当該先端部512の長軸方向はY方向に沿い、短軸方向はX方向に沿っている。すなわち、先端部512におけるY方向先端側及び基端側の各端部5121は、成形時の弁体5CをZ方向或いは当該Z方向とは反対方向から見た場合、筒状部32の外縁よりも外側に位置している。
このような弁体5Cにおいて、筒状部32を前述のように反転させると、被覆部321における固定部322が形成された面とは反対側の面が、各端部5121に当接する。そして、弁体5Cは、可撓性を有するシリコーンゴムにより形成されているので、被覆部321によって当該各端部5121には、弁体5Cの径方向内側への応力が作用される。このため、Y方向先端側の端部5121がY方向とは反対方向に押圧されるとともに、Y方向基端側の端部5121がY方向に押圧され、先端部512には、当該先端部512の中央に形成されたスリット314を閉塞する方向への応力が作用される。これにより、オスコネクタR1が挿入されていない状態でのスリット314の閉状態を維持できる。
従って、上記弁体5Cを有するコネクタによっても、前述の弁体5を有するコネクタと同様の効果を奏することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態に係るコネクタは、前述のコネクタが取付部材4により弁体をハウジング2に取り付ける構成であったのに対し、当該取付部材4を用いずに弁体をハウジングに取り付ける点で、当該コネクタ1と相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図20は、本実施形態に係るコネクタ1Aを示す斜視図である。また、図21は、当該コネクタ1におけるXZ平面に沿う断面をY方向から見た断面図である。
コネクタ1Aは、ハウジング2に代えてハウジング2Aを有し、取付部材4がない他は、前述のコネクタ1と同様の構成及び機能を有する。なお、本実施形態に採用される弁体3のフランジ部323には、段差部324は形成されていない。上記された他の弁体のいずれかが当該弁体3に代えて採用される場合でも同様である。
ハウジング2Aは、図20及び図21に示すように、略直方体形状に形成されており、前述のオス型接続部21及びメス型接続部22が、互いに反対側の側面にそれぞれ突設されている。また、ハウジング2AにおけるZ方向基端側の面は、弁体3が載置される載置面23Aである。
この載置面23Aには、図21に示すように、弁体3の支持部311及ぶフランジ部323が嵌め込まれる第1凹部23A1がZ方向に没入するように形成されている。この第1凹部23A1は、Z方向から見て略円形状に形成されている。この第1凹部23A1の底面における略中央には、空間Sと接続される穴部231が形成されている。
第1凹部23A1を形成する側面(X方向及びY方向に交差する面)には、支持部311の外周部分が嵌まり込む第2凹部23A2と、フランジ部323の外周部分が嵌まり込む第3凹部23A3とが形成されている。すなわち、第1凹部23A1内の側面には、当該第1凹部23A1の径方向外側に広がる第2凹部23A2及び第3凹部23A3が形成されており、当該第2凹部23A2は、第3凹部23A3に対してZ方向先端側に位置する。なお、第1凹部23A1の底面における穴部231の周囲に、前述のリブ232を形成してもよい。
[第3実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るコネクタ1Aによれば、前述のコネクタ1と同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
弁体3は、第1凹部23A1に嵌合されることで、ハウジング2Aに固定される。これによれば、前述の取付部材4を用いた場合に比べ、ハウジング2Aへの弁体3の固定を容易に実施できる。従って、コネクタ1Aの組立工程を簡略化できる。
第1凹部23A1の側面には、弁体3における支持部311の外周部分の一部が嵌まり込む第2凹部23A2が形成され、更に当該第2凹部23A2のZ方向基端側に、フランジ部323の外周部分の一部が嵌まり込む第3凹部23A3が形成されている。これによれば、第1凹部23A1からの弁体3の抜けを確実に防止できる。従って、ハウジング2Aに安定して弁体3を取り付けることができる。この他、フランジ部323が第3凹部23A3に嵌まり込むことで、弁体3における筒状部32の揺動、すなわち、弁体3における先端部312側の揺動を抑制できる。
[実施形態の変形]
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、筒状部32を端面312UからZ方向とは反対方向に起立するように本体部31と一体成形し、当該本体部31の少なくとも一部が覆われるように、筒状部32を反転させることで、ハウジング2,2Aに取り付けられる弁体3,3A,5,5A〜5Cを形成した。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、前述の反転加工後の形状(ハウジングに取り付けられる状態の弁体)に弁体を予め成形してもよい。
前記各実施形態では、加工後の筒状部32は、接続部のほぼ全体を覆う寸法に形成されているとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、反転後の筒状部32により、本体部の少なくとも一部が覆われればよい。
前記各実施形態では、反転後の被覆部321には、螺旋状のねじ山である固定部322が形成されているとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、当該固定部322に代えて、弁体に対してオスコネクタを有する医療器具を係止する係止爪と係合する突出部、又は、当該係止爪が嵌合される凹部を固定部として設けてもよい。すなわち、オスコネクタR1を有する医療器具を固定可能であれば、固定部の形状及び構成は問わず、また、固定部が無くてもよい。
前記各実施形態では、弁体は、シリコーンゴムにより形成されているとしたが、本発明はこれに限らず、他の材料により形成されていてもよい。
前記第1及び第2実施形態では、弁体3,3A,5,5A〜5Cは、取付部材4によりハウジング2に取り付けられ、また、前記第3実施形態では、弁体3は、ハウジング2Aに形成された第1凹部23A1に嵌合されるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、前述の弁体3A,5,5A〜5Cのいずれかをハウジング2Aに取り付けてもよい。また、取付部材4を用いて弁体をハウジング2に取り付ける場合、当該弁体に段差部324は無くてもよく、当該取付部材4の押圧部41が、フランジ部323を押圧する構成としてもよい。この際、フランジ部323のZ方向基端側に面に凹部を形成し、当該凹部に挿入される爪部を押圧部41に形成することで、揺動を抑制しつつ弁体をハウジングに取り付ける構成としてもよい。
更に、リベット等によって弁体をハウジングに固定してもよく、底面311Bと載置面23とを熱融着により固定してもよい。
前記第3実施形態では、第1凹部23A1を形成する側面に、第2凹部23A2及び第3凹部23A3を形成したが、本発明はこれに限らない。すなわち、第2凹部23A2及び第3凹部23A3のいずれか一方のみが形成されている構成としてもよく、また、これら第2凹部23A2及び第3凹部23A3がない構成としてもよい。
前記各実施形態では、ハウジング2,2Aは、全体略直方体形状としたが、本発明はこれに限らない。また、ハウジング2,2Aは、オス型接続部21及びメス型接続部22をそれぞれ1つずつ有する形状としたが、本発明はこれに限らない。すなわち、弁体が取り付けられるハウジングの形状は問わない。
前記各実施形態では、筒状部32は、円筒状に形成されているとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、筒状部が角柱状に形成されていてもよい。この場合、反転された筒状部における角部が本体部を押圧して、スリットを閉塞させる構成としてもよい。
本発明は、弁体、及び、当該弁体を備える医療用コネクタに好適に適用できる。
1,1A…医療用コネクタ
2,2A…ハウジング
23,23A…載置面
231…穴部
232…リブ
23A1…第1凹部
23A2…第2凹部
23A3…第3凹部
3,3A,5,5A,5B,5C…弁体
31…本体部
32…筒状部
311…支持部
312,512…先端部
312U…端面
313,313A,513,513A,513B…接続部
314…スリット
321…被覆部
322…固定部
323…フランジ部
324…段差部
4…取付部材
41…押圧部
42…係止部
R1…オスコネクタ

Claims (12)

  1. オスコネクタと接続される弁体であって、
    外部に露出する端面を有し、当該端面に開口して前記オスコネクタが挿入されるスリットが内部を貫通する本体部と、
    前記スリットが前記本体部を貫通する方向に沿い、かつ、前記本体部の中心軸に対する周方向に沿って当該本体部の少なくとも一部を覆う筒状部とが一体的に形成されている
    ことを特徴とする弁体。
  2. 請求項1に記載の弁体において、
    当該弁体は、可撓性を有する材料により形成され、
    前記筒状部は、前記スリットへの前記オスコネクタの挿入方向とは反対方向に前記本体部から起立するように形成され、内面と外面とが反転されることで前記本体部の少なくとも一部を覆う
    ことを特徴とする弁体。
  3. 請求項2に記載の弁体において、
    前記筒状部は、当該筒状部が反転された際に、前記スリットを閉塞させる方向への応力を前記本体部に作用させる
    ことを特徴とする弁体。
  4. 請求項3に記載の弁体において、
    前記本体部は、
    底面を有する支持部と、
    前記支持部に対向する平面を有する先端部と、
    前記支持部と前記先端部とを接続する接続部とを有し、
    前記スリットは、前記先端部、前記接続部及び前記支持部を貫通し、
    前記支持部、前記接続部及び前記先端部は、一体的に形成され、
    前記筒状部は、当該筒状部が反転された際に、前記先端部と前記接続部の少なくとも一部とを覆う被覆部を有し、
    前記接続部には、前記被覆部により前記応力が作用される
    ことを特徴とする弁体。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の弁体において、
    前記筒状部は、当該筒状部が反転された際の外表面に、前記オスコネクタが設けられた器具を固定するための固定部を有する
    ことを特徴とする弁体。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の弁体と、
    前記弁体を介して流体が流通される空間が内部に形成されたハウジングと、
    前記ハウジングに前記弁体を取り付ける取付部材とを備え、
    前記ハウジングは、
    前記弁体の底面が載置される載置面と、
    前記載置面に開口し、前記空間と連通される穴部と、
    前記載置面における前記穴部の周囲に位置し、前記底面と接触するリブとを有する
    ことを特徴とする医療用コネクタ。
  7. 請求項6に記載の医療用コネクタにおいて、
    前記筒状部は、径方向外側に延出するフランジ部を有し、
    前記取付部材は、
    前記フランジ部を前記載置面に向けて押圧する押圧部と、
    当該取付部材を前記ハウジングに係止する係止部とを備える
    ことを特徴とする医療用コネクタ。
  8. 請求項7に記載の医療用コネクタにおいて、
    前記フランジ部の外周側には、前記押圧部が嵌まり込む段差部が、当該フランジ部の周方向に沿って形成され、
    前記押圧部は、前記段差部に当接して、前記弁体を前記載置面に向けて押圧する
    ことを特徴とする医療用コネクタ。
  9. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の弁体と、
    前記弁体を介して流体が流通される空間が内部に形成されたハウジングとを備え、
    前記ハウジングは、前記弁体が嵌合される第1凹部を有し、
    前記弁体は、当該弁体の底面が前記第1凹部の底部に当接されるように前記ハウジングに取り付けられる
    ことを特徴とする医療用コネクタ。
  10. 請求項9に記載の医療用コネクタにおいて、
    前記第1凹部の側面には、当該第1凹部への前記弁体の挿入方向に直交する方向に没入し、前記弁体の外周部分の少なくとも一部が嵌まり込む第2凹部が形成されている
    ことを特徴とする医療用コネクタ。
  11. 請求項9又は請求項10に記載の医療用コネクタにおいて、
    前記筒状部は、径方向外側に延出するフランジ部を有し、
    前記第1凹部の側面には、当該第1凹部への前記弁体の挿入方向に直交する方向に没入し、前記フランジ部が嵌まり込む第3凹部が形成されている
    ことを特徴とする医療用コネクタ。
  12. 弁体の製造方法であって、
    前記弁体は、
    外部に露出する端面を有し、当該端面に開口し、かつ、前記オスコネクタが挿入されるスリットが内部を貫通する本体部と、
    前記スリットが前記本体部を貫通する方向に沿い、かつ、前記本体部の中心軸に対する周方向に沿って当該本体部の少なくとも一部を覆う筒状部とを有し、
    当該製造方法は、
    前記端面において前記スリットを囲み、かつ、当該スリットに対する前記オスコネクタの挿入方向とは反対方向に前記筒状部が前記端面から起立するように、当該筒状部と前記本体部とを一体的に成形し、
    成形された前記筒状部の内面が外部に露出し、当該筒状部の外面が内側を向いて、前記本体部の外表面の少なくとも一部が覆われるように、前記筒状部を反転させる
    ことを特徴とする弁体の製造方法。
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