JP2015231108A - アンテナ装置、及び、アンテナの方向調整方法 - Google Patents

アンテナ装置、及び、アンテナの方向調整方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015231108A
JP2015231108A JP2014115935A JP2014115935A JP2015231108A JP 2015231108 A JP2015231108 A JP 2015231108A JP 2014115935 A JP2014115935 A JP 2014115935A JP 2014115935 A JP2014115935 A JP 2014115935A JP 2015231108 A JP2015231108 A JP 2015231108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calibration
circle
antenna
electromagnetic wave
transmitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2014115935A
Other languages
English (en)
Inventor
正夷 李
Zhengyi Li
正夷 李
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2014115935A priority Critical patent/JP2015231108A/ja
Priority to US14/645,008 priority patent/US20150357710A1/en
Publication of JP2015231108A publication Critical patent/JP2015231108A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/26Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture
    • H01Q3/267Phased-array testing or checking devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/06Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
    • H01Q21/061Two dimensional planar arrays
    • H01Q21/065Patch antenna array

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

【課題】OAMを有する電磁波で通信を行うアンテナの方向を正確に調整できるアンテナ装置及びアンテナの方向調整方法を提供する。【解決手段】アンテナ装置は第1円上に配置され、OAMを有する電磁波を放射する複数の送信エレメントと第1円の中心に配置され、OAMを有しない校正用電磁波を送信する校正用送信エレメントと送信エレメント及び校正用送信エレメントに対向して第2円の周上に等間隔で3個以上の校正用受信エレメントと第2円の周上又は第2円と同心円状に配置される第3円上の複数の受信エレメントと、校正用送信エレメントが校正用電磁波を送信時にすべての校正用受信エレメントが受信する校正用電磁波の位相が揃うように第2円の中心軸の角度を調整し、複数の送信エレメントが電磁波を送信時に第2円の周上に隣接する校正用受信エレメントが受信する前記OAMの電磁波同士の位相差が所定の値になるように第1円の中心軸の角度を調整する。【選択図】図9

Description

本発明は、アンテナ装置、及び、アンテナの方向調整方法に関する。
従来より、アンテナ本体と、内径と長さが、一端から覗いたときに他端側に所定指向角の範囲内の景色が見える寸法を持ち、前記アンテナ本体の指向方向と平行に前記アンテナ本体に取り付けられる筒状体の指向角可視化装置と、前記アンテナ本体の指向方向を調整可能であり、前記アンテナ本体を任意の方向に向けて固定する取り付け装置とを備える、指向角可視化装置付きアンテナ装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、近年、チャンネル容量を増大させるために、軌道角運動量(OAM:orbital angular momentum)を有する電磁波が無線通信に用いられている(例えば、非特許文献1参照)。OAMは、分極(スピン角運動量(SAM:spin angular momentum))と同様に、電磁波の基本的な特性である。図1に示すように、OAMを有する電磁波1は、螺旋状の波面を有し、方位角による線形的な位相遅延を示す。ここで、OAMモードl(l=±1、±2、・・・)は、物理的な1周期に2lπの位相遅延があることを意味する(例えば、非特許文献2参照)。従って、任意の点Pにおける電界Eの位相は次式(1)で表される。
Figure 2015231108
ここで、fは搬送波の周波数であり、tは時間、λは波長であり、dは点Pと送信(Tx)側のアンテナ2の中心2Aとの距離であり、φは伝搬方向に垂直な平面内における方位角である。式(1)は時間tの関数である第1の部分と、距離dに関する空間的な遅延の関数である第2の部分と、OAMモードlによる遅延の関数である最後の部分とを含む。
特開2004−253921号公報
F. Tamburini, E. Mari, A. Sponselli, B. Thide, A. Bianchini, and F. Romanato, "Encoding many channels on the same frequency through radio vorticity: first experimental test" New J. Phys., vol. 14, 033001, Mar. 2012. J. Wang, J.-Y. Yang, I. M. Fazal, N. Ahmed, Y. Yan, H. Huang, Y. Ren, Y. Yue, S. Dolinar, M. Tur, and A. E. Willner, "Terabit free-space data transmission employing orbital angular momentum multiplexing," Nature Photonics, vol. 6, pp. 488-496, Jun. 2012.
ところで、特許文献1の従来のアンテナ装置は、軌道角運動量(OAM:orbital angular momentum)を有する電磁波ではなく、OAMを有しない電磁波による通信を行うアンテナ装置の指向方向を調整するものである。このため、位相の正確性が求められるOAMを有する電磁波による通信を行うアンテナ装置の調整は行うことができない。
また、非特許文献1のシステムでは、OAMを有する電磁波を発生するアンテナは送信(Tx)側だけに設けられており、2つの垂直なダイポールアンテナが受信(Rx)側に設けられている。従って、このシステムは、OAMを有する電磁波で通信できる完全なOAM無線システムではない。また、仮に電磁波を発生する1つのアンテナが送信(Tx)側に設けられていて、電磁波を発生するもう1つのアンテナが受信(Rx)側に設けられていても、システムの校正が必要になる。これは、図2に示すように、送信(Tx)側のアンテナ2と受信(Rx)側のアンテナ3との位置が合っていなければならないことを意味している。もし、図3に示すように送信(Tx)側のアンテナ2と受信(Rx)側のアンテナ3との位置が合っていないと、OAMモードによる送信(Tx)側と受信(Rx)側の位相遅延が整合せず、通信性能が低下する。
そこで、OAMを有する電磁波で通信を行うアンテナの方向を正確に調整できる、アンテナ装置、及び、アンテナの方向調整方法を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態のアンテナ装置は、第1円の周上に配置され、OAMを有する電磁波を形成する電磁波を放射するように配置される複数の送信エレメントと、前記第1円の中心に配置され、OAMを有しない校正用電磁波を送信する校正用送信エレメントと、前記送信エレメント及び前記校正用送信エレメントに対向して第2円の周上に等間隔で配置される3個以上の校正用受信エレメントと、前記第2円の周上、又は、前記第2円と同心円状に配置される第3円の周上に配置される複数の受信エレメントと
を含み、前記校正用送信エレメントが前記校正用電磁波を送信しているときに、すべての前記校正用受信エレメントが受信する前記校正用電磁波の位相が揃うように、前記第2円の中心軸の角度を調整し、前記複数の送信エレメントが前記電磁波を送信しているときに、前記第2円の周上において隣接する前記校正用受信エレメントが受信する前記OAMを有する電磁波同士の位相差が所定の値になるように、前記第1円の中心軸の角度を調整する。
OAMを有する電磁波で通信を行うアンテナの方向を正確に調整できる、アンテナ装置、及び、アンテナの方向調整方法を提供することができる。
OAMを有する電磁波を示す図である。 送信(Tx)側のアンテナと受信(Rx)側のアンテナとの位置が合っている状態を示す図である。 送信(Tx)側のアンテナと受信(Rx)側のアンテナとの位置が合っていない状態を示す図である。 実施の形態1の送信(Tx)側のアンテナ100を示す図である。 実施の形態1のアンテナ200を示す平面図である。 第1ステップを行う前のアンテナ100及び200の中心軸100A及び200Aを示す図である。 第1ステップを行った後のアンテナ100及び200の中心軸100A及び200Aを示す図である。 第2ステップを行う前のアンテナ100及び200の中心軸100A及び200Aを示す図である。 第2ステップを行った後のアンテナ100及び200の中心軸100A及び200Aを示す図である。 第2ステップの前後における送信アンテナ130と校正用受信アンテナ230との位置関係を示す図である。 第2ステップの処理手順を示すフローチャートである。 送信(Tx)側のアンテナ300の構成を概略的に示す図である。 実施の形態1の第1変形例の送信(Tx)側のアンテナ101を示す図である。 実施の形態1の第2変形例の受信(Rx)側のアンテナ201を示す図である。 実施の形態2のアンテナ装置に含まれるアンテナ400を示す図である。
以下、本発明のアンテナ装置、及び、アンテナの方向調整方法を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図4は、実施の形態1の送信(Tx)側のアンテナ100を示す図である。図4(A)、(B)は平面図、図4(C)は側面図である。ここでは、直交座標系であるXYZ座標系を定義して説明を行う。また、説明の便宜上、Z軸正方向側を上側とし、Z軸負方向側を下側とする。
アンテナ100は、基板110、120、送信アンテナ130、校正用送信アンテナ140、給電ネットワーク150、給電ケーブル161、162、OAM送信器171、及び校正用送信器172を含む。送信アンテナ130は、送信エレメント131、132、133、134を有する。
なお、図4(A)では基板120と校正用送信アンテナ140を省略する。また、図4(C)には、CPU(Central Processing Unit)500を示す。CPU500はアンテナ100の方向の調整を行う。
基板110は、例えば樹脂等の絶縁体製の基板である。また、基板110は、ガラスエポキシ樹脂で形成されるFR4(Flame Retardant type 4)等の規格の基板であってもよい。図4には八角形の基板110を示すが、基板110の平面視での形状はどのような形であってもよい。
基板110の上面には送信アンテナ130が形成される。基板110の上方には、基板120が配設される。
基板120は、基板110と同様に、例えば樹脂等の絶縁体製の基板である。また、基板120は、ガラスエポキシ樹脂で形成されるFR4等の規格の基板であってもよい。図4には正方形の基板120を示すが、基板120の平面視での形状は正方形には限られず円形等であってもよい。基板120の平面視での形状は、中心に対して対称な形状であることが好ましい。
基板120の上面には校正用送信アンテナ140が形成される。基板120は、図示しない部材によって基板110の上方に固定されていてもよいし、基板110とともに多層基板として実現されてもよい。
送信アンテナ130は、送信エレメント131、132、133、134によって構築される。送信エレメント131、132、133、134は、平面視で矩形状の金属板であり、基板110の平面視での中心を中心とする円周上に等間隔で配置されている。
送信エレメント131、132、133、134の平面視での各中心は、基板110の平面視での中心を中心とする円周上に位置している。また、送信エレメント131、132、133、134は、基板110の平面視での中心に対して点対称になるように配設されている。
送信エレメント131、132、133、134は、例えば銅板製であり、基板110の表面に形成された銅箔をパターニングすることによって形成される。送信エレメント131、132、133、134には、それぞれ、給電線151、152、153、154が接続されている。給電線151、152、153、154は、例えば、基板110の表面に形成された銅箔をパターニングすることによって送信エレメント131、132、133、134とともに形成される。
送信エレメント131及び132には、Y軸負方向側の辺から直角に伸延するように給電線151及び152が接続される。また、送信エレメント133及び134には、Y軸正方向側の辺から直角に伸延するように給電線153及び154が接続される。給電線151、152、153、154は、給電線150Aに接続されており、給電線A150の給電点150A2には基板110を貫通する給電ケーブル161が接続されている。給電ケーブル161は、OAM送信器171に接続されている。
送信エレメント131、132、133、134は、互いに90度位相の異なる電磁波を放射する。送信エレメント131、132、133、134から放射された電磁波が合成されると、図1に示すようなOAMを有する電磁波1になる。送信エレメント131、132、133、134を上述のように配置するのは、送信エレメント131、132、133、134から放射される電磁波が合成されてOAMを有する電磁波になるようにするためである。
校正用送信アンテナ140は、平面視で矩形状の金属板であり、基板120の平面視での中心に校正用送信アンテナ140の中心を合わせて配設されている。このため、校正用送信アンテナ140は、平面視で送信エレメント131、132、133、134が配設される円の中心に位置する。校正用送信アンテナ140は、校正用送信エレメントの一例である。
校正用送信アンテナ140には、Y軸負方向側の辺から直角に伸延するように給電部141が接続されている。給電部141には基板120を貫通する給電ケーブル162が接続される。校正用送信アンテナ140は、給電ケーブル162を介して校正用送信器172から給電を受け、校正用の電磁波を放射する。校正用の電磁波とは、OAMを有しない電磁波であり、換言すれば、OAMモードが0の電磁波である。
給電ネットワーク150は、給電線150A、151、152、153、154を有する。給電線150Aは、基板110の上面の中心部に配設されている。給電線150Aは、分岐点150A1と給電点150A2とを両端とする直線状の導電パターンである。分岐点150A1は、平面視で基板110の中心上に位置している。このため、給電点150A2は、基板110の中心からX軸正方向側にオフセットした位置に存在する。
分岐点150A1には、給電線151、152、153、154が接続されている。すなわち、給電線151、152、153、154は、給電線150Aの分岐点150A1から分岐するように伸延している。また、給電点150A2には、基板110を貫通する給電ケーブル161が接続されている。
給電線151、152、153、154は、それぞれ、送信エレメント131、132、133、134に接続されている。給電線151と153は、互いに等しい長さを有し、分岐点150A1に対して点対称な形状を有する。同様に、給電線152と154は、互いに等しい長さを有し、分岐点150A1に対して点対称な形状を有する。
給電線151及び153の長さは、給電線152及び154の長さよりも長く、分岐点150A1を経て給電線151及び153から送信エレメント131及び133に供給される電磁波の位相が、分岐点150A1を経て給電線152及び154から送信エレメント132及び134に供給される電磁波の位相よりも90度遅れるような長さに設定されている。
給電ネットワーク150は、所謂インピーダンストランスフォーマの構成を有し、上述のような位相差を実現するとともに、給電線151、152、153、154のすべてから出力される交流電力の電圧値が等しくなるようにインピーダンス整合が取られている。
また、上述のように、送信エレメント131及び132には、Y軸負方向側の辺から直角に伸延するように給電線151及び152が接続される。また、送信エレメント133及び134には、Y軸正方向側の辺から直角に伸延するように給電線153及び154が接続される。これは、送信エレメント131及び132と送信エレメント133及び134とから放射される直線偏波の電磁波の位相が180度異なるようにするためである。
従って、送信エレメント132が放射する電磁波の位相を基準にすると、送信エレメント131、134、133がそれぞれ放射する電磁波の位相は、送信エレメント132が放射する電磁波の位相に対して、それぞれ、90度、180度、270度遅れることになる。
このように送信エレメント131、132、133、134から放射された電磁波が合成されると、図1に示すようなOAMを有する電磁波1になる。
給電ケーブル161は、一端がOAM送信器171に接続され、他端が基板110を貫通して給電線A150の給電点150A2に接続されている。給電ケーブル161は、OAM送信器171から出力される送信信号を給電点150A2に伝送する。
給電ケーブル162は、一端が校正用送信器172に接続され、他端が基板110及び120を貫通して給電部141に接続される。給電ケーブル162は、校正用送信器172から出力される校正用の送信信号を給電部141に伝送する。
OAM送信器171は、送信信号を出力する。OAM送信器171が出力する送信信号は、給電ケーブル161を介して給電点150A2に伝送される。OAM送信器171は、基板110の下面側に配設される。
校正用送信器172は、校正用の送信信号を出力する。校正用送信器172が出力する校正用の送信信号は、給電ケーブル162を介して給電部141に伝送される。校正用送信器172は、基板110の下面側に配設される。
次に、受信(Rx)側のアンテナ200について説明する。
図5は、実施の形態1の受信(Rx)側のアンテナ200を示す平面図である。
アンテナ200は、基板210、受信アンテナ220、校正用受信アンテナ230、給電ネットワーク240、給電線250、受信器260、校正用受信器270、及び位相検出器280を含む。また、図5には、CPU500を示す。CPU500はアンテナ200の方向の調整を行う。ここでは、一例として、位相検出器280はCPU500に含まれる。
基板210は、例えば樹脂等の絶縁体製の基板である。また、基板210は、ガラスエポキシ樹脂で形成されるFR4等の規格の基板であってもよい。図5には正方形の基板210を示すが、基板210の平面視での形状はどのような形であってもよい。
基板210の表面には受信アンテナ220、校正用受信アンテナ230、給電ネットワーク240、及び給電線250が形成される。また、基板210の裏面には受信器260と校正用受信器270が実装される。
ここで、基板210の表面とは、アンテナ100の送信アンテナ130と校正用送信アンテナ140と対向する面である。また、基板210の裏面とは、基板210の表面の反対側の面である。
なお、給電ネットワーク240及び給電線250は、基板210の裏面に形成されていてもよい。
受信アンテナ220は、受信エレメント221、222、223、224によって構築される。受信エレメント221、222、223、224は、平面視で矩形状の金属板であり、同一の円周上に等間隔で配置されている。ここで、受信エレメント221、222、223、224が配設される円C1は中心Oを有する。
また、受信エレメント221、222、223、224は、中心Oに対して点対称になるように配設されている。
受信エレメント221、222、223、224は、送信アンテナ130から放射されるOAMを有する電磁波を受信する。受信エレメント221、222、223、224は、円C1の周上に90度間隔で配置されているため、互いに90度位相の異なるOAMを有する電磁波を受信する。
受信エレメント221、222、223、224は、例えば銅板製であり、基板210の表面に形成された銅箔をパターニングすることによって形成される。受信エレメント221、222、223、224には、導電線242が接続される。導電線242には、導電線241を介して受信器260が接続される。
図5では、導電線242を円C1と同じ破線の円として概略的に示し、導電線241を直線状の1つの導体として概略的に示すが、導電線241及び242は、受信エレメント221、222、223、224で受信するOAMを有する電磁波の4つの位相差を変えることなく、受信器260に伝送できる線路であればよい。
校正用受信アンテナ230は、校正用受信エレメント231、232、233、234によって構築される。校正用受信エレメント231、232、233、234は、平面視で矩形状の金属板であり、同一の円周上に等間隔で配置されている。ここで、校正用受信エレメント231、232、233、234が配設される円C2は、円C1と同心円状に配設されており、円C1の外側に位置する。すなわち、円C2の中心は中心Oである。 また、校正用受信エレメント231、232、233、234は、中心Oに対して点対称になるように配設されている。また、校正用受信エレメント231、232、233、234は、受信エレメント221、222、223、224とは周方向において異なる位置に配置されているが、周方向において等しい位置に配置されていてもよい。
校正用受信エレメント231、232、233、234は、校正用送信アンテナ140から放射される校正用の電磁波を受信する。
校正用受信エレメント231、232、233、234は、円C2の周上に90度間隔で配置されているため、互いに90度位相の異なる校正用の電磁波を受信する。
校正用受信エレメント231、232、233、234は、例えば銅板製であり、基板210の表面に形成された銅箔をパターニングすることによって形成される。校正用受信エレメント231、232、233、234には、それぞれ、導電線251、252、253、254が接続される。導電線251、252、253、254には、それぞれ、校正用受信器271、272、273、274が接続される。
給電ネットワーク240は、導電線241及び242によって構築される。上述したように、図5では、導電線242を円C1と同じ破線の円として概略的に示し、導電線241を直線状の1つの導体として概略的に示すが、給電ネットワーク240は、受信エレメント221、222、223、224で受信するOAMを有する電磁波の4つの位相差を変えることなく、それぞれを別々に受信器260に伝送できる線路であればよい。
給電ネットワーク240は、基板210の表面又は裏面のいずれかに形成されていればよい。また、導電線241又は242のどちらか一方が基板210の表面に形成され、どちらか他方が裏面に形成されていてもよい。
給電線250は、導電線251、252、253、254によって構築される。図5では給電線250は、基板210の表面に形成されているが、裏面に形成されていてもよい。導電線251、252、253、254は、それぞれ、一端が校正用受信エレメント231、232、233、234に接続され、他端が校正用受信器271、272、273、274に接続される。
導電線251、252、253、254は、それぞれ、校正用受信エレメント231、232、233、234によって受信される校正用の電磁波を位相を変えることなく校正用受信器271、272、273、274に伝送する。
受信器260は、給電ネットワーク240を介して、受信エレメント221、222、223、224に接続されており、受信エレメント221、222、223、224で受信されるOAMを有する電磁波が入力される。OAMを有する電磁波は、受信エレメント221、222、223、224で受信したときの互いの位相差が変えられることなく、受信器260に入力される。
校正用受信器270は、校正用受信器271、272、273、274によって構築される。校正用受信器271、272、273、274は、それぞれ、導電線251、252、253、254を介して校正用受信エレメント231、232、233、234に接続される。
校正用受信器271、272、273、274には、校正用受信エレメント231、232、233、234によって受信される校正用の電磁波が位相を変えられることなく入力される。
また、校正用受信器271、272、273、274は位相検出器280に接続されており、校正用受信器271、272、273、274で受信される校正用の電磁波は、位相検出器280に入力される。
位相検出器280は、校正用受信器271、272、273、274で受信される校正用の電磁波の位相を検出する。位相検出器280は、CPU500の一部であり、CPU500は位相検出器280の出力に基づいて位相を検出し、位相が一致しているかどうか判定し、アンテナ100及び200の調整を行う。なお、アンテナ100及び200の調整は、CPU500が自動的に行う形態に限られず、手動で行ってもよい。 以上で説明したアンテナ100(図4参照)とアンテナ200(図5参照)とは、実施の形態1のアンテナ装置を構築する。
次に、実施の形態1のアンテナ装置10におけるアンテナ100及び200の調整方法について説明する。アンテナ100及び200の調整方法は、第1ステップと第2ステップを含む。
図6は、第1ステップを行う前のアンテナ100及び200の中心軸100A及び200Aを示す図である。図7は、第1ステップを行った後のアンテナ100及び200の中心軸100A及び200Aを示す図である。
アンテナ100の中心軸100Aは、図4において、送信エレメント131、132、133、134が配列される円の中心を通り、基板110及び120に垂直な軸である。換言すれば、図4において、校正用送信アンテナ140の中心を通り、基板110及び120に垂直な軸である。
アンテナ200の中心軸200Aは、図5において、中心Oを通り、基板210に垂直な軸である。
なお、図6及び図7では、説明の便宜上、アンテナ100については校正用送信アンテナ140と円C100のみを示し、その他の構成要素を省略する。円C100は、送信エレメント131、132、133、134が配列される円である。
また、アンテナ200については校正用受信アンテナ230(校正用受信エレメント231、232、233、234)と円C2のみを示し、その他の構成要素を省略する。
また、アンテナ100及び200は、対向した状態で、それぞれ、中心軸100A及び200Aの角度を調整可能な可動機構を有するホルダによって保持されている。ホルダの可動機構を調整することにより、中心軸100A及び200Aの角度が調整される。例えば、基板110及び210がホルダに保持されていてもよい。
第1ステップでは、アンテナ100の円C100の中心がアンテナ200の中心軸200A上に位置するように、中心軸200Aの角度を調整する。換言すれば、第1ステップでは、アンテナ200の中心軸200Aがアンテナ100の円C100の中心を通るように、中心軸200Aの角度を調整する。
また、中心軸200Aの角度としては、方位角と仰角の両方を調整する。方位角は、アンテナ100とアンテナ200を対向させた状態での平面視で中心軸200Aが向く方向を表す角度であり、仰角は、側面視で中心軸200Aが向く方向を表す角度である。
図6に示すように、第1ステップを行う前は、アンテナ100及び200は位置合わせが行われていないため、中心軸100Aと200Aは一致していない。また、アンテナ100の円C100の中心は、アンテナ200の中心軸200A上に位置していない。
この状態で、校正用送信アンテナ140から校正用の電磁波を出力し、校正用受信エレメント231、232、233、234で受信する。校正用受信エレメント231、232、233、234で受信される校正用の電磁波は、校正用受信器271、272、273、274(図5参照)に入力され、位相検出器280で校正用の電磁波の位相が検出される。
従って、校正用受信エレメント231、232、233、234で受信される校正用の電磁波の位相が一致するようにアンテナ200の角度を調整すれば、図7に示すように、アンテナ200の中心軸200Aがアンテナ100の円C100の中心を通るように調整できる。
これは、校正用送信アンテナ140は円C100の中心に位置しており、校正用受信エレメント231、232、233、234は円C2の周上に位置しているため、校正用受信エレメント231、232、233、234で受信する校正用の電磁波の位相が一致するのは、中心軸200Aが円C100の中心を通る場合だからである。
なお、ここでは4つの校正用受信エレメント231、232、233、234を用いる形態について説明するが、校正用受信アンテナ230は、3つ以上の校正用受信エレメントを含めばよい。3つ以上の校正用受信エレメントがあれば、アンテナ200の基板210の表面に平行な面を規定できるからである。
以上で第1ステップが完了する。
次に、図8、図9、図10を用いて第2ステップについて説明する。
図8は、第2ステップを行う前のアンテナ100及び200の中心軸100A及び200Aを示す図である。図9は、第2ステップを行った後のアンテナ100及び200の中心軸100A及び200Aを示す図である。
図8及び図9では、説明の便宜上、アンテナ100については送信アンテナ130(送信エレメント131、132、133、134)と円C100のみを示し、その他の構成要素を省略する。
また、アンテナ200については校正用受信アンテナ230(校正用受信エレメント231、232、233、234)と円C2のみを示し、その他の構成要素を省略する。
なお、図8では、アンテナ200の中心軸200Aは、アンテナ100の円C100の中心を通っている。
第2ステップでは、中心軸100Aと200Aが一致するように、中心軸100Aの角度を調整する。換言すれば、第2ステップでは、アンテナ100の中心軸100Aがアンテナ200の円C2の中心を通るように、中心軸100Aの角度を調整する。
中心軸100Aの角度としては、方位角と仰角の両方を調整する。方位角は、アンテナ100とアンテナ200を対向させた状態での平面視で中心軸100Aが向く方向を表す角度であり、仰角は、側面視で中心軸100Aが向く方向を表す角度である。
第2ステップでは、中心軸100Aの角度を調整するために、送信エレメント131、132、133、134から電磁波を放射する。送信エレメント131、132、133、134から放射された電磁波は合成されてOAMを有する電磁波となり、この電磁波を校正用受信エレメント231、232、233、234で受信する。なお、ここでは、OAMモードlが1(l=1)のOAMを有する電磁波を用いる形態について説明する。
そして、校正用受信エレメント231、232、233、234のうちの隣接する校正用受信エレメントが受信するOAMを有する電磁波同士の位相差が目標値に近づくように、アンテナ100の角度を調整する。ここでは、4つの校正用受信エレメント231、232、233、234があるため、目標値は90度である。校正用受信エレメントが8つある場合は、目標値は45度である。目標値は、OAMモードlと校正用受信エレメントの数Nを用いると、360°×l/Nで表される。
より具体的には、校正用受信エレメント231と232とが受信するOAMを有する電磁波同士の位相差、校正用受信エレメント232と233とが受信するOAMを有する電磁波同士の位相差、校正用受信エレメント233と234とが受信するOAMを有する電磁波同士の位相差、及び、校正用受信エレメント234と231とが受信するOAMを有する電磁波同士の位相差が目標値になるように、アンテナ100の角度を調整する。
すなわち、4つの位相差が目標値になるようにアンテナ100の角度を調整する。
以上のようにアンテナ100の角度を調整すると、図9に示すように、中心軸100Aと200Aが一致する。
上述の4つの位相差は、隣接する校正用受信エレメントが受信するOAMを有する電磁波同士の位相差であるため、すべてが90度になる場合に4つの位相差が目標値となる。
このようにアンテナ100の角度を調整することにより、中心軸100Aと200Aとを一致させることができる。
以上により第2ステップが完了する。
なお、第2ステップが終了した時点における隣接する校正用受信エレメントが受信するOAMを有する電磁波同士の位相差は、OAMモードlのときに、校正用受信エレメントの数をNとすると、(l/N)×360度となる。校正用受信エレメントの数Nは、3以上である。
次に、図10を用いて、第2ステップの前後における校正用受信アンテナ230(校正用受信エレメント231、232、233、234が受信するOAMを有する電磁波の位相について説明する。
図10は、第2ステップの前後における送信アンテナ130(送信エレメント131、132、133、134)と校正用受信アンテナ230(校正用受信エレメント231、232、233、234)との位置関係を示す図である。
図10(A)は、図8に示すアンテナ100の裏面側から、アンテナ200を見た場合の送信アンテナ130(送信エレメント131、132、133、134)と校正用受信アンテナ230(校正用受信エレメント231、232、233、234)との位置関係を示す。
図10(B)は、図9に示すアンテナ100の裏面側から、アンテナ200を見た場合の送信アンテナ130(送信エレメント131、132、133、134)と校正用受信アンテナ230(校正用受信エレメント231、232、233、234)との位置関係を示す。
なお、図10(A)及び図10(B)では、アンテナ100の送信アンテナ130から送信されるOAMを有する電磁波の位相を示すために、中心軸100Aと送信エレメント131、132、133、134の各々とを結ぶ直線を示す。
また、アンテナ200の校正用受信アンテナ230(校正用受信エレメント231、232、233、234)で受信されるOAMを有する電磁波の位相を示すために、中心軸100Aと校正用受信エレメント231、232、233、234の各々とを結ぶ直線を示す。
図10(A)に示すように、第2ステップを行うまでの状態で中心軸100Aの方位角と仰角がずれている場合は、校正用受信エレメント231、232、233、234の中心は、中心軸100Aからずれている。このため、中心軸100Aと校正用受信エレメント231、232、233、234の各々とを結ぶ直線は、長さが異なり、隣り合う直線同士の角度は不均一である。このような場合には、図10(A)に示す角度γのように、少なくとも1組の直線の間の角度は90度未満になる。
一方、図10(B)に示すように、第2ステップが完了して中心軸100Aの方位角と仰角が調整されて中心軸100A及び100Bが一致している場合は、中心軸100Aと校正用受信エレメント231、232、233、234の各々とを結ぶ直線は、すべて長さが同一であり、隣り合う直線同士の角度は90度になる。
次に、図11を用いて、第2ステップの処理手順について説明する。
図11は、第2ステップの処理手順を示すフローチャートである。ここでは、一般的に、校正用受信エレメントがN個(N≧3)あるものとして説明を行う。前提条件として、第1ステップは完了しており、アンテナ100及び200は、図8に示すように配置されていることとする。
まず、調整を開始すると(スタート)、校正用受信エレメントの数NとOAMモードlを読み込む(ステップS1)。
次に、隣接する校正用受信エレメントが受信するOAMを有する電磁波同士の位相差を計算する(ステップS2)。校正用受信エレメントがN個ある場合は、1番目の校正用受信エレメントと2番目の校正用受信エレメントが受信するOAMを有する電磁波同士の位相差、2番目の校正用受信エレメントと3番目の校正用受信エレメントが受信するOAMを有する電磁波同士の位相差を確認する。このように順次位相差を確認し、N−1番目の校正用受信エレメントとN番目の校正用受信エレメントが受信するOAMを有する電磁波同士の位相差、N番目の校正用受信エレメントと1番目の校正用受信エレメントが受信するOAMを有する電磁波同士の位相差を確認する。これにより、位相差PD(1)〜PD(N)が求まる。位相差PD(1)〜PD(N)は絶対値で表される。
次に、ステップS2で求めた各位相差と、目標値((l/N) × 360 degrees)との差分PX(1)〜PX(N)を求める(ステップS3)。差分PX(1)〜PX(N)は絶対値で表される。
次に、ステップS3で求めた差分PX(1)〜PX(N)のうちの最大値PXLを求める(ステップS4)。
次に、中心軸100Aの方位角を単位角度だけ増大させる(ステップS5)。ここで、方位角を増大させることは、平面視で中心軸100Aを右に向かせることであり、方位角を減少させることは、平面視で中心軸100Aを左に向かせることである。ステップS5では、中心軸100Aが右向きに単位角度だけ移動される。単位角度は、例えば、1度である。
次に、差分PX(1)〜PX(N)のうちの最大値PXL_Rを求める(ステップS6)。最大値PXL_Rは、ステップS5で中心軸100Aの方位角が調整された状態で、ステップS2及びS3と同様の計算処理を行うことによって求められる。
次に、中心軸100Aの方位角を単位角度だけ減少させる(ステップS7)。これにより、中心軸100Aの方位角はステップS5を行う前のオリジナルの角度に戻る。
次に、中心軸100Aの方位角を単位角度だけ減少させる(ステップS8)。これにより、中心軸100Aの方位角は、オリジナルの角度よりも単位角度だけ減少される。
次に、差分PX(1)〜PX(N)のうちの最大値PXL_Lを求める(ステップS9)。最大値PXL_Lは、ステップS8で中心軸100Aの方位角が調整された状態で、ステップS2及びS3と同様の計算処理を行うことによって求められる。
次に、中心軸100Aの方位角を単位角度だけ増大させる(ステップS10)。これにより、中心軸100Aの方位角はステップS8を行う前のオリジナルの角度に戻る。
次に、中心軸100Aの仰角を単位角度だけ増大させる(ステップS11)。
次に、差分PX(1)〜PX(N)のうちの最大値PXL_Uを求める(ステップS12)。最大値PXL_Uは、ステップS11で中心軸100Aの仰角が調整された状態で、ステップS2及びS3と同様の計算処理を行うことによって求められる。
次に、中心軸100Aの仰角を単位角度だけ減少させる(ステップS13)。これにより、中心軸100Aの仰角はステップS11を行う前のオリジナルの角度に戻る。
次に、中心軸100Aの仰角を単位角度だけ減少させる(ステップS14)。これにより、中心軸100Aの仰角は、オリジナルの角度よりも単位角度だけ減少される。
次に、差分PX(1)〜PX(N)のうちの最大値PXL_Dを求める(ステップS15)。最大値PXL_Dは、ステップS14で中心軸100Aの仰角が調整された状態で、ステップS2及びS3と同様の計算処理を行うことによって求められる。
次に、中心軸100Aの仰角を単位角度だけ増大させる(ステップS16)。これにより、中心軸100Aの仰角はステップS14を行う前のオリジナルの角度に戻る。
次に、最大値PXL_R、PXL_L、PXL_U、PXL_Dのうちの最小値PXLNを求める(ステップS17)。
次に、ステップS17で求めた最小値PXLNが、ステップS4で求めた差分PXLよりも小さいかどうかを判定する(ステップS18)。
ステップS17で求めた最小値PXLNが、ステップS4で求めた差分PXLよりも小さければ(S18:YES)、最小値PXLNに対応する方向に中心軸100Aを単位角度だけ移動させる(ステップS19)。ステップS19の処理が終了すると、フローはステップS2にリターンする。
一方、ステップS17で求めた最小値PXLNが、ステップS4で求めた差分PXLよりも大きければ(S18:NO)、処理を終了する。
以上により、中心軸100Aと200Aとを一致させることができ、第2ステップが完了する。
以上、実施の形態1によれば、OAMを有する電磁波で通信を行うアンテナ100、200の方向を正確に調整することができるアンテナ装置10を提供することができる。また、OAMを有する電磁波で通信を行うアンテナ100、200の方向を正確に調整することができるアンテナの方向調整方法を提供することができる。
なお、ここで、校正用受信エレメント231、232、233、234が配設される円C2は、円C1と同心円状に配設されており、円C1の外側に位置する。しかしながら、円C2は、円C1の内側に位置していてもよく、円C1と円C2が同一であってもよい。
また、以上では、校正用受信アンテナ230が4つの校正用受信エレメント231、232、233、234を有する形態について説明したが、校正用受信エレメントは3つ以上あればよい。
また、OAMモードlが2(l=2)の場合は、図12のような送信(Tx)側のアンテナ300を用いればよい。
図12は、送信(Tx)側のアンテナ300の構成を概略的に示す図である。
アンテナ300は、送信アンテナ330と校正用送信アンテナ140を含む。ここでは、図4に示す基板110、120に対応する2つの基板を省略する。また、校正用送信アンテナ140は、図4に示す校正用送信アンテナ140と同様である。また、給電ケーブル162を概略的に示す。
送信アンテナ330は、8つの送信エレメント331、332、333、334、335、336、337、338を有する。送信エレメント331、332、333、334、335、336、337、338は、円C300の周上に等間隔に配置される。
送信エレメント331、332、333、334、335、336、337、338には、給電ケーブル361から給電ネットワーク350を介して、送信信号が供給される。
なお、図12では給電ネットワーク350を概略的に示すが、具体的には図4(A)に示す給電ネットワーク150をさらに分岐させて8つの送信エレメント331、332、333、334、335、336、337、338に給電を行えるようなインピーダンストランスフォーマであればよい。
また、図4(C)に示すOAM送信器171と校正用送信器172とを一体的な送信器にしてもよい。
図13は、実施の形態1の第1変形例の送信(Tx)側のアンテナ101を示す図である。アンテナ101は、図4(C)に示すOAM送信器171と校正用送信器172の代わりに、SPDT(Single Pole Double Throw)スイッチ102と送信器170とを含む。SPDTスイッチ102は第1切り替えスイッチの一例である。
送信器170は、OAM送信器171と校正用送信器172の機能を兼ね備えており、OAM用の送信信号と、OAM用ではない送信信号との両方を選択的に出力できるものである。このようなアンテナ101を図4(C)に示すアンテナ100の代わりに用いてもよい。送信器170がOAM用の送信信号を出力するときは、SPDTスイッチ102を送信アンテナ130に接続し、送信器170が校正用の送信信号を出力するときは、SPDTスイッチ102を校正用送信アンテナ140に接続すればよい。
なお、アンテナ200の受信アンテナ220の受信エレメント221、222、223、224と、校正用受信アンテナ230の校正用受信エレメント231、232、233、234とにSPDTスイッチを介して、受信器260と校正用受信器270との機能を兼ね備える受信器を接続してもよい。このようなアンテナ200のSPDTスイッチは第2切り替えスイッチの一例である。
また、図5に示す受信アンテナ220の受信エレメント221、222、223、224と、校正用受信アンテナ230の校正用受信エレメント231、232、233、234とを兼用にしてもよい。
図14は、実施の形態1の第2変形例の受信(Rx)側のアンテナ201を示す図である。アンテナ201は、図5に示す受信アンテナ220と校正用受信アンテナ230との代わりに、受信アンテナ290を含む。
受信アンテナ290は、受信エレメント291、292、293、294を有する。受信エレメント291、292、293、294は、図5に示す受信エレメント221、222、223、224と、校正用受信エレメント231、232、233、234とを兼用にしたものである。
受信エレメント291、292、293、294は、図5に示す円C1及びC2と同様の円の周上に等間隔で配置されている。受信エレメント291、292、293、294は、それぞれ、4本の導電線242Aによって、円の中心に位置する導電線241Aに接続されている。導電線241Aと4本の導電線242Aは、給電ネットワーク240Aを構築する。給電ネットワーク240Aは第1導電線の一例である。導電線241Aには、図5に示す受信器260と同様の受信器が接続される。
4本の導電線242Aには、SPDTスイッチ202が挿入されており、SPDTスイッチ202には導電線251A、252A、253A、254Aが接続されている。導電線251A、252A、253A、254Aは、給電線250Aを構築する。給電線250Aは第2導電線の一例である。また、SPDTスイッチ202は、切り替えスイッチの一例である。
導電線251A、252A、253A、254Aには、図5に示す校正用受信器271、272、273、274と同様の4つの校正用受信器がそれぞれ接続される。
従って、4つのSPDTスイッチ202を切り替えることにより、受信エレメント291、292、293、294を受信エレメント221、222、223、224、又は、校正用受信エレメント231、232、233、234と同様に機能させることができる。
図14に示すアンテナ201を用いると、4つの受信エレメント291、292、293、294で足りるため、エレメントの数を減らすことができる。
<実施の形態2>
図15は、実施の形態2のアンテナ装置に含まれるアンテナ400を示す図である。アンテナ400は、送信(Tx)側と受信(Rx)側とのどちらにでも利用できる構成を有する。このため、送信(Tx)側に用いる場合はアンテナ400Tと称し、受信(Rx)側に用いる場合はアンテナ400Rと称す。アンテナ400Tとアンテナ400Rとを区別しない場合には、単にアンテナ400と称す。
アンテナ400は、校正用送信アンテナ410、給電線411、アンテナ420、校正用アンテナ430、給電ネットワーク440、給電線450を含む。
校正用送信アンテナ410は、実施の形態1のアンテナ100の校正用送信アンテナ140(図4参照)と同様である。校正用送信アンテナ410は、円401及び402の中心上に位置し、校正用の送信信号を放射する。
校正用送信アンテナ410は、アンテナ400Tとして送信(Tx)側で用いる場合と、アンテナ400Rとして受信(Rx)側で用いる場合との両方の場合に、実施の形態1のアンテナ100の校正用送信アンテナ140と同様にOAMを有しない校正用の電磁波を放射する。
なお、アンテナ400Tの校正用送信アンテナ410は、第1校正用送信エレメントの一例であり、アンテナ400Rの校正用送信アンテナ410は、第2校正用送信エレメントの一例である。
給電線411は、実施の形態1のアンテナ100の給電部141と同様のものを模式的に示したものである。校正用送信アンテナ410は、給電線411を介して、実施の形態1の校正用送信アンテナ140が給電部141を介して給電されるのと同様に給電を受ける。
アンテナ420は、エレメント421、422、423、424を有する。エレメント421、422、423、424は、アンテナ400Tとして送信(Tx)側で用いる場合は、実施の形態1のアンテナ100の送信エレメント131、132、133、134と同様に機能し、OAMを有する電磁波を送信する。
また、エレメント421、422、423、424は、アンテナ400Rとして受信(Rx)側で用いる場合は、実施の形態1のアンテナ200の受信エレメント221、222、223、224と同様に機能し、OAMを有する電磁波を受信する。
なお、アンテナ400Tのアンテナ420を構築するエレメント421、422、423、424は、送信エレメントの一例であり、アンテナ400Rのアンテナ420を構築するエレメント421、422、423、424は、受信エレメントの一例である。
校正用アンテナ430は、校正用エレメント431、432、433、434を有する。校正用エレメント431、432、433、434は、アンテナ400Rとして受信(Rx)側で用いる場合は、実施の形態1のアンテナ200の校正用受信エレメント231、232、233、234と同様に機能し、校正用の電磁波を受信する。
また、校正用エレメント431、432、433、434は、アンテナ400Tとして送信(Tx)側で用いる場合は、アンテナ400Tの方向を調整する際に、受信(Rx)側の校正用送信アンテナ410から送信される校正用の電磁波を受信する。
これは、実施の形態2における第2ステップは、実施の形態1の第1ステップにおける送信(Tx)側と受信(Rx)側とを逆にした状態で行うためである。
なお、アンテナ400Rの校正用アンテナ430は、第1校正用受信エレメントの一例であり、アンテナ400Tの校正用アンテナ430は、第2校正用受信エレメントの一例である。
給電ネットワーク440は、導電線441及び442を有する。給電ネットワーク440は、アンテナ400Tとして送信(Tx)側で用いる場合は、実施の形態1のアンテナ100の給電ネットワーク150と同様に機能し、エレメント421、422、423、424に送信信号を伝送する。
また、給電ネットワーク440は、アンテナ400Rとして受信(Rx)側で用いる場合は、実施の形態1のアンテナ200の給電ネットワーク240と同様に機能し、エレメント421、422、423、424で受信するOAMを有する電磁波を受信器260と同様の受信器に伝送する。
給電線450は、導電線451、452、453、454を有する。導電線451、452、453、454は、実施の形態1のアンテナ200の導電線251、252、253、254と同様である。
導電線451、452、453、454は、アンテナ400Rとして受信(Rx)側で用いる場合は、実施の形態1のアンテナ200の導電線251、252、253、254と同様に機能し、校正用エレメント431、432、433、434が受信した校正用の電磁波を校正用受信器270と同様の校正用受信器に伝送する。
また、導電線451、452、453、454は、アンテナ400Tとして送信(Tx)側で用いる場合は、第2ステップで校正用エレメント431、432、433、434が受信した校正用の送信信号を校正用受信器270と同様の校正用受信器に伝送する。実施の形態2では、第2ステップにおいて、受信(Rx)側のアンテナ400Rの校正用送信アンテナ410から送信される校正用の電磁波を、送信(Tx)側のアンテナ400Tの校正用エレメント431、432、433、434で受信する。
以上のような実施の形態2のアンテナ400Tと400Rとを対向させて第1ステップ及び第2ステップによって中心軸を調整する。
第1ステップは、実施の形態1の第1ステップと同様であり、アンテナ400Tの校正用送信アンテナ410から送信する校正用の電磁波を、アンテナ400Rの校正用アンテナ430で受信し、校正用エレメント431、432、433、434で受信する校正用の電磁波の位相が一致するように、アンテナ400Rの中心軸の仰角及び方位角を調整する。
第2ステップでは、アンテナ400Rの校正用送信アンテナ410から送信する校正用の電磁波を、アンテナ400Tの校正用アンテナ430で受信し、校正用エレメント431、432、433、434で受信する校正用の電磁波の位相が一致するように、アンテナ400Tの中心軸の仰角及び方位角を調整する。
以上により、第1ステップ及び第2ステップが完了する。
以上、実施の形態2によれば、OAMを有する電磁波で通信を行うアンテナ400T、400Rの方向を正確に調整することができるアンテナ装置を提供することができる。また、OAMを有する電磁波で通信を行うアンテナ400T、400Rの方向を正確に調整することができるアンテナの方向調整方法を提供することができる。
また、アンテナ400Tと400Rの構成が同一であるため、送信(Tx)側と受信(Rx)側でアンテナを作り分ける必要がなく、共通のアンテナ400を用いることができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態のアンテナ装置、及び、アンテナの方向調整方法について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
OAMを有する電磁波を形成する電磁波を放射するように第1円の周上に配置される複数の送信エレメントと、
前記第1円の中心に配置され、OAMを有しない校正用電磁波を送信する校正用送信エレメントと、
前記送信エレメント及び前記校正用送信エレメントに対向して第2円の周上に等間隔で配置される3個以上の校正用受信エレメントと、
前記第2円の周上、又は、前記第2円と同心円状に配置される第3円の周上に配置される複数の受信エレメントと
を含み、
前記校正用送信エレメントが前記校正用電磁波を送信しているときに、すべての前記校正用受信エレメントが受信する前記校正用電磁波の位相が揃うように、前記第2円の中心軸の角度を調整し、
前記複数の送信エレメントが前記電磁波を送信しているときに、前記第2円の周上において隣接する前記校正用受信エレメントが受信する前記OAMを有する電磁波同士の位相差が所定の値になるように、前記第1円の中心軸の角度を調整する、アンテナ装置。
(付記2)
前記送信エレメントと前記校正用送信エレメントに接続される第1切り替えスイッチと、
前記第1切り替えスイッチに接続される送信器と
をさらに含み、
前記第1切り替えスイッチで前記送信器を前記送信エレメント又は前記校正用送信エレメントに接続する、付記1記載のアンテナ装置。
(付記3)
前記校正用受信エレメントと前記受信エレメントに接続される第2切り替えスイッチと、
前記第2切り替えスイッチに接続される受信器と
をさらに含み、
前記第2切り替えスイッチで前記受信器を前記校正用受信エレメント又は前記受信エレメントに接続する、付記1又は2記載のアンテナ装置。
(付記4)
OAMを有する電磁波を形成する電磁波を放射するように第1円の周上に配置される複数の送信エレメントと、
前記第1円の中心に配置され、OAMを有しない第1校正用電磁波を送信する第1校正用送信エレメントと、
前記送信エレメント及び前記第1校正用送信エレメントに対向して第2円の周上に等間隔で配置される3個以上の第1校正用受信エレメントと、
前記第2円の周上、又は、前記第2円と同心円状に配置される第3円の周上に配置される複数の受信エレメントと、
前記第2円の中心に配置され、OAMを有しない第2校正用電磁波を送信する第2校正用送信エレメントと、
前記第1円の周上、又は、前記第1円と同心円状に配置される第4円の周上に配置される3個以上の第2校正用受信エレメントと
を含み、
前記第1校正用送信エレメントが前記第1校正用電磁波を送信しているときに、すべての前記第1校正用受信エレメントが受信する前記第1校正用電磁波の位相が揃うように、前記第2円の中心軸の角度を調整し、
前記第2校正用送信エレメントが前記第2校正用電磁波を送信しているときに、すべての前記第2校正用受信エレメントが受信する前記第2校正用電磁波の位相が揃うように、前記第1円の中心軸の角度を調整する、アンテナ装置。
(付記5)
OAMを有する電磁波を形成する電磁波を放射するように第1円の周上に配置される複数の送信エレメントと、
前記第1円の中心に配置され、OAMを有しない校正用電磁波を送信する校正用送信エレメントと、
前記送信エレメント及び前記校正用送信エレメントに対向して第2円の周上に等間隔で配置される3個以上の受信エレメントと、
前記受信エレメントに接続される選択スイッチと、
一端が前記選択スイッチに接続され、他端が受信器に接続される第1導電線と、
一端が前記選択スイッチに接続され、他端が校正用受信器に接続される第2導電線と
を含み、
前記選択スイッチで前記受信エレメントと前記第2導電線を接続した状態で、前記校正用送信エレメントが前記校正用電磁波を送信しているときに、すべての前記受信エレメントが受信する前記校正用電磁波の位相が揃うように、前記第2円の中心軸の角度を調整し、
前記選択スイッチで前記受信エレメントと前記第1導電線を接続した状態で、前記複数の送信エレメントが前記電磁波を送信しているときに、前記第2円の周上において隣接する前記受信エレメントが受信する前記OAMを有する電磁波同士の位相差が所定の値になるように、前記第1円の中心軸の角度を調整する、アンテナ装置。
(付記6)
OAMを有する電磁波を形成する電磁波を放射するように第1円の周上に配置される複数の送信エレメントと、
前記第1円の中心に配置され、OAMを有しない校正用電磁波を送信する校正用送信エレメントと、
前記送信エレメント及び前記校正用送信エレメントに対向して第2円の周上に等間隔で配置される3個以上の校正用受信エレメントと、
前記第2円の周上、又は、前記第2円と同心円状に配置される第3円の周上に配置される複数の受信エレメントと
を含むアンテナ装置の方向調整方法であって、
前記校正用送信エレメントが前記校正用電磁波を送信しているときに、すべての前記校正用受信エレメントが受信する前記校正用電磁波の位相が揃うように、前記第2円の中心軸の角度を調整し、
前記複数の送信エレメントが前記電磁波を送信しているときに、前記第2円の周上において隣接する前記校正用受信エレメントが受信する前記OAMを有する電磁波同士の位相差が所定の値になるように、前記第1円の中心軸の角度を調整する、アンテナ装置の方向調整方法。
(付記7)
OAMを有する電磁波を形成する電磁波を放射するように第1円の周上に配置される複数の送信エレメントと、
前記第1円の中心に配置され、OAMを有しない第1校正用電磁波を送信する第1校正用送信エレメントと、
前記送信エレメント及び前記第1校正用送信エレメントに対向して第2円の周上に等間隔で配置される3個以上の第1校正用受信エレメントと、
前記第2円の周上、又は、前記第2円と同心円状に配置される第3円の周上に配置される複数の受信エレメントと、
前記第2円の中心に配置され、OAMを有しない第2校正用電磁波を送信する第2校正用送信エレメントと、
前記第1円の周上、又は、前記第1円と同心円状に配置される第4円の周上に配置される3個以上の第2校正用受信エレメントと
を含むアンテナ装置の方向調整方法であって、
前記第1校正用送信エレメントが前記第1校正用電磁波を送信しているときに、すべての前記第1校正用受信エレメントが受信する前記第1校正用電磁波の位相が揃うように、前記第2円の中心軸の角度を調整し、
前記第2校正用送信エレメントが前記第2校正用電磁波を送信しているときに、すべての前記第2校正用受信エレメントが受信する前記第2校正用電磁波の位相が揃うように、前記第1円の中心軸の角度を調整する、アンテナ装置の方向調整方法。
100 アンテナ
110、120 基板
130 送信アンテナ
131、132、133、134 送信エレメント
140 校正用送信アンテナ
150 給電ネットワーク
161、162 給電ケーブル
171 OAM送信器
172 校正用送信器
101 アンテナ
102 SPDTスイッチ
170 送信器
200 アンテナ
210 基板
220 受信アンテナ
221、222、223、224 受信エレメント
230 校正用受信アンテナ
231、232、233、234 校正用受信エレメント
240 給電ネットワーク
250 給電線
260 受信器
270 校正用受信器
280 位相検出器
201 アンテナ
290 受信アンテナ
291、292、293、294 受信エレメント
202 SPDTスイッチ
300 アンテナ
330 送信アンテナ
331、332、333、334、335、336、337、338 送信エレメント
400、400T、400R アンテナ
410 校正用送信アンテナ
411 給電線
420 アンテナ
421、422、423、424 エレメント
430 校正用アンテナ
431、432、433、434 校正用エレメント
440 給電ネットワーク
450 給電線

Claims (7)

  1. OAMを有する電磁波を形成する電磁波を放射するように第1円の周上に配置される複数の送信エレメントと、
    前記第1円の中心に配置され、OAMを有しない校正用電磁波を送信する校正用送信エレメントと、
    前記送信エレメント及び前記校正用送信エレメントに対向して第2円の周上に等間隔で配置される3個以上の校正用受信エレメントと、
    前記第2円の周上、又は、前記第2円と同心円状に配置される第3円の周上に配置される複数の受信エレメントと
    を含み、
    前記校正用送信エレメントが前記校正用電磁波を送信しているときに、すべての前記校正用受信エレメントが受信する前記校正用電磁波の位相が揃うように、前記第2円の中心軸の角度を調整し、
    前記複数の送信エレメントが前記電磁波を送信しているときに、前記第2円の周上において隣接する前記校正用受信エレメントが受信する前記OAMを有する電磁波同士の位相差が所定の値になるように、前記第1円の中心軸の角度を調整する、アンテナ装置。
  2. 前記送信エレメントと前記校正用送信エレメントに接続される第1切り替えスイッチと、
    前記第1切り替えスイッチに接続される送信器と
    をさらに含み、
    前記第1切り替えスイッチで前記送信器を前記送信エレメント又は前記校正用送信エレメントに接続する、請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記校正用受信エレメントと前記受信エレメントに接続される第2切り替えスイッチと、
    前記第2切り替えスイッチに接続される受信器と
    をさらに含み、
    前記第2切り替えスイッチで前記受信器を前記校正用受信エレメント又は前記受信エレメントに接続する、請求項1又は2記載のアンテナ装置。
  4. OAMを有する電磁波を形成する電磁波を放射するように第1円の周上に配置される複数の送信エレメントと、
    前記第1円の中心に配置され、OAMを有しない第1校正用電磁波を送信する第1校正用送信エレメントと、
    前記送信エレメント及び前記第1校正用送信エレメントに対向して第2円の周上に等間隔で配置される3個以上の第1校正用受信エレメントと、
    前記第2円の周上、又は、前記第2円と同心円状に配置される第3円の周上に配置される複数の受信エレメントと、
    前記第2円の中心に配置され、OAMを有しない第2校正用電磁波を送信する第2校正用送信エレメントと、
    前記第1円の周上、又は、前記第1円と同心円状に配置される第4円の周上に配置される3個以上の第2校正用受信エレメントと
    を含み、
    前記第1校正用送信エレメントが前記第1校正用電磁波を送信しているときに、すべての前記第1校正用受信エレメントが受信する前記第1校正用電磁波の位相が揃うように、前記第2円の中心軸の角度を調整し、
    前記第2校正用送信エレメントが前記第2校正用電磁波を送信しているときに、すべての前記第2校正用受信エレメントが受信する前記第2校正用電磁波の位相が揃うように、前記第1円の中心軸の角度を調整する、アンテナ装置。
  5. OAMを有する電磁波を形成する電磁波を放射するように第1円の周上に配置される複数の送信エレメントと、
    前記第1円の中心に配置され、OAMを有しない校正用電磁波を送信する校正用送信エレメントと、
    前記送信エレメント及び前記校正用送信エレメントに対向して第2円の周上に等間隔で配置される3個以上の受信エレメントと、
    前記受信エレメントに接続される選択スイッチと、
    一端が前記選択スイッチに接続され、他端が受信器に接続される第1導電線と、
    一端が前記選択スイッチに接続され、他端が校正用受信器に接続される第2導電線と
    を含み、
    前記選択スイッチで前記受信エレメントと前記第2導電線を接続した状態で、前記校正用送信エレメントが前記校正用電磁波を送信しているときに、すべての前記受信エレメントが受信する前記校正用電磁波の位相が揃うように、前記第2円の中心軸の角度を調整し、
    前記選択スイッチで前記受信エレメントと前記第1導電線を接続した状態で、前記複数の送信エレメントが前記電磁波を送信しているときに、前記第2円の周上において隣接する前記受信エレメントが受信する前記OAMを有する電磁波同士の位相差が所定の値になるように、前記第1円の中心軸の角度を調整する、アンテナ装置。
  6. OAMを有する電磁波を形成する電磁波を放射するように第1円の周上に配置される複数の送信エレメントと、
    前記第1円の中心に配置され、OAMを有しない校正用電磁波を送信する校正用送信エレメントと、
    前記送信エレメント及び前記校正用送信エレメントに対向して第2円の周上に等間隔で配置される3個以上の校正用受信エレメントと、
    前記第2円の周上、又は、前記第2円と同心円状に配置される第3円の周上に配置される複数の受信エレメントと
    を含むアンテナ装置の方向調整方法であって、
    前記校正用送信エレメントが前記校正用電磁波を送信しているときに、すべての前記校正用受信エレメントが受信する前記校正用電磁波の位相が揃うように、前記第2円の中心軸の角度を調整し、
    前記複数の送信エレメントが前記電磁波を送信しているときに、前記第2円の周上において隣接する前記校正用受信エレメントが受信する前記OAMを有する電磁波同士の位相差が所定の値になるように、前記第1円の中心軸の角度を調整する、アンテナ装置の方向調整方法。
  7. OAMを有する電磁波を形成する電磁波を放射するように第1円の周上に配置される複数の送信エレメントと、
    前記第1円の中心に配置され、OAMを有しない第1校正用電磁波を送信する第1校正用送信エレメントと、
    前記送信エレメント及び前記第1校正用送信エレメントに対向して第2円の周上に等間隔で配置される3個以上の第1校正用受信エレメントと、
    前記第2円の周上、又は、前記第2円と同心円状に配置される第3円の周上に配置される複数の受信エレメントと、
    前記第2円の中心に配置され、OAMを有しない第2校正用電磁波を送信する第2校正用送信エレメントと、
    前記第1円の周上、又は、前記第1円と同心円状に配置される第4円の周上に配置される3個以上の第2校正用受信エレメントと
    を含むアンテナ装置の方向調整方法であって、
    前記第1校正用送信エレメントが前記第1校正用電磁波を送信しているときに、すべての前記第1校正用受信エレメントが受信する前記第1校正用電磁波の位相が揃うように、前記第2円の中心軸の角度を調整し、
    前記第2校正用送信エレメントが前記第2校正用電磁波を送信しているときに、すべての前記第2校正用受信エレメントが受信する前記第2校正用電磁波の位相が揃うように、前記第1円の中心軸の角度を調整する、アンテナ装置の方向調整方法。
JP2014115935A 2014-06-04 2014-06-04 アンテナ装置、及び、アンテナの方向調整方法 Withdrawn JP2015231108A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014115935A JP2015231108A (ja) 2014-06-04 2014-06-04 アンテナ装置、及び、アンテナの方向調整方法
US14/645,008 US20150357710A1 (en) 2014-06-04 2015-03-11 Antenna apparatus and antenna direction control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014115935A JP2015231108A (ja) 2014-06-04 2014-06-04 アンテナ装置、及び、アンテナの方向調整方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015231108A true JP2015231108A (ja) 2015-12-21

Family

ID=54770324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014115935A Withdrawn JP2015231108A (ja) 2014-06-04 2014-06-04 アンテナ装置、及び、アンテナの方向調整方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20150357710A1 (ja)
JP (1) JP2015231108A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017153018A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 日本電信電話株式会社 無線通信システムおよび無線通信システムの通信方法
WO2017188172A1 (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 国立大学法人電気通信大学 無線通信装置及びアンテナ装置
KR101798105B1 (ko) 2017-01-04 2017-11-16 (주)엑스엠더블유 Oam 안테나의 지향 정렬 장치
JP2018037744A (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 日本電信電話株式会社 アンテナ調整方法及び通信システム
WO2018216438A1 (ja) * 2017-05-24 2018-11-29 国立大学法人電気通信大学 無線通信装置及びアンテナ装置
JP2019062297A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 日本電信電話株式会社 Oam多重通信システムおよびアンテナ軸ずれ補正方法
WO2019116774A1 (ja) * 2017-12-14 2019-06-20 日本電気株式会社 無線送信装置、ベースバンド処理装置、無線送信方法、及び無線受信装置
US10680728B2 (en) 2016-06-09 2020-06-09 Nec Corporation Radio communication system, receiving apparatus, correction apparatus, antenna correction method and program
WO2023047583A1 (ja) * 2021-09-27 2023-03-30 日本電信電話株式会社 無線通信方法、無線通信装置、及び無線通信システム
WO2023047582A1 (ja) * 2021-09-27 2023-03-30 日本電信電話株式会社 送信方法及び送信装置
WO2024010996A1 (en) * 2022-07-07 2024-01-11 Qualcomm Incorporated Rotational alignment for multiple-input multiple-output devices

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3343698B1 (en) * 2015-10-01 2021-04-21 Nec Corporation Wireless signal transmission antenna, wireless signal reception antenna, wireless signal transmission/reception system, wireless signal transmission method, and wireless signal reception method
CN105470638B (zh) * 2016-01-13 2019-04-02 复旦大学 一种径向阵轨道角动量多模复用天线
US11456532B2 (en) 2016-05-04 2022-09-27 California Institute Of Technology Modular optical phased array
CN106099391A (zh) * 2016-06-01 2016-11-09 电子科技大学 一种同时同频全双工通信中信息的收发方法
US10382140B2 (en) 2016-06-07 2019-08-13 California Institute Of Technology Optical sparse phased array receiver
US11249369B2 (en) 2016-10-07 2022-02-15 California Institute Of Technology Integrated optical phased arrays with optically enhanced elements
US10795188B2 (en) 2016-10-07 2020-10-06 California Institute Of Technology Thermally enhanced fast optical phase shifter
WO2018148758A1 (en) 2017-02-13 2018-08-16 California Institute Of Technology Passive matrix addressing of optical phased arrays
EP3593408A4 (en) * 2017-03-09 2020-12-23 California Institute of Technology ARRANGEMENT OF OPTICAL CO-PRIME TRANSCEIVER
US11336373B2 (en) 2017-03-09 2022-05-17 California Institute Of Technology Co-prime optical transceiver array
CN107765104B (zh) * 2017-09-04 2020-02-14 华为技术有限公司 一种相控阵校测的方法以及校测装置
CN108736154B (zh) * 2018-04-26 2019-11-15 西安电子科技大学 一种圆极化轨道角动量天线
US11808878B2 (en) * 2018-07-16 2023-11-07 Or-Ment Llc Electromagnetic wave medical imaging system, device and methods
US11791556B2 (en) * 2018-07-16 2023-10-17 Or-Ment Llc Super resolution system, device and methods
US20230408635A1 (en) * 2018-07-16 2023-12-21 Or-Ment Llc Electromagnetic wave medical imaging system, device and methods
JP7136206B2 (ja) * 2018-07-24 2022-09-13 日本電気株式会社 校正制御装置
CN110412571B (zh) * 2019-07-19 2023-03-14 西安电子科技大学 基于电磁涡旋波的合成孔径雷达三维成像方法
CN112702096B (zh) * 2019-10-23 2022-12-06 华为技术有限公司 一种信号处理方法及相关装置
US20210280984A1 (en) * 2020-03-04 2021-09-09 Canon Kabushiki Kaisha Antenna
WO2022198669A1 (zh) * 2021-03-26 2022-09-29 北京小米移动软件有限公司 Oam波束传输方向的确定方法、装置、终端设备、接入网设备及存储介质
US11616555B2 (en) * 2021-06-18 2023-03-28 Qualcomm Incorporated Spatial misalignment tracking for orbital angular momentum beams in millimeter wave and higher frequency bands
US11757516B2 (en) * 2021-06-18 2023-09-12 Qualcomm Incorporated Beam management procedure for OAM in MMW and higher bands
US11849469B2 (en) 2021-06-18 2023-12-19 Qualcomm Incorporated Orbital angular momentum capability in millimeter wave and higher frequency bands
CN114976646A (zh) * 2022-07-05 2022-08-30 电子科技大学 一种无移相器产生可相控oam电磁波的方法
WO2024074026A1 (en) * 2023-04-14 2024-04-11 Lenovo (Beijing) Ltd. Automatic alignment scheme for orbital angular momentum receiver

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5068671A (en) * 1988-06-24 1991-11-26 The United States Of America As Representated By The Secretary Of The Air Force Orthogonally polarized quadraphase electromagnetic radiator
US5001675A (en) * 1989-09-13 1991-03-19 Teleco Oilfield Services Inc. Phase and amplitude calibration system for electromagnetic propagation based earth formation evaluation instruments
FR2795522B1 (fr) * 1999-06-23 2001-08-10 Agence Spatiale Europeenne Dispositif de mesure de caracteristiques d'un champ electromagnetique, notamment du diagramme de rayonnement d'une antenne
US6236839B1 (en) * 1999-09-10 2001-05-22 Utstarcom, Inc. Method and apparatus for calibrating a smart antenna array
WO2003043129A1 (en) * 2001-10-05 2003-05-22 Hantel Co., Ltd. Calibration apparatus for smart antenna and method thereof
US7423586B2 (en) * 2003-07-30 2008-09-09 Siemens Aktiengesellschaft Antennas array calibration arrangement and method
US7362266B2 (en) * 2004-12-07 2008-04-22 Lockheed Martin Corporation Mutual coupling method for calibrating a phased array
KR20100070555A (ko) * 2008-12-18 2010-06-28 한국과학기술원 안테나 시스템 및 이를 포함하는 통신 장치
US8730111B2 (en) * 2009-05-11 2014-05-20 Panasonic Corporation Antenna evaluation apparatus for evaluating multiple wave of radio waves transmitted from scatterer antennas with function of calibration for the same apparatus
JP5620757B2 (ja) * 2010-09-01 2014-11-05 株式会社豊田中央研究所 レーダ装置
WO2012175629A1 (en) * 2011-06-24 2012-12-27 Università Degli Studi Di Padova A telecommunication method and apparatus exploiting the transmission and reception of electromagnetic waves
WO2013092470A1 (en) * 2011-12-21 2013-06-27 Studio Lambda Sas Di Viviana Marangoni & C. Apparatus for the realization of a radio link and relative method
CN104885302B (zh) * 2012-12-26 2017-11-17 华为技术有限公司 用于生成电磁波束的方法和装置
US9634399B1 (en) * 2013-11-12 2017-04-25 L-3 Communications Corp. Antenna for transmitting partial orbital angular momentum beams
US9031151B1 (en) * 2014-05-07 2015-05-12 L-3 Communications, Corp. Receiving and resolving a composite orbital angular momentum beam

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017153018A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 日本電信電話株式会社 無線通信システムおよび無線通信システムの通信方法
WO2017188172A1 (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 国立大学法人電気通信大学 無線通信装置及びアンテナ装置
JPWO2017188172A1 (ja) * 2016-04-25 2019-02-28 国立大学法人電気通信大学 無線通信装置及びアンテナ装置
US10938119B2 (en) 2016-04-25 2021-03-02 The University Of Electro-Communications Wireless communication device and antenna device
US10680728B2 (en) 2016-06-09 2020-06-09 Nec Corporation Radio communication system, receiving apparatus, correction apparatus, antenna correction method and program
JP2018037744A (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 日本電信電話株式会社 アンテナ調整方法及び通信システム
KR101798105B1 (ko) 2017-01-04 2017-11-16 (주)엑스엠더블유 Oam 안테나의 지향 정렬 장치
WO2018216438A1 (ja) * 2017-05-24 2018-11-29 国立大学法人電気通信大学 無線通信装置及びアンテナ装置
JPWO2018216438A1 (ja) * 2017-05-24 2020-03-26 国立大学法人電気通信大学 無線通信装置及びアンテナ装置
US10868370B2 (en) 2017-05-24 2020-12-15 The University Of Electro-Communications Wireless communication apparatus and antenna device
JP7006961B2 (ja) 2017-05-24 2022-01-24 国立大学法人電気通信大学 無線通信装置及びアンテナ装置
JP2019062297A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 日本電信電話株式会社 Oam多重通信システムおよびアンテナ軸ずれ補正方法
WO2019116774A1 (ja) * 2017-12-14 2019-06-20 日本電気株式会社 無線送信装置、ベースバンド処理装置、無線送信方法、及び無線受信装置
JPWO2019116774A1 (ja) * 2017-12-14 2020-11-19 日本電気株式会社 無線送信装置、ベースバンド処理装置、無線送信方法、及び無線受信装置
US11159211B2 (en) 2017-12-14 2021-10-26 Nec Corporation Radio transmission device, baseband processing device, radio transmission method, and radio reception device
WO2023047583A1 (ja) * 2021-09-27 2023-03-30 日本電信電話株式会社 無線通信方法、無線通信装置、及び無線通信システム
WO2023047582A1 (ja) * 2021-09-27 2023-03-30 日本電信電話株式会社 送信方法及び送信装置
WO2024010996A1 (en) * 2022-07-07 2024-01-11 Qualcomm Incorporated Rotational alignment for multiple-input multiple-output devices

Also Published As

Publication number Publication date
US20150357710A1 (en) 2015-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015231108A (ja) アンテナ装置、及び、アンテナの方向調整方法
US9680224B2 (en) Multiple polarization loop antenna and associated methods
CN109643847B (zh) 天线阵列校准系统和方法
US9368870B2 (en) Methods of operating an access point using a plurality of directional beams
CN105580200B (zh) 用于天线对准的设备和方法
US20080136721A1 (en) Polarization-diverse antenna array and associated methods
JP4308299B2 (ja) 三重偏波パッチアンテナ
US8860612B2 (en) Antenna device for generating reconfigurable high-order mode conical beam
JP2017147496A (ja) 複数の送信アンテナの位相校正装置
US9680211B2 (en) Ultra-wideband antenna
JPWO2015108133A1 (ja) アンテナ指向性制御システム及びそれを備える無線装置
WO2017145493A1 (ja) 無線通信システム、送信装置、受信装置、及び通信方法
JP4308298B2 (ja) 三重偏波スロットアンテナ
JP2016208223A (ja) アンテナ装置及び測位信号の送信機
EP3364500A1 (en) Antenna unit and antenna array
US9812778B2 (en) Integrated circuit apparatus with switched antennas
KR101412135B1 (ko) Mimo용 수평 편파 무지향성 안테나
JP6439481B2 (ja) アンテナ装置
JP2020096284A (ja) アンテナ装置、及び通信方法
US20180090849A1 (en) Extended Phase Center and Directional Gain with Modified Taper Slot Antenna for Lower Frequencies
JP7161750B2 (ja) ループアンテナの給電装置
SE2030176A1 (en) Antenna array with cross-polarization leakage suppression
CN218975790U (zh) 一种定位天线及定位系统
TWI715237B (zh) 無線定位方法
US10038244B2 (en) Flat antenna for satellite communication

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170309

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20170821