JP4308298B2 - 三重偏波スロットアンテナ - Google Patents

三重偏波スロットアンテナ Download PDF

Info

Publication number
JP4308298B2
JP4308298B2 JP2007548134A JP2007548134A JP4308298B2 JP 4308298 B2 JP4308298 B2 JP 4308298B2 JP 2007548134 A JP2007548134 A JP 2007548134A JP 2007548134 A JP2007548134 A JP 2007548134A JP 4308298 B2 JP4308298 B2 JP 4308298B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feeding
slot
feeding points
antenna device
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007548134A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008526099A (ja
Inventor
ラーシュ マンホルム,
フレドリク ハリソン,
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Publication of JP2008526099A publication Critical patent/JP2008526099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4308298B2 publication Critical patent/JP4308298B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/38Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/10Resonant slot antennas
    • H01Q13/106Microstrip slot antennas

Description

本発明は、第1面と第2面を持つ誘電部材を備えたアンテナ装置に関し、第1面及び第2面は、それぞれ、導電性表面構造が形成されている。アンテナ装置における第1面の導電性構造は接地面であり、かつ、第2面の導電性構造は給電部である。接地面にはギャップを構成する少なくとも一つのスロットがあり、そして、給電部は少なくとも第1乃至第4給電線を含み、各給電線は接地平面で少なくとも一つのスロットと交差し、かつ、問題のスロットを超えて伸び、スロットをある距離通過し、距離はスタブを構成し、そして、各交差部分はアンテナ装置のための給電点を構成する。
無線通信システムに対する要求は、着実に増加してきており、かつ、今でも増加しつつある。そして、この増加の間、多くの技術的進展段階があった。無相関な伝搬経路を採用することにより、無線システム用に増加したシステム容量を獲得するため、MIMO(マルチ入力マルチ出力)システムが、その容量を改善するための望ましい技術を構成するものと考えられてきた。MIMOは、例えば、数個の送信および受信アンテナにより、多くの個別の独立した信号経路を採用する。送信と同様に受信に対しても多くの無相関アンテナ・ポートを持たなけれ、望ましい結果は得られない。
MIMOシステムには、チャネルを評価すること、及び、常にその評価を更新することが求められる。この更新は、既知の方法で、いわゆるパイロット信号を連続的に送信することで実現してもよい。チャネルの評価結果は、チャネル・マトリックスとして得られる。もし、多くの送信アンテナTxが、多くの受信アンテナRxに対して、送信信号ベクトルを構成する信号を送信すれば、全Tx信号が一つのRxアンテナで合計され、そして、その一次結合により、受信信号ベクトルが形成される。受信信号ベクトルを逆チャネル・マトリックスと乗算することによってチャネルは補償され、そして、最初の情報が獲得される、即ち、正確なチャネル・マトリックスが分れば、正確な送信信号ベクトルを得ることができる。これにより、チャネル・マトリックスは、TxアンテナポートとRxアンテナポートとを結合するものとして働く。これらのマトリックスはMxNのサイズであり、ここで、MはTxアンテナの入力(アンテナ・ポート)数であり、NはRxアンテナの出力(アンテナ・ポート)数である。このことは、MIMOシステム分野の当業者には既知である。
MIMOシステムを効率的に機能させるため、無相関の、または、少なくとも本質的に無相関の送信信号が必要である。この明細書中、“無相関信号”という用語は、信号の放射パターンがほぼ直交していることを示す。アンテナが、少なくとも二つの直交偏波で送受信を行なう構成であれば、一つのアンテナで可能となる。もし、一つのアンテナで、三つ以上の直交偏波を使用する場合、複数の独立伝搬経路を持つ、いわゆる高散乱環境で使用する必要がある。なぜなら、そうしなければ、三つ以上の直交偏波から利得を得ることができないからである。多くの電磁波が空間の単一の点で同時に発生する場合、高散乱環境は起ると考えられている。従って、高散乱環境では、複数の独立伝搬経路は使用するアンテナの全ての自由度を可能とするので、三つ以上の直交偏波を使用できる。
MIMOシステムのアンテナは、アンテナ・ポートでの受信信号間の低相関を達成するため、空間的分離、即ち、物理的分離を利用する。然しながら、これは、結果として大きな配列を必要とし、例えば、携帯端末には適当でない。無相関信号を達成するための他の一つの方法は、偏波分離、即ち、直交偏波で信号を通常に送信し受信することである。
米国特許公開公報US2002/0190908
かくして、3個のポートを持つMIMOアンテナに、3個の直交ダイポールを用いることが提案されてきたが、そのようなアンテナは生産するのに複雑であり、かつ、例えば、MIMOシステム(約2GHz)に使用する周波数のような高周波数で使用する場合、多くの空間が必要となる。特許文献1に開示されているように、最大6個までのポートが着想されているが、交差ダイポールとそれに付随するループ素子は依然として複雑な構造であり、高周波用として妥当なコストで実現するのは困難である。
本発明の目的は、MIMOシステムに適するアンテナ装置を提供することであり、そのアンテナ装置は、ほぼ無相関な三重偏波を送受信できる。さらに、アンテナ装置は薄い構造で低コストに作られ、かつ、例えば、MIMOシステムで使用される周波数のような、高周波数にも対応可能である。
上記目的は、はじめに説明したアンテナ装置によって達成でき、さらに、そのアンテナ装置は以下のような特徴を有する。即ち、給電点は、多くの対照的な給電点対を構成するだけの数があり、給電部の全給電点は、受信と同様に送信においても少なくとも一つのスロットに給電するように用意される。第1動作モードでは、少なくとも二対の対照的な給電点が互いに本質的に同位相で給電され、結果としてスロット・ギャップを横切る方向に、一定の第1電界となる。そして、第2動作モードでは、少なくとも一個の給電点対の給電点は、互いに本質的に180°異なる位相で給電され、結果としてスロット・ギャップを横切る方向に、正弦変化する第2電界が生じる。第3動作モードでは、少なくとも一個の給電点対の給電点は、第2動作モードの給電点対から分離し、互いに本質的に180°異なる位相で給電され、結果としてスロット・ギャップを横切る方向に、正弦変化する第3電界が生じる。そこでは、第2動作モードの給電点対と交わる第1想像線と、第3動作モードの給電点対に交わる第2想像線とが、互いにほぼ垂直に交差する。
好ましい実施形態が従属する特許請求項で開示される。
例えば、以下のような幾つかの利点が本発明によって達成される。
つまり、低価格の三重偏波アンテナ装置が得られる。また、プレーナー技術で作られる三重偏波アンテナが作製可能であり、空間を消費するアンテナ装置を避けることができる。更に、生産の容易な三重偏波アンテナが得られる。
本発明により、いわゆる三重偏波アンテナ装置が提供される。三重偏波アンテナ装置は、三つのほぼ直交する放射パターンを放射するよう設計される。
本発明の第1実施形態を図式的に示す図1のように、三重偏波アンテナ装置1には、銅被覆の誘電体ラミネート2、例えば、テフロンを基本とするラミネートを含む。ラミネート2には、第1銅被覆面3と第2銅被覆面4がある。第1銅被覆面3では銅が除去され、リング形状スロット5が銅の中に作られる。スロット5は、接地面でギャップを構成する。第2面4では、殆どの銅は除去され、スロット5を励起する給電ネットワーク6を残す。銅の除去は多くの方法で実施されてよく、最ものぞましくは、エッチングである。例えば、フライス加工又はスクリーン印刷も考えられる。
給電ネットワーク6により、リング形状スロット5は三つの異なるモード、第1モード、第2モード及び第3動作モードで励起され、3つの直交放射パターンの送信が可能となる。リング5の円周の長さは、アンテナ装置1が設計される周波数帯域の中心周波数から計算して、約1−2波長である。さらに、波長は、いわゆる導波長に影響を与えるラミネート物質効果を考慮して計算される。
給電ネットワーク6には、さらに、第1と第2の4ポート90度3dBハイブリッド接点7、8及び第1と第2の90°移相器9、10を含む。各4ポート90度3dBハイブリッド接点7、8は、4個の端子A、B、Σ及びΔを有する。もしΔ端子がその特性インピーダンスに接続されるなら、Σ端子の入力信号はAとB端子で二つの信号に分割され、各信号は同じ振幅を持つが、A端子の位相は−90°シフトしている。一方、もしΣ端子がその特性インピーダンスに接続されるなら、Δ端子の入力信号はAとB端子で二つの信号に分割され、各信号は同じ振幅を持つが、A端子の位相は+90°シフトしている。その機能は、相反関係である。
図1に示すように、第1の4ポート90度3dBハイブリッド接点7には、差端子(difference terminal)Δ1、和端子(sum terminal)Σ1及び2個の信号端子A1とB1を含む。さらに、第2の4ポート90度3dBハイブリッド接点8には、差端子Δ2、和端子Σ2及び2個の信号端子A2とB2を含む。和端子Σ1とΣ2は、和接続点12で共通の和信号ポート11に接続される。
給電ネットワーク6には、導体13、14、15、16を含み、その導体13、14、15、16は、第1の90度3dBハイブリッド接点7と第2の90度3dBハイブリッド接点8から伸び、本質的に等しい長さであり、第1移相器9と第2移相器10を励起する。導体13、14、15、16は、第1交点17、第2交点18、第3交点19、第4交点20で、リング形状スロット5を横切り、それらは、交点17、18、19、20でスロット5の接線に本質的に90度である。導体13、14、15、16は、スロット5を越える時には主要方向を持ち、この場合には、それら導体は本質的に直角のその円を“乗り越える”ことを意味する。
4つの交点17、18、19、20は、給電点として機能するので、以降、給電点と呼ぶ。これらの4つの給電点17、18、19、20、繋がっており、第1給電点17、第2給電点18、第3給電点19及び第4給電点20を形成し、スロット5の中心に位置し、リング形状スロット5の中間にある円周を形成する想像円(不図示)の円周に沿って、ほぼ90度離れる。かくして、後続の給電点17、18、19、20は、第1給電点17と第2給電点18は互いに反対の位置にあり、そして、第3給電点19と第4給電点20は互いに反対の位置にあり、後続の給電点の時計方向順序は、第1給電点17、第4給電点20、第2給電点18及び第3給電点19である。
第1給電点17と第2給電点18は第1給電点対を構成し、かつ、第3給電点19と第4給電点20は第2給電点対を構成する。第1給電点対と交差する第1想像線L1と、第2給電点対と交わる第2想像線L2は、互いにほぼ垂直をなす。
信号端子A1は、第1移相器9を経由して第1給電点17に接続され、そして、信号端子A2は、第2移相器10を経由して第3給電点19に接続される。さらに、信号端子B1は、第2給電点18に接続され、そして、信号端子B2は、第4給電点20に接続される。
さらに、図1に示されるように、導体13、14、15、16は外側からスロット5と交差し、かつ、スロット5の中心に向かって内側に伸び、各給電点17、18、19、20をある距離で越え、各々、いわゆるスタブ21、22、23、24を形成する。
第1動作モードの場合、和信号ポート11には和接続点12に信号を給電され、その信号は等しく分割され、そして、さらに、90度3dBハイブリッド接点7、8の各和ポートΣ1とΣ2のそれぞれに同相で給電される。次に、90度3dBハイブリッド接点7、8は、各入力信号を等しく分割し、端子A1とA2の信号を−90度シフトして、各信号端子A1とB1及びA2とB2にそれぞれ出力する。A1とA2からの信号は、各90°移相器9、10を介して給電され、その移相器は、個別部品にするか90°に相当するよう導体長を調整してもよい。この意味することは、各移相器9、10の後は、端子A1とA2からの信号は+90°シフトし、全位相シフト量は、−90°+90°=0°になるということである。
また、図1bを参照して、信号端子B1とB2からの出力は全く位相シフトしていないので、リング形状スロット5には、同じ振幅と位相で、給電点17、18、19、20に給電されることになり、一定磁電流ループ25となり、同軸導体におけるTEMモードとみなしてもよい。この磁電流25は、第1電界26に相当し、一定で、スロット5内で放射状に向き、図1bでは多数の放射状に向く矢印で示される。
図1aを参照して、第2動作モードでは、信号は、第1差ポート27を経由して、第1の90度3dBハイブリッド接点7の第1差端子Δ1に給電される。次に、第1の90度3dBハイブリッド接点7は入力信号を等しく分割し、端子A1の信号を+90°シフトして、各信号端子A1とB1に出力する。次に、A1からの信号は、第1移相器9を介して給電される。この意味することは、第1移相器の後は、端子A1からの信号は+90°シフトし、全位相シフト量は、90°+90°=180°になるということである。
また、図1cを参照して、信号端子B1からの出力は全く位相シフトしていないので、リング形状スロット5には、同じ振幅だが、位相差180°で各給電点17、18に給電されることになる。リング形状スロット5と交差する導体13、14は反対方向からスロットと交差するので、結果の電界は協同し、リング形状スロット5内で第2電界28となり、正弦波変化をし、基板2の平面内のリング形状スロット5内で放射方向となる。その電界は、電界の強さに相当する長さを持つ多数の矢印で、図1cで示されており、矢印は、電界が時間とともに調和的に変化する時の瞬間的な電界分布を示す。この動作モードは、同軸導体におけるTE11モードに相当する。
図1aを参照して、第3動作モードは第2動作モードに相当するが、ここでは、信号が、第2差ポート29を経由して、第2の90度3dBハイブリッド接点8の差端子Δ2に給電される。また、図1dを参照すると、これはリング形状スロット5内で第3電界となり、正弦波変化をし、基板2の平面内のスロット5内で放射状に向く。また、この動作モードは同軸導体におけるTE11モードに相当し、第2動作モードのTE11モードに対して、90°回転している。フィールドに対して同じ参照方向を使用し、もし第2電界28が正弦変化をすれば、第3電界30は余弦変化をする。このことは、第3電界30は、さらに、第2電界28に対して垂直であるということを意味する。
結論として、スロットは、いまや、三つの異なる方法で励起され、かくして、第1乃至第3電界を持つ三つの異なるモードを獲得し、全てが理想的にはお互いに直交する開口フィールドを構成する。
また、相当する放射パターンは直交し、かつ、相関はゼロに等しく、相関ρは次のように書くことができてもよい。
Figure 0004308298
上記の式で、Ωは表面を表し、記号は、それが複素共役をであることを意味する。放射パターンの積分のために、Ωは、全ての空間角度を含む閉じられた平面を表し、この積分値がゼロに等しい場合は、放射パターン間には全く相関がない、即ち、放射パターンは互いに直交している。分母は効果の正規化項である。
放射パターンが直交していることを決定する場合、開口フィールドを使用することが可能である。開口フィールドを考慮する時、Ωは開口面を表す。開口フィールドは直交しており、その理由は、一定(第1モード)倍の正弦波変化(第2及び第3モード)の一周期にわたる積分はゼロに等しいからである。さらに、2個の正弦関数変化、正弦余弦、(第2及び第3モード)の一周期にわたる積分もまた、ゼロに等しい。これらのフィールド26、28、30はアンテナ装置1の開口部で直交しており、そして、アンテナ1の開口電流(不図示)に相当し、かくしてまた、その開口電流は直交しており、また、当業者には周知のように、離れたフィールドには直交フィールド・ベクトルを含む。
少なくとも本質的に直交する放射パターンを持つということは、非常に望ましいことであり、その理由は、このことにより、非相関並列チャネルが可能になる、すなわち、チャネル・マトリックスの列が独立であってもよいからである。言い換えると、このことは、本発明がMIMOシステムに応用可能であることを意味する。
重ね合わせにより、全ての動作モードは同時に動作してもよく、かくして、三重偏波アンテナ装置により、3個の本質的に直交する放射パターンが送信可能となる。
給電ネットワーク6の実際の実装は重要ではないが、当業者に明らかな方法で変化してもよい。第1実施形態による本発明の重要な特徴は、スロット5が3種の動作モードにおいて給電され、第1動作モードでは、放射電界がスロット5で獲得されるということになる。他の動作モードでは、フィールドの強さが正弦変化する2つの電界が、スロット5で獲得されるということになり、これら電界の一つは、他に対して90°回転している。この機能は、給電ネットワーク6の設計によって、又は、どのように開口給電点17、18、19、20が着想されるかで、制限されることはない。このことは、図2、3及び4を参照し、二つの代替となる典型的な実施形態で図示される。
本発明の第2実施形態を図式的に示す図2のように、三重偏波アンテナ装置1’には、図1を参照して説明したものと類似の、銅被覆誘電体ラミネートを含む。かくして、ラミネート2には、第1銅被覆面3と第2銅被覆面4を含む。第1銅被覆面3では、銅のなかにリング形状スロット5が提供されるように銅が取り除かれる。第2面では、銅の大部分が取り除かれ、スロット5を励起ための給電ネットワーク6’を残す。
ここで、給電ネットワークには、90度3dBハイブリッド接点を全く含まないが、第1及び第2の180°移相器31、32を含む。図2に示されるように、アンテナ装置1’には、第1差ポート33、第2差ポート34及び和ポート35を含み、一方の和ポート35と他方の差ポート33、34は、リング形状スロット5のために、分離した給電点を構成する。
第1差ポート33では、接続点36があり、そこで、入力信号まず等しく分割され、次に、同じ位相で第1ブランチ37と第2ブランチ38に給電される。第1ブランチ37には、第1の180°移相器31を介して給電する。このことは、第1の180°移相器の後では、第1ブランチ37における信号は180°シフトされるということを意味する。第1ブランチ37及び第2ブランチ38における導体は、第1の180°移相器を除いて等しい長さであり、二つの交点39、40でリング形状スロット5と交差し、交点39、40でリング形状スロット5の接線に対して本質的に90°でスロット5と交差する。給電点として機能するこれら2個の交点39、40は、リング形状スロット5の周りで本質的に180°で分離される、即ち、ブランチ37、38は、お互いに本質的に反対のスロットと交差し、かつ、180°の位相差をもって給電される。
第2差ポート34では、第1、第2ブランチ41、42を持つ同様の装置があり、第2差ポート34の第1ブランチ41には、第2の180°移相器32を介して給電される。また、第1ブランチ41と第2ブランチ42の導体は、第2の180°移相器32を除いて等しい長さであり、二つの交点43、44でリング形状スロット5と交差し、交点43、44でリング形状スロットの接線に対して本質的に90°でスロットと交差する。
給電するポイントとして機能し、以下、給電点と呼ぶであろうが、四つの交点39、40、43、44は後続しており、第1給電点39、第2給電点40、第3給電点43及び第4給電点44を形成し、そして、リング形状スロット5の中心に位置し、スロット5の平均円周を形成する想像円(不図示)の円周に沿って、本質的に90°で分離される。かくして、後続の給電点39、40、43、44は、第1給電点39及び第2給電点40は互いに反対の位置にあり、そして、第3給電点43と第4給電点44は互いに反対の位置にあり、時計周りに、第1給電点39、第4給電点44、第2給電点40及び第3給電点43が配置されている。
第1給電点39と第2給電点40は第1給電点対を構成し、かつ、第3給電点43と第4給電点44は第2給電点対を構成する。第1給電点対と交差する第1想像線L1及び第2給電点対と交差する第2想像線L2は、本質的に互いに垂直である。
和端子35には接続点45があり、先ず、入力信号は四つの部分に等しく分割され、次いで、第1ブランチ46、第2ブランチ47、第3ブランチ48及び第4ブランチ49に同じ位相で供給される。同じ長さのこれら四つの和ブランチ46、47、48、49は、四つの位置50、51、52、53でリング形状スロット5と交差し、交点50、51、52、53で、リング形状スロット5の接線に対して本質的に90°でスロットと交差する。
給電するポイントとして機能し、以下、給電点と呼ぶであろうが、これらの四つの後者の交点50、51、52、53は後続し、第5給電点50、第6給電点51、第7給電点52及び第8給電点53を形成し、そして、想像円はスロット5の平均円周を形成するが、リング形状スロット5の中心に位置するその想像円(不図示)の円周に沿って、本質的に90°で分離される。かくして、後続の給電点50、51、52、53は、第5給電点50と第7給電点52の給電点は互いに反対にあり、そして、第6給電点51と第8給電点53の給電点は互いに反対にあるように配置され、後続の給電点の時計方向順序は、第5給電点50、第6給電点51、第7給電点52及び第8給電点53である。
一方の、第1差ポート33と第2差ポート34の四つの給電点39、40、43、44、及び、他方の、和ポート35の四つの給電点50、51、52、53は、想像円に沿って本質的に45°で相互に分離されて、スロット5と交差し、給電点39、40、43、44、50、51、52、53でスロットに給電することになり、本質的に45°で分離され、即ち、リング形状スロット5の周辺に均等に配置される。
図2に示されるように、スロット5は、第1差ポート33と第2差ポート34から、導体37、38、41、42によって給電され、その導体37、38、41、42は外側からスロット5と交差し、そして、スロットの中心に向かってある距離内側に延び、それぞれ、いわゆるスタブ54、55、56、57を形成する。さらにスロット5は、和ポート35から、導体46、47、48、49によって給電され、その導体46、47、48、49は内側からスロット5と交差し、そして、外側に向かってある距離延び、それぞれ、いわゆるスタブ58、59、60、61を形成する。
第1動作モードでは、和信号が和接続点45に給電され、その信号は、先ず、四つの部分に分割され、さらに、各給電点50、51、52、53に同じ位相で給電され、リング形状スロット5に同じ振幅と位相で給電することになり、次に、図1bをまた参照して、一定磁電流ループという結果になり、これは、同軸導体におけるTEMモードと見なされてもよい。この磁電流は、一定でスロット内で放射方向をむく第1一定電界の相当する。
図2を参照して、第2動作モードでは、信号は第1差ポート33に供給され、第1差ポート33の第1及び第2ブランチ37、38に分割される。第1ブランチ37の信号は、第1の180°移相器31を介して供給される。第2ブランチ38の信号は位相シフトしていないので、リング形状スロット5には、等しい振幅だが180°の位相差のある信号が供給されることになる。リング形状スロット5と交差する導体37、38は、反対方向からスロット5と交差するので、結果として生じる電界は協同し、図1bをまた参照して、リング形状スロット5内で第2電界28ということになり、正弦波変化をし、基板2の平面内のリング形状スロット5内で放射状に向く。この動作モードは、同軸導体におけるTE11モードに相当する。
図2を参照して、第3動作モードは、第2動作モードに相当するが、ここでは、信号は第2差ポート34に供給され、リング形状スロット5内で第3電界30ということになり、正弦波変化をし、基板2の平面内のスロット5内で放射状に向く。この動作モードもまた、同軸導体におけるTE11モードに相当し、第2動作モードのTE11モードに対して90°回転している。フィールドに同じ参照方向を用いると、もし第2電界28が正弦で変化するなら、第3電界30は余弦で変化する。これは、さらに第3電界30は、第2電界28に垂直であることを意味する。
結論として、いまや、第1実施形態の場合と同様の方法で、三つの直交放射パターンがある。
重ね合わせにより、全ての動作モードが、図1aによる三重偏波アンテナ装置1の場合と同様に、同じ時間に動作してもよく、かくして、三重偏波アンテナ装置もまた、三つの本質的に直交する放射パターンを送信できるようになる。
リング形状スロットは、適当な長さのスロットが互いに接続されない個別スロットに分割されてもよい。図3による実施形態は、図1aによる実施形態で使用されたものと同じ給電部を採用するアンテナ装置1''を示し、そこでは、全ての機能は図1aのものと等価である。ここでは、第1スロット62、第2スロット63、第3スロット64及び第4スロット65がばらばらに採用され、各交差導体13’、14’、15’、16’に対して一つのスロットである。
図4に示される実施形態は、図2による実施形態で使用されたものと同じ給電部を採用するアンテナ装置1'''を示し、全ての機能は図2のものと等価である。ここでは、第1スロット66、第2スロット67、第3スロット68、第4スロット69、第5スロット70、第6スロット71、第7スロット72及び第8スロット73が採用され、各交差導体37’、38’、41’、42’、46’、47’、48’、49’に対して一つのスロットである。
相反関係のため、説明した全ての三重偏波アンテナ装置1、1’、1''、1'''の送信特性に対して、当業者には既知のことであるが、それに相当する等価な受信特性があり、このため、三重偏波アンテナ装置は、三つの本質的に非相関の動作モードで送信と受信の両方ができるようになる。
本発明は以上に説明した実施形態に限定されず、単に、本発明の例として見なされるべきであり、添付の特許請求の範囲内で自由に変更されてもよい。
説明したラミネートの代わりに、キャリア装置の他の形態が考えられてもよい。例えば、各面に置かれた、例えば、銅で作られた薄い導体箔のある各種形式の発砲体が使用されてもよい。導体部分は、他の適当な導体物質、例えば、アルミニウム、銀又は金などで作られてもよい。さらに、導体部分は、空気のみで分離され、適当な固定物(不図示)によって所定の位置に保持された薄い箔の形であってもよい。導体部分は導体表面構造を構成する。
また、例えば、正方形又は八角形のような、他のスロット構造が考えられてもよい。
さらに、給電ネットワークは多くの異なる方法で実装されてもよく、それらは当業者には明らかである。単一のスロット又は複数のスロットには、他の相互に直交する偏波、例えば、右手円形偏波、及び/又は、左手円形偏波を得る方法で給電されてもよい。
本発明の第1実施形態を図式的に示す斜視図である。 本発明に係るフィールド特性を図式的に示す斜視図である。 本発明に係るフィールド特性を図式的に示す斜視図である。 本発明に係るフィールド特性を図式的に示す斜視図である。 本発明の第2実施形態を図式的に示す斜視図である。 本発明の第3実施形態を図式的に示す斜視図である。 本発明の第4実施形態を図式的に示す斜視図である。

Claims (8)

  1. 第1面(3)及び第2面(4)を有する誘電体(2)を備えたアンテナ装置であって、
    前記第1面(3)、第2面(4)の各々には、導電性表面構造が形成され、
    前記第1面(3)に形成された導電性構造は、接地面であり、
    前記第2面(4)に形成された導電性構造は、給電部(6、6’)であり、
    前記接地面には、ギャップを構成する少なくとも1つのスロット(5、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73)が設けられ、
    前記給電部(6、6’)は少なくとも、第1給電線(13、13’、37、37’)、第2給電線(14、14’、38、38’)、第3給電線(15、15’、41、41’)及び第4給電線(16、16’、42、42’)を含み、
    各給電線(13、14、15、16、13’、14’、15’、16’、37、38、41、42、37’、38’、41’、42’)は、接地面にありリングの少なくとも一部を形成するスロット(5、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73)のギャップと交差し、かつ、問題のスロット(5、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73)を超えて伸び、スロット(5、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73)を、スタブ(21、22、23、24、54、55、56、57、58、59、60、61)を構成する所定距離だけ通過し、
    各交差部は、アンテナ装置(1、1’、1”、1''')のための給電点(17、18、19、20、39、40、43、44、50、51、52、53)を構成し、
    給電点(17、18、19、20、39、40、43、44、50、51、52、53)は、向かい合った複数対の給電点(17と18、19と20、39と40、43と44、50と52、51と53)を含み、
    給電部(6、6’)の全ての給電点(17、18、19、20、39、40、43、44、50、51、52、53)は、送信部と受信部における、少なくとも1つのスロット(5、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73)に給電する構成となっており、
    第1動作モードでは、向かい合った給電点の対(17と18、19と20、50と52、51と53)の少なくとも2対には同じ位相で給電が行なわれ、その結果、前記スロット内で放射方向を向く一定の向きと強度との第1電界(26)が得られ、
    第2動作モードでは、少なくとも1対の給電点(17と18、39と40)には180度差の位相で給電が行なわれ、その結果、前記スロットと交差する方向に、正弦変化する第2電界(28)が得られ、
    第3動作モードでは、前記第2モードの対とは異なる、少なくとも1対の給電点(19と20、43と44)には、180度差の位相で給電が行なわれ、その結果、前記スロットと交差する方向に、正弦変化する第3電界(28)が得られ、
    前記第2動作モードで給電する給電点の対(17と18、39と40)と交わる第1想像線(L1)、及び、前記第3動作モードで給電する給電点の対(19と20、43と44)と交わる第2想像線(L2)とは、互いにほぼ垂直に交差することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記第1乃至第3動作モードには、同時に移行可能であることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 全ての給電線(13、14、15、16、13’、14’、15’、16’、37、38、41、42、37’、38’、41’、42’)は、同じ長さであることを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記給電部は、第1、第2の4ポート90度3dBハイブリッド接点(7、8)と、第1、第2の90度移相器(9、10)とを更に含み、
    前記第1の4ポート90度3dBハイブリッド接点(7)は、差端子Δ1と、和端子Σ1と、2つの信号端子A1、B1を含み、
    前記第2の4ポート90度3dBハイブリッド接点(8)は、差端子Δ2と、和端子Σ2と、2つの信号端子A2、B2を含み、
    和端子Σ1、Σ2は、和接続点(11)において、共通の和信号に接続され、
    更に信号端子A1、B1、A2、B2のそれぞれは、給電点(17、18)がそれぞれ信号端子A1及びB1から給電されるように、給電点(17、18、19、20)に繋がる給電線(13、14、15、16)に接続され、
    第1、第2給電点(17、18)は、互いに逆向きであり、それらは、第1動作モードの給電点であり、第3、第4給電点(19、20)は、それぞれ信号端末A2、B2から給電され、
    第3、第4給電点(19、20)は、互いに逆向きであり、それらは、第2動作モードの給電点であり、第1、第2、第3、第4給電点(17、18、19、20)は、第1動作モードの給電点であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記給電部(6’)は、第1及び第2の180度移相器(31、32)と、第1差ポート(33)、第2差ポート(34)、及び和ポート(35)とを含み、
    各差ポート(33、34)は、第1、第2ブランチ(37と38及び41と42)を有し、各ブランチ(37、38、41、42)は、前記第1差ポート(33)の前記第1ブランチ(37)が第1給電点(39)に接続され、前記第1差ポート(33)の前記第2ブランチ(38)が第2給電点(40)に接続され、前記第2差ポート(34)の前記第1ブランチ(41)が第3給電点(43)に接続され、前記第2差ポート(34)の前記第2ブランチ(42)が第4給電点(44)に接続されるように、対応する給電点(39、40、43、44)に導かれる給電線を備え、
    前記第1、第2給電点(39、40)は、互いに逆側にあって、前記第2動作モードの給電点であり、
    前記第3、第4給電点(43、44)は、互いに逆側にあって、前記第3動作モードの給電点であり、
    更に、和ポート(35)は、第1乃至第4和ブランチ(46、47、48、49)を備え、
    前記第1和ブランチ(46)は第5給電点(50)に接続され、前記第2和ブランチ(47)は第6給電点(51)に接続され、前記第3和ブランチ(48)は第7給電点(52)に接続され、前記第4和ブランチ(49)は第8給電点(53)に接続され、
    前記第5、第7給電点(50、52)は、互いに逆側に配置され、前記第6、第8給電点(51、53)は、互いに逆側に配置され、
    第5乃至第8給電点(50、51、52、53)は、第1動作モードの給電点であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のアンテナ装置。
  6. 少なくとも1つのスロットは、前記接地面における分散スロット(62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73)の形態であり、各給電点には、1つのスロットが対応することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 少なくとも1つのスロットは、連続的なほぼリング形スロット(5)であり、給電点(17、18、19、20、39、40、43、44、50、51、52、53)は、そのスロットの中間の円周沿いに均等に配置されることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のアンテナ装置。
  8. 各給電線(13、14、15、16、13’、14’、15’、16’、37、38、41、42、37’、38’、41’、42’)は、前記スロット(5)と交差し、前記中間の円周の接線に対して、ほぼ90度を為すことを特徴とする請求項6又は7に記載のアンテナ装置。
JP2007548134A 2004-12-27 2004-12-27 三重偏波スロットアンテナ Expired - Fee Related JP4308298B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/SE2004/002012 WO2006071140A1 (en) 2004-12-27 2004-12-27 A triple polarized slot antenna

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008526099A JP2008526099A (ja) 2008-07-17
JP4308298B2 true JP4308298B2 (ja) 2009-08-05

Family

ID=36615187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007548134A Expired - Fee Related JP4308298B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 三重偏波スロットアンテナ

Country Status (8)

Country Link
US (1) US7659860B2 (ja)
EP (1) EP1831960B1 (ja)
JP (1) JP4308298B2 (ja)
KR (1) KR101115243B1 (ja)
CN (1) CN101091289B (ja)
AT (1) ATE462207T1 (ja)
DE (1) DE602004026227D1 (ja)
WO (1) WO2006071140A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101425628B (zh) * 2007-11-01 2012-12-26 华硕电脑股份有限公司 天线装置
US7907096B2 (en) * 2008-01-25 2011-03-15 Andrew Llc Phase shifter and antenna including phase shifter
JP5050986B2 (ja) * 2008-04-30 2012-10-17 ソニー株式会社 通信システム
CN101483277B (zh) * 2008-12-30 2012-07-25 清华大学 一种三极化的共形天线
WO2010115191A1 (en) * 2009-04-03 2010-10-07 Board Of Trustees Of The University Of Arkansas Circularly polarized microstrip antennas
CN101615724B (zh) * 2009-07-21 2013-05-22 清华大学 一种三极化的共形天线
US8928544B2 (en) * 2011-02-21 2015-01-06 Her Majesty The Queen In Right Of Canada As Represented By The Minister Of National Defence Wideband circularly polarized hybrid dielectric resonator antenna
WO2015089823A1 (zh) * 2013-12-20 2015-06-25 华为技术有限公司 一种三极化天线
US9991601B2 (en) 2015-09-30 2018-06-05 The Mitre Corporation Coplanar waveguide transition for multi-band impedance matching
US10205240B2 (en) 2015-09-30 2019-02-12 The Mitre Corporation Shorted annular patch antenna with shunted stubs
KR102412445B1 (ko) * 2017-12-19 2022-06-23 주식회사 케이엠더블유 이중편파 안테나 및 이를 포함하는 이중편파 안테나 조립체
US10892562B1 (en) * 2019-07-12 2021-01-12 King Fahd University Of Petroleum And Minerals Multi-beam Yagi-based MIMO antenna system
US11276942B2 (en) * 2019-12-27 2022-03-15 Industrial Technology Research Institute Highly-integrated multi-antenna array
CN111562860B (zh) * 2020-05-20 2023-11-24 维沃移动通信有限公司 触控显示屏及电子设备

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3165743A (en) * 1963-01-11 1965-01-12 Hatkin Leonard Amplitude/phase monopulse antenna system
US3665480A (en) * 1969-01-23 1972-05-23 Raytheon Co Annular slot antenna with stripline feed
CA1180992A (en) * 1980-09-15 1985-01-15 John E. Nordstrom High speed wrapping machine
ES2021522A6 (es) * 1990-04-20 1991-11-01 Consejo Superior Investigacion Radiador microbanda para polarizacion circular libre de soldaduras y potenciales flotantes.
FR2743199B1 (fr) * 1996-01-03 1998-02-27 Europ Agence Spatiale Antenne reseau plane hyperfrequence receptrice et/ou emettrice, et son application a la reception de satellites de television geostationnaires
EP0829917B1 (en) * 1996-09-12 2003-12-03 Mitsubishi Materials Corporation Antenna device
WO2001047059A1 (en) * 1999-12-23 2001-06-28 Rangestar Wireless, Inc. Dual polarization slot antenna assembly
US6507320B2 (en) * 2000-04-12 2003-01-14 Raytheon Company Cross slot antenna
MXPA02012930A (es) * 2000-07-13 2003-10-14 Thomson Licensing Sa Antena plana de bandas multiples.
US6512494B1 (en) * 2000-10-04 2003-01-28 E-Tenna Corporation Multi-resonant, high-impedance electromagnetic surfaces
US6646615B2 (en) * 2000-12-08 2003-11-11 Lucent Technologies Inc. Method and apparatus for wireless communication utilizing electrical and magnetic polarization
US6795020B2 (en) * 2002-01-24 2004-09-21 Ball Aerospace And Technologies Corp. Dual band coplanar microstrip interlaced array
US6947008B2 (en) * 2003-01-31 2005-09-20 Ems Technologies, Inc. Conformable layered antenna array

Also Published As

Publication number Publication date
ATE462207T1 (de) 2010-04-15
EP1831960B1 (en) 2010-03-24
KR20070093072A (ko) 2007-09-17
US20080074337A1 (en) 2008-03-27
US7659860B2 (en) 2010-02-09
DE602004026227D1 (de) 2010-05-06
CN101091289A (zh) 2007-12-19
KR101115243B1 (ko) 2012-03-14
EP1831960A1 (en) 2007-09-12
JP2008526099A (ja) 2008-07-17
WO2006071140A1 (en) 2006-07-06
CN101091289B (zh) 2012-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4308299B2 (ja) 三重偏波パッチアンテナ
Wu et al. Ultralow-profile, electrically small, pattern-reconfigurable metamaterial-inspired Huygens dipole antenna
Jastram et al. Design of a wideband millimeter wave micromachined Rotman lens
Xu et al. A Q-band low-profile dual circularly polarized array antenna incorporating linearly polarized substrate integrated waveguide-fed patch subarrays
Luo et al. Dual circularly polarized equilateral triangular patch array
US10148009B2 (en) Sparse phase-mode planar feed for circular arrays
JP2008526098A (ja) 三重偏波パッチアンテナ
JP4308298B2 (ja) 三重偏波スロットアンテナ
US10439297B2 (en) Planar antenna array
Cheng et al. Millimeter-wave frequency beam scanning array with a phase shifter based on substrate-integrated-waveguide
Etellisi et al. In-band full-duplex multimode lens-loaded eight-arm spiral antenna
Kiani et al. Wideband three loop element antenna array for future 5G mmWave devices
JP2012124901A (ja) マルチビームアンテナのシステム
Zhang et al. A compact dual-band triple-mode antenna with pattern and polarization diversities enabled by shielded mushroom structures
Kim et al. A shared-aperture cavity slot antenna-in-package concept featuring end-fire and broadside radiation for enhanced beam coverage of mmWave mobile devices
Row et al. A phased array design using a novel pattern reconfigurable antenna element
Kim et al. A programmable reconfigurable two-port half-loop antenna concept for mmwave wireless applications
Razmhosseini et al. Wideband antennas using coaxial waveguide
Wu et al. Generalized sequential rotation arrays with full control of dual-circularly-polarized aperture-field distribution based on elliptically-polarized elements
JP2012124902A (ja) マルチビームアンテナシステム
Cheng et al. A pattern reconfigurable design based on a slotted patch antenna with two feed ports
WO2021033350A1 (ja) アンテナ装置
Alekseitsev et al. An Investigation of Nontraditional Phased Array Components
JP2002223120A (ja) 円偏波型平面アレイアンテナ
De et al. Design of a microstrip multi-patch end-fired antenna for collision avoiding system of aircraft

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090406

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090430

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4308298

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140515

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees