JP2002223120A - 円偏波型平面アレイアンテナ - Google Patents
円偏波型平面アレイアンテナInfo
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Abstract
テナを4素子ボアサイト軸の回りに軸対称に配置した構
成では、指向性の制御に制限がある。 【解決手段】 長方形セル11をピラミッド型に配置し
て構成した線状アレイアンテナ素子3〜6をボアサイト
軸の回りに軸対称にn素子配置し、アンテナの向きを隣
り合うアンテナ毎に360/n度づつ回転させ、位相偏
移も360/n度づつ与えた構成で、広帯域での良好な
円偏波特性を実現することができる。さらに、長方形セ
ル11の短辺12、長辺13の比を調整し、あるいは長
方形セル11の数を変えたり線状アレイアンテナ素子3
〜6の素子間隔を変えることで指向性を制御できるとい
う有利な効果が得られる。
Description
良好な軸比特性を有する円偏波型の平面アレイアンテナ
に関するものである。
にわたって良好な円偏波特性を実現する構成として、特
開平01−268208号公報の構成が知られている。
に記載された従来の円偏波型のアンテナを示す。図21
において、70〜73は片側を短絡した円弧状4分の1
波長マイクロストリップアンテナ素子、74〜77は各
アンテナ素子の給電点、78〜81は各アンテナ素子の
開放面、82〜85は各アンテナ素子の短絡面である。
各アンテナ素子70〜73はボアサイト軸の回りに軸対
称に90度づつ回転させて配置されている。
70に0度の位相で給電したとき、アンテナ素子71に
90度の位相で給電し、アンテナ素子72に180度の
位相で給電し、アンテナ素子73に270度の位相で給
電し、さらにアンテナ素子70〜73に同振幅の電気信
号を給電する。これによりアンテナ4素子の隣り合う2
素子でそれぞれ偏波面が直交し、位相差90度の電気信
号が励振されるため円偏波を放射することが可能とな
る。
放面78〜81の距離a、アンテナ素子70〜73の中
心と短絡面82〜85の距離bの比を調整することによ
り、アンテナ素子70〜73の素子間隔を変えることが
できる。
性を満足するアンテナ構成は、4素子をボアサイト軸の
回りに軸対称に配置したシーケンシャル構成で、その素
子間隔を調整することによって広帯域での良好な円偏波
特性を実現することができるが、4素子構成であるた
め、指向性のサイドローブ抑圧や正面方向への狭ビーム
成形など、指向性の制御という点で制約があった。
に本発明は、直線偏波型の線状アレイアンテナn素子を
2次元的に配列した構成とグランド板とを有する平面ア
レイアンテナにおいて、線状アレイアンテナ素子をボア
サイト軸の回りに軸対称にn素子配置し、そのn素子の
アンテナの向きを隣り合うアンテナ素子毎に順次360
/n度づつ回転させ、さらにこの向きに応じて360/
n度づつ位相偏移して給電することのできる給電モジュ
ールとを備えたものである。
テナ素子を用いて、広帯域での良好な円偏波特性を満足
する円偏波型の平面アンテナを実現でき、さらに線状ア
レイアンテナ素子を構成する長方形セルの短辺と長辺の
比を変化させ、あるいは長方形セルの数を変えることに
よって、素子間隔や素子数を調整した指向性の制御が可
能となる。
は、線状導体で構成され短辺と長辺の比が1:2の構成
となる長方形セルと、セルの長辺に同じセルを長辺の1
/2の長さだけ長辺方向にずらして短辺方向に繰り返し
並べ構成される直線偏波型の線状アレイアンテナ素子
と、前記線状アレイアンテナ素子と平行な位置関係で設
けた接地導体と、前記線状アレイアンテナ素子をボアサ
イト軸の回りに軸対称にn素子配置してn素子のアンテ
ナの向きを隣り合うアンテナ素子毎に順次360/n度
づつ回転させた線状アレイアンテナ素子群と、各線状ア
レイアンテナ素子の向きに応じて360/n度づつ位相
偏移して給電させる給電回路とを備えることで、薄型の
平面アレイアンテナ構成で広帯域での良好な円偏波特性
を実現できるという作用を有する。
1に記載の構成に対し、前記線状アレイアンテナ素子を
表面に設けた誘電体基板と前記誘電体基板の裏面に設け
た接地導体とを有することで、薄型の平面アレイアンテ
ナ構成で広帯域での良好な円偏波特性を実現できるとい
う作用を有する。
1に記載の構成に対し、第1、第2、第3、第4の線状
アレイアンテナ素子と、第1の線状アレイアンテナ素子
を基準に第2の線状アレイアンテナ素子を90度回転さ
せ、第3の線状アレイアンテナ素子を180度回転さ
せ、第4の線状アレイアンテナ素子を270度回転させ
た構成と、第1、第2、第3、第4の線状アレイアンテ
ナ素子が同心円上に配置し平面アレイアンテナ面の法線
方向に対して軸対称となる構成とを有することで、薄型
の平面アレイアンテナ構成で広帯域での良好な円偏波特
性を実現できるという作用を有する。
1に記載の構成に対し、マイクロストリップ線路で構成
される線状アレイアンテナ素子を有することで、薄型の
平面アレイアンテナ構成で広帯域での良好な円偏波特性
を実現できるという作用を有する。
1に記載の構成に対し、線状アレイアンテナ素子を構成
する長方形セルの数を任意に変更する構成を有すること
で、薄型の平面アレイアンテナ構成で指向特性を制御で
きるという作用を有する。
1に記載の構成に対し、線状アレイアンテナ素子を構成
する長方形セルの長辺素子の長さを変えることによっ
て、短辺素子間の伝送線路長を任意に調整する構成を有
することで、薄型の平面アレイアンテナ構成で指向特性
を制御できるという作用を有する。
1に記載の構成に対し、接地導体の上面に誘電体層をは
さんで線状アレイアンテナ素子を設けた平面アンテナ構
成と、平面アンテナを内包する筐体と平面アンテナの電
磁波放射面側に形成した樹脂系材料からなるレドーム部
により前記平面アンテナを固定する構成とを有すること
で、薄型の平面アレイアンテナ構成で広帯域での良好な
円偏波特性を実現できるという作用を有する。
第2、第3、第4の線状アレイアンテナ素子と、第1の
線状アレイアンテナ素子を基準に第2の線状アレイアン
テナ素子を90度回転させ、第3の線状アレイアンテナ
素子を180度回転させ、第4の線状アレイアンテナ素
子を270度回転させた構成と、第1、第2、第3、第
4の線状アレイアンテナ素子が同心円上に配置し平面ア
レイアンテナ面の法線方向に対して軸対称となる構成
と、前記線状アレイアンテナ素子を表面に設けた誘電体
基板と、給電部から給電された電気信号を等分配する第
1の分配器と、第1の分配器で等分配された電気信号を
さらに等分配する第2、第3の分配器と、第1、第3の
分配器の間に挿入する180度移相器と、第2、第3の
分配器で等分配されたうちの片側にそれぞれ挿入する第
1、第2の90度移相器とを備えた給電回路と、前記給
電回路の給電点に90度づつの移相偏移を与える給電回
路構成と、給電回路が誘電体基板上に設けられた構成
と、前記2枚の誘電体基板が接地導体を挟んで張り合わ
された構成とを備えることで、給電回路を含めた平面ア
レイアンテナ構成で広帯域での良好な円偏波特性を実現
できるという作用を有する。
8に記載の構成に対し、マイクロストリップ線路で構成
される伝送線路を有することで、薄型の平面アレイアン
テナ構成で広帯域での良好な円偏波特性を実現できると
いう作用を有する。
項8に記載の構成に対し、マイクロストリップ線路で構
成される第1、第2の90度移相器と180度移相器と
第1、第2、第3の分配器とを有することで、薄型の平
面アレイアンテナ構成で広帯域での良好な円偏波特性を
実現できるという作用を有する。
項8に記載の構成に対し、線状アレイアンテナ素子を表
面に設けた誘電体基板と、給電回路を表面に設けた前記
誘電体基板とは厚さの異なる誘電体基板とを備えること
で、給電回路を小型化し、小型で薄型の平面アレイアン
テナ構成で広帯域での良好な円偏波特性を実現できると
いう作用を有する。
1、第2、第3、第4の線状アレイアンテナ素子と、第
1の線状アレイアンテナ素子を基準に第2の線状アレイ
アンテナ素子を90度回転させ、第3の線状アレイアン
テナ素子を180度回転させ、第4の線状アレイアンテ
ナ素子を270度回転させた構成と、第1、第2、第
3、第4の線状アレイアンテナ素子が同心円上に配置し
平面アレイアンテナ面の法線方向に対して軸対称となる
構成と、前記線状アレイアンテナ素子と同平面上に給電
部から給電された電気信号を等分配する第1の分配器
と、第1の分配器で等分配された電気信号をさらに等分
配する第2、第3の分配器と、第1、第3の分配器の間
に挿入する180度移相器と、第2、第3の分配器で等
分配されたうちの片側にそれぞれ挿入する第1、第2の
90度移相器とを備えた給電回路と、前記給電回路の給
電点に90度づつの移相偏移を与える給電回路構成と、
前記線状アレイアンテナ素子及び給電回路を表面に設け
た誘電体基板と、前記誘電体基板の裏面に設けた接地導
体とを備えることで、1層構造で薄型の平面アレイアン
テナ構成で広帯域での良好な円偏波特性を実現できると
いう作用を有する。
項12に記載の構成に対し、マイクロストリップ線路で
構成される伝送線路を有することで、薄型の平面アレイ
アンテナ構成で広帯域での良好な円偏波特性を実現でき
るという作用を有する。
項12に記載の構成に対し、マイクロストリップ線路で
構成される第1、第2、第3の90度位相器と第1、第
2、第3の分配器とを有することで、薄型の平面アレイ
アンテナ構成で広帯域での良好な円偏波特性を実現でき
るという作用を有する。
1、第2、第3、第4の線状アレイアンテナ素子と、第
1の線状アレイアンテナ素子を基準に第2の線状アレイ
アンテナ素子を90度回転させ、第3の線状アレイアン
テナ素子を180度回転させ、第4の線状アレイアンテ
ナ素子を270度回転させた構成と、第1、第2、第
3、第4の線状アレイアンテナ素子が同心円上に配置し
平面アレイアンテナ面の法線方向に対して軸対称となる
構成と、前記線状アレイアンテナ素子を表面に設けた誘
電体基板と、第1、第2、第3の90度位相器と第1、
第2、第3の分配器を電気的に接続して構成する給電回
路と、前記給電回路の給電点に90度づつの移相偏移を
与える給電回路構成と、給電回路が誘電体基板上に設け
られた構成と、前記2枚の誘電体基板が接地導体を挟ん
で張り合わされた構成とを備えることで、小型で薄型の
平面アレイアンテナ構成で広帯域での良好な円偏波特性
を実現できるという作用を有する。
項15に記載の構成に対し、マイクロストリップ線路で
構成される伝送線路を有することで、薄型の平面アレイ
アンテナ構成で広帯域での良好な円偏波特性を実現でき
るという作用を有する。
項15に記載の構成に対し、マイクロストリップ線路で
構成される第1、第2、第3の90度位相器と第1、第
2、第3の分配器とを有することで、薄型の平面アレイ
アンテナ構成で広帯域での良好な円偏波特性を実現でき
るという作用を有する。
項15に記載の構成に対し、線状アレイアンテナ素子を
表面に設けた誘電体基板と、給電回路を表面に設けた前
記誘電体基板とは厚さの異なる誘電体基板とを備えるこ
とで、給電回路を小型化し、小型で薄型の平面アレイア
ンテナ構成で広帯域での良好な円偏波特性を実現できる
という作用を有する。
1、第2、第3、第4の線状アレイアンテナ素子と、第
1の線状アレイアンテナ素子を基準に第2の線状アレイ
アンテナ素子を90度回転させ、第3の線状アレイアン
テナ素子を180度回転させ、第4の線状アレイアンテ
ナ素子を270度回転させた構成と、第1、第2、第
3、第4の線状アレイアンテナ素子が同心円上に配置し
平面アレイアンテナ面の法線方向に対して軸対称となる
構成と、前記線状アレイアンテナ素子と同平面上に第
1、第2、第3の90度位相器と第1、第2、第3の分
配器を電気的に接続して構成する給電回路と、前記給電
回路の4つの給電点と前記記載の線状アレイアンテナ4
素子を電気的に接続する構成と、前記線状アレイアンテ
ナおよび給電回路を表面に設けた誘電体基板と、前記誘
電体基板の裏面に設けた接地導体とを備えることで、1
層構造で薄型の平面アレイアンテナ構成で広帯域での良
好な円偏波特性を実現できるという作用を有する。
項19に記載の構成に対し、マイクロストリップ線路で
構成される伝送線路を有することで、薄型の平面アレイ
アンテナ構成で広帯域での良好な円偏波特性を実現でき
るという作用を有する。
項19に記載の構成に対し、マイクロストリップ線路で
構成される第1、第2、第3の90度位相器と第1、第
2、第3の分配器とを有することで、薄型の平面アレイ
アンテナ構成で広帯域での良好な円偏波特性を実現でき
るという作用を有する。
から図20を用いて説明する。
ける円偏波型平面アレイアンテナの外形図であり、
(a)は平面アレイアンテナの表面、(b)は(a)の
線状アレイアンテナ素子の構成図を示す。
誘電体基板2上にプリントされている。3〜6は平面ア
レイアンテナ1を構成する線状アレイアンテナ素子であ
り、平面アレイアンテナ1の法線方向に対して軸対称、
かつ中心からの距離がすべて等しくなるように90度づ
つ回転させて配置され、各線状アレイアンテナ素子の給
電点7〜10が線状アレイアンテナ素子3〜6の頂点に
配置されている。
ル11をピラミッド型に2段配置して形成されており、
長方形セル11は短辺素子12、長辺素子13で形成さ
れ、短辺素子12の長さがλ/2程度となり、さらに短
辺素子12と長辺素子13の長さの比が1:2となるよ
うに構成されている。
アレイアンテナの概略断面図で、14はグランド層、1
5は給電点7〜10と電気的に接続される導電部、16
はランドであり、グランド層14と導電部15とのショ
ートを防ぐために、非導電部位であるランド16の径は
導電部15の径より大きな形状となっている。
を90度づつ偏移させた電気信号を給電する給電部モジ
ュール、18〜21は給電端子、22は入出力端子であ
り、給電端子18〜21を導電部15に電気的に接続す
ることにより平面アレイアンテナ1の裏面であるグラン
ド層14側から電気信号を入出力できる構成となってい
る。
の中心から線状アレイアンテナ素子3方向をX軸、線状
アレイアンテナ素子4方向をY軸、平面アレイアンテナ
1の法線方向をZ軸とし、座標系の仰角をθ、方位角を
φとしている。
る。図3は実施の形態1の動作を説明するための電気的
な接続を示したブロック図である。図3において、平面
アレイアンテナ1内の線状アレイアンテナ素子3〜6に
は、入出力端子22より給電された電気信号が給電部モ
ジュール17を通して各給電端子18〜21から給電さ
れており、給電部モジュール17は、線状アレイアンテ
ナ素子3〜6への給電位相が線状アレイアンテナ素子3
〜6の向きに合わせて90度づつ偏移するように構成さ
れ、円偏波を実現している。
イアンテナ素子3〜6に同振幅で、各アンテナの向きの
変化による位相進みを打ち消すように90度づつ遅らせ
た位相の電気信号を給電したとき、線状アレイアンテナ
素子3に大きさα、位相遅れ0度のX方向の直線偏波が
得られるとすると、線状アレイアンテナ素子4には大き
さα、位相遅れ90度のY方向の直線偏波が得られ、同
様に線状アレイアンテナ素子5には大きさα、位相遅れ
180度の−X方向の直線偏波、線状アレイアンテナ素
子6には大きさα、位相遅れ270度の−Y方向の直線
偏波がそれぞれ得られる。
界をe1〜e4として式で表すと、e 1=αX、e2=αe
-jπ/2Y、e3=−αe-jπX、e4=−αe-j3π/2Y
と表され、全体での放射電界をEとすると、E=e1+
e2+e3+e4=2α(X−jY)となり、右旋円偏波
が得られていることがわかる。ここでXはX方向の単位
ベクトル、YはY方向の単位ベクトルを表す。
素子3、4、5、6の順に位相を90度づつ遅らせてい
るが、線状アレイアンテナ素子3、6、5、4の順に位
相を90度づつ遅らせることによって左旋円偏波を得る
ことができる。
周波数f0の平面アレイアンテナ1において、線状アレ
イアンテナ素子3のみを単体で励振させたときの指向特
性計算結果の一例である。
図8(a)に示しており、長方形セル3個をピラミッド
型に配置し、短辺素子の長さを約λ/2、長辺素子の長
さを約λとしている。
90度内での計算結果である。図4より、線状アレイア
ンテナ素子3単体ではボアサイト方向において良好な直
線偏波が得られていることがわかる。
周波数f0の平面アレイアンテナ1において、線状アレ
イアンテナ素子3〜6を順次90度づつ位相偏移させて
励振させたときの軸比特性計算結果の一例を示したもの
である。
図8(a)に示しており、長方形セル3個をピラミッド
型に配置し、短辺素子の長さを約λ/2、長辺素子の長
さを約λとしている。
では良好な直線偏波特性を示していたものが、線状アレ
イアンテナ素子3〜6の向きを隣り合う線状アレイアン
テナ素子毎に順次90度づつ回転させ、かつ線状アレイ
アンテナ素子の向きに応じて90度づつ位相偏移させて
同振幅で給電することによって、軸比3dBの帯域が約3
5%と非常に広帯域での良好な軸比特性が得られている
ことがわかる。
〜6の形状を変更することによって平面アレイアンテナ
1の指向特性を変更することができる。
テナにおいて端から給電した場合、その長さを約λ/2
とすることでアンテナが共振し、電磁波を放射してい
る。このときアンテナには定在波が発生していることに
なる。
の長さはすべて約λ/2であり、短辺素子の2倍の長さ
である長辺素子はその中心部で短辺素子と電気的に接続
しているため、図1(b)のすべての直線を長さλ/2
の放射素子とみなすことができる。
線路長はすべてλの整数倍であるため、短辺素子から放
射される電磁波はすべて同位相となりアンテナのボアサ
イト方向で強めあうが、長辺素子については、線状アレ
イアンテナ素子の長辺方向に対して軸対称な構造となっ
ており、長辺素子から放射される電磁波はアンテナのボ
アサイト方向では逆位相となり弱めあう結果となる。
射は短辺素子の放射成分のみが寄与することになり、直
線偏波が得られている。
て長方形セルの数を増やすことによって放射に寄与する
短辺素子も増えるため、線状アレイアンテナの素子数を
増やしたことと等価となる。
電すれば、アンテナの指向特性においてメインビームを
京ビーム化することが可能である。
平面アレイアンテナ1において、線状アレイアンテナ素
子3〜6の構成を図8(a)としたときと図8(b)と
したときの指向特性計算結果の一例である。
ラミッド型に配置し、短辺素子を約λ/2、長辺素子を
約λとした構成で、図8(b)は長方形セル21個をピ
ラミッド型に配置し、短辺素子を約λ/2、長辺素子を
約λとした構成である。
の構成を図8(a)としたときにはメインビームの半値
幅が約23度であったのに対して、図8(b)としたと
きにはメインビームの半値幅が約11度になっており、
長方形セル11の数を増やすことによって、メインビー
ムの狭ビーム化が実現できていることがわかる。
よって各短辺素子に給電される電気信号の位相を変化さ
せることができ、さらに短辺素子の線路幅を狭くするこ
とによって放射される電磁波の強度を弱めることができ
るため、各短辺素子に給電される電気信号の振幅と位相
を調整することによって、所望の指向特性を得ることが
可能となる。
平面アレイアンテナ1において、線状アレイアンテナ素
子3〜6の構成を図8(a)としたときと図8(c)と
したときの指向特性計算結果の一例である。
ラミッド型に配置し、短辺素子をすべて約λ/2、長辺
素子については、1段目を約λ、2段目を約3λ/2と
した構成である。
の構成を図8(a)とした構成ではメインビームの半値
幅が約23度、サイドローブレベルが約−13dBであ
ったのに対し、図8(c)とした構成ではメインビーム
の半値幅が約63度、サイドローブレベルが約−22d
Bになっており、短辺素子への給電位相を変えることに
よって、サイドローブレベルを抑圧した狭域通信向けの
指向特性を実現できていることがわかる。
状アレイアレイアンテナ素子3〜6を誘電体基板2にプ
リントした簡単な構造で、直線偏波素子を用いて広帯域
での良好な軸比特性が可能となり、さらに、長方形セル
11の短辺素子12、長辺素子13の長さの比を1:2
から変更し、あるいは線状アレイアンテナ素子3〜6の
長方形セルの数を変更することによって指向性を制御可
能とする平面アレイアンテナが構成できるという作用を
有する。
電体基板2にプリントした平面アレイアンテナの構成に
ついて説明しているが、線状アレイアンテナ素子3〜6
とグランド層14の組み合わせがあればよく、グランド
層14の上に誘電体層をはさんで、その上に線状アレイ
アンテナ素子3〜6を置いた構成でも構わない。
イアンテナ素子を一体化して筐体とレドームで固定する
アンテナ装置23の構成として、図9に示す構成が望ま
しい。図9は平面アレイアンテナ1を組み込んだアンテ
ナ装置23の概略断面図で、24は筐体、25は内側で
アンテナを固定する機能を有するレドームで、筐体24
とレドーム25をネジ27などにより固定することで、
平面アレイアンテナ1が筐体に固定される。
ることによってグランド層14の替わりとすることがで
きるため、グランド層14を設ける必要はない。
構成例として、ピラミッド型の構成に関して説明した
が、他の形状の構成でも良い。
は4以上の整数)とし、それぞれのアンテナの向きを隣
り合うアンテナ素子毎に360/n度づつ回転させ、こ
れに応じた位相偏移を与えるため、各アンテナ素子の向
きに応じて360/n度づつ位相偏移させた構成でも良
い。
給電点7〜10の位置は、線状アレイアンテナ素子の長
辺方向に対して軸対称となる線上にあり、かつ短辺素子
と長辺素子の接続点であれば、どこでも良い。
における円偏波型平面アレイアンテナの裏面の外形図で
あり、表面であるアンテナ面は図1(a)と同じ構成と
なっている。図10において、給電回路29は誘電体基
板2と厚さが等しく誘電率の異なる第2の誘電体基板2
8上にプリントされている。
電された電気信号は分配器31で等分配される。2分配
された電気信号は分配器32、33でそれぞれさらに等
分配され、各給電点37〜40と接続している。
相器34を挿入し、分配器32と給電点38の間に90
度移相器35を、分配器33と給電点40の間に90度
移相器36をそれぞれ挿入している。
4、90度位相器35、36、給電点37〜40の間は
すべてマイクロストリップ線路で構成されており、18
0度移相器34、90度移相器35、36もそれぞれマ
イクロストリップ線路で構成されている。
もつ電気信号を給電するため、180度移相器34は線
路の両端で180度の位相差が生じる長さに、90度移
相器36は線路の両端で90度の位相差が生じる長さに
それぞれ調整し、かつ、給電点37〜40に同振幅で電
気信号を給電するために、分配器31〜33において2
分配されるマイクロストリップ線路の幅を調整してい
る。
平面アレイアンテナの概略断面図である。給電点37〜
40はそれぞれ導電部15と電気的に接続され、さらに
その導電部15が給電点7〜10と電気的に接続されて
いる。
る。図12は実施の形態2の動作を説明するための電気
的な接続を示したブロック図である。給電部30より給
電された電気信号は各分配器31〜33で等分配され給
電点37〜40に接続されているが、給電点37を基準
としたとき、給電点38に給電される電気信号は90度
移相器35を通過するため、給電点38では給電点37
に対する位相偏移が90度となる。
信号は180度移相器34を通過するため、給電点39
では給電点37に対する移相偏移が180度となり、給
電点40に給電される電気信号は180度移相器34と
90度移相器36を通過するため、給電点40では給電
点37に対する移相偏移が270度となる。
れる電気信号の位相を90度づつずらすことによって円
偏波を実現している。
体基板28上にプリントしているが、誘電体基板28の
誘電率を誘電体基板2の誘電率よりも大きくすることで
マイクロストリップ線路内を伝送する波長が短くなって
給電回路29が小型化され、その結果各給電点37〜4
0の間隔を狭くすることができ、平面アレイアンテナ1
の開口面積を小型化できるという作用を有する。
給電回路29を用いることにより、薄型化を実現できる
という作用を有する。
る平面アレイアンテナ1を筐体とレドームで固定するア
ンテナ装置41の構成として、図13に示す構成が望ま
しい。
だアンテナ装置41の概略断面図である。図13の基本
的な構成は図9に示すアンテナ装置23の構成と同じで
あるが、アンテナ装置23における筐体24の替わり
に、平面アレイアンテナ1の裏面にある給電回路29と
一定のスペースを設けた構造の筐体42を取り付けるこ
とによって、筐体42が給電回路29に与える影響を低
減している。
2の厚さと等しいとしているが、変化させても構わな
い。
で構成しているが、その他の伝送線路を用いても良い。
おける円偏波型平面アレイアンテナの外形図であり、裏
面は一面グランド層となっている。図14において、給
電回路43は実施の形態2における給電回路29を放射
素子である線状アレイアンテナ素子3〜6と同平面上に
プリントしたものである。
電された電気信号は分配器31で等分配される。2分配
された電気信号は分配器32、33でそれぞれさらに等
分配され、各給電点7〜10と接続している。
相器34を挿入し、分配器32と給電点8の間に90度
移相器35を、分配器33と給電点10の間に90度移
相器36をそれぞれ挿入している。
4、90度位相器35、36、給電点7〜10の間はす
べてマイクロストリップ線路で構成されており、180
度移相器34、90度移相器35、36もそれぞれマイ
クロストリップ線路で構成されている。
つ電気信号を給電するため、180度移相器34は線路
の両端で180度の位相差が生じる長さに、90度移相
器36は線路の両端で90度の位相差が生じる長さにそ
れぞれ調整し、かつ、給電点7〜10に同振幅で電気信
号を給電するために、分配器31〜33において2分配
されるマイクロストリップ線路の幅を調整している。
る。図15は実施の形態3の動作を説明するための電気
的な接続を示したブロック図である。給電部30より給
電された電気信号は各分配器31〜33で等分配され給
電点7〜10に接続されているが、給電点7を基準とし
たとき、給電点8に給電される電気信号は90度移相器
35を通過するため、給電点8では給電点7に対する位
相偏移が90度となる。
号は180度移相器34を通過するため、給電点9では
給電点7に対する移相偏移が180度となり、給電点1
0に給電される電気信号は180度移相器34と90度
移相器36を通過するため、給電点10では給電点7に
対する移相偏移が270度となる。このようにして給電
点7〜10に給電される電気信号の位相を90度づつず
らすことによって円偏波を実現している。
一面上に形成されていることから、一層構造で平面アレ
イアンテナを構成できるため、薄型化できるという作用
を有する。
る平面アレイアンテナ1を筐体とレドームで固定するア
ンテナ装置44の構成として、図16に示す構成が望ま
しい。
だアンテナ装置44の概略断面図である。図16の基本
的な構成は図9に示すアンテナ装置23の構成と同じで
あるが、給電回路を平面アレイアンテナ1上に設けてい
るため、図9における給電部モジュール17が不要とな
り、アンテナ装置44を構成する要素を削減できるとい
う作用を有する。
で構成しているが、その他の伝送線路を用いても良い。
における円偏波型平面アレイアンテナの裏面の外形図で
あり、表面であるアンテナ面は図1(a)と同じ構成と
なっている。図17において、給電回路46は誘電体基
板2と厚さが等しく誘電率の異なる第2の誘電体基板4
5上にプリントされている。
電された電気信号は分配器47で2分配され、一方の線
路は給電点37に接続される。もう一方の線路は90度
移相器50を介して分配器48でさらに2分配される。
れ、もう一方の線路は90度移相器51を介して分配器
49でさらに2分配される。ここでも一方の線路は給電
点39に接続され、もう一方の線路は90度移相器52
を介して給電点40に接続される。
52、給電点37〜40の間はすべてマイクロストリッ
プ線路で構成されており、90度移相器50〜52もマ
イクロストリップ線路で構成されている。
もつ電気信号を給電するように90度移相器50〜52
の長さを調整し、かつ給電点37〜40に同振幅で電気
信号を給電するように分配器47〜49において2分配
されるマイクロストリップ線路の幅を調整している。
アンテナの概略断面図は図11に示す実施の形態2にお
ける円偏波型平面アレイアンテナの概略断面図と構成は
同じであり、給電点37〜40はそれぞれ導電部15と
電気的に接続され、さらにその導電部15が給電点7〜
10と電気的に接続されている。
る。図18は実施の形態4の動作を説明するための電気
的な接続を示したブロック図である。
器47〜49で2分配され給電点37〜40に接続され
ているが、給電点37を基準としたとき、給電点38に
給電される電気信号は90度移相器50を通過するた
め、給電点38では給電点37に対する位相偏移が90
度となる。
信号は90度移相器50、51を通過するため、給電点
39では給電点37に対する移相偏移が180度とな
り、給電点40に給電される電気信号は90度移相器5
0、51、52を通過するため、給電点40では給電点
37に対する移相偏移が270度となる。このようにし
て給電点37〜40に給電される電気信号の位相を90
度づつずらすことによって円偏波を実現している。
体基板45上にプリントしているが、誘電体基板45の
誘電率を誘電体基板2の誘電率よりも大きくすることで
マイクロストリップ線路内を伝送する波長が短くなって
給電回路46が小型化され、その結果各給電点37〜4
0の間隔を狭くすることができ、平面アレイアンテナ1
の開口面積を小型化できるという作用を有する。
給電回路46を用いることにより、薄型化を実現できる
という作用を有する。
る平面アレイアンテナ1を筐体とレドームで固定するア
ンテナ装置の構成は、実施の形態2における平面アレイ
アンテナ1を組み込んだアンテナ装置41と同じであ
る。
2の厚さと等しいとしているが、変化させても構わな
い。
で構成しているが、その他の伝送線路を用いても良い。
おける円偏波型平面アレイアンテナの外形図であり、裏
面は一面グランド層となっている。図19において、給
電回路53は実施の形態4における給電回路46を放射
素子である線状アレイアンテナ素子3〜6と同平面上に
プリントしたものである。
電された電気信号は分配器47で2分配され、一方の線
路は給電点7に接続される。
て分配器8でさらに2分配される。ここでも一方の線路
は給電点8に接続され、もう一方の線路は90度移相器
51を介して分配器9でさらに2分配される。
れ、もう一方の線路は90度移相器52を介して給電点
10に接続される。
52、給電点7〜10の間はすべてマイクロストリップ
線路で構成されており、90度移相器50〜52もマイ
クロストリップ線路で構成されている。
つ電気信号を給電するように90度移相器50〜52の
長さを調整し、かつ給電点7〜10に同振幅で電気信号
を給電するように分配器47〜49において2分配され
るマイクロストリップ線路の幅を調整している。
る。図20は実施の形態5の動作を説明するための電気
的な接続を示したブロック図である。
器47〜49で2分配され給電点7〜10に接続されて
いるが、給電点7を基準としたとき、給電点8に給電さ
れる電気信号は90度移相器50を通過するため、給電
点8では給電点7に対する位相偏移が90度となる。
号は90度移相器50、51を通過するため、給電点9
では給電点7に対する移相偏移が180度となり、給電
点10に給電される電気信号は90度移相器50、5
1、52を通過するため、給電点10では給電点7に対
する移相偏移が270度となる。
る電気信号の位相を90度づつずらすことによって円偏
波を実現している。
一面上に形成されていることから、一層構造で平面アレ
イアンテナを構成できるため、薄型化できるという作用
を有する。
る平面アレイアンテナ1を筐体とレドームで固定するア
ンテナ装置の構成は、実施の形態3における平面アレイ
アンテナ1を組み込んだアンテナ装置44と同じであ
る。
で構成しているが、その他の伝送線路を用いても良い。
板にN素子の線状アレイアンテナ素子をプリントし、給
電部として給電部モジュールや誘電体基板にプリントし
た給電回路を用いた平面アレイアンテナにおいて、N素
子の線状アレイアンテナ素子の向きを360/N度づつ
回転させて同心円状に配置し、その向きに応じて線状ア
レイアンテナ素子の位相偏移を360/N度づつ与える
ことで広帯域での良好な円偏波特性を実現することがで
き、また、給電回路を線状アレイアンテナ素子と同平面
上にプリントしたり、線状アレイアンテナ素子がプリン
トされている誘電体基板とは誘電率の異なる誘電体基板
上にプリントして前記2枚の誘電体基板を張り合わせる
ことで薄型化や小型化を実現でき、さらに、線状アレイ
アンテナ素子を構成する長方形セルの数を変更し、ある
いは長方形セルの長辺素子の長さと幅を変更することに
よって平面アレイアンテナの指向特性を制御できるとい
う有利な効果が得られる。
イアンテナの外形図
イアンテナの概略断面図
イアンテナのブロック図
レイアンテナの指向特性計算結果の一例を示す図
イアンテナの軸比特性計算結果の一例を示す図
イアンテナの指向特性計算結果の一例を示す図
イアンテナの指向特性計算結果の一例を示す図
イアンテナを構成する直線偏波型線状アレイアンテナの
概略構成図
略構造図
レイアンテナの裏面の外形図
レイアンテナの概略断面図
レイアンテナのブロック図
概略構造図
レイアンテナの外形図
レイアンテナのブロック図
概略構造図
レイアンテナの裏面の外形図
レイアンテナのブロック図
レイアンテナの外形図
レイアンテナのブロック図
1波長マイクロストリ ップアンテナ素子 74、75、76、77 給電点 78、79、80、81 アンテナ素子の開放面 82、83、84、85 アンテナ素子の短絡面
Claims (21)
- 【請求項1】 線状導体で構成され短辺と長辺の比が
1:2の構成となる長方形セルと、セルの長辺に同じセ
ルを長辺の1/2の長さだけ長辺方向にずらして短辺方
向に繰り返し並べ構成される直線偏波型の線状アレイア
ンテナ素子と、前記線状アレイアンテナ素子と平行な位
置関係で設けた接地導体と、前記線状アレイアンテナ素
子をボアサイト軸の回りに軸対称にn素子配置してn素
子のアンテナの向きを隣り合うアンテナ素子毎に順次3
60/n度づつ回転させた線状アレイアンテナ素子群
と、各線状アレイアンテナ素子の向きに応じて360/
n度づつ位相偏移して給電させる給電回路とを備えたこ
とを特徴とする円偏波型の平面アレイアンテナ。 - 【請求項2】 前記線状アレイアンテナ素子を表面に設
けた誘電体基板と前記誘電体基板の裏面に設けた接地導
体とを有することを特徴とする請求項1に記載の円偏波
型の平面アレイアンテナ。 - 【請求項3】 第1、第2、第3、第4の線状アレイア
ンテナ素子と、第1の線状アレイアンテナ素子を基準に
第2の線状アレイアンテナ素子を90度回転させ、第3
の線状アレイアンテナ素子を180度回転させ、第4の
線状アレイアンテナ素子を270度回転させた構成と、
第1、第2、第3、第4の線状アレイアンテナ素子が同
心円上に配置し平面アレイアンテナ面の法線方向に対し
て軸対称となる構成とを有することを特徴とする請求項
1乃至2に記載の円偏波型の平面アレイアンテナ。 - 【請求項4】 マイクロストリップ線路で構成される線
状アレイアンテナ素子を有することを特徴とする請求項
1乃至3に記載の円偏波型の平面アレイアンテナ。 - 【請求項5】 線状アレイアンテナ素子を構成する長方
形セルの数を任意に変更する構成を有することを特徴と
する請求項1乃至4に記載の円偏波型の平面アレイアン
テナ。 - 【請求項6】 線状アレイアンテナ素子を構成する長方
形セルの長辺素子の長さを変えることによって、短辺素
子間の伝送線路長を任意に調整する構成を有することを
特徴とする請求項1乃至5に記載の円偏波型の平面アレ
イアンテナ。 - 【請求項7】 接地導体の上面に誘電体層をはさんで線
状アレイアンテナ素子を設けた平面アンテナ構成と、平
面アンテナを内包する筐体と平面アンテナの電磁波放射
面側に形成した樹脂系材料からなるレドーム部により前
記平面アンテナを固定する構成とを有することを特徴と
する請求項1に記載の円偏波型の平面アレイアンテナ。 - 【請求項8】 第1、第2、第3、第4の線状アレイア
ンテナ素子と、第1の線状アレイアンテナ素子を基準に
第2の線状アレイアンテナ素子を90度回転させ、第3
の線状アレイアンテナ素子を180度回転させ、第4の
線状アレイアンテナ素子を270度回転させた構成と、
第1、第2、第3、第4の線状アレイアンテナ素子が同
心円上に配置し平面アレイアンテナ面の法線方向に対し
て軸対称となる構成と、前記線状アレイアンテナ素子を
表面に設けた誘電体基板と、給電部から給電された電気
信号を等分配する第1の分配器と、第1の分配器で等分
配された電気信号をさらに等分配する第2、第3の分配
器と、第1、第3の分配器の間に挿入する180度移相
器と、第2、第3の分配器で等分配されたうちの片側に
それぞれ挿入する第1、第2の90度移相器とを備えた
給電回路と、前記給電回路の給電点に90度づつの移相
偏移を与える給電回路構成と、給電回路が誘電体基板上
に設けられた構成と、前記2枚の誘電体基板が接地導体
を挟んで張り合わされた構成であることを特徴とする円
偏波型の平面アレイアンテナ。 - 【請求項9】 マイクロストリップ線路で構成される伝
送線路を有することを特徴とする請求項8に記載の円偏
波型の平面アレイアンテナ。 - 【請求項10】 マイクロストリップ線路で構成される
第1、第2の90度移相器と180度移相器と第1、第
2、第3の分配器とを有することを特徴とする請求項8
乃至9に記載の円偏波型の平面アレイアンテナ。 - 【請求項11】 線状アレイアンテナ素子を表面に設け
た誘電体基板と、給電回路を表面に設けた前記誘電体基
板とは厚さの異なる誘電体基板とを備えることを特徴と
する請求項8乃至10に記載の円偏波型の平面アレイア
ンテナ。 - 【請求項12】 第1、第2、第3、第4の線状アレイ
アンテナ素子と、第1の線状アレイアンテナ素子を基準
に第2の線状アレイアンテナ素子を90度回転させ、第
3の線状アレイアンテナ素子を180度回転させ、第4
の線状アレイアンテナ素子を270度回転させた構成
と、第1、第2、第3、第4の線状アレイアンテナ素子
が同心円上に配置し平面アレイアンテナ面の法線方向に
対して軸対称となる構成と、前記線状アレイアンテナ素
子と同平面上に給電部から給電された電気信号を等分配
する第1の分配器と、第1の分配器で等分配された電気
信号をさらに等分配する第2、第3の分配器と、第1、
第3の分配器の間に挿入する180度移相器と、第2、
第3の分配器で等分配されたうちの片側にそれぞれ挿入
する第1、第2の90度移相器とを備えた給電回路と、
前記給電回路の給電点に90度づつの移相偏移を与える
給電回路構成と、前記線状アレイアンテナ素子及び給電
回路を表面に設けた誘電体基板と、前記誘電体基板の裏
面に設けた接地導体とを備えることを特徴とする円偏波
型の平面アレイアンテナ。 - 【請求項13】 マイクロストリップ線路で構成される
伝送線路を有することを特徴とする請求項12に記載の
円偏波型の平面アレイアンテナ。 - 【請求項14】 マイクロストリップ線路で構成される
第1、第2、第3の90度位相器と第1、第2、第3の
分配器とを有することを特徴とする請求項12乃至13
に記載の円偏波型の平面アレイアンテナ。 - 【請求項15】 第1、第2、第3、第4の線状アレイ
アンテナ素子と、第1の線状アレイアンテナ素子を基準
に第2の線状アレイアンテナ素子を90度回転させ、第
3の線状アレイアンテナ素子を180度回転させ、第4
の線状アレイアンテナ素子を270度回転させた構成
と、第1、第2、第3、第4の線状アレイアンテナ素子
が同心円上に配置し平面アレイアンテナ面の法線方向に
対して軸対称となる構成と、前記線状アレイアンテナ素
子を表面に設けた誘電体基板と、第1、第2、第3の9
0度位相器と第1、第2、第3の分配器を電気的に接続
して構成する給電回路と、前記給電回路の給電点に90
度づつの移相偏移を与える給電回路構成と、給電回路が
誘電体基板上に設けられた構成と、前記2枚の誘電体基
板が接地導体を挟んで張り合わされた構成であることを
特徴とする円偏波型の平面アレイアンテナ。 - 【請求項16】 マイクロストリップ線路で構成される
伝送線路を有することを特徴とする請求項15に記載の
円偏波型の平面アレイアンテナ。 - 【請求項17】 マイクロストリップ線路で構成される
第1、第2、第3の90度位相器と第1、第2、第3の
分配器とを有することを特徴とする請求項15乃至16
に記載の円偏波型の平面アレイアンテナ。 - 【請求項18】 線状アレイアンテナ素子を表面に設け
た誘電体基板と、給電回路を表面に設けた前記誘電体基
板とは厚さの異なる誘電体基板とを備えることを特徴と
する請求項15乃至17に記載の円偏波型の平面アレイ
アンテナ。 - 【請求項19】 第1、第2、第3、第4の線状アレイ
アンテナ素子と、第1の線状アレイアンテナ素子を基準
に第2の線状アレイアンテナ素子を90度回転させ、第
3の線状アレイアンテナ素子を180度回転させ、第4
の線状アレイアンテナ素子を270度回転させた構成
と、第1、第2、第3、第4の線状アレイアンテナ素子
が同心円上に配置し平面アレイアンテナ面の法線方向に
対して軸対称となる構成と、前記線状アレイアンテナ素
子と同平面上に第1、第2、第3の90度位相器と第
1、第2、第3の分配器を電気的に接続して構成する給
電回路と、前記給電回路の4つの給電点と前記記載の線
状アレイアンテナ4素子を電気的に接続する構成と、前
記線状アレイアンテナおよび給電回路を表面に設けた誘
電体基板と、前記誘電体基板の裏面に設けた接地導体と
を備えることを特徴とする円偏波型の平面アレイアンテ
ナ。 - 【請求項20】 マイクロストリップ線路で構成される
伝送線路を有することを特徴とする請求項19に記載の
円偏波型の平面アレイアンテナ。 - 【請求項21】 マイクロストリップ線路で構成される
第1、第2、第3の90度位相器と第1、第2、第3の
分配器とを有することを特徴とする請求項19乃至20
に記載の円偏波型の平面アレイアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001016661A JP2002223120A (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 円偏波型平面アレイアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001016661A JP2002223120A (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 円偏波型平面アレイアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002223120A true JP2002223120A (ja) | 2002-08-09 |
Family
ID=18882988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001016661A Pending JP2002223120A (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 円偏波型平面アレイアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002223120A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008278203A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Hitachi Ltd | スケルトン等化アンテナ、同アンテナを用いたrfidタグおよびrfidシステム |
WO2014131195A1 (en) * | 2013-03-01 | 2014-09-04 | Honeywell International Inc. | Circularly polarized antenna |
CN113422212A (zh) * | 2021-06-22 | 2021-09-21 | 歌尔科技有限公司 | 5g天线、阵列天线及相控阵列装置 |
-
2001
- 2001-01-25 JP JP2001016661A patent/JP2002223120A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008278203A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Hitachi Ltd | スケルトン等化アンテナ、同アンテナを用いたrfidタグおよびrfidシステム |
WO2014131195A1 (en) * | 2013-03-01 | 2014-09-04 | Honeywell International Inc. | Circularly polarized antenna |
CN113422212A (zh) * | 2021-06-22 | 2021-09-21 | 歌尔科技有限公司 | 5g天线、阵列天线及相控阵列装置 |
CN113422212B (zh) * | 2021-06-22 | 2023-03-24 | 歌尔科技有限公司 | 5g天线、阵列天线及相控阵列装置 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090526 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091020 |