JP2015230904A - リアクトル - Google Patents

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Abstract

【課題】磁性コアとコイルとを備えるものにあって、比較的小形に済ませながらも、放熱性を良好とする。【解決手段】リアクトル本体11は、磁性コア13と複数個のコイル14〜17とを備え、コイル14〜17は、互いに隣接しながら配置され、それらが相互間で電気的に接続されていると共に、複数個のコイル14〜17のうち、磁性コア13の端部を磁束が鎖交しないコイル15、16に関しては、その内側部分に、少なくとも2つ以上の閉磁路F1〜F3を形成するための磁路が通っている。【選択図】図1

Description

本発明は、磁性コアとコイルとを備えてなるリアクトルに関する。
例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車等においては、電気モータを駆動制御するための大容量のインバータ装置を有したパワーコントロールユニットと称される駆動装置が搭載される。このパワーコントロールユニットには、バッテリの直流電圧(例えば201.6V)を高電圧(例えば最大650V)に昇圧する昇圧コンバータが設けられ、昇圧された直流高電圧をインバータ装置に供給するようになっている。前記昇圧コンバータは、リアクトルと、2個のスイッチング素子(IGBTやMOSFET)とを備えて構成されている。
この種のリアクトルとしては、特許文献1に示されるものが知られている。即ち、図11に示すように、リアクトル本体1は、磁性コア2と、この磁性コア2に巻装されたコイル3を備え、アルミニウムなどの金属からなる枠状のケース4内に収容される。このとき、前記磁性コア2は、2本の内側コア部とそれらを連結するヨーク部とからロ字状に構成され、内側コア部に夫々コイル3、3が巻装され、それらコイル3、3が直列に接続されている。そして、前記ケース4の底面にはアルミ製の放熱板5が設けられ、リアクトル本体1は、放熱板5の上面に樹脂製の接合層6を介して接合されている。前記接合層6は、リアクトル本体1と放熱板5との絶縁を確保しつつ熱伝導性を高めるためのフィラーを含んだ放熱樹脂から構成される。
特開2013−30721号公報
上記従来構成のものでは、リアクトル本体1のうち放熱板5に近い部分では冷却性を確保できるが、放熱板5やケース4から離れた部分、つまりリアクトル本体1の上面側部分や磁性コア2の内部においては、放熱性に劣る。この理由は、コイル3を構成する銅やアルミの熱伝導率は比較的高い(約200W/mK以上)が、磁性コア2は、鉄系合金やアモルファス、フェライト等からなり、熱伝導率は悪い(約1〜50W/mK)からである。上記磁性コア2は、高さ(厚さ)方向の寸法Hが比較的大きく(数cm以上)、放熱板5からの距離が遠い事情があり、磁性コア2からの放熱性が悪く、磁性コア2の鉄損等による発熱により、温度の異常上昇を招き、例えば磁性コア2が耐熱を越えて破損してしまう虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、磁性コアとコイルとを備えるものにあって、比較的小形に済ませながらも、放熱性を良好とすることができるリアクトルを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1のリアクトルは、磁性コア(13)とコイル(14〜17)とを備えるものにおいて、前記コイル(14〜17)は、複数個が互いに隣接しながら配置され、それらが相互間で電気的に接続されていると共に、前記複数個のコイル(14〜17)のうち、前記磁性コア(13)の端部を磁束が鎖交しないコイル(15、16)に関しては、その内側部分に、少なくとも2つ以上の閉磁路(F1〜F3)を形成するための磁路が通っているところに特徴を有する。
上記構成のリアクトルによれば、磁性コア(13)を薄形化することができる。これにより、放熱面に対して磁性コア(13)の厚みを小さくでき、磁性コア(13)からの放熱性、ひいては全体の放熱性を高めることができる。
本発明の第1の実施例を示すもので、リアクトルの要部構成を概略的に示す斜視図 コイルの部分的な斜視図 第2の実施例を示すもので、リアクトルの要部構成を概略的に示す斜視図 第3の実施例を示すもので、リアクトルの要部構成を概略的に示す斜視図 第4の実施例を示すもので、リアクトルの各コイルの結線状態を概略的に示す斜視図 第5の実施例を示すもので、リアクトル本体の模式的な斜視図 リアクトル本体の製造方法を説明するための図 第6の実施例を示すもので、リアクトル本体の概略的な正面図 第7の実施例を示すもので、リアクトル本体の模式的な斜視図 第8の実施例を示すもので、リアクトル本体の概略的な正面図 従来例を示すもので、リアクトルの分解斜視図 参考例を示すもので、リアクトルの要部構成を概略的に示す斜視図
(1)第1の実施例
以下、本発明を具体化した第1の実施例について、図1及び図2並びに図12を参照しながら説明する。尚、以下に述べる各実施例は、本発明をハイブリッド自動車等のパワーコントロールユニットなどの非絶縁型の昇圧コンバータに用いられるリアクトルに適用したものである。以下、この実施例の説明において、向き(方向)を言う場合には、コイルの長手方向(巻回隙間の延びる方向)を前後方向、コイルの並び方向を横(左右)方向、磁性コアの厚み方向(巻回隙間の貫通方向)を上下方向とする。
図1は、本実施例に係るリアクトルの本体11の構成を概略的に示しており、リアクトルは、ケース(底板部のみ図示)内にリアクトル本体11を収容して構成されている。このとき、ケースの底板部は放熱板12とされており、例えばアルミ等の金属からなる矩形薄板状をなしている。前記リアクトル本体11は、例えば鉄系合金やアモルファス等からなる磁性コア13と、複数個この場合4個のコイル14〜17とを備えている。4個のコイルを区別する場合には、図で左から順に第1〜第4のコイル14〜17と称する。
前記磁性コア13は、上下(厚み)方向に薄形、つまり放熱板12の前後左右方向に扁平なやや横長な矩形板状をなし、3個の巻回隙間18を有している。それら巻回隙間18は、前後方向に延び、上下(厚み)方向に貫通するように設けられている。これにて、磁性コア13は、前後方向に延び、前記各コイル14〜17が夫々巻装される4個の脚部13a〜13dを備えると共に、それらを前後の辺部でつなぐヨーク部13e、13fを一体に有した形態とされている。
そのうち端部脚部13a、13dが、磁性コア13の図で左右の端部に位置し、それらの間に中間脚部13b、13cが設けられる。このとき、本実施例では、端部脚部13a、13d(第1及び第4のコイル14及び17)の断面積は、それ以外の中間脚部13b、13c(第2及び第3のコイル15及び16)の断面積よりも小さい。図1では端部脚部13a、13dの断面積は中間脚部13b、13cの半分として図示している。尚、詳しく図示はしないが、磁性コア13は、例えば、型などで成形した磁性コアにコイル14〜17を巻いてもよいし、櫛歯状(いわゆるE形状)のものと、直線状(I形状)のものとを、コイル14〜17の装着後に結合させて構成してもよい。
さて、前記磁性コア13の4個の脚部13a〜13dに、夫々第1〜第4のコイル14〜17が巻装されるのであるが、各コイル14〜17は、磁性コア13の図で上面の左奥(後部)を巻始めとして手前側に向けて巻回され、この場合、全て同等の巻数となるように設けられている。4個のコイル14〜17は、それらコイル14〜17の径方向である横方向に並んで(互いに隣接しながら)配置されている。このとき、本実施例では、図2に示すように、各コイル14〜17として、好適にはフラットワイズコイルが採用されている。尚、互いに隣接して配置される2つのコイル14〜17は、それらコイル14〜17の長手方向が互いに直角とならないことは勿論である。
また、図1に示すように、第1のコイル14の巻終り端部(図で前端)と第2のコイル15の巻終り端部とが接続され、第2コイル15の巻始め端部(図で後端)と第3のコイル16の巻始め端部とが接続され、第3のコイル16の巻終り端部(図で前端)と第4のコイル17の巻終り端部とが接続される。これにて、4個のコイル14〜17は、互いに隣接しながら相互間で電気的に直列に接続され、第1のコイル14の巻始め端部と、第4のコイル17の巻始め端部とから、一対の端子が引出される。
上記コイル14〜17(一対の端子間)に直流電流が通電されると、各コイル14〜17には、図1に矢印Cで示す方向に電流が流れる。このとき、互いに隣接して配置されたコイル14〜17においては、各隣接部分において、同方向に電流が流れる。具体的には、左側の巻回隙間18においては、第1のコイル14の右側面と第2のコイル15の左側面とが隣接するが、その部分では、第1のコイル14及び第2のコイル15の双方とも、上から下方向に電流が流れている。
中央の巻回隙間18においては、第2のコイル15の右側面と第3のコイル16の左側面とが隣接するが、その部分では、第2のコイル15及び第3のコイル16の双方とも、下から上方向に電流が流れている。右側の巻回隙間18においては、第3のコイル16の右側面と第4のコイル17の左側面とが隣接するが、その部分では、第3のコイル16及び第4のコイル17の双方とも、上から下方向に電流が流れている。
このようなコイル14〜17に対する通電により、磁性コア13内には磁束が発生するが、磁性コア13においては、図1に示すように、3つの閉磁路F1、F2、F3が発生する。この場合、中央部に配置される第2、第3のコイル15、16については、その内側部分に、2つの閉磁路を形成する2つの磁路が通っている。つまり、第2のコイル15の内側の中間脚部13b部分には、閉磁路F1、F2を形成する2つの磁路が通っており、第3のコイル16の内側の中間脚部13c部分には、閉磁路F2、F3を形成する2つの磁路が通っている。
更に、磁性コア13の端部を磁束が鎖交するように設けられた第1、第4のコイル14、17に関しては、その内側に、1個の閉磁路を形成する磁路が通っている。つまり、第1のコイル14の内側の端部脚部13a部分には、閉磁路F1を形成する1つの磁路が通っており、第4のコイル17の内側の端部脚部13d部分には、閉磁路F3を形成する1つの磁路が通っている。
そして、上記のように構成されたリアクトル本体11は、ケース内に組込まれるのであるが、放熱板12の前後左右方向に偏平、即ち図で水平方向に偏平に広がり、熱伝導性を高めるためのフィラー入りの絶縁樹脂(図示せず)を介して、放熱板12の上面に密着固定される。この場合、絶縁樹脂層は、数mm以下の薄い層とされる。尚、図1では、放熱板12は片面側に配置されているが、リアクトル本体11の図で上下両面側に放熱板が配置されていても良い。また、放熱板12の冷却方式としては、空冷或いは水冷のいずれであっても良い。
上記構成を備える本実施例のリアクトルにおいては、リアクトル本体11の駆動時に発生した損失による発熱が、放熱板12を通して放熱される。このとき、リアクトル本体11の全体形状が、放熱板12の前後左右方向に偏平、即ち図で水平方向に偏平に広がり、厚み方向に薄形とされているので、放熱板12(冷却面)及びその冷却面に対してリアクトル本体11が接触する面積を大きくして、放熱性を良好とすることができる。これと共に、リアクトル本体11(磁性コア13)内部から放熱板12までの距離が短く、内部の熱を放熱板12から放熱しやすくしている。特に本実施例では、コイル14〜17として、フラットワイズコイルを採用したので、コイル14〜17の巻回厚みを小さくして、磁性コア13から放熱板12までの距離をより一層短くすることができ、放熱性により優れたものとすることができる。
ところで、従来技術で説明したような、ロ字状の磁性コアにコイルを巻装したリアクトルにおいて、磁性コアを薄形化しつつ本実施例のリアクトル本体11と同等の磁気回路を構成しようとすると、図12に示す参考例の構成のリアクトル本体101が考えらえる。このリアクトル本体101は、薄形の磁性コア102に、直列接続されたコイル103、103を巻装した単位リアクトル104を、放熱板105上に3つ並べて直列に接続したものとして構成される。
しかし、この参考例のリアクトル本体101では、全体で6個のコイル103の全体の高さ方向のコイル長さが、本実施例(4個のコイル14〜17)よりも大きくなり、その分銅損が大きくなる。また、このリアクトル本体101では、本実施例のリアクトル本体11に比べて大形となることは勿論である。これに対し、本実施例のリアクトル本体11では、参考例のリアクトル本体101と同等のインダクタンス(必要なインダクタンス)を確保しながら、磁性コア13を薄形化することができ、発熱を抑制することができると共に、全体の大きさを小型化することができる。
尚、本実施例では、第1、第4のコイル14、17を同一のものとして構成でき、また第2、第3のコイル15、16も同一のものとして構成できるので、予め製造されたそれらコイル14〜17を磁性コアに対して組付け、磁性コア同士とコイル同士を接着し、その後、電気的接続を行えば良く、製造性にも優れたものとすることができるメリットを得ることができる。また、図1の第1から第4のコイル14〜17は全て同じ巻数で図示しているが、巻数が異なっていても良い。
また、本実施例では、リアクトルを薄形にして重心を低くすることができ、車両に搭載した場合の振動に対して強いものとすることができる。更には、図示はしないが、他の電子部品(たとえが平滑コンデンサ)と組合せて、1枚の放熱板12により同時に冷却する構成とすることも可能であり、また、リアクトル上面にも放熱板を設けた両面冷却構成で冷却しても良い。
(2)第2〜第4の実施例
図3は、本発明の第2の実施例に係るリアクトルの概略構成を示している。尚、以下に述べる各実施例の説明では、上記第1の実施例(さらには先に述べた実施例)と同一部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略し、先の実施例と相違する点を中心に説明する。
第2の実施例のリアクトル本体21は、1つの磁性コア22に複数個のコイルを備えるのであるが、この場合図で左から順に第1〜第6の6個のコイル23〜28が設けられる。前記磁性コア22は、上下(厚み)方向に薄形、つまり底部に配置される放熱板29の前後左右方向に扁平に広がる横長な矩形板状をなしていると共に、前後方向に延び厚み方向に貫通する5個の巻回隙間18を横に並んで有している。これにて、磁性コア22は、前後方向に延び、前記各コイル23〜28が夫々巻装される6個の脚部22a〜22fを備えると共に、それらを前後の辺部でつなぐヨーク部22g、22hを一体に有した形態とされている。
この場合も、上記第1の実施例と同様に、磁性コア22の図で左右の端部に位置する端部脚部22a、22fの断面積が、各中間脚部13b〜13eの断面積よりも小さく(図3の図示では半分に)構成されている。第1〜第6のコイル23〜28は、やはりフラットワイズコイルからなり、各脚部22a〜22fに対し、上面の左奥(後部)を巻始めとして手前側に向けて同等の巻数となるように巻回されている。6個のコイル23〜28は、互いに隣接しながら相互間で電気的に直列に接続され、第1のコイル23の巻始め端部と、第6のコイル28の巻始め端部とから、一対の端子が引出される。
また、一対の端子間に直流電流が通電されると、各コイル23〜28には、図3に矢印Cで示す方向に電流が流れる。このとき、互いに隣接して配置されたコイル14〜17においては、各隣接部分において、同方向に電流が流れる。これにて、磁性コア22内には、5つの閉磁路F1〜F5が発生する。中央部に配置される第2〜第5のコイル24〜27については、夫々、その内側部分(各中間脚部13b〜13e)には、2つの閉磁路を形成する2つの磁路が通っている。そして、上記のように構成されたリアクトル本体21は、熱伝導性を高めるためのフィラー入りの絶縁樹脂(図示せず)を介して、放熱板29の上面に密着固定される。
このような第2の実施例のリアクトルにおいても、上記第1の実施例と同様に、磁性コア22とコイル23〜28とを備えるものにあって、比較的小形(薄形)に済ませながらも、放熱性を良好とすることができる等の優れた作用・効果を得ることができる。また、第1の実施例のリアクトルに比較して、全体形状を平面方向に大きくしながら、コイル23〜28の個数を増加したことにより、巻数を増やすことができ、同様の冷却性能を確保しながら、インダクタンスを増加させることができる。
図4は、本発明の第3の実施例に係るリアクトルの本体31の構成を示している。このリアクトル本体31が上記第1の実施例の磁性コア13のリアクトル本体11と異なるところは、端部脚部13a、13dにコイルを巻装しない点にある。即ち、リアクトル本体31は、上記第1の実施例と同等の磁性コア13のうち、中間脚部13bに第1のコイル32が巻装され、中間脚部13cに第2のコイル33が巻装されている。
このとき、各コイル32、33は、フラットワイズコイルからなり、磁性コア13の図で上面の左奥(後部)を巻始めとして手前側に向けて巻回され、この場合、同等の巻数となるように設けられている。2個のコイル32、33は、それらコイル32、33の径方向である横方向に並んで(互いに隣接しながら)配置されている。ここでは、第1のコイル32の巻始め端部(図で後端)と第2のコイル33の巻始め端部とが直列接続され、第1のコイル32の巻終り端部(図で前端)と、第2のコイル33の巻終り端部とから、一対の端子が引出される。
上記コイル32、33(一対の端子間)に直流電流が通電されると、各コイル32、33には、図に矢印Cで示す方向に電流が流れる。これにて、磁性コア13内には磁束が発生するが、磁性コア13においては、3つの閉磁路F1、F2、F3が発生する。また、この実施例でも、上記リアクトル本体31は、放熱板12の前後左右方向に偏平、即ち図で水平方向に偏平に広がり、熱伝導性を高めるためのフィラー入りの絶縁樹脂(図示せず)を介して、放熱板12の上面に密着固定される。
このような第3の実施例のリアクトルにおいても、上記第1の実施例と同様に、磁性コア13とコイル32、33とを備えるものにあって、比較的小形(薄形)に済ませながらも、放熱性を良好とすることができる等の優れた作用・効果を得ることができる。また、磁性コア13の端部(端部脚部13a、13d)にコイルが巻装されていないので、発生する磁界が磁性コア近傍に留まり、コイルからの漏れ磁束が外部に悪影響を与えるといったことを効果的に防止することができる。
図5は、本発明の第4の実施例に係るリアクトルの本体41の構成を示している。この図5では、リアクトル本体41を立てた状態で(コイルの軸方向を上下方向として)示している。この第4の実施例のリアクトル本体41は、磁性コア13に、第1〜第4の4個のコイル42〜45を巻装して構成されるのであるが、その際の、4個のコイル42〜45の結線状態が、上記第1の実施例等と異なっている。即ち、第1のコイル42は、磁性コア13の端部脚部13aに、図で前面の左上部を巻始めとして下方に向けて巻回され、第2のコイル43は、中間脚部13bに対し、第1のコイル42とは逆に、図で前面の右上部を巻始めとして下方に向けて逆向きに巻回される。
第3のコイル44は、中間脚部13cに対し、図で前面の左上部を巻始めとして下方に向けて巻回され、第4のコイル45は、磁性コア13の端部脚部13dに、図で前面の右上部を巻始めとして下方に向けて逆向きに巻回される。更に、第1のコイル42の巻終り端部と、第4のコイル45の巻始め端部とが、直列に接続される。そして、図で上側に位置する一方(+)の端子46が、第1のコイル42の巻始め端部、第2のコイル43の巻始め端部、第3のコイル44の巻始め端部に接続され、他方(−)の端子47が、第2のコイル43の巻終り端部、第3のコイル44の巻終り端部、第4のコイル45の巻終り端部に接続されている。
これにて、2個の端子46、47間に、第1のコイル42と第4のコイル45とを直列接続したもの、第2のコイル43、第3のコイル44の3つが並列接続される。この場合も、一対の端子46、47間に直流電流が通電されると、各コイル42〜45には、図に矢印Cで示す方向に電流が流れる。これにて、磁性コア13内には磁束が発生するが、磁性コア13においては、3つの閉磁路が発生する。また、この実施例でも、上記リアクトル本体41は、図示しない放熱板を介して冷却される。
このような第4の実施例でも、上記第1の実施例等と同様に、比較的小形(図で前後に薄形)に済ませながらも、放熱性を良好とすることができる等の優れた作用・効果を得ることができる。そして、この実施例では、全てのコイルを直列に接続する場合に比べて、低インダクタンス、大電流用のリアクトルになる。従って、大電流用のリアクトルを設計する場合にこの接続方法が有効である。
また、本実施例では、磁性コア13のうち、端部脚部13a、13dに夫々形成される磁気経路は1本であり、中間脚部13b、13cに夫々形成される磁気経路は2本である。そのため、第1のコイル42と第4のコイル45とを直列接続し、第2のコイル43及び第3のコイル44と並列接続することにより、全ての脚部13a〜13dを通過する磁束密度を均一化することができ、特定の一部の脚部13a〜13dが少ない電流量で磁気飽和する問題がなくなり、直流重畳特性をより一層向上させることができる。
(3)第5の実施例
次に、図6及び図7を参照して、本発明の第5の実施例について述べる。尚、以下の実施例では、コイルの軸方向(長手方向)を上下方向として説明する。この第5の実施例に係るリアクトルの本体51は、全体として矩形ブロック状をなす磁性コア52内に、複数個例えば第1〜第4の4個のコイル53〜56を埋没状に備えて構成され、熱伝導性(放熱性)の良好なケース(図示せず)内に収容される。このとき、磁性コア52は、例えば磁性粉末(鉄系合金やアモルファス等)に、磁性粉末を固めるために、熱伝導性を高めるためのフィラーを含んだ放熱樹脂を混合・分散させた流動性を有するものが用いられ、コイル53〜56の収容後に加熱により硬化される。
前記各コイル53〜56は、素線を、中空状の円筒状に巻回すると共に、絶縁樹脂でモールドして構成される。この場合、4個のコイル53〜56は、同等の巻数を有しているが、図6に示すように、第1、第4のコイル53、56の直径寸法よりも、第2、第3のコイル54、55の直径寸法が大きく構成されている。これら4個のコイル53〜56は、軸方向(長手方向)を図で上下方向として横に並んだ形態に配置され、第1の実施例と同様に、4個のコイル53〜56が電気的に直列に接続される。
リアクトル本体51を製造するにあたっては、図7に示すように、矩形箱状の成形型57内に、磁性コア52を構成するための流動性を有する混合粉体を収容し、結線及び絶縁の処理を行った4個のコイル53〜56を、混合粉体内に埋没するように収容する。その後、加熱処理により混合粉体を硬化させることにより、磁性コア52を構成する。これにより、4個の各コイル53〜56の全周を覆うように、磁性コア52が設けられる。
このリアクトル本体51においては、一対の端子間に直流電流が通電されると、各コイル53〜56には、図6に矢印Cで示す方向に電流が流れ、隣り合うコイル53〜56の隣接部分においては、同方向(前から後ろ、或いは後ろから前)に電流が流れる。磁性コア52内においては、3つの閉磁路F1、F2、F3が生ずる。このとき、第2のコイル54の内周部分では、閉磁路F1、F2を形成する2つの磁路が通っており、第3のコイル55の内周部分では、閉磁路F2、F3を形成する2つの磁路が通っている。
このような第5の実施例のリアクトルにおいても、リアクトル本体51全体(磁性コア52)が、図で前後方向に薄形となり、比較的小形(薄形)に済ませながらも、ケースの前面或いは後面からの放熱性を良好とすることができる等の優れた作用・効果を得ることができる。
(4)第6〜第8の実施例
図8は、本発明の第6の実施例に係るリアクトルの本体61の構成を概略的に示している。このリアクトル本体61は、磁性コア62に、第1〜第8の8個のコイル63〜70を備えて構成される。それら第1〜第8のコイル63〜70は、コイル63〜70の長手方向である縦方向(図で上下方向)に2列で、横方向に4個が並んで配置される。言い替えれば、上記第1の実施例のような、横方向に4個のコイルが並ぶリアクトルが上下2段に設けられている。
この場合、磁性コア62は、横に3個が並んだ巻回隙間18が、縦に2段で、合計6個の巻回隙間18が設けられている。これにより、磁性コア62は、上段端部脚部62a、62d、上段中間脚部62b、62c、下段端部脚部62e、62h、下段中間脚部62f、62g、上部ヨーク部62i、下部ヨーク部62j、中間ヨーク部62kを一体的に有した構成とされている。中間ヨーク部62kは、上段側と下段側とで共有された形態となる。端部脚部62a、62d、62e、62hは、中間脚部62b、62c、62f、62gと比べて断面積が小さく、図8では半分に記載されている。
このとき、第1〜第8のコイル63〜70は、夫々脚部62a〜62hに対し、全て同じ方向、つまり前面側左上から下方に向けて同じ巻数で巻回されている。そして、第1のコイル63の巻終り端部(下端部)と第2のコイル64の巻終り端部とが接続され、第2のコイル64の巻始め端部(上端部)と第3のコイル65の巻始め端部とが接続され、第3のコイル65の巻終り端部と第4のコイル66の巻終り端部とが接続されている。更に、第4のコイル66の巻始め端部と第5のコイル67の巻始め端部とが接続され、第5のコイル67の巻終り端部と第6のコイル68の巻終り端部とが接続され、第6のコイル68巻始め端部と第7のコイル69の巻始め端部とが接続され、第7のコイル69の巻終り端部と第8のコイル70の巻終り端部とが接続されている。第1のコイル63の巻始め端部と、第8のコイル70の巻始め端部とが夫々端子に接続されている。
これにて、第1〜第8のコイル63〜70は、電気的に直列に接続され、一対の端子間に直流電流が通電されると、各コイル63〜70には、図8に矢印Cで示す方向に電流が流れる。このとき、互いに隣接して配置されたコイル63〜70においては、各隣接部分において、同方向(前から後ろ、或いは後ろから前)に電流が流れる。磁性コア62においては、6つの閉磁路F1〜F6が発生する。中間脚部62b、62c、62f、62gにおいては、それぞれ2つの閉磁路F1〜F6を形成する2つの磁路が通っている。端部脚部62a、62d、62e、62hには、1つの磁路が通っている。
そしてこのとき、縦方向に列をなす上下のコイル63〜70においては、磁束の向きが同方向になるように構成されており、そのため、中間ヨーク部62kにおいては、上下段のコイル63〜70が発生する磁界の向きが逆方向となり、互いに打消し合う向きとなっている。つまり中間ヨーク部62kにおいては、閉磁路F1と閉磁路F6との磁束の向きが逆になり、閉磁路F2と閉磁路F5との磁束の向きが逆になり、閉磁路F3と閉磁路F4との磁束の向きが逆になる。
このような第6の実施例のリアクトル本体61によれば、複数個のコイル63〜70を横に並べるだけでなく、縦にも並べるように配置することによって、インダクタンスを大きくしながら、コイル63〜70を効率的に配置することができ、全体が一方向に長くなる(大型化する)ことを防止できる。図示はしないが、リアクトル本体61の前後面に放熱板を配置することにより、冷却効果を高いものとすることができる。そして、特に本実施例では、中間ヨーク部62kにおける磁界の向きを、互いに打消し合う向きとしたので、この部分での磁性コアの磁気飽和を抑制し、中間ヨーク部62kの断面積を小さくすることができる。
図9は、本発明の第7の実施例に係るリアクトル本体71の構成を概略的に示している。このリアクトル本体71は、磁性コア72内に、やはり上下2段、横4列に並んで、第1〜第8の8個のコイル73〜80を埋没状に備えて構成されている。前記磁性コア72は、全体として、前後方向に薄形の矩形ブロック状をなしている。この場合、この磁性コア72は、上記第5の実施例の磁性コア52(図6,7参照)と同様に、成形型(ケース)内に、絶縁樹脂に磁性粉末を混合した流動性を有する混合粉体を収容し、内部にコイル73〜80を配置した上で、硬化されることにより得られる。
そして、前記第1〜第8のコイル73〜80は、やはり上記第5の実施例と同様に、素線を巻回して円筒状に整形し、絶縁樹脂でモールドしたものが用いられ、上記第6の実施例と同様に結線(直列接続)された上で、磁性コア52内に、上下2列で、4個方向に4つが並んで埋没状に収容される。このとき、第1、第4、第5、第8のコイル73、76、77、80の直径寸法よりも、第2、第3、第6、第7のコイル74、75、78、79の直径寸法が大きく構成されている。このリアクトル本体71においては、一対の端子間に直流電流が通電されると、各コイル73〜80には、矢印Cで示す方向に電流が流れ、磁性コア72内においては、6つの閉磁路F1〜F6が生ずる。
従って、この第7の実施例においても、上記第6の実施例と同様に、前後方向に比較的小形(薄形)に済ませながらも、前面或いは後面からの放熱性を良好とすることができると共に、中間ヨークに該当する部分での磁性コア72の磁気飽和を抑制できる。
図10は、本発明の第8の実施例に係るリアクトルの本体81の構成を示しており、上記第6の実施例のリアクトル本体61(図8参照)と異なる点について述べる。この第8の実施例のリアクトル本体81においては、1つの磁性コア82に、上段の第1リアクトル部81aと、下段の第2リアクトル部81bとの異なる2つのリアクトルを形成するようにしている。
また、磁性コア82の構成についても、共に櫛歯状(E形状)をなし上下対称に設けられる上部分割コア部83及び下部分割コア部84と、それらの中間に配置され、上下のリアクトル部81a、81bで共用される1本の横長な棒状(I形状)の中間ヨーク部(梁部)85とから構成される。本実施例では、そのうち中間ヨーク部85については、上部分割コア部83及び下部分割コア部84と異なる材質からなり、他の部分よりも高透磁率の材料から構成されている。
上段の第1リアクトル部81aは、上部分割コア部83の4つの脚部に、夫々第1〜第4のコイル86〜89が巻装されて構成されている。この場合、第1〜第4のコイル86〜89は、上記第1の実施例のコイル14〜17と同様に、好適にはフラットワイズコイルからなり、同方向に同等の巻数となるように設けられ、それらコイル86〜89が電気的に直列に接続されている。これにて、一対の端子間に直流電流が通電されると、各コイル86〜89には、矢印Cで示す方向に電流が流れ、3つの閉磁路F1〜F3が発生する。
また、下段の第2リアクトル部81bについても、第1リアクトル部81aと同様に、下部分割コア部84の4つの脚部に、夫々第5〜第8のコイル90〜93が巻装され、それらが電気的に直列に接続されて構成されている。第5〜第8のコイル90〜93の一対の端子間に直流電流が通電されると、各コイル90〜93には、矢印Cで示す方向に電流が流れ、3つの閉磁路F4〜F6が発生する。
本実施例では、中間ヨーク部85における閉磁路F1〜F6の磁界の向きを、互いに打消し合う向きとし、この部分での磁性コアの磁気飽和を抑制するのに加え、中間ヨーク部85を高透磁率の材料から構成しているので、中間ヨーク部85の磁気抵抗を下げることができる。そのため、リアクトル81aで発生した磁界がリアクトル81bに与える影響が小さくなる(リアクトル81bで発生した磁界がリアクトル81aに与える影響も小さくなる)。
このような第8の実施例においても、前後方向に比較的小形(薄形)に済ませながらも、前面或いは後面からの放熱性を良好とすることができると共に、中間ヨーク85部分での磁性コア82の磁気飽和を抑制し、リアクトル81aとリアクトル82bの磁気結合を緩和することができる。そして、第1リアクトル部81a及び第2リアクトル部81bの2つのリアクトルを、1つのリアクトル本体81に構成することができるので、小型化、低コスト化等を図ることができる。尚、前記磁性コア82に代えて、上記第6の実施例の磁性コア62を用いても良い。
(5)他の実施例
図示は省略するが、本発明は、上記した各実施例に限定されるものではなく、例えば以下のような拡張、変更が可能である。即ち、上記第1の実施例等では、コイルをフラットワイズコイルから構成したが、それに限らず、エッジワイズコイルや通常の丸線などであっても良い。また、複数のコイルを直列接続するものに限らず、一部を直列に接続し一部を並列に接続するといった各種の組合せも可能である。磁性コアについては、ギャップを設けるものであっても良い。コイルを磁性コア内に埋没させて設ける場合、コイルを円筒状でなく角筒状に構成しても良い。また、第1の実施例では、4個の脚部13a〜13d全てにコイルを巻装しているが、本発明では、図4に示す第3の実施例のように、端部に位置する脚部13a、13dにコイルを巻装しなくても、偏平リアクトルを構成することができる。
上記各実施例では、本発明をハイブリッド車用のパワーコントロールユニットの昇圧コンバータに適用するようにしたが、充電器のPFC回路や非絶縁型の降圧コンバータ、平滑チョークなど各種の用途にも適用することができる。本発明は、「リアクトル」という名称であるが、この「リアクトル」には、インダクタも含まれることは勿論である。その他、各部の材質、コイルや磁性コアの脚部の個数や配置、コイルの巻数や脚部の断面積(コイルの内径)等についても、種々の変形が可能であり、更には、コイルは脚部にはコイルが巻装されていない空きがあっても良いなど、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
図面中、11、21、31、41、51、61、71,81はリアクトル本体、12、29は放熱板、13、22、52、62、72、82は磁性コア、14〜17、23〜28、32、33、42〜45、53〜56、63〜70、73〜80、86〜93はコイル、18は巻回隙間、F1〜F6は閉磁路を示す。

Claims (13)

  1. 磁性コア(13)とコイル(14〜17)とを備えてなるリアクトルにおいて、
    前記コイル(14〜17)は、複数個が互いに隣接しながら配置され、それらが相互間で電気的に接続されていると共に、
    前記複数個のコイル(14〜17)のうち、前記磁性コア(13)の端部を磁束が鎖交しないコイル(15、16)に関しては、その内側部分に、少なくとも2つ以上の閉磁路(F1〜F3)を形成するための磁路が通っていることを特徴とするリアクトル。
  2. 互いに隣接して配置された2つの前記コイル(14〜17)においては、その隣接部分において、同方向に電流が流れるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のリアクトル。
  3. 前記複数個のコイル(14〜17)は電気的に直列に接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載のリアクトル。
  4. 前記互いに隣接して配置された2つの前記コイル(14〜17)は、それらコイル(14〜17)の長手方向が互いに直角とならないように配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のリアクトル。
  5. 前記複数個のコイル(14〜17)は、それらコイル(14〜17)の径方向である横方向に並んで配置される、或いは、長手方向である縦方向に列をなした複数のものが横方向に並んで配置されていることを特徴とする請求項4記載のリアクトル。
  6. 前記複数個のコイル(63〜70)は、長手方向である縦方向に列をなした複数のものが横方向に並列に配置されており、
    縦方向に列をなす複数のコイル(63〜70)においては、磁束の向きが同方向になるように構成されていることを特徴とする請求項5記載のリアクトル。
  7. 前記コイル(53〜60)は、前記磁性コア(52)内に埋没した形態に設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のリアクトル。
  8. 前記複数個のコイル(14〜17)には、前記磁性コア(13)の端部を磁束が鎖交するように設けられたコイル(14、17)を含まないことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のリアクトル。
  9. 前記複数個のコイル(14〜17)のうち、前記磁性コア(13)の端部を磁束が鎖交するコイル(14、17)の断面積は、それ以外のコイル(15、16)の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のリアクトル。
  10. 前記複数個のコイル(14〜17)は全て同等の巻数であり、前記磁性コア(13)の端部を磁束が鎖交するコイル(14、17)の断面積は、それ以外のコイル(15、16)の断面積の半分であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のリアクトル。
  11. 前記磁性コア(13)に前記複数個のコイル(14〜17)を設けたリアクトル本体(11)と、このリアクトル本体(11)の駆動時に発生する熱を放熱する放熱板(12)とを備えるものであって、
    前記リアクトル本体(11)の体格は、前記放熱板(12)の前後左右方向に偏平に広がるように構成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のリアクトル。
  12. 前記放熱板(12)は、前記リアクトル本体(11)の片面側又は両面側に配置されていることを特徴とする請求項11記載のリアクトル。
  13. 前記コイル(14〜17)は、フラットワイズコイルからなることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のリアクトル。
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