JP2015230304A - 多相整流器に適用される短絡検知回路及び短絡検知方法 - Google Patents

多相整流器に適用される短絡検知回路及び短絡検知方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015230304A
JP2015230304A JP2014208537A JP2014208537A JP2015230304A JP 2015230304 A JP2015230304 A JP 2015230304A JP 2014208537 A JP2014208537 A JP 2014208537A JP 2014208537 A JP2014208537 A JP 2014208537A JP 2015230304 A JP2015230304 A JP 2015230304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
full
wave rectified
short
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014208537A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6382056B2 (ja
Inventor
▲チ▼開 ▲ウ▼
▲チ▼開 ▲ウ▼
Chi-Kai Wu
家▲ソン▼ 游
Chia-Sung Yu
家▲ソン▼ 游
志春 盧
Chih-Chun Lu
志春 盧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Actron Technology Corp
Original Assignee
Actron Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Actron Technology Corp filed Critical Actron Technology Corp
Publication of JP2015230304A publication Critical patent/JP2015230304A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6382056B2 publication Critical patent/JP6382056B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/50Testing of electric apparatus, lines, cables or components for short-circuits, continuity, leakage current or incorrect line connections
    • G01R31/52Testing for short-circuits, leakage current or ground faults
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/40Testing power supplies
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P1/00Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters
    • H02P1/02Details of starting control
    • H02P1/04Means for controlling progress of starting sequence in dependence upon time or upon current, speed, or other motor parameter
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P29/00Arrangements for regulating or controlling electric motors, appropriate for both AC and DC motors
    • H02P29/02Providing protection against overload without automatic interruption of supply
    • H02P29/024Detecting a fault condition, e.g. short circuit, locked rotor, open circuit or loss of load
    • H02P29/0243Detecting a fault condition, e.g. short circuit, locked rotor, open circuit or loss of load the fault being a broken phase
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P29/00Arrangements for regulating or controlling electric motors, appropriate for both AC and DC motors
    • H02P29/04Arrangements for regulating or controlling electric motors, appropriate for both AC and DC motors by means of a separate brake
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P9/00Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output
    • H02P9/48Arrangements for obtaining a constant output value at varying speed of the generator, e.g. on vehicle
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P2101/00Special adaptation of control arrangements for generators
    • H02P2101/45Special adaptation of control arrangements for generators for motor vehicles, e.g. car alternators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Rectifiers (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

【課題】 交流発電機またはISGに適用される3相(または3相以上)整流器の短絡検知方法及び短絡検知回路を提供する。
【解決手段】 多相整流器に適用される短絡検知方法及び短絡検知回路は、スペクトルにおいて多相整流器からの全波整流信号のスペクトルの状況を検知する。次に、交流信号の周波数の振幅を示す検知信号が参考信号以上であるか否かを判定することによって、多相整流器に短絡状態が存在するか否かを判定する。従って、本発明に係る短絡検知回路及び短絡検知方法では、多相整流器の電流経路毎に短絡検知素子を設ける必要がないため、エネルギーの損失やコストが効果的に低減される。
【選択図】 図2C

Description

本発明は、短絡検知回路及び短絡検知方法に関し、特に交流発電機(alternator)または統合型起動発電機(integrated starter generator、ISG)における多相整流器に適用される短絡検知回路及び短絡検知方法に関するものである。
交流発電機またはISGの多相整流器は、対をなす複数の整流素子(例えばダイオード(diodes)、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFETs)、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBTs)等)からなり、交流電力(AC)を直流電力(DC)に変換し、次に直流電力が多相整流器に接続された電池に対して充電を行うものである。多相整流器が短絡した場合には、大量の熱エネルギーが逸散し、安全上の問題(例えば発電機全体の損害)が発生する可能性がある。このような普通ではない状況を警告するためには、多相整流器の短絡検知の存在が必要となる。多相整流器の短絡具合を検知するために、多相整流器の各電流経路には、多相整流器が短絡であるか否かを検知するための短絡検知素子が配置されている。
一般に、多相整流器が短絡であるか否かを検知するための短絡検知方法には、検知抵抗やホール効果センサ(hall−effect sensor)が使用されている。説明の簡単化のために、以下、整流素子をダイオードとする。一つのダイオードが電流経路に設けられたダイオードとしては、図1Aに示すように、ダイオードD1と検知抵抗R1とが直列接続されることで、電流I1はダイオードD1及び検知抵抗R1を流れることになる。次に、演算増幅器(op−amp)OP1は、検知抵抗R1のクロス電圧を増幅し、検知信号Sd1を生成する。さらに、比較器CP1は、ダイオードD1が短絡であるか否かを判定するために、検知信号Sd1を受信し、検知信号Sd1と参考信号Vref1(即ち短絡閾値電圧)とを比較し、結果信号OUT1を出力する。しかしながら、こうした短絡検知方法では、電流経路に検知抵抗R1を別途配置する必要があるため、電流経路において(I1*R1)のエネルギー損失が発生してしまう。さらに、検知抵抗R1が低抵抗かつ一般に高電流において作動しなければならず、一般的には高価であるため、短絡検知を実現するには、各多相整流器には上述した構造配置がそれぞれ必要となり、エネルギー損失やコストがさらに増加してしまう。
別の方法では、図1Bに示すように、ダイオードD2の電流経路近傍にホール効果センサHFを付設し、電流経路における電流I2を磁場の測定により検知し、そして検知信号Sd2を生成する。さらに、比較器CP2は、検知信号Sd2を受信し、検知信号Sd2と参考信号Vref2(即ち短絡閾値電圧)とを比較し、結果信号OUT2を出力することで、ダイオードD2が短絡であるか否かを示す。ホール効果センサによる短絡検知方法と検知抵抗による短絡検知方法とを比較すると、ホール効果センサによる短絡検知方法では、エネルギーの損失が少なくて済んだが、ホール効果センサHFも高価である。
従って、短絡検知方法が実施された場合に、エネルギーの損失やコストが効果的に低減され、多相整流器の効能が大幅に向上することが期待されている。
本発明は、交流発電機またはISGに適用される3相(または3相以上)整流器の短絡検知方法及び短絡検知回路を提供することを目的とする。
本発明は、交流発電機またはISGに適用される3相整流器(または3相以上)の短絡検知方法及び短絡検知回路を提供する。交流発電機の3相整流器として、3相整流器は、互いに並列接続された3つのブリッジアームを有する。各ブリッジアームは、直列接続された2つの整流素子を有する。各ブリッジアームにおける2つの整流素子の間に対応する接点は、いわゆる位相信号点(Phase Signal Point、以下、PSPという)である。各PSPは、ブリッジアームに対応する2つの整流素子の間に設けられる。いずれか一方の整流素子は、PSPと接地との間に接続され、他方の整流素子は、PSPと交流発電機の出力端との間に接続される。上記出力端は、交流発電機の全波整流出力端でもある。
交流発電機は、3つのステータ巻線(stator winding)を有し、作動期間において3つの交流(alternating current、AC)信号を対応するPSPに生成する。各ステータ巻線の一端は、互いに接続し、各ステータ巻線の他端(即ち交流発電機ステータコイルの出力端)は、対応するPSPに接続される。各AC信号の周波数が同一の方程式により求まるものであるため、各AC信号の周波数は、同一の特定回転周期に保持される。その方程式は、以下のように示す。
ω= RPMalt*#pole pairs/60
ここで、ωは、各AC信号の周波数であり、RPMaltは交流発電機の運転率であり、#pole pairsは、交流発電機の極対(pole pairs)の数である。従って、各AC信号の周波数は、同一となる。
3相整流器は、3つのAC信号を受信し整流することで、全波整流(full−wave rectified、FWR)信号を出力する。上記FWR信号には、交流直流(AC−to−DC)変換結果となるリップル周波数(ripple frequency)が含まれている。本発明に係る短絡検知方法及び短絡検知回路は、FWR信号のスペクトルにおいて、AC信号(即ち上記3つのAC信号のうちのいずれか一つ)の周波数の振幅を検知する。この検知方法は、FWR信号を時間領域(time domain)から周波数領域(frequency domain)に変換することで、FWR信号のスペクトルを生成し、さらに上記AC信号の周波数の現在の振幅を観察する。
ノーマル作動の場合、AC信号の周波数の振幅は、FWR信号のスペクトルの測定点において無視することができる。しかしながら、いずれかの整流素子に短絡が発生した場合(即ちアンノーマル作動の場合)、AC信号の周波数の振幅は大幅に増加する。この振幅が所定の基準値(例えば異なる交流発電機に基づいた実験データ)よりも高くなった場合には、これに基づいてブリッジアームセット全体のうちのいずれか一つに短絡状態が存在すると判定することができる。
また、本発明は、多相整流器に用いられる短絡検知回路を提供する。上記のように、多相整流器は、複数のAC信号を整流することでFWR信号を出力し、各AC信号は、同一周波数を有する。短絡検知回路は、スペクトル分析ユニットと、判定ユニットとを含む。分析ユニットは、FWR信号を受信し、周波数領域において上記AC信号の同一周波数に基づいてFWR信号のスペクトルを分析し、AC信号の同一周波数の振幅を示す検知信号を生成する。判定ユニットは、分析ユニットに電気的に接続され、検知信号と参考信号とを比較し、多相整流器に短絡状態が存在するか否かを判定する。
さらに詳しくは、判定ユニットは、検知信号と参考信号とを受信し、検知信号が参考信号以上であるか否かを判定する。判定ユニットは、検知信号が参考信号以上であると判定した場合に、結果信号を出力する。結果信号は、多相整流器におけるブリッジアームのうちのいずれかの整流素子に短絡状態が存在することを示している。
さらに、本発明は、多相整流器に用いられる短絡検知方法を提供する。上記のように、多相整流器は、受信した同一周波数を有する複数のAC信号を整流してFWR信号を出力する。短絡検知方法は、FWR信号を受信し、周波数領域において上記AC信号の同一周波数に基づいてFWR信号のスペクトルを分析し、AC信号の同一周波数の振幅を示す検知信号を生成する工程と、検知信号及び参考信号を受信し、検知信号が参考信号以上であることを判定する工程と、を含む。検知信号が参考信号以上である場合に、多相整流器における複数のブリッジアームのうちのいずれかの整流素子に短絡状態が存在することを示す結果信号を出力する。
本発明に係る多相整流器に適用される短絡検知回路及び短絡検知方法は、多相整流器における複数のブリッジアームのうちのいずれかの整流素子に短絡状態が存在するか否かを検知するために、スペクトルにおいて多相整流器からのFWR信号のスペクトル状況を検知し、AC信号の周波数の振幅を示す検知信号が参考信号以上であるか否かを判定するものである。従って、本発明の実施例に係る多相整流器に適用される短絡検知回路及び短絡検知方法では、電流経路毎に短絡検知素子(例えば検知抵抗またはホール効果センサ)を設ける必要がないため、エネルギーの損失やコストが効果的に低減される。
従来の整流素子の電流経路における短絡検知回路の模式図を示す。 従来の他の整流素子の電流経路における短絡検知回路の模式図を示す。 本発明の実施例に係る3相交流発電機の模式図を示す。 本発明の実施例に係る3相交流発電機の波形図を示す。 本発明の実施例に係る短絡検知回路の模式図を示す。 本発明の実施例に係る短絡検知方法の模式図を示す。 本発明の他の実施例に係る多相交流発電機の模式図を示す。 本発明の他の実施例に係る短絡検知回路の模式図を示す。 本発明の他の実施例に係る短絡検知回路の模式図を示す。
以下、本発明の各種の例示性実施例について、添付図面を参照しながら詳しく説明する。ここで説明しておきたいのは、本発明の概念は、異なる形式で表現されるため、明細書に述べた例示性実施例に限定されるものではない。また、図面における同一素子には、同一符号を付す。
図2Aは、本発明の実施例に係る3相交流発電機の模式図である。図2Aに示すように、3相交流発電機1は、3相整流器10と、誘導コイル20と、エネルギー貯蔵装置30(または負荷)と、短絡検知回路100とを有する。3相整流器10は、互いに並列接続された、第1のブリッジアーム11a、第2のブリッジアーム11bおよび第3のブリッジアーム11cの3つのブリッジアームを有する。第1のブリッジアーム11aの一端、第2のブリッジアーム11bの一端、第3のブリッジアーム11cの一端は接地であり、第1のブリッジアーム11aの他端、第2のブリッジアーム11bの他端、第3のブリッジアーム11cの他端は全波整流出力端F0に接続される。全波整流出力端F0は、エネルギー貯蔵装置30に接続される。
さらに詳しくは、ブリッジアーム11a、11b、11cのそれぞれは、互いに直列接続された2つのダイオードDd1、Dd2を有する。ブリッジアーム11a、11b、11cの場合、ダイオードDd1の陽極は接地であり、ダイオードDd1の陰極はダイオードDd2の陽極に接続され、ダイオードDd2の陰極は全波整流出力端F0に接続される。PSPTb1は、ブリッジアーム11aにおける2つのダイオードDd1とダイオードDd2との間に位置する。PSPTb2は、ブリッジアーム11bにおける2つのダイオードDd1とダイオードDd2との間に位置する。PSPTb3は、ブリッジアーム11cにおける2つのダイオードDd1とダイオードDd2との間に位置する。ここで説明しておきたいのは、2つのダイオードDd1及びダイオードDd2は、あくまでも整流素子の構造及び実施方法を説明するためのものであり、整流素子は、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタまたは絶縁ゲートバイポーラトランジスタ等、他の整流素子であってもよいが、本発明は、これらに限定されるものではない。
PSPTb1、Tb2、Tb3のそれぞれは、同一周波数を有するAC信号を受信し、3相整流器10は、AC信号を整流することで、FWR信号Sr1をエネルギー貯蔵装置30に生成する。より詳しくは、図2Bに示すように、AC信号は、正弦波(sine wave)信号SI1、SI2、SI3である。正弦波信号SI1、SI2、SI3は、同一周波数を有し、その間の位相差が120度である。3相整流器10は、FWR信号Sr1がエネルギー貯蔵装置30に対して充電するように、正弦波信号SI1、SI2、SI3を整流することで、一つの周期内に6つの半波リップル、即ちFWR信号Sr1を生成する。3相整流器10がFWR信号Sr1を生成する実施方法について、当業者が理解できるものであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
正弦波信号SI1、SI2、SI3の周波数は、周波数検知器またはその他の方法により求まるものである。一つの例として、交流発電機の運転率及び交流発電機の極対(pole pairs)の数が既知である(例えば極数が18である交流発電機は9つの極対を有する)場合、各AC信号の周波数は、以下の方程式により求めることができる。その方程式は、以下のように示す。
ω= RPMalt*#pole pairs/60
ここで、ωは、各AC信号の周波数であり、RPMaltは交流発電機の運転率であり、#pole pairsは、交流発電機の極対の数である。本発明は、それらに限定されるものではない。同様に、その他の応用において、AC信号の周波数及び交流発電機の極対の数が既知である(例えば、極数が14である交流発電機は7つの極対を有する)場合、交流発電機の運転率も、上記方程式により求めることができる。
本実施例において、AC信号は、誘導コイル20を介して電磁誘導により生成されたものである。誘導コイル20は、互いに120度ずれるとともに、互いに組み合わせられてY形接線が形成される、第1の巻線21a、第2の巻線21b、及び第3の巻線21cの3つのステータ巻線を有する。第1の巻線21aの一端、第2の巻線21bの一端、及び第3の巻線21cの一端は、互いに接続される。第1の巻線21aの他端は、ブリッジアーム11aのPSPTb1に、第2の巻線21bの他端は、ブリッジアーム11bのPSPTb2に、第3の巻線21cの他端は、ブリッジアーム11cのPSPTb3に、それぞれ接続される。誘導コイル20は、その他の接線法、例えば三角形接線、スター接線、またはその他の種類の接線法により組み合わせられてもよいが、本発明はそれらに限定されるものではない。
3相整流器10にはブリッジアームにおけるいずれかの整流素子に短絡状態が存在するか否かを確認するために、3相交流発電機1は、3相整流器10とエネルギー貯蔵装置30との間に電気的に接続された短絡検知回路100を含む。本実施例に係る短絡検知回路100は、FWR信号Sr1及びAC信号Si1を受信し、3相整流器10にはブリッジアームにおけるいずれかの整流素子に短絡状態が存在するか否かを判定する。
図2Cに示すように、短絡検知回路100は、スペクトル分析ユニット110と、判定ユニット120とを含む。スペクトル分析ユニット110は、FWR信号Sr1を受信し、周波数領域においてAC信号Si1の周波数に基づいてFWR信号Sr1のスペクトルを分析することにより、AC信号Si1の周波数の振幅を示す検知信号Vd1を生成する。判定ユニット120は、スペクトル分析ユニット110に電気的に接続され、検知信号Vd1及び参考信号Vf1を受信することで、検知信号Vd1が参考信号Vf1以上であるか否かを判定する。
判定ユニット120は、検知信号Vd1が参考信号Vf1以上であると判定した場合に、ブリッジアームのいずれかの整流素子に短絡状態が存在することを示す(例えばブリッジアーム11bのダイオードD1に短絡状態が存在することを示す)結果信号S01を出力する。言い換えれば、3相整流器10にはブリッジアーム11a〜11cにおいて少なくとも1つのダイオードが短絡である場合、短絡検知回路100は、FWR信号Sr1のスペクトル内に、周波数領域においてAC信号Si1の周波数の振幅が大幅に増加することを検知することになる。
判定ユニット120は、検知信号Vd1が参考信号Vf1よりも小さいと判定した場合に、現在ブリッジアームのいずれかの整流素子に短絡状態が存在しないことを示すために、いずれの信号も出力しない。即ち、3相整流器10にはブリッジアーム11a〜11cのいずれにもダイオードの短絡が生じていない場合に、FWR信号Sr1のスペクトルにおいてAC信号Si1の周波数の振幅がノイズと類似しており、短絡検知回路100がAC信号Si1の周波数の振幅が小さすぎると検知することになるため、無視することができる。
図2Cに示すように、本実施例において、スペクトル分析ユニット110は、アナログデジタル(analog−to−digital、AD)変換器112と、スペクトル計算器114と、周波数選択器116とを含む。アナログデジタル変換器112は、スペクトル計算器114に電気的に接続される。スペクトル計算器114は、周波数選択器116に電気的に接続される。アナログデジタル変換器112は、FWR信号Sr1を受信してデジタル化することで、デジタルFWR信号Sr1を生成する。
スペクトル計算器114は、FWR信号Sr1のスペクトルを計算することで、各周期のFWR信号Sr1のスペクトルを取得する。周波数選択器116は、FWR信号Sr1のスペクトルにおいてAC信号Si1の周波数を選択する(即ちFWR信号Sr1のスペクトルにおいてAC信号Si1に基づいて特定の帯域(frequency band)を選択する)ことで、AC信号Si1の周波数の振幅を示す検知信号Vd1を出力する。
本実施例に係る判定ユニット120は、端点Aと端点Bとを有するデジタル比較器である。端点Aは、検知信号Vd1を受信し、端点Bは、参考信号Vf1を受信する。デジタル比較器は、検知信号Vd1及び参考信号Vf1に基づいて結果信号S01を出力する。
従って、判定ユニット120が高レベルの結果信号S01を出力したということは、検知信号Vd1が参考信号Vf1以上であり、例えば5Vであることを意味する。即ち、3相整流器10にはブリッジアームにおけるいずれかの整流素子に短絡状態が存在する。判定ユニット120がいずれの信号も出力しない(例えば、低レベルの結果信号S01を出力する。検知信号Vd1が参考信号Vf1よりも小さく、例えば0Vを意味する)ということは、3相整流器10にはブリッジアームにおけるいずれの整流素子にも短絡状態が存在しないことを意味する。本実施例において、判定ユニット120は、デジタル比較器であることが好ましいが、結果信号S01を生成するためのその他素子でもよく、本発明は、それらに限定されるものではない。
上記の実施例によれば、本発明に係る短絡検知方法は、上記の実施例に記載された短絡検知回路に適用される。図2Dを図2A〜2Cとともに参照すると、図2Dは、本発明の実施例に係る短絡検知方法のフロー図である。まず、スペクトル分析ユニット110は、FWR信号Sr1を受信し、周波数領域においてAC信号Si1の周波数に基づいてFWR信号Sr1のスペクトルを分析することにより、AC信号Si1の周波数の振幅を示す検知信号Vd1を生成する(ステップS210)。次に、判定ユニット120は、検知信号Vd1及び参考信号Vf1を受信し、検知信号Vd1が参考信号Vf1以上であるか否かを判定し、さらに現在のブリッジアームにおける整流素子に短絡が生じているか否かを分析する(ステップS220及びステップS230)。
判定ユニット120が検知信号Vd1が参考信号Vf1以上であると判定した場合に、3相整流器10は、アンノーマル作動の場合にある。この際、判定ユニット120は、ブリッジアームにおけるいずれかの整流素子に短絡状態が存在することを示す結果信号S01を出力する。即ち、本実施例の3相整流器10におけるブリッジアーム11a〜11cには少なくとも1つのダイオードが短絡している(ステップS240)。
判定ユニット120が検知信号Vd1が参考信号Vf1よりも小さいと判定した場合に、3相整流器10は、ノーマル作動の場合にある。この際、判定ユニット120は、いずれの信号も出力しない。これは、ブリッジアームにおけるいずれの整流素子にも短絡状態が存在しないことを意味する。即ち、本実施例の3相整流器10におけるブリッジアーム11a〜11c内にはダイオードが短絡していない(ステップS250)。
短絡検知回路100は、3相交流発電機のほかに、多相交流発電機にも適用することもでき、本発明は、これに限定されるものではない。こうすることにより、図3に示すように、多相交流発電機1Aは、多相整流器10Aと、誘導コイル20Aと、エネルギー貯蔵装置30Aと、短絡検知回路100Aとを有する。多相整流器10Aは、互いに並列接続されたN個のブリッジアームを有する。ここで、Nは、2以上である整数(図2Aに示す3つのブリッジアーム11a〜11c)である。各ブリッジアームは、互いに直列接続された2つの整流素子を有する。PSPは、ブリッジアームに対応する2つの整流素子の間に位置する(図2Aに示す3つのブリッジアーム11a〜11cのダイオードDd1及びDd2)。各PSP(図2Aに示すPSP Tb1〜Tb3)は、同一周波数を有するAC信号を受信する。多相整流器10Aは、これに基づいてFWR信号Sr1Aを短絡検知回路100A及びエネルギー貯蔵装置30A(または負荷)に出力する。本実施例において、整流素子は、ダイオード、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ、または絶縁ゲートバイポーラトランジスタ等、他の整流素子であってもよいが、本発明は、これらに限定されるものではない。
多相整流器10A、誘導コイル20A、エネルギー貯蔵装置30A、および短絡検知回路100Aの関連構造と作動方法は、基本的に前の実施例に記載された多相整流器10、誘導コイル20、エネルギー貯蔵装置30、および短絡検知回路100と同一であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
従って、短絡検知回路100Aの判定ユニットは、検知信号が参考信号以上であると判定した場合に、ブリッジアームにおけるいずれかの整流素子に短絡状態が存在することを示す結果信号を出力する。
同様に、短絡検知回路100Aの判定ユニットは、検知信号が参考信号よりも小さいと判定した場合に、ブリッジアームにおけるいずれの整流素子にも短絡状態が存在しないことを示す結果信号を出力する。
これにより、短絡検知回路100Aは、ブリッジアームにおけるいずれかの整流素子に短絡状態が存在するか否かを検知するために、周波数領域において多相整流器10AからのFWR信号Sr1Aのスペクトル状況を検知し、AC信号の周波数の振幅を示す検知信号が参考信号以上であるか否かを判定するものである。
次に、図4に示すように、本発明の他の実施例において、短絡検知回路200は、多相整流器からのFWR信号Sr2を受信し、多相整流器における整流素子が短絡しているか否かを判定する。短絡検知回路200は、スペクトル分析ユニット210と、スペクトル分析ユニット210に電気的に接続された判定ユニット220とを有する。スペクトル分析ユニット210は、AD変換器212と、デジタルフィルタ214と、周波数選択器216とを含む。デジタルフィルタ214は、周波数選択器216及びAD変換器212に電気的に接続される。周波数選択器216は、AC信号Si2の周波数に基づいて選択信号Vi2を生成する。一つの例として、周波数選択器216は、AC信号Si2の周波数を示す選択信号Vi2を生成する。AD変換器212は、FWR信号Sr2を受信し、FWR信号Sr2をデジタル化することで、デジタルFWR信号Sr2を生成する。デジタルフィルタ214は、選択信号Vi2に基づいてデジタルFWR信号Sr2をフィルタすることで、AC信号Si2の周波数の振幅を示す検知信号Vd2を出力する。本実施例の判定ユニット220は、端点Aと端点Bとを有するデジタル比較器である。一方、端点Aは、検知信号Vd2を受信し、端点Bは、参考信号Vf2を受信する。デジタル比較器は、検知信号Vd2及び参考信号Vf2に基づいて結果信号S02を出力する。
従って、判定ユニット220が高レベルの結果信号S02を出力したということは、検知信号Vd2が参考信号Vf2以上であり、例えば5Vであることを意味する。即ち、多相整流器にはブリッジアームにおけるいずれかの整流素子に短絡状態が存在する。判定ユニット220がいずれの信号も出力しない(または低レベルの結果信号S02を出力する。検知信号Vd2が参考信号Vf2よりも小さく、例えば0Vを意味する)ということは、多相整流器にはブリッジアームにおけるいずれの整流素子にも短絡状態が存在しないことを意味する。
本実施例において、短絡検知回路200は、FWR信号Sr2のパワーまたはその他のデータ及びAC信号Si2の周波数を分析し、ブリッジアームにおけるいずれかの整流素子に短絡が存在するか否かを判定してもよく、本発明は、それに限定されるものではない。本実施例において、判定ユニット220は、デジタル比較器であることが好ましいが、結果信号S02を生成するためのその他の素子でもよく、本発明は、それらに限定されるものではない。
図5に示すように、本発明の他の実施例において、短絡検知回路300は、多相整流器からのFWR信号Sr3を受信し、多相整流器における整流素子が短絡しているか否かを判定する。短絡検知回路300は、スペクトル分析ユニット310と、スペクトル分析ユニット310に電気的に接続された判定ユニット320とを有する。スペクトル分析ユニット310は、アナログフィルタ312と、アナログフィルタ312に電気的に接続された周波数選択器316とを含む。周波数選択器316は、AC信号Si3の周波数に基づいて選択信号Vi3を生成する。一つの例として、周波数選択器316は、AC信号Si3の周波数を示す選択信号Vi3を生成する。アナログフィルタ312は、FWR信号Sr3及び選択信号Vi3を受信し、選択信号Vi3に基づいてFWR信号Sr3をフィルタすることにより、AC信号Si3の周波数の振幅を示す検知信号Vd3を判定ユニット320に出力する。
本実施例において、判定ユニット320は、非反転入力端子、反転入力端子、出力端を有する演算増幅器(op−amp)であってもよい。非反転入力端子は、検知信号Vd3を受信する。反転入力端子は、参考信号Vf3を受信する。出力端は、検知信号Vd3及び参考信号Vf3に基づいて結果信号S03を出力する。本実施例における参考信号Vf3は、AC信号Si3の周波数の振幅とする。
従って、演算増幅器320の出力端が高レベルの結果信号S03を出力したということは、検知信号Vd3が参考信号Vf3以上であり、例えば5Vであることを意味する。即ち、多相整流器にはブリッジアームにおけるいずれかの整流素子に短絡状態が存在する。判定ユニット320がいずれの信号も出力しない(または低レベルの結果信号S03を出力する。検知信号Vd3が参考信号Vf3よりも小さく、例えば0Vを意味する)ということは、多相整流器にはブリッジアームにおけるいずれの整流素子にも短絡状態が存在しないことを意味する。
本実施例において、短絡検知回路300は、FWR信号Sr3のパワーまたはその他のデータ及びAC信号Si3の周波数を分析し、ブリッジアームにおけるいずれかの整流素子に短絡状態が存在するか否かを判定してもよく、本発明はそれに限定されるものではない。本実施例において、判定ユニット320は、演算増幅器であることが好ましいが、結果信号S03を生成するためのその他素子でもよく、本発明は、それに限定されるものではない。
上記のように、本発明の実施例に係る短絡検知回路及び短絡検知方法は、スペクトルにおいて多相整流器からのFWR信号のスペクトル状況を検知し、AC信号の周波数の振幅を示す検知信号が参考信号以上であるか否かを判定することにより、多相整流器におけるブリッジアーム全体のうちのいずれかの整流素子に短絡状態が存在するか否かを判定する。従って、本発明の実施例に係る短絡検知回路及び短絡検知方法では、従来の短絡検知方法のように電流経路毎に短絡検知素子(例えば検知抵抗またはホール効果センサ)を設ける必要がないため、エネルギーの損失やコストが効果的に低減される。
上述したものは、本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明の実施の範囲を限定するためのものではない。
1、1A 多相交流発電機
10、10A 多相整流器
11a 第1のブリッジアーム
11b 第2のブリッジアーム
11c 第3のブリッジアーム
20、20A 誘導コイル
21a 第1の巻線
21b 第2の巻線
21c 第3の巻線
30、30A エネルギー貯蔵装置
100、100A、200、300 短絡検知回路
110、210、310 スペクトル分析ユニット
120、220、320 判定ユニット
112、212 アナログデジタル変換器
312 アナログフィルタ
114 スペクトル計算器
214 デジタルフィルタ
116、216、316 周波数選択器
CP1、CP2 比較器
D1、D2、Dd1、Dd2 ダイオード
F0 全波整流出力端
HF ホール効果センサ
I1、I2 電流
OP1 演算増幅器
OUT1、OUT2 結果信号
R1 検知抵抗
Sd1、Sd2 検知信号
Si1、Si2、Si3 交流信号
SI1、SI2、SI3 正弦波信号
Sr1、Sr1A、Sr2、Sr3 全波整流信号
S01、S02、S03 結果信号
T 周期
Tb1、Tb2、Tb3 位相信号点(PSP)
Vd1、Vd2、Vd3 検知信号
Vf1、Vf2、Vf3、Vref1、Vref2 参考信号
Vi2、Vi3 選択信号

Claims (15)

  1. 互いに直列接続された2つの整流素子を有すると共に前記2つの整流素子の間に同一周波数を有する交流信号を受信する位相信号点が設けられる複数のブリッジアームが互いに並列接続されており前記交流信号を整流して全波整流信号を出力するための多相整流器に用いられる、短絡検知回路において、
    前記全波整流信号を受信し、周波数領域においてそれらの交流信号の前記同一周波数に基づいて前記全波整流信号のスペクトルを分析し、それらの交流信号の前記同一周波数の振幅を示す検知信号を生成するためのスペクトル分析ユニットと、
    前記スペクトル分析ユニットに電気的に接続され、前記検知信号及び参考信号を受信し、前記検知信号が前記参考信号以上であることを判定するための判定ユニットと、
    を含み、
    前記判定ユニットは、前記検知信号が前記参考信号以上であると判定した場合に、それらのブリッジアームにおけるそれらの整流素子のいずれか一つに短絡状態が存在することを示す結果信号を出力することを特徴とする短絡検知回路。
  2. 前記判定ユニットは、前記検知信号が前記参考信号よりも小さいと判定した場合に、いずれの信号も出力しないことを特徴とする請求項1に記載の短絡検知回路。
  3. 前記スペクトル分析ユニットは、
    前記全波整流信号を受信してデジタル化することで、デジタル全波整流信号を生成するためのアナログデジタル変換器と、
    前記アナログデジタル変換器に電気的に接続され、周波数領域において前記デジタル全波整流信号のスペクトルを計算するためのスペクトル計算器と、
    前記スペクトル計算器に電気的に接続され、前記全波整流信号のスペクトルにおいてそれらの交流信号の前記同一周波数を選択することで、前記検知信号を出力するための周波数選択器と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の短絡検知回路。
  4. 前記周波数選択器は、それらの交流信号のいずれか一つに基づいて、前記全波整流信号のスペクトルにおいてそれらの交流信号の前記同一周波数を選択することを特徴とする請求項3に記載の短絡検知回路。
  5. 前記スペクトル分析ユニットは、
    それらの交流信号のいずれか一つに基づいて、それらの交流信号の前記同一周波数を示す選択信号を生成するための周波数選択器と、
    前記全波整流信号を受信してデジタル化することで、デジタル全波整流信号を生成するためのアナログデジタル変換器と、
    前記周波数選択器及び前記アナログデジタル変換器に電気的に接続され、前記選択信号に基づいて前記デジタル全波整流信号をフィルタすることで、前記検知信号を出力するためのデジタルフィルタと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の短絡検知回路。
  6. 前記スペクトル分析ユニットは、
    それらの交流信号のいずれか一つに基づいて、それらの交流信号の前記同一周波数を示す選択信号を生成するための周波数選択器と、
    前記周波数選択器に電気的に接続され、前記全波整流信号及び前記選択信号を受信し、前記選択信号に基づいて前記全波整流信号をフィルタすることで、前記検知信号を出力するためのアナログフィルタと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の短絡検知回路。
  7. 前記判定ユニットは、前記検知信号を受信するための非反転入力端子と、前記参考信号を受信するための反転入力端子と、前記検知信号及び前記参考信号に基づいて前記結果信号を出力するための出力端とを有する演算増幅器であることを特徴とする請求項6に記載の短絡検知回路。
  8. 前記多相整流器は、互いに直列接続された2つの整流素子を有すると共に前記2つの整流素子の間に前記同一周波数を有する前記交流信号を受信する前記位相信号点が設けられる3つのブリッジアームが互いに並列接続されており前記交流信号を整流することで前記全波整流信号を出力する、3相整流器を含み、
    それらの交流信号は、それぞれ、第1のステータ巻線、第2のステータ巻線、第3のステータ巻線により生成され、
    前記第1のステータ巻線の一端と、前記第2のステータ巻線の一端と、前記第3のステータ巻線の一端とは互いに電気的に接続され、前記第1のステータ巻線の他端、前記第2のステータ巻線の他端、及び前記第3のステータ巻線の他端は、対応する前記ブリッジアームの前記位相信号点にそれぞれ接続されることを特徴とする請求項1に記載の短絡検知回路。
  9. 前記短絡検知回路は、交流発電機または統合型起動発電機のいずれか一つに設けられ、
    それらの交流信号の前記同一周波数は、以下の方程式により求められるものであり、
    ω= RPMalt*#pole pairs/60
    ここで、ωは、それらの交流信号の前記同一周波数であり、RPMaltは前記交流発電機または前記統合型起動発電機の運転率であり、#pole pairsは、前記交流発電機または前記統合型起動発電機の極対の数であることを特徴とする請求項1に記載の短絡検知回路。
  10. 複数の交流信号を整流することで全波整流信号を出力するための多相整流器に用いられる短絡検知方法であって、
    前記全波整流信号を受信し、周波数領域においてそれらの交流信号の同一周波数に基づいて前記全波整流信号のスペクトルを分析し、それらの交流信号の前記同一周波数の振幅を示す検知信号を生成する工程と、
    前記検知信号及び参考信号を受信し、前記検知信号が前記参考信号以上であることを判定し、前記検知信号が前記参考信号以上である場合に、短絡状態が前記多相整流器に存在することを示す結果信号を出力する工程と、
    を含むことを特徴とする短絡検知方法。
  11. 前記全波整流信号が受信された後、さらに、
    前記全波整流信号をデジタル化することで、デジタル全波整流信号を生成する工程と、
    周波数領域において前記デジタル全波整流信号のスペクトルを計算する工程と、
    前記全波整流信号のスペクトルにおいてそれらの交流信号の前記同一周波数を選択することで、前記検知信号を出力する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の短絡検知方法。
  12. 前記全波整流信号が受信された後、さらに、
    それらの交流信号のいずれか一つに基づいて選択信号を生成する工程と、
    前記全波整流信号をデジタル化することで、デジタル全波整流信号を生成する工程と、
    前記選択信号に基づいて前記デジタル全波整流信号をフィルタすることで、前記検知信号を出力する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の短絡検知方法。
  13. 前記全波整流信号が受信された後、さらに、
    それらの交流信号のいずれか一つに基づいて選択信号を生成する工程と、
    前記選択信号に基づいて前記全波整流信号をフィルタすることで、前記検知信号を出力する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の短絡検知方法。
  14. 複数の交流信号を整流することで全波整流信号を出力するための多相整流器に用いられる短絡検知回路であって、
    前記全波整流信号を受信し、周波数領域においてそれらの交流信号の同一周波数に基づいて前記全波整流信号のスペクトルを分析し、それらの交流信号の前記同一周波数の振幅を示す検知信号を生成するためのスペクトル分析ユニットと、
    前記分析ユニットに電気的に接続され、前記検知信号及び参考信号を比較することで、前記多相整流器に短絡状態が存在するか否かを判定するための判定ユニットと、を備えることを特徴とする短絡検知回路。
  15. 前記判定ユニットは、前記検知信号が前記参考信号以上であると判定した場合に、前記多相整流器に前記短絡状態が存在することを示す結果信号を出力し、前記検知信号が前記参考信号よりも小さいと判定した場合に、いずれの信号も出力しないことを特徴とする請求項14に記載の短絡検知回路。
JP2014208537A 2014-06-06 2014-10-10 多相整流器に適用される短絡検知回路及び短絡検知方法 Expired - Fee Related JP6382056B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/297,650 2014-06-06
US14/297,650 US9543886B2 (en) 2014-06-06 2014-06-06 Short circuit detection circuit and short circuit detection method for multi-phase rectifier at frequency domain

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015230304A true JP2015230304A (ja) 2015-12-21
JP6382056B2 JP6382056B2 (ja) 2018-08-29

Family

ID=54770353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014208537A Expired - Fee Related JP6382056B2 (ja) 2014-06-06 2014-10-10 多相整流器に適用される短絡検知回路及び短絡検知方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9543886B2 (ja)
JP (1) JP6382056B2 (ja)
CN (1) CN105223459B (ja)
TW (1) TWI541521B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105866614A (zh) * 2016-06-06 2016-08-17 哈尔滨电机厂有限责任公司 汽轮发电机三相突然短路检测装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2614243C1 (ru) * 2016-02-24 2017-03-24 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Омский государственный технический университет" Устройство дифференциальной защиты на герконах и магниторезисторе для преобразовательной установки с трансформатором и выпрямителем
CN106759538A (zh) * 2016-12-21 2017-05-31 杨晓东 一种基于频域分析的低应变检测方法
JP6638704B2 (ja) * 2017-07-10 2020-01-29 Tdk株式会社 ワイヤレス受電装置、及びワイヤレス電力伝送システム
RU2677857C1 (ru) * 2018-01-09 2019-01-22 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Тюменский индустриальный университет" (ТИУ) Устройство защиты преобразовательной установки с трансформатором с 2n вторичными обмотками и 2n выпрямителями
RU2683266C1 (ru) * 2018-01-09 2019-03-27 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Тюменский индустриальный университет" (ТИУ) СПОСОБ ЗАЩИТЫ ПРЕОБРАЗОВАТЕЛЬНОЙ УСТАНОВКИ С ТРАНСФОРМАТОРОМ С 2n ВТОРИЧНЫМИ ОБМОТКАМИ И 2n ВЫПРЯМИТЕЛЯМИ
CN110031742B (zh) * 2018-01-12 2022-07-15 神讯电脑(昆山)有限公司 线路板连锡检测电路
US20190326828A1 (en) * 2018-04-19 2019-10-24 Hamilton Sundstrand Corporation Fault tolerant ac rectification
CN116435965B (zh) * 2023-04-13 2024-03-19 广州擎天实业有限公司 一种整流桥桥臂故障检测方法及装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5177827A (ja) * 1974-12-28 1976-07-06 Shiratori Seisakusho Kk Seiryusoshitanrakujikonohogokairo
JPS5482624A (en) * 1977-12-15 1979-07-02 Toyoda Chuo Kenkyusho Kk Method of and apparatus for detecting disorder in rectifying circuit
US4178546A (en) * 1978-01-06 1979-12-11 Rca Corporation Alternator test apparatus and method
JP2005102436A (ja) * 2003-09-26 2005-04-14 Hitachi Ltd オルタネータの異常検出装置及び方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1959134C3 (de) * 1969-05-16 1978-05-24 E. Schrack Elektrizitaets-Ag, Wien Einrichtung zur Erfassung von Überschlägen
DE69027292T2 (de) * 1990-01-16 1997-01-23 Hitachi Ltd Verfahren und System zur digitalen Signalverarbeitung.
JPH09172779A (ja) * 1995-07-11 1997-06-30 Meidensha Corp 正弦波入力コンバータ回路
US6043999A (en) * 1998-05-21 2000-03-28 Inventio Ag Apparatus and method for controlling an elevator power supply
AU2003277492A1 (en) * 2003-07-11 2005-01-28 Origin Electric Company, Limited Power supply for discharge
JP5216424B2 (ja) * 2008-06-06 2013-06-19 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両用充電発電機およびその整流装置
WO2012056287A2 (en) * 2010-10-28 2012-05-03 Abb Technology Ltd A protection relay for sensitive earth fault prtection
US9302912B2 (en) * 2012-03-28 2016-04-05 Mks Instruments, Inc. Compact, configurable power supply for energizing ozone-producing cells
US8942013B2 (en) * 2013-02-21 2015-01-27 Pratt & Whitney Canada Corp. Over voltage protection for electric machines

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5177827A (ja) * 1974-12-28 1976-07-06 Shiratori Seisakusho Kk Seiryusoshitanrakujikonohogokairo
JPS5482624A (en) * 1977-12-15 1979-07-02 Toyoda Chuo Kenkyusho Kk Method of and apparatus for detecting disorder in rectifying circuit
US4178546A (en) * 1978-01-06 1979-12-11 Rca Corporation Alternator test apparatus and method
JP2005102436A (ja) * 2003-09-26 2005-04-14 Hitachi Ltd オルタネータの異常検出装置及び方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105866614A (zh) * 2016-06-06 2016-08-17 哈尔滨电机厂有限责任公司 汽轮发电机三相突然短路检测装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9543886B2 (en) 2017-01-10
JP6382056B2 (ja) 2018-08-29
US20150357813A1 (en) 2015-12-10
CN105223459B (zh) 2018-03-27
CN105223459A (zh) 2016-01-06
TW201546469A (zh) 2015-12-16
TWI541521B (zh) 2016-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6382056B2 (ja) 多相整流器に適用される短絡検知回路及び短絡検知方法
US8924170B2 (en) Method and system for detecting a failed rectifier in an AC/DC converter
JP6353694B2 (ja) 劣化診断システム
US10191101B2 (en) System and method for detecting ground fault in a dc system
JP4805396B2 (ja) モータ駆動装置
JP5689497B2 (ja) Dcリンク部異常検出機能を備えたモータ駆動装置
CA2814326A1 (en) Power converter resonance detection apparatus and method
WO2013153596A1 (ja) 地絡検出回路およびそれを用いた電力変換装置
TWI605679B (zh) 轉換器及電力變換裝置
KR101376725B1 (ko) 태양광 모듈 접속반
EP2955835B1 (en) Short circuit detection circuit and short circuit detection method for multi-phase rectifier at frequency domain
JP6543872B2 (ja) 制御装置、制御方法及びプログラム
CN111983419A (zh) 用于检测多相无刷励磁机整流器二极管故障的方法和系统
Dasika et al. An on-line fault detection and a post-fault strategy to improve the reliability of matrix converters
JP6532099B2 (ja) 電流推定回路、ac−dcコンバータ、電力制御装置、電流推定方法及びプログラム
JP2019198214A (ja) インバータの出力欠相検出装置
JP5985126B1 (ja) コンバータ装置
JP2004140969A (ja) 電力変換装置用平滑コンデンサの充電方法
KR101193957B1 (ko) 전류스펙트럼을 이용한 유도전동기의 토크 산출 방법 및 시스템과 이를 이용한 유도전동기의 고장진단 방법 및 시스템
EP4212891A1 (en) Fault detection methods and systems therefor
JP6246298B2 (ja) ホール素子を用いた事故電流感知装置およびこれを適用したスマートフォン用アーク火災感知システム
KR102053715B1 (ko) 전력 변환기의 입력결상 보호장치
JP2011237332A (ja) 入力電圧監視回路
JP2017093044A (ja) 電力変換装置および同期電動機
JP2005056331A (ja) 課金装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6382056

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees