JP2015230139A - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関の出力に応じて適切な制御が可能な冷却装置を提供すること。【解決手段】本発明は、冷媒が気化することで内燃機関を冷却し、前記冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離する気液分離器と、前記気液分離器から復水器へと冷媒を供給する経路に設けられたバルブと、前記気液分離器と前記バルブとの間に接続され、前記気相冷媒から前記内燃機関の廃熱のエネルギーを回収する廃熱回収部と、ドライバが要求する前記内燃機関の出力に応じて前記バルブの開閉状態を制御する制御部と、を具備する内燃機関の冷却装置である。【選択図】図2
Description
本発明は内燃機関の冷却装置に関する。
従来から、内燃機関(エンジン)の稼動に伴って発生する廃熱を、ランキンサイクルを利用して回収する廃熱回収装置が知られている。このような廃熱回収処理装置には、例えばエンジンの水冷冷却系統を密閉構造とし、エンジンの廃熱によって蒸気化した冷却水(冷媒)によって膨張機(タービン)を駆動させ、蒸気の熱エネルギーを運動エネルギーや電気エネルギー等に変換して回収するものがある(特許文献1および2)。なお、特許文献1は、冷媒の気化熱により内燃機関を冷却する沸騰冷却システムの技術である。
上記のような技術では、内燃機関の温度または気液分離器内の冷媒の圧力に応じて冷媒の量を制御する。しかしながら、内燃機関の出力に応じた適切な制御は困難であり、改善の余地があった。本発明は上記課題に鑑み、内燃機関の出力に応じて適切な制御が可能な冷却装置を提供することを目的とする。
本発明は、冷媒が気化することで内燃機関を冷却し、前記冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離する気液分離器と、前記気液分離器から復水器へと冷媒を供給する経路に設けられたバルブと、前記気液分離器と前記バルブとの間に接続され、前記気相冷媒から前記内燃機関の廃熱のエネルギーを回収する廃熱回収部と、ドライバが要求する前記内燃機関の出力に応じて前記バルブの開閉状態を制御する制御部と、を具備する内燃機関の冷却装置である。
上記構成において、前記ドライバが要求する前記内燃機関の出力が第1の閾値より大きい場合、前記制御部は前記バルブの開度を大きくし、前記ドライバが要求する前記内燃機関の出力が第1の閾値より小さく、かつ第2の閾値より大きい場合、前記制御部は前記バルブの開度を小さくする構成とすることができる。
上記構成において、前記冷媒の温度を取得する温度取得部を備え、前記制御部は、前記冷媒の温度に応じて、前記バルブの開閉状態を制御する構成とすることができる。
上記構成において、前記気相冷媒の圧力を取得する圧力取得部を備え、前記制御部は、前記気相冷媒の圧力に応じて、前記バルブの開閉状態を制御する構成とすることができる。
本発明によれば、内燃機関の出力に応じて適切な制御が可能な冷却装置を提供することができる。
図面を用いて、本発明の実施例について説明する。
図1(a)は実施例1に係る冷却装置100を例示するブロック図である。図1(a)に示すように、冷却装置100は、ECU(Engine Control Unit)10、ウォータージャケット20、気液分離器22、バルブ24、コンデンサ26、タンク28、圧力センサ50、温度センサ52、およびアクセル開度センサ54を備えている。冷却装置100はエンジンに組み込まれ、エンジンを冷却する。後述するように、冷却装置100は廃熱を回収するランキンサイクルシステムを備える。なお、図1(a)において格子斜線を記入した部分には液相冷媒が流れる。
ECU10は、後述するように、ドライバが要求するエンジンの出力(要求出力)、冷媒の温度および圧力に応じて、バルブ24の開度を制御する。
ウォータージャケット20は、例えばエンジンのシリンダブロックに形成されており、冷媒(例えば水)が流通する。冷媒は蒸発する際に奪う気化熱により、エンジンを冷却することができる。このように、冷却装置100は沸騰冷却システムを利用している。冷媒は例えば水(H2O)である。
気液分離器22には、ウォータージャケット20から配管36を通じて冷媒が流入する。気液分離器22において、冷媒は液相冷媒と気相冷媒とに分離する。
気液分離器22内の気相冷媒の一部は、気液分離器22から配管38を通って、コンデンサ26に流入する。コンデンサ26は気相冷媒を液相冷媒に凝縮する復水器として機能する。液相冷媒はタンク28に貯留される。
タンク28に貯留される液相冷媒は、配管40を通じてウォータージャケット20および気液分離器22に流入する。配管40に設けられたポンプ48および49は、タンク28から液相冷媒をくみ上げる。
気液分離器22内の気相冷媒の一部は、配管38に接続された配管42を通じて、過熱器30に流入する。また、気液分離器22内の液相冷媒の一部は、配管46を通じて蒸発器34に流入する。過熱器30および蒸発器34にはエンジンから排出される排気ガスが通っている。液相冷媒は、蒸発器34において排気ガスの熱により蒸発し、過熱器30に流入する。過熱器30において、気相冷媒と排気ガスとは熱交換し、気相冷媒は高温高圧の蒸気となる。
過熱器30により暖められた気相冷媒はタービン32に吹き付けられる。これによりタービン32は回転する。タービン32の回転力は、例えば発電機により電力に変換される、またはエンジンの補助動力に変換される。タービン32に吹き付けられた気相冷媒は、配管44および38を通じてコンデンサ26に回収される。このように、過熱器30、タービン32および蒸発器34は、エンジンの廃熱からエネルギーを回収する廃熱回収部(ランキンサイクルシステム)に含まれる。
配管38に設けられたバルブ24の開度により、冷却装置100内の気相冷媒の圧力が変化する。バルブ24の開度が大きい場合、気相冷媒のコンデンサ26への流入量は多くなり、過熱器30への流入量は小さくなる。また気相冷媒の圧力が低下し、液相冷媒は蒸発しやすくなり、冷却が促進される。バルブ24の開度が小さい場合、気相冷媒のコンデンサ26への流入量は小さくなり、過熱器30への流入量は多くなる。また気相冷媒の圧力が上昇し、液相冷媒は蒸発しにくくなり、冷却が弱まる。後述するように、ECU10はバルブ24の開度を制御する。
圧力センサ50は、気液分離器22に設けられており、冷媒循環経路内の気相冷媒の圧力(経内圧力)を検出する。温度センサ52は、気液分離器22に設けられており、液相冷媒の温度を検出する。アクセル開度センサ54は、アクセルの開度を検出する。アクセルの開度は、車両のドライバの操作により変化し、要求出力に対応する。すなわち、アクセル開度が大きければ要求出力は大きく、アクセル開度が小さければ要求出力は小さい。
図1(b)はECU10の構成を例示する機能ブロック図である。図1(b)に示すように、ECU10はバルブ制御部12、アクセル開度取得部14、圧力取得部16および温度取得部18として機能する。
バルブ制御部12は、バルブ24の開度を制御する。アクセル開度取得部14は、アクセル開度センサ54が検出したアクセルの開度を取得する。圧力取得部16は、圧力センサ50が検出した経内圧力を取得する。温度取得部18は、温度センサ52が検出した液相冷媒の温度を取得する。
図2は冷却装置100の処理を示すフローチャートである。図2に示すように、バルブ制御部12は、バルブ24を閉じる(ステップS1)。
ECU10は、エンジンが稼働中であるか判断する(ステップS2)。Noの場合、処理は終了する。Yesの場合、ECU10はステップS3に進む。
圧力取得部16は、圧力センサ50から経内圧力Pを取得し、経内圧力PがP1より大きいか判断する(ステップS3)。Noの場合、ECU10はステップS1に戻る。Yesの場合、ECU10は、ステップS4に進む。
アクセル開度取得部14は、アクセル開度センサ54からアクセル開度Aを取得し、アクセル開度AがA1より大きいか判断する(ステップS4)。Noの場合、ECU10はステップS1に戻る。Yesの場合、ECU10は、ステップS5に進む。
圧力取得部16は、経内圧力Pを取得し、経内圧力PがP2より大きいか判断する(ステップS5)。Noの場合、ECU10はステップS6に進み、Yesの場合、ECU10はステップS7に進む。
ステップS6において、バルブ制御部12は、バルブ24の開度を開度1とする。ステップS6の後、ECU10はステップS2に戻る。
一方、ステップS7において、アクセル開度取得部14は、アクセル開度Aを取得し、アクセル開度AがA2より大きいか判断する。Noの場合、ECU10はステップS6に進む。Yesの場合、ECU10はステップS8に進む。
バルブ制御部12は、バルブ24の開度を開度2とする(ステップS8)。ステップS8の後、ECU10は、ステップS2に戻る。以上で、図2の処理は終了する。
図3(a)および図3(b)はバルブ24の開閉状態を示すタイムチャートである。横軸は時間、縦軸はバルブ24の開/閉を示す。図3(a)および図3(b)に示すように、バルブ24の開閉は周期的に切り替わる。図3(a)は開度1(図2のステップS6)を示しており、時間Δt1の間、バルブ24は開状態になり、他の時間では閉状態になる。図3(b)は開度2(ステップS8)を示しており、時間Δt1より長いΔt2の間、バルブ24は開状態になる。このように、バルブ24は開度1より開度2において長く開く。このため、冷却装置100内は減圧され、液相冷媒が蒸発しやすくなる。
図3(c)から図3(f)は、それぞれ経内圧力、エンジン出力、ランキン出力(タービン32で発生する出力)、および総合出力(エンジン出力とランキン出力との合計出力)を示すチャートである。図3(c)から図3(f)の横軸はエンジンの負荷を示している。図3(d)から図3(f)において、実線は実施例1、破線は比較例を示す。
図3(c)に示すように圧力P2はP1より大きく、またエンジン負荷L2はL1より大きい。圧力がP1より小さい場合、エンジン負荷はL1より小さく、この場合アクセル開度はA1より小さい(図2のステップS3およびS4でNo)。これは暖機を行う場合である。つまり、バルブ制御部12はバルブ24を閉じる(ステップS1)。これにより、経内圧力が高まり、液相冷媒は蒸発しにくくなる。従って、エンジンの冷却は抑制され、暖機が促進される。図3(d)〜図3(f)に示すように、エンジン出力、ランキン出力および総合出力は、エンジン負荷に応じて徐々に上昇する。
経内圧力がP1より大きくP2より小さい場合、エンジン負荷はL1より大きく、L2より小さい。この場合アクセル開度はA1より大きくA2より小さい(図2のステップS5およびS7でNo)。このとき、バルブ制御部12はバルブ24の開度を開度1とする(ステップS6)。これにより、図3(a)に示したように、時間Δt1だけバルブ24は開くため、冷却が行われる。バルブ24が閉じると、気相冷媒はタービン32に流れる。タービン32がエンジンの動力を補助するため、燃費が改善する。
経内圧力がP2より大きい場合、エンジン負荷はL2より大きく、アクセル開度はA2より大きい(図2のステップS5およびS7でYes)。このとき、バルブ制御部12はバルブ24の開度を開度2とする(ステップS8)。これにより、図3(b)に示したように、時間Δt2にわたってバルブ24は開く。気相冷媒の多くがコンデンサ26に流れ、タービン32に流れる気相冷媒は減少するため、ランキン出力は低下する。一方、経内圧力が低下するため、液相冷媒が蒸発しやすくなり、エンジンの冷却が促進される。このため、L2を超える出力を得るためにエンジンにおいて燃料の燃焼が激しくなっても、熱によるエンジンの損傷は抑制される。
なお、図3(c)〜図3(f)に破線で示す比較例においては、L1未満でバルブ24が全閉、L1より大きい場合にバルブ24が一定の開度(例えば開度1)になる。多くの気相冷媒がタービン32に流れるため、ランキン出力は実施例1より大きくなる。しかし、冷却性能は実施例1より低下する。従って、エンジン出力は低下する。また、エンジンの冷却が不十分になり、自着火によるノッキングが発生することもある。
実施例1によれば、バルブ制御部12が、要求出力(エンジン負荷)に応じてバルブ24の開閉状態を制御する。これにより、燃費を優先させる場合と、冷却および出力を優先させる場合とで、バルブ24の開度が変化する。
すなわち、エンジン負荷がL1より大きくL2より小さい場合(アクセル開度ではA1<A<A2)、図3(a)のようにバルブ24の開度を小さくすることで、より多くの蒸気をタービン32に送り込むことができ、燃費を改善することができる。またエンジン負荷がL2より大きい場合(アクセル開度ではA2<A)、図3(b)のようにバルブ24の開度を大きくすることで効果的な冷却を行う。これにより、高い出力を得て、かつエンジンの損傷を抑制することができる。エンジンが冷却されるため、自着火によるノッキングが抑制され、出力が向上する。以上のように、実施例1によれば、エンジンの出力に応じて、冷却装置100の適切な制御が可能である。
また、図2および図3(c)に示したように、バルブ制御部12は、経内圧力に応じて、バルブ24の開度を制御することができる。図2のステップS3とS4とは順番を入れ替えてもよく、ステップS5とS7とは順番を入れ替えてもよい。なお、図2では、アクセル開度(要求出力)および経内圧力に応じてバルブ24の開度を制御しているが、これに限定されない。このことについて、以下に説明する。
(変形例1)
実施例1の変形例1は、要求出力のみに応じて、バルブ制御部12がバルブ開度を制御する例である。冷却装置の構成は図1(a)および図1(b)と同じである。図4は変形例1における処理を示すフローチャートである。図4の処理は、図2のステップS3およびS5を除いたものであり、他のステップは同じである。図4に示すように、アクセル開度、すなわち要求出力に応じてバルブ24の開度を制御することで、適切な制御が可能である。
実施例1の変形例1は、要求出力のみに応じて、バルブ制御部12がバルブ開度を制御する例である。冷却装置の構成は図1(a)および図1(b)と同じである。図4は変形例1における処理を示すフローチャートである。図4の処理は、図2のステップS3およびS5を除いたものであり、他のステップは同じである。図4に示すように、アクセル開度、すなわち要求出力に応じてバルブ24の開度を制御することで、適切な制御が可能である。
(変形例2)
また、圧力以外に、温度に応じた制御をしてもよい。変形例2は要求出力および温度により開度を制御する例である。
また、圧力以外に、温度に応じた制御をしてもよい。変形例2は要求出力および温度により開度を制御する例である。
図5は変形例2における処理を示すフローチャートである。図5の処理においては、図2のステップS3に代えてステップS3a、ステップS5に代えてステップS5aを行う。他のステップは同じである。
ステップS3aにおいて、温度取得部18は温度センサ52から温度Tを取得し、T1より高いか判断する。Noの場合、ECU10はステップS1に戻る。Yesの場合、ECU10はステップS4に進む。
ステップS5aにおいて、温度取得部18は温度センサ52から温度Tを取得し、T2より高いか判断する。なお、T2はT1より高い温度である。Noの場合、ECU10はステップS6に進む。Yesの場合、ECU10はステップS7に進む。なお、要求出力、経内圧力および温度に応じた制御を行ってもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 ECU
12 バルブ制御部
14 アクセル開度取得部
16 圧力取得部
18 温度取得部
22 気液分離器
24 バルブ
32 タービン
100 冷却装置
12 バルブ制御部
14 アクセル開度取得部
16 圧力取得部
18 温度取得部
22 気液分離器
24 バルブ
32 タービン
100 冷却装置
Claims (4)
- 冷媒が気化することで内燃機関を冷却し、
前記冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離する気液分離器と、
前記気液分離器から復水器へと冷媒を供給する経路に設けられたバルブと、
前記気液分離器と前記バルブとの間に接続され、前記気相冷媒から前記内燃機関の廃熱のエネルギーを回収する廃熱回収部と、
ドライバが要求する前記内燃機関の出力に応じて前記バルブの開閉状態を制御する制御部と、を具備することを特徴とする内燃機関の冷却装置。 - 前記ドライバが要求する前記内燃機関の出力が第1の閾値より大きい場合、前記制御部は前記バルブの開度を大きくし、
前記ドライバが要求する前記内燃機関の出力が第1の閾値より小さく、かつ第2の閾値より大きい場合、前記制御部は前記バルブの開度を小さくすることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の冷却装置。 - 前記冷媒の温度を取得する温度取得部を備え、
前記制御部は、前記冷媒の温度に応じて、前記バルブの開閉状態を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の冷却装置。 - 前記気相冷媒の圧力を取得する圧力取得部を備え、
前記制御部は、前記気相冷媒の圧力に応じて、前記バルブの開閉状態を制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の内燃機関の冷却装置。
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170321 |