JP2015229241A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015229241A
JP2015229241A JP2014114618A JP2014114618A JP2015229241A JP 2015229241 A JP2015229241 A JP 2015229241A JP 2014114618 A JP2014114618 A JP 2014114618A JP 2014114618 A JP2014114618 A JP 2014114618A JP 2015229241 A JP2015229241 A JP 2015229241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solvent
recording medium
ink
image forming
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014114618A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6295841B2 (ja
Inventor
瑞樹 小田切
Mizuki Odagiri
瑞樹 小田切
学 瀬尾
Manabu Seo
学 瀬尾
片野 泰男
Yasuo Katano
泰男 片野
手塚 伸治
Shinji Tezuka
伸治 手塚
英臣 佐久間
Hideomi Sakuma
英臣 佐久間
秀和 ▲柳▼沼
秀和 ▲柳▼沼
Hidekazu Yaginuma
鈴木 亮太
Ryota Suzuki
亮太 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2014114618A priority Critical patent/JP6295841B2/ja
Publication of JP2015229241A publication Critical patent/JP2015229241A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6295841B2 publication Critical patent/JP6295841B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】記録媒体への画像の定着性の向上を図ること。
【解決手段】記録媒体に第一の溶媒を塗布する塗布工程と、第二の溶媒と、第二の溶媒に溶解している樹脂及び色材とを含むインクジェットインクを吐出させて、記録媒体に塗布された第一の溶媒に付着させる吐出工程と、記録媒体上の第一の溶媒及び第二の溶媒の少なくとも一方の溶媒を吸収する吸収工程とを有し、第一の溶媒は、インクジェットインクを滴下すると、樹脂を析出させることが可能であり、第二の溶媒は、第一の溶媒と混和することが可能である、画像形成方法が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成方法及び画像形成装置に関する。
インクジェットインクは、一般に、記録媒体に付着すると、滲みが発生しやすい。例えば、インクジェットインクは、普通紙に付着すると、パルプの繊維目に沿ってインクジェットインクが拡散して、フェザリングが発生しやすい。インクジェットインクの滲みが発生すると、画像濃度が低下したり、画像のエッジがぼけたりするため、画像劣化の原因となる。
画像劣化を抑制する方法として、前処理液を印刷媒体へ塗布した後、顔料及び溶剤を少なくとも含んでなる油性インクを印刷媒体上へ吐出させることにより印刷を行う油性インクジェット印刷方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述した従来の技術においては、非浸透性の記録媒体へ画像を形成する場合、記録媒体へ塗布された前処理液や油性インクに含まれる余剰な溶媒によって、記録媒体への画像の定着性が悪化することがある。また、画像形成された記録媒体を搬送するときに、排紙ローラ等にインクが付着することがある。
そこで、本発明の一つの案では、記録媒体への画像の定着性の向上を図ることを目的とする。
一つの案では、記録媒体に第一の溶媒を塗布する塗布工程と、第二の溶媒と、前記第二の溶媒に溶解している樹脂及び色材とを含むインクジェットインクを吐出させて、前記記録媒体に塗布された前記第一の溶媒に付着させる吐出工程と、前記記録媒体上の前記第一の溶媒及び前記第二の溶媒の少なくとも一方の溶媒を吸収する吸収工程とを有し、前記第一の溶媒は、前記インクジェットインクを滴下すると、前記樹脂を析出させることが可能であり、前記第二の溶媒は、前記第一の溶媒と混和することが可能である、画像形成方法が提供される。
一態様によれば、記録媒体への画像の定着性の向上を図ることができる。
第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成を例示する図。 第2実施形態に係る画像形成装置の概略構成を例示する図。 第3実施形態に係る画像形成装置の概略構成を例示する図。 第4実施形態に係る画像形成装置の概略構成を例示する図。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置について、図1を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成を例示する図である。
第1実施形態に係る画像形成装置は、塗布ローラ11と、スポンジ12と、インクジェットヘッド13と、吸収ローラ14と、搬送ローラ15と、搬送ベルト16とを有する。
塗布ローラ11は、例えば時計回りに回転することで、スポンジ12から供給された第一の溶媒Sを記録媒体Pに塗布する。記録媒体Pとしては、特に限定されないが、例えばPETフィルム、ポリプロピレンフィルム等の透明フィルム、アルミシート、ステンレスシート等の金属シート、中質紙、上質紙、PPC用紙等の普通紙等を用いることができる。
スポンジ12は、第一の溶媒Sを含浸している。そして、スポンジ12は、塗布ローラ11と接触するように設けられ、塗布ローラ11に第一の溶媒Sを供給する。スポンジ12の幅は、特に限定されないが、例えば記録媒体Pの幅と略同一に設計されている。
インクジェットヘッド13は、塗布ローラ11に対して記録媒体Pの搬送方向の前方側(図中、左側)に設けられており、画像信号に応じて、インクジェットインクIを吐出させて、記録媒体Pに塗布された第一の溶媒SにインクジェットインクIを付着させる。インクジェットヘッド13の種類としては、特に限定されないが、例えばシャトル型ヘッド、ライン型ヘッド等を用いることができる。インクジェットヘッド13には、インクジェットインクIが収容されているインク容器(不図示)が、チューブ(不図示)及びポンプ(不図示)を介して、接続されている。
吸収ローラ14は、インクジェットヘッド13に対して記録媒体Pの搬送方向の前方側(図中、左側)に設けられている。吸収ローラ14は、例えば時計回りに回転することで、記録媒体Pに塗布された第一の溶媒S及び記録媒体Pに吐出された第二の溶媒の少なくとも一方の溶媒を吸収する。これにより、記録媒体P上の余剰な溶媒を吸収することができるため、記録媒体P上のインクジェットインクIが高粘度化し、記録媒体Pへの定着性が向上する。
吸収ローラ14としては、特に限定されないが、吸収する溶媒、すなわち、第一の溶媒S及び第二の溶媒の種類に応じて決定される。
具体的には、第二の溶媒として油性インクを用いた場合には、吸収ローラ14としては、例えば吸油性のゴムを少なくとも表層の一部に備えたローラを用いることが好ましい。吸収ローラ14として、吸油性のゴムを少なくとも表層の一部に備えたローラを用いると、記録媒体Pから油性インクに含まれる溶媒を効率的に吸収することができる。
さらに、吸収ローラ14としては、例えばシリコーンゴムを少なくとも表層の一部に備えたローラを用いることが好ましい。吸収ローラ14として、シリコーンゴムを少なくとも表層の一部に備えたローラを用いると、シリコーンゴムが顔料に対して高い離型性を有するため、記録媒体Pから顔料を吸収することなく、溶媒を効率的に吸収することができる。
また、第二の溶媒として水性インクを用いた場合には、吸収ローラ14としては、例えば吸水性のゲル等を少なくとも表層の一部に備えたローラを用いることが好ましい。吸収ローラ14として、吸水性のゲル等を少なくとも表層の一部に備えたローラを用いると、記録媒体Pから水性インクに含まれる溶媒を効率よく吸収することができる。
また、吸収ローラ14は、例えば多孔質フィルム等の多孔質素材を少なくとも表層の一部に備えたローラであってもよい。特に、第一の溶媒Sとしてアルカン類、第二の溶媒として脂肪酸エステルを用いた場合には、多孔質素材としては、多孔質性ポリプロピレンフィルム(孔径0.2〜0.5μm)を用いることが好ましい。多孔質素材として、多孔質性ポリプロピレンフィルム(孔径0.2〜0.5μm)を用いると、溶媒(液分)を吸収する速度が速く、固形分の離形性が高いため、固形分を吸収することなく、液分を効率的に吸収することができる。
搬送ローラ15は、例えば反時計回りに回転することで、搬送ベルト16を反時計回りに回転させる。
搬送ベルト16は、搬送ローラ15の回転に従って、例えば反時計回りに回転することで、記録媒体Pを図中右側から左側へ搬送する。
なお、第1実施形態に係る画像形成装置においては、前述したように、吸収ローラ14により記録媒体P上の溶媒を吸収する形態を説明したが、本発明はこの点において限定されるものではなく、記録媒体P上の溶媒を吸収できる吸収手段であればよい。吸収手段としては、前述の吸収ローラ14以外に、例えば吸収ブレード等を用いることができる。
また、第1実施形態に係る画像形成装置においては、搬送ローラ15と搬送ベルト16とにより記録媒体Pを搬送する形態を説明したが、本発明はこの点において限定されるものではなく、記録媒体Pを搬送できる搬送手段であればよい。搬送手段としては、例えば前述の搬送ローラ15及び搬送ベルト16、搬送ベルト16を用いずに記録媒体Pを直接搬送する搬送ローラ15等が挙げられる。また、搬送手段として搬送ローラ15及び搬送ベルト16を用いる場合には、搬送ベルト16に張力を付与するテンションローラを備えていてもよい。
次に、第1実施形態に係る画像形成装置における画像形成方法について、図1を参照しながら説明する。
まず、搬送ローラ15及び搬送ベルト16を回転させて、搬送ベルト16上に記録媒体Pを搬送する(搬送工程)。
続いて、塗布ローラ11を回転させて、搬送ベルト16上に搬送された記録媒体Pに第一の溶媒Sを塗布する(塗布工程)。
続いて、インクジェットヘッド13からインクジェットインクIを吐出させて、記録媒体Pに塗布された第一の溶媒SにインクジェットインクIを付着させる(吐出工程)。このとき、インクジェットインクIは、第二の溶媒と、第二の溶媒に溶解している樹脂及び色材とを含む。第一の溶媒Sは、インクジェットインクIを滴下すると、樹脂を析出させることが可能である。第二の溶媒は、第一の溶媒Sと混和することが可能である。
インクジェットインクIが第一の溶媒Sに付着すると、直ちに、インクジェットインクI中の第二の溶媒が第一の溶媒Sに拡散して、第一の溶媒Sと第二の溶媒とが混和した混和溶媒となる。その際、インクジェットインクI中の樹脂は、第一の溶媒Sに溶解しないため、樹脂及び色材は、第一の溶媒Sに拡散しにくい。すなわち、第二の溶媒が第一の溶媒Sに拡散する速度は、樹脂及び色材が第一の溶媒Sに拡散する速度と比較して大きい。
このため、樹脂及び色材が第一の溶媒Sに拡散する前に、第二の溶媒が第一の溶媒Sに拡散し、インクジェットインクIと第一の溶媒Sとの接触面の近傍に粘度が増大した領域が形成される。そして、粘度が増大した領域により、樹脂及び色材の第一の溶媒Sへの拡散が抑制される。
なお、第二の溶媒が第一の溶媒Sに拡散する速度(以下「拡散速度」又は「拡散係数」という。)が大きいほど、第一の溶媒SにインクジェットインクIが付着した際、樹脂及び色材の第一の溶媒Sへの拡散を抑制することができる。このため、第二の溶媒の第一の溶媒Sへの拡散における拡散係数は、画像形成装置内で実際に画像を形成する条件において、1×10−9〜1×10−11/sであることが好ましい。このとき、拡散係数は温度及び粘度に依存し、粘度は温度に依存する。
続いて、吸収ローラ14を回転させて、記録媒体P上の混和溶媒、すなわち、記録媒体Pに塗布された第一の溶媒S及び記録媒体Pに吐出された第二の溶媒の少なくとも一方の溶媒を吸収する(吸収工程)。これにより、記録媒体P上から余剰な溶媒を取り除くことができる。結果として、記録媒体P上のインクジェットインクIの粘度が増大し、記録媒体PへのインクジェットインクIの定着性の向上を図ることができる。また、溶媒を強制的に乾燥させる乾燥工程が不要となるため、溶媒を乾燥させるための熱エネルギー等の消費を低減することができる。
続いて、記録媒体Pを搬送ベルト16により更に搬送し、図示しない搬送用の部材、例えば排紙ローラ等により、画像が形成された記録媒体Pを画像形成装置から排出する(排出工程)。このとき、記録媒体P上のインクは、吸収工程において十分に定着しているため、搬送用の部材に付着することがない。すなわち、画像形成後の排出工程において、搬送用の部材、例えば排紙ローラ等にインクジェットインクIが付着することを防止できる。
次に、第1実施形態に係る画像形成装置に好適に用いることができる材料について説明する。
インクジェットインクIとしては、第二の溶媒と、第二の溶媒に溶解する樹脂及び色材とを含んでいればよく、例えば油性インク、水性インク等を用いることができる。
インクジェットインクIの粘度としては、特に限定されないが、例えば1〜20mPa・sとなるように調整される。
樹脂の重量平均分子量としては、特に限定されないが、例えば2000〜50000の材料を用いることが好ましい。樹脂の重量平均分子量が2000未満であると、インクジェットインクI中の第二の溶媒の含有量が低下しても、粘度が増大しにくくなることがある。また、樹脂の重量平均分子量が50000を超えると、インクジェットインクIの粘度が高くなりすぎることがある。
油性インク用の樹脂としては、特に限定されないが、例えばポリスチレン、ポリエステル、エポキシ樹脂、アクリル樹脂及びこれらを骨格に含む共重合体、ロジン変性フェノール樹脂、アルキッド樹脂等が挙げられる。
油性インク用の第二の溶媒としては、第一の溶媒Sと混和することが可能であれば、特に限定されないが、例えばコハク酸ジメチル、コハク酸ジエチル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸イソブチル、セバシン酸ジブチル等の二塩基酸エステル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸ブチル等の脂肪酸エステル等が挙げられる。
油性インク用の色材としては、油溶性染料及び顔料のいずれであってもよいが、第一の溶媒Sに拡散しにくい点で、顔料が好ましい。
顔料としては、特に限定されないが、例えばカーボンブラック、フタロシアニンブルー、モノアゾイエロー、ジスアゾイエロー、ベンゾイミダゾール系イエロー、アンスラキノン系イエロー、ポリアゾ系イエロー、モノアゾレッド、ブリリアントカーミン6B、アンスラキノンレッド、ジメチルキナクリドン等が挙げられる。
油性インク用の色材として、顔料を用いる場合、第二の溶媒に均一に分散させるために、顔料分散剤を用いることが好ましい。
顔料分散剤としては、特に限定されないが、例えばアルキルアンモニウム型の高分子分散剤、ブロック共重合型の高分子分散剤、リン酸エステル塩分散剤等が挙げられる。
油性インク用の第一の溶媒Sとしては、油性インク用の樹脂を溶解せず、油性インク用の第二の溶媒と混和することが可能であれば、特に限定されないが、例えばトリデカン、テトラデカン、ペンタデカン、ヘキサデカン、ヘプタデカン等の室温で液体の高沸点パラフィン系炭化水素、ペンタデセン、ヘキサデセン、ヘプタデセン等の高沸点オレフィン系炭化水素、ジメチルシリコーンオイル、脂肪酸エステル変性シリコーンオイル等のシリコーンオイル等が挙げられ、これらを二種以上併用してもよい。
水性インク用の樹脂としては、特に限定されないが、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。
水性インク用の第二の溶媒としては、特に限定されないが、例えばグリセリン、ブチレングリコール等のグリコール類等が挙げられる。
水性インク用の色材及び顔料分散剤としては、油性インク用の色材及び顔料分散剤と同様の材料を用いることができる。
水性インク用の第一の溶媒Sとしては、水性インク用の樹脂を溶解せず、水性インク用の第二の溶媒と混和することが可能であれば、特に限定されないが、例えばエタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類等が挙げられる。
以上に説明したように、第1実施形態に係る画像形成装置における画像形成方法によれば、記録媒体Pに第一の溶媒Sを塗布する塗布工程と、第二の溶媒と、第二の溶媒に溶解している樹脂及び色材とを含むインクジェットインクIを吐出させて、記録媒体Pに塗布された第一の溶媒Sに付着させる吐出工程と、記録媒体P上の第一の溶媒S及び第二の溶媒の少なくとも一方の溶媒を吸収する吸収工程とを有する。また、第一の溶媒Sは、インクジェットインクIを滴下すると、樹脂を析出させることが可能であり、第二の溶媒は、第一の溶媒Sと混和することが可能である。このため、記録媒体Pへの画像の定着性の向上を図ることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置について、図2を参照しながら説明する。図2は、第2実施形態に係る画像形成装置の概略構成を例示する図である。
第2実施形態に係る画像形成装置は、スポンジ12と、インクジェットヘッド13と、吸収ローラ14と、搬送ローラ15と、中間転写体21と、中間転写ローラ22とを有する。
スポンジ12は、第一の溶媒Sを含浸している。そして、スポンジ12は、中間転写体21と接触するように設けられ、中間転写体21に第一の溶媒Sを供給する。スポンジ12の幅は、特に限定されないが、例えば記録媒体Pの幅と略同一に設計されている。
インクジェットヘッド13は、画像信号に応じて、インクジェットインクIを吐出させて、中間転写体21に塗布された第一の溶媒SにインクジェットインクIを付着させる。インクジェットヘッド13の種類としては、特に限定されないが、例えばシャトル型ヘッド、ライン型ヘッド等を用いることができる。インクジェットヘッド13には、インクジェットインクIが収容されているインク容器(不図示)が、チューブ(不図示)及びポンプ(不図示)を介して、接続されている。
吸収ローラ14は、中間転写ローラ22に対して記録媒体Pの搬送方向の前方側(図中、左側)に設けられている。吸収ローラ14としては、第1実施形態と同様のものを用いることができる。
搬送ローラ15は、中間転写ローラ22の下部に設けられており、例えば反時計回りに回転することで、記録媒体Pを図中右側から左側へ搬送する。
中間転写体21は、中間転写ローラ22の表面に形成されている。
中間転写ローラ22は、搬送ローラ15の上部に設けられており、例えば時計回りに回転することで、表面に形成された中間転写体21上に吐出されたインクジェットインクIを加圧しながら記録媒体Pに転写する。記録媒体Pとしては、第1実施形態と同様のものを用いることができる。
次に、第2実施形態に係る画像形成装置における画像形成方法について、図2を参照しながら説明する。
まず、搬送ローラ15を回転させて、搬送ローラ15上に記録媒体Pを搬送する(搬送工程)。
続いて、中間転写ローラ22を回転させて、スポンジ12により中間転写体21に第一の溶媒Sを塗布する(塗布工程)。
続いて、インクジェットヘッド13からインクジェットインクIを吐出させて、中間転写体21に塗布された第一の溶媒SにインクジェットインクIを付着させる(吐出工程)。このとき、インクジェットインクIは、第二の溶媒と、第二の溶媒に溶解している樹脂及び色材とを含む。また、第一の溶媒Sは、インクジェットインクIを滴下すると、樹脂を析出させることが可能である。また、第二の溶媒は、第一の溶媒Sと混和することが可能である。
インクジェットインクIが第一の溶媒Sに付着すると、直ちに、インクジェットインクI中の第二の溶媒が第一の溶媒Sに拡散して、第一の溶媒Sと第二の溶媒とが混和した混和溶媒となる。その際、インクジェットインクI中の樹脂は、第一の溶媒Sに溶解しないため、樹脂及び色材は、第一の溶媒Sに拡散しにくい。すなわち、第二の溶媒が第一の溶媒Sに拡散する速度は、樹脂及び色材が第一の溶媒Sに拡散する速度と比較して大きい。
このため、樹脂及び色材が第一の溶媒Sに拡散する前に、第二の溶媒が第一の溶媒Sに拡散し、インクジェットインクIと第一の溶媒Sとの接触面の近傍に粘度が増大した領域が形成される。そして、粘度が増大した領域により、樹脂及び色材の第一の溶媒Sへの拡散が抑制される。
続いて、第一の溶媒Sに付着した粘度が増大したインクジェットインクIを記録媒体Pに転写する(転写工程)。このとき、粘度が増大したインクジェットインクIは、中間転写体21との間の混和溶媒が遮蔽層となるため、記録媒体Pに容易に転写される。
なお、第2実施形態においては、吐出工程の後、中間転写体21上でインクジェットインクIを増粘させた後、記録媒体Pに増粘させたインクジェットインクIを転写する。このとき、第一の溶媒Sが離型層として機能するため、第1実施形態に係る画像形成方法よりも記録媒体P上の余剰な溶媒の量が少なくなる。このため、記録媒体Pへの画像の定着性を特に向上させることができる。
続いて、吸収ローラ14を回転させて、記録媒体P上の混和溶媒、すなわち、記録媒体Pに塗布された第一の溶媒S及び記録媒体Pに吐出された第二の溶媒の少なくとも一方の溶媒を吸収する(吸収工程)。これにより、記録媒体P上から余剰な溶媒を取り除くことができる。結果として、記録媒体P上のインクジェットインクIの粘度が増大し、記録媒体PへのインクジェットインクI(画像)の定着性の向上を図ることができる。また、溶媒を強制的に乾燥させる乾燥工程が不要となるため、溶媒を乾燥させるための熱エネルギー等の消費を低減することができる。
続いて、記録媒体Pを搬送ベルト16により更に搬送し、図示しない搬送用の部材、例えば排紙ローラ等により、画像が形成された記録媒体Pを画像形成装置から排出する(排出工程)。このとき、記録媒体P上のインクジェットインクIは、吸収工程において十分に定着しているため、搬送用の部材に付着することがない。すなわち、画像形成後の排出工程において、搬送用の部材、例えば排紙ローラ等にインクジェットインクIが付着することを防止できる。
次に、第2実施形態に係る画像形成装置に好適に用いることができる材料について説明する。
インクジェットインクI及び第一の溶媒Sの材料としては、第1実施形態と同様の材料を用いることができる。
中間転写体21の材料としては、第一の溶媒Sに対する濡れ性が良好であれば、特に限定されないが、例えばシリコーンゴム、NBRゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム等の弾性材料、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の熱可塑性樹脂、ポリイミド、ポリイミドアミド、ポリエーテルケトン等の耐熱性樹脂、ニッケル、アルミニウム、鉄、ステンレス等の金属材料等が挙げられる。
特に、中間転写体21の材料を無端ベルトとして使用する場合には、熱可塑性樹脂を用いた熱可塑性樹脂シート、耐熱性樹脂を用いた耐熱性樹脂シート、金属材料においては、ステンレスを用いたステンレスシート、ニッケルを用いたニッケルシート等が挙げられる。
また、無端ベルトとして使用する場合には、テンションローラ等で一定の張力を持たせるのが好ましい。テンションローラとしては、ベルトに一定の張力を持たせてベルト送りができれば、特に限定されないが、例えば芯材と表面材とから形成されていてもよい。テンションローラの芯材の材質としては、アルミニウム、鉄、ステンレス等の金属、これらの金属の合金、セラミクス等の材料であることが好ましい。
また、必要に応じて、中間転写体21に表面材を設けて、第一の溶媒Sとの濡れ性や、インクジェットインクIの離型性を向上させてもよい。表面材としては、特に限定されないが、例えばテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリビニリデンフロライド(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−ビニリデンフロライド共重合体(THV)等のフッ素系樹脂等が挙げられる。
以上に説明したように、第2実施形態に係る画像形成装置における画像形成方法によれば、中間転写体21に第一の溶媒Sを塗布する塗布工程と、第二の溶媒と、第二の溶媒に溶解している樹脂及び色材とを含むインクジェットインクIを吐出させて、中間転写体21に塗布された第一の溶媒Sに付着させる吐出工程と、第一の溶媒Sに付着したインクジェットインクIを記録媒体Pに転写する転写工程と、記録媒体P上の第一の溶媒S及び第二の溶媒の少なくとも一方の溶媒を吸収する吸収工程とを有する。また、第一の溶媒Sは、インクジェットインクIを滴下すると、樹脂を析出させることが可能であり、第二の溶媒は、第一の溶媒Sと混和することが可能である。このため、記録媒体Pへの画像の定着性の向上を図ることができる。
特に、第2実施形態に係る画像形成装置における画像形成方法によれば、中間転写体21上でインクジェットインクIを増粘させた後、記録媒体Pに増粘させたインクジェットインクIを転写する。このとき、第一の溶媒Sが離型層として機能するため、第1実施形態に係る画像形成方法よりも記録媒体P上の余剰な溶媒の量が少なくなる。また、吸収工程において記録媒体P上の余剰な溶媒を取り除くことができる。このため、記録媒体Pへの画像の定着性を特に向上させることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置について、図3を参照しながら説明する。図3は、第3実施形態に係る画像形成装置の概略構成を例示する図である。
第3実施形態に係る画像形成装置は、第一の溶媒Sを塗布する塗布手段が塗布ヘッド31である点で、第1の実施形態に係る画像形成装置と相違する。
なお、第3実施形態に係る画像形成装置は、上記相違点以外は第1実施形態と同様の構成を有する。このため、以下の説明では、第1実施形態と相違する点を中心に説明する。
塗布ヘッド31は、画像信号に応じて、第一の溶媒Sを吐出させて、第一の溶媒Sを記録媒体Pに塗布する。具体的には、塗布ヘッド31は、画像信号に応じて、第一の溶媒Sを塗布する領域がインクジェットインクIを付着させる領域と略同一となるように第一の溶媒Sを吐出させて、第一の溶媒Sを記録媒体Pに塗布する。このため、第一の溶媒Sを塗布する領域を小さくすることができ、記録媒体P上に供給される余剰な溶媒の量を低減することができる。
以上に説明したように、第3実施形態に係る画像形成装置における画像形成方法によれば、第1実施形態に係る画像形成装置における画像形成方法と同様に、記録媒体Pへの画像の定着性の向上を図ることができる。
特に、第3実施形態に係る画像形成装置における画像形成方法によれば、第一の溶媒Sを塗布する領域がインクジェットインクIを付着させる領域と略同一となるように第一の溶媒Sを吐出させることができるため、第一の溶媒Sを塗布する領域を小さくすることができる。このため、記録媒体P上に供給される余剰な溶媒の量を低減することができる。結果として、記録媒体Pへの画像の定着性を特に向上させることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置について、図4を参照しながら説明する。図4は、第4実施形態に係る画像形成装置の概略構成を例示する図である。
第4実施形態に係る画像形成装置は、第一の溶媒Sを塗布する塗布手段が塗布ヘッド31である点で、第2の実施形態に係る画像形成装置と相違する。
なお、第4実施形態に係る画像形成装置は、上記相違点以外は第2実施形態と同様の構成を有する。このため、以下の説明では、第2実施形態と相違する点を中心に説明する。
塗布ヘッド31は、画像信号に応じて、第一の溶媒Sを吐出させて、第一の溶媒Sを中間転写体21に塗布する。具体的には、塗布ヘッド31は、画像信号に応じて、第一の溶媒Sを塗布する領域がインクジェットインクIを付着させる領域と略同一となるように第一の溶媒Sを吐出させて、第一の溶媒Sを中間転写体21に塗布する。このため、第一の溶媒Sを塗布する領域を小さくすることができ、中間転写体21に供給される余剰な溶媒の量を低減することができる。
以上に説明したように、第4実施形態に係る画像形成装置における画像形成方法によれば、第2実施形態に係る画像形成装置における画像形成方法と同様に、記録媒体Pへの画像の定着性の向上を図ることができる。
特に、第4実施形態に係る画像形成装置における画像形成方法によれば、第一の溶媒Sを塗布する領域がインクジェットインクIを付着させる領域と略同一となるように第一の溶媒Sを吐出させることができるため、第一の溶媒Sを塗布する領域を小さくすることができる。このため、中間転写体21に供給される余剰な溶媒の量を低減することができる。結果として、記録媒体Pへの画像の定着性を特に向上させることができる。
本実施例において、部は、質量部を意味する。
[実施例1]
スターラーを用いて攪拌しながら、低分子量ポリエステルのバイロン220(東洋紡社製)10部をビニサイザー40(アジピン酸ジイソブチル)(花王社製)80部中に溶解させた後、顔料分散剤DISPERBYK−2155(ビックケミージャパン社製)5部を溶解させた。次に、得られた溶液、カーボンブラック#2350(三菱化学社製)5部及び直径が0.3mmのジルコニアビーズを容器に入れた後、ボールミルを用いて振動攪拌させながら3時間分散させた。さらに、孔径が0.45μmのフィルタを用いてろ過し、インクジェットインクIを得た。
次に、第1実施形態に係る画像形成装置を用いて、画像を形成した。
このとき、インクジェットヘッド13として、パルスインジェクターPIJ−15NSET(クラスターテクノロジー社製)を用いた。また、第一の溶媒Sとして、エキセパールiPM(ミリスチン酸イソプロピル)(花王社製)を用いた。さらに、スポンジ12として、第一の溶媒Sを含ませたスポンジ(東洋ポリマー社製)を用いた。また、記録媒体Pとして、コート紙OKスーパーアート(王子製紙社製)を用いた。
また、記録媒体Pに第一の溶媒Sを塗布してからインクジェットインクIを第一の溶媒Sに付着させるまでの時間が0.5秒となるように、インクジェットヘッド13を配置した。さらに、記録媒体Pへの塗布量が0.16mg/cmとなるように第一の溶媒Sを塗布した後、約8pLのインクジェットインクIを0.16mg/cmとなるように付着させた。
また、インクジェット画像を形成する速度は、500mm/sとした。
さらに、第一の溶媒SにインクジェットインクIが付着してから記録媒体Pを吸収ローラ14に接触させるまでの時間が1.0秒となるように、吸収ローラ14としてのシリコーンゴムローラを配置した。
次に、記録媒体Pがシリコーンゴムローラと接触した後、PPC用紙Mypaper(リコー社製)(以下「PPC用紙」という。)を記録媒体Pの画像形成領域に押し当て、PPC用紙に付着するインクジェットインクIの量を以下の基準で評価した。以下、この評価を定着性評価という。
評価基準:
◎:肉眼で分からないほどの付着量である。
○:ほとんど付着していない。
△:若干の付着がある。
×:著しい付着がある。
[比較例1]
画像形成後に、記録媒体Pをシリコーンゴムローラに接触させなかったこと以外は、実施例1と同様にして、画像を形成し、定着性評価を行った。
[実施例2]
第2実施形態に係る画像形成装置を用いた点以外は、実施例1と同様にして、画像を形成した。
このとき、インクジェットヘッド13として、パルスインジェクターPIJ−15NSET(クラスターテクノロジー社製)を用いた。また、第一の溶媒Sとして、エキセパールiPM(ミリスチン酸イソプロピル)(花王社製)を用いた。さらに、スポンジ12として、第一の溶媒Sを含ませたスポンジ(東洋ポリマー社製)を用いた。また、中間転写体21として、SUS材の中間転写ローラ22の表面に中間転写体21としてシリコーンゴム層を形成したローラを用い、アクチュエータにより所定の速度で回転させることができるものを用いた。また、記録媒体Pとして、コート紙OKスーパーアート(王子製紙社製)を用いた。
また、中間転写体21に第一の溶媒Sを塗布してからインクジェットインクIを第一の溶媒Sに付着させるまでの時間が0.5秒となるように、インクジェットヘッド13を配置した。また、中間転写体21への塗布量が0.16mg/cmとなるように第一の溶媒Sを塗布した後、約8pLのインクジェットインクIを0.16mg/cmとなるように付着させた。
また、インクジェット画像を形成する速度は、500mm/sとした。
さらに、第一の溶媒SにインクジェットインクIが付着してから1.0秒後に記録媒体Pに吸収ローラ14が接触するように、吸収ローラ14としてのシリコーンゴムローラを配置した。
次に、実施例1と同様にして、形成された画像の定着性評価を行った。
[比較例2]
画像形成後に、記録媒体Pをシリコーンゴムローラに接触させなかったこと以外は、実施例2と同様にして、画像を形成し、定着性評価を行った。
[実施例3]
第3実施形態に係る画像形成装置を用いた点以外は、実施例1と同様にして、画像を形成し、定着性評価を行った。
すなわち、第一の溶媒Sを記録媒体Pへ塗布する手段として、塗布ヘッド31を用いて、第一の溶媒Sを塗布する領域が、インクジェットインクIを付着させる領域と略同一となるようにした点以外は実施例1と同様にして、画像を形成し、定着性評価を行った。
[比較例3]
画像形成後に、記録媒体Pをシリコーンゴムローラに接触させなかったこと以外は、実施例3と同様にして、画像を形成し、定着性評価を行った。
[実施例4]
第4実施形態に係る画像形成装置を用いた点以外は、実施例2と同様にして、画像を形成し、定着性評価を行った。
すなわち、第一の溶媒Sを中間転写体21へ塗布する手段として、塗布ヘッド31を用いて、第一の溶媒Sを塗布する領域が、インクジェットインクIを付着させる領域と略同一となるようにした点以外は実施例2と同様にして、画像を形成し、定着性評価を行った。
[比較例4]
画像形成後に、記録媒体Pをシリコーンゴムローラに接触させなかったこと以外は、実施例4と同様にして、画像を形成し、定着性評価を行った。
以上に説明した実施例1〜4及び比較例1〜4で形成された画像の定着性評価の結果を表1に示す。
Figure 2015229241
表1の結果から、以下のことが分かる。
記録媒体Pを吸収ローラ14としてのシリコーンゴムローラに接触させた実施例1及び3では、PPC用紙を記録媒体Pの画像形成領域に押し当てたときのPPC用紙には、インクジェットインクIがほとんど付着していなかった。
また、記録媒体Pを吸収ローラ14としてのシリコーンゴムローラに接触させた実施例2及び4では、PPC用紙を記録媒体Pの画像形成領域に押し当てたときのPPC用紙に付着したインクジェットインクIは、肉眼で分からないほどの付着量であった。
これに対して、記録媒体Pを吸収ローラ14としてのシリコーンゴムローラに接触させなかった比較例1及び3では、PPC用紙を記録媒体Pの画像形成領域に押し当てたときのPPC用紙には、インクジェットインクIが著しく付着していた。
また、記録媒体Pを吸収ローラ14としてのシリコーンゴムローラに接触させなかった比較例2及び4では、PPC用紙を記録媒体Pの画像形成領域に押し当てたときのPPC用紙には、インクジェットインクIが若干付着していた。
以上に説明したように、記録媒体Pを吸収ローラ14に接触させることにより、良好な定着性を示すことが確認できた。
以上、画像形成装置及び画像形成方法を実施形態及び実施例により説明したが、本発明は上記実施形態及び実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
11 塗布ローラ
12 スポンジ
13 インクジェットヘッド
14 吸収ローラ
21 中間転写体
22 中間転写ローラ
31 塗布ヘッド
I インクジェットインク
P 記録媒体
S 第一の溶媒
特開2011−143705号公報

Claims (7)

  1. 記録媒体に第一の溶媒を塗布する塗布工程と、
    第二の溶媒と、前記第二の溶媒に溶解している樹脂及び色材とを含むインクジェットインクを吐出させて、前記記録媒体に塗布された前記第一の溶媒に付着させる吐出工程と、
    前記記録媒体上の前記第一の溶媒及び前記第二の溶媒の少なくとも一方の溶媒を吸収する吸収工程と
    を有し、
    前記第一の溶媒は、前記インクジェットインクを滴下すると、前記樹脂を析出させることが可能であり、
    前記第二の溶媒は、前記第一の溶媒と混和することが可能である、
    画像形成方法。
  2. 中間転写体に第一の溶媒を塗布する塗布工程と、
    第二の溶媒と、前記第二の溶媒に溶解している樹脂及び色材とを含むインクジェットインクを吐出させて、前記中間転写体に塗布された前記第一の溶媒に付着させる吐出工程と、
    前記第一の溶媒に付着したインクジェットインクを記録媒体に転写する転写工程と、
    前記記録媒体上の前記第一の溶媒及び前記第二の溶媒の少なくとも一方の溶媒を吸収する吸収工程と
    を有し、
    前記第一の溶媒は、前記インクジェットインクを滴下すると、前記樹脂を析出させることが可能であり、
    前記第二の溶媒は、前記第一の溶媒と混和することが可能である、
    画像形成方法。
  3. 前記吸収工程は、ローラを含む吸収手段により、前記記録媒体上の前記第一の溶媒及び前記第二の溶媒の少なくとも一方の溶媒を吸収する、
    請求項1又は2に記載の画像形成方法。
  4. 前記ローラは、少なくとも表層の一部にシリコーンゴムを含む、
    請求項3に記載の画像形成方法。
  5. 前記第一の溶媒を塗布する領域は、前記インクジェットインクを付着させる領域と略同一である、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  6. 記録媒体に第一の溶媒を塗布する塗布手段と、
    第二の溶媒と、前記第二の溶媒に溶解している樹脂及び色材とを含むインクジェットインクを吐出させて、前記記録媒体に塗布された前記第一の溶媒に付着させる吐出手段と、
    前記記録媒体上の前記第一の溶媒及び前記第二の溶媒の少なくとも一方の溶媒を吸収する吸収手段と
    を有し、
    前記第一の溶媒は、前記インクジェットインクを滴下すると、前記樹脂を析出させることが可能であり、
    前記第二の溶媒は、前記第一の溶媒と混和することが可能である、
    画像形成装置。
  7. 中間転写体と、
    前記中間転写体に第一の溶媒を塗布する塗布手段と、
    第二の溶媒と、前記第二の溶媒に溶解している樹脂及び色材とを含むインクジェットインクを吐出させて、前記中間転写体に塗布された前記第一の溶媒に付着させる吐出手段と、
    前記第一の溶媒に付着したインクジェットインクを記録媒体に転写する転写手段と、
    前記記録媒体上の前記第一の溶媒及び前記第二の溶媒の少なくとも一方の溶媒を吸収する吸収手段と
    を有し、
    前記第一の溶媒は、前記インクジェットインクを滴下すると、前記樹脂を析出させることが可能であり、
    前記第二の溶媒は、前記第一の溶媒と混和することが可能である、
    画像形成装置。
JP2014114618A 2014-06-03 2014-06-03 画像形成方法及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP6295841B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014114618A JP6295841B2 (ja) 2014-06-03 2014-06-03 画像形成方法及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014114618A JP6295841B2 (ja) 2014-06-03 2014-06-03 画像形成方法及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015229241A true JP2015229241A (ja) 2015-12-21
JP6295841B2 JP6295841B2 (ja) 2018-03-20

Family

ID=54886308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014114618A Expired - Fee Related JP6295841B2 (ja) 2014-06-03 2014-06-03 画像形成方法及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6295841B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017136838A (ja) * 2016-01-29 2017-08-10 キヤノン株式会社 記録方法および記録装置
JP2018012319A (ja) * 2016-07-07 2018-01-25 株式会社リコー インク塗布方法、壁紙の製造方法、画像形成セット、及び画像形成システム

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06228478A (ja) * 1993-02-04 1994-08-16 Canon Inc インクセット及びこれを用いたカラー画像の形成方法
JP2001179959A (ja) * 1999-12-28 2001-07-03 Minolta Co Ltd インク吸収体及び該インク吸収体を用いた画像形成装置・方法
JP2006007676A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Canon Inc 記録画像形成方法及びそれに用いる水性インク
JP2006008908A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Canon Inc 水性インク、インクセット、インクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット、インクジェット記録装置、及び画像形成方法
JP2006212881A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Fuji Photo Film Co Ltd 画像形成装置
JP2008080655A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Fujifilm Corp 画像形成装置および画像形成方法
JP2011098454A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Riso Kagaku Corp 油性インクジェット印刷方法及びインクセット
JP2011143705A (ja) * 2009-12-18 2011-07-28 Riso Kagaku Corp 油性インクジェット印刷方法及びインクセット
JP2013094970A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Riso Kagaku Corp インクジェット印刷方法およびインクセット
JP6217420B2 (ja) * 2014-02-04 2017-10-25 株式会社リコー 画像形成装置及び画像形成方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06228478A (ja) * 1993-02-04 1994-08-16 Canon Inc インクセット及びこれを用いたカラー画像の形成方法
JP2001179959A (ja) * 1999-12-28 2001-07-03 Minolta Co Ltd インク吸収体及び該インク吸収体を用いた画像形成装置・方法
JP2006007676A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Canon Inc 記録画像形成方法及びそれに用いる水性インク
JP2006008908A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Canon Inc 水性インク、インクセット、インクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット、インクジェット記録装置、及び画像形成方法
JP2006212881A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Fuji Photo Film Co Ltd 画像形成装置
JP2008080655A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Fujifilm Corp 画像形成装置および画像形成方法
JP2011098454A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Riso Kagaku Corp 油性インクジェット印刷方法及びインクセット
JP2011143705A (ja) * 2009-12-18 2011-07-28 Riso Kagaku Corp 油性インクジェット印刷方法及びインクセット
JP2013094970A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Riso Kagaku Corp インクジェット印刷方法およびインクセット
JP6217420B2 (ja) * 2014-02-04 2017-10-25 株式会社リコー 画像形成装置及び画像形成方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017136838A (ja) * 2016-01-29 2017-08-10 キヤノン株式会社 記録方法および記録装置
JP2018012319A (ja) * 2016-07-07 2018-01-25 株式会社リコー インク塗布方法、壁紙の製造方法、画像形成セット、及び画像形成システム
US11007806B2 (en) 2016-07-07 2021-05-18 Ricoh Company, Ltd. Method for coating inks, method for producing wallpaper, image forming set, image forming system, ink, and ink set

Also Published As

Publication number Publication date
JP6295841B2 (ja) 2018-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6217420B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP6268766B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2015098097A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP5679637B2 (ja) 転写型インクジェット記録用中間転写体、及び、係る中間転写体を用いた転写型インクジェット記録方法
JP5944947B2 (ja) 転写体および記録物の製造方法
JP2009226852A (ja) インクジェット記録装置および記録方法
JP2010173201A (ja) 画像形成装置
JP2001171209A (ja) 画像表示装置、その装置に使用されるインク及び画像消去方法
JP6295841B2 (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
JP7130926B2 (ja) 記録液セット、および画像形成方法
JP2015104872A (ja) 油性インクジェット印刷方法及びインクセット
JP2015229323A (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
EP2803494B1 (en) Image formation apparatus
JP2006096933A (ja) インクジェットインク
JP2007268845A (ja) インクジェット記録方法およびその装置
JP2016016556A (ja) 画像形成装置
JP2015100927A (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
JPH0255184A (ja) インクジェット記録方法
JP2016216619A (ja) インク、インクジェット記録方法、インク収容容器及びインクジェット記録方法
JP2007181974A (ja) インクジェット画像記録装置及びインクジェット画像形成方法
JP2015155147A (ja) 画像形成装置、及び画像形成方法
JP2015051553A (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
JP3480851B2 (ja) ホットメルト型インクジェット・プリンターで印字された被記録媒体の再生方法
JP2019130714A (ja) 画像形成方法および画像形成装置
JP2008208232A (ja) インクジェットインク及びインクジェット記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20171128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180205

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6295841

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees