JP2015228287A - 端子台 - Google Patents
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Abstract
【課題】端子をワンタッチで確実に端子台へと接続することができる端子台を提供する。【解決手段】端子台は、挿入される端子100と電気的に接続するベース2と、ベース2上の第1位置と第2位置との間で移動可能なストッパー3と、ストッパー3が第2位置にあるときにストッパー3の肩部31上に保持されるレバー4と、ベース2を収納し、第1端子孔11及び第2端子孔12が設けられたボックス8とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、端子をワンタッチで接続することができる端子台に関する。
従来、ねじ結線式の端子台が知られていた。例えば、特許文献1には、ねじ回し工具によってねじを締付け方向に回転操作することにより、電線の先端部が端子金具の挟持面部と可動金具の挟持面部とに上下から圧着挟持される端子台装置が開示されている。この端子台装置に電線を接続する場合、ねじ回し工具にてねじのねじ頭部が緩め方向に回転操作される。これにより、端子台装置内の可動金具およびナット体が、端子台装置の内部空間内で下動する。そして、可動金具の挟持面部と端子金具の挟持面部との間に電線挿入空間が形成される。この電線挿入空間は、電線挿入用開口を介して端子台装置の前方に開口している。
電線の先端部は、端子台本体の前方側から電線挿入用開口を通して電線挿入空間内に挿入される。そして、ねじ回し工具によってねじのねじ頭部を締付け方向に回転操作することにより、ねじの回転に応じて可動金具およびナット体が内部空間内で上動する。その結果、可動金具の挟持面部は、端子金具の挟持面部に対して接近移動し、電線挿入空間に挿入された電線の先端部が端子金具の挟持面部と可動金具の挟持面部とに上下から圧着挟持される。以上の作業を行うことによって、電線が端子台装置に接続される。
従来の端子台は、ねじ結線方式が大勢を占めていた。すなわち、所謂ターミナル、端子台と称される製品は、その多くが「ねじ式端子台」であった。そのため、ねじの締め忘れによって電線が接続されず断線してしまうことがあった。また、電線接続作業を行う作業者によってねじの締め付けトルクにバラツキがあるため、電線と端子金具との接触抵抗が高くなることがあった。これにより、電流を流したときに端子台装置が発熱してしまい、発火の原因となるおそれがあった。さらに、端子台装置周辺の温度変化あるいは振動に起因して、ねじが緩む場合があった。ねじが緩んだ場合も接触抵抗が高くなってしまうため、端子台装置の発熱及び発火の原因となるおそれがあった。
その上、従来のねじ結線方式では、結線時にねじを紛失してしまうことも多く、電線接続作業の際に作業の中断が生じることも多かった。また、ねじを締めるために片手がふさがってしまうため、接続作業がやりにくいという問題もあった。
上記課題を解決するため、本発明の一例としての端子台は、挿入される端子と電気的に接続するベースと、前記ベース上の第1位置と第2位置との間で移動可能なストッパーと、前記ストッパーが前記第2位置にあるときに前記ストッパーの肩部上に保持されるレバーと、前記ベースを収納し、第1端子孔及び第2端子孔が設けられたボックスとを備えることを特徴とする。
これにより、端子をワンタッチで確実に端子台へと接続することができる。本発明のさらなる特徴は、添付図面を参照して例示的に示した以下の実施例の説明から明らかになる。
以下、本発明を実施するための例示的な実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態で説明する寸法、材料、形状、構成要素の相対的な位置等は任意であり、本発明が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、特別な記載がない限り、本発明の範囲は、以下に具体的に記載された実施形態に限定されるものではない。本明細書において、上下とは重力方向における上方向と下方向とにそれぞれ対応する。また、端子台に対して端子が挿入される側を前側としたときに、その反対側を後側とする。
[第1実施形態]
図1及び図2を参照し、第1実施形態に係る端子台1を説明する。図1は、後述する初期状態の端子台1の外観を示している。また、図2は、端子台1の概略分解図である。なお、図2においては図示を省略しているが、ストッパー3及びレバー4等は、それぞれ2つずつボックス8に組み付けられる。これにより、端子台1の両側で端子を接続することができる。
図1及び図2を参照し、第1実施形態に係る端子台1を説明する。図1は、後述する初期状態の端子台1の外観を示している。また、図2は、端子台1の概略分解図である。なお、図2においては図示を省略しているが、ストッパー3及びレバー4等は、それぞれ2つずつボックス8に組み付けられる。これにより、端子台1の両側で端子を接続することができる。
端子台1は、図1の手前側と奥側とで対称な構造となるように構成されている。そして、端子台1は、上段に並んで形成された複数の第1端子孔11と、下段に並んで形成された複数の第2端子孔12とを備えている。また、複数のボックス8が互いに係合しており、端子台1の両側面に配置された側板10は、互いに係合しているボックス8に組み付けられている。さらに、端子台1はレバー4(図2)と当接するボタン9を備え、ボックス8からは複数のボタン9が外部に突出している。
図2に示すように、端子台1は、挿入される穴付き圧着端子等の端子(電線)と電気的に接続するベース2と、ベース2上の第1位置と第2位置との間で移動可能なストッパー3と、ストッパー3が第2位置にあるときに、ストッパー3の肩部31上に保持されるレバー4と、ベース2を収納し、第1端子孔11及び分岐回路用の第2端子孔12が設けられたボックス8とを備える。また、ボックス8に組み付けられたベース2は、第1端子孔11及び第2端子孔12内において挿入される端子と電気的に接続できるように、その一部がボックス8内で露出している。
第2端子孔12は第1端子孔11の下方に設けられており、第2端子孔12を介して、挿入されたベース2の下方に位置する収納スペース803が外部に開口している。また、収納スペース803の上部は、ベース2の端部27を受け入れるように、隙間820を介して内部に開口している。この収納スペース803には、ベース2に面して配置され、第2端子孔12に挿入される端子をベース2に向かって付勢して押し上げる押圧部としての板ばね7と、挿入された端子を抜け止めする抜け止め部材としてのフック75が収容される。
また、端子台1は、ストッパー4に当接すると共に、第1位置から第2位置へと移動する方向にストッパー4を付勢する第1付勢部材としての第1圧縮ばね52と、レバー4を付勢する第2付勢部材としての第2圧縮ばね53とを備えている。そして、レバー4は、第2圧縮ばね53の付勢力によってベース2に向かって回動するように構成されている。
この端子台1を組み立てる際には、まずフック75の両側に突出する軸部76、77を、板ばね7の軸穴71に挿入して、フック75を板ばね7に取り付ける。また、ベース2の幅狭部25を挟むように、ホルダー6をベース2に差し込む。そして、ホルダー6の間にストッパー3が嵌め込まれるように、ベース2上にストッパー3を載置する。次に、ストッパー3の肩部31に対して端子が挿入される側(前側)にレバー4の折れ曲がり部41が位置するように、ストッパー3上にレバー4を被せる。
そして、ホルダー6のシャフト孔61と、レバー4のシャフト孔42とに、レバー4を回動可能に支持するシャフト51としてリベットを挿入する。これにより、ホルダー6は、シャフト51を保持することになる。なお、必要に応じて、シャフト51の先端にカシメ処理を施してもよい。その後、レバー4の位置決め部43が第2圧縮ばね53の内側に挿入されるように、レバー4とベース2との間に第2圧縮ばね53を挿入する。これにより、第2圧縮ばね53はレバー4の下方において、ベース2上に配置される。次に、第1圧縮ばね52を、ホルダー6の第1ばね受け62と、ストッパー3の第2ばね受け32とに挿入する。このとき、第1ばね受け62の先端と第2ばね受け32の先端とが第1圧縮ばね52の内側に入り込むように、第1圧縮ばね52を挿入する。この第1圧縮ばね52は、収納スペース803に収納される。
その後、ボタン9がレバー4の上に嵌められ、ベース2に差し込まれたホルダー6の第1ばね受け62を、フック75のスリット78に差し込む。これにより、フック75は、板ばね7の下延在部73同士の間に配置される。そして、ベース2がボックス8に組み付けられる。ここで、ボックス8の第1底部81の下方には隙間810が設けられている。そして、略V字状のベース2の中央部分は、この隙間810に挿入される。また、ボックス8の1対の第2底部82のそれぞれの前側(第1端子孔11側)には隙間820が設けられている。そして、ベース2の両端部27は、隙間820に挿入される。
次に、ボックス8と同じ形状のボックス又はボックス8と相補的な形状を有する側板10(図1)を、ボックス8と対向するように組み付ける。そして、連結ねじ(不図示)をボックス8のねじ穴84に挿入して、端子台1の組み立てが完了する。
続いて、図2及び図3を参照して端子台1の各部品について説明する。図3は、ベース2、ホルダー6、板ばね7及びフック75を拡大して示す概略斜視図である。なお、図3の四角枠内は、下方から見たフック75の概略斜視図である。
端子台1は、第1圧縮ばね52と第2圧縮ばね53とを備えている。そして、第1圧縮ばね52は、第2ばね受け32を介して、第1端子孔11に向かって前方へとストッパー3を付勢する。すなわち、第1圧縮ばね52は、第1位置から第2位置(待機位置)へと移動する方向にストッパー3を付勢する。また、第2圧縮ばね53は、上方へと回動する方向へレバー4の後部を付勢する。
端子台1のベース2は、ホルダー6を差し込むための幅狭部25と、折り曲げて形成された略U字状の端部27と、幅狭部25と端部27の間に位置する幅広部26とを有する。この幅広部26の上面は、ローレット加工又はエンボス加工等を施すことにより、細かな凹凸を形成することができる。また、ベース2は、折り曲げて形成された略V字状の形状を有しており、ベース2の両端部27は断面略U字状となるように2回折り曲げて形成されている。
さらに、ベース2は上方に突出するばねストッパー21を有しており、ばねストッパー21は第2圧縮ばね53に当接してその移動を規制する。また、ベース2は、レバー4の第1爪部45が挿入される孔部23と、ストッパー3の第2ばね受け32が挿入される穴部28とを有している。
端子台1のストッパー3は肩部31と、第2ばね受け32と、当接部33とを有している。そして、ストッパー3が第2位置にあるときに、レバー4の折れ曲がり部41は肩部31上に保持される。また、第2ばね受け32は、第1圧縮ばね52の前端を保持し、当接部33には第1端子孔11に挿入される端子の先端が当接する。
端子台1のレバー4は、その内部に突出する位置決め部43を有しており、位置決め部43はベース2に向かって下方に延在している。また、レバー4は第1爪部45を有しており、第1端子孔11に挿入された端子が端子台1に接続されたときに、第1爪部45はベース2の孔部23に挿入される。この第1爪部45は、穴付き圧着端子が端子台1に接続されたときには、端子の先端の円内にも挿入される。これにより、端子が抜け出ることを防止できる。
また、レバー4は一対の第2爪部46を有しており、第2爪部46は第1端子孔11に挿入される端子の上面に点接触する。これにより、端子の下面がベース2の上面に押し付けられるため、適切な力で端子をベース2と電気的に接続させることができる。さらに、レバー4は一対の補強部48を有しており、補強部48はレバー4の中央部の前側を覆うように位置している。このレバー4の後部には第2圧縮ばね53によって常にシャフト51を中心に上方へと回動する方向への力が加わる。そのため、レバー4の中央部に変形が生じる可能性があるが、補強部48で補強することによりこの変形を防止できる。また、レバー4は、ボタン9の挿入部97を受け入れる挿入穴49を有している。
端子台1のホルダー6は、シャフト51が挿入されるシャフト孔61と、第1圧縮ばね52の後端を保持する第1ばね受け62とを有している。そして、ホルダー6は、断面略U字状の形状を有しており、ベース2の幅狭部25を挟むようにベース2に差し込まれる。
端子台1のボックス8は、水平方向に隣り合う端子同士を分離する隔壁80と、挿入された端子を確認するための確認穴85とを有している。また、ボックス8は、第1端子孔11の上方に位置する規制部83を有している。この規制部83は、第1端子孔11に挿入された端子の上下移動(回動)を規制している。これにより、端子に対して上方向の力が加わったとしても、端子が規制部83に当接するため端子の回動を規制できる。なお、図2では1つの規制部83のみが示されているが、図面奥側にも同じ位置に規制部83が形成されている。また、ボックス8はストッパー部87を有しており、ストッパー部87はボタン9の後部92の上側と当接してボタン9の上方への移動を制限する。
端子台1のボタン9は溝95を有しており、この溝95にドライバーの先端等を挿入してボタン9を押し込むことができる。また、指でボタン9を押し込むときには、この溝95が滑り止めの機能を発揮する。ボタン9の前端は、ボタン9をボックス8に組み込んだ際に、ボックス8の開口部89から突出するように設定されている。これにより、ボタン9を指で押し下げやすくすることができる。さらに、ボタン9の前端は、後述する結線状態においても、開口部89から突出するように設定されている。そのため、ボタン9の前端を押し上げることにより、結線待ち状態へとボタン9を移動させること(結線状態の解除)ができる。
また、ボタン9は、下方に延在する挿入部97を有し、挿入部97はレバー4の挿入穴49に挿入される。また、挿入部97は、シャフト51に当接するシャフト受け98を有する。そして、シャフト受け98は、シャフト51の外形と相補的な屈曲した形状を有していると共に、シャフト受け98の下端部はシャフト51側に膨らんだ形状を有している。これにより、シャフト51が膨らんだ部分に引っかかるため、ボタン9がボックス8から抜け出すことが規制される。
図3に示すように、板ばね7は、板ばね7の本体から上方に突出する凸部70を有する。この凸部70は、板ばね7及びフック75がベース2に取り付けられる際に、ホルダー6の穴部68に挿入される。この穴部68は、前後方向に延在する部分と、前後方向と交差する方向に延在する部分と、を含む略T字状の形状を有している。そして、凸部70は、該交差する方向に延在する部分に挿入される。また、板ばね7は、板ばね7の本体から前方に延在するばね部72を有する。このばね部72は、その断面が略U字状となるように、上方に折り曲げて形成されている。そして、ばね部72は、第2端子孔12に挿入された端子の先端の下面に当接し、ベース2に向かって端子を押し上げる。
さらに、板ばね7は、板ばね7の本体から下方に延在する下延在部73と、板ばね7の本体の上端から前方に延在する上延在部74を有する。この下延在部72の下端は、外側に向かって傾斜している。これにより、板ばね7の内側に、フック75を容易に挿入することができる。また、上延在部74は、板ばね7及びフック75がベース2に取り付けられる際に、ベース2の端部27の内側に挿入される。これにより、端部27によって上延在部74が規制されるため、上下方向における板ばね7のがたつきを抑制することができる。
フック75は板状の軸部76,77を有しており、軸部76,77は板ばね7の軸穴71に挿入される。これにより、フック75は、ボックス8内で回動可能に保持され、第1圧縮ばね52に当接して付勢されることによって軸部76,77を中心に回動することができる。また、軸部76,77は、その断面が略L字状となるように外側に向かって折り曲げて形成されている。そして、軸部76,77は、その端面において軸穴71の内面と当接している。そのため、円柱状の形状と比較した場合に、軸穴71との接触面積を減少させることができる。これにより、フック75が回動するときの摺動抵抗を少なくすることができる。
また、フック75の上端部にはスリット78が形成されており、フック75の上端部は前方に傾斜した形状を有している。そのため、ホルダー6とフック75の上端部との間の距離を短くすることができるので、端子台1を小型化することができる。さらに、フック75は、フック部分79を有している。後述するように、フック75は、第1端子孔11に端子が挿入されると、第1圧縮ばね52の付勢力によって回動する。これに伴い、フック部分79は、ベース2に向かって上方に回動して、穴付き圧着端子が端子台1に接続されたときには、端子の先端の円内に挿入される。これにより、第2端子孔12に挿入された端子が抜け出ることを防止できる。
次に図4を参照して、端子台1の第1端子孔11に端子100が挿入される際の動作を説明する。図4は端子台1の前後方向の概略断面を示しており、上から順に初期状態(出荷状態)、結線待ち状態及び結線状態における端子台1を示している。
初期状態においては、ボタン9が初期位置にあると共にストッパー3が第1位置(初期位置)にある。ストッパー3は、ホルダー6の第1ばね受け62と、ストッパー3から延在する第2ばね受け32との間に配置された第1圧縮ばね52によって、第1端子孔11に向かって付勢されている。そして、ストッパー3が第1位置にある状態では、ストッパー3の肩部31の前側がレバー4の折れ曲がり部41の後側に当接している。これにより、ストッパー3の前進が規制されている。また、レバー4の前部がベース2の上面に当接しているので、第1端子孔11に端子100を挿入することはできない。
作業者が、第2圧縮ばね53の付勢力に抗して下方にボタン9を押し込むと、ボタン9の後部は下方に回動する。そして、レバー4と当接するボタン9を押すことによって、シャフト51を中心にレバー4が回動し、レバー4の後部も下方に回動する。レバー4が回動すると、折れ曲がり部41は上方に向かって回動する。これにより、肩部31が折れ曲がり部41と当接しなくなり、ストッパー3の規制が解除される。このようにしてレバー4による規制が解除されると、第1圧縮ばね52の付勢力によって、ストッパー3が第2位置へと移動する。そして、ストッパー3の前進に伴い、折れ曲がり部41が肩部31に当接しながらその上に乗り上がる。なお、レバー4が乗り上がり易いように、肩部31の上縁は曲線形状を有しており、折れ曲がり部41の下面は略曲面形状を有している。
ボタン9が下限位置にある状態において、ストッパー3は第2位置に位置する。そして、この結線待ち状態においては、ストッパー3の第2ばね受け32の前側が、ベース2の穴部28(図2)の内縁前側に当接する。これにより、ストッパー3は第2位置から前進しない。そして、結線待ち状態において、レバー4は、第2位置にあるストッパー3の肩部31上に乗り上げた状態で保持される。これにより、作業者がボタン9から手を離してもレバー4は回動しない。
次いで、作業者が端子100を第2端子孔12に挿入し、端子100を第1端子孔11に挿入する。すると、ストッパー3の第2当接部33(図2)が第1端子孔11に挿入された端子100の先端に押されて、ストッパー3は第2位置から第1位置へと移動する。そして、ストッパー3が移動する結果、レバー4の折れ曲がり部41がストッパー3の肩部31から降りる。これにより、第2圧縮ばね53によって付勢されたレバー4の前部は、ベース2に向かってシャフト51を中心に回動する。なお、このように端子100の先端によってストッパー3を押すので、柔軟な電線を挿入したのみで結線されてしまうことを防止できる。
そして、結線状態においては、レバー4の第2爪部46(図2)が端子100の上面に当接し、端子100の下面はベース2の上面に押し付けられて面接触する。これにより、端子100とベース2との接触面積が大きくなり、且つ接触圧力は第2圧縮ばね53の付勢力によって定まるので、接触抵抗が高くなることを抑制できる。そのため、大電流が流れる電線(端子)を接続する場合であっても、端子台1の発熱及び発火を防止できる。また、結線状態においては、レバー4の第1爪部45(図2)が端子100の先端に引っかかるため、第1端子孔11から端子100が抜け出ることを防止できる。
次に図5を参照して、端子台1の第2端子孔12に端子100が挿入される際の動作を説明する。図5はボックス8を省略した端子台1の長手方向の概略断面を示しており、上から順に初期状態(出荷状態)、結線待ち状態及び結線状態における端子台1を示している。
初期状態においては、ボタン9が初期位置にあると共にストッパー3が第1位置にあり、フック75も初期位置にある。作業者が下方にボタン9を押し込むと、シャフト51を中心にレバー4の後部が下方に回動し、折れ曲がり部41が上方に向かって移動する。これにより、ストッパー3の規制が解除され、第1圧縮ばね52の付勢力によってストッパー3は第2位置へ移動する。
また、フック75の上端部は、第1圧縮ばね52により第2端子孔12に向かって付勢されている。そのため、レバー4による規制が解除されると、第1圧縮ばね52の付勢力によって、フック75が軸部76,77(図3)を中心にベース2から離れる方向に回動する。すなわち、ストッパー3の移動と連動して、フック75の上端部が前方に回動し、フック部分79が下方に回動する。そして、結線待ち状態においては、レバー4はストッパー3の肩部31上に乗り上げた状態で保持され、フック75は結線待ち位置にある。
次いで、作業者は、端子100の先端によってばね部72を縮めさせながら、端子100を第2端子孔12に挿入する。このとき、フック75は結線待ち位置にあるため、端子100はフック部分79に阻害されずに挿入される。そして、作業者が端子100を第1端子孔11に挿入すると、ストッパー3が第2位置から第1位置へと移動する。これにより、レバー4の前部は、ベース2に向かってシャフト51を中心に回動する。同時に、第2ばね受け32に押されてフック75の上端部が後方に回動し、ストッパー3の移動と連動して、フック部分79が上方に回動する。
そして、結線状態においては、フック部分79が端子100の先端に引っかかるため、第2端子孔12から端子100が抜け出ることを防止できる。さらに、ばね部72が第2端子孔12に挿入された端子100の下面に当接して押し上げるので、端子100の上面はベース2の下面に押し付けられて面接触する。
以上説明した第1実施形態に係る端子台1によれば、電線の先端部に端子を装着し、端子孔に端子を挿入するだけで自動結線ができる。また、端子を挿入するだけで、自動的に挟み込み結線する機構であることから、作業者の如何を問わず常に安定的な結線が可能となる。また、結線作業者のバラツキ、振動、又は温度サイクル等の、機械的要因若しくは気候的要因が変動する条件においても安全確実に結線可能となる。また、端子をワンタッチで確実に端子台1へと接続できる。さらに、片手がふさがってしまうことがないので、両手を使って簡単に接続作業を行うことができる。
さらに、端子台1が第2端子孔12を備えることにより、複数の端子を端子台1に結線させて分岐回路を構成させることができる。また、フック75の回動をストッパー3の移動と連動させることができる。そのため、レバー4の第1爪部45による抜け止めと、フック部分79による抜け止めとを連動させることができる。これにより、第1端子孔11に端子を挿入するだけで、第2端子孔12に挿入された端子も連動して抜け止めできる。また、第1実施形態に係る端子台1によれば、分岐回路を構成する必要がない場合には、押圧部7及びフック部分75を省略することができる。これにより、低コストで端子台1を製造することができる。
[第2実施形態]
図6及び図7を参照し、第2実施形態に係る端子台201を説明する。第2実施形態の端子台201は、第1実施形態と比較して小さくなるように、第1端子孔11及び第2端子孔12が浅い深さを有している。また、後述するように、押圧部207がホルダー206と一体的に構成されている。なお、第2実施形態の説明においては、第1実施形態との相違点について説明し、第1実施形態で説明した構成要素については説明を省略する。特に説明した場合を除き、同じ参照符号を付した構成要素は略同一の動作及び機能を奏し、その作用効果も略同一である。
図6及び図7を参照し、第2実施形態に係る端子台201を説明する。第2実施形態の端子台201は、第1実施形態と比較して小さくなるように、第1端子孔11及び第2端子孔12が浅い深さを有している。また、後述するように、押圧部207がホルダー206と一体的に構成されている。なお、第2実施形態の説明においては、第1実施形態との相違点について説明し、第1実施形態で説明した構成要素については説明を省略する。特に説明した場合を除き、同じ参照符号を付した構成要素は略同一の動作及び機能を奏し、その作用効果も略同一である。
図6は、初期状態の端子台201の外観を示している。端子台201は、図6の手前側と奥側とで対称な構造となるように構成されている。そして、端子台201も、上段に並んで形成された複数の第1端子孔11と、下段に並んで形成された複数の第1端子孔12とを備えている。また、複数のボックス208が互いに係合しており、両側面に配置された側板210は、互いに係合しているボックス208に組み付けられている。さらに、ボックス208からは、複数のボタン9が外部に突出している。なお、ボックス208は第1実施形態よりも小さく構成されているが、ボックス208の他の構造は第1実施形態と略同様である。
図7に示すように、第2実施形態のボックス208にも、第1端子孔11の下方に分岐回路用の第2端子孔12が設けられている。また、ボックス208の収納スペース803には、ベース2に面して配置され、ホルダー206と一体的に構成されている押圧部としての板ばね207と、挿入された端子を抜け止めする抜け止め部材としてのフック75が収容される。板ばね207も、第2端子孔12に挿入される端子をベース2に向かって付勢して押し上げる。
第2実施形態の端子台201を組み立てる際には、まずフック75の両側に突出する軸部76、77を、板ばね207の軸穴271に挿入して、フック75をホルダー206の板ばね207に取り付ける。そして、ホルダー206をベース2に差し込み、ベース2上にストッパー3を載置する。次に、ストッパー3上にレバー204を被せて、ホルダー206のシャフト孔261と、レバー204のシャフト孔242とにシャフト51を挿入する。
その後、レバー204とベース2との間に第2圧縮ばね53を挿入し、第1圧縮ばね52を、ホルダー206の第1ばね受け262と、ストッパー3の第2ばね受け32とに挿入する。そして、ボタン9をレバー204の上に嵌める。次に、ベース2に差し込まれたホルダー206の第1ばね受け262をフック75のスリット78に差し込み、ベース2をボックス208に組み付ける。
最後に、ボックス208と同じ形状のボックス又はボックス208に対応する形状を有する側板210(図6)を、ボックス208と対向するように組み付ける。そして、連結ねじ(不図示)をボックス208のねじ穴84に挿入して、端子台201の組み立てが完了する。
この第2実施形態に係るレバー204の中央部の前側には、一対の補強部48に代えて隆起した補強部248が形成されている。この補強部248は、プレス加工等の方法により形成することができる。そして、補強部248は、中央部において幅が狭くなっている幅狭領域244にわたって設けられている。この補強部248で補強することにより、レバー204の中央部の変形を防止できる。
また、第2実施形態に係るホルダー206の上部は、断面略U字状の形状を有しておりベース2に差し込まれる。そして、ホルダー206の下部には、押圧部としての板ばね207がホルダー206と一体的に構成されている。このように一体的に構成されているため、板ばね207は凸部70を有していない。これにより、板ばね207をホルダー206に通り付ける必要がなくなり、端子台201を容易に組み立てることができる。なお、凸部70を挿入する必要がないため、ホルダー206の穴部268は、前後方向に延在する略矩形状の形状を有している。
なお、板ばね207は、ばね部272と下延在部273とを有している。そして、ばね部272は、第2端子孔12に挿入された端子をベース2に向かって押し上げる。また、下延在部273の下端は、フック75を容易に挿入できるように外側に向かって傾斜している。
次に図8を参照して、端子台201の第1端子孔11に端子100が挿入される際の動作を説明する。図8は端子台201の前後方向の概略断面を示しており、上から順に初期状態(出荷状態)、結線待ち状態及び結線状態における端子台201を示している。
初期状態においては、ボタン9が初期位置にあると共にストッパー3が第1位置にあり、フック75も初期位置にある。そして、ストッパー3が第1位置にある状態では、ストッパー3の肩部31の前側がレバー204の折れ曲がり部241の後側に当接している。作業者が下方にボタン9を押し込むと、シャフト51を中心にレバー204の後部が下方に回動し、折れ曲がり部241が上方に向かって移動する。これにより、ストッパー3の規制が解除され、ストッパー3は第2位置へ移動する。そして、ストッパー3の前進に伴い、折れ曲がり部241が肩部31に当接しながらその上に乗り上がる。
また、フック75の上端部は第1圧縮ばね52により第2端子孔12に向かって付勢されている。そのため、レバー204による規制が解除されると、第1圧縮ばね52の付勢力によって、フック75が軸部76,77(図7)を中心にベース2から離れる方向に回動する。すなわち、ストッパー3の移動と連動して、フック75の上端部が前方に回動し、フック部分79が下方に回動する。そして、結線待ち状態においては、レバー204はストッパー3の肩部31上に乗り上げた状態で保持され、フック75は結線待ち位置にある。
次いで、作業者は、端子100の先端によってばね部272を縮めさせながら、端子100を第2端子孔12に挿入する。このとき、フック75は結線待ち位置にあるため、端子100はフック部分79に阻害されずに挿入される。そして、作業者が端子100を第1端子孔11に挿入すると、ストッパー3が第2位置から第1位置へと移動する。これにより、レバー204の前部は、ベース2に向かってシャフト51を中心に回動する。同時に、第2ばね受け32(図7)に押されてフック75の上端部が後方に回動し、ストッパー3の移動と連動して、フック部分79が上方に回動する。
そして、結線状態においては、フック部分79が端子100の先端に引っかかるため、第2端子孔12から端子100が抜け出ることを防止できる。また、結線状態においては、レバー204の第2爪部246(図7)が、第1端子孔11に挿入された端子100の上面に当接し、端子100の下面はベース2の上面に押し付けられて面接触する。さらに、ばね部272が第2端子孔12に挿入された端子100の下面に当接して押し上げるので、端子100の上面はベース2の下面に押し付けられて面接触する。
このような第2実施形態に係る端子台201であっても、電線の先端部に端子を装着し、端子孔に端子を挿入するだけで自動結線ができる。また、端子を挿入するだけで、自動的に挟み込み結線する機構であることから、作業者の如何を問わず常に安定的な結線が可能となる。また、結線作業者のバラツキ、振動、又は温度サイクル等の、機械的要因若しくは気候的要因が変動する条件においても安全確実に結線可能となる。また、端子をワンタッチで確実に端子台201へと接続できる。さらに、片手がふさがってしまうことがないので、両手を使って簡単に接続作業を行うことができる。
さらに、端子台201が第2端子孔12を備えることにより、複数の端子を端子台201に結線させて分岐回路を構成させることができる。また、フック75の回動をストッパー3の移動と連動させることができる。そのため、レバー204の第1爪部245による抜け止めと、フック部分79による抜け止めとを連動させることができる。これにより、第1端子孔11に端子を挿入するだけで、第2端子孔12に挿入された端子も連動して抜け止めできる。また、第2実施形態に係る端子台201によれば、ホルダー206と押圧部207とが一体的に構成されていることにより、端子台201を容易に組み立てることができる。
[第3実施形態]
第3実施形態に係る端子台301を、初期状態の端子台301の外観を示す図9を参照して説明する。なお、第3実施形態の説明においては、第1及び第2実施形態との相違点について説明し、第1及び第2実施形態で説明した構成要素については説明を省略する。特に説明した場合を除き、同じ参照符号を付した構成要素は略同一の動作及び機能を奏し、その作用効果も略同一である。
第3実施形態に係る端子台301を、初期状態の端子台301の外観を示す図9を参照して説明する。なお、第3実施形態の説明においては、第1及び第2実施形態との相違点について説明し、第1及び第2実施形態で説明した構成要素については説明を省略する。特に説明した場合を除き、同じ参照符号を付した構成要素は略同一の動作及び機能を奏し、その作用効果も略同一である。
第3実施形態に係る端子台301では、上段に並んで形成された複数の第1端子孔11と、下段に並んで形成された複数の第1端子孔12とが片側にのみ設けられている。また、複数のボックス308が互いに係合しており、両側面に配置された側板310は、互いに係合しているボックス308に組み付けられている。そして、ボックス308からは、複数のボタン9が外部に突出している。
このような第3実施形態に係る端子台301であっても、電線の先端部に端子を装着し、端子孔に端子を挿入するだけで自動結線ができる。また、端子を挿入するだけで、自動的に挟み込み結線する機構であることから、作業者の如何を問わず常に安定的な結線が可能となる。また、結線作業者のバラツキ、振動、又は温度サイクル等の、機械的要因若しくは気候的要因が変動する条件においても安全確実に結線可能となる。また、端子をワンタッチで確実に端子台301へと接続できる。さらに、片手がふさがってしまうことがないので、両手を使って簡単に接続作業を行うことができる。
[変形形態]
また、ベース2の形状は略V字状には限られない。例えば、図10Aに示すような一対のベース402を、端子台1、201の両側にそれぞれ配置することもできる。また、図10Bに示すような略U字状の形状を有するベース502を、端子台1、201の両側にそれぞれ配置することもできる。これにより、端子台1、201の一方側において上下に並んだ第1端子孔11と第2端子孔12によって分岐回路を構成させると共に、端子台1、201の反対側において上下に並んだ第1端子孔11と第2端子孔12によって別の分岐回路を構成させることができる。なお、一対のベース402の一方を、端子台301に配置することもできる。または、一対のベース502の一方を、端子台301に配置することもできる。
また、ベース2の形状は略V字状には限られない。例えば、図10Aに示すような一対のベース402を、端子台1、201の両側にそれぞれ配置することもできる。また、図10Bに示すような略U字状の形状を有するベース502を、端子台1、201の両側にそれぞれ配置することもできる。これにより、端子台1、201の一方側において上下に並んだ第1端子孔11と第2端子孔12によって分岐回路を構成させると共に、端子台1、201の反対側において上下に並んだ第1端子孔11と第2端子孔12によって別の分岐回路を構成させることができる。なお、一対のベース402の一方を、端子台301に配置することもできる。または、一対のベース502の一方を、端子台301に配置することもできる。
以上、各実施形態を参照して本発明について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明に反しない範囲で変更された発明、及び本発明と均等な発明も本発明に含まれる。また、上述の各実施形態及び変形形態は、本発明に反しない範囲で適宜組み合わせることができる。
また、上記各実施形態に記載された端子台1、201、301は、回路基板上に取り付けることもできる。例えば、ボックス8、208、308の下面には、ベース2と電気的に接続された取り付けボスを設けることができる。この取り付けボスを回路基板に設けられた穴に差し込むことにより、端子台1、201、301を該回路基板に取り付けることができる。
1:端子台、2:ベース、3:ストッパー、4:レバー、6:ホルダー、7:押圧部、8:ボックス、9:ボタン、10:側板、11:第1端子孔、12:第2端子孔、21:ばねストッパー、23:孔部、25:幅狭部、26:幅広部、27:端部、28:穴部、31:肩部、32:第2ばね受け、33:当接部、41:折れ曲がり部、42:シャフト孔、43:位置決め部、45:第1爪部、46:第2爪部、48:補強部、49:挿入穴、51:シャフト、52:第1圧縮ばね、53:第2圧縮ばね、61:シャフト孔、62:第1ばね受け、68:穴部、70:凸部、71:軸穴、72:ばね部、73:下延在部、74:上延在部、75:抜け止め部材、76:軸部、77:軸部、78:スリット、79:フック部分、80:隔壁、81:第1底部、82:第2底部、83:規制部、84:ねじ穴、85:確認穴、87:ストッパー部、89:開口部、92:後部、95:溝、97:挿入部、98:シャフト受け、100:端子、201:端子台、204:レバー、206:ホルダー、207:押圧部、208:ボックス、210:側板、241:折れ曲がり部、242:シャフト孔、244:幅狭領域、245:第1爪部、246:第2爪部、248:補強部、261:シャフト孔、262:第1ばね受け、268:穴部、271:軸穴、272:ばね部、273:下延在部、301:端子台、308:ボックス、310:側板、402:ベース、502:ベース、803:収納スペース、810:隙間、820:隙間
Claims (7)
- 挿入される端子と電気的に接続するベースと、
前記ベース上の第1位置と第2位置との間で移動可能なストッパーと、
前記ストッパーが前記第2位置にあるときに前記ストッパーの肩部上に保持されるレバーと、
前記ベースを収納し、第1端子孔及び第2端子孔が設けられたボックスとを備える、端子台。 - 前記第1位置から前記第2位置へと移動する方向に前記ストッパーを付勢する第1付勢部材と、
前記ボックス内で回動可能に保持され、前記第1付勢部材に付勢される抜け止め部材とを備え、
前記レバーによる規制が解除されると、前記第1付勢部材の付勢力によって、前記ストッパーが前記第2位置へと移動すると共に前記抜け止め部材が前記ベースから離れる方向に回動する、請求項1に記載の端子台。 - 前記抜け止め部材は、板状の軸部を有しており、前記軸部を中心に回動する、請求項2に記載の端子台。
- 前記レバーを付勢する第2付勢部材を備え、
前記レバーは、前記第2付勢部材の付勢力によって前記ベースに向かって回動する、請求項1から3のいずれか1項に記載の端子台。 - 前記ベースに面して配置され、前記第2端子孔に挿入される端子を前記ベースに向かって付勢する押圧部を備える、請求項1から4のいずれか1項に記載の端子台。
- 前記レバーを回動可能に支持するシャフトと、
前記シャフトを保持するホルダーとを備え、
前記押圧部は、前記ホルダーと一体的に構成されている、請求項5に記載の端子台。 - 前記レバーと当接するボタンを備え、
前記ボタンを押すことによって、前記レバーが回動する、請求項1から6のいずれか1項に記載の端子台。
Priority Applications (1)
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JP2014112580A JP2015228287A (ja) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | 端子台 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP2014112580A Pending JP2015228287A (ja) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | 端子台 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015228287A (ja) |
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2014
- 2014-05-30 JP JP2014112580A patent/JP2015228287A/ja active Pending
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