JP2013161663A - 端子台及びコネクタ - Google Patents

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Toshimitsu Yokoyama
敏光 横山
Masaaki Higashikawa
正晃 東川
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Abstract

【課題】プラグの確実な接続信頼性を得ると共に、プラグを容易に接続でき、且つ接触抵抗が低く発熱等を防止することができる端子台又はコネクタを提供する。
【解決手段】プラグが挿入される開口を有する端子台ハウジングと、前記端子台ハウジングに収容されたジョイント端子と、前記ジョイント端子に収容され、挿入された前記プラグの外周面と接触する接触子とを備え、前記接触子は、前記プラグの外周面と接触する複数のばね部を有し、前記ばね部の一方の端部は前記接触子に接続されており、他方の端部は自由端であることを特徴とする端子台。
【選択図】図3

Description

本発明は、接触子を備え、プラグの確実な接続信頼性を得ると共に、プラグを容易に接続することができる端子台及びコネクタに関する。
従来、ねじ結線式の端子台が知られていた。例えば、特許文献1には、ねじ回し工具によってねじを締付け方向に回転操作することにより、電線の先端部が端子金具の挟持面部と可動金具の挟持面部とに上下から圧着挟持される端子台装置が開示されている。この端子台装置に電線を接続する場合、まずねじ回し工具にてねじのねじ頭部が緩め方向に回転操作される。これにより、端子台装置内の可動金具およびナット体が、端子台装置の内部空間内で下動する。そして、可動金具の挟持面部と端子金具の挟持面部との間に電線挿入空間が形成される。この電線挿入空間は、電線挿入用開口を介して端子台装置の前方に開口している。
電線の先端部は、端子台本体の前方側から電線挿入用開口を通して電線挿入空間内に挿入される。そして、ねじ回し工具によってねじのねじ頭部を締付け方向に回転操作することにより、ねじの回転に応じて可動金具およびナット体が内部空間内で上動する。その結果、可動金具の挟持面部は、端子金具の挟持面部に対して接近移動し、電線挿入空間に挿入された電線の先端部が端子金具の挟持面部と可動金具の挟持面部とに上下から圧着挟持される。以上の作業を行うことによって、電線が端子台装置に接続される。
特開2007−109461号公報
従来は、現場の作業者がねじを締め付けることによって電線を端子台装置に接続していた。そのため、ねじの締め忘れによって電線が接続されず断線してしまうことがあった。また、電線接続作業を行う作業者によってねじの締め付けトルクにバラツキがあるため、電線と端子金具との接触抵抗が高くなることがあった。これにより、電流を流したときに端子台装置が発熱してしまい、発火の原因となるおそれがあった。さらに、端子台装置周辺の温度変化あるいは振動に起因して、ねじが緩む場合があった。ねじが緩んだ場合も接触抵抗が高くなってしまうため、端子台装置の発熱及び発火の原因となるおそれがあった。
上記課題を解決するため、本発明の端子台は、プラグが挿入される開口を有する端子台ハウジングと、前記端子台ハウジングに収容されたジョイント端子と、前記ジョイント端子に収容され、挿入された前記プラグの外周面と接触する接触子とを備え、前記接触子は、前記プラグの外周面と接触する複数のばね部を有し、前記ばね部の一方の端部は前記接触子に接続されており、他方の端部は自由端であることを特徴とする。
また、本発明のコネクタは、プラグが挿入される開口を有するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに収容されたジョイント端子と、前記ジョイント端子に収容され、挿入された前記プラグの外周面と接触する接触子とを備え、前記接触子は、前記プラグの外周面と接触する複数のばね部を有し、前記ばね部の一方の端部は前記接触子に接続されており、他方の端部は自由端であることを特徴とする。
本発明によれば、プラグを端子台又はコネクタに挿入するのみで、両者を容易に接続することができる。また、ねじの締め忘れあるいは緩みが発生しないため、確実な接続信頼性を得ることができる。さらに、プラグと接触子とが所定の力で接触するため、接触抵抗が高くなることを抑制することができ、発熱及び発火を防止することができる。
本発明のさらなる特徴は、添付図面を参照して例示的に示した以下の実施例の説明から明らかになる。
端子台の概略正面図である。 端子台の概略上面図である。 端子台の概略断面図及びプラグの概略側面図である。 接触子及びジョイント端子の概略斜視図である。 ジョイント端子の概略上面図及び概略断面図である。 接触子の概略正面図及び概略側面図である。 展開した状態の接触子の概略平面図である。 接触子の概略断面図である。 コネクタの概略断面図及びプラグの概略側面図である。
以下、本発明を実施するための例示的な実施例を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施例で説明する寸法、材料、形状、構成要素の相対的な位置等は任意であり、本発明が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、特別な記載がない限り、本発明の範囲は、以下に説明される実施例で具体的に記載された形態に限定されるものではない。
[第1実施形態]
図1乃至図3を参照して、第1実施形態に係る端子台1を説明する。図1は開口12側(本明細書では正面側という。)から見た端子台1を示し、図2はロックレバー15側(本明細書では上面側という。)から見た端子台1を示す。また、図3の左側は端子台1に挿入されるプラグ2の側面を示し、図3の右側は図2のIII−III線で切った場合の端子台1の断面を示す。なお、図3の右側においては、説明の便宜のため接触子3の側面が図示されている。
端子台1は、プラグ2が挿入される開口12を有する端子台ハウジング11と、端子台ハウジング11に収容されたジョイント端子4と、ジョイント端子4に収容され、挿入されたプラグ2の外周面と接触する接触子3とを備える。端子台ハウジング11は、幅広のベース部分とジョイント端子4を収容する幅狭の収容部分とを有する。そして、端子台1は、任意の数のジョイント端子4を有し、第1実施形態においては2つのジョイント端子4を有する。端子台ハウジング11は図1に示す分割線8を境に分割可能であり、ジョイント端子4は分割した状態の端子台ハウジング11に収容される。端子台ハウジング11の開口12は収容部分の正面側に形成されている。また、端子台ハウジング11の収容部分の背面側は、ジョイント端子4の接続端部42が露出するように開放されている。
ジョイント端子4を収容した後、端子台ハウジング11は、図3に示す締結ねじ14によって連結される。これにより、ジョイント端子4が端子台ハウジング11内に収容される。このジョイント端子4は、プラグ2が挿入される側に略円筒状の収容部41を有している。一方、プラグ2の挿入側端部21の先端は、徐々に径が小さくなるような半球状の形状を有する。また、端子台ハウジング11の開口12の内周面上には、外部に向かって広がるテーパが形成されている。これにより、端子台ハウジング11にプラグ2を容易に挿入することができる。また、端子台ハウジング11の開口12に連通する内部空間13には、ジョイント端子4の収容部41が配置されている。そして、端子台1に挿入されるプラグ2は、収容部41に収容された接触子3を介してジョイント端子4と電気的に接続される。すなわち、雌側端子としてのジョイント端子4に、雄側端子としてのプラグ2が挿入される。そして、収容部41内において、挿入側端部21の外周面が接触子3に接触することにより、プラグ2が端子台1に接続される。
ジョイント端子4は、収容部41とは反対側に接続端部42を有する。そして、接続端部42には、ねじ穴43が形成されており、ねじ穴43は端子台ハウジング11に向かって突出している。一方、端子台ハウジング11には、ジョイント端子4のねじ穴43に対応する位置に穴部18が形成されている。そして、ねじ穴43は、穴部18に挿入されている。また、ねじ穴43には、ワッシャー44及びスプリングワッシャー45を介してねじ46が累着されている。そして、接続端部42には、不図示の電線が電気的に接続される。例えば、電線と接続端部42とは、ねじ穴43に挿入された導電性の結線ねじ46によって接続することができる。
端子台1は、プラグ2のロック溝22と係合するロック部材16と、ロック部材16を可動させるロックレバー15と、ロックレバー15を付勢する弾性部材17とを備える。図3においては、弾性部材17として、コイルスプリング17が端子台ハウジング11に取り付けられている。コイルスプリング17の下側端部の内側には、端子台ハウジング11の突出部分が嵌っている。これにより、コイルスプリング17は、端子台ハウジング11に固定されている。一方、コイルスプリング17の上側端部は、ロックレバー15の一端の下面上に形成された凹部に嵌っている。これにより、コイルスプリング17は、ロックレバー15に固定されている。
コイルスプリング17は、ロックレバー15の一端を上方に付勢している。そして、ロックレバー15は、軸19を中心に回動可能に構成されている。そのため、ロック位置にあるロックレバー15の他端は、下方、すなわち端子台ハウジング11に向かう方向に回動した状態で保持されている。また、ロックレバー15の他端には、ロック部材16が設けられている。そして、ロック部材16は、ロックレバー15の回動動作に伴って移動可能である。端子台ハウジング11には、ロック部材16を受け入れる開口が形成されている。そのため、ロック位置にあるロック部材16は、当該開口を介して内部空間13の内側に突出する。ロック部材16は、例えば金属製の部材によって構成することができる。
プラグ2は、ロック部材16と係合するロック溝22を有しており、ジョイント端子4と適合する適合プラグとして機能する。ロック溝22は、プラグ2の挿入側端部21の円周方向に延在する溝であり、挿入側端部21の両端部の間に形成されている。この挿入側端部21の外周面は、端子台1の開口12に挿入された際に、ジョイント端子4に収容された接触子3のばね部31と接触する。そのため、挿入側端部21の断面は略円形であり、挿入側端部21の外寸はジョイント端子4の収容部41の内寸よりも小さく設計されている。
さらに、プラグ2は、挿入側端部21とは反対側に接続側端部23を有している。この接続側端部23と挿入側端部21とは、導電性を有する材料によって別体で形成されており、例えば、銅合金によって形成されている。そして、接続側端部23の先端には穴が形成されており、挿入側端部21の後端が当該穴に挿入される。この状態で、接続側端部23と挿入側端部21とが連結される。また、接続側端部23の後端には、不図示の電線が電気的に接続される。この接続側端部23と電線との接続は、各種の方法を使用することができる。例えば、接続側端部23と電線とは、圧着接続や半田によって溶接することができる。接続側端部23の後端は略円筒状の形状を有し、電線は当該後端に挿入された状態で接続側端部23に接続される。
続いて、作業現場において、プラグ2を端子台1に接続する方法について説明する。作業者がプラグ2を端子台1の開口12に挿入すると、プラグ2の挿入側端部21の外面上側にロック部材16の下端が当接する。挿入側端部21の先端は半球状の形状を有するため、当接するロック部材16はプラグ2を挿入するにつれて押し上げられる。その後、作業者は、所定位置まで、すなわち、ロック部材16とプラグ2のロック溝22とが係合する位置までプラグ2を挿入する。これにより、弾性部材17に付勢されたロックレバー15は、ロック部材16と共に回動し、自動的にロック位置に移動する。そして、ロック位置においてロック部材16がロック溝22と係合し、プラグ2が内部空間13に保持される。このようにして、端子台1は、ワンタッチジョイント端子台として機能することができる。
一方、プラグ2と端子台1との接続を解除する場合、作業者は、ロックレバー15の一端を端子台ハウジング11側に押圧する。押圧されたロックレバー15の一端は、弾性部材17の付勢力に抗して端子台ハウジング11側に回動する。これにより、ロックレバー15の他端は、軸19を中心に端子台ハウジング11から離れる方向に回動する。そして、ロック部材16は、ロックレバー15の回動に伴ってロック溝22から離れる方向に移動する。ロック溝22からロック部材16が離れると、両者の係合は解除され、プラグ2を抜き出すことができる。その後、作業者はプラグ2を端子台1から抜き出し、ロックレバー15の押圧を解除する。これにより、弾性部材17に付勢されたロックレバー15は、ロック部材16と共に回動し、再びロック位置に移動する。このようにして、プラグ2と端子台1との接続が解除される。
このように、接続作業を行う作業者は、ねじを締めつけることなくプラグ2を端子台1に接続することができる。そのため、ドライバー等の工具が不要となる。ロックを解除した状態でプラグ2を挿入するだけで接続作業が完了するため、プラグ2と端子台1を容易に接続することができる。また、ねじの締め忘れが発生しないため、確実にプラグ2と端子台1を接続することができる。さらに、ロック部材16とロック溝22との係合によって、プラグ2が端子台1から抜け出ることを防止できる。
図4乃至図8を参照して、端子台ハウジング11に収容されたジョイント端子4と、ジョイント端子4に収容され、挿入されたプラグ2の外周面と接触する接触子3について説明する。図4は、ジョイント端子4と接触子3を示し、図4の左側が接触子3であり、図4の右側がジョイント端子4である。また、図5の上側は、上面側から見たジョイント端子4を示す。また、図5の下側は、図5のA−A線で切った場合のジョイント端子4の断面を示す。さらに、図6の左側は正面側から見た接触子3を示し、図6の右側は接触子3の側面を示す。そして、図7は展開した状態の接触子3を示し、図8は図7のVIII−VIII線で切った場合の接触子3の断面を示す。
図4及び図5に示すように、ジョイント端子4は接触子3を収容する収容部41を備え、収容部41は略円筒状に形成された収容空間47を有する。ジョイント端子4は一枚の導電性金属板を折り曲げて形成されており、例えば銅合金によって形成されている。図5のジョイント端子4の収容部41には接合線9が示されている。また、ジョイント端子4の接続端部42には、突出したねじ穴43が形成されている。そして、接続端部42は、段差48が形成されるように折り曲げられている。また、収容部41の収容空間47は、外部に連通する開口部471を有する。そして、収容部41の開口部471とは反対側の端部には、テーパ部472が形成されている。
また、ジョイント端子4は、開口部471の縁に形成された係合部473,474,475を有する。より具体的には、図4に示すように、ジョイント端子4の開口部471の下側には、1つの係合部473が形成されている。そして、開口部471の上側には、2つの係合部474,475が形成されている。一方、接触子3は、係合部473,474,475と係合する立ち上がり片33,34,35を有する。立ち上がり片33,34,35は、ジョイント端子4の収容部41の中心軸に対して略90度の角度となるように立ち上がっている。そして、接触子3は、立ち上がり片33,34,35が係合部473,474,475と係合するように、ジョイント端子4に挿入される。これにより、接触子3がジョイント端子4内部で位置ずれを起こすことを防止することができる。
接触子3は、プレス加工によって形成されており、導電性の金属薄板を打ち抜いて複数の穴部32が形成されている。そして、接触子3は、ジョイント端子4の収容部41に合わせて変形させた状態で収容される。すなわち、図6において矢印Cで示す収容前の形状から、矢印Bで示す収容後の形状に変形され、収容部41に収容される。なお、ジョイント端子4の係合部474,475は、当該2つの係合部474,475と開口部471の中心とが成す角度が略90度となるような位置に形成されている。そのため、図6の左側に示すように、収容部41に収容された接触子3の立ち上がり片34,35と変形後の接触子3の中心とが成す角度も略90度となる。
図6及び図7に記載されたように、接触子3は、プラグ2の外周面と接触する複数のばね部31を有する。また、ばね部31の一方の端部313は接触子3に接続されており、他方の端部312は自由端である。すなわち、ばね部31は、接触子3に形成された略矩形状の穴部32の内側に向かって突出している。これにより、ばね部31の一方の端部313は穴部32の縁に接続され、他方の端部312は穴部32の内側に突出した状態で穴部32の縁から離間している。また、ばね部31は複数形成されており、1つの穴部32に対して2つずつ、5つの穴部32で合計10のばね部31が形成されている。そして、隣り合うばね部31の固定端313側は、穴部32の縁において互いに接続されている。固定端313同士の当該接続部分は、固定端313において他の固定端313と接続しない部分よりも自由端312に近い側に位置している。また、隣り合うばね部31同士の間の距離は、自由端312に近づくにつれて大きくなっている。なお、上述した立ち上がり片33,34,35は、それぞれ固定端313同士の接続部分に対応する位置に形成されている。すなわち、それぞれの立ち上がり片33,34,35は、接触子3における立ち上がり片33,34,35が形成されている辺に対して直交する方向に、固定端313同士の接続部分と並ぶように位置している。
図8に示すように、ばね部31は塑性変形されており、ばね部31の略中央の位置には、内側に向かって折り曲げられた折り曲げ部分311が形成されている。接触子3がジョイント端子4の収容部41に収容されると、接触子3の外面は収容部41の内周面と接触する。そして、ジョイント端子4の収容部41にプラグ2が挿入されると、ばね部31の内面はプラグ2の外周面と所定の力で接触する。これにより、プラグ2に接続される電線は、接触子3を介してジョイント端子4に接続される電線と電気的に接続される。ここで、ばね部31の一端が自由端312であるため、固定端313よりもジョイント端子4の内側に向かって高さHだけ突出する。すなわち、穴部32の縁に固定されている場合と比較して、自由端312の突出量が大きくなる。これにより、ばね部31とプラグ2との接触面積が大きくなりかつ接触圧力を増大せしめる事が可能となるので、接触抵抗が高くなることを抑制することができる。そのため、大電流が流れる電線同士を接続する場合であっても、端子台1の発熱及び発火を防止することができる。
以上述べたように、第1実施形態に係る端子台1によれば、プラグ2を端子台1に挿入するだけで容易に接続することができる。また、ねじの締め忘れが発生しないため、確実に電線を接続することができる。さらに、プラグ2と接触子3とが所定の力で接触するため、接触抵抗が高くなることを抑制することができ、発熱及び発火を防止することができる。したがって、接触信頼性が高く、長期に渡って接触抵抗の劣化を防止することができる端子台1を提供できる。
なお、第1実施形態においては、端子台1には2つの開口12が設けられ、2つのジョイント端子4が収容されていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。1つ又は3つ以上のジョイント端子4が収容される端子台1に本発明を適用することもできる。
[第2実施形態]
続いて図9を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。図9の左側はコネクタ200に挿入されるプラグ2の側面を示し、図9の右側はコネクタ200の断面を示す。第1実施形態では、本発明を端子台1に適用した例について説明した。第2実施形態では、本発明をコネクタ200に適用した例について説明する。なお、第1実施形態で説明した各構成については同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
コネクタ200は、プラグ2が挿入される開口212を有するコネクタハウジング211と、コネクタハウジング211に収容されたジョイント端子4と、ジョイント端子4に収容され、挿入されたプラグ2の外周面と接触する接触子3とを備える。また、接触子3は、プラグ2の外周面と接触する複数のばね部31を有し、ばね部31の一方の端部313は接触子3に接続されており、他方の端部312は自由端である。
第2実施形態のコネクタ200は、第1実施形態とは異なり、プラグ2のロック溝22と係合するロック部材16が設けられていない。そのため、ロック部材16を可動させるロックレバー15と、ロックレバー15を付勢する弾性部材17も設けられていない。代わりに第2実施形態のコネクタ200には、ロック溝22と係合するラッチ部材216が設けられている。ラッチ部材216は、弾性材料から形成されており、コネクタハウジング211の内壁に取り付けられている。そして、ラッチ部材216の一端は、内部空間213に突出している。また、ラッチ部材216の他端は、コネクタハウジング211の内壁に形成された凹部に挿入されている。
続いて、作業現場において、プラグ2をコネクタ200に接続する方法について説明する。まず、作業者は、コネクタハウジング211の開口212を介して、プラグ2をジョイント端子4の収容部41に挿入する。ここで、ラッチ部材216の一端がプラグ2の挿入側端部21の外周面に当接すると、ラッチ部材216は挿入側端部21に押されて変形する。作業者は、ラッチ部材216の一端がプラグ2のロック溝22に到達するまで、プラグ2をさらに押し込む。そして、ロック溝22に到達すると、ラッチ部材216はその弾性によって元の形状へと復帰する。これにより、ラッチ部材216の一端は、ロック溝22と係合する。そのため、プラグ2はコネクタハウジング211内に保持され、プラグ2が抜け落ちることが防止される。
第2実施形態においても、接触子3は、プラグ2の挿入側端部21の外周面と接触する複数のばね部31を有する。また、ばね部31の一方の端部313は接触子3の穴部32の縁に接続されており、他方の端部312は自由端である。すなわち、ばね部31は、接触子3に形成された穴部32の内側に向かって突出している。そして、ばね部31は塑性変形されており、内側に向かって折り曲げられた折り曲げ部分311を有する。接触子3がジョイント端子4の収容部41に収容されると、接触子3の外面は収容部41の内周面と接触する。また、ジョイント端子4の収容部41にプラグ2が挿入されると、ばね部31の内面は挿入側端部21の外周面と所定の力で接触する。
プラグ2の接続側端部23及びジョイント端子4の接続端部42には、不図示の電線が電気的に接続される。すなわち、プラグ2に接続される電線は、接触子3を介してジョイント端子4に接続される電線と電気的に接続される。このように、第2実施形態においても、接続作業を行う作業者は、ねじを締めつけることなくプラグ2をコネクタ200に接続することができる。そのため、ドライバー等の工具が不要となる。また、プラグ2を挿入するだけで接続作業が完了するため、プラグ2とコネクタ200を容易に接続することができる。また、ねじの締め忘れが発生しないため、プラグ2とコネクタ200の確実な接続信頼性を得ることができる。さらに、ラッチ部材216とロック溝22との係合によって、プラグ2がコネクタ200から抜け出ることを防止できる。
また、第2実施形態に係るコネクタ200によれば、プラグ2と接触子3とが所定の力で接触するため、接触抵抗が高くなることを抑制することができ、発熱及び発火を防止することができる。したがって、接触信頼性が高く、長期に渡って接触抵抗の劣化を防止することができるコネクタ200を提供できる。
なお、第2実施形態においては、ロック部材16に代えてラッチ部材216が設けられていた。しかし、本発明のコネクタ200は、ラッチ部材216に代えてロック部材16、ロックレバー15及び弾性部材17を備えることもできる。
以上、実施例を参照して本発明について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。本発明に反しない範囲で変更された発明、及び本発明と均等な発明も本発明に含まれる。例えば、ジョイント端子4は、電線に代えて不図示の配線基板に直接接続することもできる。さらに、ジョイント端子4の接続端部42は、ソケット状に形成することもできる。また、接触子3の各穴部32には、1つ又は3つ以上のばね部31を設けることもできる。また、接触子3に4つ以下又は6つ以上の穴部32を形成し、これに合わせてばね部31の数を変更することも可能である。また、穴部32の形状は矩形状には限定されず、円形等の他の形状の穴部32を形成することもできる。また、上述の各実施形態及び変形例は、本発明に反しない範囲で適宜組み合わせることができる。
1:端子台、2:プラグ、3:接触子、4:ジョイント端子、8:分割線、9:接合線、11:端子台ハウジング、12:開口、13:内部空間、14:締結ねじ、15:ロックレバー、16:ロック部材、17:弾性部材、18:穴部、19:軸、21:挿入側端部、22:ロック溝、23:接続側端部、31:ばね部、32:穴部、33:立ち上がり片、34:立ち上がり片、35:立ち上がり片、41:収容部、42:接続端部、43:ねじ穴、44:ワッシャー、45:スプリングワッシャー、46:ねじ、47:収容空間、48:段差、200:コネクタ、211:コネクタハウジング、212:開口、213:内部空間、216:ラッチ部材、311:折り曲げ部分、312:自由端、313:固定端、471:開口部、472:テーパ部、473:係合部、474:係合部、475:係合部

Claims (7)

  1. プラグが挿入される開口を有する端子台ハウジングと、
    前記端子台ハウジングに収容されたジョイント端子と、
    前記ジョイント端子に収容され、挿入された前記プラグの外周面と接触する接触子とを備え、
    前記接触子は、前記プラグの外周面と接触する複数のばね部を有し、
    前記ばね部の一方の端部は前記接触子に接続されており、他方の端部は自由端であることを特徴とする端子台。
  2. 前記ばね部は、前記接触子に形成された穴部の内側に向かって突出していることを特徴とする、請求項1に記載の端子台。
  3. 前記穴部には、複数の前記ばね部が形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の端子台。
  4. 前記ジョイント端子は、係合部を有し、
    前記接触子は、前記係合部と係合する立ち上がり片を備えることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の端子台。
  5. 前記プラグのロック溝と係合するロック部材と、
    前記ロック部材を可動させるロックレバーと、
    前記ロックレバーを付勢する弾性部材とを備えることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の端子台。
  6. プラグが挿入される開口を有するコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングに収容されたジョイント端子と、
    前記ジョイント端子に収容され、挿入された前記プラグの外周面と接触する接触子とを備え、
    前記接触子は、前記プラグの外周面と接触する複数のばね部を有し、
    前記ばね部の一方の端部は前記接触子に接続されており、他方の端部は自由端であることを特徴とするコネクタ。
  7. 前記プラグのロック溝と係合するラッチ部材を備えることを特徴とする、請求項6に記載のコネクタ。
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