JP2015227202A - 梱包箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】被梱包箱と梱包箱との隙間が狭い場合でも被梱包物を容易に取り出すことができる梱包箱を提供する。
【解決手段】梱包箱1には、一対の短側板2cと、各短側板2cの上縁に折り線6を介して連接された内フラップ4との角に、切り欠き形成部10が設けられている。切り欠き形成部10は、折り線6と交差するように形成される2本の切断線11と、2本の切断線11と折り線6との交点間を折り線6に沿って延びる両折り線12と、2本の切断線11の上端間を延びる上側山折り線13と、2本の切断線11の下端間を延びる下側山折り線14と、を有する。内フラップ4を折り線6で山折りして外側に折り曲げ、両折り線12を谷折りすると共に上側山折り線13及び下側山折り線14を山折りすることにより、外側に折り曲げられた内フラップ4と側板2cとの角に、被梱包物を把持可能な空間16が形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、運搬時や保管時等において被梱包物を保護するための梱包箱に関する。
画像形成装置等の製品を運搬したり保管したりする際には、箱状の本体部の開口を折り畳み式のフラップで開閉する形状のA式の梱包箱が使用される場合がある。A式の梱包箱は比較的安価であるので、一般的に広く普及している。ただし、近年では、保管時や搬送時のスペースを考慮して梱包箱を小型化する傾向にあり、従来70mm〜80mm確保されていた梱包箱と製品との間の間隔は、近年では30mm程度と短くなっている。このため、このようなA式の梱包箱においては、梱包箱と製品との間の間隙に手を入れ難くなり、開梱作業に問題が生じていた。
一方、特に背の高い製品の運搬や保管においては、上面が開口した箱形状の下ケースと、下面が開口した箱形状の上ケースとがジョイント部材で連結された上下分割式の梱包箱が使用される場合もある。ジョイント部材を外した後、上ケースを引き抜くことで製品の上面と外周面とが露呈するので、製品の取り出しが容易になる。しかし、このような上下分割式の梱包箱においては、上ケースと下ケースとが一部重なっている部分が存在するので、材料費が高くなるという問題がある。
そこで、特許文献1には、A式の梱包箱において、一側面を形成する側板の両側にミシン目を形成し、開梱時にミシン目に沿って側板を切り離すことで、一方の側面が開口するように構成された梱包箱が提案されている。また、特許文献2には、蓋と、蓋に連続する前側板の一部とをミシン目に沿って切り離し可能に設け、開梱時に蓋と前側板の一部とを切り離して被梱包物の取り出しを容易にした梱包箱が提案されている。
実願平6−2702号公報 実願平7−5564号公報
しかしながら特許文献1及び特許文献2に記載されている梱包箱においては、開梱時に側板や蓋を切り離してしまうので、再使用が不可能となる。また、側板や蓋を切り離し可能とするために、側板と蓋との角にミシン目を形成している。このように梱包箱の強度に大きく関与する角にミシン面を設けると、梱包箱の強度が低下する虞がある。
そこで本発明は上記事情を考慮し、強度を低下させずに、被梱包箱と梱包箱との隙間が狭い場合でも被梱包物を取り出しやすい梱包箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の梱包箱は、方形の底板と該底板の四辺から立設された側板とを有し、上面が開口された本体部と、前記側板の上縁に折り線を介して連接されて、内側に折り曲げられることで前記開口を閉止するフラップと、を有する梱包箱であって、対向する一対の前記側板のそれぞれと該側板の上縁に連接された前記フラップとの角には、切り欠き形成部が設けられており、該切り欠き形成部は、前記折り線と交差するように形成される1本又は2本の切断線と、該切断線と前記折り線との交点を端部として該折り線の一部に沿って延びる両折り線と、を有し、前記フラップを前記折り線で山折りして外側に折り曲げ、前記両折り線を谷折りすることにより、外側に折り曲げられた前記フラップと前記側板との角に、被梱包物を把持可能な空間が形成されるように構成されていることを特徴とする。
このような構成を採用することにより、被梱包物と梱包箱との間隔が狭い場合でも、フラップを外側に折り曲げることによってフラップと側板との角に空間が形成されるので、この空間から手を通して被梱包物を把持することができ、被梱包物の取り出しが容易となる。さらに、開梱時に本体部やフラップから切り離されるような部位が存在しないので、強度低下を防止できると共に梱包箱の再使用が可能となる。
本発明の梱包箱において、前記切り欠き形成部は、前記折り線と交差するように形成される2本の切断線と、該2本の切断線と前記折り線との交点間を前記折り線に沿って延びる両折り線と、前記2本の切断線の上端間を延びる上側山折り線と、前記2本の切断線の下端間を延びる下側山折り線と、を有し、前記フラップを前記折り線で山折りして外側に折り曲げ、前記両折り線を谷折りすると共に前記上側山折り線及び前記下側山折り線を山折りすることにより、外側に折り曲げられた前記フラップと前記側板との角に、被梱包物を把持可能な空間が形成されるように構成されていることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、上側山折り線と下側山折り線とで山折りできるので、空間を形成しやすくなる。また、空間の形状が略直方体状となって手を入れやすい形状となるので、被梱包物を把持しやすくなる。
本発明の梱包箱において、前記切り欠き形成部は、前記折り線と交差するように形成される1本の切断線と、該切断線と前記折り線との交点を一端として前記折り線に沿って所定の距離だけ延びる両折り線と、前記両折り線の他端と前記切断線の上端との間を延びる上側山折り線と、前記両折り線の他端と前記切断線の下端との間を延びる下側山折り線と、を有し、前記フラップを前記折り線で山折りして外側に折り曲げ、前記両折り線を谷折りすると共に前記上側山折り線及び前記下側山折り線を山折りすることにより、外側に折り曲げられた前記フラップと前記側板との角に、被梱包物を把持可能な空間が形成されるように構成されていることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、上側山折り線と下側山折り線とで山折りできるので、空間を形成しやすくなる。また、切断線の数を少なくできるので、切断線を設けたことに起因する梱包箱の強度低下を軽減できる。
本発明の梱包箱において、前記被梱包物は、前記被梱包物は、対向する側面の上部に取っ手を有し、前記切り欠き形成部は、前記被梱包物の前記取っ手が形成された前記側面に対応する前記側板と、該側板と連接された前記フラップと、の角に形成されており、前記2本の切断線は、前記被梱包物の前記取っ手に対応する位置に向かって間隔が狭くなるように形成されていることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、空間は内側及び下側に向かうにつれて幅が狭くなり、取っ手に案内されるように形成される。したがって、取っ手の位置を確認しにくい場合でも、空間に手を入れると、取っ手の位置まで自然にガイドされるので、被梱包物の取り出しがより容易となる。
本発明によれば、空間を通して被梱包物を把持することができるので、被梱包箱と梱包箱との隙間が狭い場合でも被梱包物を容易に取り出すことができる。
本発明の一実施形態に係る梱包箱を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る梱包箱を示す斜視図であり、図2(A)は外フラップを開き内フラップを立てた状態を示す斜視図、図2(B)は外フラップ及び内フラップを開いた状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る梱包箱において、外フラップ及び内フラップを開いて空間を形成した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る梱包箱において、外フラップ及び内フラップを開いて空間を形成した状態を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る梱包箱の展開図である。 本発明の他の実施形態に係る梱包箱を示す斜視図であり、図6(A)は外フラップを開き内フラップを立てた状態を示す斜視図、図6(B)は外フラップ及び内フラップを開いた状態を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る梱包箱において、外フラップ及び内フラップを開いて空間を形成した状態を示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る梱包箱において、外フラップを開き内フラップを立てた状態を示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る梱包箱において、外フラップ及び内フラップを開いて空間を形成した状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態に係る梱包箱について説明する。
本発明の一実施形態に係る梱包箱について、図1〜5を参照して説明する。図1は梱包箱の斜視図、図2(A)は梱包箱の外フラップを開き内フラップを立てた状態を示す斜視図、図2(B)は梱包箱の外フラップと内フラップとを開いた状態を示す斜視図、図3は梱包箱に空間を形成した状態を示す斜視図、図4は梱包箱に空間を形成した状態を示す正面図、図5は梱包箱の展開図である。以下の説明において、上下左右前後の方向は、各図に示す上下左右前後方向を指す。
梱包箱1は、図1に示されるように、上面が開口した本体部2と、本体部2の開口を封止する外フラップ3及び内フラップ4と、を備える。本体部2と外フラップ3及び内フラップ4とは、段ボール等の梱包材料で形成されている。この例では、被梱包物20は、直方体状の本体部の上面に画像読み取り装置が設けられた画像形成装置であり、画像読み取り装置の左右の側面に取っ手21が形成されている。
本体部2は、図1に示されるように、長方形の底板2aと、底板2aの対向する長辺から立設された一対の長側板2bと、底板2aの対向する短辺から立設された一対の短側板2cと、を有する。一対の長側板2bの上縁には、折り線6を介して外フラップ3が連接されており、一対の短側板2cの上縁には、折り線6を介して内フラップ4が連接されている。一対の内フラップ4を折り線6で山折りして内側に折り曲げた後、一対の外フラップ2を折り線6で山折りして内フラップ4の上面に重ねることで、本体部2の開口が封止される。一対の短側板2cと、それぞれの短側板2cの上縁に連接された内フラップ4との角には、それぞれ切り欠き形成部10が設けられている。
切り欠き形成部10は、図2に示されるように、2本の切断線11と、折り線6に沿って延びる両折り線12と、上下の山折り線13、14と、を有し、被梱包物20の取っ手21に位置に対応するように形成されている。
2本の切断線11は、短側板2cと内フラップ4との間に、折り線6と交差するように直線状に形成されている。2本の切断線11は、切断線間の間隔が下に向かって狭まると共に、折り線6と直交する線に対して前後方向において線対称となるように形成されている。2本の切断線11間の間隔は、作業者の手が挿入可能な幅程度であり、2本の切断線11の上端と折り線6との間の距離D1と、2本の切断線11の下端と折り線6との間の距離D2とは、等しく形成されている。この距離D1、D2は、被梱包物20の上面から取っ手21までの距離とほぼ等しい。なお、切断線11は、切断可能なミシン目を含む。
両折り線12は、2本の切断線11と折り線6との交点間を、折り線6に沿って延びており、谷折り及び山折りが可能である。
上側の山折り線13は、内フラップ4において、2本の切断線11の上端間を前後方向に延びるように形成されている。下側の山折り線14は、短側板2cにおいて、2本の切断線11の下端間を前後方向に延びるように形成されている。上下の山折り線13、14は、折り線6と平行となっている。上下の山折り線13、14は、それぞれ内フラップ4、短側板2cを内側から凹ませた罫書き線として形成されている。
このような構成によって、切り欠き形成部10は、図2(A)や図5に示されるように、2本の切断線11と、上下の山折り線13、14とで囲まれた逆台形状の形状を有し、両折り線12によって短側板2c側の部分10aと、内フラップ4側の部分10bとに画されている。
上記構成を有する梱包箱1を開梱する方法を説明する。まず、外フラップ3を折り線6で山折して外側に折り曲げた後、内フラップ4を折り線6で山折りして外側に折り曲げる(図2(B)参照)。そして、切り欠き形成部10において、両折り線12を外下方向に押す。すると、図3に示されるように、切り欠き形成部10は、両折り線12で谷折りされると共に、上側山折り線13と下側山折り線14とが山折りされる。これにより、外側に折り曲げられた内フラップ4と短側板2cとの角に、空間16が形成される。
空間16は、図3及び図4に示されるように略直方体状であり、切り欠き形成部10の短側板2c側の部分10aで下側の面が囲まれ、切り欠き形成部10の内フラップ4側の部分10bで外側の面が囲まれ、上側の面と内側の面及び前後側の面が開口している。また、内側及び下側に向かうにつれて幅が狭くなっている。そこで、図4に示されるように、この空間16の上側の開口から手を入れて、内側の開口から被梱包物20の取っ手21を把持することにより、被梱包物20を把持して梱包箱1から取り出すことができる。
上記したように本実施形態に係る梱包箱1においては、外フラップ3及び内フラップ4を外側に折り曲げた後で切り欠き形成部10の両折り線12を外下方向に押すことで、内フラップ4と短側板2cとの角に空間16が形成され、この空間16を通って被梱包物20の取っ手21を把持することができる。したがって、被梱包物20と梱包箱1との隙間が狭い場合でも、取っ手21の上側と外側とが開いた空間16が形成されるので、被梱包物20の取っ手21を容易に把持でき、被梱包物20を取り出すことができる。このため、被梱包物20の高さが高い場合でも、上下分割式の梱包箱を使用する必要がなくなるので、梱包材料費の低減が可能である。
また、空間16は、内側及び下側に向かうにつれて幅が狭くなるように形成されて、被梱包物20の取っ手21に案内されるように形成されている。したがって、外フラップ3及び内フラップ4を開いた状態で上側から取っ手21の位置が確認しにくい場合でも、空間16に手を入れると、取っ手21の位置まで自然にガイドされるようになっている。
また、本実施形態に係る梱包箱1においては、内フラップ4と短側板2cとの角にミシン目等を形成していないので、強度低下を防止できる。さらに、開梱時に本体部2や内外フラップ3、4から切り離されるような部位は存在しない。このため、切り欠き形成部10を、空間16を形成した姿勢(図3参照)から、元の短側板2c及び内フラップ4に沿った姿勢(図2参照)に戻すことにより、梱包箱1を再使用することができる。
次に、図6〜図7を参照して、本発明の他の実施形態に係る梱包箱1を説明する。図6(A)は梱包箱の外フラップを開き内フラップを立てた状態を示す斜視図、図6(B)は梱包箱の外フラップ及び内フラップを開いた状態を示す斜視図、図7は梱包箱の内フラップ及び外フラップを開いて空間を形成した状態を示す斜視図である。
この実施形態に係る梱包箱1においては、切り欠き形成部10は、1本の直線状の切断線11と、切断線11と折り線6の交点を起点として折り線6に沿って延びる両折り線12と、上下の山折り線13、14とを有する。
切断線11は、折り線6の前後方向におけるほぼ中央に、折り線6と直交するように形成されている。切断線11の上端と折り線6との間の距離D1と、切断線11の下端と折り線6との間の距離D2とは、等しく形成されている。この距離D1、D2は、被梱包物20の上面から取っ手21までの距離とほぼ等しい。
両折り線12は、切断線11と折り線6との交点P1を起点として、交点P1から折り線6に沿って所定の距離だけ後方に離れた点P2まで延びるように形成されており、谷折り及び山折りが可能である。
上側山折り線13は、図6(A)に示されるように、内フラップ4において、切断線11の上端と、折り線6上の点P2との間に直線状に形成されている。下側山折り線14は、短側板2cにおいて、切断線11の下端と、折り線6上の点P2との間に直線状に形成されている。
このような構成によって、切り欠き形成部10は、1本の切断線11と、上下の山折り線13、14とで囲まれた三角形状の形状を有し、両折り線12によって短側板2c側の部分10aと、内フラップ4側の部分10bとに画されている。
上記構成を有する梱包箱1を開梱する方法を説明する。まず、外フラップ3を折り線6で山折して外側に折り曲げた後、内フラップ4を折り線6で山折して外側に折り曲げる(図6(B)参照)。そして、切り欠き形成部10において、両折り線12を後下方向に押す。すると、図7に示されるように、切り欠き形成部10は、両折り線12で谷折りされると共に、上側山折り線13と下側山折り線14とが山折りされる。これにより、外側に折り曲げられた内フラップ4と短側板2cとの角に、空間16が形成される。
空間16は、切り欠き形成部10の短側板2c側の部分10aで内側の後面が囲まれ、切り欠き形成部10の内フラップ4側の部分10bで外側の後面が囲まれ、上側の面と内側の面及び前側の面が開口した形状となる。そこで、この空間16の上側の開口から手を入れて、内側の開口から被梱包物20の取っ手21を把持することにより、被梱包物20を梱包箱1から取り出すことができる。
上記したように本実施形態に係る梱包箱1においても、被梱包物20と梱包箱1との隙間が狭い場合でも、取っ手21の上側と外側とが開いた空間16が形成されるので、被梱包物20の取っ手21を容易に把持でき、被梱包物20を取り出すことができる。
また、この他の実施形態に係る梱包箱1においては、切り欠き形成部10において切断線11が1本であるので、切断線11を設けることに起因する梱包箱1の強度の低下を軽減できる。
次に、図8〜図9を参照して、本発明のさらに他の実施形態に係る梱包箱1を説明する。図8は梱包箱の外フラップを開き内フラップを立てた状態を示す斜視図、図9は梱包箱の内フラップ及び外フラップを開いて空間を形成した状態を示す斜視図である。
この実施形態に係る梱包箱1においては、切り欠き形成部10は、図8に示されるように、1本の直線状の切断線11と、切断線11と折り線6の交点を起点として折り線6に沿って前後方向に延びる前側両折り線12F及び後側両折り線12Rと、上側の前後山折り線13F、13R及び下側の前後山折り線14F、14Rとを有する。
切断線11は、折り線6の前後方向におけるほぼ中央に、折り線6と直交するように形成されている。
前側両折り線12Fは、切断線11と折り線6との交点を起点として、交点から折り線6に沿って所定の距離だけ前方に離れた終点まで延びるように形成されている。後側両折り線12Rは、切断線11と折り線6との交点を起点として、交点から折り線6に沿って所定の距離だけ後方に離れた終点まで延びるように形成されている。
上側の前後山折り線13F、13Rは、内フラップ4において、切断線11の上端と、前後両折り線12F、12Rの終点との間にそれぞれ直線状に形成されている。下側の前後山折り線14F、14Rは、短側板2cにおいて、切断線11の下端と、前後両折り線12F、12Rの終点との間にそれぞれ直線状に形成されている。
このような構成によって、切り欠き形成部10は、上側の前後山折り線13F、13Rと下側の前後山折り線14F、14Rとで囲まれた菱形状の形状を有する。
上記構成を有する梱包箱1においては、外フラップ3及び内フラップ3を外側に折り曲げた後、切り欠き形成部10において、切断線11の部分を外方向に押す。すると、図9に示されるように、切り欠き形成部10は、前後の両折り線12F、12Rで谷折りされると共に、上側の前後山折り線13F、13Rと下側の山折り線14F、14Rとが山折りされる。これにより、外側に折り曲げられた内フラップ4と短側板2cとの角に、空間16が形成される。
空間16は、切り欠き形成部10の切断線11よりも前方の部分で、前側の面が囲まれ、切り欠き形成部10の切断線11よりも後方の部分で、後側の面が囲まれ、上側の面と内側の面及び外側の面が開口した形状となる。そこで、この空間16の上側の開口から手を入れて、内側の開口から被梱包物20の取っ手21を把持することにより、被梱包物20を梱包箱1から取り出すことができる。
この実施形態に係る梱包箱1においても、切り欠き形成部10において切断線11が1本として梱包箱1の強度の低下を軽減しつつ、空間16の体積を比較的大きく形成することができるので、被梱包物20をより把持しやすくなる。
本発明の実施形態においては、切り欠き形成部10の形状や寸法、位置は、取っ手21の位置や寸法に対応するように、あるいは、被梱包物20の形状に対応するように適宜変更することができる。また、本発明の実施形態においては、被梱包物20に取っ手21が形成されている場合について説明したが、取っ手21が形成されていない被梱包物20や、複数の被梱包物20を梱包する場合にも適用することができる。
さらに、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る梱包箱における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 梱包箱
2 本体部
2a 底板
2b 長側板
2c 短側板(側板)
3 外フラップ
4 内フラップ(フラップ)
6 折り線
10 切り欠き形成部
11 切断線
12 両折り線
13 上側山折り線
14 下側山折り線
16 空間
20 被梱包物
21 取っ手

Claims (4)

  1. 方形の底板と該底板の四辺から立設された側板とを有し、上面が開口された本体部と、前記側板の上縁に折り線を介して連接されて、内側に折り曲げられることで前記開口を閉止するフラップと、を有する梱包箱であって、
    対向する一対の前記側板のそれぞれと該側板の上縁に連接された前記フラップとの角には、切り欠き形成部が設けられており、
    該切り欠き形成部は、
    前記折り線と交差するように形成される1本又は2本の切断線と、
    該切断線と前記折り線との交点を端部として該折り線の一部に沿って延びる両折り線と、を有し、
    前記フラップを前記折り線で山折りして外側に折り曲げ、前記両折り線を谷折りすることにより、外側に折り曲げられた前記フラップと前記側板との角に、被梱包物を把持可能な空間が形成されるように構成されていることを特徴とする梱包箱。
  2. 前記切り欠き形成部は、
    前記折り線と交差するように形成される2本の切断線と、
    該2本の切断線と前記折り線との交点間を前記折り線に沿って延びる両折り線と、
    前記2本の切断線の上端間を延びる上側山折り線と、
    前記2本の切断線の下端間を延びる下側山折り線と、を有し、
    前記フラップを前記折り線で山折りして外側に折り曲げ、前記両折り線を谷折りすると共に前記上側山折り線及び前記下側山折り線を山折りすることにより、外側に折り曲げられた前記フラップと前記側板との角に、被梱包物を把持可能な空間が形成されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。
  3. 前記切り欠き形成部は、
    前記折り線と交差するように形成される1本の切断線と、
    該切断線と前記折り線との交点を一端として前記折り線に沿って所定の距離だけ延びる両折り線と、
    前記両折り線の他端と前記切断線の上端との間を延びる上側山折り線と、
    前記両折り線の他端と前記切断線の下端との間を延びる下側山折り線と、を有し、
    前記フラップを前記折り線で山折りして外側に折り曲げ、前記両折り線を谷折りすると共に前記上側山折り線及び前記下側山折り線を山折りすることにより、外側に折り曲げられた前記フラップと前記側板との角に、被梱包物を把持可能な空間が形成されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。
  4. 前記被梱包物は、対向する側面の上部に取っ手を有し、
    前記切り欠き形成部は、前記被梱包物の前記取っ手が形成された前記側面に対応する前記側板と、該側板と連接された前記フラップと、の角に形成されており、
    前記2本の切断線は、前記被梱包物の前記取っ手に対応する位置に向かって間隔が狭くなるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の梱包箱。
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