JP2015226434A - 電力消費管理装置、電力消費管理システム、電力消費管理方法および電力消費管理プログラム - Google Patents

電力消費管理装置、電力消費管理システム、電力消費管理方法および電力消費管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電力需要施設における電力消費を管理し、電力系統側からの節電要請をより確実に満たすことが可能な電力消費管理装置、電力消費管理システム、電力消費管理方法および電力消費管理プログラムを提供する。【解決手段】電力消費管理装置は、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得する目標情報取得部と、期限を設定する期限管理部と、前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記電力需要施設に通知する指示部と、前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力需要施設から取得する応答情報取得部とを備え、前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、前記期限管理部は、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記電力需要施設が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己の電力消費管理装置に通知できる変更期限を設定する。【選択図】図6

Description

本発明は、電力消費管理装置、電力消費管理システム、電力消費管理方法および電力消費管理プログラムに関し、特に、電力系統側から通知される電力消費の目標に基づいて電力需要施設に指示を与える電力消費管理装置、電力消費管理システム、電力消費管理方法および電力消費管理プログラムに関する。
従来、電力需給が逼迫している場合等に一般家庭およびオフィス等の電力需要施設における電力消費が抑制されるように、電力需要施設における電力消費を管理するシステムが開発されている。
たとえば、特許文献1(特開2012−205358号公報)には、以下のような技術が開示されている。すなわち、電力管理システムは、予め登録された複数の参加者を含むコミュニティに関する参加者リストを保持する保持部と、電力削減制御の実行の要否を判定する判定部と、電力削減制御の実行が必要であると判定部が判定した場合に、参加者リストに含まれている複数の参加者の中から、電力削減制御の対象となる一以上の対象者を選定する選定部と、選定部によって選定された対象者に関して、電力削減制御を実行する制御部と、電力削減制御が実行された対象者に対して、削減電力に基づく特典を付与する付与部とを備える。
また、節電を目的として、家庭またはビル等の電力需要施設へのエネルギーマネジメントシステムxEMS(Energy Management System)の導入が行われている。
xEMSとは、電力需要施設における消費電力量を監視し、電力需要施設における機器または設備等の運転状態を管理することによって、電力需要施設における電力消費の抑制を図るためのシステムである。xEMSは、家庭向けである場合、HEMS(Home Energy Management System)となり、ビル向けである場合、BEMS(Building Energy Management System)となる。
xEMSは、たとえばアグリゲータと呼ばれる事業者と連携することによって電力需要の抑制を実現する。アグリゲータは、xEMSを導入した電力需要施設に対してエネルギー管理支援サービスを提供する。
特開2012−205358号公報 特開2013−161144号公報
たとえば、系統側事業者は、電力需給の逼迫が予測される場合に、アグリゲータに対して予め節電要請を行なう。そして、アグリゲータは、電力需要施設の需要家に対して節電要請を行なう。
しかしながら、電力需要施設の需要家が節電要請の対象期間において電力消費の抑制を行なうことが困難な場合もある。アグリゲータは、このような場合においても、系統側事業者からの節電要請を満たすように電力需要施設における消費電力の削減量を確保する必要がある。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、電力需要施設における電力消費を管理し、電力系統側からの節電要請をより確実に満たすことが可能な電力消費管理装置、電力消費管理システム、電力消費管理方法および電力消費管理プログラムを提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る電力消費管理装置は、電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置であって、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得する目標情報取得部と、前記目標情報に関する期限を設定する期限管理部と、前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記電力需要施設に通知する指示部と、前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力需要施設から取得する応答情報取得部とを備え、前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、前記期限管理部は、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記電力需要施設が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己の電力消費管理装置に通知できる変更期限を設定する。
(6)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る電力消費管理システムは、電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置と、前記電力需要施設に設けられた需要家装置とを備え、前記電力消費管理装置は、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得し、取得した前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記需要家装置へ送信し、前記需要家装置は、前記指示情報を前記電力消費管理装置から受信し、受信した前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力消費管理装置へ送信し、前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、
前記電力消費管理装置は、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記需要家装置が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己へ送信できる変更期限を設定する。
(7)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る電力消費管理方法は、電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置における電力消費管理方法であって、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得するステップと、前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記電力需要施設に通知するステップと、前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力需要施設から取得するステップとを含み、前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、
前記電力消費管理方法は、さらに、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記電力需要施設が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己に通知できる変更期限を設定するステップを含む。
(8)またこの発明の別の局面に係る電力消費管理方法は、電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置と、前記電力需要施設に設けられた需要家装置とを備える電力消費管理システムにおける電力消費管理方法であって、前記電力消費管理装置が、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得し、取得した前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記需要家装置へ送信するステップと、前記需要家装置が、前記指示情報を前記電力消費管理装置から受信し、受信した前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力消費管理装置へ送信するステップとを含み、前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、前記電力消費管理方法は、さらに、前記電力消費管理装置が、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記需要家装置が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己へ送信できる変更期限を設定するステップを含む。
(9)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る電力消費管理プログラムは、電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置において用いられる電力消費管理プログラムであって、コンピュータに、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得するステップと、前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記電力需要施設に通知するステップと、前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力需要施設から取得するステップとを実行させるためのプログラムであり、前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、さらに、コンピュータに、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記電力需要施設が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己に通知できる変更期限を設定するステップを実行させるためのプログラムである。
(10)またこの発明の別の局面に係る電力消費管理プログラムは、電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置と、前記電力需要施設に設けられた需要家装置とを備える電力消費管理システムにおいて用いられる電力消費管理プログラムであって、コンピュータに、前記電力消費管理装置が、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得し、取得した前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記需要家装置へ送信するステップと、前記需要家装置が、前記指示情報を前記電力消費管理装置から受信し、受信した前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力消費管理装置へ送信するステップとを実行させるためのプログラムであり、前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、さらに、コンピュータに、前記電力消費管理装置が、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記需要家装置が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己へ送信できる変更期限を設定するステップを実行させるためのプログラムである。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える電力消費管理装置として実現することができるだけでなく、電力消費管理装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現することができる。
本発明によれば、電力需要施設における電力消費を管理し、電力系統側からの節電要請をより確実に満たすことができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムの概要を説明するための図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムの構成を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムの適用例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける通信プロトコルの一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける指示情報および指示応答情報の送信処理のシーケンスの一例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置の構成を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける最大応答時間について説明するための図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおいて、通信端末装置の画面に表示される内容の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおいて、予備需要家装置へ要応答指示情報が送信されるタイミングを説明するための図である。 図10は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費抑制処理のシーケンスの一例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費抑制処理のシーケンスの他の例を示す図である。
最初に、本発明の実施の形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置は、電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置であって、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得する目標情報取得部と、前記目標情報に関する期限を設定する期限管理部と、前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記電力需要施設に通知する指示部と、前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力需要施設から取得する応答情報取得部とを備え、前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、前記期限管理部は、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記電力需要施設が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己の電力消費管理装置に通知できる変更期限を設定する。
このように、変更期限を設定する構成により、たとえば、電力需要施設は内容を変更した指示応答情報を変更期限の到来後に通知することができなくなるため、指示情報に従って消費電力の削減を行う電力需要施設と消費電力の削減を行わない電力需要施設とを変更期限の到来時において確定させることができる。これにより、目標情報の示す目標を達成可能であるか否かの判断をより正確に行うことができる。そして、上記目標を達成することができないと判断した場合、たとえば上記目標の対象期間の開始までに適切な対策を講じることができる。したがって、電力需要施設における電力消費を管理し、電力系統側からの節電要請をより確実に満たすことができる。
(2)好ましくは、前記電力消費管理装置は、さらに、前記期限管理部によって設定された前記変更期限を示す画面の情報を作成する表示情報作成部を備える。
このような構成により、Webサイト等の汎用的な技術を用いて上記変更期限をユーザーに提示することができる。
(3)より好ましくは、前記表示情報作成部は、前記電力需要施設における前記指示情報の内容の受け入れの可否と前記変更期限とを示す画面の情報を作成する。
このような構成により、たとえば、上記対象期間においてユーザーの電力需要施設における機器が制御され、電力消費が抑制される予定であるか否かを当該ユーザーに提示することができる。
(4)好ましくは、前記期限管理部は、前記変更期限の到来を判断し、前記期限管理部によって前記到来が判断された後、前記変更期限が到来した旨の期限到来情報を前記電力需要施設に通知する。
このような構成により、たとえば変更期限の到来後に、必要に応じて適切な対策を講じることができ、また、変更期限の到来をユーザーに認識させることができる。
(5)より好ましくは、前記指示部は、前記電力需要施設から情報の送信を要求するための送信要求情報の通知を受けて、前記指示情報を前記電力需要施設に通知し、前記指示部は、前記変更期限の到来した後に前記送信要求情報の通知を受けた場合、前記指示応答情報の送信が不要である旨を含む前記指示情報を前記期限到来情報として前記電力需要施設に通知する。
このような構成により、たとえば、新たに情報を作成して送信することなく、電力消費管理装置から電力需要施設へ送信する既存の情報を用いて電力需要施設に変更期限の到来を通知することができる。
(6)本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムは、電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置と、前記電力需要施設に設けられた需要家装置とを備え、前記電力消費管理装置は、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得し、取得した前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記需要家装置へ送信し、前記需要家装置は、前記指示情報を前記電力消費管理装置から受信し、受信した前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力消費管理装置へ送信し、前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、前記電力消費管理装置は、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記需要家装置が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己へ送信できる変更期限を設定する。
このように、変更期限を設定する構成により、たとえば、需要家装置は内容を変更した指示応答情報を変更期限の到来後に送信することができなくなるため、指示情報に従って消費電力の削減を行う電力需要施設と消費電力の削減を行わない電力需要施設とを変更期限の到来時において確定させることができる。これにより、目標情報の示す目標を達成可能であるか否かの判断をより正確に行うことができる。そして、上記目標を達成することができないと判断した場合、たとえば上記目標の対象期間の開始までに適切な対策を講じることができる。したがって、電力需要施設における電力消費を管理し、電力系統側からの節電要請をより確実に満たすことができる。
(7)本発明の実施の形態に係る電力消費管理方法は、電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置における電力消費管理方法であって、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得するステップと、前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記電力需要施設に通知するステップと、前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力需要施設から取得するステップとを含み、前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、前記電力消費管理方法は、さらに、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記電力需要施設が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己に通知できる変更期限を設定するステップを含む。
このように、変更期限を設定する構成により、たとえば、電力需要施設は内容を変更した指示応答情報を変更期限の到来後に通知することができなくなるため、指示情報に従って消費電力の削減を行う電力需要施設と消費電力の削減を行わない電力需要施設とを変更期限の到来時において確定させることができる。これにより、目標情報の示す目標を達成可能であるか否かの判断をより正確に行うことができる。そして、上記目標を達成することができないと判断した場合、たとえば上記目標の対象期間の開始までに適切な対策を講じることができる。したがって、電力需要施設における電力消費を管理し、電力系統側からの節電要請をより確実に満たすことができる。
(8)本発明の実施の形態に係る電力消費管理方法は、電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置と、前記電力需要施設に設けられた需要家装置とを備える電力消費管理システムにおける電力消費管理方法であって、前記電力消費管理装置が、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得し、取得した前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記需要家装置へ送信するステップと、前記需要家装置が、前記指示情報を前記電力消費管理装置から受信し、受信した前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力消費管理装置へ送信するステップとを含み、前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、前記電力消費管理方法は、さらに、前記電力消費管理装置が、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記需要家装置が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己へ送信できる変更期限を設定するステップを含む。
このように、変更期限を設定する構成により、たとえば、需要家装置は内容を変更した指示応答情報を変更期限の到来後に送信することができなくなるため、指示情報に従って消費電力の削減を行う電力需要施設と消費電力の削減を行わない電力需要施設とを変更期限の到来時において確定させることができる。これにより、目標情報の示す目標を達成可能であるか否かの判断をより正確に行うことができる。そして、上記目標を達成することができないと判断した場合、たとえば上記目標の対象期間の開始までに適切な対策を講じることができる。したがって、電力需要施設における電力消費を管理し、電力系統側からの節電要請をより確実に満たすことができる。
(9)本発明の実施の形態に係る電力消費管理プログラムは、電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置において用いられる電力消費管理プログラムであって、コンピュータに、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得するステップと、前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記電力需要施設に通知するステップと、 前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力需要施設から取得するステップとを実行させるためのプログラムであり、前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、さらに、コンピュータに、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記電力需要施設が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己に通知できる変更期限を設定するステップを実行させるためのプログラムである。
このように、変更期限を設定する構成により、たとえば、電力需要施設は内容を変更した指示応答情報を変更期限の到来後に通知することができなくなるため、指示情報に従って消費電力の削減を行う電力需要施設と消費電力の削減を行わない電力需要施設とを変更期限の到来時において確定させることができる。これにより、目標情報の示す目標を達成可能であるか否かの判断をより正確に行うことができる。そして、上記目標を達成することができないと判断した場合、たとえば上記目標の対象期間の開始までに適切な対策を講じることができる。したがって、電力需要施設における電力消費を管理し、電力系統側からの節電要請をより確実に満たすことができる。
(10)本発明の実施の形態に係る電力消費管理プログラムは、電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置と、前記電力需要施設に設けられた需要家装置とを備える電力消費管理システムにおいて用いられる電力消費管理プログラムであって、コンピュータに、前記電力消費管理装置が、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得し、取得した前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記需要家装置へ送信するステップと、前記需要家装置が、前記指示情報を前記電力消費管理装置から受信し、受信した前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力消費管理装置へ送信するステップとを実行させるためのプログラムであり、前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、さらに、コンピュータに、前記電力消費管理装置が、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記需要家装置が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己へ送信できる変更期限を設定するステップを実行させるためのプログラムである。
このように、変更期限を設定する構成により、たとえば、需要家装置は内容を変更した指示応答情報を変更期限の到来後に送信することができなくなるため、指示情報に従って消費電力の削減を行う電力需要施設と消費電力の削減を行わない電力需要施設とを変更期限の到来時において確定させることができる。これにより、目標情報の示す目標を達成可能であるか否かの判断をより正確に行うことができる。そして、上記目標を達成することができないと判断した場合、たとえば上記目標の対象期間の開始までに適切な対策を講じることができる。したがって、電力需要施設における電力消費を管理し、電力系統側からの節電要請をより確実に満たすことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
[構成および基本動作]
図1は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムの概要を説明するための図である。
図1を参照して、電力会社または系統運用会社等である電力系統側5は、アグリゲータ6に対して節電要請を行う。アグリゲータ6は、電力系統側5からの節電要請を受けて各電力需要施設7に節電要請を行う。電力需要施設7は、住宅、ビルまたは工場等である。
各電力需要施設7において節電が行われることにより、各電力需要施設7はアグリゲータ6へネガワットすなわち削減された消費電力を提供する。アグリゲータ6は、各電力需要施設7から提供されたネガワットを電力系統側5へ提供する。
これに対して、電力系統側5は、アグリゲータ6へインセンティブすなわち節電の対価を支払う。アグリゲータ6は、電力系統側5から受けた当該対価を各電力需要施設7へ分配する。
図2は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムの構成を示す図である。
図2を参照して、電力消費管理システム1は、系統側管理装置101と、電力消費管理装置201と、複数の需要家装置301とを備える。
系統側管理装置101は、電力系統側5によって運用され、電力消費に関する目標情報を電力消費管理装置201へ送信する。目標情報は、たとえば、電力消費の目標、および節電が必要な期間すなわち当該目標の対象期間を示す。なお、目標情報は、たとえば、電気料金の時間別の単価、または消費電力の削減量に応じてアグリゲータ6に支払われる対価の内容を含んでもよい。以下、目標情報の示す電力消費の目標を系統側目標とも称する。
需要家装置301は、電力需要施設7に設けられる。需要家装置301は、電力需要施設7における電気機器の動作を制御することによって消費電力の削減を図るためのBEMSまたはHEMS等のシステムにおいて用いられる装置であり、たとえばアグリゲータ6によって導入される。
電力消費管理装置201は、たとえばアグリゲータ6によって運用され、1または複数の需要家装置301と通信を行なうことにより、需要家装置301が設置された各電力需要施設7における電力消費を管理する。
具体的には、電力消費管理装置201は、系統側管理装置101から受信した目標情報に基づいて、電力需要施設7における電力消費に関する指示情報を作成し、1または複数の需要家装置301へ通知する。
指示情報は、たとえば節電イベントの内容を示す。つまり、指示情報は、電力消費を抑制すべき節電期間、および当該節電期間において削減すべき消費電力量である節電目標を示す。指示情報の示す節電期間は、系統側目標の対象期間と対応する。たとえば、指示情報の示す節電期間は、系統側目標の対象期間と同一の期間である。
なお、節電目標は、削減すべき消費電力量に限らず、たとえば削減率または削減割合であってもよいし、節電期間中の消費電力の上限値等であってもよい。また、指示情報は、電気料金の単価等の情報を含んでもよい。
電力消費管理装置201は、各需要家装置301における電力消費等の情報を収集して保持する。具体的には、たとえば、需要家装置301は、自己が設置された電力需要施設7における消費電力を示す電力消費情報を電力消費管理装置201へ定期的または不定期に送信する。電力消費管理装置201は、需要家装置301から受信した電力消費情報の内容を保持する処理を行う。
需要家装置301は、電力消費管理装置201から指示情報を受信して、当該指示情報の内容を受け入れるか否かを示す指示応答情報を電力消費管理装置201へ送信する。具体的には、指示応答情報は、電力需要施設7が指示情報の示す節電イベントに参加するか否かを示す情報である。
電力需要施設7が節電イベントに参加するか否かは、当該電力需要施設7における需要家装置301が、たとえば需要家装置301の管理者によって事前に設定された内容に基づいて判断する。なお、節電イベントに参加するか否かの判断は、たとえば当該管理者が直接行ってもよい。
電力消費管理装置201へ節電イベントに参加する旨を示す指示応答情報を送信した需要家装置301は、節電期間になると、指示情報に従って、自己の設置された電力需要施設7における消費電力を抑制する電力抑制処理を行う。具体的には、需要家装置301は、指示情報の示す節電期間になると、たとえば自動で自己の設置された電力需要施設7における機器を制御し、当該電力需要施設7における消費電力を削減することにより、指示情報の示す節電目標を達成しようとする。
電力消費管理装置201は、たとえば、1または複数の需要家装置301から節電イベントに参加しない旨を示す指示応答情報を受信し、系統側目標を達成することができないと判断すると、他の需要家装置301へ新たに指示情報を送信する。
なお、電力消費管理装置201は、系統側管理装置101および各需要家装置301と直接接続される構成に限らず、他の装置を介して系統側管理装置101および各需要家装置301と接続される構成であってもよい。
図3は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムの適用例を示す図である。
図3を参照して、電力系統側5には、たとえばサーバである系統側管理装置101と、データベース102とが設けられている。アグリゲータ6の施設には、たとえばサーバである電力消費管理装置201と、データベース202と、Webサーバ203とが設けられている。電力需要施設7には、需要家装置301と、電力測定装置302と、リレー制御装置303と、分電盤304と、キュービクル305と、電力センサ306と、電力センサ307と、リモコンリレー308と、照明系統309と、コンセント系統310と、空調動力311と、通信端末装置312とが設けられている。通信端末装置312は、たとえばパソコンまたはスマートフォンであり、電力需要施設7に限らず、他の場所において設置または使用されてもよい。
系統側管理装置101は、たとえば翌日の電力需要を予測し、電力需給が逼迫する可能性が高い場合、データベース102に保存された情報等に基づいて目標情報を作成し、作成した目標情報をインターネット経由で電力消費管理装置201へ送信する。
電力消費管理装置201は、系統側管理装置101から受信した目標情報、およびデータベース202に保存された各種情報等に基づいて指示情報を作成し、作成した指示情報をインターネット経由で1または複数の需要家装置301へ送信する。また、Webサーバ203は、通信端末装置312へインターネット経由で各種情報を送信することができる。
需要家装置301は、たとえば、電力消費管理装置201から受信した指示情報に基づいて、自己の設置された電力需要施設7における負荷を制御する。
具体的には、たとえば、需要家装置301は、リレー制御装置303経由でリモコンリレー308を制御することにより、たとえばエアコンである空調動力311の動作内容を切り替え、空調動力311における消費電力を調整する。
空調動力311は、キュービクル305から電力供給を受けて、電力需要家施設の空調を行う。キュービクル305は、変電所から供給される高電圧を電力需要家施設で使用できる低電圧に変圧する受電設備である。
電力センサ307は、空調動力311における消費電力を測定して、測定結果を電力測定装置302へ出力する。
照明系統309およびコンセント系統310は、分電盤304からの電力供給を受ける。
電力センサ306は、照明系統309およびコンセント系統310における消費電力を測定して、測定結果を電力測定装置302へ出力する。
電力測定装置302は、電力センサ306および電力センサ307から受けた各測定結果に基づいて、電力需要施設7における消費電力を示す電力消費情報をたとえば定期的に作成し、需要家装置301へ出力する。
需要家装置301は、電力測定装置302から受けた電力消費情報をインターネット経由で電力消費管理装置201へ送信する。なお、電力測定装置302は、電力消費情報を、需要家装置301を介さずに電力消費管理装置201へ送信する構成であってもよい。また、電力測定装置302は、電力消費情報を電力消費管理装置201へ送信する構成に限らず、系統側管理装置101へ送信する構成であってもよい。
また、電力消費管理装置201は、空調動力311のような電力需要施設7における負荷の制御内容を示す指示情報を需要家装置301へ送信する構成であってもよい。この場合、電力消費管理装置201は、たとえば、上記制御内容を需要家装置301ごとに区別してデータベース202に保存する。
電力消費管理装置201は、需要家装置301から取得した電力消費情報をデータベース202に保存する。また、電力消費管理装置201は、インターネット等から各種情報、たとえば、需要家施設の地域における気温、湿度および天候等の過去の気象情報および気象予報情報を取得してデータベース202に保存してもよい。
ここで、系統側管理装置101と電力消費管理装置201との通信、および電力消費管理装置201と需要家装置301との通信は、たとえば、国際規格であるOpenADR2.0で規定された通信プロトコルに従って行われる。
OpenADR2.0では、節電要請の送信側および受信側は、それぞれVTN(Virtual Top Node)およびVEN(Virtual End Node)としてモデル化されている。
たとえば、系統側管理装置101および電力消費管理装置201の関係においては、系統側管理装置101がVTNであり、電力消費管理装置201がVENである。また、電力消費管理装置201および需要家装置301の関係においては、電力消費管理装置201がVTNであり、需要家装置301がVENである。
図4は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける通信プロトコルの一例を示す図である。
図4を参照して、OpenADR2.0では、VTNとVENとの通信は、XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)またはHTTP(Hypertext Transfer Protocol)と、TLS(Transport Layer Security)と、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)とに従って行われる。また、メッセージは、XML(Extensible Markup Language)で記述され、メッセージのデータ構造はXSD(XML Schema Definition)で定義される。
図5は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける指示情報および指示応答情報の送信処理のシーケンスの一例を示す図である。
需要家装置301は、たとえば定期的に電力消費管理装置201に対してポーリングを行う。電力消費管理装置201は、目標情報に基づいて指示情報を作成する等、指示情報の送信準備を行う。電力消費管理装置201は、指示情報の送信準備が完了した状態(以下、送信待機状態とも称する。)において需要家装置301からのポーリングを受けると、当該指示情報を当該需要家装置301へ送信する。
電力消費管理装置201は、需要家装置301からのポーリングを受けるたびに需要家装置301へ指示情報を送信する。
電力消費管理装置201が送信する指示情報には、たとえば、当該指示情報の示す節電イベントに参加するか否かの応答を要求する指示情報(以下、要応答指示情報とも称する。)と、当該指示情報の示す節電イベントに参加するか否かの応答を要求しない指示情報(以下、不要応答指示情報とも称する。)とがある。
具体的には、要応答指示情報は、節電イベントに参加するか否かを示す指示応答情報の送信が必要である旨を含む指示情報である。需要家装置301は、電力消費管理装置201から受信した要応答指示情報に対して、電力消費管理装置201へ指示応答情報を送信する。
一方、不要応答指示情報は、節電イベントに参加するか否かを示す指示応答情報の送信が不要である旨を含む指示情報である。需要家装置301は、電力消費管理装置201から受信した不要応答指示情報に対して、電力消費管理装置201へ指示応答情報を送信しない。
また、需要家装置301は、電力消費管理装置201からの要応答指示情報を受信すると、応答期限が経過するまでの間に電力消費管理装置201へ指示応答情報を送信することが要求される。
具体的には、電力消費管理装置201は、応答期限を示す応答期限情報を要応答指示情報に含めて需要家装置301へ送信する。需要家装置301は、要応答指示情報を受信して、当該要応答指示情報に含まれる応答期限情報の示す応答期限までに指示応答情報を送信する。
応答期限は、たとえば、電力消費管理装置201が要応答指示情報を送信した時点を起点とする。以下、電力消費管理装置201が要応答指示情報を送信した時点から応答期限までの時間を規定応答時間とも称する。
具体的には、図5を参照して、需要家装置301は、電力消費管理装置201に対するポーリングとして、電力消費管理装置201へ送信要求情報を送信する(ステップS11)。
次に、電力消費管理装置201は、送信待機状態において需要家装置301からの送信要求情報を受信すると、要応答指示情報を当該需要家装置301へ送信する(ステップS12)。
次に、需要家装置301は、電力消費管理装置201から要応答指示情報を受信すると、当該要応答指示情報を受信してから規定応答時間が経過するまでに、すなわち応答期限が到来するまでに、当該要応答指示情報の示す節電イベントに参加するか否かを示す指示応答情報を電力消費管理装置201へ送信する(ステップS13)。ここでは、需要家装置301は、節電イベントに参加する旨を示す指示応答情報(以下、参加情報とも称する。)を電力消費管理装置201へ送信する。なお、規定応答時間は、たとえば需要家装置301ごとに設定される時間であり、たとえば10分程度の時間である。
次に、電力消費管理装置201は、需要家装置301から指示応答情報を受信して、正しく情報を受信できた旨を示す受信応答情報を需要家装置301へ送信する(ステップS14)。
需要家装置301は、上述のように、電力消費管理装置201に対して定期的にポーリングを行う。したがって、需要家装置301は、ステップS11の送信要求情報の送信から、所定時間経過後に再び電力消費管理装置201へ送信要求情報を送信する(ステップS15)。送信要求情報の送信周期は、需要家装置301ごとに異なる場合があり、たとえば30分程度の時間である。
次に、電力消費管理装置201は、需要家装置301から送信要求情報を受信して、節電イベントの内容を示す要応答指示情報を需要家装置301へ送信する(ステップS16)。電力消費管理装置201が送信する要応答指示情報の内容は、ステップS12において電力消費管理装置201が送信した要応答指示情報の内容と同じである。
なお、電力消費管理装置201は、ステップS12において送信した要応答指示情報と異なる内容の要応答指示情報を送信してもよい。
次に、需要家装置301は、電力消費管理装置201から要応答指示情報を受信すると、当該要応答指示情報を受信してから規定応答時間が経過するまでに当該要応答指示情報の示す節電イベントに参加するか否かを示す指示応答情報を電力消費管理装置201へ送信する(ステップS17)。
需要家装置301は、ステップS13において、要応答指示情報の示す節電イベントに参加する旨を示す指示応答情報すなわち参加情報を送信したが、ここでは、節電イベントに参加しない旨を示す指示応答情報(以下、不参加情報とも称する。)を送信する。このように、需要家装置301は、電力消費管理装置201へ参加情報を送信した後、内容を変更して不参加情報を送信することができる。
次に、電力消費管理装置201は、需要家装置301から指示応答情報を受信して、正しく情報を受信できた旨を示す受信応答情報を需要家装置301へ送信する(ステップS18)。
なお、需要家装置301は、ポーリングとして送信要求情報を送信する構成に限らず、電力消費管理装置201へ情報の送信を要求する場合に送信要求情報を送信する構成であればよい。また、需要家装置301は、送信要求情報を定期的に送信する構成に限らず、送信要求情報を不定期に送信する構成であってもよい。
電力消費管理装置201は、各需要家装置301から受信した参加情報または不参加情報に基づいて、系統側目標を達成できるか否かを判断する。
具体的には、電力消費管理装置201は、参加情報を自己に送信した需要家装置301の設置された電力需要施設7においては、指示情報に従って消費電力の削減が行われると推定する。より具体的には、電力消費管理装置201は、当該電力需要施設7においては、指示情報の示す節電期間において当該指示情報の示す節電目標が達成されると推定する。
一方、電力消費管理装置201は、不参加情報を自己に送信した需要家装置301の設置された電力需要施設7においては、指示情報に示す節電期間において消費電力の削減が行われないと推定する。
また、電力消費管理装置201は、要応答指示情報を需要家装置301へ送信してから応答期限が到来するまでの間に当該需要家装置301からの指示応答情報が到着しない場合、当該需要家装置301から不参加情報を受信したとみなす。すなわち、電力消費管理装置201は、当該需要家装置301の設置された電力需要施設7においては、指示情報に示す節電期間において消費電力の削減が行われないと推定する。
電力消費管理装置201は、各需要家装置301の設置された電力需要施設7における消費電力の推定削減量の合計値(以下、削減量合計値とも称する。)に基づいて、系統側目標を達成できるか否かを判断する。
電力消費管理装置201は、系統側目標を達成できるか否かの判断をたとえば節電期間の開始の所定時間前の判断時刻tjにおいて行う。そして、電力消費管理装置201は、系統側目標を達成できないと判断した場合、新たな対策を講じる。
具体的には、たとえば、電力消費管理装置201は、系統側目標を達成できないと判断した場合、指示情報の送信先とした需要家装置301以外の需要家装置301へ新たに指示情報を送信することにより、系統側目標を達成しようとする。以下、電力消費管理装置201が系統側目標を達成できないと判断した場合における新たな指示情報の送信先の需要家装置301を予備需要家装置とも称する。
ここで、需要家装置301は、上述のように、電力消費管理装置201へ参加情報を送信した後、電力消費管理装置201へ不参加情報を送信することができる。
このため、電力消費管理装置201は、自己に参加情報を送信した需要家装置301がたとえば節電期間の開始直前に不参加情報を新たに送信してきた場合、節電期間の開始直前にも関わらず系統側目標を達成できないと判断し直さなければならない可能性がある。
このような場合、電力消費管理装置201が予備需要家装置へ新たに指示情報を送信したとしても、当該予備需要家装置による電力抑制処理の開始が節電期間の開始に間に合わないことがある。そして、これにより、電力消費管理装置201が系統側目標を達成できない場合がある。
そこで、電力消費管理装置201は、需要家装置301が指示応答情報をたとえば参加情報から不参加情報へ変更することができる期限である変更期限を設定する。そして、電力消費管理装置201は、系統側目標を達成できるか否かの判断を変更期限の到来時または到来後に行う。つまり、変更期限は、判断時刻tj以前の時刻に設定される。
図6は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置の構成を示す図である。
図6を参照して、電力消費管理装置201は、系統側通信部21と、処理部22と、需要家通信部23とを備える。処理部22は、指示部11と、表示情報作成部15と、消費情報取得部16と、提示部18と、応答情報取得部19と、目標情報取得部30と、期限管理部31と、削減量計算部32と、判断部33とを含む。
系統側通信部21は、所定の通信プロトコルたとえばOpenADR2.0で規定された通信プロトコルに従って電力系統側5における系統側管理装置101と通信する。具体的には、電力消費管理装置201における各ユニットが系統側通信部21経由で行う通信は、たとえばOpenADR2.0で規定された通信プロトコルに従って行われる。
また、需要家通信部23は、所定の通信プロトコルたとえばOpenADR2.0で規定された通信プロトコルに従って電力需要施設7における需要家装置301と通信する。具体的には、電力消費管理装置201における各ユニットが系統側通信部21経由で行う通信は、たとえばOpenADR2.0で規定された通信プロトコルに従って行われる。
消費情報取得部16は、需要家装置301から需要家通信部23経由で電力消費情報を受信し、受信した電力消費情報の内容をたとえばデータベース202に保存する。
目標情報取得部30は、電力系統側5から電力消費の目標を示す目標情報を取得する。具体的には、目標情報取得部30は、系統側管理装置101から送信された目標情報を系統側通信部21経由で受信して、指示部11および判断部33へ出力する。
指示部11は、目標情報取得部30から受けた目標情報に基づいて、電力需要施設7における電力消費に関する指示情報を作成し、電力需要施設7に通知する。
具体的には、たとえば、指示部11は、目標情報取得部30から目標情報を受けると、要応答指示情報を送信すべき需要家装置301、および予備需要家装置を設定する。そして、指示部11は、設定した需要家装置301および予備需要家装置のID等の情報を期限管理部31へ出力する。
指示部11は、目標情報取得部30から受けた目標情報、およびデータベース202に保存されている各種情報に基づいて要応答指示情報を作成する。
指示部11は、作成した要応答指示情報を期限管理部31、削減量計算部32および表示情報作成部15へ出力する。
[応答期限]
指示部11は、需要家装置301からたとえば定期的または不定期に送信される送信要求情報を需要家通信部23経由で受信すると、作成した要応答指示情報を当該需要家装置301へ送信する。指示部11は、需要家装置301へ要応答指示情報を送信する際、需要家装置301の応答期限を示す応答期限情報を当該要応答指示情報に含めて送信する。
期限管理部31は、目標情報に関する期限として応答期限を設定し、設定した応答期限を示す応答期限情報を作成する。具体的には、期限管理部31は、需要家装置301および予備需要家装置のID等の情報を指示部11から受けて、当該需要家装置301および当該予備需要家装置の応答期限を設定し、設定した応答期限を示す応答期限情報を指示部11へ出力する。
応答情報取得部19は、指示部11から送信された要応答指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を電力需要施設7から取得する。具体的には、応答情報取得部19は、各電力需要施設7における需要家装置301から指示応答情報を需要家通信部23経由で受信して表示情報作成部15および削減量計算部32へ出力する。
削減量計算部32は、指示部11から受けた要応答指示情報の内容、および応答情報取得部19から受けた各需要家装置301からの指示応答情報の内容に基づいて、たとえば削減量合計値を算出し、算出した削減量合計値を示す削減合計情報を判断部33へ出力する。
判断部33は、目標情報取得部30から受けた目標情報、および削減量計算部32から受けた削減合計情報に基づいて、系統側目標を達成しているか否かの判断を行う。判断部33は、たとえば定期的に当該判断を行い、判断結果を示す判断結果情報を指示部11へ出力する。
なお、応答情報取得部19は、指示部11が需要家装置301へ要応答指示情報を送信してから応答期限が経過するまでの間に当該需要家装置301からの指示応答情報が自己に到着しない場合、たとえば当該需要家装置301から不参加情報を受信したとみなして処理を行う。具体的には、応答情報取得部19は、当該処理として、たとえば自ら当該需要家装置301の不参加情報を作成して削減量計算部32へ出力する。
[変更期限]
期限管理部31は、同じ対象期間に対応する要応答指示情報、すなわち同じ期間を対象期間とする目標情報に対応する要応答指示情報に対して、電力需要施設7が異なる応答内容を示す指示応答情報を自己の電力消費管理装置201に通知できる期限である変更期限を設定する。
具体的には、たとえば、電力消費管理装置201は、1つの目標情報を受信して、当該目標情報に対応する要応答指示情報を図5に示すように需要家装置301へ繰り返し送信する。需要家装置301は、電力消費管理装置201から要応答指示情報を受信するたびに電力消費管理装置201へ指示応答情報を送信する。
電力消費管理装置201の期限管理部31は、需要家装置301が指示応答情報をたとえば参加情報から不参加情報へ変更することができる期限である変更期限を目標情報の示す対象期間の開始から所定時間前に設定する。
より具体的には、たとえば、期限管理部31は、自己が設定した予備需要家装置の応答期限までの長さすなわち規定応答時間に、たとえばデータベース202から取得した当該予備需要家装置の送信要求情報の送信周期の長さを加算して最大応答時間を得る。
図7は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける最大応答時間について説明するための図である。
図7を参照して、需要家装置301である予備需要家装置は、上述のように、電力消費管理装置201へ定期的に送信要求情報を送信する。具体的には、電力消費管理装置201は、送信要求情報Aを送信した(ステップS20)後、送信要求情報の送信周期T1の経過後に送信要求情報Bを送信する(ステップS22)。なお、送信要求情報Aの内容および送信要求情報Bの内容はたとえば同一である。
ここで、電力消費管理装置201は、予備需要家装置からの送信要求情報Aを受信してから、予備需要家装置の送信要求情報の送信周期T1が経過するまでのある時点において、予備需要家装置への要応答指示情報の送信準備が完了した状態である送信待機状態へ遷移する(ステップS21)。
電力消費管理装置201は、送信待機状態において予備需要家装置からの送信要求情報Bを受信すると、受信してから時間M経過後に予備需要家装置へ要応答指示情報を送信する(ステップS23)。
予備需要家装置は、電力消費管理装置201から要応答指示情報を受信すると、応答期限までの期間におけるある時点、すなわち要応答指示情報を受信してから規定応答時間T2が経過するまでの期間におけるある時点において電力消費管理装置201へ指示応答情報を送信する(ステップS24)。
このように、電力消費管理装置201は、送信要求情報の送信周期T1、時間Mおよび規定応答時間T2を加算した時間である最大応答時間Uが経過するまでの間に、送信待機状態へ遷移し、予備需要家装置から送信要求情報を受信し、当該予備需要家装置へ応答指示情報を送信し、当該予備需要家装置から指示応答情報を受信する。
すなわち、電力消費管理装置201は、通常、送信待機状態へ遷移してから遅くとも最大応答時間Uが経過するまでの間に、予備需要家装置から送信要求情報を受信し、当該予備需要家装置へ応答指示情報を送信し、当該予備需要家装置から指示応答情報を受信する。
電力消費管理装置201は、節電期間の開始時刻より最大応答時間U前の時刻を変更期限に設定し、たとえば当該変更期限の時刻において送信待機状態へ遷移することにより、節電期間の開始までに予備需要家装置から指示応答情報を受信することができる。
ここで、電力消費管理装置201が送信要求情報Bを受信してから要応答指示情報を送信するまでの時間である時間Mは、送信要求情報の送信周期T1および規定応答時間T2に比べて十分小さい。
したがって、最大応答時間は、おおよそ、送信要求情報の送信周期T1および規定応答時間T2の加算値である。
再び図6を参照して、期限管理部31は、指示部11から受けた要応答指示情報の示す節電期間を確認し、たとえば、節電期間の開始時刻より予備需要家装置の最大応答時間前の時刻を変更期限として設定する。
そして、期限管理部31は、設定した変更期限を示す変更期限情報を作成し、表示情報作成部15へ出力する。
表示情報作成部15は、期限管理部31によって設定された変更期限を示す画面の情報である表示情報を作成する。
具体的には、表示情報作成部15は、たとえば、節電イベントの番号、節電イベントの内容、各電力需要施設7における指示情報の受け入れの可否すなわち各電力需要施設7が要応答指示情報の示す節電イベントに参加するか否か、および変更期限を示す表示情報を作成する。なお、表示情報は、変更期限として、変更期限の時刻を示してもよいし、変更期限までの残り時間を示してもよい。
表示情報作成部15は、指示部11から受けた要応答指示情報、応答情報取得部19から受けた需要家装置301からの指示応答情報、および期限管理部31から受けた変更期限情報に基づいて表示情報を作成する。
提示部18は、表示情報作成部15から受けた表示情報を電力需要施設7の利用者、電力需要施設7の居住者または需要家装置301の管理者等であるユーザーに提示するための処理を行う。
ここで、電力消費管理装置201と需要家装置301との間の通信たとえばOpenADR2.0で規定された通信プロトコルに従う通信では、表示情報および変更期限情報等、予め登録していない内容の情報を送受信することが困難である。
したがって、提示部18は、たとえば、表示情報をWebサーバ203経由でユーザーの通信端末装置312へ送信する。
また、表示情報作成部15は、表示情報を定期的または不定期に更新する。表示情報作成部15は、表示情報を更新すると、更新後の表示情報をWebサーバ203へ出力する。
図8は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおいて、通信端末装置の画面に表示される内容の一例を示す図である。
図8を参照して、画面には、表示情報の内容が表示されている。具体的には、当該画面には、節電イベントの番号と、節電イベントの対象の需要家装置301と、節電イベントの内容と、電力需要施設7の節電イベントへの参加状況つまり電力需要施設7が要応答指示情報の示す節電イベントに参加するか否かと、変更期限までの残り時間である応答残り時間とが表示されている。
なお、期限管理部31は、変更期限をWebサーバ203経由でユーザーに提示する構成に限らず、たとえば、変更期限情報を需要家通信部23経由で需要家装置301へ送信することにより、変更期限をユーザーに提示する構成であってもよい。
再び図6を参照して、期限管理部31は、変更期限の到来を判断する。そして、期限管理部31は、変更期限が到来したと判断すると、変更期限が到来した旨を示す期限到来情報を電力需要施設7へ通知する。
具体的には、期限管理部31は、変更期限が到来したと判断した場合、表示情報作成部15へ期限到来情報を出力する。
表示情報作成部15は、期限管理部31から期限到来情報を受けると、たとえば、表示情報に変更期限の到来を示す内容を加えて、提示部18へ出力する。
なお、期限管理部31は、期限到来情報を需要家通信部23経由で需要家装置301へ送信してもよい。また、期限管理部31は、期限到来情報を指示部11へ出力する。
指示部11は、変更期限の到来時に、系統側目標を達成することができるか否かを判断する。なお、指示部11は、変更期限の到来後に、系統側目標を達成することができるか否かを判断する構成であってもよい。
具体的には、たとえば、指示部11は、期限管理部31から期限到来情報を受けて、判断部33から受けた直近の判断結果情報の内容を確認する。そして、指示部11は、当該判断結果情報が系統側目標を達成していない旨を示す場合、系統側目標を達成することができないと判断する。
そして、指示部11は、系統側目標を達成することができないと判断した場合において予備需要家装置から送信要求情報を受信すると、要応答指示情報を当該予備需要家装置へ送信する。指示部11は、要応答指示情報を予備需要家装置へ送信する際、期限管理部31によって設定された予備需要家装置の応答期限を示す応答期限情報を要応答指示情報に含めて送信する。
また、指示部11は、変更期限が到来した後、すなわち期限管理部31から期限到来情報を受けた後において、予備需要家装置以外の需要家装置301から送信要求情報を受信した場合、指示応答情報の送信が不要である旨を含む指示情報すなわち不要応答指示情報を当該需要家装置301へ送信する。
なお、指示部11が予備需要家装置に送信する要応答指示情報の内容は、既に他の需要家装置301へ送信した要応答指示情報の内容と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、応答情報取得部19は、需要家装置301からの指示応答情報を削減量計算部32へ出力する構成に限らず、判断部33へ出力する構成であってもよい。この場合、判断部33は、応答情報取得部19からの指示応答情報に基づいて、系統側目標を達成可能か否かの判断を行う。具体的には、たとえば、判断部33は、応答情報取得部19が所定数以上の需要家装置301から変更期限の到来前に指示応答情報を取得できない場合、系統側目標を達成できないと判断する。
図9は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおいて、予備需要家装置へ要応答指示情報が送信されるタイミングを説明するための図である。
図9を参照して、指示部11は、時刻t1において、需要家装置301へ要応答指示情報を送信する。期限管理部31は、節電期間が開始される時刻t3よりも予備需要家装置の最大応答時間前の時刻t2を変更期限として設定する。指示部11は、変更期限が到来した後に予備需要家装置から送信要求情報を受信すると、当該予備需要家装置へ要応答指示情報を送信する。
このように変更期限を設けることにより、電力消費管理装置201は、変更期限の時刻から節電期間の開始時刻までの間において、予備需要家装置からの送信要求情報を受信し、当該予備需要家装置へ要応答指示情報を送信し、当該予備需要家装置からの指示応答情報を受信することができる。
なお、期限管理部31は、時刻t2よりも前の時刻を変更期限として設定してもよいし、時刻t2よりも後の時刻を変更期限として設定してもよい。
また、期限管理部31は、予備需要家装置が複数存在する場合、たとえば、各予備需要家装置の最大応答時間の中で最も長い最大応答時間を用いて変更期限を設定する。
[動作]
次に、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムの電力消費抑制処理について説明する。
電力消費管理システムにおける各装置は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のフローチャートおよびシーケンスの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
図10は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費抑制処理のシーケンスの一例を示す図である。
図10を参照して、まず、系統側管理装置101は、たとえば翌日の電力需要を予測し、電力需給が逼迫する可能性が高い場合、電力消費の抑制を行なうべきであると判断する(ステップS51)。
より詳細には、系統側管理装置101は、たとえば、既知の需要予測技術を用いて、具体的にはニューラルネットワークまたは自己回帰分析等の技術を用いて、全体的な電力需要を予測する。あるいは、系統側管理装置101は、たとえば、過去X日分の消費電力量のデータから、特異日を除いたY日分の消費電力量の平均値を算出する。
次に、系統側管理装置101は、電力消費に関する目標情報を電力消費管理装置201へ送信する(ステップS52)。目標情報は、たとえば、系統側目標および系統側目標の対象期間を示す。電力消費管理装置201は、系統側管理装置101から目標情報を受信して、受信した目標情報に基づいて要応答指示情報を作成する。
次に、電力消費管理装置201は、要応答指示情報の送信先の需要家装置301、および予備需要家装置を設定し、当該需要家装置301および当該予備需要家装置の応答期限を設定する(ステップS53)。ここでは、電力消費管理装置201は、要応答指示情報の送信先の需要家装置301として、需要家装置301Aおよび需要家装置301Bを設定する。
なお、電力消費管理装置201は、系統側管理装置101から目標情報を受信する前に予め需要家装置301および予備需要家装置の応答期限を設定する構成であってもよい。
次に、電力消費管理装置201は、たとえば系統側管理装置101から受信した目標情報に基づいて変更期限を設定する(ステップS54)。
次に、電力消費管理装置201は、節電イベントの内容、変更期限、および電力需要施設7の節電イベントへの参加状況等を示す画面の情報である表示情報を作成し(ステップS55)、作成した表示情報をWebサーバ203へ送信する(ステップS56)。
Webサーバ203は、電力消費管理装置201から表示情報を受信して、受信した表示情報をたとえばユーザーの通信端末装置312へ送信する(ステップS57)。
ここで、電力消費管理装置201は、表示情報を定期的または不定期に更新し、更新後の表示情報をWebサーバ203へ送信する。Webサーバ203は、更新後の表示情報を電力消費管理装置201から受信すると、受信した表示情報を通信端末装置312へ送信する。
次に、電力消費管理装置201は、需要家装置301Aから送信要求情報を受信すると(ステップS58)、需要家装置301Aへ要応答指示情報を送信する(ステップS59)。当該要応答指示情報には、需要家装置301Aの応答期限を示す応答期限情報が含まれる。
需要家装置301Aは、電力消費管理装置201から要応答指示情報を受信して、当該要応答指示情報の示す節電イベントに参加するか否かを示す指示応答情報を、応答期限の到来前に電力消費管理装置201へ送信する(ステップS60)。ここでは、需要家装置301Aは、要応答指示情報の示す節電イベントに参加する旨を示す指示応答情報すなわち参加情報を電力消費管理装置201へ送信する。
次に、電力消費管理装置201は、需要家装置301Bから送信要求情報を受信すると(ステップS61)、需要家装置301Bへ要応答指示情報を送信する(ステップS62)。当該要応答指示情報には、需要家装置301Bの応答期限を示す応答期限情報が含まれる。
需要家装置301Bは、電力消費管理装置201から要応答指示情報を受信して、当該要応答指示情報の示す節電イベントに参加するか否かを示す指示応答情報を、応答期限の到来前に電力消費管理装置201へ送信する(ステップS63)。ここでは、需要家装置301Bは、要応答指示情報の示す節電イベントに参加しない旨を示す指示応答情報である不参加情報を電力消費管理装置201へ送信する。
次に、電力消費管理装置201は、予備需要家装置から送信要求情報を受信する(ステップS64)。電力消費管理装置201は、変更期限の到来前において、予備需要家装置から送信要求情報を受信しても、当該予備需要家装置へ要応答指示情報を送信しない。
なお、ステップS58〜S64の動作は、変更期限の到来までに複数回行われてもよい。この場合において、各需要家装置301は、電力消費管理装置201へ送信する指示応答情報を参加情報から不参加情報へ変更してもよいし、不参加情報から参加情報へ変更してもよい。
また、電力消費管理装置201は、たとえば、1または複数の需要家装置301からの指示応答情報を受信した後に変更期限の設定(ステップS54)、表示情報の作成(ステップS55)、および表示情報の送信(ステップS56)を行う構成であってもよい。
次に、電力消費管理装置201は、たとえば内蔵した時計からの時刻情報を用いて変更期限が到来したと判断する(ステップS65)。
次に、電力消費管理装置201は、変更期限の到来前において電力消費管理装置201へ最後に送信した指示情報が参加情報であった各需要家装置301、の設置された電力需要施設7における削減量合計値に基づいて、系統側目標を達成することができるか否かを判断する(ステップS66)。ここでは、電力消費管理装置201は、系統側目標を達成することができないと判断する。
次に、電力消費管理装置201は、表示情報を更新し(ステップS67)、更新後の表示情報をWebサーバ203へ送信する(ステップS68)。更新後の表示情報は、たとえば変更期限が到来した旨を含む。
次に、Webサーバ203は、更新後の表示情報を電力消費管理装置201から受信すると、受信した表示情報をたとえば通信端末装置312へ送信する(ステップS69)。
次に、電力消費管理装置201は、需要家装置301Aから送信要求情報を受信すると(ステップS70)、指示応答情報の送信が不要である旨を含む指示情報すなわち不要応答指示情報を変更期限が到来した旨を示す期限到来情報として需要家装置301Aへ送信する(ステップS71)。
次に、電力消費管理装置201は、需要家装置301Bから送信要求情報を受信すると(ステップS72)、需要家装置301Bへ不要応答指示情報を送信する(ステップS73)。
次に、電力消費管理装置201は、予備需要家装置から送信要求情報を受信すると(ステップS74)、当該予備需要家装置へ要応答指示情報を送信する(ステップS75)。当該要応答指示情報には、予備需要家装置の応答期限を示す情報が含まれる。
次に、予備需要家装置は、電力消費管理装置201から要応答指示情報を受信して、当該要応答指示情報の示す節電イベントに参加するか否かを示す指示応答情報を、応答期限の到来までに電力消費管理装置201へ送信する(ステップS76)。ここでは、予備需要家装置は、要応答指示情報の示す節電イベントに参加する旨を示す指示応答情報すなわち参加情報を電力消費管理装置201へ送信する。
次に、電力消費管理装置201へ最後に送信した指示応答情報が参加情報であった需要家装置301は、節電期間が始まると自己の電力需要施設7におけるエアコン等の機器を制御して当該電力需要施設7における電力消費を抑制する(ステップS77)。
また、電力消費管理装置201へ参加情報を送信した予備需要家装置は、節電期間が始まると自己の電力需要施設7におけるエアコン等の機器を制御して当該電力需要施設7における電力消費を抑制する(ステップS78)。
なお、ステップS52,S58〜S64,S70〜S76の動作は、たとえばOpenADR2.0で規定された所定の通信プロトコルに従って行われる。
図11は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費抑制処理のシーケンスの他の例を示す図である。
図11を参照して、ステップS81〜S84の動作は、図10に示すS51〜S54の動作とそれぞれ同様である。
次に、電力消費管理装置201は、設定した変更期限を示す変更期限情報を需要家装置301Aおよび需要家装置301Bへ送信する(ステップS85およびステップS86)。
ステップS87〜ステップS95の動作は、図10に示すS58〜S66の動作とそれぞれ同様である。
次に、電力消費管理装置201は、需要家装置301Aおよび需要家装置301Bへ変更期限が到来した旨を示す期限到来情報を送信する(ステップS96およびステップS97)。
ステップS98〜S106の動作は、図10に示すステップS70からS78の動作とそれぞれ同様である。
なお、電力消費管理装置201は、たとえば、1または複数の需要家装置301からの指示応答情報を受信した後に変更期限の設定(ステップS84)を行う構成であってもよい。
また、ステップS82,S85〜93,S96〜S104の動作は、たとえばOpenADR2.0で規定された所定の通信プロトコルに従って行われる。また、図10および図11に示す動作は、たとえば、図5に示す動作と並行して行われる。
本発明の実施の形態に係る電力消費管理システム1は、指示応答情報の内容の変更が許容される電力消費管理システムである。具体的には、電力消費管理システム1では、需要家装置301は、変更期限の到来前において、既に電力消費管理装置201へ送信した指示応答情報とは異なる内容の指示応答情報を電力消費管理装置201へ送信することができる。すなわち、電力消費管理装置201は、変更期限の到来前においては、たとえば、需要家装置301から不参加情報を受信した場合であっても、予備需要家装置への要応答指示情報の送信等、系統側目標を達成するための他の処理を行わない。
ところで、系統側事業者は、電力需給の逼迫が予測される場合に、アグリゲータに対して予め節電要請を行なう。そして、アグリゲータは、電力需要施設の需要家に対して節電要請を行なう。
しかしながら、電力需要施設の需要家が節電要請の対象期間において電力消費の抑制を行なうことが困難な場合もある。アグリゲータは、このような場合においても、系統側事業者からの節電要請を満たすように電力需要施設における消費電力の削減量を確保する必要がある。
これに対して、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムでは、電力消費管理装置201は、電力系統側5から電力消費の目標を示す目標情報を取得し、取得した目標情報に基づいて、電力需要施設7における電力消費に関する指示情報を需要家装置301へ送信する。需要家装置301は、指示情報を電力消費管理装置201から受信し、受信した指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を電力消費管理装置201へ送信する。目標情報は、上記目標の対象期間を含む。電力消費管理装置201は、同じ上記対象期間に対応する指示情報に対して需要家装置301が異なる応答内容を示す指示応答情報を自己へ送信できる変更期限を設定する。
また、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置では、目標情報取得部20は、電力系統側5から電力消費の目標を示す目標情報を取得する。期限管理部31は、目標情報に関する期限を設定する。指示部11は、目標情報に基づいて、電力需要施設7における電力消費に関する指示情報を電力需要施設7に通知する。応答情報取得部19は、指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を電力需要施設7から取得する。目標情報は、上記目標の対象期間を含む。期限管理部31は、同じ上記対象期間に対応する指示情報に対して電力需要施設7が異なる応答内容を示す指示応答情報を自己の電力消費管理装置201に通知できる変更期限を設定する。
このように、変更期限を設定する構成により、たとえば、電力需要施設7に設置された需要家装置301は、内容を変更した指示応答情報を変更期限の到来後に送信することができなくなるため、指示情報に従って消費電力の削減を行う電力需要施設7と消費電力の削減を行わない電力需要施設7とを変更期限の到来時において確定させることができる。これにより、目標情報の示す目標を達成可能であるか否かの判断をより正確に行うことができる。そして、上記目標を達成することができないと判断した場合、たとえば上記目標の対象期間の開始までに適切な対策を講じることができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムおよび電力消費管理装置では、電力需要施設における電力消費を管理し、電力系統側からの節電要請をより確実に満たすことができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置では、表示情報作成部15は、期限管理部31によって設定された変更期限を示す画面の情報である表示情報を作成する。
このような構成により、Webサイト等の汎用的な技術を用いて変更期限をユーザーに提示することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置では、表示情報作成部15は、電力需要施設7における指示情報の内容の受け入れの可否と変更期限とを示す画面の情報である表示情報を作成する。
このような構成により、たとえば、上記対象期間においてユーザーの電力需要施設7における機器が制御され、電力消費が抑制される予定であるか否かを当該ユーザーに提示することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置では、期限管理部31は、変更期限の到来を判断する。当該電力消費管理装置は、期限管理部31によって当該到来が判断された後、変更期限が到来した旨の期限到来情報を電力需要施設7に通知する。
このような構成により、たとえば変更期限の到来後に、必要に応じて適切な対策を講じることができ、また、変更期限の到来をユーザーに認識させることができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置では、指示部11は、電力需要施設7から情報の送信を要求するための送信要求情報の通知を受けて、指示情報を電力需要施設7に通知する。指示部11は、変更期限の到来した後に送信要求情報の通知を受けた場合、指示応答情報の送信が不要である旨を含む指示情報を期限到来情報として電力需要施設7に通知する。
このような構成により、たとえば、新たに情報を作成して送信することなく、電力消費管理装置201から電力需要施設7へ送信する既存の情報を用いて電力需要施設7に変更期限の到来を通知することができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置であって、
電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得する目標情報取得部と、
前記目標情報に関する応答期限を設定する期限管理部と、
前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記電力需要施設に通知する指示部と、
前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力需要施設から取得する応答情報取得部とを備え、
前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、
前記期限管理部は、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記電力需要施設が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己の電力消費管理装置に通知できる変更期限を設定し、
前記期限管理部は、前記対象期間の開始前の時刻を前記変更期限として設定し、
前記変更期限の到来までの間における前記応答内容の変更が許容されている、電力消費管理装置。
[付記2]
電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置と、
前記電力需要施設に設けられた需要家装置とを備え、
前記電力消費管理装置は、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得し、取得した前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記需要家装置へ送信し、
前記需要家装置は、前記指示情報を前記電力消費管理装置から受信し、受信した前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力消費管理装置へ送信し、
前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、
前記電力消費管理装置は、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記需要家装置が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己へ送信できる変更期限を設定し、
前記電力消費管理装置は、前記対象期間の開始前の時刻を前記変更期限として設定し、
前記変更期限の到来までの間における前記応答内容の変更が許容されている、電力消費管理システム。
1 電力消費管理システム
5 電力系統側
6 アグリゲータ
7 電力需要施設
11 指示部
15 表示情報作成部
16 消費情報取得部
18 提示部
19 応答情報取得部
21 系統側通信部
22 処理部
23 需要家通信部
30 目標情報取得部
31 期限管理部
32 削減量計算部
33 判断部
101 系統側管理装置
102 データベース
201 電力消費管理装置
202 データベース
203 Webサーバ
301 需要家装置
302 電力測定装置
303 リレー制御装置
304 分電盤
305 キュービクル
306 電力センサ
307 電力センサ
308 リモコンリレー
309 照明系統
310 コンセント系統
311 空調動力
312 通信端末装置

Claims (10)

  1. 電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置であって、
    電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得する目標情報取得部と、
    前記目標情報に関する期限を設定する期限管理部と、
    前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記電力需要施設に通知する指示部と、
    前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力需要施設から取得する応答情報取得部とを備え、
    前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、
    前記期限管理部は、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記電力需要施設が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己の電力消費管理装置に通知できる変更期限を設定する、電力消費管理装置。
  2. 前記電力消費管理装置は、さらに、
    前記期限管理部によって設定された前記変更期限を示す画面の情報を作成する表示情報作成部を備える、請求項1に記載の電力消費管理装置。
  3. 前記表示情報作成部は、前記電力需要施設における前記指示情報の内容の受け入れの可否と前記変更期限とを示す画面の情報を作成する、請求項2に記載の電力消費管理装置。
  4. 前記期限管理部は、前記変更期限の到来を判断し、
    前記期限管理部によって前記到来が判断された後、前記変更期限が到来した旨の期限到来情報を前記電力需要施設に通知する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力消費管理装置。
  5. 前記指示部は、前記電力需要施設から情報の送信を要求するための送信要求情報の通知を受けて、前記指示情報を前記電力需要施設に通知し、
    前記指示部は、前記変更期限の到来した後に前記送信要求情報の通知を受けた場合、前記指示応答情報の送信が不要である旨を含む前記指示情報を前記期限到来情報として前記電力需要施設に通知する、請求項4に記載の電力消費管理装置。
  6. 電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置と、
    前記電力需要施設に設けられた需要家装置とを備え、
    前記電力消費管理装置は、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得し、取得した前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記需要家装置へ送信し、
    前記需要家装置は、前記指示情報を前記電力消費管理装置から受信し、受信した前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力消費管理装置へ送信し、
    前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、
    前記電力消費管理装置は、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記需要家装置が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己へ送信できる変更期限を設定する、電力消費管理システム。
  7. 電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置における電力消費管理方法であって、
    電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得するステップと、
    前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記電力需要施設に通知するステップと、
    前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力需要施設から取得するステップとを含み、
    前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、
    前記電力消費管理方法は、さらに、
    同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記電力需要施設が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己に通知できる変更期限を設定するステップを含む、電力消費管理方法。
  8. 電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置と、前記電力需要施設に設けられた需要家装置とを備える電力消費管理システムにおける電力消費管理方法であって、
    前記電力消費管理装置が、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得し、取得した前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記需要家装置へ送信するステップと、
    前記需要家装置が、前記指示情報を前記電力消費管理装置から受信し、受信した前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力消費管理装置へ送信するステップとを含み、
    前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、
    前記電力消費管理方法は、さらに、
    前記電力消費管理装置が、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記需要家装置が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己へ送信できる変更期限を設定するステップを含む、電力消費管理方法。
  9. 電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置において用いられる電力消費管理プログラムであって、コンピュータに、
    電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得するステップと、
    前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記電力需要施設に通知するステップと、
    前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力需要施設から取得するステップとを実行させるためのプログラムであり、
    前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、
    さらに、コンピュータに、
    同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記電力需要施設が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己に通知できる変更期限を設定するステップを実行させるための、電力消費管理プログラム。
  10. 電力需要施設における電力消費を管理する電力消費管理装置と、前記電力需要施設に設けられた需要家装置とを備える電力消費管理システムにおいて用いられる電力消費管理プログラムであって、コンピュータに、
    前記電力消費管理装置が、電力系統側から電力消費の目標を示す目標情報を取得し、取得した前記目標情報に基づいて、前記電力需要施設における電力消費に関する指示情報を前記需要家装置へ送信するステップと、
    前記需要家装置が、前記指示情報を前記電力消費管理装置から受信し、受信した前記指示情報に対する応答内容を示す指示応答情報を前記電力消費管理装置へ送信するステップとを実行させるためのプログラムであり、
    前記目標情報は、前記目標の対象期間を含み、
    さらに、コンピュータに、
    前記電力消費管理装置が、同じ前記対象期間に対応する前記指示情報に対して前記需要家装置が異なる前記応答内容を示す前記指示応答情報を自己へ送信できる変更期限を設定するステップを実行させるための、電力消費管理プログラム。
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