JP2015225934A - 半導体装置 - Google Patents

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吉江 徹
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Abstract

【課題】従来よりも優れた逆方向耐圧を有し、製造費用及び工程時間を削減した半導体装置を提供する。【解決手段】素子領域及び前記素子領域の周囲を囲む外周領域が主面に定義された半導体基体と、前記外周領域の前記素子領域側に前記半導体基体の主面に沿って構成される前記半導体基体と反対導電型の主接合部と、前記主接合部の外側に構成される前記半導体基体と反対導電型のガードリングとを備え、前記ガードリングは、前記半導体基体の主面から深さ方向にかけて複数構成されており、前記半導体基体の主面側に構成される第1のガードリングと、前記第1のガードリングから前記半導体基体の深さ方向に離間した第2のガードリングとを備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、炭化珪素(SiC)を用いた半導体装置に関する。
従来より、SiCを用いた半導体装置としてショットキーバリアダイオード(SBD)を備えたものが提案されている(例えば特許文献1)。特許文献1に見られるSBDは、等電位線が偏りなく広範囲で伸ばすことができるよう、外周部領域にp型リサーフ層やp型ガードリング層を備えている。このような外周部領域の構造は、一般的に見られる構造である。
このように、n型SiC基板上の外周部領域にp型リサーフ層やp型ガードリング層を形成する際、従来ではAlイオンを多段注入(例えば、700keV、400keV,200keV,100keV,50keVと5回の注入)することにより、SiC基板の深さ方向に連続した濃度のp層を形成していた。
特開2013−214659号公報
このようなパワーデバイスにおいては、逆方向耐圧は重要な特性であり、さらなる高耐圧化が望まれている。そこで、本発明においては、従来よりも優れた逆方向耐圧を有し、製造費用及び工程時間を削減した半導体装置を提供する。
本発明の一態様によれば、素子領域及び前記素子領域の周囲を囲む外周領域が主面に定義された半導体基体と、前記外周領域の前記素子領域側に前記半導体基体の主面に沿って構成される前記半導体基体と反対導電型の主接合部と、前記主接合部の外側に構成される前記半導体基体と反対導電型のガードリングとを備え、前記ガードリングは、前記半導体基体の主面から深さ方向にかけて複数構成されており、前記半導体基体の主面側に構成される第1のガードリングと、前記第1のガードリングから前記半導体基体の深さ方向に離間した第2のガードリングとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、従来よりも優れた逆方向耐圧を有し、製造費用及び工程時間を削減した半導体装置を提供できる。
本発明の実施形態に係る半導体装置の断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置のイオン注入段数の一例を示したものである。 本発明の実施形態の変形例に係る半導体装置の断面図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各領域の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
(実施形態1)
本発明の実施形態に係る半導体装置は、図1に示すように、シリコンカーバイト基板(SiC基板)11を有し、素子領域101及び素子領域101の周囲を囲む外周領域102が主面に定義された第1導電型の半導体基体10と、素子領域101と外周領域102との境界領域において半導体基体10の上部の一部に素子領域101を囲んで埋め込まれる第2導電型の主接合部17と外周領域102に多重に配置されたガードリング18を備える。
なお、第1導電型と第2導電型とは互いに反対導電型である。すなわち、第1導電型がn型であれば、第2導電型はp型であり、第1導電型がp型であれば、第2導電型はn型である。以下では、第1導電型がn型、第2導電型がp型の場合を例示的に説明する。
図1に示した半導体装置の半導体基体10は、SiC基板11上にSiCからなる半導体層を積層した構造である。以下では、半導体基体10が、高濃度n型のSiC基板11上に低濃度n型のエピタキシャル成長膜(n型SiC層)12が形成された構造である場合を例示的に説明する。
ショットキー電極15は、n型SiC層12との間でショットキー接合を形成するバリアメタル15aと表面電極15bとで構成される。バリアメタル15aは、n型SiC層12との間でショットキー接合を形成する材料として、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)などで形成され、蒸着やスパッタリング等の周知の成膜方法によって形成することができる。その厚さは、これを用いてショットキー接合が安定して形成できる程度であり、例えば100nm程度である。表面電極15bは、例えばアルミニウム(Al)等、電気抵抗率が低い材料で形成される。
裏面電極19は、n+SiC基板11の裏面全面に、オーミック接触する材料として、例えば、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)等で構成される。
逆バイアス印加時に、バリアメタル15aの外側の電極端に電界集中が生じる。この電界緩和を目的として、バリアメタル15aの電極端近傍の半導体基体10内に主接合部17が配置されている。さらに主接合部17の外周を囲むようにガードリング18を形成することで、主接合部17の電界緩和がなされる。また、主接合部17及びガードリング18を形成するために、例えばイオン注入法によって半導体基体10内にp型半導体領域が形成される。
主接合部17及びガードリング18は、半導体基体10の深さ方向に複数形成されている。例えば図1において、主接合部17は、半導体基体10の主面に沿って形成される第1の主接合部17aと、第1の主接合部17aから半導体基体10の深さ方向に離間した第2の主接合部17bとを備えている。同様にガードリング18は、半導体基体10の主面に沿って形成される第1のガードリング18aと、第1のガードリング18aから半導体基体10の深さ方向に離間した第2のガードリング18bとを備えている。
このように、半導体基体10の深さ方向に分離した2層の主接合部17及びガードリング18を形成することで、分離された深い側のp型層(第2の主接合部17b、第2のガードリング18b)は縦方向の電圧分割を補う形となるため、電界緩和効果が高い。すなわち、従来例に係る半導体装置に比べ、同一電圧での空乏層幅20を比べると、本発明に係る半導体装置は、p型層(主接合部17,ガードリング18)内で電圧分割されているため、n型SiC層12の深さ方向に広がる空乏層幅20は狭くなる。そのため、従来例に係る半導体装置と本発明に係る半導体装置とで、n型SiC層12の膜厚を同一とした場合、本発明に係る半導体装置のほうが高耐圧を得ることが出来る。
図2は、主接合部17及びガードリング18を形成する際の注入プロファイルの一例を示す。不純物濃度を1×1018cm-3を頂点とする山なりのグラフ3つが示されており、異なる注入エネルギーにより深さ方向に合計3段の注入を行うことで、p型層(主接合部17、ガードリング18)を形成していることがわかる。図2では、Alイオンを700keV、100keV,50keVと3段の注入を行っている。100keVと50keVのAlイオンの注入により半導体基体10の主面側に第1の主接合部17a及び第1のガードリング18aを形成し、700keVのAlイオンの注入により、第2の主接合部17b及び第2のガードリング18bが形成される。
n型SiC層12の主面のうち、ショットキー電極が形成されない領域には、酸化膜(SiO)13及び、その上に層間絶縁層14が形成される。
このように、半導体基体10の深さ方向に分離したp型層を形成することで、従来は5回のイオン注入により形成したp型層を、上述したように3回のイオン注入により形成することができる。そのため、注入回数が削減されることになり、製造費用及び工程時間が削減できる。
(変形例)
図3は、第1の実施形態に係る半導体装置の変形例である。第1の実施形態に係る半導体装置は、主接合部17を第1の主接合部17aと第2の主接合部17bとに分離したが、変形例に係る半導体装置は主接合部は分離されていない。その他の構造は実施形態1に係る半導体装置と同じである。このような構成により、主接合17付近の空乏層20は、その外周部よりも半導体基体10の深さ方向に深く伸びる。それにより、外周部よりも先にパンチスルーするため、耐圧ばらつきの少ない安定した耐圧を得ることができる。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
10・・半導体基体
11・・SiC基板
12・・低濃度n型のエピタキシャル成長膜(n型SiC層)
13・・酸化膜
14・・層間絶縁層
15・・ショットキー電極
15a・・バリアメタル
15b・・表面電極
17・・主接合部
17a・・第1の主接合部
17b・・第2の主接合部
18・・ガードリング
18a・・第1のガードリング
18b・・第2のガードリング
19・・裏面電極
101・・素子領域
102・・外周領域


Claims (2)

  1. 素子領域及び前記素子領域の周囲を囲む外周領域が主面に定義された半導体基体と、
    前記外周領域の前記素子領域側に前記半導体基体の主面に沿って構成される前記半導体基体と反対導電型の主接合部と、
    前記主接合部の外側に構成される前記半導体基体と反対導電型のガードリングと、
    を備え、
    前記ガードリングは、前記半導体基体の主面から深さ方向にかけて複数構成されており、
    前記半導体基体の主面側に構成される第1のガードリングと、
    前記第1のガードリングから前記半導体基体の深さ方向に離間した第2のガードリングと、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. さらに、前記主接合部は、前記半導体基体の主面から深さ方向にかけて複数構成されており、
    前記半導体基体の主面側に構成される第1の主接合部と、
    前記第1の主接合部から前記半導体基体の深さ方向に離間した第2の主接合部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017221546A1 (ja) * 2016-06-24 2018-09-27 富士電機株式会社 半導体装置の製造方法および半導体装置
WO2023281767A1 (ja) * 2021-07-06 2023-01-12 株式会社デンソー 半導体装置と半導体装置の製造方法

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