JP2015224770A - 弁装置接続構造及びその構造を用いた弁本体撤去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁本体などの管接合部材を首部に組立てる際に、密封部材の傷つきを防止することができるとともに、長期間にわたり弁装置接続構造の離脱を防止できる弁装置接続構造を提供するとともに、該弁装置接続構造を使用した弁本体撤去方法を提供すること。
【解決手段】流体が流れる管路部2a及び管路部2aに連通する開口端部2dを有する首部2bを備える管体2と、管路部2aを開閉可能な弁体6a及び開口端部2dを密封部材6eを介して密封状に閉止する蓋6bを有する弁本体6と、を備える弁装置5において、管体2から弁本体6を不断流状態で撤去するための弁装置接続構造であって、弁装置接続構造は、開口端部2dにおける首部2b外周に設けられた鍔部2cと、鍔部2cと蓋6bとを挟持する挟持部材3と、挟持部材3の移動を規制する移動規制手段7、8と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、既設流体管に連結された弁装置の弁本体を撤去するために使用される弁装置接続構造及びその構造を用いた弁本体撤去方法に関する。
従来、水道本管等の既設流体管には仕切弁等の弁装置が設けられており、既設流体管の流体管路を遮断できるようになっている。例えば、仕切弁は、その構造上、流体管路を遮断するための弁体やこの弁体を操作するための操作軸等からなる弁本体が、流体管路に対して大きく突出するので、耐久年数に至って仕切弁の交換を要する場合や、仕切弁が流体管路に不要になった場合、弁本体の部材の劣化により交換を要する場合等に、作業用ケースで仕切弁を密封状に囲って、流体管路から仕切弁全体を撤去若しくは交換をしたり、仕切弁を流体管路としてのみ使用するため、または将来、仕切弁として再利用するために管路部を残して弁本体のみを撤去したりする撤去工事が行われている。さらに、最近は、弁装置の弁箱と弁蓋とを従来のボルト締めによる固定から、ボルトレス弁装置が採用される傾向にある。
作業用ケースで弁装置を囲って管路部を残して弁体を取り除くことが可能な弁装置接続構造として、例えば、流体が流れる管路部及び前記管路部に連通する上端面(開口端部)を有する弁箱部(首部)と、前記管路部を開閉可能な弁体(弁体)及び前記上端面をガスケット(密封部材)を介して密封状に閉止する弁蓋本体(蓋)を有する弁本体と、を備え、弁体と弁箱部とは、該弁箱部に設けられた外側係合孔より挿入されたロック部材により固定されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−029194号公報(第9−11頁、第1−3図)
しかしながら、特許文献1にあっては、弁体を弁箱に組立てる際に、弁蓋と弁箱の内周面を密封するガスケットが、弁箱部に設けられた外側係合孔の段差に接触しながら挿入されて傷つくことがあり、シールの健全性を損なう虞がある。
また、特許文献1にあっては、弁蓋の連結内嵌部のテーパー面と弁箱の連結外嵌部のテーパー面との間で圧縮されたガスケットの弾性復元力と流体圧による力がロック部材の抜け出し抵抗(抜き差し抵抗)として作用するのみで、ロック部材の移動規制手段を特段設けていない。しかしながら、地中に埋設された弁装置は、不等沈下等に起因する引張力、圧縮力、地上を走る車両のからの振動荷重が長期にわたり繰り返し作用するため、ロック部材が該弁箱部に設けられた外側係合孔より抜け出したり、ロック部材が離脱してしまう虞もある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、弁本体を首部に組立てる際に、密封部材の傷つきを防止することができるとともに、長期間にわたり弁装置接続構造の離脱を防止できるとともに、該弁装置接続構造を使用した弁本体撤去方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の弁装置接続構造は、
流体が流れる管路部及び前記管路部に連通する開口端部を有する首部を備える管体と、前記管路部を開閉可能な弁体及び前記開口端部を密封部材を介して密封状に閉止する蓋を有する弁本体と、を備える弁装置において、前記管体から前記弁本体を不断流状態で撤去するための弁装置接続構造であって、前記弁装置接続構造は、前記開口端部における前記首部外周に設けられた鍔部と、該鍔部と前記蓋とを挟持する挟持部材と、該挟持部材の移動を規制する移動規制手段と、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、管体の開口端部と蓋とを密封する密封部材は、管体の開口端部に配設されるので、組立て時に密封部材を挿入するときの挿入距離が短くすることができるので、密封部材の傷つきを防ぐことができるとともに、鍔部と蓋とを挟持する挟持部材の移動を規制する移動規制手段によって、挟持部材の移動も規制されるので、長期間にわたり不等沈下等に起因する引張力、圧縮力、地上を走る車両のからの振動荷重が繰り返し作用しても、前記挟持部材の離脱を防止でき、弁装置接続構造の信頼性を向上できる。
本発明の弁装置接続構造は、
前記蓋または前記鍔部が前記挟持部材によって挟持される面は、平滑面をなすとともに、前記首部の中心から径方向外側に向かって水平または先細りに傾斜していることを特徴としている。
この特徴によれば、蓋または鍔部が挟持部材によって挟持される面を平滑にすることにより、挟持部材の組立て精度を向上でき、首部の中心から径方向外側に向かって水平または先細りに傾斜させることで、狭い場所であっても、挟持部材を容易に組立てることができる。
本発明の弁装置接続構造は、
前記移動規制手段は、溝部と突起部とからなり、前記溝部は前記突起部の案内溝としてスライド可能に係合することを特徴としている。
この特徴によれば、移動規制手段の溝部は、突起部の案内溝として機能するので、突起部を溝部にスライドさせるのみで確実に係合でき、挟持部材の移動を規制することができる。
本発明の弁装置接続構造は、
前記溝部は、前記蓋、前記鍔部または前記挟持部材の少なくとも一つに設けられたカギ型溝であることを特徴としている。
この特徴によれば、移動規制手段の溝部は、蓋体、鍔部または挟持部材の少なくとも一つに設けたカギ型溝としたので、該カギ型溝に係合された突起部は係合の外れを防止でき、挟持部材の移動を確実に規制することができる。
本発明の弁装置接続構造は、
前記移動規制手段は、前記蓋、前記鍔部または前記挟持部材の少なくとも一部に着脱可能な部材からなることを特徴としている。
この特徴によれば、挟持部材は、弁蓋、鍔部に着脱可能な移動規制手段によってその移動を確実に規制することができる。
本発明の弁装置接続構造は、
前記挟持部材は、断面略コ字状の円弧状部材であることを特徴としている。
この特徴によれば、挟持部材は、断面略コ字状の円弧状部材に形成されているので、狭い場所でも挟持部材を容易に分解することができる。
本発明の弁装置接続構造を用いた弁本体撤去方法は、
流体が流れる管路部及び前記管路部に連通する開口端部を有する首部を備えた管体と、前記首部に設けられ、前記管路部を開閉可能な弁本体と、を有する弁装置の前記管体から前記弁本体を不断流状態で撤去するための弁装置接続構造を用いた弁本体撤去方法において、
前記開口端部を閉塞する前記弁本体の蓋を押圧する工程と、前記首部外周に設けられた鍔部と前記蓋とを挟持する挟持部材の移動を規制する移動規制手段を解除する工程と、前記挟持部材を取外す工程と、前記弁装置の一部を作業用ケースで密封状態に囲う工程と、前記作業用ケース内で前記管体から前記弁本体を取外す工程と、前記作業用ケース内に備えられた作業弁によって、前記作業用ケース内における前記弁本体よりも前記管体側を密封状態に閉塞する工程と、前記弁本体を取り出す工程と、を備えたことを特徴としている。
この特徴によれば、蓋体と開口端部に設けられた鍔部とを挟持する挟持部材の移動を規制する移動規制手段を備えた弁装置であっても、挟持部材を容易に取外して弁本体を撤去することができる。
(a)は、実施例における弁装置接続構造の正面断面図、(b)は、弁装置接続構造の側断面図である。 (a)は、挟持部材の突起部を弁蓋の溝部に対向配置した状態の図、(b)は、挟持部材の突起部と弁蓋の溝部とを係合させた状態の図、(c)は、挟持部材を弁蓋にロックした状態の図である。 (a)は、固定カバーの平面図及び一部断面図、(b)は、固定カバーを弁装置に取付けた状態を示す平面図、(c)は、(b)のE−E断面図である。 (a)は、弁装置に挟持部材を取付けた状態を示す平面図、(b)は、弁装置に挟持部材を取付けた状態を示す正面断面図、(c)は、弁装置に挟持部材を取付けた状態を示す側断面図である。 (a)は、弁装置の一部を覆い弁蓋を押圧した状態を示す平面図、(b)は、弁装置の一部を覆い弁蓋を押圧した状態を示す正面断面図、(c)は、弁装置の一部を覆い弁蓋を押圧した状態を示す側断面図である。 弁装置の一部を作業用ケースで密封状態に囲った状態を示す側断面図である。 作業用ケース内で管体から弁本体を取外し、作業用ケース内を作業弁によって仕切った状態を示す側断面図である。 弁装置の一部を覆い外部からの挟持部材の押圧、取付け、取外しを示す図である。 (a)は、弁装置の一部を覆い外部から挟持部材をスライドさせて弁装置へ取付け、取外しを示す一部平面断面図、(b)は、(a)のN−N断面図である。 (a)は、挟持部材の変形例を弁蓋に取付けた状態を示す平面図、(b)は、挟持部材の変形例を弁蓋に取付けた状態を示す側面図、(c)は、(a)のH−H断面図である。 (a)は、挟持部材の他の変形例を弁蓋に取付けた状態を示す平面図、(b)は、挟持部材の他の変形例を弁蓋に取付けた状態を示す一部側断面図、(c)は、(a)のK−K断面図、(d)は、(a)のJ−J断面図である。 (a)は、挟持部材のさらなる他の変形例を弁蓋に取付けた状態を示す一部平面断面図、(b)は、挟持部材のさらなる他の変形例を弁蓋に取付けた状態を示す側面図、(c)は、(a)のL−L断面図、(d)は、(a)のM−M断面図である。 弁蓋を押圧する押え部の変形例を示す正面断面図である。 (a)は、挟持部材のさらなる他の変形例を弁蓋に取付けた状態を示す平面図、(b)は、挟持部材のさらなる他の変形例を弁蓋に取付けた状態を示す一部側面図、(c)は、(a)のR−R断面図である。
本発明に係る弁装置接続構造及びその構造を用いた弁本体撤去方法を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る弁装置接続構造1について図1から図14を参照して説明する。図1に示すように、本実施例において、流体管(図示せず)を遮断可能な仕切弁5が連結されている。流体管及び仕切弁5の管体2は、例えば、地中に埋設される上水道用のダクタイル鋳鉄製であり、断面視略円形状、一部は角形状あるいはだ円形状に形成され、内周面がエポキシ樹脂層で被覆されている。尚、本発明に係る流体管は、その他鋳鉄、鋼等の金属製、あるいは石綿、コンクリート製、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。更に尚、流体管の内周面はエポキシ樹脂層に限らず、例えばモルタル等により被覆されてもよく、若しくは適宜の材料を粉体塗装により流体管の内周面に被覆してもよい。また、本実施例では流体管内の流体は上水であるが、本実施例の上水に限らず、例えば工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。また、仕切弁5の材質も上記に適合するものとしてもよい。
図1に示されるように、弁装置としての仕切弁5は、管体2と弁本体6とからなる。管体2は、流体が流れる管路部2aと、該管路部2aに連通する開口端部2dを有する首部2bと、前記開口端部における首部2bの外周に設けられた鍔部2cを備える。さらに、首部2bの内周は、管路部2aを開閉可能な弁体6aが取付け可能な開口部2eとなっている。
一方、弁本体6は、管路部2aを開閉可能な弁体6aと、開口端部2dを閉止する蓋としての弁蓋6bと、弁蓋6bの上面に突出され弁体6aを仕切弁5の外部から開閉操作するための棒状の弁棒部6dと、弁蓋6bの上部に接合され弁棒部6dの外周面をシールするためのパッキン6fを内部に備えるパッキン箱6cと、から構成される。また、管体2の開口端部2dと弁本体6とは、密封部材6eによって密封される。ここで、密封部材6eが配設される管体2の開口端部2dは、凹凸や開口等のない筒面に形成されるので、密封部材6eを傷つけることを防ぐことができる。また、この場合、密封部材6eは、管体2の開口端部2dに配設されるので、組立て時の密封部材6eの挿入距離が短くなり、密封部材6eの挿入が的確となり、傷つきを防ぐことができる。また、開口端部2dは、円筒、角筒、楕円筒等に形成される。
管体2と弁本体6とは後述する挟持部材3によって挟持されている。以下、挟持部材3及び移動規制手段について説明する。
図1及び図2に示されるように、挟持部材3は、断面略コ字状の円弧状の部材である。また、挟持部材3が弁蓋6bに対向する部分には突起部3a、挟持部材3が首部2の鍔部2cと対向する部分には延設部3bが形成されている。一方、弁蓋6bには、所定の深さを有する溝部7が設けられ、溝部7は、弁蓋6bの径方向外側に向けて開放された開放溝7aと、開放溝7aに連なり弁蓋6bの周方向に延設された非開放溝7bとを有するカギ型となっている。また、溝部7は、弁蓋6bに4カ所設けられ、弁本体6の弁棒部6dの中心軸に対して略点対称に配置されている。なお、弁蓋6bまたは鍔部2cが挟持部材3によって挟持される面は、平滑面をなすとともに、首部の中心から径方向外側に向かって水平または先細りに傾斜している。弁蓋6bまたは鍔部2cが挟持部材3によって挟持される面を平滑にすることにより、挟持部材の組立て精度を向上でき、首部の中心から径方向外側に向かって水平または先細りに傾斜させることで、後述のように作業用ケース内の狭い場所であっても、挟持部材を容易に組立てることができる。なお、挟持部材3の突起部3a、溝部7の少なくとも一方、挟持部材3の延設部3bと鍔部2cの少なくとも一方には、ポリオレフィン系の樹脂等からなる滑り手段を設けることもできる。該滑り手段を設けることにより、滑りやすくして挟持部材組立て時の荷重を軽減させたり、製作誤差に伴うガタツキや無理バメを軽減することができる。
つぎに、挟持部材3の組立て手順について図2を参照して説明する。図2(a)に示されるように、挟持部材3の突起部3aを弁蓋6bに設けられた溝部7の開放溝7aのそれぞれに対向させ、図2(b)に示されるように、挟持部材3を径方向にスライドさせ突起部3aと溝部7の開放溝7aとを係合させる。つぎに、図2(c)に示されるように、挟持部材3を弁蓋6bの周方向にスライドさせることにより、挟持部材3の突起部3aを溝部7の非開放溝7bに係合させて、挟持部材3は径方向に対しロックされる。さらに、流体から圧力が蓋6bに作用して、弁蓋6bは押上げられると、挟持部材3は、挟持部材3は弁蓋6bの径方向だけでなく周方向に対してもロックされた状態になる。このように、挟持部材3の突起部3aを弁蓋6bに設けられた溝部7に沿ってスライドさせることにより挟持部材3をロックでき、容易に挟持部材3の移動を規制できる。
上述のとおり、流体圧によって弁蓋6bと挟持部材3とは径方向だけでなく周方向にもロックされるが、さらに、挟持部材3の周方向の動きを規制する固定カバー8を設けることもできる。図3(a)、(b)に示されるように、固定カバー8は、上蓋部8a、側部8b及び係合爪8cを有し、弁蓋6bに外嵌可能な構造となっている。また、上蓋部8aには、弁本体6のパッキン箱6cを外嵌可能な孔部8d、パッキン箱6cに形成された吊部6gが通過可能な切欠き8eが形成されている。
図3(b)、(c)に示されるように、固定カバー8は弁蓋6bに外嵌可能な形状に形成されている。固定カバー8は弁蓋6bに外嵌された状態で、固定カバー8の押え部8fは、挟持部材3に接触または近接した状態となり、挟持部材3の周方向の動きが規制される。また、固定カバー8の係合爪8cは、挟持部材3の下端に係合し、固定カバー8の抜け止めとして機能する。なお、固定カバー8は弁蓋6bに外嵌可能なように、変形、復元が可能なプラスチック、ゴム、金属から形成されている。なお、固定カバー8は、挟持部材3の径方向だけでなく周方向の移動も規制できるので、挟持部材3の突起部3aと弁蓋6bの溝部7とを省略することもできる。この場合、固定カバー8が移動規制手段となる。
つぎに、本発明の弁装置接続構造を使用した弁本体の撤去方法及び弁本体の撤去において使用される作業用ケース60について説明する。最初に、作業用ケース60について図5、図6を参照して説明する。
作業用ケース60は、仕切弁5の一部を囲う下部円筒部11と、作業弁装置部51、作業用ケース本体61及び弁吊移動工具71から主に構成される。
最初に、下部円筒部11について説明する。図5に示されるように、下部円筒部11は、分割支持部材12、一体形成された合いフランジ13及び円筒部材14によって主に構成される。分割支持部材12と首部2bの環状凸部2fとの間にはパッキン41、44が配設され、さらに、該分割支持部材12と合いフランジ13との間にパッキン42を配設し、ボルト30によって一体に固定、密封される。円筒部材14は、該円筒部材14の下部フランジ14aと合いフランジ13との間にパッキン43を配設し、ボルト・ナット31、32を締付けることにより密封される。なお、パッキン41〜44の位置は、設計上、密封を的確に行える位置に設定できる。また、例えば、パッキン44は省いてもよいし、他のパッキンを加えてもよい。
さらに、円筒部材14には、弁蓋6bを首部側へ押し付けるため押え部33が設けられている。押え部33には押えボルト33aが組立てられ、押えボルト33aの先端には押圧部材33bが設けられている。押圧部材33bは、押圧ボルト33aを操作することで進入し、弁蓋6bと挟持部材3との間に隙間を形成するよう押し下げることができる。また、押圧部材33bは、弁蓋6bに対して回転運動を伴うことなく進退できるので、弁蓋6bの傷付きを低減することができる。なお、押え部33と押えボルト33aとの間は、パッキンによって密封されている。
つぎに、作業弁装置部51について説明する。図6に示されるように、作業弁装置部51は、作業弁装置部51の下部フランジ51bから上方に向けて延びる略筒状の円筒部51dと、円筒部51dの内部空間に連通するともに円筒部51dの外周面から突出し平面視で略方形の方形部51cと、作業弁装置部51の外部から操作軸51aを操作して、方形部51cの内部と円筒部51dの内部とを進退移動可能な作業弁51eとから主に構成されている。そして、作業弁装置部51の外部から操作軸51aを操作して、作業弁51eを進入させて、円筒部51dの内部空間を下部空間Fと上部空間Gとに密封状に仕切ることができる。
つぎに、作業弁装置部51の上部に設置される作業用ケース本体61について説明する。図6に示されるように、作業用ケース本体61は、ケースフランジ61aと、該ケースフランジ61aから上方に向けて延びる略筒状の円筒部61bと、該円筒部61bの上部を閉塞する上部ケース61cと、から主に構成される。
さらに、作業用ケース本体61には、弁本体6を作業用ケース本体61内で移動を可能とする弁吊移動工具71が設けられている。弁吊移動工具71は、上部ケース61cを貫通するとともに、作業用ケース本体61内で上下方向に進退可能な略棒状のスピンドル71bと、該スピンドル71bと上部ケース61cとの間はパッキン箱61eによって密封されている。また、スピンドル71bは、該スピンドル71bの上端に設けられた円盤71dと、該円盤71dを上部ケース61cに固定する固定手段71cによって、固定することができ、また、弁本体6の撤去・挿入の際に使用することができる。スピンドル71bの下端には弁吊金具71aが取付けられ、該弁吊金具71aによって弁本体6とスピンドル71bとが接続され、作業用ケース本体61の外部から必要に応じてクレーン等の駆動手段(図示せず)を操作して、スピンドル71bを上昇させることによって、弁本体6を撤去することができる。
このように、作業用ケース60は、仕切弁5の一部を密封状態で囲うとともに、作業用ケース本体61の外部からの操作によってスピンドル71bを上昇させることにより、弁本体6を管体2から撤去できるようになっている。
以下、弁装置接続構造を使用した弁本体の撤去方法について図3から図8を参照して説明する。図3から図8において、管路部2aは流体が流れる流体管(図示せず)に接続され、弁体6aはほぼ全開状態にされ、管路部2aには流体が流れている状態となっている。なお、作業用ケース60を構成する下部円筒部11と、作業弁装置部51、作業用ケース本体61及び弁吊移動工具71については、すでに説明しているので、重複する説明は省略する。
最初に、図3、図4に示されるように、キャップ9を取外し、さらに挟持部材3から移動規制手段としての固定カバー8を取外す。つぎに、図5に示されるように、下部円筒部11を首部2bに設けられた環状凸部2fに取付け、首部2bと下部円筒部11との間を密封する。さらに、円筒部材14に設けられた押え部33に組立てられた押えボルト33aを操作させ、押圧部材33bを弁蓋6bに押し当て、弁蓋6bと挟持部材3との間に隙間を形成するよう押し下げる。
その後、挟持部材3を弁蓋6bに対して周方向にスライドさせると、半径方向のロックを解除することができる。さらに、挟持部材3を弁蓋6bに対して径方向にスライドさせると、挟持部材3を弁蓋6bから取外すことができる。このように、挟持部材3は、断面略コ字状の円弧状部材に形成されるので、円筒部材14の筒部14bの内部でスライドすることができ、筒部14b内部の狭い場所でも移動規制手段の解除及び挟持部材3を弁蓋6bから取外すことができる。挟持部材3は、手によって取外すこともできるが、安全面を考え、図示しない軸状の治具を連結して取外すことが望ましい。このようにすることで、挟持部材3が円筒部材14の内部で治具により取外せるので、例えば残圧がある場合にも安全に取外しができる。
つぎに、図6に示されるように、まず、弁吊移動工具71の弁吊金具71aを弁本体6のパッキン箱6cに固定し、作業弁装置51、作業用ケース本体61を組立て密封する。さらに、押えボルト33a(図5参照)を円筒部材14の外部から操作し、弁蓋6bに押し当てられていた押え部材33bを後退させて、弁蓋6bに加わる流体力を弁吊移動工具71によって保持する。
続いて、図7に示されるように、円盤71dを固定する固定手段71cを解除し、流体圧を利用して、また必要ならば図示しないクレーン等の駆動手段を作業用ケース本体61の外部から操作してスピンドル71bを上昇させて、弁本体6を管体2から撤去する。そして、作業弁装置部51の作業弁51eを閉じて、円筒部51dの内部空間を下部空間Fと上部空間Gとに密封状に仕切り、弁本体6の撤去を完了する。
なお、弁本体6や蓋、弁等の管接合部材を管体2へ取付ける場合には、弁本体6の撤去の逆の工程により行うことができる。その際、弁本体6を管体2に挿入し、密封部材6eが密封を開始すると、挿入抵抗が強くなるが、固定手段71c、円盤71dを用いることで確実に挿入することができる。この場合、固定手段71c、円盤71dは、ボルト・ナットと円盤で構成されているが、油圧等の流体圧力を用いた機構としてもよい。
本発明に係る弁装置接続構造は、以下の作用効果を奏する。
密封部材6eが配設される管体2の開口端部2dは、凹凸のない筒面に形成されるので、密封部材6eを傷つけることを防ぐことができるとともに、密封部材6eは、管体2の開口端部2dに配設されるので、組立て時の密封部材6eの挿入距離が短くなり、密封部材6eの傷つきを一層防ぐことができる。さらに移動規制手段によって挟持部材3の移動も規制されるので、長期間にわたり不等沈下等に起因する引張力、圧縮力、地上を走る車両のからの振動荷重が繰り返し作用しても、前記挟持部材が移動することもなくなり、弁装置接続構造の信頼性を向上できる。
弁蓋6bまたは鍔部2cが挟持部材3によって挟持される面を平滑にすることにより、挟持部材の組立て精度を向上でき、首部の中心から径方向外側に向かって水平または先細りに傾斜させることで、筒部14b内部のような狭い場所であっても、移動規制手段を解除することができ、さらに挟持部材3を弁蓋6bから容易に取外すことができる。
移動規制手段の溝部7は、挟持部材3の突起部3aの案内溝として機能するので、挟持部材3の突起部3aを弁蓋6bに設けられた溝部7に沿ってスライドさせるだけで挟持部材3を係合できるので、容易に挟持部材3の移動を規制できる。
弁蓋6bに設けられた溝部7をカギ型としたので、挟持部材3の突起部3aと弁蓋6bに設けられた溝部7とをスライド係合させることで、係合の外れを防止でき、挟持部材の移動を確実に規制することができる。
挟持部材3は、溝部7と突起部3aのスライド係合によって径方向の移動が規制されるとともに、弁蓋6b、鍔部2cに着脱可能な移動規制手段8によってスライド方向(周方向)の移動も規制されるので、確実に挟持部材3の移動を規制することができる。
挟持部材3は、断面略コ字状の円弧状部材に形成されているので、円筒部材14の筒部14bの内部でスライドできるので、筒部14b内部の狭い場所でも移動規制手段の解除及び挟持部材3を弁蓋6bから取外すことができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、作業者が、円筒部材14の筒部14bの内部に手を入れたり、治具を用いて、挟持部材3を円筒部材14の筒部14bの内部でスライドさせて弁蓋6bから取外していた。しかし、円筒部材14の筒部14bの内部のスペースが小さい場合、挟持部材3の重量が重く取扱いが困難な場合には、円筒部材14の外部から操作して挟持部材3を取外し、取付けすることもできる。
図8に示されるように、挟持部材3’は、前記実施例と同じく断面略コ字状の円弧状の部材であるが、背面部に背面係合部3’cを備えている点で相違する。また、円筒部材14には、該円筒部材14を貫通して配設された操作軸81が設けられている。操作軸81は、軸部81aと操作係合部81bとからなり、操作係合部81bを背面係合部3’cに押し当て、挟持部材3’をスライドすることにより挟持部材3’と操作係合部81bとが一体となり、同時に挟持部材3’の突起部3’aと溝部7の非開放溝7bとの係合を解除できる。このようにすることで、操作軸81によって、押え部33の役割を果たすことができるため、押え部33を省略することができる。そして弁吊移動工具71の弁吊金具71aを弁本体6のパッキン箱6cに固定し、作業弁装置51、作業用ケース本体61を組立て密封して、さらに弁吊軸部81aを径方向外側に操作することによって、挟持部材3’を径方向にスライドさせて、挟持部材3’と開放溝7aとの係合を解除でき、取外すことができる。この場合、挟持部材3’は、弁本体6の撤去を妨げない密封された作業用ケース60内に配置させておき、弁本体6の撤去を行う。
なお、図8の変形例においては、挟持部材3’と操作軸81とを一体にする手段として、操作係合部81bを背面係合部3’cと係合する手段を用いたが、これに限らず、挟持部材3’の背面部にネジ孔を設け、軸部81aの先端に設けたネジ部を螺合させて一体にしてもよい。
また、前記実施例では、挟持部材3を径方向にスライドさせ突起部3aと溝部7の開放溝7aとを係合させ、つぎに、挟持部材3を周方向にスライドさせて、挟持部材3の突起部3aと溝部7の非開放溝7bとを係合させ、挟持部材3を弁蓋6bの径方向に対しロックしていた。このように、径方向と周方向の2方向にスライドするのではなく、周方向のみにスライドさせて挟持部材3と弁蓋6bとを係合させてもよい。
図9に示されるように、挟持部材3’’には、前記実施例と同じく断面略コ字状の円弧状の部材であるが、突起部3’’aが、挟持部材3’’の略全長にわたって円弧上に設けられている点で相違する。また、弁蓋6’bには、突起部3’’aとスライド係合する溝部6jが設けられている。さらに、円筒部材14’’には、該円筒部材14’’の内部と連通する孔部14’’aが形成されている。移動規制手段として溝部6jは、突起部3’’aの案内溝として機能するので、孔部14’’aから挟持部材3’’を挿入し、突起部3’’aを溝部6jにスライドさせるのみで確実に係合でき、挟持部材3’’を弁蓋6’bに容易に取付け、取外しすることができる。なお、孔部14’’aは、蓋(図示せず)をパッキン(図示せず)介してフランジ部14’’bに固定することにより密封することができる。このような構成により、円筒部材14’’の内部のスペースが小さい場合であっても、容易に挟持部材3’’の取付け、取外しをすることができる。
また、上記変形例では、周方向にスライドさせることによって、挟持部材と弁蓋とを係合したり、係合を解除したりしていたが、径方向にスライドさせることによって挟持部材と弁蓋とを係合したり、係合を解除してもよい。
図10に示されるように、挟持部材21は、略小判形の形状で、径方向に分割された挟持片21a、21bから構成される。また、図10の断面H−Hに示されるように、挟持部材21の断面は略コ字状の溝部21cを有する。該挟持部材21の溝部21cは、弁蓋6’’bの外縁部6’’kに沿って径方向にスライドされることで、挟持部材21と弁蓋6’’bとを係合したり、係合を解除することができる。さらに、挟持片21a、21bとの合わせ目に形成された凸部21dに保持部材22を外嵌して、ボルト・ナット23によって固定されるので、挟持部材21はその移動が確実に規制される。
図11に示される弁装置接続構造においても、挟持部材24は、略小判形の形状で、径方向に分割された挟持片24a、24bから構成される。また、図11の断面J−Jに示されるように、挟持部材24の断面は略コ字状で溝部24cを有し、溝部24cを弁蓋6’’bの外縁部6’’kに沿って径方向にスライドさせることで、挟持部材24と弁蓋6’’bとを係合することができる。また、挟持部材24は、移動規制手段25によって移動を規制されている。挟持片24a、24bとの合わせ目に形成された楕円孔24dにピン25aを挿入し、該ピン25aを抜止め防止部材25bを取付けることによって、挟持部材24はその移動が規制されている。ここで、ピン25aを挿入する孔を楕円としているのは、ピン25aと楕円孔24dとの接触面積を小さくして、ピン25の抜き差しを容易にするためである。
図12に示される弁装置接続構造においても、挟持部材26は、略小判形の形状で、径方向に分割された挟持片26a、26bから構成される。また、図12の断面M−Mに示されるように、挟持部材26の断面は略コ字状で溝部26cを有し、溝部26cを弁蓋6’’bの外縁部6’’kに沿って径方向にスライドさせることで、挟持部材26と弁蓋6’’bとを係合することができる。そして、挟持片26a、26bとの合わせ目に形成された半小判形切欠き26dに係止部材27を取付け、挟持部材26はその移動が規制される。
上記実施例においては、弁蓋に溝部、挟持部材に突起部を設けたが、これに限らず、弁蓋に突起部、挟持部材に溝部を設けてもよい。
また、図5において、円筒部材14に設けた弁蓋6bを押さえるための押え部33は、押えボルト33aを円筒部材14に対し径方向外側から略水平に取付け、押えボルト33aを操作することによって、押圧部材33bを弁蓋6bに押し付けていた。これに対し、図13に示されるように、押え部34の押えボルト34aを円筒部材14に対し径方向外側から、円筒部材14の中心に向かって傾斜させて、押えボルト34aを螺入し、押えボルト34aの先端部34bによって弁蓋6bを押えるようにしてもよい。なお、押え部34と押えボルト34aとの間も、パッキンによって密封されている。
なお、図5(b)に示されるように、弁蓋6bと開口端部2dとの間は、開口端部2dを首部2bの内径に対し拡径した部分にパッキン6eを設けて密封しているが、図13に示されるように、首部2bの内径に対し略ストレートに形成した開口端部2dにパッキン6’eを設けて密封してもよい。なお、図13の変形例において、上記以外の構成は、図5の実施例と同じであり、説明を省略する。
さらに、図14に示されるように、挟持部材3’’’は、断面が略円形の線材を成形して角リング形状として構成することもできる。弁蓋6’’’bの延設部6’’’bbの上面に断面略円弧状の溝部7’を設け、挟持部材3’’’の上部を溝部7’に掛け、挟持部材3’’’の下部を鍔部2’cにはめ込むことによって、延設部6’’’bb、鍔部2’cの両端によって移動規制され挟持部材3’’’の位置が固定される。そして、図14(c)に示されるように、固定カバー8’(移動規制手段)を取付けることによって、挟持部材3’’’の外部への移動が確実に防止される。
また、本実施例では、密封部材として、パッキン等を使用しているが、これに限らず、液状パッキンを使用してもよい。
なお、本発明における弁装置は、仕切弁としているが、バタフライ弁、切換弁、ボールバルブ、プラグなどでもよい。また、本実施例では、下部円筒部11、円筒部51d及び作業用ケースは、円筒としたが、角筒状、楕円筒状などでもよい。さらに、挟持部材は、平面視円弧状、小判状に限らず、直線状、だ円弧状等でもよく、鍔部の形状に沿うものであればよい。
1 弁装置接続構造
2 管体
2a 管路部
2b 首部
2c、2’c 鍔部
2d 開口端部
3、3’、3’’、3’’’ 挟持部材
3a、3’a、3’’a 突起部(移動規制手段)
5 仕切弁(弁装置)
6 弁本体
6a 弁体
6b、6’b、6’’b、6’’’b 弁蓋(蓋)
6e、6’e パッキン(密封部材)
6j 溝部(移動規制手段)
7、7’ 溝部(移動規制手段、カギ型溝)
8、8’ 固定カバー(移動規制手段)
21、24、26 挟持部材
22 保持部材(移動規制手段)
25 移動規制手段
27 係止部材(移動規制手段)
51e 作業弁
60 作業用ケース

Claims (7)

  1. 流体が流れる管路部及び前記管路部に連通する開口端部を有する首部を備える管体と、前記管路部を開閉可能な弁体及び前記開口端部を密封部材を介して密封状に閉止する蓋を有する弁本体と、を備える弁装置において、前記管体から前記弁本体を不断流状態で撤去するための弁装置接続構造であって、前記弁装置接続構造は、前記開口端部における前記首部外周に設けられた鍔部と、該鍔部と前記蓋とを挟持する挟持部材と、該挟持部材の移動を規制する移動規制手段と、を備えることを特徴とする弁装置接続構造。
  2. 前記蓋または前記鍔部が前記挟持部材によって挟持される面は、平滑面をなすとともに、前記首部の中心から径方向外側に向かって水平または先細りに傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の弁装置接続構造。
  3. 前記移動規制手段は、溝部と突起部とからなり、前記溝部は前記突起部の案内溝としてスライド可能に係合することを特徴とする請求項1または2に記載の弁装置接続構造。
  4. 前記溝部は、前記蓋、前記鍔部または前記挟持部材の少なくとも一つに設けられたカギ型溝であることを特徴とする請求項3に記載の弁装置接続構造。
  5. 前記移動規制手段は、前記蓋、前記鍔部または前記挟持部材の少なくとも一部に着脱可能な部材からなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の弁装置接続構造。
  6. 前記挟持部材は、断面略コ字状の円弧状部材であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の弁装置接続構造。
  7. 流体が流れる管路部及び前記管路部に連通する開口端部を有する首部を備えた管体と、前記首部に設けられ、前記管路部を開閉可能な弁本体と、を有する弁装置の前記管体から前記弁本体を不断流状態で撤去するための弁装置接続構造を用いた弁本体撤去方法において、
    前記開口端部を閉塞する前記弁本体の蓋を押圧する工程と、前記首部外周に設けられた鍔部と前記蓋とを挟持する挟持部材の移動を規制する移動規制手段を解除する工程と、前記挟持部材を取外す工程と、前記弁装置の一部を作業用ケースで密封状態に囲う工程と、前記作業用ケース内で前記管体から前記弁本体を取り外す工程と、前記作業用ケース内に備えられた作業弁によって、前記作業用ケース内における前記弁本体よりも前記管体側を密封状態に閉塞する工程と、前記弁本体を取り出す工程と、を備えたことを特徴とする弁本体撤去方法。
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