JP2015224464A - 太陽電池モジュールの取付け構造及び太陽電池モジュールの取付け具 - Google Patents

太陽電池モジュールの取付け構造及び太陽電池モジュールの取付け具 Download PDF

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Abstract

【課題】屋根等の設置対象面に太陽電池モジュールを容易に取り付けることができると共に、太陽電池モジュールの設置可能な面積を低下させない太陽電池モジュールの取付け構造、及び該取付け構造に使用される太陽電池モジュールの取付け具を提供する。【解決手段】太陽電池モジュールの取付け具1を、平板状で枠体の底面22に当接させる枠体当接部10と、枠体当接部10から下方に延出しており、桟部材30aの外側面に当接させる平板状の第一桟当接部11と、第一桟当接部11から枠体当接部10と反対方向に延出しており、溝部31aに挿入させる挿入部12と、挿入部12から下方に延出しており、桟部材30aの外側面または内側面に当接させる平板状の第二桟当接部13aと、を具備する構成とする。【選択図】図2

Description

本発明は、太陽電池モジュールの取付け構造及び該取付け構造に使用する太陽電池モジュールの取付け具に関するものである。
太陽電池モジュールが屋根等の設置対象面に取付けられている取付け構造として、従来、設置対象面に固定された桟部材に、隣接する二つの太陽電池モジュールが固定部材によって取り付けられている構造が提案されている(特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1の取付け構造は、スリットが上面となるように設置対象面に固定されたリップ溝形鋼を桟部材とし、桟部材の軸方向と直交する方向に隣接して配置されている太陽電池モジュールが、その枠体間に配置されている固定部材により桟部材に取り付けられているものである。ここで、太陽電池モジュールの枠体は、底面の延長面上に側面から延出している係合片を有し、隣接する二つの太陽電池モジュールが、それぞれの係合片がスリットを挟んで対向するように桟部材の上に配置されている。また、固定部材は、隣接する二つの太陽電池モジュールの枠体の係合片の双方に上方から係合する固定金具、リップ溝形鋼の内部に配置されてリップ片に下方から当接させるナット金具を備えている。このような構成により、固定金具に挿通したボルトをリップ溝形鋼の内部に配置されたナット金具と螺着させて、固定金具とナット金具とを締結することにより、隣接する太陽電池モジュールが固定部材を介して桟部材に固定される。
一方、特許文献2の取付け構造は、スリットが上面となるように設置対象面に固定されたリップ溝形鋼を桟部材とし、桟部材の軸方向に沿って隣接して配置されている太陽電池モジュールが、その枠体間に配置されている固定部材により桟部材に取り付けられているものである。この固定部材は、縦断面矩形のスペーサ部、スペーサ部の上面から両側に延出している一対の当接片を有する固定金具と、リップ溝形鋼の内部に配置されてリップ片に下方から当接させるナット金具を備えている。このような構成により、一対の当接片を、それぞれ隣接する太陽電池モジュールの枠体の上面に上方から当接させ、固定金具に挿通したボルトを桟部材の内部に配置されたナット金具と螺着させて、固定金具とナット金具とを締結することにより、隣接する太陽電池モジュールが固定部材を介して桟部材に固定される。
このように、二つの太陽電池モジュールの間に配置される固定部材で太陽電池モジュールを桟部材に取付ける場合は、太陽電池モジュール間に固定部材の幅に相当する隙間が不可避的に生じるため、太陽電池モジュールの設置できる面積を低下させていた。また、固定部材を隣接する二つの太陽電池モジュールのそれぞれに当接させた状態とした上で、桟部材に固定する必要があるため、その作業が煩雑で時間を要するものであった。加えて、上記の固定部材は何れも枠体の一部に上方から当接させる部分を有することから、太陽電池モジュールの上方から取付けることが多く、この作業を建築物の屋根等の高所で行う場合は、作業者に対して高度の注意を強いるものであった。
特開2000−261017号公報 特開2013−87579号公報
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、屋根等の設置対象面に太陽電池モジュールを容易に取り付けることができると共に、太陽電池モジュールの設置可能な面積を低下させない太陽電池モジュールの取付け構造、及び該取取付け構造に使用される太陽電池モジュールの取付け具の提供を、課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明にかかる太陽電池モジュールの取付け構造は、「太陽電池パネル及び該太陽電池パネルを保持する枠体を有する太陽電池モジュールが、設置対象面に固定された桟部材に、取付け具によって取付けられている太陽電池モジュールの取付け構造であって、前記桟部材は、少なくとも一つの側面に軸方向に延びる溝部を有しており、前記桟部材の上面に、前記枠体が載置されており、前記取付け具は、前記枠体の底面に当接している状態で、第一締結部材によって前記底面に締結されている枠体当接部と、該枠体当接部から下方に延出して前記桟部材の外側面に当接している第一桟当接部と、該第一桟当接部から前記枠体当接部と反対方向に延出して、前記溝部に挿入されている挿入部と、該挿入部から下方に延出して前記桟部材の外側面または内側面に当接している状態で、第二締結部材によって前記桟部材に締結されている第二桟当接部と、を具備する」ものである。
「少なくとも一つの側面に軸方向に延びる溝部を有して」いる桟部材としては、一つの側面のみが溝部を有するリップ溝形鋼や、一対の側面の双方に溝を有するリップH形鋼を例示することができる。
「第二桟当接部」が「挿入部から下方に延出して前記桟部材の外側面または内側面に当接して」いる態様としては、第二桟当接部が挿入部と第一桟当接部との接続部から第一桟当接部を延長するように下方に延出しており、桟部材の外側面と当接している態様、第二桟当接部が挿入部の延出した先から下方に延出しており、桟部材の内側面と当接している態様を例示することができる。
「第一締結部材」及び「第二締結部材」は、それぞれボルト、ネジ、釘を例示することができる。「枠体当接部」が「前記枠体の底面に当接している状態で、第一締結部材によって前記底面に締結されている」構成としては、枠体の底面及び枠体当接部のそれぞれに設けられた貫通孔が連通しており、これらの貫通孔に挿通されたボルトがナットに留め付けられている構成、枠体当接部に設けられた貫通孔に挿通されたボルトが枠体の底面に設けられたネジ溝に留め付けられている構成、ネジまたは釘が枠体当接部を貫通して枠体の底面に留め付けられる構成、を例示することができる。また、「第二締結部材」が「前記第二桟当接部と前記桟部材を締結している」構成も、同様とすることができる。
本構成の太陽電池モジュールの取付け構造は、例えば、以下のように構築することができる。まず始めに、枠体当接部を枠体の底面に当接させて、これらを第一締結部材により締結することにより、取付け具を太陽電池モジュールに取り付ける。次に、溝部を有する面が側面となるように配置された桟部材の上面に、その側面側に取付け具が位置し、且つ、取付け具の挿入部が桟部材の溝部に向かって延びるように太陽電池モジュールを載置する。そして、太陽電池モジュールを、取付け具の挿入部が延出している方向にスライドさせて、桟部材の溝部に挿入部を挿入すると共に、第一桟当接部及び第二桟当接部を桟部材の側面に当接させる。その後、第二締結部材により第二桟当接部と桟部材の側面とを締結する。或いは、次の方法によっても取付け構造を構築することができる。まず、溝部を有する面が側面となるように配置された桟部材の上面に、太陽電池モジュールを載置する。次に、取付け具の挿入部を桟部材の溝部に挿入しつつ、枠体当接部を枠体の底面に当接させると共に、第一桟当接部及び第二桟当接部をそれぞれ桟部材の側面に当接させる。そして、この状態で第一締結部材により枠体の底面と枠体当接部とを締結し、第二締結部材により第二桟当接部と桟部材の側面とを締結する。
本構成の太陽電池モジュールの取付け構造に使用される取付け具は、枠体の底面と桟部材の側面に締結されることにより、太陽電池モジュールを桟部材に取付けるものである。従って、隣接する太陽電池モジュールの枠体間に配置される固定部材を使用する従来の取付け構造とは異なり、隣接する太陽電池モジュール間の隙間を低減して桟部材の上に載置することができるため、太陽電池モジュールの設置可能な面積を低下させることが無い。また、従来の取付け構造とは異なり、取付け具を隣接する二つの太陽電池モジュールのそれぞれに当接させた状態とした上で桟部材に固定するような煩雑な作業を必要としない。加えて、枠体の底面に取付け具を取り付ける構成であることにより、太陽電池モジュールの下方から取付け作業を行うことも可能である。
本構成の太陽電池モジュールの取付け構造は、上記構成に加えて、「前記桟部材は、前記溝を有する側面を同一方向に向けている状態で、複数が前記設置対象面に固定されており、前記取付け具は、一つの前記太陽電池モジュールに対して、前記桟部材の軸方向と交差する方向に複数が設けられており、複数の前記取付け具の前記挿入部は、それぞれ異なる前記桟部材の前記溝部に同一方向から挿入されている」ものとすることができる。
本構成の太陽電池モジュールの取付け構造は、一つの太陽電池モジュールを、複数の桟部材に支持させる構造であるが、簡易な作業により構築することができる。具体的には、まず、挿入部の延びる方向を同一方向に向けた状態で、複数の取付け具をそれぞれの枠体当接部を第一締結部材によって枠体の底面と締結することにより、枠体に取り付ける。このとき、桟部材の軸方向に交差させる枠体に取り付けられる複数の取付け具は、その間隔を桟部材の間隔と一致させる。次に、複数の取付け具が、それぞれ桟部材に対して溝部を有する側面側に位置し、且つ、取付け具の挿入部が桟部材の溝部に向かって延びるように、太陽電池モジュールを複数の桟部材の上面に載置する。そして、複数の取付け具の挿入部がそれぞれ枠体の溝部に同一方向から挿入されると共に、第一桟当接部及び第二桟当接部がそれぞれ桟部材の側面と当接するまで、太陽電池モジュールを挿入部が延び出している方向へスライドさせる。その後、第二締結部材により第二桟当接部と桟部材の側面を締結する。これにより、複数の桟部材の溝部に、複数の取付け具の挿入部を同時に挿入することにより、簡易な作業で一つの太陽電池モジュールを複数の桟部材に支持させることができる。
次に、本発明にかかる太陽電池モジュールの取付け具は、「平板状で前記枠体の底面に当接させる前記枠体当接部と、該枠体当接部から下方に延出しており、前記桟部材の外側面に当接させる平板状の前記第一桟当接部と、該第一桟当接部から前記枠体当接部と反対方向に延出しており、前記溝部に挿入させる前記挿入部と、該挿入部から下方に延出しており、前記桟部材の外側面または内側面に当接させる平板状の第二桟当接部と、を具備する」ものである。
これは、上記の太陽電池モジュールの取付け構造に使用される取付け具である。本構成の取付け具は、非常に簡易な構成により太陽電池モジュールを桟部材に取付けることができる。ここで、当業者が通常想到し得る取付け具は、挿入部を備えることなく、枠体当接部から桟部材の外側面に当接させる部分のみが延出している構成であろう。これに対して本構成の取付け具は、挿入部を備えているため、挿入部を桟部材の溝部に挿入することにより、姿勢を安定させた状態で取付け具を枠体及び桟部材と締結することができる。従って、本構成の取付け具を使用することにより、太陽電池モジュールを設置対象面に取り付ける作業を、非常に容易に行うことができる。
以上のように、本発明の効果として、屋根等の設置対象面に太陽電池モジュールを容易に取り付けることができると共に、太陽電池モジュールの設置可能な面積を低下させない太陽電池モジュールの取付け構造、及び該取付け構造に使用される太陽電池モジュールの取付け具を提供することができる。
(a)本発明の第一実施形態である太陽電池モジュールの取付け具の斜視図、及び(b)図1(a)の取付け具を使用した取付け構造に使用される桟部材の斜視図である。 図1(a)取付け具を使用した太陽電池モジュールの取付け構造の断面図である。 図1(a)の取付け具の太陽電池モジュールへの取付けを説明する図である。 桟部材への太陽電池モジュールの取り付けを説明する図である。 本発明の第二実施形態である太陽電池モジュールの取付け具、及び太陽電池モジュールの取付け構造の断面図である。 (a),(b)本発明と対比される他の太陽電池モジュールの取付け具、及び太陽電池モジュールの取付け構造の断面図である。
以下、本発明の第一実施形態である太陽電池モジュールの取付け具1(以下、単に「取付け具1」と称する)、及び取付け具1を使用した太陽電池モジュールの取付け構造(以下、単に「取付け構造」と称することがある)について、図1乃至図4を用いて説明する。
第一実施形態の取付け具1は、平板状で枠体の底面22に当接させる枠体当接部10と、枠体当接部10から下方に延出しており、桟部材30aの外側面32に当接させる平板状の第一桟当接部11と、第一桟当接部11から枠体当接部10と反対方向に延出しており、桟部材30aの溝部31aに挿入させる挿入部12と、挿入部12と第一桟当接部11の接続部から下方に延出しており、桟部材30aの外側面32に当接させる平板状の第二桟当接部13aと、を具備するものである。
より詳細に説明すると、図1(a)に示すように、第一桟当接部11は枠体当接部10の一方の端部から延出しており、その方向は枠体当接部10に対して直角である。また、挿入部12は平板状であり、第一桟当接部11の下端から直角に延出している。加えて、枠体当接部10及び第二桟当接部13aには、貫通する孔部14a及び14bがそれぞれ設けられている。
また、太陽電池モジュール20を取り付ける桟部材30aは、図1(b)及び図2に示すように、軸方向に対して直交する断面が中空矩形である長棒状の部材である。桟部材30aは側面において、高さ方向の略中間部分に、桟部材30aの軸方向に延びる溝部31aが形成されている。加えて、桟部材30aの底面から両側に一対の固定片35が延出しており、一対の固定片35にはそれぞれ貫通する孔部36が設けられている。
取付け具1の第一桟当接部11の長さ(枠体当接部10との接続部から挿入部12との接続部までの距離)は、桟部材30aの上面から溝部31aまでの外側面32の長さと等しく、挿入部12の長さ(第一桟当接部11との接続部から延出した先までの距離)は、溝部31aの幅方向の長さ(溝部31aの深さ)以下に設定されている。
次に、取付け具1を使用した太陽電池モジュールの取付け構造を構築する手順の一例について説明する。以下では、設置対象面40が一方向に傾斜している場合を例示する。
始めに、桟部材30aの複数を設置対象面40に固定する。その際、桟部材30aは、それぞれ軸方向が設置対象面40の傾斜方向に対して直角に延び、溝部31aを有する側面を傾斜の上方向に向けている状態で等間隔に配置する。それぞれの桟部材30aは、一対の固定片35の孔部36及び設置対象面40を貫通する孔部41に挿通したボルト18にナット19を留め付けることにより、設置対象面40に固定される。
次に、図3に示すように、太陽電池モジュール20の枠体を構成する二対の辺21a,21bの内の一対の辺21aに、それぞれ複数の取付け具1を取り付ける。一対の辺21aには、それぞれ複数の貫通孔23が設けられており、同一の辺21aにおける貫通孔23の間隔は桟部材30aの間隔と等しい。この貫通孔23に孔部14aが一致するように、取付け具1の枠体当接部10を枠体の底面22に当接させ、貫通孔23及び孔部14aに挿通したボルト15にナット16を留め付ける。これにより、取付け具1が太陽電池モジュール20に固定される。ここでは、太陽電池モジュール20が長方形であり、枠体の一対の長辺にそれぞれ二つの取付け具1を取り付ける場合を例示する。また、ボルト15が本発明の第一締結部材に相当する。
このように取付け具1が取付けられた太陽電池モジュール20は、図4に示すように、桟部材30aに取付けられる。図4は、設置対象面側から見た図であるが、桟部材30aは設置対象面40に固定されている。図4において紙面上下方向が傾斜方向に相当し、紙面下が低い。まず、図4左上に示すように、一対の辺21aにおいてそれぞれ対向している取付け具1が、同一の桟部材30aに対して、挿入部12をそれぞれ溝部31aに向けており、且つ、同一の辺21aに固定された取付け具1がそれぞれ異なる桟部材30aに対して、挿入部12をそれぞれ溝部31aに向けている状態で、太陽電池モジュール20を桟部材30aの上面に載置する。そして、取付け具1の挿入部12が延び出している方向(図中矢印)へ太陽電池モジュール20をスライドさせる。
これにより、一対の辺21aで対向している取付け具1の挿入部12が同一の桟部材30aの溝部31aに挿入されると共に、同一の辺21aに固定された複数の取付け具1の挿入部12が、それぞれ異なる桟部材30aの溝部31aに挿入される。つまり、一つの太陽電池モジュール20に固定された全ての取付け具1の挿入部12が、桟部材30aの溝部31aに同時に挿入される。これと同時に、各取付け具1の第一桟当接部11が、桟部材30aの外側面32において溝部31aより上の部分に当接すると共に、第二桟当接部13aが桟部材30aの外側面32において溝部31aより下の部分に当接する。この状態で、第二桟当接部13aに設けられた孔部14bにドリルネジ17を挿通し、桟部材30aの外側面32にねじ込む。ここで、ドリルネジ17が本発明の第二締結部材に相当する。
本実施形態では、設置対象面40が傾斜しており、桟部材30aは溝部31aを傾斜における上方向に向けていると共に、取付け具1は挿入部12を傾斜における下方向に向けている。従って、太陽電池モジュール20を重力に従って下方向にスライドさせることにより、容易に取付け具1の挿入部12を桟部材30aの溝部31aに挿入することができる。また、重力に従って挿入部12が溝部31aに挿入されていることにより、桟部材30aに対する取付け具1の姿勢が安定する。加えて、第一桟当接部11の長さは、桟部材30aの外側面32において溝部31aより上の部分の長さ(桟部材30aの上面から溝部31aまでの外側面32の長さ)と等しいため、挿入部12の上面は溝部31a内の上面に当接する。これによっても、挿入部12のがたつきが抑制され、取付け具1の姿勢が安定する。従って、挿入部12を溝部31aに挿入させることにより、取付け具1の姿勢を安定させた状態で、取付け具1を桟部材30aに固定することができる。
以上のように、取付け具1を使用した太陽電池モジュールの取付け構造を構築することができる。すなわち、本実施形態の太陽電池モジュールの取付け構造は、図2に示すように、桟部材30aは、少なくとも一つの側面に軸方向に延びる溝部31aを有しており、桟部材30aの上面に枠体が載置されており、取付け具1は、枠体の底面22に当接している状態で、ボルト15によって底面22に締結されている枠体当接部10と、枠体当接部10から下方に延出して桟部材30aの外側面32に当接している第一桟当接部11と、第一桟当接部11から枠体当接部10と反対方向に延出して、溝部31aに挿入されている挿入部12と、挿入部12と第一桟当接部11との接続部から下方に延出して桟部材30aの外側面32に当接している状態で、ドリルネジ17によって桟部材30aに締結されている第二桟当接部13aとを具備するものである。
また、本実施形態の取付け構造では、図4に示すように、桟部材30aは、溝部31aを有する側面を同一方向に向けている状態で、複数が設置対象面40に固定されており、取付け具1は、一つの太陽電池モジュール20に対して、桟部材30aの軸方向と交差する方向に複数設けられており、軸方向と交差する方向に設けられた複数の取付け具1の挿入部12は、それぞれ異なる桟部材30aの溝部31aに同一方向から挿入されている。
以上のように、第一実施形態の取付け具1及びこれを使用した太陽電池モジュールの取付け構造では、枠体の底面22と桟部材30aの外側面32に取付け具1を取り付ける構成であるため、隣接する太陽電池モジュール20の間の隙間を最小限にすることができる(図4参照)。従って、太陽電池モジュール20の設置可能な面積を低下させることが無い。また、予め取付け具1を取り付けた太陽電池モジュール20を桟部材30aの上面に載置して、挿入部12が延び出している方向へスライドさせるのみで、全ての取付け具1の挿入部12を桟部材30aの溝部31aに挿入することができるため、簡易な作業により太陽電池モジュール20の取付け構造を構築することができる。また、取付け具1は、枠体を上方から押圧するような部分を有さないため、取付け具1を使用して取付け構造を構築する作業を、太陽電池モジュール20の下方から行うことも可能である。
次に、第二実施形態の太陽電池モジュールの取付け具2、及び取付け具2を使用した太陽電池モジュールの取付け構造について、図5を用いて説明する。ここでは、第一実施形態の取付け具1、及び取付け具1を使用した太陽電池モジュールの取付け構造と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。第二実施形態の取付け具2、及び取付け具2を使用した太陽電池モジュールの取付け構造は、第二桟当接部13b及び桟部材30bの形状において第一実施形態と相違している。
具体的には、桟部材30bはリップ溝形鋼であり、溝部31bを有している側面を設置対象面40の傾斜の上方向に向けている状態で、設置対象面40に固定されている。
また、取付け具2では、第二桟当接部13bが、挿入部12が延びた先の端部から下方に延出しており、桟部材30bの内側面33に当接させるものである。
より詳細には、第一桟当接部11は、枠体当接部10の一方の端部から下方へ直角に延出しており、その延出長さは桟部材30bのリップ37の幅と等しい。また、挿入部12は平板状であり、第一桟当接部11の下端から直角に、桟部材30bの溝部31bの深さと等しい長さで延出している。加えて、枠体当接部10及び第二桟当接部13bには、貫通した孔部14a及び14bがそれぞれ設けられている。
取付け具2を使用した太陽電池モジュールの取付け構造も、取付け具1を使用した太陽電池モジュールの取付け構造と同様に構築することができる。すなわち、枠体の底面22に枠体当接部10を締結することにより取付け具2が取り付けられた太陽電池モジュール20を、桟部材30bの上面に載置し、太陽電池モジュール20をスライドさせることにより、取付け具2の挿入部12を桟部材30bの溝部31bに挿入する。これにより、第一桟当接部11が桟部材30bの側面であるリップ37の外側面32に当接し、第二桟当接部13bが桟部材30bの内側面33に当接するため、第二桟当接部13bの孔部14bにドリルネジ17を挿通し内側面33に留め付ける。
第二実施形態の取付け具2及び取付け具2を使用した太陽電池モジュールの取付け構造も、第一実施形態の取付け具1及び取付け具1を使用した太陽電池モジュールの取付け構造と同様の作用効果を奏する。特に、本実施形態では、取付け具2を使用することにより、汎用のリップ溝形鋼を桟部材30bとして使用して、取付け構造を簡易に構築することができる。
ここで、当業者が通常想到し得る取付け具は、挿入部を備えることなく、枠体当接部から桟部材の外側面に当接する部分のみが延出している構成であると考える。例えば、図6(a)に示すように、平板状の枠体当接部110の一端から下方へ直角に平板状の桟当接部111が延出している逆L字状の取付け具101である。この取付け具101は、枠体当接部110を枠体の底面22に締結し、桟当接部111を桟部材130の外側面132に締結することにより、太陽電池モジュール20を桟部材130に取付ける。
或いは、図6(b)に示すように、桟部材としてリップを有する溝部141が側面に形成された桟部材140を使用する取付け具102であり、枠体当接部121と桟当接部122とが逆L字状を形成している固定部材120と、桟部材140の溝部141に挿入される別体のスライド部材125とを有する取付け具102を例示することができる。取付け具102は、枠体当接部121を枠体の底面22に締結し、桟当接部122を桟部材140の外側面32に締結すると共に、溝部31dの内部に配置したスライド部材125と桟当接部122とをボルト126で締結することにより、太陽電池モジュール20を桟部材140に取付ける。
しかしながら、取付け具101,102は挿入部を備えないために、取付けの際に取付け具101,102の姿勢が不安定であり、取付け作業が困難であるになる。また、図6(b)に示す例では、取付け具102が別体の複数の部材からなるため、部品点数が多くなる。これに対して、第一実施形態及び第二実施形態の取付け具1,2は、挿入部12を備えているため、挿入部12を桟部材30a,30bの溝部31a,31bに挿入することにより、姿勢を安定させた状態で取付け具1,2を枠体及び桟部材30a,30bに締結することができ、太陽電池モジュール20を取り付ける作業を、非常に容易に行うことができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、枠体の一対の辺にそれぞれ二つの取付け具を取付け、二つの桟部材によって一つの太陽電池モジュールを支持する構成を例示したが、一つの辺に二以上の取付け具を取付け、二以上の桟部材によって一つの太陽電池モジュールを支持する構成であっても良い。この場合、暴風等により太陽電池モジュールに大きな力が作用しても、力が分散してそれぞれの取付け具にかかるため、より安定に太陽電池モジュールを支持することができる。
また、上記では、隣接する太陽電池モジュールが間にほとんど空隙を設けることなく桟部材に固定される場合を、図示により例示したが、第二桟当接部を桟部材の側面に締結する位置を調整することにより、太陽電池モジュールの熱膨張を考慮した空隙を隣接する太陽電池モジュール間に設けることができる。
1,2 取付け具
10 枠体当接部
11 第一桟当接部
12 挿入部
13a,13b 第二桟当接部
20 太陽電池モジュール
21a 一対の辺(枠体)
21b 一対の辺(枠体)
22 底面
30a,30b 桟部材
31a,31b 溝部
32 外側面
33 内側面
40 設置対象面

Claims (3)

  1. 太陽電池パネル及び該太陽電池パネルを保持する枠体を有する太陽電池モジュールが、設置対象面に固定された桟部材に、取付け具によって取付けられている太陽電池モジュールの取付け構造であって、
    前記桟部材は、少なくとも一つの側面に軸方向に延びる溝部を有しており、
    前記桟部材の上面に、前記枠体が載置されており、
    前記取付け具は、
    前記枠体の底面に当接している状態で、第一締結部材によって前記底面に締結されている枠体当接部と、
    該枠体当接部から下方に延出して前記桟部材の外側面に当接している第一桟当接部と、
    該第一桟当接部から前記枠体当接部と反対方向に延出して、前記溝部に挿入されている挿入部と、
    該挿入部から下方に延出して前記桟部材の外側面または内側面に当接している状態で、第二締結部材によって前記桟部材に締結されている第二桟当接部と、を具備する
    ことを特徴とする太陽電池モジュールの取付け構造。
  2. 前記桟部材は、前記溝部を有する側面を同一方向に向けている状態で、複数が前記設置対象面に固定されており、
    前記取付け具は、一つの前記太陽電池モジュールに対して、前記桟部材の軸方向と交差する方向に複数が設けられており、
    複数の前記取付け具の前記挿入部は、それぞれ異なる前記桟部材の前記溝部に同一方向から挿入されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュールの取付け構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の太陽電池モジュールの取付け構造に使用される取付け具であって、
    平板状で前記枠体の底面に当接させる前記枠体当接部と、
    該枠体当接部から下方に延出しており、前記桟部材の外側面に当接させる平板状の前記第一桟当接部と、
    該第一桟当接部から前記枠体当接部と反対方向に延出しており、前記溝部に挿入させる前記挿入部と、
    該挿入部から下方に延出しており、前記桟部材の外側面または内側面に当接させる平板状の第二桟当接部と、
    を具備することを特徴とする太陽電池モジュールの取付け具。
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