JP2015224122A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化することなく、シート積載手段の下降による騒音の発生を抑えることのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】シート積載手段を上昇させる方向に回動可能なリフタ板410のリフタ軸403に、駆動手段に設けられたリフタ伝達ギア303の第2ギア303bと噛合する第1ギア401aと、リフタ軸403に制動力を作用させるギアダンパー402と噛合する第2ギア401bを備え、第1ギア401aよりも第2ギア401bの方が小さいモジュールのギアに設定したリフタギア401を設ける。【選択図】図7

Description

本発明は、シート給送装置及び画像形成装置に関し、特にシートを積載するシート積載手段を上昇させる構成に関する。
従来のプリンタ、複写機、FAX等の画像形成装置においては、画像形成装置本体に着脱自在に設けられたシート収納手段に収納されたシートをシート給送手段により送り出し、画像形成部に給送するシート給送装置を備えている。シート給送装置としては、シート収納手段にシート積載手段が昇降可能に設けられ、シートを給送する際、シート積載手段を上昇させてシートをシート給送手段に押し付けて給送するものがある。このシート給送装置では、最上位シートの高さをシートの給送が可能な所定の高さに維持するために、シート積載手段を昇降機構であるリフタ機構により、シート積載量に応じて上昇させている。
画像形成装置本体には、ギア及びギアを駆動するモータを有し、リフタ機構を駆動する駆動手段が設けられており、給紙カセット等のシート収納手段を装着すると、リフタ機構は駆動手段と連結される。なお、シート収納手段は、ユーザーがシートを補給する場合や、シートの種類を変更する場合、或いはシートのジャムが発生した場合、画像形成装置本体から引き出され、このときリフタ機構と駆動手段との連結が解除される。そして、連結が解除されることにより、シート積載手段が自重及び積載シートの重さにより下降する。
ここで、シート積載手段が下降して給紙カセット本体の底面に衝突すると、このときの衝撃により騒音が発生する。そこで、従来、例えばシート積載板(シート積載手段)を備えたシート積載装置では、シート積載板が下降する際の下降速度を規制するためのブレーキダンパーを設けている(特許文献1参照)。ここで、ブレーキダンパーは、シート積載板を吊り下げるワイヤロープを巻き取る巻き取り軸に接続されるダンパーギアと、ダンパーギアと共に回転する欠け歯ギアと、欠け歯ギアの回転に従って順次接続される少なくとも1個のオイルダンパーギアを備えている
特願平6−288645号公報
ここで、近年、シート給送装置には、コンパクト化及び給紙カセットに積載するシートの大容量化の要求が高まっている。しかし、ダンパーギア、欠け歯ギア及びオイルダンパーが必要なブレーキダンパーを備えた場合、シート給送装置が大型化する。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、大型化することなく、シート積載手段の下降による騒音の発生を抑えることのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シート給送装置において、装置本体に着脱自在に設けられ、シートが積載される昇降可能なシート積載手段を有するシート収納手段と、前記シート積載手段に積載されたシートを給送するシート給送手段と、駆動ギア及び前記駆動ギアと連結される駆動源を有する駆動手段と、前記シート収納手段に設けられ、前記シート給送手段によるシートの給送が可能となる位置まで前記シート積載手段を上昇させる上昇手段と、を備え、前記上昇手段は、前記シート積載手段を上昇させる方向に回動可能な回動部材と、前記回動部材に連結され、前記駆動ギアと噛合する駆動伝達ギアと、前記回動部材に制動力を作用させるギアダンパーと、前記ギアダンパーと前記駆動伝達ギアとの間に設けられ、前記ギアダンパーに回転を伝達する回転伝達ギアと、を備え、前記駆動伝達ギアのモジュールが前記回転伝達ギアのモジュールより大きいことを特徴とするものである。
本発明のように、駆動伝達ギア及びギアダンパーの間に、ギアダンパーに駆動を伝達する回転伝達ギアを設け、駆動伝達ギアのモジュールを回転伝達ギアのモジュールよりも大きいギアに設定することで、ギアダンパーを小型化することができる。これにより、装置を大型化することなく、シート積載手段の下降による騒音の発生を抑えることができる。
本発明の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタの概略構成を示す図。 上記シート給送装置に設けられた給紙カセットの構成を説明する図。 上記給紙カセットに設けられた積載トレイ及びリフタ板を説明する図。 上記積載トレイを上昇させる上昇機構を説明する図。 上記上昇機構を駆動するリフタ駆動ユニットの構成を説明する図。 上記シート給送装置の制御ブロック図。 上記上昇機構の動作を説明する図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタの概略構成を示す図である。図1において、1はカラーレーザプリンタ、1Aは画像形成装置本体であるカラーレーザプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)である。このプリンタ本体1AにはシートSに画像を形成する画像形成部1Bと、中間転写部1Cと、画像形成部1BにシートSを給送するシート給送装置70等が設けられている。なお、このカラーレーザプリンタ1は、シートの裏面に画像を形成することができるようになっており、このため表面(一面)に画像が形成されたシートSを反転させて再度、画像形成部1Bに搬送する再搬送部1Dが設けられている。また、カラーレーザプリンタ1は、手差し給紙部71を備えている。
ここで、画像形成部1Bは、略水平方向に配置され、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナー画像を形成する4つのプロセスステーション10(10Y,10M,10C,10K)を備えている。このプロセスステーション10は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー像を担持すると共に不図示のステッピングモータにより駆動される像担持体である感光体ドラム11(11Y,11M,11C,11K)を備えている。また、画像形成部1Bは、画像情報に基づいてレーザビームを照射して一定速度で回転する感光体ドラム上に静電潜像を形成するスキャナ13(13Y,13M,13C,13K)を備えている。
なお、プロセスステーション10は、感光体ドラム表面を一様に帯電する帯電器12(12Y,12M,12C,12K)を備えている。また、感光体ドラム上に形成された静電潜像にイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナーを付着させてトナー像として顕像化する現像装置14(14Y,14M,14C,14K)を備えている。さらに、感光体ドラム上に残った転写残トナーを回収するクリーナ15(15Y,15M,15C,15K)を備えている。そして、これら帯電器12、スキャナ13、現像装置14等は感光体ドラム11の周囲に回転方向に沿ってそれぞれ配されている。
シート給送装置70はシート給送装置本体を兼ねるプリンタ本体1Aの下部に設けられ、シートSを収納するシート収納手段である給紙カセット61と、給紙カセット61に積載収納されたシートSを送り出すシート給送部72を備えている。なお、このシート給送部72は、ピックアップローラ72aと、分離ローラ対72bを備えている。また、手差し給紙部71は、手差しシートを積載する手差しトレイ71aと、手差しトレイ71aに積載されたシートを送り出すシート給送部73を備えている。
中間転写部1Cは、感光体ドラム11の外周速度と同期して矢印Bに示す各プロセスステーション10の配列方向に沿って回転駆動される中間転写ベルト31を備えている。この中間転写ベルト31は、駆動ローラ34、中間転写ベルト31を挟んで二次転写領域を形成する従動ローラ32及び不図示のばねの付勢力によって中間転写ベルト31に適度な張力を与えるテンションローラ33に張架されている。この中間転写ベルト31は、内側には4個の、それぞれ感光体ドラム11と共に中間転写ベルト31を挟持し、一次転写部を構成する一次転写ローラ35(35Y,35M,35C,35K)が配置されている。そして、この一次転写ローラ35から中間転写ベルト31に転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム上の各色トナー像が順次中間転写ベルト31に多重転写され、中間転写ベルト31上にフルカラー画像が形成される。
また、従動ローラ32に対向して2次転写ローラ41が配置されており、この2次転写ローラ41は中間転写ベルト31の最下方の表面に当接すると共に、レジストレーションローラ120により搬送されたシートSを中間転写ベルト31と共に挟持搬送する。そして、2次転写ローラ41と中間転写ベルト31のニップ部をシートSが通過する際、2次転写ローラ41にバイアスを印加することにより、シートSに中間転写ベルト上のトナー画像が2次転写される。なお、図1において、700はプリンタ本体1Aの画像形成に必要な動作を制御する制御手段であるCPUである。
次に、このように構成されたカラーレーザプリンタ1の画像形成動作について説明する。画像形成動作が開始されると、まず中間転写ベルト31に沿って配置されている各プロセスステーション10において、各感光体ドラム11に潜像を形成する。この後、各現像装置14により、この潜像を現像してトナー像を形成する。次に、このようにして各感光体ドラム上に形成されたトナー像が、一次転写領域において中間転写ベルト31に順次一次転写される。この結果、4色のトナー像が中間転写ベルト31上において一次転写され、中間転写ベルト上にフルカラー画像が形成される。なお、感光体ドラム11上に僅かに残った転写残トナーはクリーナ15により回収され、再び次の画像形成に備える。
このトナー画像形成動作に並行して給紙カセット61に収容されたシートSは、シート給送装置70のシート給送部72により一枚ずつ分離給送されてレジストレーションローラ120に搬送される。また、手差し給紙の場合には、手差しトレイ71a上のシートSは手差し給紙部71のシート給送部73により送り出されてレジストレーションローラ120に搬送される。ここで、レジストレーションローラ120は、シートSが突き当られてループを形成することにより、シートSの先端を倣わせ斜行を修正する機能を有しており、搬送されたシートSは、レジストレーションローラ120により斜行が補正される。
斜行が補正された後、シートSは、シート先端と中間転写ベルト31に形成されたトナー像とが一致するタイミングで回転を開始するレジストレーションローラ120により、2次転写ローラ41と中間転写ベルト31とのニップ部に搬送される。そして、2次転写ローラ41と中間転写ベルト31により挟持搬送されると共に、2次転写ローラ41と中間転写ベルト31のニップ部を通過する際、2次転写ローラ41に印加されるバイアスにより、シートSに中間転写ベルト上のトナー画像が2次転写される。
次に、トナー像が2次転写されたシートSは、定着前搬送装置42により定着装置5へと搬送される。ここで、定着装置5は中間転写ベルト31を介してシート上に形成されたトナー画像をシートSに定着させるものであり、トナー像を保持したシートSは、この定着装置5を通過する際に熱及び圧力が加えられることによりトナー像が定着される。そして、このようにして得られた定着画像を有するシートSを、そのまま排紙トレイ65上に排出する場合には排紙搬送パス82に、両面画像形成を行う場合には反転誘導パス83に搬送されるべく経路選択が行われる。
なお、両面に画像を形成する場合、シートSは反転誘導パス83からスイッチバックパス84へと引き込まれ、反転ローラ対79の回転方向を正逆転させるスイッチバック動作を行うことで先後端を入れ替え、両面搬送パス85へと搬送される。この後、シート給送装置70により給送されてくる後続ジョブのシートSとのタイミングを合わせて再合流し、同様にレジストレーションローラ120を経て二次転写部へと送られる。なお、この後の裏面(2面目)に対する画像形成プロセスに関しては、既述した表面(1面目)の場合と同様である。
次に、図2を用いて給紙カセット61について説明する。給紙カセット61は、プリンタ本体1Aに対してシート給送方向と直交する幅方向に引出可能(着脱自在)に装着される。なお、図2において、矢印aはプリンタ本体1Aから給紙カセット61を引き出す引出方向を示し、矢印bはプリンタ本体1Aに給紙カセット61を装着する装着方向を示している。また、矢印cは給紙カセット61に収納されているシートを給送するシート給送方向を示している。
給紙カセット61は、カセット本体61aと、カセット本体61aに幅方向に移動可能に設けられ、シートの幅方向の側端位置を規制する一対の規制部材としてのサイド規制板201,202を有している。また、給紙カセット61は、カセット本体61aにシート給送方向に移動可能に設けられ、シートのシート給送方向上流端である後端の位置を規制する規制部材としての後端規制板203を有している。
なお、図2において、600はプリンタ本体1Aの後側板1aに取り付けられた給紙カセット検知センサである。そして、給紙カセット61がプリンタ本体1Aに挿入されると、給紙カセット検知センサ600はプリンタ本体1Aを検知し、検知信号をCPU700に出力する。
さらに、給紙カセット61は、図3に示すカセット本体61aに上下方向に回動可能(昇降可能)に支持されたシート積載手段である積載トレイ204を備えている。ここで、積載トレイ204は、カセット本体61aに設けられた支持部204aを中心に下流端側が上下方向に回動する。
図3において、410は積載トレイ204を上昇させる回動部材であるリフタ板(リフタ部)であり、リフタ板410は、カセット本体61aに設けられた軸受け61bに支持された回動軸であるリフタ軸403を支点として上下方向に回動する。このリフタ板410のリフタ軸403には、図4に示すようにリフタギア401が固定されており、リフタギア401が矢印方向に回転すると、リフタ板410がリフタ軸403を中心に上方に回動し、積載トレイ204を上昇させる。
ところで、図2に示すように、プリンタ本体1Aの後側板1aの内壁面には、積載トレイ204を上昇させる駆動手段であるリフタ駆動ユニット300が取り付けられている。このリフタ駆動ユニット300は、図5に示すように、駆動ギアであるリフタ伝達ギア303と、駆動源であるリフタモータ132と、リフタモータ132の駆動をリフタ伝達ギア303に伝えるアイドラギア301,302を備えている。
そして、給紙カセット61がプリンタ本体1Aに挿入されると、リフタ伝達ギア303がリフタギア401と噛合する。この後、リフタモータ132が回転すると、アイドラギア301,302によりリフタモータ132に連結されたリフタ伝達ギア303が回転し、これに伴いリフタギア401が回転し、リフタ板410が上方に回動する。このリフタ板410の上方への回動により、積載トレイ204が、図6に示す紙面検知センサ601により検知される位置まで上方に回動し、この後、ピックアップローラ72aによるシートの給送が可能な位置まで上方に回動すると停止する。
図6は、シート給送装置70の制御ブロック図であり、図6に示すようにCPU700には既述した給紙カセット検知センサ600、紙面検知センサ601が接続されている。また、CPU700にはリフタモータ132と、シート給送部73を駆動する給紙モータ131が接続されている。
そして、CPU700は、給紙カセット検知センサ600から給紙カセット61を検知した検知信号が出力されると、リフタモータ132を駆動して図3に示すようにリフタ板410を矢印dで示すように上方に回動させ、積載トレイ204を上昇させる。この後、CPU700は、紙面検知センサ601からの信号に基づきリフタモータ132を停止させ、積載トレイ204をピックアップローラ72aによるシートの給送が可能な位置で停止させる。
ここで、本実施の形態において、リフタギア401は、図4に示すように、駆動伝達ギアであるモジュール2.0の第1ギア401aと、回転伝達ギアであるモジュール1.0の第2ギア401bとを一体に備えた扇型のギアである。さらに、リフタギア401は、第1ギア401aのピッチ円の半径よりも第2ギア401bのピッチ円の半径が大きく設定され、第1ギア401aと第2ギア401bを同軸上に配置した段ギアである。
また、リフタ伝達ギア303は、図5に示すようにアイドラギア302と噛合するモジュール0.8のリフタ第1ギア303aと、モジュール2.0のリフタ第2ギア303bを一体に備えたギアである。第1ギア401aは、リフタ伝達ギア303のリフタ第2ギア303bと噛み合って、駆動を後述するリフタ板410に伝達する。また、第2ギア401bは、後述するダンパーギア402aと噛み合って、リフタギア401の回転を後述するギアダンパー402に伝達する。そして、給紙カセット61がプリンタ本体1Aに挿入されると、図7の(a)に示すようにリフタギア401の第1ギア401aと、リフタ伝達ギア303のリフタ第2ギア303bとが噛合する。
また、本実施の形態において、給紙カセット61には図4に示す負荷トルクを発生するオイルダンパーであるギアダンパー402が設けられている。そして、このギアダンパー402は、ダンパ本体402bと、リフタギア401の第1ギア401aよりもモジュールの小さい第2ギア401bと噛合するダンパーギア402aを備えている。そして、このギアダンパー402により、リフタ軸403に制動力を作用させ、積載トレイ204を制動する。なお、本実施の形態において、図7に示すように、リフタ板410と、リフタギア401と、ギアダンパー402とにより、上昇手段400が構成される。
図7の(a)は、給紙カセット61が挿入された後、積載トレイ204がピックアップローラ72aによるシートの給送が可能な位置まで上方に回動して停止している状態を示す図である。このとき、既述したようにリフタギア401の第1ギア401aと、リフタ伝達ギア303のリフタ第2ギア303bとが噛合している。そして、この状態でリフタモータ132を停止させることにより、リフタ伝達ギア303がリフタギア401と噛合している積載トレイ204はリフタモータ132の保持力により、上昇位置に保持される。
図7の(b)は、例えばシートを補てんするため給紙カセット61がプリンタ本体1Aから引き出された際の状態を示す図である。そして、給紙カセット61が引き出されると、リフタギア401の第1ギア401aとリフタ伝達ギア303のリフタ第2ギア303bの噛合が外れる。これにより、リフタモータ132による積載トレイ204の支持がなくなり、積載トレイ204の自重及びシートSの荷重により、リフタ板410が矢印e方向に回動し、積載トレイ204が最も低い位置まで下降する。
一方、シートの補てんが終わって給紙カセット61を装着すると、リフタギア401の第1ギア401aとリフタ伝達ギア303のリフタ第2ギア303bが噛合すると共に、給紙カセット検知センサ600が給紙カセット61を検知する。そして、CPU700は、この給紙カセット検知センサ600からの検知信号に基づきリフタモータ132を駆動する。これにより、リフタ伝達ギア303と共にリフタギア401が回転し、積載トレイ204が、図7の(a)に示すピックアップローラ72aによるシートの給送が可能な位置まで上方に回動する。
ところで、積載トレイ204が上方に回動している状態で給紙カセット61を引き出すと、既述したようにリフタギア401とリフタ伝達ギア303の噛合が外れる。しかし、リフタギア401とリフタ伝達ギア303の噛合が外れた場合、ギアダンパー402の負荷トルク(制動力)によって積載トレイ204はゆっくり落下する。これにより、積載トレイ204の落下による衝撃を緩和することができる。なお、ギアダンパー402の負荷トルクは、積載トレイ204の自重でリフタギア401が矢印e方向に回動することができるように設定されている。
ここで、既述したように、本実施の形態のリフタギア401は、モジュールの大きい第1ギア401aと、モジュールの小さい第2ギア401bを一体に備えている。そして、モジュールの大きい第1ギア401aにリフタ伝達ギア303のリフタ第2ギア303bを噛合させている。また、モジュールの小さい第2ギア401bにギアダンパー402のダンパーギア402aを噛合させている。
なお、リフタギア401の第2ギア401bは、積載トレイ204がシートの給送が可能な位置まで上昇する間、常にダンパーギア402aと噛合する必要はない。例えば、積載トレイ204が最下位位置に達する前の状態ではダンパーギア402aと噛合しているが、シート積載枚数が少ない状態、すなわち積載トレイ204が所定量上方に回動した状態では噛合しないようにしても良い。
このため、本実施の別の形態においては、リフタギア401の第2ギア401bの、シート積載枚数が少ない状態に対応する位置に欠歯部401dを設け、ギアダンパー402による制動を解除するようにしている。これにより、衝撃が加わる状態でのみギアダンパー402が作用し、シート積載枚数が少ない状態ではギアダンパー402による制動力が作用しないようにすることができる。この結果、シート積載枚数が少ない状態のとき、積載トレイ204が自重落下しなくなるのを防ぐことができる。
また、給紙カセット61を取り外した際、ユーザーがリフタギア401を、90°以上回転させてしまうことがある。そして、このようにリフタギア401を回転させた場合、積載トレイ204及びシートの荷重により、給紙カセット61を装着する前に、リフタ板410が正規の状態に対し、角度180°で逆方向に回転した状態になることがある。この場合、リフタギア401も正規の状態に対し、角度180°で逆方向に回転した状態にあるため、給紙カセット61を装着しても、リフタ伝達ギア303と噛合できず、積載トレイ204を上昇させることができない。
そこで、リフタギア401の回転量を規制するため、既述した図4に示すように、リフタギア401の第2ギア401bにストッパ401cを設け、カセット本体61aにストッパ401cと当接する当接部61cを設けている。なお、この当接部61cは、リフタギア401が積載トレイ204がシートの給送が可能となる位置よりも部品公差等含めた必要量上昇可能な量だけ回転する位置に設定されている。
そして、このようなストッパ401c及び当接部61cを設けることにより、ユーザーがリフタギア401を回転させても、リフタギア401の回転量はストッパ401cが当接部61cに当接するまでの量となる。この結果、給紙カセット61を装着する前に、リフタギア401が、リフタ板410がシートの給送が可能となる位置に対し、予め設定された回転量以上に回転するのを規制することができる。これにより、積載トレイ204がシートの給送が可能となる位置よりも上昇するのを防ぐことができる。
以上説明したように、本実施の形態においては、リフタギア401に、第1ギア401aと第2ギア401bを設けている。そして、積載トレイ204をリフトアップするために必要なリフタ駆動を安定して伝達するため、モジュールの大きい第1ギア401aとリフタ伝達ギア303と噛合させている。また、ギアダンパー402のトルクの伝達として、モジュールの小さい第2ギア401bにギアダンパー402のダンパーギア402aを噛合させている。
これにより、ギアダンパー402のダンパーギア402aを必要最小限の小さいギアに設計することが可能となって省スペース化を実現でき、この結果、大型化することなく、積載トレイ204の下降による騒音の発生を抑えることができる。なお、既述したギアのモジュールの数値は、これに限定するものではなく、自由に設計できる。
1…カラーレーザプリンタ、1A…カラーレーザプリンタ本体、1B…画像形成部、61…給紙カセット、61a…カセット本体、70…シート給送装置、132…リフタモータ、204…積載トレイ、300…リフタ駆動ユニット、303…リフタ伝達ギア、400…上昇手段、401…リフタギア、401a…リフタギアの第1ギア、401b…リフタギアの第2ギア、401c…リフタギアのストッパ、402…ギアダンパー、402a…ダンパーギア、403…リフタ軸、410…リフタ板、600…給紙カセット検知センサ、601…紙面検知センサ、700…CPU、S…シート

Claims (11)

  1. 装置本体に着脱自在に設けられ、シートが積載される昇降可能なシート積載手段を有するシート収納手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートを給送するシート給送手段と、
    駆動ギア及び前記駆動ギアと連結される駆動源を有する駆動手段と、
    前記シート収納手段に設けられ、前記シート給送手段によるシートの給送が可能となる位置まで前記シート積載手段を上昇させる上昇手段と、を備え、
    前記上昇手段は、
    前記シート積載手段を上昇させる方向に回動可能な回動部材と、
    前記回動部材に連結され、前記駆動ギアと噛合する駆動伝達ギアと、
    前記回動部材に制動力を作用させるギアダンパーと、
    前記ギアダンパーと前記駆動伝達ギアとの間に設けられ、前記ギアダンパーに回転を伝達する回転伝達ギアと、を備え、
    前記駆動伝達ギアのモジュールが前記回転伝達ギアのモジュールより大きいことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記駆動伝達ギアと前記回転伝達ギアとが一体に設けられていることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記駆動伝達ギアは、前記回動部材を回動可能に支持する回動軸に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。
  4. 前記回転伝達ギアに、前記シート積載手段が所定量上方に回動した際、前記ギアダンパーとの噛合が解除される欠歯部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  5. 前記回転伝達ギアに、前記駆動伝達ギアが、前記シート積載手段が前記シート給送手段によるシートの給送が可能となる位置に対し、予め設定された回転量以上に回転するのを規制するストッパを設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  6. 装置本体に着脱自在に設けられ、シートが積載される昇降可能なシート積載手段を有するシート収納手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートを給送するシート給送手段と、
    駆動ギア及び前記駆動ギアと連結される駆動源を有する駆動手段と、
    前記シート収納手段に設けられ、前記シート給送手段によるシートの給送が可能となる位置まで前記シート積載手段を上昇させるリフタ部と、
    前記リフタ部に連結されるリフタギアと、
    前記リフタ部に制動力を作用させるギアダンパーと、
    を備え、
    前記リフタギアは、
    前記駆動ギアと噛合して前記リフタ部に駆動を伝達するための第1ギアと、前記ギアダンパーのダンパーギアと噛合して前記ギアダンパーに回転を伝達する第2ギアとを一体に設け、
    第1ギアのモジュールを第2ギアのモジュールより大きく設定したことを特徴とするシート給送装置。
  7. 前記第1ギアと前記駆動ギアのモジュールは同じ大きさに設定され、前記第2ギアと前記ダンパーギアのモジュールは同じ大きさに設定されていることを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
  8. 前記リフタギアは、前記第1ギアのピッチ円の半径よりも前記第2ギアのピッチ円の半径が大きく設定され、前記第1ギアと前記第2ギアを同軸上に配置して一体に構成した段ギアであることを特徴とする請求項6又は7に記載のシート給送装置。
  9. 前記第2ギアに、前記シート積載手段が所定量上方に回動した際、前記ギアダンパーとの噛合が解除される欠歯部を設けたことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  10. 前記第2ギアに、前記第1ギアが、前記シート積載手段が前記シート給送手段によるシートの給送が可能となる位置に対し、予め設定された回転量以上に回転するのを規制するストッパを設けたことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  11. シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送する請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート給送装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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