JP2015223849A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】着座者の体格に応じて吸排気可能な通気孔を切り替えることにより、乗物用シートの空調機能の効率を高めること。【解決手段】乗物用シートは、裏面に沿ってシート幅方向に延びる通気路52と、一端が着座面で開口し他端が通気路52で開口する通気孔26と、を有するシートパッド20を備える。通気路52には、送風装置が通気孔26よりもシート幅方向内側に連結される。通気孔26は、シート幅方向外側で開口する第1の通気孔26Baと、内側で開口する第2の通気孔26Bbとを有する。第1の通気孔26Baの他端開口部と、第2の通気孔26Bbの他端開口部と、の間の通気路52に設けられた開閉機構60は、通常時は閉状態とされ、第1の通気孔26Baの一端開口部28Aと、第2の通気孔26Bbの一端開口部29Aと、の間の着座面27Aに着座圧が印加されたときに開状態となる。【選択図】図3

Description

本発明は、空調機能を有する乗物用シートに関する。
空調機能を有する乗物用シートが知られている。このタイプの乗物用シートでは、乗物用シートの背凭れ部(シートバック)又は着座部(シートクッション)に内装されたシートパッドの裏面側に、通気路が形成されるものがある。特許文献1に開示された発明では、シートバックに内装されたパッド(バックパッド)の裏面に通気溝が形成されており、該通気溝に空間部を形成するように蓋部材が取り付けられる。これにより、通気溝と蓋部材との間に形成された空間が、通気路として機能する。バックパッドには、該バックパッドの着座面で一端が開口し、通気路で他端が開口する通気孔が形成されている。通気路に連結された送風装置から空気を供給すると、通気路を通って通気孔まで空気が流れる。通気孔まで流れた空気は、通気性を有するバックカバーを通って、着座者に吹き当たる。これにより、着座者の身体を冷やすことができる。また、通気孔から空気を吸引するタイプの乗物用シートも知られている。このタイプでは、通気孔に吸われる空気が着座者に接触しながら流れるため、着座者の身体を冷やすことができる。通気孔から吸い込まれた空気も、上記した通気路を通って送風装置まで流れる。
通気孔の着座面側の開口部は、着座者の身体がシートバックに触れる部位、即ち、着座圧のかかる部位の周縁部近傍に位置していることが好ましい。これにより、通気孔から吹き出る又は吸い込まれる空気が、着座者の身体の側部に接触しながら流れるようになるため、効率的に着座者の身体を冷やせる。
特開2013−233860号公報
着座者の体格の大きさによって、着座圧のかかる部位は異なる。体格の小さな着座者の身体に対して好適に空気が当たる位置で開口する通気孔(小体格用通気孔)を形成した場合、体格の大きな者が着座すると、着座者の身体によって通気孔を塞いでしまう可能性がある。反対に、体格の大きな着座者の身体に対して好適に空気が当たる位置で開口する通気孔(大体格用通気孔)を形成した場合、体格の小さな者が着座すると、着座者の身体から離れた位置で空気が流れるため、着座者の身体を冷やし難い。そして、小体格用通気孔と大体格用通気孔とを両方形成した場合、体格の小さな者が着座すると、大体格用通気孔から吹き出る又は吸い込まれる空気の分、空調の効率が低下するという問題がある。
この問題に鑑み、本発明の課題は、シートパッドに複数の通気孔が形成された乗物用シートにおいて、着座者の体格に応じて吸排気可能な通気孔を切り替えることにより、空調機能の効率を高められる乗物用シートの構造を提供することである。
本発明の第1発明は、裏面に沿ってシート幅方向に延びる通気路と、一端が着座面で開口し他端が前記通気路で開口する複数の通気孔と、を有するシートパッドを備えた乗物用シートであって、前記通気路には、空気を送風又は吸引する送風装置が、前記通気孔の他端開口部よりシート幅方向内側において連結されるとともに、前記通気孔は、シート幅方向外側において開口する第1の通気孔と、シート幅方向内側において開口する第2の通気孔とを有しており、前記第1の通気孔の他端開口部と、前記第2の通気孔の他端開口部と、の間の前記通気路には開閉機構が設けられており、該開閉機構は、通常時は閉状態とされ、前記第1の通気孔の一端開口部と、前記第2の通気孔の一端開口部と、の間の着座面に着座圧が印加されたときに、開状態となって前記第2の通気孔を通して空気を送風又は吸引できるように構成されている。
第1発明によれば、第1の通気孔の他端開口部と、第2の通気孔の他端開口部と、の間の通気路には開閉機構が設けられている。開閉機構は、通常時は閉状態とされており、空気を通さない。このため、第1の通気孔の一端開口部と、第2の通気孔の一端開口部と、の間の着座面に対して着座圧がかからないような体格の小さな者が着座している場合には、第1の通気孔の吸排気が禁止され、第2の通気孔の吸排気が可能な状態になる。一方、第1の通気孔の一端開口部と、第2の通気孔の一端開口部と、の間の着座面に対して着座圧がかかるような体格の大きな者が着座している場合には、第2の通気孔が着座者の身体によって塞がれるとともに、開閉機構が開状態となる。したがって、第1の通気孔の吸排気が可能になるのに対して、第2の通気孔の吸排気が禁止された状態になる。これによって、着座者の体格に応じて吸排気可能な通気孔が自動的に切り替わり、空調機能の効率を高められる。なお、ここで言う閉状態とは、空気を完全に通さない状態のみに限定されず、通気路の他の部分よりも空気が通り難くなっているような状態も含み、若干の空気の通りがあってもよい。
本発明の第2発明は、第1発明における乗物用シートであって、前記開閉機構は、前記シートパッドの一部が当接することで閉止された前記通気孔において、着座圧の印加により、局部的に前記通気孔の壁を圧縮変形させ空気が通る通路を形成する押圧部材が、前記通気孔中に備えられている。
本発明の第3発明は、第1発明又は第2発明における乗物用シートであって、前記第1の通気孔の一端開口部は、JM95マネキンを着座させたときにその身体側部に空気を送風又は吸引できる位置に配設され、前記第2の通気孔の一端開口部は、AM05マネキンを着座させたときにその身体側部に空気を送風又は吸引できる位置に配設されている。
本発明によると、着座者の体格に応じて吸排気可能な通気孔を切り替えることにより、空調機能の効率を高められる。
本発明の一実施形態に係る乗物用シートを、斜め前から見た斜視図である。 上記実施形態に係る乗物用シートのバックパッドを、斜め後ろから見た図である。 上記実施形態に係る乗物用シートのバックパッドを、正面から見た図である。 上記実施形態に係る乗物用シートに対して、体格の小さな者が着座した様子を表した模式図である。 図4の部分Vの拡大図である。 上記実施形態に係る乗物用シートに対して、体格の大きな者が着座した様子を表した模式図である。 図6の部分VIIの拡大図である。
図1〜7は、本発明の一実施形態を示す。本実施形態の乗物用シート1は、自動車の運転席シートとして構成されている。乗物用シート1は、乗員が着座するシートクッション3と、背凭れとなるシートバック2と、頭凭れとなるヘッドレスト4と、を備えている。シートクッション3は、鉄製のクッションフレームの上に載置された、クッションカバーで被覆されたクッションパッドで着座者の荷重を弾性的に支持するものである。シートバック2は、構造体としてのバックフレーム10にセットされた、表皮で被覆されたバックパッド20で着座者の背面を支持するものである。ヘッドレスト4は、図示しないステーを備えており、該ステーをバックフレーム10のホルダ12Aに挿入された係止部材に対して嵌合させることにより、シートバック2に取り付けられている。各図中、矢印により乗物用シート1を取り付けた時の乗物の各方向を示す。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
シートバック2は、図1に示されるように、その骨格を成す四角枠状に組まれたバックフレーム10と、バックフレーム10の前面に組み付けられる厚手のクッション材から成るマット型のバックパッド20と、バックパッド20の表面全体に被せられる布製のバックカバー30と、から概略構成されている。
バックフレーム10は、図1に示されるように、縦長状の鋼板材から成る左右一対のサイドフレーム11と、これらサイドフレーム11の上端部間に架け渡されて一体的に剛結合された逆U字状の鋼管製のアッパフレーム12と、によって逆U字状に組まれて構成されている。アッパフレーム12の両脚部間には、横長状の鋼板材から成るアッパパネル13が架け渡されて剛結合されており、両サイドフレーム11の下部間にも、横長状の鋼板材から成るロアパネル14が架け渡されて剛結合されている。これにより、バックフレーム10が、アッパフレーム12と両サイドフレーム11とアッパパネル13とロアパネル14とによって、四角枠状に一体的に組まれた構成となる。バックフレーム10は、その両サイドフレーム11の下端側の外側面が、それぞれ、図示しないリクライニング装置を介してシートクッション3の骨格フレームに連結されて支持されている。これにより、シートバック2が、シートクッション3に対して、背凭れ角度の調節が行える状態に連結された状態になる。なお、上述した各リクライニング装置を介したシートバック2とシートクッション3との連結構造については、特開2011−116303号公報等の文献に開示されたものと同じ公知の構成となっているため、具体的な説明は省略する。
アッパパネル13とロアパネル14との間には、その前方側に配設されるバックパッド20の中央下部20Bを後方側から面であてがえて弾性支持できる支持体15が架け渡されて設けられている。支持体15は、1本の鋼線を左右対称な略U字状の形に曲げ返して形成した支持ばね15Aと、支持ばね15Aの下部領域の前面部に設置された縦長面状のランバープレート15Bと、から概略構成されている。支持ばね15Aは、その略U字状に曲げ返された上部側の各端部が、それぞれ、アッパパネル13の左右両サイドの前面部に上下スライド可能な状態に連結されている。また、支持ばね15Aは、その略U字状に曲げ返された下部側の左右両端部が、それぞれ、ロアパネル14の前面部に対して後方側から弾性支持された状態として設けられている。一般的に、着座者がシートバック2に凭れ掛かる時には、バックパッド20の中央下部20Bの中でも、特に、着座者の腰部があてられる部位面(腰支え部20Ba)に集中的に大きな着座圧が掛けられる。ランバープレート15Bは、上記腰支え部20Baに後方側から広く面をあてがえて腰支え部20Baを支持している。
バックパッド20は、ウレタン樹脂を厚手のマット型に発泡成形して形成したものである。バックパッド20は、バックフレーム10に対して上方側から被せ付けられてセットされる。具体的には、バックパッド20は、バックフレーム10に上側から組み付けられることにより、バックフレーム10の枠形状全体を前側から広く覆った状態となって組み付けられるとともに、その上下左右の各周縁部から後方側に巻き返すように延びる各包囲部21A〜21C(図2参照)によって、各サイドフレーム11,11やアッパフレーム12、それにロアパネル14をそれぞれ外周側と後方側とから覆って保護した状態となって組み付けられる。バックパッド20が特許請求の範囲の「シートパッド」に相当する。
バックパッド20は、図3に示されるように、着座者の肩甲骨等の背部上方部位を支える中央上部20Aと、着座者の背部中央から腰部までの下方部位を支える中央下部20Bと、着座者の背部の両側部を両外側から支える両サイド部20Cと、を有している。中央上部20Aと中央下部20Bは、共に、比較的起伏の少ない平坦な表面形状に形成されている。より詳しくは、互いの境界箇所となる中央の横筋状に延びる凹状の横吊込み溝23Aの形成箇所に向かって、それぞれ表面形状が緩やかに曲面状に凹んでいく形状に形成されている。これらの曲面形状は、互いの境界箇所となる横吊込み溝23Aの形成箇所に向かって、高さ方向に漸次、幅方向中央の凹みが深くなっていく曲面形状となっている。また、中央下部20Bのうち、シート幅方向中央の領域部は、着座者の腰部にあてがえられる腰支え部20Baとして、表面形状が前方側に山状に緩やかに膨らんだ曲面形状に形成されている。これにより、中央上部20Aと中央下部20Bの各凹状の曲面形状と併せて、バックパッド20の中央部全体が、着座者の背部の形にフィットしやすい緩やかに起伏したS字状のカーブを描く形に形成されている。両サイド部20Cは、中央上部20Aや中央下部20Bとの境界箇所となる縦筋状に延びる凹状の各縦吊込み溝23Bの形成箇所から、それぞれ両外側に向かって、形状が前方側に山状に膨らんでいく形に形成されている。これにより、両サイド部20Cは、着座者の背部の両側部を両外側からサイドサポートする。詳しくは、各サイド部20Cの山形状は、各サイド部20Cにおける腰部の支持高さ位置(腰支え部20Baの形成領域)に相当する箇所よりも僅かに高い位置において膨らみが最も大きくなる形状とされている。これにより、着座者の背部を両外側から支えるサイドサポートが、幅方向に体が振れやすい腰部より少し高い位置において効果的に機能する。
バックカバー30は、バックパッド20に張設されている。バックカバー30は、バックパッド20がバックフレーム10に組み付けられた後、その表面全体を覆い被せるように被せ付けられて張設される。バックカバー30は、その張設力によって、バックパッド20をバックフレーム10に押し付けて位置固定した状態に保持する。これにより、バックパッド20は、その外周部がバックフレーム10の枠形状により後方側から支えられ、その中央部が、前述した支持体15により後方側から面で支えられた状態として、着座圧を後方側から弾性的に軟らかく受け止められるように設けられる。バックカバー30は通気性を有するファブリックを用いて製造されている。
図1、3に示されるように、バックカバー30には、バックパッド20の着座面に形成された横吊込み溝23Aや各縦吊込み溝23Bのラインに沿うように、縫合部31Aや縫合部31Bが形成されている。パックパッド20の横吊込み溝23A、各縦吊込み溝23Bは、バックカバー30の縫合部31Aや縫合部31Bを、それぞれ吊り込んで止着させるための引き込み溝として機能する。なお、上記吊込み構造については、特開2009-160261号公報等の文献に開示されたものと同じ公知の構成となっているため、具体的な説明は省略する。上記吊込み構造により、バックカバー30が、バックパッド20の中央上部20Aと中央下部20Bと両サイド部20Cとの各間の起伏のある形状箇所に被せ付けられても、バックパッド20の着座面との間に「浮き」や「皺」を生じさせることなく、バックパッド20に対して広く面着した見栄えの良い状態に張設される。
図2に示されるように、バックパッド20の裏面には、バックパッド20の裏面に沿って放射状に延びる溝部24が形成されている。溝部24は、バックパッド20の裏面の一部が前側(着座面側)に凹形状とされることにより形成されている。溝部24は、バックパッド20の中央上部20Aの裏面におけるシート幅方向中央近傍に形成された送風装置接続部24Aと、該送風装置接続部24Aからシート幅方向外側に向かって若干上方に傾斜しながら延びる上方延設部24Bと、送風装置接続部24Aからシート幅方向外側に向かって若干下方に傾斜した後に、バックパッド20の中央下部20Bにかけて下方に延びる下方延設部24Cと、を有している。バックパッド20には、図1〜7に示されるように、通気孔26が形成されている。通気孔26は、バックパッド20を貫通しており、着座面で前端(一端)が開口するとともに、溝部24の底面25Aで後端(他端)が開口した状態になっている。バックパッド20を発泡成形する際に、成形型における溝部24の底面25Aに対応する箇所に不織布等からなる基布53をセットして一緒に発泡成形することにより、底面25Aには基布53が一体に含浸して硬化されている。このため、溝部24は、着座圧が印加されても、潰れ難い硬質な状態になっている。ただし、大体格用通気孔26Baの後端開口部28Bと、小体格用通気孔26Bbの後端開口部29Bと、の間の位置には、基布53が含浸硬化されていない。このため、当該部位は、着座圧が印加されると後方に沈み込み易くなっている。
バックパッド20の裏面には、蓋部材50が、溝部24の開口全体を覆った状態で取り付けられている。これにより、溝部24の底面25A、溝部24の立ち壁部25B、蓋部材50で囲われた閉鎖空間として、通気路52が形成される。通気路52は、溝部24に対応した形状に形成される。即ち、通気路52は、溝部24の送風装置接続部24Aに対応する送風装置接続部52Aと、上方延設部24Bに対応する上方延設部52Bと、下方延設部24Cに対応する下方延設部52Cと、を有している。蓋部材50の前面には、開閉機構60の伸縮部材62が付着されている。なお、図4〜7では、説明の便宜上、バックパッド20の構造をわかりやすくするために、バックフレーム10及びバックカバー30等の構造を省略して図示している。
図3〜7に示されるように、通気孔26は、シート幅方向外側において開口する大体格用通気孔26Baと、シート幅方向内側において開口する小体格用通気孔26Bbと、着座者の腰部の位置で開口する腰部通気孔26Cと、を有している。図3に示されるように、大体格用通気孔26Ba及び小体格用通気孔26Bbは、バックパッド20の中央上部20Aで前端が開口している。より詳しくは、大体格用通気孔26Baの前端開口部28Aは、図3、6に示されるように、体格の大きな着座者D2の着座圧のかかる部位D2Pの外周縁部近傍で、その着座者の身体側部に空気を当てられる箇所に位置している。これに対して、小体格用通気孔26Bbの前端開口部29Aは、図3、4に示されるように、体格の小さな着座者D1の着座圧のかかる部位D1Pの外周縁部近傍で、その着座者の身体側部に空気を当てられる箇所、かつ、体格の大きな着座者D2の着座圧のかかる部位D2Pに位置している。ここで、体格の大きな着座者D2は、例えば、「JM95」と称される日本成人男性の体重の正規分布において、最軽量側から95%の人が含まれる体重を有する体格のマネキンで設定されるものである。また、体格の小さな着座者D1は、例えば、「AF05」と称され、米国成人女性の体重の正規分布において、最軽量側から5%の人が含まれる体重を有する体格のマネキンで設定されるものである。大体格用通気孔26Baの後端開口部28B及び小体格用通気孔26Bbの後端開口部29Bは、通気路52の上方延設部52Bで開口している。大体格用通気孔26Baが、特許請求の範囲の「第1の通気孔」に相当する。また、小体格用通気孔26Bbが、特許請求の範囲の「第2の通気孔」に相当する。
蓋部材50は、非通気性のフェルト等を用いて製造されるシート状部材である。蓋部材50は、図2に示されるように、バックパッド20の溝部24の開口全域を覆った状態で、その端末部が、バックパッド20の裏面における溝部24の外周縁部に対して取り付けられる。図2に示されるように、蓋部材50のシート幅方向中央のやや上側位置には、ダクト孔50Aが形成されている。ダクト孔50Aには、送風装置40のダクト41の吸入口41Aがセットされる。これにより、送風装置40が、通気路52に対して空気を吸引できるように接続される。
図2〜5に示されるように、開閉機構60は、通気路52の延設部52Bにおいて、大体格用通気孔26Baの後端開口部28Bと、小体格用通気孔26Bbの後端開口部29Bと、の間に設けられる。開閉機構60は、延設部52Bの途中箇所を開閉することにより、大体格用通気孔26Baの吸排気を可能にしたり禁止したりする。開閉機構60は、立ち壁部61と、該立ち壁部61と部分的に当接するように設けられた伸縮部62と、該伸縮部62を押圧する押圧部材63と、を有している。
図2〜5に示されるように、開閉機構60の立ち壁部61は、溝部24の底面25Aから後方に向かって立設されるとともに、溝部24の立ち壁部25B間に架け渡された状態で、バックパッド20と一体成形されている。立ち壁部61の高さ(前後)寸法は、溝部24の立ち壁部25Bの溝深さ寸法よりも低い寸法に設定されている。開閉機構60の伸縮部62は、図4、5に示されるように、ウレタン樹脂を略台形柱状に発泡成形して形成した伸縮性のある部材である。伸縮部62の後面は蓋部材50の前面に付着されている(図2参照)。伸縮部62は、蓋部材50をバックパッド20の裏面に取り付ける際に、蓋部材50から通気路52内へと前方に突出して、溝部24の立ち壁部25B間に架け渡された状態で嵌め込めるように構成されている。このとき、伸縮部62の前端末部近傍のシート幅方向外側の側壁面62Bが、立ち壁部61の後端末部近傍のシート幅方向内側の側壁面61Bと、若干寸法にわたって当接した状態になるように設定されている。即ち、伸縮部62の高さ(前後)寸法は、立ち壁部61の後端末部と蓋部材50前面との間隔寸法よりも若干高くなるように設定されている。したがって、立ち壁部61及び伸縮部62は、大体格用通気孔26Baの後端開口部28Bと、小体格用通気孔26Bbの後端開口部29Bと、の間の通気路52の断面の全域を塞ぎ、空気が通らない閉状態にする。開閉機構60の押圧部材63は、図4、5に示されるように、立ち壁部61のシート幅方向内側で、伸縮部62の前端末部のさらに前方に配設されている。押圧部材63は、ウレタン樹脂を柱状に成形したものであり、前後に延びる柱状部63Bと、該柱状部63Bの前後両端末部に形成される円板部63Aと、から構成されている。押圧部材63の後側の円板部63Aは、伸縮部62の前端末部の端面62Aに当接した状態で接着されており、前側の円板部63Aは、立ち壁部61と、小体格用通気孔26Bbの後端開口部29Bと、の間に位置する溝部24の底面25A(裏面側被圧部27B)に当接した状態で接着されている。即ち、押圧部材63は、大体格用通気孔26Baの前端開口部28Aと、小体格用通気孔26Bbの前端開口部29Aと、の間の着座面(着座面側被圧部27A)に対して、その前側の円板部63Aを当該位置の後方側からあてがえた状態で設けられている。
送風装置40は、図1に示されるように、バックフレーム10のアッパパネル13の前面に取り付けられている。送風装置40は、円盤状の形となっており、前方側に向けられた排気口40Aから空気を排出して、その下部に取り付けられたダクト41の吸入口41Aから空気を吸い込む。ダクト41の吸入口41Aは、上記したように、蓋部材50のダクト孔50Aに接続されて固定されている。送風装置40は、吸入口41Aから通気路52の送風装置接続部52A内の空気を吸い込み、排気口40Aから吸い込んだ空気を排出する。
図3〜5に示されるように、体格の小さな着座者D1が着座している場合には、その着座圧が、大体格用通気孔26Baの前端開口部28Aと、小体格用通気孔26Bbの前端開口部29Aと、の間の着座面(着座面側被圧部27A)に印加されない。このため、開閉機構60の立ち壁部61と伸縮部62とは当接した状態に保持され、大体格用通気孔26Baの後端開口部28Bと、小体格用通気孔26Bbの後端開口部29Bと、の間の通気路52は、空気の通らない閉状態に保持される。この状態において、送風装置40が通気路52から空気を吸引すると、シート外部の空気が、小体格用通気孔26Bb及び腰部通気孔26Cから通気路52内へと吸い込まれる。小体格用通気孔26Bbから吸い込まれた空気は、通気路52の上方延設部52Bをシート幅方向内側へと流れて、送風装置接続部52Aからダクト41の吸入口41Aに吸い込まれる。腰部通気孔26Cから吸い込まれた空気は、通気路52の下方延設部52Cをシート上方かつ幅方向内側へと流れて、送風装置接続部52Aからダクト41の吸入口41Aに吸い込まれる。
一方、図3、6、7に示されるように、体格の大きな着座者D2が着座している場合には、その着座圧が、着座面側被圧部27Aに印加される。当該位置に着座圧が印加されると、その着座圧によって、着座面側被圧部27Aが後方に沈み込む。これにより、当該位置の裏面側に位置する裏面側被圧部27Bにあてがわれた状態で設けられている押圧部材63が後方に移動する。押圧部材63が後方に移動すると、押圧部材63の後側の円板部63Aによって、伸縮部62の前端末部の端面62Aが後方に押圧される。これによって、伸縮部62が後方に圧縮変形し、立ち壁部61と伸縮部62との当接が離れ、立ち壁部61と伸縮部62との間に空気が通る通路が形成された開状態になる。このとき、さらに、着座者D2の身体が、小体格用通気孔26Bbの前端開口部29Aを塞いだ状態になる。この状態において、送風装置40が通気路52から空気を吸引すると、シート外部の空気が、大体格用通気孔26Ba及び腰部通気孔26Cから通気路52内へと吸い込まれる。大体格用通気孔26Baから吸い込まれた空気は、通気路52の上方延設部52Bをシート幅方向内側へと流れて、送風装置接続部52Aからダクト41の吸入口41Aに吸い込まれる。腰部通気孔26Cから吸い込まれた空気は、通気路52の下方延設部52Cをシート上方かつ幅方向内側へと流れて、送風装置接続部52Aからダクト41の吸入口41Aに吸い込まれる。
以上のように構成される本実施形態は、以下のような作用効果を奏する。大体格用通気孔26Baの後端開口部28Bと、小体格用通気孔26Bbの後端開口部29Bと、の間の通気路52には開閉機構60が設けられている。開閉機構60は、通常時は閉状態とされており、空気を通さない。このため、大体格用通気孔26Baの前端開口部28Aと、小体格用通気孔26Bbの前端開口部29Aと、の間の着座面(着座面側被圧部27A)に着座圧がかからないような体格の小さな着座者D1が着座している場合には、大体格用通気孔26Baの吸排気が禁止され、小体格用通気孔26Bbの吸排気が可能な状態になっている。一方、着座面側被圧部27Aに着座圧がかかるような体格の大きな着座者D2が着座している場合には、小体格用通気孔26Bbが着座者の身体によって塞がれるとともに、開閉機構60が開状態となる。したがって、大体格用通気孔26Baの吸排気が可能になるのに対して、小体格用通気孔26Bbの吸排気が禁止された状態になる。これによって、着座者の体格に応じて吸排気可能な通気孔26(大体格用通気孔26Ba、小体格用通気孔26Bb)が自動的に切り替わり、空調機能の効率を高められる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、本実施形態においては、シートバック2に通気路52及び通気孔26を形成して、着座者の上半身に対して空気を当てる構造を示した。しかし、これには限定されず、例えば、シートクッション3に通気路及び通気孔を形成して、着座者の脚部等に対して空気を当てる構造でもよい。
また、本実施形態においては、送風装置40が通気路52の空気を吸引する構造を例示した。しかし、送風装置40が通気路52に対して空気を送風する構造でもよい。この場合、適宜の暖房装置又は冷房装置と組み合わせる等して、温風又は冷風が吹き出るようにしてもよい。
また、本実施形態においては、通常時には、大体格用通気孔26Baの後端開口部28Bと、小体格用通気孔26Bbの後端開口部29Bと、の間の通気路52の断面の全域を塞ぎ、空気が完全に通らない状態に閉める構造を示した。しかし、これには限定されず、例えば、通常時において立ち壁部61と伸縮部62との間にわずかな隙間が形成されるように設定する等して、当該位置を通気路52の他の部分よりも空気が通り難くなる程度に閉める構造でもよい。即ち、若干の空気の通りがあってもよい。この場合、着座面側被圧部27Aに着座圧が印加されると、立ち壁部61と伸縮部62との間の隙間が通常時よりも大きくなって、当該位置を通る空気の量が増大することになる。
また、本実施形態においては、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載されるシートに適用してもよい。
1 乗物用シート
20 バックパッド(シートパッド)
26 通気孔
26Ba 大体格用通気孔(第1の通気孔)
26Bb 小体格用通気孔(第2の通気孔)
28A 大体格用通気孔の前端開口部(第1の通気孔の一端開口部)
28B 大体格用通気孔の後端開口部(第1の通気孔の他端開口部)
29A 小体格用通気孔の前端開口部(第2の通気孔の一端開口部)
29B 小体格用通気孔の後端開口部(第2の通気孔の他端開口部)
40 送風装置
52 通気路
60 開閉機構
63 押圧部材

Claims (3)

  1. 裏面に沿ってシート幅方向に延びる通気路と、一端が着座面で開口し他端が前記通気路で開口する複数の通気孔と、を有するシートパッドを備えた乗物用シートであって、
    前記通気路には、空気を送風又は吸引する送風装置が、前記通気孔の他端開口部よりシート幅方向内側において連結されるとともに、
    前記通気孔は、シート幅方向外側において開口する第1の通気孔と、シート幅方向内側において開口する第2の通気孔とを有しており、
    前記第1の通気孔の他端開口部と、前記第2の通気孔の他端開口部と、の間の前記通気路には開閉機構が設けられており、該開閉機構は、通常時は閉状態とされ、前記第1の通気孔の一端開口部と、前記第2の通気孔の一端開口部と、の間の着座面に着座圧が印加されたときに、開状態となって前記第2の通気孔を通して空気を送風又は吸引できるように構成されている乗物用シート。
  2. 請求項1に記載された乗物用シートであって、
    前記開閉機構は、前記シートパッドの一部が当接することで閉止された前記通気孔において、着座圧の印加により、局部的に前記通気孔の壁を圧縮変形させ空気が通る通路を形成する押圧部材が、前記通気孔中に備えられている乗物用シート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された乗物用シートであって、
    前記第1の通気孔の一端開口部が、JM95マネキンを着座させたときにその身体側部に空気を送風又は吸引できる位置に配設され、前記第2の通気孔の一端開口部が、AM05マネキンを着座させたときにその身体側部に空気を送風又は吸引できる位置に配設されている乗物用シート。



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