JP2015223233A - 造影剤注入支援装置及びx線撮影装置 - Google Patents

造影剤注入支援装置及びx線撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザによる造影剤注入の精度を向上することができる造影剤注入支援装置を提供する。【解決手段】造影剤注入支援装置は、造影剤が注入された被検体に関するX線造影画像を収集するX線撮影装置2と接続される。送受信部11は、X線造影画像の撮影開始時刻のデータをX線撮影装置から受信する。時刻決定部13は、造影剤の注入開始からX線造影画像の撮影開始までの、前記被検体への造影剤流入に要する流入時間と撮影開始時刻とに基づいて、造影剤の注入開始時刻を決定する。通知部17は、決定された注入開始時刻に従って、ユーザに造影剤の注入開始を予告するメッセージを通知する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、造影剤注入支援装置及びX線撮影装置に関する。
造影剤を用いたX線撮影は、被検体、特に血管に関する多くの情報を画像でユーザに提供するものであり、被検体に対する疾病の判断、治療、及び手術プランの作成等において、重要な役割を果たしている。造影剤を用いたX線撮影において、造影剤を注入する方法として、造影剤自動注入器を用いて被検体に対して自動的に注入する方法と、注射器を用いてユーザが手動で注入する方法とがある。
造影剤自動注入器を用いた場合、X線撮影装置と同期させておけば、造影剤を注入するタイミングは、造影剤注入スタートからX線撮影が開始されるまでの時間に従って決定される。また、一定の注入ペースで造影剤を注入することができる。そのため、X線撮影が開始されたときに、関心領域に造影剤が流入していない、X線撮影中に関心領域から造影剤が流出してしまうなどの造影剤注入の失敗が少ない。しかしながら、造影剤自動注入器を用いる場合、ユーザは、被検体に挿入されている造影剤自動注入器からのチューブをカテーテルに繋ぎ換えたり、造影剤自動注入器の動作設定などする必要があり、その準備に多く時間がかかる場合がある。
ユーザが手動で造影剤を注入する場合、注射器に造影剤を入れて準備しておけば、注射器をカテーテルに繋ぐだけでよい。そのため、造影剤自動注入器を用いる場合に比べて作業効率が良い。一方で、造影剤を注入するタイミングが取りづらく、どれくらいのペースで造影剤を注入してよいかわからない場合がある。
目的は、ユーザによる造影剤注入の精度を向上することのできる造影剤注入支援装置及びX線撮影装置を提供することある。
第1実施形態による造影剤注入支援装置は、造影剤が注入された被検体に関するX線造影画像を収集するX線撮影装置と接続され、前記X線造影画像の撮影開始時刻のデータを前記X線撮影装置から受信する受信部と、前記造影剤の注入開始から前記X線造影画像の撮影開始までの、前記被検体への造影剤流入に要する流入時間と前記撮影開始時刻とに基づいて、前記造影剤の注入開始時刻を決定する決定部と、前記決定された注入開始時刻に従って、ユーザに前記造影剤の注入開始を予告するメッセージを通知する通知部と、を具備することを特徴とする。
図1は、本実施形態に係る造影剤注入支援装置を含む診断システムの構成図の一例である。 図2は、3Dイメージングの一連の撮影動作における各時刻と各時間との関係を示した図である。 図3Aは、予告開始時刻に対応する第1例の注入支援画像を示した図である。 図3Bは、予告開始時刻から所定の時間経過時に対応する第1例の注入支援画像を示した図である。 図3Cは、注入開始時刻に対応する第1例の注入支援画像を示した図である。 図4は、図3Bに対応し、注入開始時刻までの残り時間に応じた数値情報を付加した注入支援画像を示した図である。 図5は、図3Bに対応し、バーグラフを円グラフで表した注入支援画像を示した図である。 図6Aは、予告開始時刻に対応する第2例の注入支援画像を示した図である。 図6Bは、予告開始時刻から所定の時間経過時に対応する第2例の注入支援画像を示した図である。 図6Cは、注入開始時刻から所定の時間経過時に対応する第2例の注入支援画像を示した図である。 図7は、図6Bに対応し、注入開始時刻までの残り時間に対応する数値情報及び注入終了時刻までの残り時間に対応する数値情報を付加した注入支援画像を示した図である。 図8は、図6Bに対応し、バーグラフを円グラフで表した注入支援画像を示した図である。 図9は、図6Bに対応し、バーグラフを注射器として表した注入支援画像を示した図である。 図10は、第2実施形態に係る造影剤注入支援装置の処理の流れを表すフローチャートである。 図11は、第3実施形態に係るX線撮影装置の構成図の一例である。 図12は、図11のCアームの機構を示した斜視図である。 図13は、第3実施形態に係るX線撮影装置による撮影動作の一例を説明するためのフローチャート図である。
以下、図面を参照しながら第1実施形態に係る造影剤注入支援装置と第2実施形態に係るX線撮影装置2とを説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る造影剤注入支援装置1を含む診断システムの構成図の一例である。図1に示す診断システムにおいて、造影剤注入支援装置1は、単体で機能し、X線撮影装置2に接続されている。
第1実施形態に係る造影剤注入支援装置1(以下、第1造影剤注入支援装置1と呼ぶ。)は、送受信部11、入力部12、時刻決定部13、時間設定部14、記憶部15、システム制御部16、通知部17、及び表示部18を有する。
送受信部11は、LAN(Local Area Network)や公衆電子通信回線等のネットワークを介して、X線撮影装置2とデータ通信するためのネットワークインターフェースとして機能する。送受信部11は、なお、送受信部11は、USBケーブル等を介して、X線撮影装置2と直接データ通信するためのハードウェアインターフェースとして機能してもよい。第1造影剤注入支援装置1は、システム制御部16の制御に従って、X線撮影装置2と、送受信部11を介したデータ通信を行う。具体的には、第1造影剤注入支援装置1は、造影剤注入後の被検体に対するX線撮影が開始される時刻(コントラスト撮影開始時刻)のデータをX線撮影装置2から受信する。
入力部12は、例えば、マウスやキーボードなどの入力デバイスを有している。なお、入力デバイスには、トラックボール、タッチパネル、及びスイッチ等が用いられてもよい。入力部12は、第1造影剤注入支援装置1に対して、ユーザが指示情報を入力するための、ユーザインターフェースとして機能する。指示情報とは、造影剤の注入開始からX線画像の撮影開始までの時間の設定指示、予告時間に関する指示情報、及び造影剤の注入開始を予告するメッセージの通知方法の設定指示等である。
造影剤の注入開始からX線画像の撮影開始までの時間は、造影剤を注入開始してから、撮影部位に造影剤が流入するまでの時間に相当する。以後、造影剤の注入開始からX線画像の撮影開始までの時間を流入時間と呼ぶ。
流入時間を入力する方法には、(1−1)計算、(1−2)選択、(1−3)直接入力、等がある。表示部18は、ユーザによる流入時間の入力を支援するための時間入力支援画面を表示する。
(1−1)計算
計算方法において、第1造影剤注入支援装置1は、計算部を構成要素として備えている必要がある。計算部は、複数の条件パラメータをそれぞれ変数とした流入時間を導出するための計算式のデータを保持している。そして、計算部は、入力された複数の条件パラメータを計算式に代入することにより流入時間を計算する。計算された流入時間が第1造影剤注入支援装置1に入力される。
造影に関わる複数の条件パラメータとは、カテーテルの長さ、カテーテルの先端から撮影部位までの距離、撮影範囲、及び造影剤濃度等のパラメータである。時間入力支援画面には、例えば、ユーザが複数の条件パラメータを入力するための複数の入力ボックスが含まれる。ユーザは、入力ボックスにキーボードを使って数値を入力することで、これらのパラメータを入力できる。なお、条件パラメータは、プルダウンメニューや一覧表示された複数の条件パラメータの候補から、ユーザが選択するようにして入力されてもよい。
(1−2)選択
記憶部15には、予め複数の流入時間に関するデータが記憶されている必要がある。なお、流入時間のデータは、撮影情報、ユーザ情報、及び患者情報等の使用履歴情報と関連付けて記憶されている。時間入力支援画面には、複数の流入時間が、それぞれ対応する複数の使用履歴情報とともに配置されている。ユーザは、時間入力支援画面の使用履歴を参考に、複数の流入時間から、現在の手技に適した流入時間を選択することができる。現在の手技に適した流入時間とは、例えば、過去にユーザが行った同様の手技に対応する流入時間、過去に他のユーザが行った同様の手技に対応する流入時間、過去に同じ患者に対して行った手技に対応する流入時間、及び同じ撮影部位を対象に過去に手技が行われたときの流入時間等である。選択された流入時間が第1造影剤注入支援装置1に入力される。
(1−3)絞り込み条件の入力
記憶部15には、予め複数の流入時間に関するデータが記憶されている必要がある。なお、流入時間のデータは、撮影情報、ユーザ情報、及び患者情報のうち少なくとも1つの使用履歴情報と関連付けて記憶されている。時間入力支援画面には、複数の流入時間から1つの流入時間に絞り込まれるための絞り込み条件がチェックボックスとともに一覧表示される。絞り込み条件とは、撮影情報、ユーザ情報、及び患者情報等の使用履歴情報に関連する条件である。例えば、時間入力支援画面には、種類の異なる複数の撮影部位が、それぞれ対応する複数のチェックボックスとともに表示される。ユーザは、チェックボックスにカーソルを移動させてクリックすることで、撮影部位を選択することができる。入力部12は、選択された撮影部位に応じて、複数の流入時間から流入時間が絞り込む。ユーザは、絞り込み条件として、例えば、患者の年齢、性別、手技等を入力してもよい。時間入力支援画面には、絞り込み処理後の流入時間が表示される。絞り込み処理後の流入時間が1つの場合は、絞り込み処理後の流入時間が第1造影剤注入支援装置1に入力される。一方、絞り込み処理後の流入時間が複数の場合、ユーザは、他の絞り込み条件を入力するか、使用履歴情報を参考に、表示された絞り込み処理後の複数の流入時間から、1つの流入時間を選択する。選択された流入時間が第1造影剤注入支援装置1に入力される。なお、絞り込み条件はユーザにより入力されると記載しているが、受信した撮影プログラムに含まれる撮影情報、患者情報に応じて自動的に絞り込み条件が入力されてもよい。
(1−4)直接入力
時間入力支援画面には、流入時間を入力するための入力ボックスが含まれる。ユーザは、入力ボックスにキーボードで流入時間を入力することができる。
予告時間とは、造影剤の注入が開始されるまでの時間である。予告時間の入力方法には、(2−1)選択入力方法、(2−2)直接入力方法がある。表示部18は、ユーザによる予告時間の入力を支援するための予告時間入力画面を表示する。
(2−1)選択入力方法
記憶部15には、複数のユーザ名に対して複数の予告時間をそれぞれ対応させた対応表のデータが記憶されている必要がある。準備入力画面には、複数の予告時間が、それぞれ対応する複数のユーザ名とともに配置されている。ユーザは、予告時間入力画面のユーザ名を参考にすることで、複数の予告時間から、ユーザに適した予告時間を選択することができる。ユーザは、例えば、ユーザ自身のユーザ名を選択することで、ユーザが所望する予告時間を入力することができる。選択された予告時間が第1造影剤注入支援装置1に入力される。
(2−2)直接入力方法
予告時間入力画面には、予告時間を入力するための入力ボックスが含まれる。ユーザは、予告時間入力画面上の操作により、予告時間を入力する。入力された予告時間が第1造影剤注入支援装置1に入力される。
造影剤の注入開始を予告するメッセージの通知方法には、1)音声、2)表示、3)音声と表示、がある。ユーザは、入力部12を介して、これらの方法から、1つを選択する。選択された通知方法に従って、後述の通知部17は動作する。
時刻決定部13は、注入開始時刻と予告開始時刻とを決定する。
具体的には、時刻決定部13は、流入時間と受信したコントラスト撮影開始時刻とに基づいて、造影剤の注入開始時刻を決定する。また、予告時間と決定した注入開始時刻とに基づいて、予告開始時刻を決定する。
時間設定部14は、入力部12を介してユーザにより入力された予告時間と流入時間とを設定する。なお、予告時間及び流入時間は、予め設定されていてもよい。
記憶部15は、半導体記憶素子であるFlash SSD(Solid State Disk)などの半導体記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)等である。記憶部15は、第1造影剤注入支援装置1に対して入力部12を介して入力された種々のデータを記憶する。入力部12を介して入力された種々のデータとは、例えば、流入時間のデータ、予告時間のデータ等である。
ここで、X線撮影装置2による3Dイメージングの一連の撮影動作を例に、予告開始時刻、注入開始時刻、予告時間、及び流入時間の時間関係について、図2を参照して説明する。
図2は、3Dイメージングの一連の撮影動作における各時刻と各時間との関係を示した図である。図2では、3Dイメージング用の撮影プロトコルに従ったX線撮影装置2による撮影動作を示している。
マスク撮影時間L1:マスク画像の撮影時間
待機時間L2:マスク画像の撮影終了からコントラスト画像の撮影開始までの待機時間
コントラスト撮影時間L3:コントラスト画像の撮影時間
以下、X線撮影装置2側で決定される各時刻を説明する。
作業開始時刻T0:X線撮影装置2が3Dイメージングプログラムに沿って処理が開始された時刻
マスク撮影開始時刻T1:マスク画像の収集を開始する時刻
マスク撮影終了時刻T2:マスク画像の収集を終了する時刻
コントラスト撮影開始時刻T3:コントラスト画像の収集を開始する時刻
コントラスト撮影終了時刻T4:コントラスト画像の収集を終了する時刻
以下、第1造影剤注入支援装置1において、入力部12を介して設定される各時間を説明する。なお、各時間は、X線撮影装置2において設定されてもよい。この場合、第1造影剤注入支援装置1は、X線撮影装置2から各時間のデータを受信する。
流入時間In1:造影剤の注入開始からコントラスト画像の撮影開始までの時間(造影剤を注入開始してから、撮影部位に造影剤が流入するまでの時間)
予告時間In2:予告開始時刻M1から造影剤の注入が開始されるまでの時間
流出時間In3:造影剤の注入終了からコントラスト画像の撮影終了までの時間(造影剤を注入終了してから、撮影部位の一部で造影が不十分になるまでの時間)
以下、第1造影剤注入支援装置1の時刻決定部13で決定される時刻を説明する。
予告開始時刻M1:注入開始時刻M2と予告時間In2とに基づいて決定
注入開始時刻M2:コントラスト撮影開始準備完了時刻に基づいて決定
注入終了時刻M3:コントラスト撮影終了時刻T4と流出時間In3とに基づいて決定
以下、第1造影剤注入支援装置1の時間設定部14により設定される時間を説明する。
注入時間U:注入開始時刻M2と注入終了時刻M3との間の時間
第1造影剤注入支援装置1は、X線撮影装置2側で決定される各時刻(時刻T1〜時刻T4)のデータを、X線撮影装置2から送受信部11を介して受信する。第1造影剤注入支援装置1は、コントラスト撮影開始時刻T3のデータ及びコントラスト撮影終了時刻T4のデータを、マスク撮影開始時刻T1から予告開始時刻M1までの間(好適には、マスク撮影開始時刻T1)に、X線撮影装置2から受信する。記憶部15には、各時刻(時刻T1〜時刻T4、時刻M1〜時刻M3)のデータが記憶される。また、記憶部15には、注入時間Uのデータが記憶される。なお、注入終了時刻M3、注入時間U、及び流入時間In3は第2実施形態で説明する。
システム制御部16は、CPU(Central Processing Unit)と半導体メモリ等を有する。システム制御部16は、入力部12を介して、第1造影剤注入支援装置1に入力された情報を、一時的に半導体メモリに記憶する。システム制御部16は、入力された情報に基づいて第1造影剤注入支援装置1の各部を統括して制御する。
第1造影剤注入支援装置1は、ユーザによる造影剤の注入を支援する造影剤注入支援機能を有する。第1実施形態での造影剤の注入の支援とは、ユーザによる造影剤の注入開始を支援する。通知部17は、ユーザによる造影剤の注入開始を支援するために、造影剤の注入開始を予告するメッセージを通知する。通知部17は、内部クロックを有し、予告開始時刻になったのを契機に、造影剤の注入開始を予告するメッセージを通知する。
通知部17は、造影剤の注入開始を予告するメッセージを、音声と表示とのうち少なくとも1つの方法で通知する。通知部17は、造影剤の注入開始を予告するメッセージを、音声として、ユーザに通知するための音声出力部171を有する。また、通知部17は、造影剤の注入開始を予告するメッセージを、表示部18に注入支援画像を表示することにより通知する。通知部は、注入支援画像を発生する支援画像発生部172を有する。
音声出力部171は、造影剤の注入開始を予告するメッセージとして、音声を出力するためのスピーカーを有する。ここでの音声とは、機械音、人の声、及び機械音声等が含まれる。具体的には、音声出力部171は、注入開始時刻までのカウントダウンに対応する音声を出力する。例えば、予告時間が5秒に設定されているとき、予告開始時刻は、注入開始時刻の5秒前となる。音声出力部171は、予告開始時刻でカウント「5」に対応する音声を出力する。そして、音声出力部171は、予告開始時刻からの経過時間に従って、カウントダウンに対応する音声を出力する。音声出力部171は、注入開始時刻でカウントが「0」に対応する音声を出力する。ユーザは、カウントダウンの開始(ここでは、カウント「5」)からタイミングを計りながら、カウント「0」に合わせて造影剤の注入を開始することができる。したがって、通知部17は、ユーザに対して、カウントダウンに対応する音声により、造影剤の注入開始を予告することができる。
なお、ユーザに対して、音声で注入開始時刻に合わせた造影剤の注入開始を予告することができるのであれば、音声出力部171から出力される音声は、カウントダウンに対応する音声でなくてもよい。例えば、音声出力部171は、予告開始時刻からの経過時間に応じて、スピーカーから出力される音の大きさ及び音の周波数を変化させてもよい。また、音声は人間がタイミングを計りやすい言葉「せーの」等であってもよい。また、音声の言語は、日本語に限定されない。カウントダウンに対応する音声は、例えば、英語、中国語、スペイン語等であってもよい。
支援画像発生部172は、造影剤の注入開始を予告するメッセージを表示としてユーザに提供するために注入支援画像を経過時間に従って繰り返し発生する。表示部18は、支援画像発生部172により発生された注入支援画像を表示し、経過時間に従って、更新する。支援画像発生部172により発生される注入支援画像について図3を参照して説明する。
図3は、第1例の注入支援画像を示している。
図3Aは、予告開始時刻に対応する第1例の注入支援画像Im1を示した図である。
図3Aに示す第1例の注入支援画像Im1には、バーグラフBa1、マークN1、マークN2、及び矢印Arが含まれる。また、マークN1に対応する位置に、予告開始を表すテキスト情報が配置されている。また、マークN2に対応する位置に、注入開始を表すテキスト情報が配置されている。バーグラフBa1は、予告開始時刻から注入開始時刻までの予告時間In2の長さを表している。マークN1は、バーグラフBa1における予告開始時刻に対応する位置を表している。マークN2は、バーグラフBa1における注入開始時刻に対応する位置を表している。矢印Arは、バーグラフBa1において、現在時刻に対応する位置を表す。図3Aに示すように、予告開始時刻において、矢印Arは、予告開始時刻N1に対応する位置に配置されている。図3Aは、予告が開始されてから注入が開始されるまでの予告時間の長さを表す。
図3Bは、予告開始時刻から所定の時間経過時に対応する第1例の注入支援画像Im2を示した図である。ここでは、予告開始時刻からの経過時間をPa1(<予告時間In2)とする。
支援画像発生部172は、経過時間Pa1に対応する注入支援画像Im2を発生する。図3Bに示すように、注入支援画像Im2において、バーグラフBa1は表示態様の異なる2つの部分を有する。表示態様の異なる2つの部分の境界位置P(以下、単に境界位置Pと呼ぶ)及び矢印Arの位置は、予告時間In2に対する経過時間Pa1の比率に従って、支援画像発生部172により決定される。図3Bにおいて、バーグラフBa1の予告開始時刻N1と境界位置Pとの間の長さは、経過時間Pa1に対応している。一方、バーグラフBa1の境界位置Pと注入開始時刻N2との間の長さは、注入開始時刻までの残り時間Re1に対応している。注入支援画像Im2において、矢印Arが指すバーグラフBa1の位置は境界位置Pと重なる。図3Bは、予告が開始されてからの経過時間と、注入開始までの残り時間を表す。
図3Cは、注入開始時刻に対応する第1例の注入支援画像Im3を示した図である。ここでは、予告開始時刻からの経過時間がPa3とする。経過時間Pa3は予告時間In2と同じとなる。
支援画像発生部172は、経過時間Pa3に対応する注入支援画像Im3を発生する。注入開始時刻N2において、注入開始時刻N2までの残り時間はない。そのため、図3Cに示すように、注入支援画像Im3において、バーグラフBa1は表示態様の異なる2つの部分がなく、バーグラフBa1全体が一様の表示態様である。また、矢印Arは、注入開始時刻N2に対応する位置に配置される。図3Cは、現在の時刻が、注入開始時刻になったことを表す。
支援画像発生部172は、注入支援画像を所定の発生間隔で繰り返し発生する。繰り返し発生された注入支援画像のデータは、発生時間の情報とともに記憶部15に記憶される。表示部18は、記憶部15から最新の注入支援画像を読み出す。そして、表示部18は、現在表示中の注入支援画像を、記憶部15から読み出した最新の注入支援画像に更新する。表示部18による注入支援画像の更新は、所定の更新間隔で行われる。なお、更新間隔は、支援画像発生部172による注入支援画像の発生間隔以下である。支援画像発生部172による注入支援画像の発生間隔は、更新される注入支援画像に含まれる境界位置P及び矢印Ar1の位置がスムーズに動いているようにユーザが見ることのできるような短い間隔が好適である。例えば、支援画像発生部172は、0.05秒毎に注入支援画像を繰り返し発生する。表示部18は、0.05秒毎に最新の注入支援画像に更新する。ユーザは、予告開始時刻からの経過時間に応じて更新される注入支援画像を見ることで、境界位置P及び矢印Arが、予告開始時刻N1から注入開始時刻N2に向かって定速で動いているように見ることができる。ユーザは、定速で移動する境界位置P及び矢印Arを見てタイミングを計りながら、境界位置P及び矢印Arが注入開始時刻N2に対応する位置になったのに合わせて、造影剤の注入を開始することができる。したがって、通知部17は、注入支援画像の表示により、ユーザに対して、造影剤の注入開始を予告することができる。
なお、予告開始時刻から所定の時間間隔で支援画像発生部172により発生される注入支援画像は、経過時間のデータとともに予め記憶部15に記憶されていてもよい。このとき、表示部18は、経過時間に対応する注入支援画像を記憶部15から読み出し表示する。
なお、注入支援画像には、注入開始時刻までの残り時間に応じた数値情報が含まれていてもよい。
図4は、図3Bに対応し、注入開始時刻までの残り時間に応じた数値情報を付加した注入支援画像Im2aを示した図である。
図4に示すように、注入支援画像Im2aは、注入支援画像Im2に、カウントボックスCo1を付加した画像である。カウントボックスCo1には、注入開始時刻までの残り時間Re1に対応する数値「4.3s」が表記される。なお、注入開始時刻までの残り時間Re1に対応する数値として、予告時間In2に対する予告開始時刻N1からの経過時間Pa1の比率が表記されてもよい。この場合、注入開始時刻において、カウントボックスCo1には「100%」が表記される。これにより、ユーザは、注入開始時刻までの残り時間を定量的に捉えることができる。例えば、予告時間が長く設定されている場合においても、ユーザは、注入開始時刻までの残り時間を定量的に把握することができるため、造影剤の注入開始に向けて準備をすることができる。
造影剤注入支援機能には下記のような機能があってもよい。例えば、表示部18は、予告開始時刻までの残り時間に応じて、画面を点滅(ブリンク)させてもよい。これにより、ユーザに対して、もうすぐ予告が開始されることを通知することができる。また、支援画像発生部172は、注入開始時刻までの残り時間、または予告時間に対する予告開始時刻からの経過時間の比率に応じて、バーグラフBa1や背景の色を変更した注入支援画像を発生してもよい。これにより、ユーザに対して、もうすぐ注入開始時刻であることを強く意識させることができる。
また、支援画像発生部172により発生される注入支援画像において、バーグラフBa1は、ユーザが、予告開始時刻から注入開始時刻までの予告時間を把握できるのであれば、他の形状であってもよい。
図5は、図3Bに対応し、バーグラフを円グラフで表した注入支援画像Im2bを示した図である。
図5に示すように、注入支援画像Im2bにおいて、図3Bで、予告時間In2の長さに対応するバーグラフBa1を円グラフCi1で表している。円グラフCi1の1周は、予告開始時刻N1から注入開始時刻N2までの時間の長さに対応している。したがって、予告開始時刻N1に対応する注入支援画像では、矢印Arは、マークN1に対応する位置に配置される。図5に示すように、注入支援画像Im2bにおいて、円グラフCi1は表示態様の異なる2つの部分を有する。表示態様の異なる2つの部分の境界位置P(以下、単に境界位置Pと呼ぶ)及び矢印Arの位置は、予告時間In2に対する経過時間Pa1の比率に従って、支援画像発生部172により決定される。図5において、円グラフCi1のマークN1と境界位置Pとの間の円周の長さは、経過時間Pa1に対応している。一方、円グラフCi1の境界位置PとマークN2との間の長さは、注入開始時刻までの残り時間Re1に対応している。注入支援画像Im2bにおいて、矢印Arが指すバーグラフBa1の位置は境界位置Pと重なる。これにより、図5で示した注入支援画像Im2bは、図3Bで示した注入支援画像Im2と同様の効果を得ることができる。このように、支援画像発生部172は、予告時間を通知するための図形を、バーや円等の種々の形状で表すことができる。これにより、ユーザは、好みに応じて注入支援画像を選択することができる。なお、円グラフCi1は、時計のように装飾されて表記されてもよい。
図3、図4、及び図5で注入支援画像を説明したが、図3、図4、及び図5で示した注入支援画像の構成は一例である。注入支援画像の構成は、ユーザ指示に従って、適宜、変更が可能である。例えば、注入支援画像に含まれる図形の形状の変更、注入支援画像へのカウントボックスの追加、注入支援画像としてカウントボックスのみを表記など、ユーザは、好みに応じて注入支援画像の構成を変更することができる。
以下、第1実施形態に係る造影剤注入支援装置1の造影剤注入支援機能の効果をまとめる。
通知部17は、造影剤の注入開始をユーザに予告するためのメッセージを通知することができる。メッセージの通知方法としては、音声と注入支援画像の表示とがある。
音声出力部171は、予告開始時刻から注入開始時刻までの予告時間に応じて、カウントダウンに対応する音声を出力する。ユーザは、カウントダウンの開始からタイミングを計り、カウント「0」に合わせて造影剤の注入を開始することができる。
支援画像発生部172は、注入支援画像を発生する。注入支援画像には、予告開始時刻からの経過時間に応じて表示態様を変化するバーグラフ等が含まれる。また、バーグラフには、予告開始時刻からの経過時間に応じて位置を変化させる矢印が併記される。表示部18は、予告開始時刻からの経過時間に従って注入支援画像を更新する。ユーザは、経過時間に従って更新される注入支援画像において、境界位置及び矢印が、予告開始時刻から注入開始時刻に向かって定速で移動する様子を見ることができる。ユーザは、定速で移動する境界位置及び矢印を見てタイミングを計りながら、境界位置及び矢印が注入開始時刻に対応する位置になったのに合わせて、造影剤の注入を開始することができる。
したがって、通知部17は、音声及び表示のうち、少なくとも1つの方法で、ユーザに対して、造影剤の注入開始を予告するメッセージを通知できる。つまり、第1造影剤注入支援装置1は、ユーザによる造影剤注入の精度を向上させることができる。
(第2実施形態)
第1造影剤注入支援装置1の造影剤注入支援機能は、ユーザによる造影剤の注入開始を予告する機能であった。第2実施形態に係る造影剤注入支援装置1の造影剤注入支援機能は、第1実施形態の造影剤の注入開始の予告に加えて、ユーザに対して、造影剤の理想的な注入ペースを通知する。
第2実施形態に係る造影剤注入支援装置1は、送受信部11を介して、造影剤注入後の被検体に対するX線撮影が開始される時刻(コントラスト撮影開始時刻)のデータと造影剤注入後の被検体に対するX線撮影が終了される時刻(コントラスト撮影終了時刻)のデータとをX線撮影装置2から受信する。
入力部12は、ユーザからの造影剤の注入終了からX線画像の撮影終了までの時間の設定指示、理想的な注入ペースの通知方法の設定指示を入力する。
造影剤の注入終了からX線画像の撮影終了までの時間は、造影剤を注入開始してから、撮影部位に造影剤が到達するまでの時間に相当する。以後、造影剤の注入終了からX線画像の撮影終了までの時間を流出時間と呼ぶ。流出時間を入力する方法は、第1実施形態での流入時間の入力方法と同様である。しかし、流入時間と流出時間とは関連性が高い。そのため、これらをそれぞれ個別に入力する方法ではなく、流出時間は、流入時間に応じて自動的に入力されてもよい。
理想的な注入の通知方法には、1)音声、2)表示、3)音声と表示、がある。ユーザは、入力部12を介して、これらの方法から、1つを選択する。
時刻決定部13は、流出時間と受信したコントラスト撮影終了時刻とに基づいて、造影剤の注入終了時刻を決定する。なお、時刻決定部13は、注入終了時刻をコントラスト撮影終了時刻としてもよい。
時間設定部14は、入力部12を介してユーザにより入力された流出時間を設定する。また、注入開始時刻と注入終了時刻とに基づいて、注入時間を設定する。なお、時間設定部14は、注入時間に基づいて、予告時間を設定してもよい。例えば、時間設定部14は、予告時間を注入時間と同じ時間になるように設定する。また、時間設定部14は、予告時間を注入時間の半分になるように設定する。ユーザは、予告時間が注入時間と相関があることにより、ユーザは、造影剤の注入開始前に、注入時間がどれぐらいの長さであるかを把握することができる。
記憶部15は、流出時間のデータ及び注入時間のデータを記憶する。
第2実施形態に係る造影剤注入支援装置1は、ユーザによる造影剤の注入の支援を行う造影剤注入支援機能を有する。第2実施形態での造影剤の注入の支援とは、ユーザによる造影剤の注入開始の予告(第1実施形態)に加え、ユーザに対して、造影剤の注入開始後の理想的な注入ペースの通知を指す。ユーザは、注入時間中、必要量の造影剤を一定の注入ペースで被検体に注入する必要がある。例えば、必要量の造影剤が注入されていない期間があると、その期間に対応するコントラスト画像は、血管が強調されていない画像になる可能性がある。また、特定の期間で必要以上の造影剤が注入されてしまうと、造影剤の注入終了時刻よりも前に造影剤を注入しきってしまう可能性がある。通知部17は、ユーザが必要量の造影剤を一定の注入ペースで被検体に注入できるように、理想的な注入ペースを通知する。通知部17は、理想的な注入ペースを、音声と表示とのうち少なくとも1つの方法で通知する。
音声出力部171は、音声で理想的な注入ペースを通知する。具体的には、音声出力部171は、注入開始時刻の前に、注入時間を音声により通知する。また、注入時間中、音声出力部171は、カウントダウンに対応する音声を出力する。このカウントダウンのカウント数は、注入開始時刻から注入終了時刻までの注入時間に対応する。例えば、注入時間が7秒とする。このとき、音声出力部171は、注入開始時刻でカウント「7」に対応する音声を出力する。そして、音声出力部171は、注入開始時刻からの経過時間に従って、1秒毎にカウントダウンに対応する音声を出力する。音声出力部171は、注入終了時刻でカウントが「0」に対応する音声を出力する。ユーザは、カウントダウンを聞きながら、造影剤の注入動作を行う。ユーザは、造影剤の注入開始前に注入時間を把握することができる。そのため、どのくらいの注入ペースで造影剤の注入を開始すればよいかを把握することができる。また、カウントダウンは一定間隔であるため、ユーザは、一定の注入ペースを保持しやすくなる。また、ユーザは、注入を開始してからの経過時間及び注入終了時刻までの残り時間をカウントダウンにより把握することができる。以上の理由から、ユーザは、必要量の造影剤を一定の注入ペースで被検体に注入しやすくなる。したがって、通知部17は、ユーザに対して、カウントダウンに対応する音声により、理想的な注入ペースを通知できる。
なお、カウント数は、注入時間に対応していない固定値でもよい。また、カウントダウンは、1秒毎に行われなくてもよい。例えば、カウント数が固定値「10」のとき、音声出力部171は、注入開始時刻でカウント「10」に対応する音声を出力する。そして、注入終了時刻でカウント「0」になるように、一定の時間間隔でカウントダウンを行う。一定の時間間隔は、注入時間を10で除算した時間となる。これにより、注入時間が整数でない場合においても、通知部17は、ユーザに対して、カウントダウンに対応する音声により、理想的な注入ペースを通知できる。また、予めカウント数が決められていることで、ユーザは、必要量の造影剤を一定の注入ペースで被検体に注入しやすい。
また、音声出力部171は、実際の注入スピードと目標とする注入スピードとの間の差の大きさに応じた音を発生してもよい。実際の注入スピードは、例えば、注射器と繋がっているカテーテルの入り口に設置された流量計で計測できる。目標とする注入スピードは、例えば、造影剤の注入量と注入時間とに基づいて決定できる。なお、音声出力部171は、実際の注入圧力と目標とする注入圧力との差に応じた音を発生してもよい。実際の注入圧力は、例えば、注射器と繋がっているカテーテルの入り口に設置された圧力計で計測できる。目標とする注入圧力は、予めカテーテルの大きさと、造影剤の種類毎に注入圧力と注入スピードとの関係を事前に把握しておくことで、上述の目標とする注入スピードに対応する圧力から決定できる。例えば、音声出力部171は、上述の差が大きくなるほど、大きい音を発生する。また、目標とする注入スピードよりも遅い場合と、早い場合とで異なる音色を発生する。音声出力部171による、これらの動作により、ユーザは、目標とする注入スピードに合わせて、造影剤を注入しやすくなる。
支援画像発生部172は、理想的な注入ペースを表示としてユーザに提供するための注入支援画像を発生する。表示部18は、支援画像発生部172により発生された注入支援画像を表示する。支援画像発生部172により発生される注入支援画像について図6を参照して説明する。
図6は、第2例の注入支援画像を示している。
図6Aは、予告開始時刻に対応する第2例の注入支援画像Im4を示した図である。
図6Aに示す第1例の注入支援画像Im4には、バーグラフBa2、マークN1、マークN2、マークN3、及び矢印Arが含まれる。バーグラフBa2は、予告開始時刻から注入終了時刻までの時間(予告時間In2と注入時間Uとの和)の長さを表している。マークN1は、バーグラフBa2における予告開始時刻に対応する位置に配置される。マークN2は、バーグラフBa2における注入開始時刻に対応する位置に配置される。マークN3は、バーグラフBa2における注入終了時刻に対応する位置に配置される。矢印Arは、バーグラフBa2において、現在時刻に対応する位置に配置される。図6Aに示すように、予告開始時刻において、矢印Arは、予告開始時刻N1に対応する位置にある。図6Aにおいて予告開始時刻N1から注入開始時刻N2、注入開始時刻N2から注入終了時刻N3までのバーグラフBa2における表示態様を変更すると注入開始時刻がより分かり易い。表示態様とは色、模様などである。
図6Bは、予告開始時刻から所定の時間経過時に対応する第2例の注入支援画像Im5を示した図である。ここでは、予告開始時刻からの経過時間をPa4(<予告時間In2)とする。
支援画像発生部172は、経過時間Pa4に対応する注入支援画像Im5を発生する。図6Bに示すように、注入支援画像Im5において、バーグラフBa2は表示態様の異なる2つの部分を有する。表示態様の異なる2つの部分の境界位置P(以下、単に境界位置Pと呼ぶ)及び矢印Arの位置は、予告時間In2と注入時間Uとの和に対する経過時間Pa4の比率に従って、支援画像発生部172により決定される。図6Bにおいて、バーグラフBa2の予告開始時刻N1と境界位置Pとの間の長さは、経過時間Pa4に対応している。一方、バーグラフBa2の境界位置Pと注入開始時刻N2との間の長さは、注入開始時刻までの残り時間Re4に対応している。注入支援画像Im5において、矢印Arが指すバーグラフBa2の位置は境界位置Pに対応する。
図6Cは、注入開始時刻から所定の時間経過時に対応する第2例の注入支援画像Im6を示した図である。ここでは、注入開始時刻からの経過時間をPa5(<注入時間U)とする。
支援画像発生部172は、経過時間Pa5に対応する注入支援画像Im6を発生する。図6Cに示すように、注入支援画像Im6において、境界位置P及び矢印Arの位置は、注入時間Uに対する経過時間Pa5の比率に従って、支援画像発生部172により決定される。なお、境界位置P及び矢印Arの位置は、予告開始時刻から注入終了時刻までの時間(予告時間In2と注入時間Uとの和)に対する予告開始時刻からの経過時間(予告時間In2と経過時間Pa5との和)の比率に従って決定されてもよい。図6Cにおいて、バーグラフBa2の注入開始時刻N2と境界位置Pとの間の長さは、経過時間Pa5に対応している。一方、バーグラフBa2の境界位置Pと注入終了時刻N3との間の長さは、注入終了時刻までの残り時間Re5に対応している。
図6に示した第2例の注入支援画像により、通知部17は、第1実施形態で説明したのと同様に、造影剤の注入開始をユーザに予告するメッセージを通知することができる。さらに、図6に示した第2例の注入支援画像により、以下の理由で理想的な注入ペースをユーザに通知することができる。
ユーザは、設定した予告時間In2の長さ(例えば、5秒など)を把握している。したがって、ユーザは、図6Aで示す第2例の注入支援画像を見ることで、予告時間In2に対する注入時間Uの長さを造影剤の注入開始前(少なくとも予告開始時刻まで)に把握することができる。また、ユーザは、予告開始時刻N1からの経過時間に応じて更新される注入支援画像により、境界位置P及び矢印Arが定速で移動する様子を見ることができる。ユーザは、予告時間中に、境界位置P及び矢印Arの定速で移動する様子を時間経過とともに把握することができる。そのため、ユーザは、造影剤の注入が開始されてから、どのくらいのペース(力)で注射器の押子を押せば、注入時間で用意した造影剤を注入しきれるか等の注入動作を造影剤の注入を開始する前に想像することができる。また、ユーザは、造影剤の注入開始後、定速で移動する境界位置P及び矢印Arを見ながら、造影剤の注入動作を行うことができる。すなわち、通知部17は、図6に示した注入支援画像の表示により、ユーザに対して、理想的な注入ペースを通知することができる。
なお、注入支援画像には、注入開始時刻までの残り時間に対応する数値情報及び注入終了時刻までの残り時間に対応する数値情報が含まれていてもよい。
図7は、図6Bに対応し、注入開始時刻までの残り時間に対応する数値情報及び注入終了時刻までの残り時間に対応する数値情報を付加した注入支援画像Im5aを示した図である。
図7に示すように、注入支援画像Im5aは、注入支援画像Im5に、カウントボックスCo1及びカウントボックスCo2を付加した画像である。カウントボックスCo1には、注入開始時刻までの残り時間Re1に対応する数値「2.4s」が表記される。カウントボックスCo2には、注入終了時刻までの残り時間に対応する数値が表記される。図7では、注入開始時刻の前であるので、カウントボックスCo2には、注入時間Uに対応する数値「11s」が表記されている。なお、カウントボックスCo1及びカウントボックスCo2には、時間に代わって比率が表記されてもよい。例えば、カウントボックスCo1には、予告時間In2に対する予告開始時刻N1からの経過時間Pa4の比率が表記されてもよい。この場合、カウントボックスCo1に「100%」が表記された時刻が注入開始時刻に対応する。これにより、ユーザは、注入開始時刻までの残り時間を定量的に捉えることができる。例えば、予告時間が長く設定されている場合においても、ユーザは、注入開始時刻までの残り時間を定量的に把握することができる。また、注入時間Uを、注入開始時刻前にユーザは把握できるため、造影剤の注入開始に向けて準備をすることができる。
また、支援画像発生部172により発生される注入支援画像において、バーグラフBa2は、ユーザが、予告開始時刻から注入開始時刻までの予告時間及び注入開始時刻から注入終了時刻までの注入時間を把握できるのであれば、他の形状であってもよい。
図8は、図6Bに対応し、バーグラフを円グラフで表した注入支援画像Im5bを示した図である。
図8に示すように、注入支援画像Im5bにおいて、円グラフCi2の1周は、予告時間In2と注入時間Uとの和の長さに対応する。したがって、図8に示すように、円グラフCi2で予告開始時刻の位置を表すマークN1と注入終了時刻の位置を表すマーク3とは、円周上の同じ位置に配置される。また、注入開始時刻の位置を表すマークN2の位置は、予告時間In2と注入時間Uとの間の比率に従って、支援画像発生部172により決定される。図8に示すように、注入支援画像Im5bにおいて、円グラフCi2は表示態様の異なる2つの部分を有する。表示態様の異なる2つの部分の境界位置P(以下、単に境界位置Pと呼ぶ)及び矢印Arの位置は、予告時間In2に対する経過時間Pa4の比率に従って、支援画像発生部172により決定される。図8において、円グラフCi2のマークN1とマークN2との間の円周の長さは、予告時間In2に対応している。円グラフCi2のマークN2とマークN3との間の円周の長さは、注入時間Uに対応している。また、円グラフCi2のマークN1と境界位置Pとの間の円周の長さは、経過時間Pa4に対応している。一方、円グラフCi2の境界位置PとマークN2との間の円周の長さは、注入開始時刻までの残り時間Re4に対応している。注入支援画像Im5bにおいて、矢印Arが指す円グラフCi2の位置は境界位置Pと重なる。これにより、図8で示した注入支援画像Im5bは、図6Bで示した注入支援画像Im5と同様の効果を得ることができる。また、図8では、バーグラフを円グラフとした場合の例を説明したが、グラフの形状は、これらに限定されない。支援画像発生部172により、バーグラフを他の形状で表した注入支援画像を発生できる。これにより、ユーザは、好みに応じて注入支援画像を選択することができる。なお、円グラフCi1は、時計のように装飾されて表記されてもよい。
図9は、図6Bに対応し、バーグラフを注射器として表した注入支援画像Im5cを示した図である。
図9に示すように、注射器Si1において、外筒Ba3は図6で示したバーグラフBa2に対応する。押子Puは図6で示した矢印Arに対応する。外筒Ba3の一端には、予告開始時刻に対応するマークN1が配置される。外筒Ba3の他端には、注入終了時刻に対応するマークN3が配置される。注入開始時刻に対応するマークN2は、予告時間In2と注入時間Uとの間の比率に従って、配置される。支援画像発生部172は、注入開始時刻N2を境とした外筒Ba3の2つの部分の表示態様が異なる注入支援画像を発生する。具体的には、外筒Ba3の予告開始時刻N1と注入開始時刻N2までの予告時間In2に対応する部分の表示態様は、外筒Ba3の注入開始時刻N2から注入終了時刻N3までの注入時間Uに対応する部分の表示態様に対して区別される。例えば、図9に示すように、外筒Ba3の注入時間Uに対応する部分の表示態様は、液体(造影剤)が入っているように表される。
押子Puの位置は、予告時間中において、予告時間In2に対する経過時間Pa4の比率に従って、支援画像発生部172により決定される。また、押子Puの位置は、注入時間中において、注入時間Uに対する注入開始時刻からの経過時間の比率に従って、支援画像発生部172により決定される。図9において、押子Puの先端位置Pu1は、現在時刻に対応する。したがって、外筒Ba3において、予告開始時刻N1から押子Puの先端位置Pu1までの長さは、経過時間Pa4に対応している。押子Puの先端位置Pu1から注入開始時刻N2までの長さは、注入開始時刻までの残り時間Re4に対応している。
ユーザは、所定の時間間隔で更新される注入支援画像を見ることで、押子Puが、予告開始時刻N1から注入終了時刻N3に向かって定速で押されているように見ることができる。したがって、図9で示した注入支援画像Im5cは、図6Bで示した注入支援画像Im5と同様の効果を得ることができる。なお、支援画像発生部172は、注射器の種類に応じて、注入支援画像を構成する注射器を変更することができる。また、支援画像発生部172は、実際の造影剤の注入量に応じて、注入支援画像を構成する注射器の目盛等を変更することができる。注射器の種類及び造影剤の注入量は、ユーザ指示に従って入力される。また、注射器の目盛は、注入時間に応じて自動的に与えられてもよい。これにより、ユーザは、バーグラフの代わりを、実際に使用する注射器等をモデルとした注入支援画像を見ることができる。これにより、ユーザは、造影剤の注入に関わる注射器の操作を直観的に行うことができる。例えば、ユーザは、注入開始後、どれくらいの力で押子を押せばよいのか等を注入支援画像を通して把握することができる。
図6、図7、図8、及び図9で第2実施形態における注入支援画像を説明したが、これら注入支援画像の構成は一例である。注入支援画像の構成は、ユーザ指示に従って、適宜、変更が可能である。例えば、注入支援画像に含まれるグラフの形状の変更、注入支援画像へのカウントボックスの追加、注入支援画像としてカウントボックスのみを表記など、ユーザは、好みに応じて注入支援画像の構成を変更することができる。
以下、第2X線診断装置1の処理の流れを図10を参照して説明する。
図10は、第2実施形態に係る造影剤注入支援装置1の処理の流れを表すフローチャートである。なお、造影剤注入支援機能は表示により行われるものとする。
(ステップS11)
入力部12を介して、ユーザにより予告時間、流入時間、及び流出時間が入力される。
(ステップS12)
送受信部11を介して、コントラスト撮影時刻及びコントラスト撮影時間のデータをX線撮影装置2から取得する。
(ステップS13)
時刻決定部13により、予告開始時刻、注入開始時刻、及び注入終了時刻が決定される。また、時間設定部14により、予告時間及び注入時間が設定される。
(ステップS14)
支援画像発生部172により注入支援画像が発生される。
(ステップS15)
表示部18により、注入支援画像が表示される。
(ステップS16)
予告開始時刻になったかが判定される。予告開始時刻になったときにステップS17に処理が移行される。
(ステップS17)
予告開始時刻からの経過時間に応じた注入支援画像が支援画像発生部172により繰り返し発生され、表示部18に表示された注入支援画像の更新が開始される。
(ステップS18)
注入終了時刻になるまで、表示部18に表示された注入支援画像の更新が行われる。注入終了時刻になったのを契機に、造影剤注入支援処理が終了される。
以下、第2実施形態に係る造影剤注入支援装置1の造影剤注入支援機能の効果をまとめる。
通知部17は、必要量の造影剤を一定のペースで注入するための理想的な注入ペースを通知することができる。理想的な注入ペースの通知方法としては、音声と注入支援画像の表示とがある。
音声出力部171は、注入開始時刻から注入終了時刻までの注入時間に応じて、カウントダウンに対応する音声を出力する。ユーザは、カウントダウンを聞きながら、造影剤の注入動作を行える。カウントダウンは一定間隔である。そのため、ユーザは、造影剤の注入動作を一定に保つことができる。また、音声出力部171は、造影剤の注入開始前に、注入時間を音声でユーザに通知する。そのため、ユーザは、どれくらいの量の造影剤を一定に注入すべきかを把握することができる。すなわち、通知部17は、ユーザに対して、カウントダウンに対応する音声により、理想的な注入ペースを通知できる。
支援画像発生部172は、注入支援画像を発生する。注入支援画像には、予告開始時刻からの経過時間に応じて表示態様を変化するバーグラフが含まれる。また、バーグラフには、予告開始時刻からの経過時間に応じて位置を変化させる矢印が併記される。表示部18は、予告開始時刻からの経過時間に従って注入支援画像を更新する。ユーザは、経過時間に従って更新される注入支援画像において、定速で移動する境界位置及び矢印を見ることができる。ユーザは、予告開始時刻から、定速で移動する境界位置及び矢印を見てタイミングを計りながら、境界位置及び矢印が注入開始時刻に対応する位置になったのに合わせて、造影剤の注入を開始することができる。
また、通知部17は、ユーザに対して、予告時間中に、境界位置及び矢印の定速で移動する様子を時間経過とともに把握させることができる。そのため、ユーザは、造影剤の注入が開始されてから、どのくらいのペース(力)で注射器の押子を押せば、注入時間で目標とする造影剤量を注入しきれるか等の注入動作を造影剤の注入を開始する前に想像することができる。また、ユーザは、造影剤の注入開始後、定速で移動する境界位置及び矢印を見ながら、造影剤の注入動作を行うことができる。したがって、ユーザは、必要量の造影剤を一定のペースで注入しやすくなる。すなわち、通知部17は、ユーザに対して、注入支援画像の表示により、理想的な注入ペースを通知することができる。つまり、第2実施形態に係る造影剤注入支援装置1は、ユーザによる造影剤注入の精度を向上させることができる。
なお、第1実施形態及び第2実施形態で説明した造影剤注入支援装置1は、X線撮影装置2からコントラスト撮影開始時刻のデータを受信する。そして、受信したコントラスト撮影開始時刻に基づいて、予告開始時刻及び注入開始時刻を決定していた。造影剤注入支援処理は、予告開始時刻になったのを契機に自動的に実行される。つまり、造影剤注入支援装置1の造影剤注入支援機能は、X線撮影装置2による撮影動作に同期して動作する機能である。
しかしながら、造影剤注入支援機能に係る処理は、造影剤注入支援装置1の入力部12が有する支援開始スイッチが押されたのを契機に実行されてもよい。このとき、支援開始スイッチが押された時刻が予告開始時刻となる。そして、時刻決定部13は、予告開始時刻と予告時間とに基づいて注入開始時刻を決定する。また、時刻決定部13は、注入開始時刻と流入時間とに基づいて、コントラスト撮影開始時刻を決定する。時刻決定部13により決定されたコントラスト撮影開始時刻のデータは、送受信部11を介したX線撮影装置2に対して送信される。好適には、支援開始スイッチが押されたのを契機に、送受信部11によりコントラスト撮影開始時刻のデータがX線撮影装置2に対して送信される。X線撮影装置2は、受信したコントラスト撮影開始時刻に従って、コントラスト撮影を開始する。また、X線撮影装置2は、受信したコントラスト撮影開始時刻とコントラスト撮影時間とに基づいて特定されるコントラスト撮影終了時刻のデータを、造影剤注入支援装置1に対して送信する。時刻決定部13は、受信したコントラスト撮影終了時刻と流出時間とに基づいて、注入終了時刻を決定する。
このように、ユーザは、入力部12の支援開始スイッチの操作に従って、造影剤注入支援機能を起動することができる。造影剤注入支援装置1は、ユーザによる支援開始スイッチの操作に従って、X線撮影装置2によるコントラスト撮影の開始時刻を決定することができる。したがって、ユーザは、造影剤を用いたX線撮影において、造影剤注入支援装置1による造影剤注入支援機能を使うことができる。
例えば、ユーザは、一連の3Dイメージングプログラムにおいて、X線撮影装置2によりマスク画像の収集後に、入力部12に設けられた中断スイッチを押すことで、撮影を一時中断することができる。中断の間に、ユーザは、患者に対して息止めで苦しくなった状態を回復するための呼吸及び再度の息止め指示や注射器の動作確認等をすることができる。そして、これらの準備または確認が完了した後に、ユーザは、支援開始スイッチを押すことで、造影剤注入支援装置1による造影剤の注入支援を受けることができる。
当該実施形態では造影剤を安定して注入することができるだけでなく、造影剤注入終了時刻をユーザに対して通知することで、不要な造影剤注入を防ぐ効果もある。
なお当該実施形態では3Dイメージングプログラムに適用する場合について説明したが、当該実施形態はそれだけでなく、血流解析をするための撮影プログラムに適用しても良い。
(第3実施形態)
図11は、第3実施形態に係るX線撮影装置の構成図の一例である。図11に示すX線撮影装置は、第1実施形態に係る造影剤注入支援装置1及び第2実施形態に係る造影剤注入支援装置1の造影剤注入支援機能を有する。
第3実施形態に係るX線撮影装置は(以下、単にX線撮影装置と呼ぶ。)は、Cアーム21、X線発生部22、寝台23、X線検出部24、X線制御部25、A/D変換部26、画像メモリ27、フィルタリング部28、アフィン変換部29、LUT30、サブトラクション部31、三次元再構成部32、三次元画像処理部33、送受信部11、入力部12、時刻決定部13、時間設定部14、記憶部15、システム制御部16、及び通知部17を有する。
Cアーム21は、C字形状に構成された支持装置であり、その一端にX線発生部22を保持する。X線発生部22は、X線管とコリメータとを有する。X線管は、高電圧発生部(図示せず)からの高電圧(管電圧)の印加及び管電流の供給を受けて、X線焦点からX線を発生する。X線管の放射窓には、コリメータが取り付けられる。X線絞り器は、X線検出部24の検出面上のX線照射野を調整することができる線錐制限器である。コリメータにより、X線照射野が調整されることで、被検体への不要な被爆を低減できる。寝台23は、被検体を載置する場所である。
Cアーム21は、その他端に、X線発生部22と対向するように、X線検出部24を保持する。X線検出部24は、複数のX線検出素子を有する。複数のX線検出素子は、2次元のアレイ状に配列される。2次元のアレイ状の検出器はFPD(Flat Panel Display:平面検出器)と呼ばれる。FPDの各素子は、X線発生部22から放射され被検体を透過したX線を検出する。FPDの各素子は、検出したX線強度に対応した電気信号を出力する。なお、X線検出部24は、前述したFPDに代えて、イメージインテンシファイアとTVカメラとの組み合わせ(I.I−TV)から構成されてもよい。
図12は、図11のCアーム21の機構を示した斜視図である。Cアーム21は、Cアーム支持機構211により回転自在に支持される。Cアーム支持機構211は、Cアーム21を回転させるための複数の回転軸を有する。駆動部は、X線制御部25からの制御信号に応じた駆動信号をCアーム支持機構211に供給する。そして、Cアーム支持機構211は、図12中の矢印A方向及び矢印C方向にCアーム21を回転させる。矢印A方向の回転は、図12中のXYZ直交3軸において、Z軸に平行な軸周りの回転である。矢印C方向の回転は、図12中のXYZ直交3軸において、X軸に平行な軸周りの回転である。以上のCアーム支持機構211によるCアーム21の回転移動により、寝台23に載置された被検体に対する撮影角度を自由に変更することができる。
X線制御部25は、X線撮影動作を実行するために各部を制御する。具体的には、X線制御部25は、設定された撮影プロトコルに従って、Cアーム21の移動、X線の発生、及びX線の検出が連動するように、駆動部、高電圧発生部、及びX線検出部24を制御する。このとき、X線制御部25は、X線撮影動作と同期して画像メモリ27、サブトラクション部31、三次元再構成部32、及び三次元画像処理部33等の各動作を制御する。
A/D変換部26は、X線検出部24からの電気信号をディジタル変換し、被検体に関するX線画像のデータ(投影データ)を発生する。
画像メモリ27は、A/D変換部26により発生されたX線画像のデータを記憶する。この投影画像のデータには、例えば、マスク画像のデータとコントラスト画像のデータとが含まれる。
フィルタリング部28は、投影データ等に対する高周波強調フィルタリングなどを行う。
アフィン変換部29は、表示部18に表示された画像等の拡大・移動などを行う。
LUT30は、投影画像等に対して階調変換を行う。
サブトラクション部31は、コントラスト画像のデータから、当該コントラスト画像と同じ撮影角度を有するマスク画像のデータをサブトラクション(DSA:Digital Subtraction Angiography)処理をすることで、DSA画像のデータを発生する。DSA画像は、血管を強調した二次元画像である。
三次元再構成部32は、撮影角度の異なる複数のDSA画像のデータに基づいて、血管に関するボリュームデータを構築する。再構成方法としては、例えば、Feldkamp等によって提案されたフィルタ補正逆投影法(Filtered Back Projection Method:FBP法)が用いられる。
三次元画像処理部33は、血管に関するボリュームデータに対して、三次元画像処理を実行することにより血管の走行がわかる2次元画像のデータを発生する。ここでの2次元画像は、血管の走行を三次元的にユーザが把握可能な画像である。三次元画像処理としては、例えば、平行投影法又は透視投影法によるボリュームレンダリングが用いられる。したがって、2次元画像は、例えば、レンダリング画像である。ボリュームレンダリングには、例えば、平行投影法又は透視投影法が用いられる。
表示部18は、画像処理部により発生された2次元画像を表示する。
記憶部15は、複数の撮影プロトコルのデータを記憶する。撮影プロトコルは、被検体に対するX線撮影、X線撮影から得られたX線画像のデータに対する画像処理等の一連の作業の進行のために必要とされる条件のセットである。撮影プロトコルは、撮影目的(検査目的)、撮影部位、撮影手順、撮影パラメータの名称、及び撮影パラメータ等の複数の項目を有する。撮影パラメータには、例えば、管電圧、管電流、照射時間、撮影間隔、及び撮影回数等のパラメータが含まれる。
入力部12は、複数の撮影プロトコルからユーザ指示に従って選択された撮影プロトコルを入力する。第3実施形態に係るX線撮影装置は、ユーザによる造影剤注入の精度を向上することを目的としている。したがって、ここでは、複数の撮影プロトコルから3Dイメージング用の撮影プロトコルが選択されるものとする。3Dイメージングとは、造影剤注入前後の被検体に関するX線画像のデータに基づいて、3D血管像を再構成し表示することを表す。したがって、3Dイメージング用の撮影プロトコルには、造影剤注入前の被検体に関するX線画像(マスク画像)のデータ収集条件、造影剤注入後の被検体に関するX線画像(コントラスト画像)のデータ収集条件、及びマスク画像の収集終了後からコントラスト画像の収集開始までの待機時間に関する情報が含まれる。
入力部12は、自動注入モードと手動注入モードとを切り替えるための切り替えスイッチを有する。自動注入モードは、X線撮影装置に接続された造影剤自動注入器と同期するモードである。一方、手動注入モードは、X線撮影装置が備える造影剤注入支援機能を実行するモードである。ユーザは、切り替えスイッチの操作により、前述の2つのモードから注入モードを選択することができる。
また、入力部12は、撮影プロトコルの設定指示をX線撮影装置に入力する。入力部12は、記憶部15に記憶されている複数の撮影プロトコルからユーザ指示に従って選択された撮影プロトコルを入力する。また、入力部12は、撮影開始スイッチを有する。撮影開始スイッチは、設定された撮影プロトコルに従って、X撮影装置による撮影動作が開始されるための契機となるスイッチである。
時刻決定部13は、撮影開始スイッチが押された時刻を作業開始時刻(図2中、時刻T0)とする。そして、マスク撮影開始時刻T1と撮影プロトコルで予め設定されたプランに従って、図2中の時刻T1〜時刻T4、時刻M1〜時刻M3を決定する。
次に、3Dイメージング用の撮影プロトコルに従ったX線診断装置による撮影動作について、手技の流れとともに図13のフローチャートを参照して説明する。
図13は、第3実施形態に係るX線撮影装置による撮影動作の一例を説明するためのフローチャート図である。図13のフローチャートの説明にあたり、注入モードは、手動注入モードとする。また、通知方法は、音声及び表示を用いる方法が選択されているものとする。
(ステップS21)撮影プロトコルを設定
入力部12により、複数の撮影プロトコルからユーザ指示に従って選択された撮影プロトコルが入力される。第3実施形態に係る造影剤注入支援装置1は、ユーザによる造影剤注入の精度を向上することを目的としている。したがって、ここでは、入力部12は、造影剤を用いる撮影プロトコル、具体的には、入力部12は、3Dイメージング用の撮影プロトコルを入力するものとする。
(ステップS22)流入時間、流出時間、予告時間を設定
入力部12を介したユーザ指示に従って入力された流入時間、流出時間、及び予告時間が時間設定部14により設定される。
(ステップS23)撮影プロトコルに従った撮影動作を開始
撮影開始スイッチが押されたのを契機に、X線制御部25の制御に従って、入力された撮影プロトコルに従った撮影動作が開始される。なお、撮影動作が開始される前に、ユーザにより、患者の位置合わせが行われる。具体的には、ユーザは、天板に載置された患者を正面方向と側面方向とからX線透視をしながら、寝台23を昇降させたり、水平移動させたりして、患者の位置合わせを行う。その後、ユーザは、Cアーム21を回転終了角度に移動させ、回転開始角度にゆっくり移動させて、Cアーム21が患者にぶつからないか等の安全確認を行う。回転開始角度までCアーム21を移動させた段階で、患者の位置合わせが完了される。また、ユーザにより、注射器に造影剤が用意され、注射器がカテーテルに接続される。
(ステップS24)各時刻及び各時間を決定
撮影開始スイッチが押されたのを契機に、時刻決定部13により、図2で説明した時刻T1〜時刻T4、時刻M1〜M3が決定される。また、時間設定部14により、予告時間、注入時間が設定される。
(ステップS25)マスク画像を収集
マスク撮影開始時刻になったのを契機に、X線制御部25の制御に従って、マスク画像が収集される。このとき、Cアーム21が回転開始角度から回転終了角度まで、例えば、195度、回転移動される。その間、回転開始角度から1.3度間隔で繰り返しX線撮影が行われ、151パターンのマスク画像のデータが収集される。収集されたマスク画像のデータは、画像メモリ27に記憶される。その後、Cアーム21は、回転開始角度まで逆回転で戻される。マスク撮影終了後、X線撮影装置の動作は、予告開始時刻まで待機状態となる。
(ステップS26)造影剤注入支援処理を実行
予告開始時刻になったのを契機に、通知部17により、造影剤注入支援処理が実行される。通知部17により、ユーザに対して、造影剤の注入開始を予告するメッセージが通知される。ユーザは、通知されたメッセージを参考に、注入開始時刻に合わせて造影剤の注入を開始する。注入開始時刻後、通知部17は、理想的な注入ペースをユーザに対して通知する。ユーザは、理想的な注入ペースの通知を受けながら、造影剤の注入を行う。造影剤注入支援処理は、予告開始時刻から注入終了時刻まで継続される。
(ステップS27)コントラスト画像を収集
コントラスト撮影開始時刻になったのを契機に、X線制御部25の制御に従って、コントラスト画像が収集される。コントラスト画像の収集動作は、前述のマスク画像の収集動作と同様である。収集されたコントラスト画像のデータは、画像メモリ27に記憶される。注入開始時刻から注入終了時刻の間、ユーザは、理想的な注入ペースを把握しながら、造影剤の注入を行っている。コントラスト画像の収集動作は、コントラスト撮影開始時刻からコントラスト撮影終了時刻まで継続される。
なお、ステップS26の処理とステップS27の処理は、コントラスト撮影開始時刻から注入終了時刻まで、平行して行われる。
(ステップS28)レンダリング画像を表示
画像メモリ27に記憶された複数のマスク画像と、撮影角度がそれぞれ対応する複数のコントラスト画像とに基づいて、サブトラクション部31により、複数のDSA画像のデータが発生される。そして、複数のDSA画像のデータに基づいて、三次元再構成部32により血管に関するボリュームデータが再構成される。そして、三次元画像処理部33により、血管に関するボリュームデータに基づいて、血管に関する2次元画像が発生される。発生された2次元画像が表示部18に表示される。
以上ステップS21〜ステップS28の手順により、3Dイメージング用の撮影プロトコルに従ったX線診断装置による撮影動作が実行される。
第3実施形態に係るX線撮影装置の造影剤注入支援機能によれば、ユーザは、第1実施形態及び第2実施形態に係る造影剤注入支援装置1の造影剤注入支援機能と同等の効果を得ることができる。また、入力部12に、造影剤自動注入器と同期するモードと造影剤注入支援機能を実行するモードとを切り替えるスイッチがあることで、造影剤自動注入器を使った自動での造影剤の注入を行うことができる。また、造影剤の注入を手動でも行うことができる。したがって、急に造影剤を用いたX線撮影を行う必要があり、手動で造影剤を注入する場合でも、第3実施形態に係るX線撮影装置は、造影剤の注入支援をユーザに対して提供することができる。したがって、第3実施形態に係るX線撮影装置は、ユーザによる造影剤注入の精度を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や趣旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものある。
1…造影剤注入支援装置、2…X線撮影装置、11…送受信部、12…入力部、13…時刻決定部、14…時間設定部、15…記憶部、16…システム制御部、17…通知部、171…音声出力部、172…支援画像発生部、表示部…18、21…Cアーム、211…Cアーム支持機構、22…X線発生部、23…寝台、24…X線検出部、25…X線制御部、26…A/D変換部、27…画像メモリ、28…フィルタリング部、29…アフィン変換部、30…LUT、31…サブトラクション部、32…三次元再構成部、33…三次元画像処理部。

Claims (15)

  1. 造影剤が注入された被検体に関するX線造影画像を収集するX線撮影装置と接続された造影剤注入支援装置において、
    前記X線造影画像の撮影開始時刻のデータを前記X線撮影装置から受信する受信部と、
    前記撮影開始時刻と前記造影剤の注入開始から前記X線造影画像の撮影開始までの前記被検体への造影剤流入に要する流入時間とに基づいて、前記造影剤の注入開始時刻を決定する決定部と、
    前記注入開始時刻に従って、ユーザに前記造影剤の注入開始を予告するメッセージを通知する通知部と、
    を具備することを特徴とする造影剤注入支援装置。
  2. 前記通知部は、前記造影剤の注入開始を予告するメッセージを通知するために、前記注入開始時刻までの残り時間に対応する長さのバーグラフを表示すること、
    を特徴とする請求項1記載の造影剤注入支援装置。
  3. 前記決定部は、前記注入開始時刻と予告時間とに基づいて、予告開始時刻を決定し、
    前記通知部は、前記造影剤の注入開始を予告するメッセージを通知するために、前記予告時間に対応する長さのバーグラフを表示し、当該バーグラフの表示態様を、前記予告時間に対する前記予告開始時刻からの経過時間の比率に従って繰り返し変更すること、
    を特徴とする請求項1記載の造影剤注入支援装置。
  4. 前記決定部は、前記注入開始時刻と予告時間とに基づいて、予告開始時刻を決定し、
    前記通知部は、前記造影剤の注入開始を予告するメッセージを通知するために、前記予告時間に対応する長さのバーグラフを表示し、当該バーグラフに併記したマークの位置を、前記予告時間に対する前記予告開始時刻からの経過時間の比率に従って繰り返し変更すること、
    を特徴とする請求項1記載の造影剤注入支援装置。
  5. 前記受信部は、前記X線造影画像の撮影時間のデータを前記X線撮影装置から受信し、
    前記決定部は、前記流入時間、前記撮影時間、及び前記造影剤を注入終了してから撮影部位の一部で造影が不十分になるまでの流出時間に基づいて前記造影剤の注入時間を決定し、
    前記予告時間は、前記注入時間に対応すること、
    を特徴とする請求項3または請求項4記載の造影剤注入支援装置。
  6. 前記通知部は、前記造影剤の注入開始を予告するメッセージを通知するために、前記注入開始時刻までのカウントダウンに対応する音声を出力すること、
    を特徴とする請求項1記載の造影剤注入支援装置。
  7. 前記カウントダウンのカウント数は、前記注入開始時刻までの予告時間に対応すること、
    を特徴とする請求項6記載の造影剤注入支援装置。
  8. 複数のユーザ名に対して複数の予告時間をそれぞれ対応させた対応表のデータを記憶する記憶部をさらに具備し、
    前記予告時間は、前記複数のユーザ名から選択されたユーザ名に対応すること、
    を特徴とする請求項3、請求項4、及び請求項7のいずれか1つに記載の造影剤注入支援装置。
  9. 前記受信部は、前記X線造影画像の撮影時間のデータを前記X線撮影装置から受信し、
    前記決定部は、前記流入時間、前記撮影時間、及び前記造影剤を注入終了してから撮影部位の一部で造影が不十分になるまでの流出時間に基づいて前記造影剤の注入時間を決定し、
    前記通知部は、前記決定された注入時間と前記注入開始時刻からの経過時間とに従って、前記造影剤の理想的な注入ペースを通知すること、
    を特徴とする請求項1記載の造影剤注入支援装置。
  10. 前記通知部は、前記理想的な注入ペースを通知するために、前記注入時間に対応する長さのバーグラフを表示し、当該バーグラフの表示態様を、前記注入時間に対する前記注入開始時刻からの経過時間の比率に従って繰り返し変更すること、
    を特徴とする請求項9記載の造影剤注入支援装置。
  11. 前記通知部は、前記理想的な注入ペースを通知するために、前記注入時間に対応する長さのバーグラフを表示し、当該バーグラフに併記したマークの位置を、前記注入時間に対する前記注入開始時刻からの経過時間の比率に従って繰り返し変更すること、
    を特徴とする請求項9記載の造影剤注入支援装置。
  12. 前記決定部は、前記注入開始時刻と前記注入時間とに基づいて前記造影剤の注入終了時刻を決定し、
    前記通知部は、前記理想的な注入ペースを通知するために、前記注入開始時刻から前記注入終了時刻までのカウントダウンに対応する音声を出力すること、
    を特徴とする請求項9記載の造影剤注入支援装置。
  13. 前記受信部は、前記X線造影画像の撮影時間のデータを前記X線撮影装置から受信し、
    前記決定部は、前記流入時間、前記撮影時間、及び前記造影剤を注入終了してから撮影部位の一部で造影が不十分になるまでの流出時間に基づいて前記造影剤の注入時間を決定し、
    前記通知部は、前記決定された注入時間と前記注入開始時刻からの経過時間とに従って、前記造影剤の注入終了までのタイミングを通知すること、
    を特徴とする請求項1記載の造影剤注入支援装置。
  14. 請求項1乃至13のうち少なくともいずれか一項に記載の造影剤注入支援装置を備えるX線診断装置。
  15. 前記造影剤注入支援装置の機能を実行するモードと、造影剤自動注入器と同期するモードとを選択的に切り替え可能なスイッチをさらに具備すること、
    を特徴とする請求項14記載のX線診断装置。
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