JP2015222790A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極が膨れることを抑制できる技術を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、半導体基板50の上に第1電極層10を形成する第1電極層形成工程S2と、第1電極層10から露出した範囲の半導体基板50の上に絶縁性の保護膜60を形成する保護膜形成工程S4と、保護膜60が露出した状態で保護膜60を加熱する第1加熱工程S5とを備える。また、半導体装置の製造方法は、第1加熱工程S5の後に、第1電極層10および保護膜60の上に第2電極層20を形成する第2電極層形成工程S6と、第2電極層形成工程S6の後に、保護膜60を加熱する第2加熱工程S7とを備える。
【選択図】図4

Description

本明細書に開示の技術は、半導体装置の製造方法に関する。
特許文献1には半導体装置が開示されている。特許文献1の半導体装置は、半導体基板と、半導体基板の上に形成された主電極と、主電極の上に形成された付加電極とを備えている。半導体基板および主電極は、パッシベーション膜によって覆われている。付加電極は、リードフレームにはんだ付けされる。
特開2010−272711号公報
半導体装置では、加熱によりパッシベーション膜からガスが発生することがある。例えば、はんだ付けを行うときにパッシベーション膜からガスが発生することがある。発生したガスが電極の下に入り込むと、電極が変形し、半導体装置に不具合が生じることがある。
本明細書に開示する半導体装置の製造方法は、半導体基板の上に第1電極層を形成する工程と、前記第1電極層から露出した範囲の前記半導体基板の上に絶縁性の保護膜を形成する工程と、前記保護膜が露出した状態で前記保護膜を加熱する工程と、を備えている。また、半導体装置の製造方法は、加熱する前記工程の後に、前記第1電極層および前記保護膜の上に第2電極層を形成する工程と、前記第2電極層を形成した後に、前記保護膜を加熱する工程とを備えている。
この方法では、第2電極層を形成する前に保護膜を加熱する(第1加熱工程)。第1加熱工程では、保護膜からガスが発生する。例えば、保護膜が含有する水分が気化することによってガスが発生することがある。また、保護膜に付着していた異物が離脱してガスが発生することがある。これによって、保護膜からガスの発生源(水分や異物等)が除去される。次に、第1電極層と保護膜の上に第2電極層を形成し、その後、保護膜を再度加熱する(第2加熱工程)。第1加熱工程でガスの発生源が除去されているので、第2加熱工程では保護膜からガスがほとんど発生しない。このため、保護膜上に第2電極層が形成されている状態で保護膜を加熱しても、第2電極層と保護膜の間にガスの層が形成されることがない。よって、第2電極層がガスにより膨れて変形することを抑制できる。
半導体装置の平面図である。 図1のII−II断面図である。 第2電極層の断面図である。 半導体装置の製造方法を説明するためのフローチャートである。 半導体装置の製造方法を説明するための断面図である(1)。 半導体装置の製造方法を説明するための断面図である(2)。 半導体装置の製造方法を説明するための断面図である(3)。 半導体装置の製造方法を説明するための断面図である(4)。 半導体装置の製造方法を説明するための断面図である(5)。 半導体装置の製造方法を説明するための断面図である(6)。 半導体装置の製造方法を説明するための断面図である(7)。 半導体装置の製造方法を説明するための断面図である(8)。 半導体装置の製造方法を説明するための断面図である(9)。 従来の半導体装置の断面図である。
以下に説明する実施形態の主要な特徴を列記する。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものである。
(特徴1)半導体装置の製造方法では、第2電極層を形成した後に保護膜を加熱する工程は、はんだ付けをするときに行われる。
(特徴2)第2電極層を形成する前に保護膜を加熱する工程における熱量が、第2電極層を形成した後に保護膜を加熱する工程における熱量よりも高くてもよい。
(特徴3)半導体基板の上に配線を形成する工程をさらに備えていてもよい。第1電極層を形成する工程では、間隔をあけて複数の第1電極層を形成し、配線を形成する工程では、隣り合う第1電極層と第1電極層の間に配線を形成し、保護膜を形成する工程では、配線を覆うように保護膜を形成してもよい。第2電極層を形成する工程では、配線の上に位置する保護膜の上に第2電極層を形成してもよい。
(特徴4)保護膜は、ポリイミドから形成されてもよい。
まず、実施形態に係る半導体装置の構成について説明する。図1及び図2に示すように、実施形態に係る半導体装置1は、半導体基板50と、半導体基板50の上に形成された複数の第1電極層10(主電極)と、複数の第1電極層10の上に形成された第2電極層20(付加電極)とを備えている。また、半導体装置1は、半導体基板50の上に形成された配線30と、半導体基板50および配線30を覆う保護膜60とを備えている。半導体装置1としては、特に限定されるものではないが、例えば同一の半導体基板50にIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)とFWD(Free Wheeling Diode)が形成されているRC−IGBT(Reverse Conducting Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いることができる。
半導体基板50は、平面視すると略矩形状となるように形成されている。半導体基板50は、シリコン(Si)によって形成されている。他の例では、半導体基板50は、炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)等から形成されていてもよい。半導体基板50の内部には半導体素子(図示省略)が形成されている。例えばIGBTの場合は、半導体基板50の内部にゲート電極、エミッタ領域、コレクタ領域などが形成されている(図示省略)。また、FWDの場合は、半導体基板50の内部にアノード領域、カソード領域などが形成されている(図示省略)。
半導体基板50は、表面51および裏面52を有している。半導体基板50の表面51に複数の第1電極層10が形成されている。第1電極層10の上には、第2電極層20が形成されている。第2電極層20は、複数の第1電極層10の上にまたがって形成されている。第1電極層10および第2電極層20により表面電極2が形成されている。また、半導体基板50の表面51に複数の信号電極80が形成されている。半導体基板50の裏面52には裏面電極3が形成されている。
第1電極層10は、金属から形成されており、導電性を有している。第1電極層10の材料としては、例えばアルミニウム(Al)を主成分とする合金を用いることができる。本実施形態では第1電極層10の材料としてアルミシリコン(AlSi)を用いている。複数の第1電極層10は、間隔をあけて並んで形成されている。本実施形態では2つの第1電極層10が形成されている。複数の第1電極層10は、隣り合って形成されている。
配線30は、金属から形成されており、導電性を有している。配線30の材料としては、例えばアルミニウム(Al)を主成分とする合金を用いることができる。本実施形態では配線30の材料としてアルミシリコン(AlSi)を用いている。配線30は、図2に示すように、隣り合う第1電極層10と第1電極層10の間に形成されている。配線30は、第1電極層10から間隔をあけて形成されている。複数の配線30が半導体基板50の上に並んで形成されている。配線30は、両側の第1電極層10と通電するために隣り合う第1電極層10と第1電極層10の間に配置されている。
保護膜60は、樹脂から形成されており、絶縁性を有している。保護膜60の材料としては、例えば有機ポリマーを用いることができる。本実施形態では、保護膜60の材料として熱硬化性のポリイミドを用いている。保護膜60は、隣り合う第1電極層10と第1電極層10の間の半導体基板50および配線30を覆っている。保護膜60は、配線30の全体を覆っている。保護膜60の端部61は、第1電極層10の端部11を覆っている。また、後述するように、保護膜60は、第2電極層20により覆われている。すなわち、保護膜60の端部61は、第1電極層10の端部11と第2電極層20の間に介在している。
第2電極層20は、金属から形成されており、導電性を有している。第2電極層20は、第1電極層10よりもはんだと合金を形成しやすい金属により構成されている。第2電極層20は、第1電極層10と保護膜60の上に形成されている。第2電極層20は、第1電極層10上から保護膜60上に跨って形成されている。すなわち、各第1電極層10の上の第2電極層20は、保護膜60の上の第2電極層20と繋がっている。第2電極層20は、配線30を覆う保護膜60の全体を覆っている。
第2電極層20は、図3に示すように、3層構造になっている。第2電極層20は、第1電極層10の上に形成された第1層21と、第1層21の上に形成された第2層22と、第2層22の上に形成された第3層23とを備えている。第1層21の材料としては、例えばチタン(Ti)を用いることができる。第2層22の材料としては、例えばニッケル(Ni)を用いることができる。第3層23の材料としては、例えば金(Au)を用いることができる。
裏面電極3は、4層構造になっている。裏面電極3は、半導体基板50の下に形成された第1層31と、第1層31の下に形成された第2層32と、第2層32の下に形成された第3層33と、第3層33の下に形成された第4層34とを備えている。第1層31の材料としては、例えばアルミシリコン(AlSi)を用いることができる。第2層32の材料としては、例えばチタン(Ti)を用いることができる。第3層33の材料としては、例えばニッケル(Ni)を用いることができる。第4層34の材料としては、例えば金(Au)を用いることができる。
次に、半導体装置の製造方法について説明する。図4に示すように、半導体装置1の製造方法では、まず、半導体装置1の上に間隔をあけて複数の第1電極層10を形成する(第1電極層形成工程S1)。また、隣り合う第1電極層10と第1電極層10の間において半導体基板50の上に配線30を形成する(配線形成工程S2)。本実施形態では、第1電極層形成工程S1および配線形成工程S2が、同時並行的に行われる。具体的には、第1電極層形成工程S1および配線形成工程S2では、まず、図5に示すように、半導体基板50の表面51に第1電極層10および配線30の材料を成膜する。すなわち、半導体基板50の表面51に金属の薄膜90を形成する。金属の薄膜90を形成する方法は特に限定されないが、例えばスパッタ法により形成することができる。次に、図6に示すように、金属の薄膜90の上にマスク91を形成する。マスク91は、第1電極層10および配線30を形成するために選択的に形成される。次に、図7に示すように、金属の薄膜90をエッチングにより選択的に除去する。金属の薄膜90において、マスク91が形成されていない部分が除去され、マスク91が形成されている部分が残存する。次に、図8に示すように、金属の薄膜90の表面からマスク91を除去する。これにより、第1電極層10および配線30が選択的に形成される。
続いて、隣り合う第1電極層10と第1電極層10の間の半導体基板50および配線30を覆う保護膜60を形成する(保護膜形成工程S3)。保護膜形成工程S3では、まず、図9に示すように、第1電極層10、配線30および半導体基板50の上に保護膜60の材料を塗布する。すなわち、第1電極層10、配線30および半導体基板50の上に樹脂の薄膜94を形成する。本実施形態では、保護膜60の材料としてポリイミドを用いている。よって、液状のポリイミドを塗布する。液状の材料を塗布する方法は特に限定されないが、例えばスピンコート法により塗布することができる。樹脂の薄膜94(保護膜60の材料)は、第1電極層10、配線30、および、第1電極層10と配線30から露出する範囲の半導体基板50を覆う。
次に、樹脂の薄膜94に対して露光処理を行うことにより、薄膜94を部分的に変質させる。また、樹脂の薄膜94に対して現像処理を行う。露光処理および現像処理により、樹脂の薄膜94が部分的に除去され、部分的に残存する。詳細には、図10に示すように、第1電極層10の表面に形成されている薄膜94が除去される。一方、配線30および半導体基板50の上に形成されている薄膜94が残存する。また、第1電極層10の端部11の上に形成されている薄膜94も残存する。その後、ベーク処理により薄膜94(保護膜60の材料:ポリイミド)を乾燥させて、硬化させる。これにより、保護膜60が選択的に形成される。保護膜60は、隣り合う第1電極層10と第1電極層10の間の半導体基板50および配線30を覆う。保護膜60は、第1電極層10から露出した範囲の半導体基板50の上に形成される。また、保護膜60は、第1電極層10の端部11を覆う。保護膜60は、外部に露出している。また、第1電極層10の表面が露出する。
続いて、図11に示すように、半導体基板50の裏面52に裏面電極3を形成する(裏面電極形成工程S4)。具体的には、半導体基板50の下に第1層31、第2層32、第3層33、および第4層34を順に形成する。
続いて、保護膜60が露出した状態で保護膜60を含む基板全体を加熱する(第1加熱工程S5)。第1加熱工程S5において保護膜60を加熱する方法は、特に限定されるものではなく、例えばアニール炉を用いたアニール処理により加熱することができる。具体的には、基板(製造中の半導体装置)をアニール炉に入れて加熱する。すなわち、半導体基板50の上に保護膜60が形成されたものをアニール炉に入れて加熱する。この第1加熱工程S5により、保護膜60が含有していた水分が気化してガスが発生する。また、保護膜60に付着していた異物が離脱してガスが発生する。保護膜60が露出しているので、発生したガスは、外部に放出される。このように第1加熱工程S5において保護膜60からガスが発生することで、保護膜60からガスの発生源(すなわち、水分や異物)が除去される。
第1加熱工程S5における熱量は、上述の保護膜形成工程S3においてポリイミドを乾燥させて硬化させたときの熱量より高いことが好ましい。また、第1加熱工程S5における熱量は、後述の第2加熱工程S7における熱量より高いことが好ましい。熱量は、例えば、加熱温度と加熱時間の関係により求めることができる。本実施形態では、熱量=加熱温度×加熱時間である。したがって、第2電極層20を形成する前に保護膜60を加熱する工程における加熱温度が、第2電極層20を形成した後に保護膜60を加熱する工程における加熱温度よりも高いことが好ましい。また、第1加熱工程S5における加熱温度は、第1加熱工程S5の後に行われる全ての工程における加熱温度より高温であることが好ましい。また、第1加熱工程S5における加熱時間は、後述の第2加熱工程S7における加熱時間より長時間であることが好ましい。また、第1加熱工程S5における加熱時間は、第1加熱工程S5の後に行われる全ての工程における加熱時間より長時間であることが好ましい。
第1加熱工程S5の後に、図12に示すように、複数の第1電極層10および保護膜60の上に第2電極層20を形成する(第2電極層形成工程S6)。第2電極層形成工程S6では、露出した保護膜60を第2電極層20が覆うように、第2電極層20を形成する。第2電極層20が不要な部分にはマスク93を形成する。第2電極層20は、複数の第1電極層10および配線60の上に位置する保護膜60を覆うように形成される。第2電極層20は、断面視において、配線30を覆っている保護膜60の全体を覆う。すなわち、第2電極層20は、隣り合う第1電極層10と第1電極層10の間に形成された保護膜60の全体を覆う。第2電極層20を形成する方法は特に限定されないが、例えばスパッタ法により形成することができる。第2電極層20を形成するときは、第1電極層10および保護膜60の上に第1層21、第2層22、および第3層23を順に形成する(図3参照)。その後、マスク93を除去する。このようにして、図2に示すような半導体装置1を製造することができる。
続いて、第2電極層形成工程S6の後に、保護膜60が第2電極層20に覆われた状態で保護膜60を加熱する(第2加熱工程S7)。第2加熱工程S7において保護膜60を加熱する方法は、特に限定されるものではないが、本実施形態では、リフロー方式によるはんだ付けを行うときに保護膜60を加熱している。リフロー方式は、対象物にはんだペーストを塗布し、加熱することによりはんだを溶融して接合する方法である。具体的には、図13に示すように、まず、第2電極層20の上にはんだペースト86を塗布する。また、塗布したはんだペースト86の上にリードフレーム85を配置する。次に、これをリフロー炉に入れて、はんだペースト86を加熱する。これにより、第2電極層20の上にはんだを介してリードフレーム85が接合される。リフロー方式によりはんだペースト86が加熱されときに、保護膜60が加熱される。このように、保護膜60の上に第2電極層20が形成された後に加熱処理を行う。第2加熱工程S7では保護膜60が加熱されるが、保護膜60からはほとんどガスが発生しない。これは、第1加熱工程S5において保護膜60からガスの発生源が除去されているためである。これによって、はんだ付けを行うときに保護膜60からガスが発生することが防止される。すなわち、はんだ付けを行うときに、ガスによって第2電極層20が変形することが防止される。
なお、図14は、比較例として、第1加熱工程S5を省略して第2加熱工程S7を実施した場合の第2加熱工程S7後の第2電極層20を示している。比較例では、第1加熱工程S5を実施しないので、第2加熱工程S7で保護膜60からガスが発生する。保護膜60の表面が第2電極層20により覆われているため、保護膜60から発生するガスが外部に抜けることができない。その結果、図14に示すように、ガスの圧力によって第2電極層20が上側に凸となるように膨らんで、第2電極層20と保護膜60の間に空間62(ガスの層)が形成される。
これに対し、上述の説明から明らかなように、本実施形態の半導体装置の製造方法によれば、第1加熱工程S5において保護膜60からガスが発生することでガスの発生源が保護膜60から除去されるので、第2加熱工程S7において保護膜60からほとんどガスが発生しない。このため、保護膜60と第2電極層20の間にガスが入り込むことがなく、第2電極層20が膨れることを防止できる。すなわち、第2電極層20の下にガスが入り込まないので、保護膜60と第2電極層20の間にガスの層が生じない。これにより、半導体装置1の信頼性を向上させることができる。また、保護膜60と第2電極層20が密着するので、半導体基板50で発生する熱を第2電極層20に効率的に伝達することができる。これにより放熱性を向上させることができる。
また、上記の製造方法によれば、第1電極層10と第1電極層10の間に配線30を形成し、配線30を覆うように保護膜60を形成している。これにより、配線30を保護することができる。また、ポリイミドは水分を吸湿しやすいので、保護膜60がポリイミドから形成されていると、加熱によりガスが発生しやすくなる。したがって、この場合はガスを外部に放出するために上記の構成が特に効果的である。
以上、一実施形態について説明したが、具体的な態様は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、裏面工程S4を第1加熱工程S5より前に行っていたが、裏面工程S4を行う順序はこれに限定されるものではない。裏面工程S4を第1加熱工程S5より後に行ってもよい。
また、上記実施形態では、リフロー方式によるはんだ付けを用いて第2加熱工程S7を行っていたが、この構成に限定されるものではない。他の加熱方法を用いて第2加熱工程S7を行ってもよい。例えば、第1加熱工程S5より後の工程においてアニール処理を行うことがある場合は、そのアニール処理を第2加熱工程S7としてもよい。
また、上記実施形態では、複数の第2電極層20を形成していたが、第2電極層20は必ずしも複数でなくてもよい。第2電極層20は1つであってもよい。
また、上記の実施形態では配線30が半導体基板50上に形成され、配線30が半導体基板50に接触していたが、この構成に限定されるものではない。他の実施形態では、配線30と半導体基板50の間に絶縁層が介在していてもよい(図示省略)。すなわち、配線30が、半導体基板50から絶縁されていてもよい。例えば、配線30がゲート配線等である場合には、このように配線30を半導体基板5から絶縁することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1;半導体装置
2;表面電極
3;裏面電極
10;第1電極層
11;端部
20;第2電極層
21;第1層
22;第2層
23;第3層
30;配線
31;第1層
32;第2層
33;第3層
34;第4層
50;半導体基板
51;表面
52;裏面
60;保護膜
80;信号電極
81;信号電極
85;リードフレーム
86;はんだペースト
90;薄膜
91;マスク
93;マスク
94;薄膜

Claims (5)

  1. 半導体基板の上に第1電極層を形成する工程と、
    前記第1電極層から露出した範囲の前記半導体基板の上に絶縁性の保護膜を形成する工程と、
    前記保護膜が露出した状態で前記保護膜を加熱する工程と、
    加熱する前記工程の後に、前記第1電極層および前記保護膜の上に第2電極層を形成する工程と、
    前記第2電極層を形成した後に、前記保護膜を加熱する工程と、を備える半導体装置の製造方法。
  2. 前記第2電極層を形成した後に前記保護膜を加熱する前記工程は、はんだ付けをするときに行われる請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 第2電極層を形成する前に前記保護膜を加熱する前記工程における熱量が、前記第2電極層を形成した後に前記保護膜を加熱する前記工程における熱量よりも高い請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記半導体基板の上に配線を形成する工程をさらに備え、
    前記第1電極層を形成する前記工程では、間隔をあけて複数の前記第1電極層を形成し、
    前記配線を形成する前記工程では、隣り合う前記第1電極層と前記第1電極層の間に前記配線を形成し、
    前記保護膜を形成する前記工程では、前記配線を覆うように前記保護膜を形成し、
    前記第2電極層を形成する工程では、前記配線の上に位置する前記保護膜の上に前記第2電極層を形成するする請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記保護膜は、ポリイミドから形成される、請求項1から4のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
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