JP2015222631A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タブとケースとの短絡の発生を抑制すること。
【解決手段】電極組立体11の縁部には、複数の負極タブ19が電極組立体11の積層方向Lに分割されて集められた2つのタブ群41,42が設けられている。2つのタブ群41,42は、電極組立体11の積層方向Lの一方から他方に向けて湾曲された曲げ部43と、曲げ部43から延出された延出部44とを有している。2つのタブ群41,42の延出部44の間に負極導電部材25が位置した状態で、タブ群41,42と負極導電部材25とが電気的に接続されている。
【選択図】図4

Description

この発明は、蓄電装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。この種の二次電池は、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1の二次電池150は、図6に示すように、ケース151内に電極組立体152を収容するとともに、その電極組立体152に端子部材153を接続することによって構成されている。電極組立体152は、金属箔154aに負極活物質層154bが塗工された負極電極154と、金属箔155aに正極活物質層155bが塗工された正極電極155とを備えている。そして、電極組立体152は、負極電極154と正極電極155の間にセパレータ156を介在させて層状に形成されている。
こうした特許文献1のような二次電池150を備えた蓄電装置では、例えば負極電極154の金属箔154aと正極電極155の金属箔155aとのそれぞれに、活物質が塗工されていない領域であるタブが形成されている。そして、このタブが複数集められたものがタブ群として端子部材153と接続されている。タブ群は、例えば複数のタブが集められた状態で、電極組立体152の積層方向における一方から他方に向けて湾曲もしくは屈曲されている。そして、タブ群では、湾曲もしくは屈曲された部分から電極組立体152の積層方向の他方に延出された延出部が、端子部材153と接触して接続されている。
特開2002−298825号公報
ところで、タブ群は端子部材153と溶接されることにより接続されている。溶接によってタブ群と端子部材153とが接合されると、その接合面積の大きさが端子部材153での集電効率に反映される。したがって、タブ群の端子部材153との接合面積が大きい方が望ましい。タブ群における端子部材153との接合面積を大きくするためには、各タブの長さを長くすることにより、全タブが重合する領域の面積を大きくする必要がある。
しかしながら、電極組立体152の積層方向における一方から他方に向けて湾曲もしくは屈曲されたタブ群では、タブ群を構成する複数のタブのうちで、その曲げ方向において外周側に位置するタブほど、タブの先端が飛び出して位置している。このため、こうしたタブ群では、特にその曲げ方向において外周側に位置するタブの先端が、ケース151の内面に接触するおそれがある。仮に、タブの先端がケース151の内面に接触すると、タブとケース151とが短絡するおそれがある。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、タブとケースとの短絡の発生を抑制することができる蓄電装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する蓄電装置は、電極が層状の積層構造をなす電極組立体と、電極組立体との間で電気を授受する電極端子と、電極組立体と電極端子とを電気的に接続する導電部材とを備え、電極組立体と導電部材とがケース内に収容されたものである。電極は、縁部から突出した形状のタブを有し、電極組立体の縁部には、複数のタブが電極組立体の積層方向に分割されてそれぞれ集められた複数のタブ群が設けられている。そして、複数のタブ群は、電極組立体の積層方向の一方から他方に向けて湾曲もしくは屈曲された曲げ部と、曲げ部から延出された延出部とを有し、複数のタブ群のうち、隣り合う2つのタブ群の延出部の間に導電部材が位置した状態で、タブ群と導電部材とが電気的に接続されている。
上記構成によれば、複数のタブ群のうちで隣り合う2つのタブ群の延出部の間に導電部材を位置させているため、曲げ部の曲げ方向において導電部材よりも内周側に位置するタブ群が、導電部材の分だけ小さく湾曲もしくは屈曲されることとなる。このため、曲げ部の曲げ方向において導電部材よりも内周側に位置するタブ群では、導電部材との接合面積を大きくすることができる。また、曲げ部の曲げ方向において導電部材よりも外周側に位置するタブ群が、導電部材の分だけ迂回することとなる。このため、曲げ部の曲げ方向において導電部材よりも外周側に位置するタブ群の先端の飛び出し量を抑えることができる。したがって、タブとケースとの短絡の発生を抑制することができる。
タブ群は、例えば、複数のタブが電極組立体の積層方向に2つに分割されてそれぞれ集められた2つのタブ群からなることが好ましい。
タブ群では、導電部材を挟んだ分だけ延出部の重なり方向における厚みが大きくなるため、その分だけ電極組立体の縁部とケースとの間の間隙を大きくする必要が生じる。
上記構成によれば、複数のタブを2つに分割して集められた2つのタブ群の間に導電部材を位置させているため、延出部の重なり方向において大きくなる厚みを、1つの導電部材の厚みの分だけに抑えることができ、電極組立体の縁部とケースとの間の間隙を可能な限り小さくすることができる。
複数のタブ群としては、例えば、構成するタブの枚数差が1枚以下である構成が採用可能である。
複数のタブ群としては、例えば、電極組立体の積層方向の一方から他方に向けて湾曲もしくは屈曲された第1曲げ部と、第1曲げ部から延出された第1延出部とを有する複数の第1タブ群と、電極組立体の積層方向の他方から一方に向けて湾曲もしくは屈曲された第2曲げ部と、第2曲げ部から延出された第2延出部とを有する複数の第2タブ群と、を含むものが採用可能である。こうした複数のタブ群では、複数の第1タブ群のうち、隣り合う2つの第1タブ群の第1延出部の間に導電部材が位置した状態で、第1タブ群と導電部材とが電気的に接続され、複数の第2タブ群のうち、隣り合う2つの第2タブ群の第2延出部の間に導電部材が位置した状態で、第2タブ群と導電部材とが電気的に接続されている。
上記構成では、複数のタブを、複数の第1タブ群と複数の第2タブ群として、電極組立体の積層方向における異なる方向に湾曲もしくは屈曲させている。このため、複数のタブの全てを電極組立体の積層方向における同じ方向に湾曲もしくは屈曲させて複数のタブ群を形成する場合と比較して、タブ群の間に導電部材を位置させた状態での延出部の重なり方向における厚みを小さくすることができる。したがって、電極組立体の縁部とケースとの間の間隙を可能な限り小さくすることができる。
上記蓄電装置において、前記蓄電装置の好適な例としては、二次電池を挙げることができる。
本発明によれば、タブとケースとの短絡の発生を抑制できる。
本実施形態における二次電池の分解斜視図。 二次電池の外観を示す斜視図。 電極組立体の構成要素を示す分解斜視図。 電極組立体の断面図。 別の実施形態における電極組立体の断面図。 従来の二次電池を示す断面図。
以下、蓄電装置を具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1及び図2に示すように、蓄電装置としての二次電池10には、ケース21に電極組立体11が収容されている。ケース21は、四角箱状のケース本体22と、ケース本体22の開口部22aを閉塞する矩形平板状の蓋体23と、で構成されている。ケース本体22と蓋体23とは、いずれも金属製(例えば、ステンレス製やアルミニウム製)である。また、本実施形態の二次電池10は、リチウムイオン電池であり、外郭が角型をなす角型電池である。
電極組立体11には、電極組立体11との間で電気を授受する電極端子としての正極端子26及び負極端子27が電気的に接続されている。これら正極端子26及び負極端子27は、蓋体23に所定の間隔をあけて並設された一対の孔23a,23bからケース21の外部に露出されている。そして、正極端子26及び負極端子27には、ケース21から絶縁するためのリング状の絶縁部材26a,27aがそれぞれ取り付けられている。また、図示は省略しているが、ケース21を構成するケース本体22の内面には、ケース本体22とケース本体22の内部に収容された電極組立体11とを絶縁するための絶縁シートが取着されている。
図3に示すように、電極組立体11は、正極金属箔13(例えばアルミニウム箔)の両面に正極活物質が塗工された正極活物質層14を有する正極電極12と、負極金属箔17(例えば銅箔)の両面に負極活物質が塗工された負極活物質層18を有する負極電極16と、を有している。そして、電極組立体11は、正極電極12と負極電極16との間にこれらを絶縁するセパレータ20を介在させて層状をなす積層構造とされている。電極組立体11は、複数の正極電極12と複数の負極電極16とを積層して構成される。すなわち、電極組立体11には、正極電極12と、負極電極16と、セパレータ20とからなる組が複数組、設けられている。
正極電極12は、縁部12aから突出した形状の正極金属箔13からなる正極タブ15を有している。負極電極16は、縁部16aから突出した形状の負極金属箔17からなる負極タブ19を有している。正極タブ15及び負極タブ19は、正極電極12及び負極電極16が積層された状態で、正極タブ15と負極タブ19とが重ならない位置にそれぞれ設けられている。
電極組立体11を構成する各正極電極12は、それぞれの正極タブ15が列状に配置されるように積層される。同様に、電極組立体11を構成する各負極電極16は、それぞれの負極タブ19が列状に配置されるように積層される。そして、電極組立体11の縁部11aには、図1に示すように、各正極タブ15が、電極組立体11における積層方向の一方から他方までの範囲で集められて正極タブ群15aが設けられている。また、電極組立体11の縁部11aには、各負極タブ19も同様に、電極組立体11における積層方向の一方から他方までの範囲で集められて負極タブ群19aが設けられている。
正極タブ群15aには、電極組立体11と正極端子26とを電気的に接続するための金属製(例えばアルミニウム製)の正極導電部材24が接合されている。また、負極タブ群19aには、電極組立体11と負極端子27とを電気的に接続するための金属製(例えば銅製)の負極導電部材25が接合されている。本実施形態の正極導電部材24及び負極導電部材25は、矩形平板状をなす。そして、正極導電部材24及び負極導電部材25の厚さは、正極タブ15や負極タブ19の厚さよりも大きい。
次に、正極タブ群15aと正極導電部材24、及び負極タブ群19aと負極導電部材25の接合構造について、図4にしたがって詳しく説明する。なお、図4には、負極タブ群19aと負極導電部材25との接合構造を図示しているが、この接合構造は正極タブ群15aと正極導電部材24との接合構造と同一構造である。このため、以下では負極タブ群19aと負極導電部材25との接合構造について説明する。以下の説明では、負極タブ19を正極タブ15、負極タブ群19aを正極タブ群15a、負極タブ19の先端部19bを正極タブ15の先端部15b、負極導電部材25を正極導電部材24と読みかえれば、正極タブ群15aと正極導電部材24の接合構造の説明となる。
図4に示すように、本実施形態における負極タブ群19aは、タブ群41とタブ群42とで構成されている。タブ群41とタブ群42とは、電極組立体11の積層方向Lの一方から他方までの範囲内に位置する負極タブ19の全枚数のうち、均等の枚数ずつ2つに分割された複数の負極タブ19をそれぞれ有している。
なお、電極組立体11における負極タブ19の全枚数が偶数であって、電極組立体11の積層方向Lにおける最外層にそれぞれ負極電極16が配置される場合では、多くの場合は電極組立体11における正極タブ15の全枚数が奇数となる。このため、複数の正極タブ15によってタブ群41とタブ群42とを形成する場合では、電極組立体11の積層方向Lの一方から他方までの範囲内に位置する正極タブ15の全枚数が均等に2つに分割されることにより、構成する正極タブ15に1枚の枚数差のあるタブ群41とタブ群42とが形成されることとなる。
本実施形態では、具体的には、タブ群41は、一方の最も外側の負極タブ19(図4に符号「H1」を付す)に、他方の最も外側の負極タブ19(図4に符号「H2」を付す)が接近するように集められることにより形成されている。タブ群42は、一方の最も外側の負極タブ19(図4に符号「H3」を付す)に、他方の最も外側の負極タブ19(図4に符号「H4」を付す)が接近するように集められることにより形成されている。
タブ群41及びタブ群42は、電極組立体11の積層方向Lの一方から他方に向けてそれぞれ湾曲された曲げ部43と、その曲げ部43から電極組立体11の積層方向Lの他方に向けて延出された延出部44と、を備えている。
本実施形態において、各負極タブ19は同じ大きさに形成されている。このため、電極組立体11の積層方向Lの一方からの離間距離、すなわち負極タブ19(H1)からの離間距離が長い負極タブ19ほど、他の負極タブ19と重合する領域の面積が小さい。このため、タブ群41及びタブ群42からなる負極タブ群19aでは、負極タブ19のうちで、曲げ部43の曲げ方向において外周側に位置する負極タブ19ほど、負極タブ19の先端部19bが飛び出して位置するおそれがある。本実施形態では、タブ群41の先端部41bとタブ群42の先端部42bとが、それぞれ複数の負極タブ19の先端部19bからなる。そして、タブ群41及びタブ群42のうち、曲げ部43の曲げ方向において外周側に位置するタブ群41において、その先端部41bが飛び出して位置するおそれがある。
本実施形態では、タブ群41の延出部44とタブ群42の延出部44との間に、負極導電部材25が配置されている。すなわち、負極導電部材25は、タブ群41のうち、曲げ部43の曲げ方向において内周側の最外層に位置する負極タブ19(H2)の延出部44と、タブ群42のうち、曲げ部43の曲げ方向において外周側の最外層に位置する負極タブ19(H3)の延出部44と、の間に位置している。
そして、負極タブ群19aと負極導電部材25とは、抵抗溶接によって接合されることにより、電気的に接続される。抵抗溶接は、接合対象(図4ではタブ群41,42及び負極導電部材25)を、一対の溶接用電極で挟み込んで溶着する方式である。溶接によって負極タブ群19aの全ての負極タブ19に形成される溶接部位Wは、負極タブ19(H4)における他の負極タブ19との重合領域に合わせて設けられている。そして、負極タブ19(H2)の延出部44と負極タブ19(H3)の延出部44における溶接部位Wが、負極導電部材25との接続部として機能する。
以下、本実施形態の二次電池10の作用を説明する。
導電部材24,25との接触面積を十分に確保するために、タブ群15a,19aにおける延出部44の長さを長くした場合には、延出部44を構成する正極タブ15の先端部15bや負極タブ19の先端部19bがケース21の内面に接触するおそれがある。特には、曲げ部43の曲げ方向において外周側に位置するタブ15,19の先端部15b,19bが、ケース21の内面に接触するおそれがある。
本実施形態では、タブ群41の延出部44とタブ群42の延出部44との間に、負極導電部材25が配置されている。このため、タブ群15a,19aのうち、曲げ部43の曲げ方向において導電部材24,25よりも内周側に位置するタブ群42では、導電部材24,25が位置する分だけ各タブ15,19が小さく湾曲されることとなる。このためタブ群42では、導電部材24,25との接合面積を大きくすることができる。また、タブ群15a,19aのうち、曲げ部43の曲げ方向において導電部材24,25よりも外周側に位置するタブ群41では、導電部材24,25が位置する分だけ各タブ15,19が迂回しながら曲げ部43で湾曲されることとなる。こうしてタブ群41が曲げ部43で湾曲されることにより、タブ群41を構成するタブ15,19とタブ群42を構成するタブ15,19とでは、電極組立体11の積層方向Lにおける先端部15b,19bの位置の差が比較的小さい状態となる。
したがって、タブ群41,42の先端部41b,42bをケース本体22の内面から離間した位置とすることができるため、先端部41b,42bとケース21の内面との接触を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば以下に示す効果を得ることができる。
(1)2つのタブ群41,42の延出部44の間に導電部材24,25を位置させている。このため、曲げ部43の曲げ方向において導電部材24,25よりも内周側に位置するタブ群42では導電部材24,25との接合面積を大きくしつつ、曲げ部43の曲げ方向において導電部材24,25よりも外周側に位置するタブ群41の先端部41bの飛び出し量を抑えることができる。したがって、タブ15,19とケース21との短絡の発生を抑制することができる。
(2)タブ群15a,19aでは、導電部材24,25を挟んだ分だけ延出部44の重なり方向における厚みが大きくなるため、その分だけ電極組立体11の縁部11aとケース21の蓋体23との間の間隙を大きくする必要が生じる。本実施形態によれば、複数のタブ15,19を2つに分割して集められた2つのタブ群41,42の間に導電部材24,25を位置させているため、延出部44の重なり方向において大きくなる厚みを、1つの導電部材24,25の厚みの分だけに抑えることができる。したがって、電極組立体11の縁部11aとケース21の蓋体23との間の間隙を可能な限り小さくすることができる。
(3)タブ群41,42を、電極組立体11の積層方向Lの一方から他方に向けて曲げ部43で湾曲させている。このため、タブ群41,42に曲げ部43を形成させない場合と比較して、タブ群41,42が位置する電極組立体11の縁部11aとケース21の蓋体23との間の間隙を小さくすることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
○ 図5に示すように、上記実施形態にて図4で示したタブ群41及びタブ群42を、2つの第1タブ群141,142と2つの第2タブ群146,147とに2つにそれぞれ分割させても良い。第1タブ群141と第1タブ群142とは、上記タブ群42を構成する負極タブ19の全枚数のうち、均等の枚数ずつ2つに分割された複数の負極タブ19をそれぞれ有している。第2タブ群146と第2タブ群147とは、上記タブ群41を構成する負極タブ19の全枚数のうち、均等の枚数ずつ2つに分割された複数の負極タブ19をそれぞれ有している。そして、第1タブ群141,142からなるタブ群119aと第2タブ群146,147からなるタブ群120aとは、異なる方向に湾曲させても良い。具体的には、第1タブ群141及び第1タブ群142は、電極組立体11の積層方向Lの一方から他方に向けてそれぞれ湾曲された第1曲げ部143と、その曲げ部143から電極組立体11の積層方向Lの他方に向けて延出された第1延出部144と、を備えている。こうしたタブ群119aでは、第1タブ群141の延出部144と第1タブ群142の延出部144との間に、負極導電部材25が配置されている。また、第2タブ群146及び第2タブ群147は、電極組立体11の積層方向Lの他方から一方に向けてそれぞれ湾曲された第2曲げ部148と、その曲げ部148から電極組立体11の積層方向Lの一方に向けて延出された第2延出部149と、を備えている。こうしたタブ群120aでは、第2タブ群146の延出部149と第2タブ群147の延出部149との間に、負極導電部材25が配置されている。この形態では、タブ群119aとタブ群120aとで負極タブ群19aが構成されている。なお、図5では、負極タブ群19aと負極導電部材25との接合態様について示しているが、正極タブ群15aと正極導電部材24との接合も、図5に示す態様と同様の態様が採用可能である。電極組立体11における負極タブ19の全枚数が偶数であって、電極組立体11の積層方向Lにおける最外層にそれぞれ負極電極16が配置される場合では、多くの場合は電極組立体11における正極タブ15の全枚数が奇数となる。このため、複数の正極タブ15によってタブ群119aとタブ群120aとを形成する場合では、電極組立体11の積層方向Lの一方から他方までの範囲内に位置する正極タブ15の全枚数が均等に2つに分割されることにより、構成する正極タブ15に1枚の枚数差のあるタブ群119aとタブ群120aとが形成されることとなる。そして、タブ群119aとタブ群120aとのうちで、構成する正極タブ15の枚数が偶数であるタブ群119a,120aでは、正極タブ15が均等の枚数ずつ2つに分割されて第1タブ群141,142もしくは第2タブ群146,147が形成される。構成する正極タブ15の枚数が奇数であるタブ群119a,120aでは、正極タブ15が均等に2つに分割されて、構成する正極タブ15に1枚の枚数差のある第1タブ群141,142もしくは第2タブ群146,147が形成される。こうした形態によれば、上記実施形態で得ることのできる効果(1)〜(3)に加えて、以下の効果を得ることができる。
(4)複数のタブ15,19を、2つの第1タブ群141,142と2つの第2タブ群146,147として、電極組立体11の積層方向Lにおける異なる方向に湾曲させている。このため、複数のタブ15,19の全てを電極組立体11の積層方向Lにおける同じ方向に湾曲させて複数のタブ群を形成する場合と比較して、第1タブ群141,142の間や第2タブ群146,147の間に導電部材24,25を位置させた状態での延出部44の重なり方向における厚みを小さくすることができる。したがって、電極組立体11の縁部11aとケース21の蓋体23との間の間隙を可能な限り小さくすることができる。
○ 上記実施形態の図4に示す態様でタブ群15a,19aが形成される形態では、正極タブ群15aと負極タブ群19aとで、曲げ部43による曲げ方向を異なる方向としてもよい。
○ 図4に示す態様でのタブ群15a,19aや、図5に示す態様でのタブ群119a,120aは、複数のタブ15,19が電極組立体11の積層方向Lに3つ以上に分割されてそれぞれ集められた3つ以上のタブ群を有するものとしても良い。この形態では、例えば、上記3つ以上のタブ群が、電極組立体11の積層方向Lの同じ方向に向けて湾曲された曲げ部43,143,148と、曲げ部43,143,148から延出された延出部44,144,149とを有している。上記3つ以上のタブ群のうち、曲げ部43,143,148の曲げ方向における最も外周側に位置するタブ群から最も内周側に位置するタブ群までで、隣り合う2つのタブ群の延出部44,144,149の間にそれぞれ導電部材24,25が位置している。そして、上記3つ以上のタブ群と導電部材24,25とが溶接等により電気的に接続されている。なお、こうした形態では、隣り合う2つのタブ群の延出部44,144,149の間が複数箇所生じることとなるため、複数箇所で導電部材24,25が介在されることとなる。こうした複数箇所で介在される導電部材24,25は、それぞれ別個の導電部材24,25であっても良いし、タブ群15a,19aと重ならない位置にて1つの部材として形成された導電部材24,25であっても良い。
○ 正極タブ群15aと負極タブ群19aとのいずれか一方のみを、図4及び図5や上記別例に示した態様で導電部材24,25と接続させるようにしても良い。この形態では、正極タブ群15aと負極タブ群19aとのいずれか他方が、例えば、電極組立体11の積層方向Lの一方から他方の範囲内に位置するタブが分割されることなく1つのタブ群として集められる。そして、こうした1つのタブ群では、曲げ部の曲げ方向における外周側の最外層に位置するタブの延出部や、曲げ部の曲げ方向における内周側の最外層に位置するタブの延出部に導電部材24,25を接触させた状態で位置させて、導電部材24,25とタブ群とが電気的に接続されている。
○ 図4に示す態様のタブ群15a,19aにおいて、タブ群41とタブ群42とで、構成するタブ15,19に1枚の枚数差があっても良い。また、図5に示す態様のタブ群15a,19aにおいて、第1タブ群141と第1タブ群142とで、構成するタブ15,19に1枚の枚数差があっても良いし、第2タブ群146と第2タブ群147とで、構成するタブ15,19に1枚の枚数差があっても良い。
○ 曲げ部43,143,148は、タブ群41,42,141,142,146,147を屈曲させるものであってもよい。
○ 導電部材24,25は矩形平板状としていたが、例えば円柱状(棒状)や、直方体状等、その他の形状としてもよい。
○ タブ群15a,19aと導電部材24,25との接合は、タブ群15a,19aの上下を保護板によって支えた状態で行っても良い。
○ タブ群15a,19aと導電部材24,25との接合は、超音波溶接、はんだ付け等、抵抗溶接以外の方式で行うことも可能である。
○ 正極金属箔13として、アルミニウム以外の金属からなる箔を採用してもよい。
○ 負極金属箔17として、銅以外の金属からなる箔を採用してもよい。
○ 正極電極12の片面のみが正極活物質を塗工してなる正極活物質層14を有するものであってもよい。
○ 負極電極16の片面のみが負極活物質を塗工してなる負極活物質層18を有するものであってもよい。
○ 上記実施形態のような積層型の二次電池10に限らず、帯状の正極電極と負極電極を捲回して層状の積層構造をなす捲回型の二次電池に適用してもよい。なお、捲回型の二次電池においても、正極電極と負極電極の間はセパレータを介在させて絶縁される。そして、捲回型の二次電池に適用する場合には、実施形態のような正極タブ15、正極タブ群15a、負極タブ19、及び負極タブ群19aが形成されていればよい。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池であったが、これに限らず、他の二次電池であってもよい。要するに、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
○ 二次電池10は、電極組立体11において正極タブ15と負極タブ19とを異なる縁部に設けた二次電池でもよい。例えば、電極組立体11において、正極タブ15を設けた縁部とは反対側の縁部に負極タブ19を設けてもよい。
○ ケース21の形状を変更してもよい。例えば、ケース21は円筒型でもよい。
○ 本発明を、電気二重層キャパシタ等の蓄電装置に具体化してもよい。
10…二次電池、11…電極組立体、12…正極電極、12a,16a…縁部、15…正極タブ、15a…正極タブ群、15b,19b,41b,42b…先端部、16…負極電極、19…負極タブ、19a…負極タブ群、20…セパレータ、21…ケース、22…ケース本体、23…蓋体、24…正極導電部材、25…負極導電部材、26…正極端子、27…負極端子、41,42,119a,120a…タブ群、43…曲げ部、44…延出部、141,142…第1タブ群、143…第1曲げ部、144…第1延出部、146,147…第2タブ群、148…第2曲げ部、149…第2延出部、W…溶接部位。

Claims (5)

  1. 電極が層状の積層構造をなす電極組立体と、前記電極組立体との間で電気を授受する電極端子と、前記電極組立体と前記電極端子とを電気的に接続する導電部材とを備え、前記電極組立体と前記導電部材とがケース内に収容された蓄電装置であって、
    前記電極は、縁部から突出した形状のタブを有し、
    前記電極組立体の縁部には、複数の前記タブが前記電極組立体の積層方向に分割されてそれぞれ集められた複数のタブ群が設けられ、
    前記複数のタブ群は、前記電極組立体の積層方向の一方から他方に向けて湾曲もしくは屈曲された曲げ部と、前記曲げ部から延出された延出部とを有し、
    前記複数のタブ群のうち、隣り合う2つの前記タブ群の前記延出部の間に前記導電部材が位置した状態で、前記タブ群と前記導電部材とが電気的に接続されていることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記タブ群は、前記複数のタブ群が前記電極組立体の積層方向に2つに分割されてそれぞれ集められた2つのタブ群からなる請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記複数のタブ群は、構成するタブの枚数差が1枚以下である請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記複数のタブ群は、前記電極組立体の積層方向の一方から他方に向けて湾曲もしくは屈曲された第1曲げ部と、前記第1曲げ部から延出された第1延出部とを有する複数の第1タブ群と、前記電極組立体の積層方向の他方から一方に向けて湾曲もしくは屈曲された第2曲げ部と、前記第2曲げ部から延出された第2延出部とを有する複数の第2タブ群と、を含み、
    複数の前記第1タブ群のうち、隣り合う2つの前記第1タブ群の前記第1延出部の間に前記導電部材が位置した状態で、前記第1タブ群と前記導電部材とが電気的に接続され、
    複数の前記第2タブ群のうち、隣り合う2つの前記第2タブ群の前記第2延出部の間に前記導電部材が位置した状態で、前記第2タブ群と前記導電部材とが電気的に接続されている請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の蓄電装置。
  5. 前記蓄電装置は、二次電池である請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の蓄電装置。
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