JP2015222542A - 力覚提示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人に対してより実際の感覚に近い力覚を提示可能な力覚提示装置を提供する。【解決手段】一方の節に装着された第1装具と、一方の節に対して関節を介して回転する他方の節に装着され、第1装具に対して相対運動可能に連結された第2装具とを備え、一方又は他方の節の相対運動に応じた力覚を提示する力覚提示装置であって、第1装具及び第2装具間の相互の運動状態を検出する運動状態検出手段と、第1装具に対する第2装具の相互運動に力を付与する力付与手段と、力付与手段から第2装具への力の伝達を制御する力伝達手段と、第1装具に対する第2装具の相対運動に制動力を付与する制動力付与手段と、運動状態検出手段により検出された運動状態の変化に基づいて、力伝達手段及び制動力付与手段を制御し、力付与手段から第2装具に伝達される力、又は第2装具の相対運動に対する制動力を制御する制御手段とを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、力覚提示装置に関し、特に、人間に対してより実際の感覚に近い力感覚を提示する力覚提示装置に関する。
近年、医療系のトレーニングシステムやリハビリテーション、バーチャルリアリティ(V.R.)システム等の分野において力覚や触覚等を人に対して提示するハプティックデバイス(以下、力覚提示装置という)が開示されている(非特許文献1乃至非特許文献3)。一般に力覚提示装置は、無負荷時の双方向の伝達能力を確保するため、力覚を提示するためのアクチュエータとしてDDモータが適用されている。しかしながら、DDモータにより剛性や粘性等の多様な力覚情報を提示するには、フィードバック制御が必要となるため、人の感覚に対して応答が遅くなる傾向があり、剛性や粘性などの多様な力覚を正確に提示できないという問題がある。
荒田純平,パラレルメカニズムのハプティクスへの応用,日本ロボット学会誌30巻2号(2012) Yamamoto,Higuchi et al."Non-contact Handling of Hard-Disk Media byHuman Operator Using Electrostatic Levitation and Haptic Device" Proc. of IEEE/RSJ IROS(2007) 菊池,古荘他,準3次元リハビリテーション訓練支援システム PLEMOの開発に関する基礎研究,VR 医学5巻1号(2007)
そこで本発明では、人に対してより実際の感覚に近い力覚を提示可能な力覚提示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための力覚提示装置の構成として、一方の節に装着された第1装具と、前記一方の節に対して関節を介して回転する他方の節に装着され、前記第1装具に対して相対運動可能に連結された第2装具とを備え、前記一方又は他方の節の相対運動に応じた力覚を提示する力覚提示装置であって、前記第1装具及び第2装具間の相互の運動状態を検出する運動状態検出手段と、前記第1装具に対する前記第2装具の相互運動に力を付与する力付与手段と、前記力付与手段から前記第2装具への力の伝達を制御する力伝達手段と、前記第1装具に対する前記第2装具の相対運動に制動力を付与する制動力付与手段と、前記運動状態検出手段により検出された運動状態の変化に基づいて、前記力伝達手段及び前記制動力付与手段を制御し、前記力付与手段から前記第2装具に伝達される力、又は前記第2装具の相対運動に対する制動力を制御する制御手段とを備えたので、人に対して剛性力、弾性力、摩擦力及び粘性力、又はこれらを組み合わせた様々な力を提示することができる。
また、上記課題を解決するための力覚提示装置の他の構成として、前記力付与手段は、可変弾性体からなるので、剛性力及び弾性力を提示できる。
また、上記課題を解決するための力覚提示装置の他の構成として、前記可変弾性体は、内部に供給される空気の圧力により径方向に膨張し、軸線方向に収縮するアクチュエータからなるので、力覚提示装置を軽量化できる。
また、上記課題を解決するための力覚提示装置の他の構成として、前記力伝達手段は、前記制御手段から出力される電圧の高低により前記力付与手段から第2装具に伝達する力を変化させるので、第2装具に対して力付与手段により発生した力を遅滞なく伝達したり、遮断したり、変化させたりして、剛性力や弾性力や無負荷状態を提示できる。
また、上記課題を解決するための力覚提示装置の他の構成として、前記制動力付与手段は、前記制御手段から出力される電圧の高低により前記第2装具への制動力を変化させるので、前記第2装具の相対運動に対する制動力を遅滞なく制御して、摩擦力や粘性力を提示できる。
また、上記課題を解決するための力覚提示装置の他の構成として、前記制御手段は、前記運動状態検出手段により検出された運動状態の変化速度に応じて前記制動力付与手段に出力する電圧を変化させるので、前記第2装具の相対運動に対する制動力を遅滞なく変化させて、異なる摩擦力や粘性力を提示できる。
また、上記課題を解決するための力覚提示装置の他の構成として、前記制御手段は、前記制動力付与手段に一定の電圧を出力するので、人に摩擦力を提示できる。
力覚提示装置の構成図である。 装着具の分解斜視図である。 力覚提示装置の動作概念図である。 力覚提示装置の適用例を示す構成図である。
図1は、力覚提示装置1の一実施形態を示す構成図である。図1に示す力覚提示装置は、人体の上腕及び前腕に装着され、人の肘の動きに対して力覚を提示する。
力覚提示装置1は、概略、装着具2と、制御手段3とを備える。装着具2は、ユーザの腕に装着可能に構成され、ユーザの肘関節にトルクを付与することによって、ユーザの腕の動作に力覚を提示する。以下、装着具2の各部について説明する。
図2は、装着具の分解斜視図である。
装着具2は、第1装具としての上腕装具10と、連結部20と、前腕装具40と、力付与手段50とを備える。上腕装具10は、肘関節により連結される一方の節のユーザの上腕に固定される装具であって、基板11と、一対のリンクフレーム12,12と、連結フレーム14とを備える。基板11は、例えば、樹脂製の平板部材で構成され、腕に力覚を提示するための支点としてユーザの肩側に設けられる。基板11の一側面側には、一対のリンクフレーム12,12と連結フレーム14とが設けられる。
リンクフレーム12,12は、同一形状に形成され、ユーザの上腕に沿うように所定長さで基板11から延長する。リンクフレーム12は、例えば、樹脂製の長手方向を有する平板部材で構成され、先端側に板厚方向に貫通する貫通孔15を備える。一対のリンクフレーム12,12は、貫通孔15;15が同軸上に位置するように基板11から平行に延長する。連結フレーム14は、リンクフレーム12,12と平行に基板11から延長し、先端側に環状の環状枠16を備える。連結フレーム14は、環状枠16の中心がリンクフレーム12の貫通孔15と同軸となるように基板11に設けられる。
連結部20は、ジョイントフレーム21と、ポテンショメータ22と、ユーザの肘の外側に位置する力伝達手段23と、ユーザの肘の内側に位置する制動力付与手段24とを備える。なお、肘の内側とはユーザの体側を意味し、肘の外側とはユーザの体側とは逆側を意味する。
ジョイントフレーム21は、コ字状に形成され、上腕の肘側の後ろ側を支持する支持板26と、上腕の内側及び外側を挟むように支持板26から延長する一対の側板27,28とを備える。内側の側板27には、ポテンショメータ22を収容する収容部29を備える。収容部29は、側板27から円筒状に膨出するように設けられ、底部中央に貫通孔29Aを備える。
側板27,28には、ジョイントフレーム21を上腕に固定するためのバンドB1(図1参照)を通すバンド通し27A,28Bがそれぞれ設けられている。
ポテンショメータ22は、上腕装具10と前腕装具40との相互の運動である上腕装具10に対する前腕装具40の相対的な回転角度を検出するためのセンサであって、軸22Aを収容部29の貫通孔29Aから突き出すように収容部29に固定される。
力伝達手段23は、例えば、MRクラッチで構成される。MRクラッチは、円筒状のケース23Aと、ケース23Aに回転可能に支持され、ケース23Aの一方側に突出する軸23Bと、ケース23Aとの間に封入された磁性流体と、磁性流体に磁場を付与する磁場発生装置とを備える。MRクラッチは、磁場発生装置に電圧を印加するで磁性流体に対して磁場を発生させ、磁場によって磁性流体の粘性を変化させて、ケース23Aから軸23Bに伝達される回転力を制御する。力伝達手段23は、ケース23Aを有底筒状の収容ケース30に収容した上で、収容ケース30の外周を上述の連結フレーム14の環状枠16の内周に嵌装されたベアリング17を介して取り付けられる。つまり、力伝達手段23は、全体が連結フレーム14に対して回転可能に取り付けられている。
制動力付与手段24は、例えば、MRブレーキで構成される。MRブレーキは、MRクラッチと同様に、円筒状のケース24Aと、ケース24Aに回転可能に支持され、ケース24Aの一方側に突出する軸24Bと、ケース24Aとの間に封入された磁性流体と、磁性流体に磁場を付与する磁場発生装置とを備える。MRブレーキは、磁場発生装置に電圧を印加することで磁性流体に対して磁場を発生させ、磁場によって磁性流体の粘性を変化させて、ケース24Aに対する軸24Bの回転力に制動力を付与する。制動力付与手段24は、軸24Bがジョイントフレーム21の側板28の外側に固定され、ケース24Aが後述の前腕装具40に固定される。制動力付与手段24は、軸24Bの軸心がポテンショメータ22の軸22Aの軸心と同軸となるように側板28に取り付けられる。
なお、力伝達手段23及び制動力付与手段24は、上記MRクラッチ及びMRブレーキに限定されず、電圧の印加により電場を生じさせて内部に封入された電気粘性流体の粘性を変化させるERクラッチやERブレーキを用いても良い。
前腕装具40は、肘関節により連結される他方の節のユーザの前腕に固定される装具であって、内側リンクアーム41,外側リンクアーム42と、前腕フレーム43とを備える。内側リンクアーム41は、概略L字状の枠体であって、長軸側の端部に軸固定部41A、短軸側にフレーム固定部41Bを備える。軸固定部41Aは、扇状に形成され、力伝達手段23の軸23Bに固定される。軸固定部41Aには、ジョイントフレーム21を支持するための支持軸44が設けられる。支持軸44は、上腕装具10のリンクフレーム12;12の貫通孔15;15を貫通する円筒状の連結ジョイント46を介して、上述のジョイントフレーム21に取り付けられたポテンショメータ22の軸22Aと連結される。連結ジョイント46は、軸線方向に沿って延長する切欠46Aに、支持軸44に設けられた切欠き及びポテンショメータ22の軸22Aに設けられた切欠きを一致させることにより、支持軸44と軸22Aとを位置決めした状態で連結する。連結ジョイント46は、リンクフレーム12;12の貫通孔15;15に外周が回転可能に支持される。なお、支持軸44の扇中心は、軸固定部42Aの軸線と一致している。
外側リンクアーム42は、概略L字状の枠体であって、長軸側の端部に軸固定部42A、短軸側にフレーム固定部42Bを備える。軸固定部42Aは、円環状に形成され、制動力付与手段24のケース24Aの円形底面に同心となるように固定される。フレーム固定部42Bは、短軸に沿って先端側が開口する中空の中空箱状に形成される。
前腕フレーム43は、中央部が弓なりに形成された長手状の平板部材であって、内側リンクアーム41及び外側リンクアーム42を接続するように、フレーム固定部41B及びフレーム固定部42Bの下側に架け渡すように固定される。内側リンクアーム41のフレーム固定部41Bの中空部41C及び外側リンクアーム42のフレーム固定部42Bの中空部42Cには、前腕フレーム43に前腕をバンドB2(図1参照)で固定するためのバンドホルダ41D;42Dがそれぞれ取り付けられる。バンドホルダ41D及びバンドホルダ42Dには、バンドB2を通すバンド通し41d,42dが形成される。
力付与手段50は、力を発生するアクチュエータ51と、力を伝達するプーリ52とを備える。アクチュエータ51は、内部に供給される空気の圧力により径方向に膨張し、軸線方向に収縮する複数の人工筋肉装置53で構成される。具体的には、人工筋肉装置53は、例えば、軸線方向に沿って円筒状に配置された炭素繊維をラテックスゴムで被覆した筒状体からなり、この筒状体に空気を出し入れすることで、軸線方向に伸縮するように構成される。アクチュエータ51は、例えば、2つの人工筋肉装置53を例えば2つ直列に接続した人工筋肉ユニット54及び人工筋肉ユニット55の2組で構成される。人工筋肉ユニット54及び人工筋肉ユニット55は、後述のプーリ52の回転軸に対して力が拮抗するように配置される。
人工筋肉ユニット54及び人工筋肉ユニット55の一端側には、筒状体の内部に空気を出し入れするための空気入出パイプ54A及び空気入出パイプ55Aが取り付けられている。
この空気入出パイプ54Aから人工筋肉ユニット54に、空気入出パイプ55Aから人工筋肉ユニット55に供給する空気圧を調整することにより、人工筋肉装置53によって得られる弾性力が可変となる。つまり、人工筋肉ユニット54,55は、内部に供給される空気圧によって弾性力が変化する可変弾性体である。例えば、各人工筋肉装置53が許容する最大の内圧を付与することで、人工筋肉ユニット54,55の弾性力が最少となり、最大の剛性力を得ることができる。また、最大内圧よりも低い空気圧に設定することで、所望の弾性力が得られる。
人工筋肉ユニット54及び人工筋肉ユニット55は、空気入出パイプ54A及び空気入出パイプ55Aを基板11に設けられた孔11A;11Aにそれぞれ貫通させて固定することにより、連結フレーム14に沿うように固定される。人工筋肉ユニット54及び人工筋肉ユニット55の他端側は、例えば、非伸縮性のロープ56により連結される。なお、人工筋肉ユニット54及び人工筋肉ユニット55を構成する各筒状体の図示しない空気室には、例えば同じ圧力となるように、あらかじめ所定の内圧が空気供給装置によって付与される。このように、炭素繊維が軸線方向に沿って円筒状に配置され、この炭素繊維をラテックスゴムで被覆した筒状体に空気を出し入れすることで軸線方向に伸縮可能に構成された人工筋肉装置53を用いることにより、アクチュエータ51を軽量化することができる。
上述のアクチュエータ51は、上記軸方向繊維強化型の人工筋肉装置53に限定されず、弾性力が可変となるマッキベン型人工筋肉装置によって構成しても良い。また、圧縮型や伸長型のばねにより構成しても良い。
プーリ52は、外周にU字状又はV字状の凹溝52Aを有する円板からなり、回転中心が力伝達手段23の軸23Bの軸心と同軸となるように、力伝達手段23の収容される収容ケース30とともに力伝達手段23のケース23Aに固定される。この凹溝52Aには、人工筋肉ユニット54;55同士を連結するロープ56が掛けられる。人工筋肉装置53への空気の付与により、プーリ52にかけられたロープ56には所定の張力が負荷される。
なお、説明の便宜上、プーリ52とロープ56との間には滑りが生じないものとして説明するが、例えば、ロープ56に作用する張力を測定するセンサ、もしくは、ロープ56の移動量を測定するセンサとプーリ52の回転を測定するセンサとを設けて、ロープ56とプーリ52との間に滑りを生じさせるように、人工筋肉ユニット54,55に供給する空気圧を制御するようにしても良い。
このようにプーリ52の回転軸に対して人工筋肉ユニット54及び人工筋肉ユニット55の力を拮抗させることで、プーリ52の回転する軸周り、すなわち肘の関節に剛性を与えることができる。
上記構成によれば、装着具2は、上腕装具10の連結フレーム14に取り付けられた力伝達手段23の軸23Bに前腕装具40の内側リンクアーム41を固定することで、上腕装具10に対して内側リンクアーム41が回転可能に取り付けられる。この内側リンクアーム41に設けられた支持軸44を、連結ジョイント46を介してポテンショメータ22の軸22Aと連結することで、ポテンショメータ22のケース22Bが固定されたジョイントフレーム21が支持軸44によって回転可能に支持される。さらに、ジョイントフレーム21の側板28に軸24Bが固定された制動力付与手段24のケース24Aに取り付けられた外側リンクアーム42と、内側リンクアーム41とを前腕フレーム43により接続することにより、前腕装具40が上腕装具10に対して回転可能に構成される。つまり、上腕装具10に取り付けられた力伝達手段23の軸23Bの軸線と、ポテンショメータ22の軸22Aの軸線と、制動力付与手段24の軸24Bとが同軸上に設けられている。この軸は、ユーザの上腕と前腕とが回転する肘の回転軸と一致し、この軸まわりに上腕装具10と前腕装具40とが相対的に回転する。
制御手段3は、演算手段としてのCPU、提示する力の種類に応じて力伝達手段及び制動力付与手段を制御するプログラム等を記憶するROM、及び各種センサからの入力値や演算結果を一時的に記憶するRAM等の記憶手段を含むマイクロコンピュータを備える。
制御手段3は、ポテンショメータ22等の運動状態検出手段を構成するセンサから出力される出力値に応じて力伝達手段23及び制動力付与手段24に出力する電圧値を制御する。
また、制御手段3は、上腕装具10に対して前腕装具40が回転動作したときにポテンショメータ22から出力される上腕装具10に対する前腕装具40の相対的な角度の変化速度、いわゆる角速度を算出する。
以下、力覚提示装置1の動作について説明する。図3(a)乃至(d)は、力覚毎の動作を示す装着具2の構成を簡略化した動作概念図である。なお、同図に示す21及び11(10)は、力伝達手段23を介して力付与手段50による力及び制動力付与手段24による力を、前腕装具40を介してユーザに作用させるときの反力を支持する支点であり、それぞれジョイントフレーム、前腕装具である。
[無負荷の提示]
図3(a)に示すように、ユーザに対して無負荷を提示する場合、制御手段3から力伝達手段23及び制動力付与手段24に電圧を出力しないことで、上腕装具10に対して前腕装具40が無負荷で回転することにより、ユーザの腕の動作に抵抗のない無負荷状態を提示できる。すなわち、力伝達手段23の軸23B及び制動力付与手段24の軸24Bのケース23A及びケース24Aに対する回転を自由にしておくことで、ユーザが腕を屈伸してもユーザには力付与手段50による力や制動力付与手段24による制動力が上腕装具10や前腕装具40に作用しないため、ユーザによる腕の動作に抵抗のない無負荷状態を提示できる。このような無負荷の提示は、従来のようにDDモータにより力覚を提示するように構成された装置では、ユーザに対して違和感なく提示することができない。すなわち、無負荷を提示するようにDDモータに電圧を出力しないようにしても、基本構造がモータであるためバックトルクが発生し、ユーザに対して抵抗力を感じさせてしまうことになる。一方、本発明の力覚提示装置では、DDモータ等のようなモータ構造を有するアクチュエータを使用していないため、バックトルクが発生せず、ユーザに対して自然な無負荷を提示することができる。
[粘性力の提示]
図3(b)に示すように、粘性力を提示する場合、力伝達手段23には電圧を出力せず、制動力付与手段24にのみ所定の電圧を出力する。具体的には、制御手段3は、ポテンショメータ22から逐次出力される角度の変化量(前腕装具40が回転するときの角速度)を求め、この変化量に対応する電圧を制動力付与手段24に出力する。つまり、ユーザが肘を屈伸するときに上腕の肘側に固定されたジョイントフレーム21に対して回転する前腕装具40の回転状態に応じて、制動力付与手段24に出力する電圧の電圧値を変化させ、上腕装具10に対して回転する前腕装具40に異なる大きさの制動力を付与することにより、ユーザに対して粘性力を提示することができる。制動力付与手段24に出力する電圧値は、例えば、角速度の変化速度が一定となるような制動力を付与するように制御される。なお、制御手段3から制動力付与手段24に出力される電圧値は、制御手段3にあらかじめ記憶させた演算式により算出される。
このように、制動力付与手段24に出力する電圧値を上腕装具10と前腕装具40との間の相互の運動状態に基づいて変化させることで、制動力付与手段24を構成するMRブレーキに発生する磁場の大きさを変化させ、磁性流体の粘性を変化させることにより、磁性流体の粘性の変化をユーザの力覚の粘性力として提示することができる。この粘性力は、ユーザの動作中に提示される力である。
[摩擦力の提示]
摩擦力を提示する場合、上述の粘性力の提示と同様に、力伝達手段23には電圧を出力せず、制動力付与手段24に所定の一定電圧を出力し、MRブレーキの磁場の大きさを一定にすることで、ユーザの運動に対して一定の力、すなわち摩擦力を提示することができる。
[弾性力の提示]
図3(c)に示すように、弾性力を提示する場合、制動力付与手段24には電圧を出力せず、力伝達手段23に所定の一定電圧を出力することで、ユーザに対して人工筋肉ユニット54又は人工筋肉ユニット55の弾性力が伝達されるため、ユーザに対して弾性力(剛性力)を提示することができる。
例えば、力伝達手段23を構成するMRクラッチの許容する最大電圧を出力した場合には、ケース23Aに対して軸23Bの回転がロックされる。この状態において、ユーザが肘関節を屈伸しようとした場合、ユーザの屈伸させる力によって力伝達手段23の全体が連結フレーム14の環状枠16に対して回転する。さらに、力伝達手段23の回転によりプーリ52が回転し、プーリ52に架け渡されたロープ56がプーリ52とともに回転することによってユーザには人工筋肉ユニット54又は人工筋肉ユニット55のいずれかを引っ張る張力が弾性力となって伝達されることになる。つまり、人工筋肉ユニット54又は人工筋肉ユニット55の剛性が、弾性力となってユーザに提示される。
また、力伝達手段23に出力する電圧値を0Vより大きく最大電圧値よりも小さくした場合、電圧値に応じた力を軸23Bに作用させることで軸23Bとケース23Aとの間の回転を許容させることができる。例えば、ユーザの肘の屈伸により前腕装具40を回転させた回転力は、力伝達手段23の軸23Bに入力される。この軸23Bに入力された回転力は、人工筋肉ユニット54又は人工筋肉ユニット55に直接伝達されず、ケース23Aとの間に回転を生じつつ、人工筋肉ユニット54又は人工筋肉ユニット55に伝達されるため、最大の電圧値を出力したときに比べて、人工筋肉ユニット54,55の弾性力よりも小さい弾性力を提示することができる。この弾性力は、ユーザの運動、すなわちポテンショメータ22で検出される角度の変化量に比例した力であり、ユーザの物体と接触したときの力覚の提示を可能にする。
[弾性力及び粘性力の提示]
弾性力及び粘性力を提示する場合、図3(d)に示すように、力伝達手段23には所定の一定電圧を出力し、制動力付与手段24には第2装具の回転する角速度に応じた電圧を出力することで、上述したような弾性力及び粘性力を組み合わせた力覚をユーザに提示することができる。これにより、弾性力及び粘性力の両方を提示することができるので、ユーザに対してより臨場感のある力覚の提示が可能となる。
図4は、本発明に係る力覚提示装置1の適用例を示す構成図である。
上述の力覚提示装置1は、例えば、仮想空間を提供する仮想空間制御装置100と接続され、この仮想空間制御装置100により提供される仮想空間とリンクした力覚をユーザに提示する。仮想空間とは、人の視覚に対して実際の空間とは異なる空間を実際の空間内に表現された空間である。
仮想空間制御装置100は、プロジェクター101と、動作検出装置102と、制御コンピュータ103とを備える。
プロジェクター101は、実際の室内に仮想空間を映し出す装置であって、室内にいるユーザの視覚を通じて、実際の室内とは異なる構造の仮想空間を認識させる。動作検出装置102は、実際の室内の天井や壁部に設けられた複数の位置センサ、例えばカメラにより構成され、空間内におけるユーザの体の各位置を検出する。制御コンピュータ103は、プロジェクター101、動作検出装置102、及び力覚提示装置1の制御手段3と例えば無線により接続される。制御コンピュータ103は、プロジェクター101に対して、実際の室内に映し出す映像を出力する。また、制御コンピュータ103は、動作検出装置102により検出された人の動きと、プロジェクター101に映写された映像との対応を比較判定することにより、ユーザの動作が仮想空間の構成に対応するように力覚提示装置1を制御する。
例えば、プロジェクター101により実際の室内に仮想空間における仮想扉が映し出され、上述の力覚提示装置1の装着具2を腕に装着したユーザが、仮想扉を開けようとしているものとする。この仮想扉は、例えば、ヒンジに設けられたスプリングの付勢力により自動的に元の位置に戻る押し開き戸であり、ドアダンパーが取り付けられている。ユーザが仮想扉を開けようする動作は、動作検出装置102により検出され、制御コンピュータ103に出力される。制御コンピュータ103は、動作検出装置102により検出された仮想室内における人の位置、具体的には人の腕の位置と仮想扉の位置とを比較する。この比較によりユーザの腕が仮想扉を開けようと動作しているものと判定した場合、ユーザの装着した力覚提示装置1の制御手段3に制御信号を出力して、仮想扉を開けるときの力覚を提示するように装着具2の力伝達手段23及び制動力付与手段24を制御する。ユーザの動作は、逐次動作検出装置102により検出される。
そして、力覚提示装置1の制御手段3は、動作検出装置102により検出された腕の動作に対応して、ユーザが腕を伸ばして仮想扉を押し開く動作に応じて、仮想扉のヒンジに設けられたスプリング及びドアダンパーによる抵抗がユーザに提示されるように、力伝達手段23及び制動力付与手段24に所定の電圧値を制御する。このときユーザに対して提示される力覚には、例えば、押し開き戸を押したときのドアの重さやドアダンパーの重さなどの複数の力が合成されるように制御される。つまり、ドアの重さを人工筋肉ユニット54及び人工筋肉ユニット55の弾性力によって提示するように、力伝達手段23に所定の電圧を出力するとともに、ドアダンパーの重さを制動力付与手段24に出力する電圧値の変化によって粘性力を提示することで、複数の力の合成を提示することができる。
上記実施形態では、ポテンショメータ22によりユーザの運動状態を検出し、提示すべき力覚を制御するものとして説明したが、ユーザが肘を屈伸するときの運動状態を示す力を検出するセンサ、例えば、ひずみセンサ等を連結ジョイント46の外周に取り付け、ユーザの動作による上腕装具10に対する前腕装具40の回転トルクを検出するようにしてもよい。このような構成でも、前腕装具40が上腕装具10に対して回転するときの角速度及び回転トルクに基づいて、無負荷、粘性力、摩擦力、弾性力、弾性力及び粘性力等のユーザに対して提示すべき力覚が、前腕装具40を介して伝達されるように、制御手段3から力伝達手段23及び制動力付与手段24に出力する電圧値を制御することで、ユーザに対してより精度の良い力覚を提示することができる。
また、上記実施形態では、人工筋肉ユニット54及び人工筋肉ユニット55に所定の空気圧を印加するとして説明したが、提示すべき力覚に応じて人工筋肉ユニット54及び人工筋肉ユニット55に供給する空気圧を変化させるようにしても良い。このように構成することで、前腕装具40が上腕装具10に対して回転するときの角速度及び回転トルクに基づいて、力付与手段50からユーザに付与される力が、例えば、ユーザの運動方向と一致するように力伝達手段23及び制動力付与手段24を制御して、ユーザの運動に対して補助力を作用させることもできる。
なお、上記実施形態では、ユーザに対して力覚を提示するための装着具2をユーザの腕に装着するように構成したが、腕に限定されず、肩や足、指等の人の関節により連結された節同士であればいずれに適用しても良い。
また、上記実施形態では、ユーザの肘の回転軸と同軸上に力伝達手段23及び制動力付与手段24を設けるように構成したが、例えば、回転運動を直線運動に変換するリンク機構を介して力伝達手段23による力の伝達、及び制動力付与手段24による制動力を付与するようにしても良い。
1 力覚提示装置、2 装着具、3 制御手段、10 上腕装具、
21 ジョイントフレーム、22 ポテンショメータ、23 力伝達手段、
24 制動力付与手段、40 前腕装具、
50 力付与手段、54;55 人工筋肉ユニット。

Claims (7)

  1. 一方の節に装着された第1装具と、
    前記一方の節に対して関節を介して回転する他方の節に装着され、前記第1装具に対して相対運動可能に連結された第2装具と、を備え、
    前記一方又は他方の節の相対運動に応じた力覚を提示する力覚提示装置であって、
    前記第1装具及び第2装具間の相互の運動状態を検出する運動状態検出手段と、
    前記第1装具に対する前記第2装具の相互運動に力を付与する力付与手段と、
    前記力付与手段から前記第2装具への力の伝達を制御する力伝達手段と、
    前記第1装具に対する前記第2装具の相対運動に制動力を付与する制動力付与手段と、
    前記運動状態検出手段により検出された運動状態の変化に基づいて、前記力伝達手段及び前記制動力付与手段を制御し、前記力付与手段から前記第2装具に伝達される力、又は前記第2装具の相対運動に対する制動力を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする力覚提示装置。
  2. 前記力付与手段は、可変弾性体からなることを特徴とする請求項1に記載の力覚提示装置。
  3. 前記可変弾性体は、内部に供給される空気の圧力により径方向に膨張し、軸線方向に収縮するアクチュエータからなることを特徴とする請求項2に記載の力覚提示装置。
  4. 前記力伝達手段は、前記制御手段から出力される電圧の高低により前記力付与手段から第2装具に伝達する力を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の力覚提示装置。
  5. 前記制動力付与手段は、前記制御手段から出力される電圧の高低により前記第2装具への制動力を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の力覚提示装置。
  6. 前記制御手段は、前記運動状態検出手段により検出された運動状態の変化速度に応じて前記制動力付与手段に出力する電圧を変化させることを特徴とする請求項5に記載の力覚提示装置。
  7. 前記制御手段は、前記制動力付与手段に一定の電圧を出力することを特徴とする請求項5に記載の力覚提示装置。
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