JP2019126668A - アシスト装置の制御方法及びアシスト装置 - Google Patents

アシスト装置の制御方法及びアシスト装置 Download PDF

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Abstract

【課題】人の動作をアシストするアシスト装置に好適な制御方法及びアシスト装置を提供する。【解決手段】支援対象の関節の屈伸動作に合わせて屈伸可能に設けられたリンク機構と、支援対象の動作に伴なう関節の動作状態に応じて、リンク機構の回転に所定の駆動力を付与するアクチュエータと、を有し、アクチュエータの駆動を制御することで支援対象の関節に補助力を付与するアシスト装置の制御方法であって、支援対象の動作状態に応じて、リンク機構の回転における粘性及び剛性が変化するようにアクチュエータを制御するようにした。【選択図】図7

Description

本発明は、アシスト装置の制御方法及びアシスト装置に関し、特に、人の動作を補助するアシスト装置の制御に好適な制御方法及びアシスト装置に関する。
近年、特許文献1に示すような、 医療系のトレーニングシステムやリハビリテーション等の人の動作や、作業時の人の動作を補助するアシストスーツ(アシスト装置)が知られている。
特開2005−230099号公報
アシスト装置では、アクチュエータの駆動によりアシスト力(支援)を得ているが、従来のアクチュエータの制御方法では、人がアシスト装置からアシスト力を受けたときに、その動作に対するアシスト力に違和感を生じさせる場合がある。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、人の動作をアシストするアシスト装置に好適な制御方法及びアシスト装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのアシスト装置の制御方法として、支援対象の関節の屈伸動作に合わせて屈伸可能に設けられたリンク機構と、支援対象の動作に伴なう関節の動作状態に応じて、リンク機構の回転に所定の駆動力を付与するアクチュエータとを有し、アクチュエータの駆動を制御することで支援対象の関節に補助力を付与するアシスト装置の制御方法であって、支援対象の動作状態に応じて、リンク機構の回転における粘性及び剛性が変化するようにアクチュエータを制御する態様にした。
本態様によれば、支援対象の動作状態に応じて、リンク機構の回転における粘性及び剛性が変化するようにアクチュエータが制御されるため、支援対象の動作状態に対して追従するように自然な補助力を付与できるので、支援対象に対して違和感のない補助力を提供できる。
また、他の態様として、粘性及び剛性を、支援対象の動作における関節のトルクの増減に応じて設定することにより、より支援対象の動作に親和性の高い補助力を提供できる。
また、他の態様として、支援対象の動作が停止段階にあるときには、粘性及び剛性を、支援対象の動作における関節のトルク及び角加速度の増減に応じて設定することにより、支援対象の動作の開始時から停止時までの一連の動作において滑らかな補助力を提供できる。
また、他の態様として、支援対象を人とし、リンク機構を人に装着することにより、人に対して親和性の高い補助力を提供でき、違和感を生じさせることなく動作を支援することができる。
また、上記課題を解決するためのアシスト装置の構成として、支援対象の関節の屈伸動作に合わせて屈伸可能に設けられたリンク機構と、支援対象の動作に伴なう関節の動作状態に応じて、リンク機構の回転に所定の駆動力を付与するアクチュエータと、アクチュエータの駆動を制御することで支援対象の関節に補助力を付与する制御装置とを備え、制御装置が、支援対象の動作状態に基づいて、リンク機構の回転における粘性及び剛性が変化するようにアクチュエータを制御する構成とした。
本構成によれば、支援対象の動作状態に応じて、リンク機構の回転における粘性及び剛性が変化するようにアクチュエータが制御されるため、支援対象の動作状態に対して追従するように自然な補助力を付与できるので、支援対象に対して違和感のない補助力を提供できる。
アシスト装置の一実施例を示す図である。 人工筋肉の構成を示す図である。 MRブレーキの外観斜視図及び断面図である。 膝の屈伸動作における剛性データ及び粘性データを作成するためのサンプリング動作を示す図である。 膝関節のトルクを算出するためのモデル図である。 生物の動作時の粘弾性と筋張力の関係を示すグラフである。 サンプリング動作に基づいて算出した剛性データ及び粘性データを示す図である。 人の動作段階に対する剛性及び粘性の関係を纏めた表である。 主制御装置のアシスト動作の処理を示す図である。 評価実験の結果を示す図である。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
以下、本発明の実施の形態について、各図に基づき説明する。図1は、脚部、膝の屈伸(曲げ伸ばし)動作を支援するアシスト装置の一例を示している。同図に示すアシスト装置1は、支援対象を人とした、いわゆる外骨格型のアシスト装置であり、人の動作を支援するための支援ロボットである。外骨格型の装具とは、人体における骨格をアシスト装置の動作において構造的要素として利用せずに、人体に装着されることにより、人体における骨と骨のつながりを1つのリンク機構とみなしたときに、それと同様の動作を独立して動作して関節における屈伸動作をアシストする。
なお、以下の実施形態では、アシスト装置1を人体の脚部に適用した例を示すが、本アシスト装置1は、肘関節を中心とする腕部や腰椎を中心とする腰部等、屈曲した状態と伸展した状態を取り得る部位であればいかなる部位にも適用可能である。
アシスト装置1は、大腿部及び下腿部にアシスト力(補助力)を作用させる駆動機構4と、駆動機構4の動作を制御する制御機構8とで構成される。
駆動機構4は、概略、フレーム2、人工筋肉40、ワイヤ46、MRブレーキ42、プーリー44と、角度センサ48とを備える。
フレーム2は、大腿部に装着される大腿フレーム20と、下腿部に装着される下腿フレーム22とで構成される。大腿フレーム20は、大腿部の外側側部に沿って太ももの付け根から膝関節まで延長する剛体であって、固定ベルト3;3等により大腿部に固定される。大腿フレーム20の腰部側には、人工筋肉40を取り付けるための図外の取付部、足末側には、MRブレーキ42を取り付けるための図外の取付部がそれぞれ設けられている。
下腿フレーム22は、膝関節から下腿部の外側側部に沿って延長する剛体であって、固定ベルト3等により足首側が下腿部に固定される。下腿フレーム22の腰部側には、MRブレーキ42を取り付けるための図外の取付部を備え、MRブレーキ42を介して大腿フレーム20に対して回転可能に接続される。
なお、固定ベルト3は、例えば、非伸縮性の帯からなり、延長方向の端部には固定手段として機能する面ファスナー、一方の表面には図外のクッション材等を備え、人体との緩衝を測りつつ大腿フレーム20及び下腿フレーム22を人体に固定する。
図2は、人工筋肉40の構成を示す図である。人工筋肉40は、流体の供給により軸方向に伸縮するアクチュエータである。本実施形態では、人工筋肉40には、軸方向繊維強化型人工筋肉が適用される。人工筋肉40は、例えば天然のラテックスゴムからなる円筒体50にカーボン繊維シート52を内挿した構成である。カーボン繊維シート52は、複数のカーボン繊維51が円筒体50の軸方向に沿って配向されており、円筒体50の軸方向への伸長を拘束する。円筒体50の両端は、端子部材53A;53Bにより閉塞される。これにより、円筒体50の内周側には気室56が形成される。一方の端子部材53Aには、気室56に連通する空気流通口55が設けられ、後述の人工筋肉制御装置80から延長するチューブが接続される。円筒体50の外周には、複数のリング54が軸方向に均等な間隔で設けられる。上記構成からなる人工筋肉40の気室56内に流体の一例としての空気を供給した場合、円筒体50は、図2(b)に示すように、リング54に区画された複数の瘤を有するように半径方向に膨張するとともに、カーボン繊維シート52の拘束力によって軸方向に収縮する。また、気室56内の空気を排気することによって図2(a)に示すように、自然長に復帰(伸長)する。
このような構成の人工筋肉40を用いることによりアクチュエータを軽量化することができると共に、立上り動作に応じたアシスト力の変化を得ることができる。人工筋肉40には、収縮ストロークに対する出力特性(牽引力)が、収縮初期に大きく、収縮末期に向けて徐々に小さくなるという特性がある。この特性は、人の立上り動作では、動作初期には大きな力が必要とされ、立上り動作の進行に伴ない必要とされる力が徐々に小さくなるという人の特性にちょうど対応しており、アシスト力を得るための動力源(駆動力発生手段)として好ましい。また、人工筋肉40の内部に供給される流体の圧力を調整することにより、牽引力を変化させることができるとともに、弾性素材で構成されるため柔軟性を有するため、人の筋肉に近い駆動力を得ることができ、その軽量さにより装着時の人への負担を軽減できる。
なお、以下の説明では、軸方向の伸張及び収縮によって人工筋肉40の動作状態を示す。
図1に示すように、人工筋肉40;40は、一端側が大腿フレーム20の腰部側の取付部に人の前後方向に並列に固定される。他端側には、ワイヤ46の各端部がそれぞれ接続される。即ち、一方の人工筋肉40の収縮による牽引力が、他方の人工筋肉40に作用するように拮抗配置される。
ワイヤ46は、例えば、金属製に限らず有機繊維を撚り合わせた化繊のものであっても良い。ワイヤ46は、張力が付加されたときに伸長性の少ない素材のものが好ましい。また、耐久性を考慮した場合、金属製や非金属性の無機繊維のもが好ましく、重量の観点からは、有機繊維を撚り合わせた化繊のものが好ましい。
図3は、MRブレーキ42の外観斜視図及び断面図である。MRブレーキ42は、磁気粘性流体を利用したデバイスであって、内部に封入された磁気粘性流体への磁場の印加により10ms程度の応答速度で摩擦係数を変化させることができるように構成される。MRブレーキ42は、円盤状に形成され、ケース60の中央に設けられた収容部62にコア64が収容される。収容部62は、一側面から筒状に窪む凹部として形成される。コア64は、収容部62の内部に挿入される軸部64Aと、収容部62の開口を閉塞するように設けられる円板部64Bとを備える。コア64は、軸部64Aの先端側がケース60に対して回転自在に取り付けられる。軸部64Aの外周には、コイル66が設けられる。さらに、コイル66の外周には複数の円盤状のディスク68が回転不能に取り付けられている。コア64が収容されたケース60の収容部62の空間には、磁性流体69が封入される。MRブレーキ42は、コイル66に電圧が印加されていない状態では、ケース60に対してコア64が自在に回転し、コイル66に電圧が印加された状態では、コイル66により生じる磁場が磁性流体に影響を及ぼし、コア64の自在な回転に制動を与え、コイル66に許容される最大電圧を印加することで、磁性流体が固化してケース60とコア64とが一体化して回転する。MRブレーキ42は、上述のように、応答速度が数十ミリ秒と高く、また、高出力、バックドライバブルという特徴を有する。コア64が固定側、ケース60が回転側として取り付けられる。
図1に示すように、MRブレーキ42は、コア64側が大腿フレーム20の足末側の取付部に、ケース60側が下腿フレーム22の取付部にそれぞれ固定される。これにより、大腿フレーム20と下腿フレーム22とは、MRブレーキ42を介して回転可能に接続され、膝の屈伸動作に合わせて屈伸する一つのリンク機構を構成する。MRブレーキ42に固定された下腿フレーム22の取付部には、プーリー44が固定される。
プーリー44は、回転中心がMRブレーキ42の回転軸と同軸上に位置するように下腿フレーム22に取り付けられる。プーリー44には、拮抗配置された人工筋肉を連結するワイヤ46がたるみなく架けられる。したがって、拮抗配置された人工筋肉40A;40Bの一方を他方よりも大きくを収縮させることで、プーリー44に巻き付けられたワイヤ46が一方の人工筋肉40A側や他方の人工筋肉40B側に移動してプーリー44が従動的に回転する。プーリー44の回転に伴ない、下腿フレーム22がプーリー44と共に大腿フレーム20に対して回転して屈伸動作のアシストが可能となる。
角度センサ48は、大腿フレーム20に対する下腿フレーム22の回転角度を検出するための角度検出手段である。角度センサ48は、大腿フレーム20に対する下腿フレーム22の回転を検出可能に設けられる。角度センサ48は、例えば、エンコーダ等により構成され、検出した回転角度を制御機構8に出力する。
なお、人工筋肉40の配置は、上記形態に限定されず、プーリー44を従動的に回転可能に拮抗配置されていれば良く、例えば、下腿部側の下腿フレーム22に取り付けても良く、適宜変更可能である。
上記構成の駆動機構4によれば、一方の人工筋肉40にのみ空気を供給、或いは一方の人工筋肉40と他方の人工筋肉40とに異なる圧力の空気を供給することにより、圧力の高い人工筋肉40側にワイヤ46が移動してプーリー44を回転させる。プーリー44の回転により下腿フレーム22が大腿フレーム20に対して回転する。即ち、人工筋肉40;40の間に供給する空気に圧力差を設けることで、大腿フレーム20に対する下腿フレーム22の回転角度θを制御することができる。また、同じ圧力差であっても、各人工筋肉40;40に供給する圧力を高く、或いは、低く設定することで、大腿フレーム20に対する下腿フレーム22のトルクτ及び剛性Kを制御することができる。即ち、拮抗配置された人工筋肉40;40は、剛性力発生手段として機能する。
さらに、プーリー44の回転時にMRブレーキ42に電圧を印加することで、プーリー44の回転に抵抗を生じさせることができる。即ち、人工筋肉40;40の駆動に、粘性力を生じさせるアクチュエータであり、粘性力付与手段として機能する。
なお、以下の説明では、圧力の高い空気が供給される側の人工筋肉40を主動筋、圧力の低い空気が供給される側の人工筋肉40を拮抗筋等として示す場合がある。
図1に示すように、制御機構8は、人工筋肉制御装置80と、MRブレーキ制御装置82と、人工筋肉制御装置80及びMRブレーキ制御装置82を制御する主制御装置84と、を備える。
人工筋肉制御装置80は、主制御装置84から出力される信号に基づいて、人工筋肉40;40内の流体の圧力を制御する。具体的には、各人工筋肉40A;40Bの気室56の圧力が主制御装置84により人工筋肉40A;40B毎に設定された圧力となるように、各人工筋肉40A;40Bの気室56内の空気の供給及び排出を制御する。
MRブレーキ制御装置82は、主制御装置84と接続され、主制御装置84から入力される信号に基づいて、調整した電圧をMRブレーキ42に出力する。
主制御装置84は、いわゆるコンピュータであって、ハードウェア資源として設けられたCPU等の演算処理手段、ROM,RAM等の記憶手段、ユーザーの手動操作により操作される操作パネルやスイッチ等の入力手段が接続される入力インターフェースを備える。
記憶手段には、人工筋肉40A;40B及びMRブレーキ42の駆動を制御するためのプログラムや目標値設定データが格納される。演算処理手段が、記憶手段に格納されたプログラムに従って各処理を実行することにより、後述の各手段として機能する。
指令値設定データは、アシスト動作において人工筋肉40A;40B及びMRブレーキ42を動作させるための指令値を設定するためのデータであって、アシストの対象となる動作毎に設定される。以下で説明する指令値設定データは、膝関節の屈伸動作をアシストすることを目的として作成されたものである。目標値設定データは、目標剛性データ(単に剛性データともいう)と、目標粘性データ(単に粘性データともいう)とを含んで構成される。
人の関節の動作における人の粘弾性制御についての知見として、粘弾性は、運動の負荷トルクに比例することが知られている。特に、運動の起伏時(開始段階)には、拮抗筋の活動レベルを低下させて粘弾性を低下させ、運動の停止時(停止段階)には、拮抗筋と主導筋の同時活動により粘弾性を増加させることが知られている。そこで、アシスト動作における目標剛性値及び目標粘性値が人の動作における関節のトルクの増減に応じて増減するように設定した。即ち、目標剛性値及び目標粘性値は、人の動作における関節のトルクの増減に基づいて設定される。本実施形態では、トルクτに比例し、かつ運動の停止時にのみ高めるように設定する。なお、運動の停止時は、人の関節の動作において、関節の角速度と角加速度が異符号のときに判定することができる。
以下、剛性データ及び粘性データの作成方法について説明する。図4は、膝の屈伸動作における剛性データ及び粘性データを作成するためのサンプリング動作を示す図である。
まず、剛性データ及び粘性データの作成にあたり、図4に示すように、膝の屈伸動作、例えば、足首の近傍に負荷を装着し、目標位置に足が屈伸するように、人が腰かけた状態で膝を直角に屈曲させた状態から膝を目標位置まで伸展させる振り上げ動作、振り上げにより膝が伸展した状態を維持する維持動作、維持状態から膝を目標位置の直角に屈曲させた状態に戻す振り下げ動作、そして膝を直角に屈曲させた状態で待機する待機動作を行い、屈伸動作に伴なう膝関節の実角度、及びその角度に応じたトルクを取得する。トルクτは、トルクセンサ等を用いて直接計測しても良く、また、図5に示すように、膝関節周りをモデル化して算出したものでも良い。
次に、上述の実際の膝の屈伸動作により取得された実角度θ及びトルクτとともに以下の式を用いて剛性データ及び粘性データを作成する。
Figure 2019126668
Figure 2019126668
Figure 2019126668
Figure 2019126668
上記、式(1)乃至(4)におけるθ′は角速度、θ″は角加速度であり、人の関節の角度変化、即ち、角度センサ48により検出される角度の変化により算出される。また、A(トルクに対する重み係数)、B(粘弾性の振幅係数)、K(装置の最低剛性(基底剛性))は、アシストする動作に応じて設定される定数であって、本例では、膝の屈伸動作に対応して設定される。なお、トルクに対する重み係数Aには、0<A<1の範囲の数値が設定される。
以下、上記式について説明する。式(1)及び式(2)は、目標剛性値Kを算出するための式であり、式(3)及び式(4)は、目標粘性値Dを算出するための式である。
式(2)は、関節の運動状態を示す角速度θ′及び角加速度θ″が同符号のとき、即ち、運動の開始時において剛性を高めなくて良いときの目標剛性値を算出する。
式(1)及び式(2)におけるτは、ある運動(ここでは膝の屈伸動作)で出力される最大トルク、τは、その運動時のトルク(実トルクという)である。|τ/τ|は、ある運動における最大トルクτで、そのときの実トルクτを正規化したものであり、最大トルクτに対する実トルクτの割合を示している。つまり、式(2)で算出される目標剛性値Kは、実トルクτに比例するものとして算出される。
また、角速度θ′と角加速度θ″とが異符号となる停止時には、目標剛性値Kを式(1)により算出する。θ″は、その運動(ここでは膝の屈伸動作)で出力される最大角加速度、θ″は、その運動時の角加速度(実角加速度)である。
|θ″/θ |は、ある運動(ここでは膝の屈伸動作)で生じる最大角加速度θ で、そのときの実角加速度θ″を正規化したものであり、最大角加速度θ に対する実角加速度θ″の割合を示している。つまり、式(1)で算出される目標剛性値Kは、トルクτ及び実角加速度θ″に比例し、実角加速度θ″が大きくなるほど目標剛性値Kを上げるように算出される。
式(3),式(4)により算出される目標粘性値Dについても、目標剛性値Kの算出と同様に、実トルクτと実角加速度θ″に依存する。
式(1)乃至式(4)によれば、目標剛性Kと目標粘性Dとの関係は、目標剛性Kが大きくなれば目標粘性Dも大きくなり、目標剛性Kが小さくなれば目標粘性Dも小さくなる関係にある。また、上述のように、人の粘弾性制御は、運動の負荷トルクに比例し、運動の開始時には、拮抗筋の活動レベルを低下させて粘弾性を低下させ、運動の停止時には、拮抗筋と主導筋の同時活動により粘弾性を増加させており、式(1)乃至式(4)により算出される目標剛性値K及び目標粘性値Dの変化に一致する。
さらに、生物の動作時の粘弾性と筋張力の関係に着目すると、生物の動作は、図6に示すように、粘弾性と筋張力(剛性)とが比例することが知られており、この点についても式(1)乃至式(4)により算出される目標剛性値K及び目標粘性値Dの変化に一致している。
図7は、サンプリング動作によって得られた実角度及びトルクτを式(1)乃至式(4)に適用して、算出した剛性データ及び粘性データを示す図である。
同図に示すように、剛性データ及び粘性データは、人の動作に対して時間軸に滑らかに連続するとともに、時間軸に直交する縦軸(剛性軸,粘性軸)方向に変化していないため、アシスト動作において違和感を生じさせる不連続な変化がない。不連続とは、剛性データ及び粘性データの縦軸方向に沿った変化をいう。剛性データ及び粘性データは、上述のように人の実際の動作に基づいて算出されたものであるため、人との親和性が高く、人に違和感を生じさせることなくアシスト力を提供することが可能となる。
図7に示す結果を踏まえ、膝の一連の屈伸動作に含まれる動作を「1.運動の開始時」、「2.運動の停止時」「3.脱力時(運動を伴わない)」「4.保持時(ある運動を保持している段階)」の4つの動作フェーズ(動作段階)に分類することで、人の動作に対して人の動作を阻害しないようにアシスト力を提供するために、駆動機構4の制御において設定すべき剛性K及び粘性Dの関係について一般化すると、図8の表に示すことが言える。
即ち、運動の開始時では、目標剛性値及び目標粘性値を小さくし、運動の停止時では目標剛性値及び目標粘性値を大きくする。また、運動のない脱力時では、剛性及び粘性を小さくし、運動の保持時には、目標剛性値及び目標粘性値が大きくなるように、剛性データ及び目標データを設定すると良い。
図9は、主制御装置84のアシスト動作の処理を示す図である。
本実施形態に係る主制御装置84による人工筋肉40A;40B及びMRブレーキ42の制御処理は、大きく分けてインターフェース階層と、可変粘弾性階層と、FFコントローラ階層とに階層化され、インターフェース階層から可変粘弾性階層を経てFFコントローラ階層に至る処理を繰り返すことで、駆動機構4によるアシスト動作を制御する。
インターフェース階層は、主制御装置84に接続された入力手段を介して入力される情報を処理し、入力された情報に基づいて、アシスト動作の開始や種別を設定し、可変粘弾性階層に指令を出力する。即ち、インターフェース階層は、アシスト動作設定処理手段として機能する。本実施形態では、説明の便宜上、入力手段をスイッチとし、スイッチの操作によりアシスト動作の要否がインターフェース階層に入力されるものとする。この場合、スイッチの操作が要のときに、アシスト動作指令が、可変粘弾性階層に出力され、スイッチの操作が否のときにはアシスト動作指令は出力されない。なお、入力手段は、上記スイッチに限定されず、適宜駆動機構に設けたセンサからの情報であっても良い。
可変粘弾性階層は、インターフェース階層から入力された情報に基づいて、駆動機構4により人にアシスト動作を実行させるための目標角度、目標トルク、目標剛性及び目標粘性を算出し、算出された目標角度、目標トルク、目標剛性及び目標粘性を指令値としてFFコントローラに出力する。即ち、可変粘弾性階層は、指令値算出手段及び指令値出力手段として動作する。
目標角度は、角度センサ48から入力される入力値に基づいて設定される。目標トルクは、例えば、あらかじめアシスト動作に対応して作成され、記憶手段に格納されたトルクデータを参照し、目標角度に対応する値に設定される。また、目標剛性K及び目標粘性Dは、記憶手段に格納された剛性データ及び粘性データを参照し、目標角度に対応する値にそれぞれ設定される。
FFコントローラ階層は、可変粘弾性階層から入力された各指令値(目標角度θ、目標トルクτ、目標剛性K及び目標粘性D)に基づいて、人工筋肉40A;40Bを駆動するための圧力値PA;PB及びMRブレーキ42を駆動するための電圧値Eを算出し、圧力値PA;PBを人工筋肉制御装置80に、電圧値EをMRブレーキ42に出力する。即ち、FFコントローラ階層は、圧力制御部と電圧制御部とを有するアクチュエータ制御手段として機能する。
FFコントローラ階層における圧力値PA;PB及び電圧値Eの設定は、記憶手段にあらかじめ格納された圧力値データ及び電圧値データを参照することで実行される。圧力値データは、入力された目標角度、目標トルク、目標剛性等の指令値に対応する圧力値を出力するためにあらかじめデータマップである。また、電圧値データは、入力された目標粘性の指令値に対応する電圧値を出力するためのデータマップである。なお、圧力値PA;PB及び電圧値Eの設定は、目標角度θ、目標トルクτ、目標剛性K及び目標粘性Dを入力値として圧力値PA;PB及び電圧値Eを算出するプログラムとして構成しても良い。
図10は、本実施形態のアシスト装置1の動作を評価するための実験結果を示す図である。詳細には、図10(a)は、アシストなしの筋電位の変化、及び粘弾性を固定してアシスト動作をさせたときの筋電位の変化を示すグラフである。また、図10(b)は、アシストなしの筋電位の変化、及び本実施形態の方法により粘弾性を変化させてアシスト動作をさせたときの筋電位の変化を示すグラフである。なお、評価では、上述の膝の屈伸動作である。
図10(a)に示すように、粘弾性を固定値とした場合、筋電位のピークに図中矢印で示すようなずれや、丸で囲む不要なピークが見られており、人の筋肉動作を増幅(アシスト)しているとは言えない結果となった。
一方、図10(b)に示すように、本実施形態の方法により粘弾性を変化させた場合、粘弾性が人の動作を規範として変化するため、筋電位がアシスト無しの場合の相似形となり、人の筋肉動作を増幅する結果となった。即ち、アシストを受ける人に違和感を生じさせることなくアシスト力を付与することができる。
以上説明したように、本実施形態では、人の筋肉の粘弾性特性に倣うように、人工筋肉40;40を拮抗配置するとともに、人工筋肉40;40の駆動にMRブレーキ42で制動を付加するように、人工筋肉40;40及びMRブレーキ42の動作を制御することで、装着者の動作に違和感のない補助を提供することができる。
本実施形態では、脚部における膝関節の屈伸を補助するアシスト装置を用いて、アクチュエータの制御方法について説明したが、これに限定されず、腕,腰等のいずれの部位の動作を補助する装置にも適用することができる。
また、上記実施形態では、人工筋肉40;40及びMRブレーキ42の駆動を制御するために、サンプリング動作に基づいて、あらかじめ剛性データ及び粘性データを式(1)乃至式(4)により算出し、作成するものとしたが、式(1)乃至式(4)をプログラムとして記憶手段に格納しておき、実際に人が動作したときに角度センサ48によって検出される角度及び角度変化に基づいて、逐次目標剛性値及び目標粘性値を算出するようにしても良い。
また、本制御方法によれば、人工筋肉40やMRブレーキ42の制御を、人体の動作を装具に取り付けられた角度センサ48によって検出される関節の実角度のみで制御できるため、装具を軽量化できるとともに、複雑な制御を不要とすることができる。
また、上述の制御方法は、人の動作を補助する外骨格型のアシスト装置に限定されず、内骨格型のアシスト装置の制御、或いは、プログラムに従って動作する人型ロボットの制御にも適用可能であり、これらの動作において人の動作に近い動きをさせることができる。
上述の実施形態で説明した、駆動機構4や制御機構8の構成は、上記実施形態に限定されず、適宜変更すれば良い。
例えば、上記駆動機構4において、アシスト力を生じさせるアクチュエータに、軸方向繊維型のものを用いるものとして説明したが、アクチュエータの種類は、これに限定されず、モーター駆動やエアシリンダー等の他のアクチュエータであっても良い。好ましくは、人体への装着を考慮した場合、重量を軽量化できる上述の人工筋肉を選択すると良い。
また、MRブレーキを介してプーリーをフレームに取り付けるとしたが、MRブレーキとプーリーとを一体にしても良い。また、粘性を表現するアクチュエータとして、MRブレーキにを用いたが、MRブレーキに代えてERブレーキを用いても良い。
また、上記実施形態では、駆動機構4の制御における目標剛性値及び目標粘性値の設定において、目標剛性値及び目標粘性値をトルクτ、或いはトルクτ及び角加速度θに比例して増減させるものとして説明したが、比例(一次関数)に限定されず、トルクτ、或いはトルクτ及び角加速度θに対する目標剛性値及び目標粘性値の変化の関係は、適宜、人の動作に応じて設定すれば良い。例えば、2次関数やそれ以上の次数の任意の関数等により、アシスト動作において人の動作に逆らわないように、トルクτ、或いはトルクτ及び角加速度θの増減に応じて目標剛性値及び目標粘性値が増減するように設定されていれば良い。
また、駆動機構4を人体に装着するものとしたが、例えば、人の関節の屈伸動作に合わせて屈伸するリンク機構やアクチュエータ等の駆動機構の一部を人体から離れた位置に設け、リンク機構の屈伸動作を人に伝達する伝達手段を介在させるようにしても良い。
また、支援対象は、人に限定されず、人以外の動物や、故障したロボット等であっても良い。
1 アシスト装置、2 フレーム、4 駆動機構、8 制御機構、
40 人工筋肉(アクチュエータ)、42 MRブレーキ(アクチュエータ)。

Claims (5)

  1. 支援対象の関節の屈伸動作に合わせて屈伸可能に設けられたリンク機構と、
    支援対象の動作に伴なう関節の動作状態に応じて、前記リンク機構の回転に所定の駆動力を付与するアクチュエータと、を有し、
    前記アクチュエータの駆動を制御することで支援対象の関節に補助力を付与するアシスト装置の制御方法であって、
    前記支援対象の動作状態に応じて、前記リンク機構の回転における粘性及び剛性が変化するように前記アクチュエータを制御することを特徴とするアシスト装置の制御方法。
  2. 前記粘性及び前記剛性を、支援対象の動作における関節のトルクの増減に応じて設定したことを特徴とする請求項1に記載のアシスト装置の制御方法。
  3. 支援対象の動作が停止段階にあるときには、
    前記粘性及び前記剛性を、支援対象の動作における関節のトルク及び角加速度の増減に応じて設定したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアシスト装置の制御方法。
  4. 前記リンク機構を人に装着するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載のアシスト装置の制御方法。
  5. 支援対象の関節の屈伸動作に合わせて屈伸可能に設けられたリンク機構と、
    支援対象の動作に伴なう関節の動作状態に応じて、リンク機構の回転に所定の駆動力を付与するアクチュエータと、
    アクチュエータの駆動を制御することで支援対象の関節に補助力を付与する制御装置と、を備え、
    前記制御装置が、
    支援対象の動作状態に基づいて、前記リンク機構の回転における粘性及び剛性が変化するように前記アクチュエータを制御することを特徴とするアシスト装置。
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