JP2015221984A - 床材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表面層を構成する透明樹脂層10と、透明樹脂層10の下層に位置し、可撓性を含む塩化ビニル樹脂により形成される発泡樹脂層30と、を備え、床下地100の上に敷設される床材であって、オレフィン系樹脂により形成され、床下地100に付着した移行性汚染物質110の発泡樹脂層30への移行を抑制し、発泡樹脂層30の透明樹脂層10側が移行性汚染物質110に汚染されることを防止する移行抑制樹脂層50を、発泡樹脂層30の下層に設けた。
【選択図】図1
Description
本発明の第1実施形態に係る床材1について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る床材1の一部を模式的に示す断面図である。図2は、第1実施形態に係る床材1への移行性汚染物質110の移行状態を模式的に示す断面図である。
次に、本発明の第2実施形態に係る床材1Aについて、図1及び図2を援用しながら説明する。第2実施形態に係る床材1Aは、移行抑制樹脂層を構成する樹脂が第1実施形態と相違する。そのため、ここでは移行抑制樹脂層を構成する樹脂を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成のものについては、同じ符号を付して、その説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態に係る床材1Bについて、図3及び図4を参照しながら説明する。第3実施形態に係る床材1Bは、移行抑制樹脂層の構成が第1実施形態と相違する。そのため、ここでは移行抑制樹脂層の構成を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成のものについては、同じ符号を付して、その説明を省略する。図3は、本発明の第3実施形態に係る床材1Bの一部を模式的に示す断面図である。図4は、第3実施形態に係る床材1Bへの移行性汚染物質110の移行状態を模式的に示す断面図である。
次に、本発明の第4実施形態に係る床材1Cについて、図5及び図6を参照しながら説明する。第4実施形態に係る床材1Cは、移行抑制樹脂層の厚さが第3実施形態と相違する。そのため、ここでは移行抑制樹脂層の厚さを中心に説明し、第3実施形態と同様の構成のものについては、同じ符号を付して、その説明を省略する。図5は、本発明の第4実施形態に係る床材1Cの一部を模式的に示す断面図である。図6は、第4実施形態に係る床材1Cへの移行性汚染物質110の移行状態を模式的に示す断面図である。
次に、本発明の第5実施形態に係る床材1Dについて、図5及び図6を援用しながら説明する。第5実施形態に係る床材1Dは、第1基材層の表面が未平滑である点が第4実施形態と相違する。そのため、ここでは第1基材層を中心に説明し、第4実施形態と同様の構成のものについては、同じ符号を付して、その説明を省略する。
第1実施形態に係る床材1と同様の構成の床材を準備し、これを試験体2とした。移行性汚染物質として、柿しぶ、水性オイルステイン、油性オイルステイン、建築用朱墨、墨汁、蛍光塗料、ヘアカラー、水性マジックを準備した。準備した移行性物質を試験体2の第2基材層側に滴下し、移行性汚染物質を滴下した試験体2の透明樹脂層側に、300μmの塩化ビニルシート120を配置した。これをガラス板130a,130bで挟持した。
第2実施形態に係る床材1Aと同様の構成の床材を準備し、試験体2Aとした。試験体2Aに対して、実施例1と同様の条件で、同様の汚染試験を行った。
第3実施形態に係る床材1Bと同様の構成の床材を準備し、試験体2Bとした。試験体2Bに対して、実施例1と同様の条件で、同様の汚染試験を行った。
第4実施形態に係る床材1Cと同様の構成の床材を準備し、試験体2Cとした。試験体2Cに対して、実施例1と同様の条件で、同様の汚染試験を行った。
第5実施形態に係る床材1Dと同様の構成の床材を準備し、試験体2Dとした。試験体2Dに対して、実施例1と同様の条件で、同様の汚染試験を行った。
透明樹脂層、印刷層、発泡樹脂層及び第1基材層を上から順に積層した床材を準備し、試験体2Eとした。透明樹脂層、印刷層、発泡樹脂層及び第1基材層は、上述した第1実施形態と同様の構成のものを用いた。透明樹脂層の厚さは150〜180μmであり、発泡樹脂層の厚さは1.30〜1.50mmであった。第1基材層の厚さは240〜280μmであった。試験体2Eに対して、実施例1と同様の条件で、同様の汚染試験を行った。
透明樹脂層、印刷層、発泡樹脂層及び第1基材層を上から順に積層した床材を準備し、試験体2Fとした。透明樹脂層、印刷層、発泡樹脂層及び第1基材層は、上述した第5実施形態と同様の構成のものを用いた。透明樹脂層の厚さは150〜180μmであり、発泡樹脂層の厚さは1.30〜1.50mmであった。第1基材層の厚さは240〜280μmであった。試験体2Fに対して、実施例1と同様の条件で、同様の汚染試験を行った。
汚染試験後の試験体2〜2Fを積層方向に切断し、移行性汚染物質による試験体2〜2Fへの汚染状態を目視により確認した。確認した結果を図8に示す。なお、図8において、移行性汚染物質が発泡樹脂層に移行していない状態を「汚染無し」として「○」で示す。また、移行性汚染物質が発泡樹脂層の下部に僅かに移行している状態も「汚染無し」として「△」で示す。更に、移行性汚染物質が透明樹脂層まで移行している状態を「汚染有り」として「×」で示す。
10 透明樹脂層(表面樹脂層)
20 印刷層
30 発泡樹脂層
40 第1基材層
50、50A、50B、50C、50D 移行抑制樹脂層
60 第2基材層(裏面基材層)
100 床下地
110 移行性汚染物質
Claims (7)
- 表面層を構成する表面樹脂層と、前記表面樹脂層の下層に位置し、可塑剤を含む塩化ビニル樹脂により形成される中間樹脂層と、を備え、床下地の上に敷設される床材であって、
オレフィン系樹脂により形成され、前記床下地に付着した移行性汚染物質の前記中間樹脂層への移行を抑制し、前記中間樹脂層の少なくとも前記表面樹脂層側が前記移行性汚染物質に汚染されることを防止する移行抑制樹脂層を、前記中間樹脂層の下層に設けた、
ことを特徴とする床材。 - 前記中間樹脂層は、塩化ビニル樹脂を発泡させて形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の床材。 - 前記移行抑制樹脂層は、疎水性を有し、かつ親油性を有さない樹脂により形成される、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の床材。 - 前記移行抑制樹脂層は、ポリエチレン樹脂により構成される、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の床材。 - 前記中間樹脂層と前記移行抑制樹脂層との間に、ガラス繊維を有する基材層を有し、
前記ガラス繊維の少なくとも一部が、前記移行抑制樹脂層に含浸している、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の床材。 - 前記移行抑制樹脂層は、オレフィン系樹脂をフィルム状に形成したフィルム層により構成される、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の床材。 - 前記表面樹脂層と前記中間樹脂層との間に印刷層が設けられる、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の床材。
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2014
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