JP2015220280A - 電子部品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子部品は、同一の層に形成される複数の配線であり、何れか一の配線1bと平行な他の配線1aの途中部分に前記一の配線1bの端部が形成される複数の配線と、前記複数の配線と同一の層に設けられる導体であり、前記他の配線1aを間に挟んで前記一の配線1bの端部に併設される導体、または、前記一の配線1bの端部を間に挟んで前記他の配線1aに併設される導体によって形成されるフローティング部2と、を有する。
【選択図】図1
Description
同一の層に形成される複数の配線であり、何れか一の配線と平行な他の配線の途中部分に前記一の配線の端部が形成される複数の配線と、
前記複数の配線と同一の層に設けられる導体であり、前記他の配線を間に挟んで前記一の配線の端部に併設される導体、または、前記一の配線の端部を間に挟んで前記他の配線に併設される導体によって形成されるフローティング部と、を有する、
電子部品。
実施形態に係る電子部品の一例を図1〜図2に示す。図1は、実施形態に係る電子部品が有する配線構造の一部を拡大して示した上面図の一例である。また、図2は、図1のA−A断面を示した図の一例である。
ティング部2の各々の間は、絶縁部3によって絶縁されている。絶縁部3は、電気的に絶縁する絶縁体であれば如何なる材料であってもよく、例えば、絶縁性樹脂を適用することが可能である。電子部品Eとしては、例えば、半導体チップを搭載した各種の電子部品を挙げることができる。電子部品Eとして半導体チップを搭載した電子部品が例示される場合、配線部1やフローティング部2、絶縁部3は、例えば、LSI(Large Scale Integration)の再配線層の一部として形成することができる。また、配線部1やフローティン
グ部2、絶縁部3は、例えば、ウェハーレベルパッケージや疑似SoC(System on Chip)の一部に形成してもよい。
上記実施形態は、例えば、以下のように変形することもできる。図3Aは、第1変形例に係る電子部品が有する配線構造の一部を拡大して示した上面図の一例である。図3Aでは、実施形態と同様の配線部1および絶縁部3の他、実施形態のフローティング部2を変
形したフローティング部2aが例示されている。上述した実施形態では、フローティング部2は島状に形成されていた。一方、本第1変形例のフローティング部2aは、配線1aに沿って配線1aと平行に延在している。すなわち、本第1変形例は、フローティング部2a以外の構成要素については実施形態と同様である。よって、実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
また、上記実施形態は、例えば、以下のように変形することもできる。図3Bは、第2変形例に係る電子部品が有する配線構造の一部を拡大して示した上面図の一例である。図3Bでは、実施形態と同様のフローティング部2および絶縁部3の他、実施形態の配線部1を変形した配線部1xが例示されている。配線部1xは、実施形態に係る配線部1のように配線1bが配線1aに囲まれるのではなく、フローティング部2と配線1aとの間に配線1bを配置したものである。よって、本第2変形例において、フローティング部2を形成する導体は、配線1bの端部を間に挟んで配線1aに併設されることになる。そして、本第2変形例において、フローティング部2を形成する導体は、配線1bの端部を基準として配線1aと対称の位置に少なくとも配置される。本第2変形例は、配線部1x以外の構成要素については実施形態と同様である。
また、上記実施形態は、例えば、以下のように変形することもできる。図3Cは、第3変形例に係る電子部品が有する配線構造の一部を拡大して示した上面図の一例である。図3Cでは、実施形態と同様の絶縁部3の他、第1変形例と同様のフローティング部2a、及び、第2変形例と同様の配線部1xが例示されている。すなわち、本第3変形例は、第1変形例および第2変形例を組み合わせたものであり、配線部1xおよびフローティング部2a以外の構成要素については実施形態と同様である。
第1比較例に係る電子部品の一例を図4A〜図4Bに示す。図4Aは、第1比較例に係る電子部品が有する配線構造の一部を拡大して示した上面図の一例である。また、図4Bは、図4AのB−B断面を示した図の一例である。図4Aでは、配線1cおよび配線1dが例示されている。配線1cおよび配線1dの各々の間は、絶縁部3aによって絶縁されている。配線1cおよび配線1dは交互に配置されている。配線1dは、配線1cの途中部分4aまで配線1cの脇に沿って配置されている。すなわち、第1比較例に係る電子部品E’には、実施形態や第1変形例の配線部1に相当するものが設けられているが、フローティング部2,2aに相当するものが省かれている。
第2比較例に係る電子部品の一例を図5に示す。図5は、第2比較例に係る電子部品が有する配線構造の一部を拡大して示した上面図の一例である。図5では、配線1cおよび配線1dが例示されているが、本第2比較例は、配線1cの周囲に配線1dが配置されており、第1比較例のように配線1dが配線1cに取り囲まれていない。すなわち、本第2比較例は、第2変形例や第3変形例の配線部1xに相当するものが設けられているが、フローティング部2,2aに相当するものが省かれている。
上記実施形態に係る電子部品の配線構造に相当するモデルを使ってシミュレーションを
実施し、フローティング部2による電界強度の低減効果を検討した。図6は、実施形態を基にしたシミュレーションにおける電界強度分布を例示する図である。図6では、配線1a、配線1b、フローティング部2および等電位線200が例示されている。
上記第1変形例に係る電子部品の配線構造に相当するモデルを使ってシミュレーションを実施し、フローティング部2aによる電界強度の低減効果を検討した。図8は、第1変形例を基にしたシミュレーションのモデルを例示する図である。図8で例示されるシミュレーションのモデルでは、第1変形例に相当するシミュレーションモデルとして電極から櫛場状に配線され、フローティング部が櫛場状の配線の長手方向に沿って延在しているモデルを採用している。図8では、クシバ配線51a、クシバ配線51b、フローティング部2a、電極52aおよび電極52bが例示されている。クシバ配線51aは、電極52aに接続され、クシバ配線51bの途中部分4cまでクシバ配線51bに沿って延在している。クシバ配線51bは、電極52bに接続され、クシバ配線51aの途中部分4bまでクシバ配線51aに沿って延在している。フローティング部2aは、クシバ配線51aおよびクシバ配線51bの外側に設けられている。フローティング部2aは、途中部分4bおよび途中部分4cの隣に少なくとも一部分が配置されている。フローティング部2aは、クシバ配線51aおよびクシバ配線51bと電気的に絶縁されている。
電位線200が例示されている。
上記第3変形例に係る電子部品の配線構造に相当するモデルを使ってシミュレーションを実施し、実施形態に係る配線部1のように配線1bが配線1aに囲まれるのではなく、フローティング部2aと配線1aとの間に配線1bを配置した場合におけるフローティング部2aによる電界強度の低減効果を検討した。図13は、第3変形例を基にしたシミュレーションのモデルを例示する図である。図13で例示されるシミュレーションのモデルでは、第3変形例に相当するシミュレーションモデルとして電極から櫛場状に配線され、フローティング部が櫛場状の配線の長手方向に沿って延在しているモデルを採用している。図13では、上記のシミュレーション2の説明において記載した第1変形例に相当するシミュレーションモデルのうち、クシバ配線51aとクシバ配線51bの順序を入れ替えたものが例示されている。すなわち、第2変形例に相当する本シミュレーションモデルは、クシバ配線51aとクシバ配線51bの順序を入れ替えた点を除き、第1変形例に相当するシミュレーションモデルと同様である。
ている。図17では、フローティング部の本数を互い違いにした幾つかのモデルの結果を示している。図17を参照すると、フローティング部が無い場合(「横軸」の本数0:第2比較例の一例に相当)、最大電界強度は1.04×107(V/m)程度となっている。一方、フローティング部を4本備え、フローティング部の突出量が2μmである場合(第3変形例の一例に相当)では、最大電界強度は9.00×106(V/m)程度となっている。また、フローティング部が1本以上ある場合、0本の場合に比べて最大電界強度が何れも低いことが判る。このことから、実施形態に係る配線部1のように配線1bが配線1aに囲まれるのではなく、フローティング部2aと配線1aとの間に配線1bが配置される場合であっても、配線間に発生する電界強度がフローティング部によって緩和されることがわかる。
上記実施形態および各変形例の電子部品の配線構造は、例えば以下のような製造工程によって製造可能である。以下、図18〜図24を参照して実施形態および各変形例の配線構造の製造工程を説明する。ここでは、配線幅、配線間隔および配線の高さが2μmである微細配線構造を有するダマシン配線の製造工程を例示する。
シード層18を設けずに密着層17に対してメッキ層19を設ける、いわゆるダイレクトメッキを行ってもよい。また、各部の配線は、銅メッキで形成してもよいし、或いはアルミニウムで形成してもよい。また、上記実施形態や各変形例に係る電子部品の配線構造は、その他の製造工程によって形成されるものであってもよい。
1、1x・・・配線部
1a、1b、1c、1d、1t・・・配線
2、2a・・・フローティング部
3、3a・・・絶縁部
4、4a、4b、4c、4d、4e・・・途中部分
51a、51b、53a、53b・・・クシバ配線
52a、52b、54a、54b・・・電極
10・・・LSIチップ
11・・・パッシベーション層
12・・・端子パッド
13・・・樹脂絶縁膜
14・・・接続ポスト
15・・・感光性絶縁膜
16・・・トレンチ
17・・・密着層
18・・・メッキシード層
19・・・メッキ層
19a・・・ダマシン配線
100・・・ウェハ
200・・・等電位線
Claims (7)
- 同一の層に形成される複数の配線であり、何れか一の配線と平行な他の配線の途中部分に前記一の配線の端部が形成される複数の配線と、
前記複数の配線と同一の層に設けられる導体であり、前記他の配線を間に挟んで前記一の配線の端部に併設される導体、または、前記一の配線の端部を間に挟んで前記他の配線に併設される導体によって形成されるフローティング部と、を有する、
電子部品。 - 前記フローティング部は、前記複数の配線と同一の層に設けられる導体であり、前記他の配線を基準として前記一の配線の端部と対称の位置に配置される導体、または、前記一の配線の端部を基準として前記他の配線と対称の位置に配置される導体によって形成される、
請求項1に記載の電子部品。 - 前記複数の配線は、互いに平行な第1の配線と第2の配線とを有し、
前記第2の配線は、前記第1の配線の途中部分まで前記第1の配線に沿って延在し、
前記フローティング部は、前記複数の配線と同一の層に設けられる導体であり、前記第1の配線を間に挟んで前記第2の配線の端部に併設される導体、または、前記第2の配線の端部を間に挟んで前記第1の配線に併設される導体によって形成される、
請求項1または2に記載の電子部品。 - 前記複数の配線は、配線を複数の層に形成した積層体のうち何れかの層に形成されており、前記一の配線の端部において前記一の配線が他層の配線と導通する、
請求項1から3の何れか一項に記載の電子部品。 - 前記複数の配線は、互いに一定の配線ピッチで配置され、
前記フローティング部は、前記複数の配線と同一の層に設けられる導体であり、前記他の配線を前記配線ピッチと同じピッチで間に挟んで前記一の配線の端部に併設される導体、または、前記一の配線の端部を前記配線ピッチと同じピッチで間に挟んで前記他の配線に併設される導体によって形成される、
請求項1から4のいずれか一項に記載の電子部品。 - 前記フローティング部は、前記端部の位置から前記他の配線の長手方向に沿って前記一の配線の配線幅以上の長さを有する前記導体によって形成される、
請求項1から5のいずれか一項に記載の電子部品。 - 前記複数の配線は、互いに平行に形成されている、
請求項1から6のいずれか一項に記載の電子部品。
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Citations (4)
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-
2014
- 2014-05-15 JP JP2014101477A patent/JP2015220280A/ja active Pending
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