JP2015220202A - 蓄電デバイス - Google Patents

蓄電デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2015220202A
JP2015220202A JP2014105129A JP2014105129A JP2015220202A JP 2015220202 A JP2015220202 A JP 2015220202A JP 2014105129 A JP2014105129 A JP 2014105129A JP 2014105129 A JP2014105129 A JP 2014105129A JP 2015220202 A JP2015220202 A JP 2015220202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
pair
storage device
protrusion
lid member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014105129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6191875B2 (ja
Inventor
壮右 藤田
Sosuke Fujita
壮右 藤田
直生 藤本
Tadao Fujimoto
藤本  直生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GS Yuasa Corp
Original Assignee
GS Yuasa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GS Yuasa Corp filed Critical GS Yuasa Corp
Priority to JP2014105129A priority Critical patent/JP6191875B2/ja
Publication of JP2015220202A publication Critical patent/JP2015220202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6191875B2 publication Critical patent/JP6191875B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

【課題】電池性能を維持しつつ、取っ手の収納機能を付加する。
【解決手段】一対の電極部材30P、30Nと、前記一対の電極部材30P、30Nを収容する電槽20と、前記一対の電極部材30P、30Nに対して接続される一対の端子部60P、60Nを有し、前記電槽20を封口する蓋部材50と、紐状の取っ手100と、を備え、前記蓋部材50は、前記一対の端子部60P、60N間に設けられ、前記端子部60P、60Nよりも高さ方向で突出する第1突出部70を有し、前記第1突出部70の内部に、前記取っ手100を収納する収納部78を形成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、取っ手の収納構造に関する。
蓄電池などの蓄電デバイスには、運搬用の取っ手を設ける場合がある。特に、鉛蓄電池は、重量物であることから、取っ手を設ける傾向が顕著である。例えば、下記特許文献1に記載の蓄電池では、合成樹脂材からなる板形状の取っ手が設けられており、蓋部材の上面に形成した凹部内に収納可能に配置されている。
特開平10−40895号公報
ところで、鉛蓄電池の外形は、規格等により形状が決められている場合もあることから、鉛蓄電池の外形を変更して、取っ手を収納する収納部を新たに設けることが難しい場合がある。一方、鉛蓄電池の内部に収納部を設けようとすると、極板等の電極部材を小さくするなど電池性能に影響を与えてしまう場合がある。例えば、特許文献1では、取っ手の収納空間を確保するために、蓋部材が厚くなってしまうので、極板の収容空間がその分だけ小さくなり、電池性能に影響を与えることになる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電池性能を維持しつつ、取っ手の収納機能を付加することを目的とする。
本明細書によって開示される蓄電デバイスは、一対の電極部材と、前記一対の電極部材を収容する電槽と、前記一対の電極部材に対して接続される一対の端子部を有し、前記電槽を封口する蓋部材と、紐状の取っ手と、を備え、前記蓋部材は、前記一対の端子部間に設けられ、前記端子部よりも高さ方向で突出する第1突出部を有し、前記第1突出部の内部に、前記取っ手を収納する収納部を形成した。
本明細書によって開示される蓄電デバイスによれば、第1突出部の内部に取っ手を収納する収納部を形成している。そのため、電池性能を維持しつつ、取っ手の収納機能を付加することが出来る。
本発明の実施形態1に係る鉛蓄電池の斜視図 鉛蓄電池の正面図 電槽の平面図 鉛蓄電池の垂直断面図(図1中のA−A線断面図) 鉛蓄電池の斜視図(カバーを外した状態を示す) 第1突出部の断面図 蓋部材の断面図(図1中のB−B線断面図) 図7の一部を拡大した図 鉛蓄電池の斜視図(取っ手を引き出した状態を示す) 本発明の実施形態2に係る鉛蓄電池の斜視図 蓋部材の断面図(図10中のB−B線断面図) 蓋部材の拡大図(取っ手を引き出した状態を示す)
(本実施形態の概要)
初めに、本実施形態の蓄電デバイスの概要について説明する。本蓄電デバイスは、一対の電極部材と、前記一対の電極部材を収容する電槽と、前記一対の電極部材に対して接続される一対の端子部を有し、前記電槽を封口する蓋部材と、紐状の取っ手と、を備え、前記蓋部材は、前記一対の端子部間に設けられ、前記端子部よりも高さ方向で突出する第1突出部を有し、前記第1突出部の内部に、前記取っ手を収納する収納部を形成した。
この構成では、第1突出部が一対の端子部よりも高さ方向で突出することで、例えば、金属バーが端子部上面に接触して一対の端子部が短絡するのを防止することができる。また、第1突出部は、蓋部材から突出しているので、電極部材の大きさに影響をせず、取っ手を収納することができる。したがって、蓄電デバイスの性能を維持しつつ、取っ手を収納することができる。
本蓄電デバイスでは、前記第1突出部は、前記高さ方向に加えて、前記一対の端子部の並び方向に直交する方向でも、前記端子部より突出する。この構成では、第1突出部が、高さ方向に加え、一対の端子部の並び方向に直交する方向でも、一対の端子部より突出することで、例えば、金属バーが端子部側面に接触して一対の端子部が短絡するのを防止することができる。
本蓄電デバイスでは、前記蓋部材は、前記電極部材の収容空間と前記取っ手の前記収納部とを仕切る仕切壁を有する。この構成では、電解液の付着による取っ手の劣化を抑制できる。
本蓄電デバイスでは、前記収納部内には、前記取っ手の一端が固定され、前記取っ手を巻き取り可能な巻き取り軸が設けられている。この構成では、取っ手を自動的に巻き取ることが出来る。
本蓄電デバイスでは、前記蓋部材は、前記第1突出部と同じ高さの上面を有し、前記取っ手の他端が固定された第2突出部をさらに備え、前記第1及び前記第2突出部の上面には、前記取っ手がそれぞれ引き出された第1及び第2挿通孔と、前記第1挿通孔から前記第2挿通孔まで延在する溝が形成されている。この構成では、第1突出部内に巻き取られず、露出している取っ手を溝に収容して、取っ手全体を蓋部材の外形寸法の範囲内に収めることが可能である。
本蓄電デバイスでは、前記第1挿通孔及び前記第2挿通孔は、前記一対の端子部の並び方向と交差する方向に沿って配置されている。この構成では、1本の取っ手で蓄電デバイスをバランスよく持ち上げて運搬できる。
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図9によって説明する。
1.鉛蓄電池10の構造
鉛蓄電池(本発明の「蓄電デバイス」の一例)10は、自動車などの車両用であり、例えば、車両のエンジンルーム内に設置され車両に電力を供給する。鉛蓄電池10は、図1から図4に示すように、電槽20と、極板群30と、一対の端子部60P、60Nを有する蓋部材50と、取っ手100を備える。尚、以下の説明において、端子部60P、60Nの並び方向をX方向とし、端子部60P、60Nの並び方向に対して直交する方向(電槽20の前後方向)をZ方向とする。そして、端子部60P、60Nが設けられた側を「前側」、その反対側を「後側」とする。また、端子部60P、60Nの高さ方向(軸方向)をY方向とする。
電槽20は合成樹脂製である。電槽20は4枚の外壁21A〜21Dと底壁22を有し、上面が開放した箱型をなす。電槽20の内部は、図3に示すように隔壁23により複数のセル室25に仕切られている。セル室25は、電槽20の横幅方向(図3のX方向)に6室設けられており、各セル室25には、流動可能な電解液と共に極板群30が配置されている。
極板群30は、図4に示すように、正極板30Pと、負極板30Nと、両極板30P、30Nを仕切るセパレータ30Cとから構成されている。各極板30P、30Nは、格子体に活物質が充填されて構成されており、上部には耳部31P、31Nが設けられている。耳部31P、31Nは、ストラップ32P、32Nを介して、同じ極性の極板30P、30Nを各セル室25内にて連結するために設けられている。尚、正極板30P、負極板30Nが、本発明の「一対の電極部材」の一例である。
ストラップ32P、32Nは、例えばX方向に長い板状であり、各セル室ごとに正極用と負極用の2組が設けられている。各ストラップ32は、図4に示すように、極板群30の上方に位置している。正極用のストラップ32Pは、耳部31Pを介して極板群30の正極板30Pを連結し、負極用のストラップ32Nは、耳部31Nを介して極板群30の負極板30Nを連結する構造となっている。
蓋部材50は合成樹脂製であって、電槽20の上面を封口する基部51と、基部51の外周縁に沿って形成された外周壁57とを備える。外周壁57は、基部51の外周縁から下向きに延びている。
図1に示すように、基部51の前端両側には、正極側の端子部60Pと、負極側の端子部60Nが設けられている。正極側の端子部60Pと、負極側の端子部60Nの構造は、同一であるため、以下、負極側の端子部60Nを例にとって構造を説明する。
図4に示すように、負極側の端子部60Nは、ブッシング61と、極柱65とを含む。ブッシング61は鉛合金等の金属製であり中空の円筒状をなす。ブッシング61は、図4に示すように、蓋部材50の基部51に対して一体形成された筒型の装着部53を貫通しており、上半分が基部51の上面から突出している。ブッシング61のうち、基部51の上面から露出する上半部は端子接続部であり、ハーネス端子などの接続端子(図略)が組み付けされる。
尚、蓋部材50はブッシング61をインサートした金型に樹脂を流して一体成形することから、装着部53はブッシング61と一体化され、ブッシング61の下部外周を隙間なく覆う構造となっている。
極柱65は鉛合金等の金属製であり、円柱形状をしている。極柱65は、ブッシング61の内側に下方より挿入されている。極柱65のうち、上端部65Aはブッシング61に対して溶接により接合され、基端部65Bは、極板群30のストラップ32Nに接合されている。
また、図1に示すように、基部51上には、第1突出部70と、第2突出部90が設けられている。第1突出部70は、蓋部材50の前側中央に設けられており、一対の端子部60P、60Nとの関係では、一対の端子部60P、60Nの間に設けられている。
第1突出部70は、基部51から上方に突出しており、概ね台状である。第1突出部70は、図4に示すように、一対の端子部60P、60Nとの関係では、一対の端子部60P、60Nよりも高さ方向(Y方向)で突出している。このようにすることで、例えば、金属バーなどが電池上部に置かれたとしても、金属バーが、端子部60P、60Nの上面に同時に接触することがないので、一対の端子部60P、60Nが短絡するのを防止することができる。
また、第1突出部70は、高さ方向に加えて、前後方向(Z方向)でも、一対の端子部60P、60Nより突出している。すなわち、図4に示すように、前方と後方の両方向について、一対の端子部60P、60Nより突出している。このようにすることで、例えば、金属バーが、端子部60P、60Nの側面に同時に接触することがないので、一対の端子部60P、60Nが短絡するのを防止することができる。
第2突出部90は蓋部材50の後側の概ね全体に形成されている。第2突出部90は、第1突出部70と同様、基部51から上方に突出しており、概ね台状である。第2突出部90の上面は、第1突出部70の上面と同じ高さであり、一対の端子部60P、60Nよりも高さ方向(Y方向)で突出している。
取っ手100は、幅が数センチ程度の紐体であり、例えば合成繊維からなる。取っ手100は、図1に示すように、蓋部材50の上面中央部に取り付けられている。具体的に説明すると、図5に示すように、第1突出部70は、上面壁が着脱可能なカバー71になっている。第1突出部70は、前記カバー71と、基部51から立ち上がる4つの外周壁75とから構成されており、内部に取っ手100の一部を収納する収納部78を形成している。
また、蓋部材50には、第1突出部70に対応して仕切壁77が設けられている。仕切壁77は、第1突出部70の底面部に設けられている。仕切壁77は、電槽20内における正極板30Pや負極板30Nの収容空間と収納部78とを仕切っており、電槽20内の電解液が収納部78内に入り込むことを防いでいる。また、仕切壁77は基部51と同じ高さに設けられており、電槽20の内部空間に影響のない位置に設けられている。一方、第2突出部90側には、仕切壁は設けられておらず、内部空間が電槽20と連通している。
収納部78には、巻き取り軸80が設けられている。巻き取り軸80は、取っ手100を巻き取る機能を果たし、例えば、図6〜図8に示すように、ヒンジ軸81と、リール85と、ばね87とを備えている。
リール85は、筒型をしていて、ヒンジ軸81の外周側に、ベアリング83を介して回転可能に取り付けられている。ばね87は、ヒンジ軸81とリール85との間のスペースに配置されている。ばね87は、渦巻き状のぜんまいばねである。ばね87は、一端をヒンジ軸81に固定し、他端をリール85に固定しており、リール85を巻き取り方向に付勢する。
そして、図5に示すように、収納部78を閉じるカバー71には、第1挿通孔72と、第1収容溝74が設けられている。第1挿通孔72は、カバー71を貫通しており、カバー71の前側中央部に形成されている。第1収容溝74は、第1挿通孔72を始端として後方に向かって真っ直ぐに延びている。第1収容溝74は、収納部78から引き出された取っ手100を収容する溝であり、溝幅は取っ手100の幅寸法に等しく、溝深さは取っ手100の厚みと同じか、それ以上である。
第2突出部90の上面壁には、第2収容溝94と、第2挿通孔92が形成されている。
第2収容溝94は、第1収容溝74と連続しており、第2突出部90の前端から蓋部材50の後方に向かって真っ直ぐに延びている。
第2収容溝94の終端は、概ね、第2突出部90の後端に達している。第2収容溝94は、第1収容溝74と同様、収納部78から引き出された取っ手100を収容する溝であり、溝幅は取っ手100の幅寸法に等しく、溝深さは、取っ手100の厚みと同じか、それ以上である。この第2収容溝94は、第1突出部70の上面に形成された第1収容溝74と共に、第1突出部70の上面に形成された第1挿通孔72から第2突出部90の上面に形成された第2挿通孔92まで延在する溝を形成している。
第2挿通孔92は、第2収容溝94の終端部に形成されている。図5に示すように、第2挿通孔92と第1挿通孔72は、前後方向(Z方向)に配置されており、2孔72、92の配置が一対の端子部60P、60Nの並び方向(X方向)に対して直交する関係になっている。第2挿通孔92は、図7に示すように、第2突出部90の後部に形成された軸収容部91に連通している。軸収容部91は、第2突出部90の後面壁を内側に凹ませて形成されている。軸収容部91は後方(図7では左側)に開口しており、その内部には、固定軸93が設けられている。
そして、図7に示すように、取っ手100の先端(他端)は、第2挿通孔92を通って軸収容部91の内側に通されており、固定軸93に固定されている。一方、取っ手100の基端(一端)は、カバー71の第1挿通孔72を通って、収納部78の内部に通されており、リール85に固定されている(図8参照)。そして、リール85が、取っ手100を弛みがない状態に巻き取るため、図1に示すように、収納部78から引き出された取っ手100の先端側は、張った状態となって、第1収容溝74と第2収容溝94に収まる。
リール85に巻き取られた取っ手100は、収納部78から引き出し可能であるため、図9に示すように、取っ手100をリール85から引き出して利用することで、鉛蓄電池10が持ち運び易くなる。
以上説明したように、鉛蓄電池10は、第1突出部70が一対の端子部60P、60Nよりも高さ方向(Y方向)で突出している。そのため、例えば、金属バーなどが電池上部に置かれたとしても、金属バーが、端子部60P、60Nの上面に同時に接触することがないので、一対の端子部60P、60Nが短絡するのを防止することができる。
また、第1突出部70は、電槽20を封口する蓋部材50の基部51から高さ方向に突出して形成されており、電槽上面より上側に位置している。すなわち、第1突出部70の内部空間は、電槽20内における正極板30Pや負極板30Nの収容空間とは独立した空間である。本鉛蓄電池10では、そうした正極板30Pや負極板30Nの収容空間とは独立した空間である第1突出部70の内部空間を利用して、取っ手100を収納するので、正極板30Pや負極板30Nの大きさは維持しつつ、取っ手100を収納できる。従って、鉛蓄電池10の電池性能を維持しつつ、取っ手100を収納することができる。
また、蓋部材50は、第1突出部70に対応して仕切壁77を設けており、電槽20内の電解液が収納部78内に入り込むことを防いでいる。そのため、巻き取り軸80や取っ手100に電解液が付着して劣化するのを防止できる。
また、鉛蓄電池10は、取っ手100の先端側が、収納部78から常に引き出されているので、取っ手100が掴みやすく扱いやすい。加えて、露出している取っ手100を、第1突出部70と第2突出部90の上面に形成した収容溝74、94に収容する構造になっている。そのため、取っ手100の全体を、蓋部材50の外形寸法の範囲内に収めることが可能である。
また特に、車両用の鉛蓄電池10は、エンジンルーム内などの決められた小さなスペースに設置されることから、取っ手100を配置するスペースを外に設けることが出来ない場合が多いが、本構成では、電池の外形寸内に取っ手100の全体を収納することが出来るため、好適である。
また、鉛蓄電池10では、収納部78に設けた巻き取り軸80が、取っ手100を自動的に巻き取るので、使用後、取っ手100を巻き取る手間が省ける。
また、鉛蓄電池10は、図5に示すように、第1挿通孔72と第2挿通孔92を前後方向(Z方向)に配置しており、2孔72、92の配置が一対の端子部60P、60Nの並び方向(X方向)に対して直交する。このようにすることで、取っ手両側の重量バランスが取れるので、1本の取っ手100で、鉛蓄電池10をバランスよく持ち上げて運搬できる。
<実施形態2>
実施形態2を図10ないし図12によって説明する。
実施形態2の鉛蓄電池200は、実施形態1の鉛蓄電池10に対して、取っ手100の収納構造を一部変更している。尚、実施形態1の鉛蓄電池10と同じ構造の部品は、同じ符号を付して説明を省略する。
実施形態2の鉛蓄電池200は、電槽20の上面を封口する蓋部材250を備えている。蓋部材250は、基部251の上面から突出する第1突出部270と、第2突出部290とを備えている。第1突出部270は、基部251の前端両側に形成された一対の端子部60P、60Nの間に位置しており、一対の端子部60P、60Nよりも高さ方向(Y方向)で突出している。
第1突出部270は、上面壁271と、基部251から立ち上がる外周壁272とから構成されており、内部に取っ手100の一部を収納する収納部278を形成している。また、蓋部材250には、蓋部材50と同様、第1突出部270に対応して仕切壁277が設けられている。仕切壁277は、第1突出部270の底面部に設けられており、電槽20内における正極板30Pや負極板30Nの収容空間と収納部278とを仕切っている。
そして、前面側の外周壁272には、内方に凹む軸収容部273が形成されている。軸収容部273には、固定軸274が設けられている。取っ手100の基端は、収納部278から挿通孔273Aを通じて軸収容部273に通され、固定軸274に固定されている。
第2突出部290側の構造は、実施形態1の第2突出部90の構造と同じであり、上面壁に、第2収容溝294と、挿通孔292を設けている。挿通孔292は、第2突出部290の後部に形成された軸収容部291に連通している。軸収容部291には、固定軸293が設けられている。取っ手100の先端は、挿通孔292を通って軸収容部291の内側に通されており、固定軸293に固定されている。
実施形態2の収納部278は、取っ手100を巻き取る機構を備えておらず、図11に示すように、取っ手100の一部を折り返した状態で収納するようになっている。また、第1突出部270の上面壁271は、前面側の外周壁272の上端に形成されたヒンジHを中心に開閉操作可能なカバーになっている。そのため、図12に示すように、カバー271を開けることで、収納部278から取っ手100を引き出すことが出来る。尚、カバー271の先端中央部には、スリット271Aが形成されており、カバー271を閉じた時に、カバー先端が取っ手100を挟まないようになっている。
実施形態2の鉛蓄電池200も、実施形態1の鉛蓄電池10と同様に、第1突出部270の内部に、取っ手100の一部を収納する収納部278を設けている。そのため、鉛蓄電池200の電池性能を維持しつつ、取っ手100を収納することができる。
加えて、実施形態2の鉛蓄電池200も、実施形態1の鉛蓄電池10と同様に、第2突出部290の上面に形成した収容溝294に、収納部278から引き出した取っ手100を収容する構造になっている。そのため、取っ手100の全体を、蓋部材50の外形寸法の範囲内に収めることが可能である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1、2では、蓄電デバイスの一例として、鉛蓄電池10、200を例示した。本発明は、鉛蓄電池10に限らず、リチウムイオン二次電池や電気二重層キャパシタおよびこれらの複合体(典型的にはリチウムイオンキャパシタ)等に代表される蓄電デバイスに適用することができる。
(2)実施形態1、2では、取っ手100の一例として合成繊維の紐体を例示したが、材質は特に制約はなく、綿布等の紐体であってもよい。
(3)実施形態1では、仕切壁77を基部51と同じ高さとした。仕切壁77は、電槽上面よりも上側になど、電槽20の内部空間に影響のない位置に設けられていればよく、基部51よりも上側に形成されていてもよい。
(4)実施形態1、2では、取っ手100の先端を固定軸93、293に固定しており、収納部78、278には、取っ手100の一部だけを収納する構造とした。取っ手100の先端は、必ずしも、蓋部材に対して常時固定されている必要はなく、未使用時には、先端を外して、取っ手100の全体を収納部78、278に収納してもよい。尚、この場合、蓋部材に対してフックを設けておき、使用時には、そのフックに、収納部78、278から引き出した取っ手100の先端を係止させるようにすればよい。
(5)実施形態1では、収納部78の上面を閉じるカバー71を外周壁75に対して着脱可能としたが、カバー71を、溶着等により外周壁75に固定する構造にしてもよい。
(6)実施形態1、2では、巻き取り軸80の一例として、ばね87を、ヒンジ軸81とリール85の間に配置した構造を例示した。巻き取り軸80は、回転可能に支持されたリール85を、ばね87を利用して巻き取り方向に付勢する構造であればよく、その構造は、実施形態の例に限定されない。例えば、ばね87は、リール85の外側に設けられていてもよい。
(7)実施形態1では、1挿通孔72と第2挿通孔92を前後方向(Z方向)に配置した。すなわち、2孔72、92の配置を、一対の端子部60P、60Nの並び方向(X方向)に対して直交する関係にした。2孔72、92の配置は、一対の端子部60P、60Nの並び方向(X方向)に対して交差する関係であればよく、例えば、Z方向に対して角度が付いていてもよい。
10...鉛蓄電池(本発明の「蓄電デバイス」の一例)
20...電槽
30P...正極板(本発明の「電極部材」の一例)
30N...負極板(本発明の「電極部材」の一例)
50...蓋部材
60P、60N...端子部
70...第1突出部
72...第1挿通孔
74...第1収容溝
78...収納部
77...仕切壁
80...巻き取り軸
90...第2突出部
92...第2挿通孔
93...固定軸
94...第2収容溝
100...取っ手

Claims (6)

  1. 一対の電極部材と、
    前記一対の電極部材を収容する電槽と、
    前記一対の電極部材に対して接続される一対の端子部を有し、前記電槽を封口する蓋部材と、
    紐状の取っ手と、を備え、
    前記蓋部材は、前記一対の端子部間に設けられ、前記端子部よりも高さ方向で突出する第1突出部を有し、
    前記第1突出部の内部に、前記取っ手を収納する収納部を形成した蓄電デバイス。
  2. 請求項1に記載の蓄電デバイスであって、
    前記第1突出部は、前記高さ方向に加えて、前記一対の端子部の並び方向に直交する方向でも、前記端子部より突出する蓄電デバイス。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の蓄電デバイスであって、
    前記蓋部材は、前記電極部材の収容空間と前記取っ手の前記収納部とを仕切る仕切壁を有する蓄電デバイス。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の蓄電デバイスであって、
    前記収納部内には、前記取っ手の一端が固定され、前記取っ手を巻き取り可能な巻き取り軸が設けられている蓄電デバイス。
  5. 請求項4に記載の蓄電デバイスであって、
    前記蓋部材は、前記第1突出部と同じ高さの上面を有し、前記取っ手の他端が固定された第2突出部をさらに備え、
    前記第1及び前記第2突出部の上面には、前記取っ手がそれぞれ引き出された第1及び第2挿通孔と、前記第1挿通孔から前記第2挿通孔まで延在する溝が形成されている蓄電デバイス。
  6. 請求項5に記載の蓄電デバイスであって、
    前記第1挿通孔及び前記第2挿通孔は、前記一対の端子部の並び方向と交差する方向に沿って配置されている蓄電デバイス。
JP2014105129A 2014-05-21 2014-05-21 蓄電デバイス Active JP6191875B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014105129A JP6191875B2 (ja) 2014-05-21 2014-05-21 蓄電デバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014105129A JP6191875B2 (ja) 2014-05-21 2014-05-21 蓄電デバイス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015220202A true JP2015220202A (ja) 2015-12-07
JP6191875B2 JP6191875B2 (ja) 2017-09-06

Family

ID=54779399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014105129A Active JP6191875B2 (ja) 2014-05-21 2014-05-21 蓄電デバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6191875B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019150538A1 (ja) * 2018-02-01 2019-08-08 日立化成株式会社 鉛蓄電池の蓋、及び鉛蓄電池
CN114342161A (zh) * 2019-10-08 2022-04-12 株式会社Lg新能源 具有把手的电池组

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61250966A (ja) * 1985-04-26 1986-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 鉛蓄電池
JPS62120258U (ja) * 1986-01-21 1987-07-30
JPS6352256U (ja) * 1986-09-25 1988-04-08
JPH1040895A (ja) * 1996-05-23 1998-02-13 Japan Storage Battery Co Ltd 蓄電池の取手
JP2009266626A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Gs Yuasa Corporation 蓄電池

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61250966A (ja) * 1985-04-26 1986-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 鉛蓄電池
JPS62120258U (ja) * 1986-01-21 1987-07-30
JPS6352256U (ja) * 1986-09-25 1988-04-08
JPH1040895A (ja) * 1996-05-23 1998-02-13 Japan Storage Battery Co Ltd 蓄電池の取手
JP2009266626A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Gs Yuasa Corporation 蓄電池

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019150538A1 (ja) * 2018-02-01 2019-08-08 日立化成株式会社 鉛蓄電池の蓋、及び鉛蓄電池
CN114342161A (zh) * 2019-10-08 2022-04-12 株式会社Lg新能源 具有把手的电池组

Also Published As

Publication number Publication date
JP6191875B2 (ja) 2017-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10243193B2 (en) Battery pack
KR101689750B1 (ko) 배터리 팩
JP5908706B2 (ja) バッテリモジュール
CN108140756B (zh) 能量储存装置
JP6490953B2 (ja) 二次電池パック
JP5296989B2 (ja) 電気デバイス集合体
JP6191875B2 (ja) 蓄電デバイス
JP2017033660A (ja) 鉛蓄電池
JP2017157342A (ja) 蓄電素子
JP6193016B2 (ja) 車載用の電源装置及び電源装置を備える車両
JP2013041781A (ja) 蓄電素子及び蓄電素子システム
BR102017019681A2 (pt) Bateria empilhada
JP5232469B2 (ja) 蓄電池
JP2013016275A (ja) 電池
KR20190067325A (ko) 이차전지 모듈
JPWO2017222039A1 (ja) 蓄電素子
JP2018056081A (ja) 蓄電素子
JP2001307695A (ja) パック電池
JP2017059509A (ja) 蓄電素子
JP4916734B2 (ja) 電動リール用バッテリー
JP2016058238A (ja) 鉛蓄電池、鉛蓄電池を備えた自動車及び鉛蓄電池の使用方法
CN213278260U (zh) 一种锂电电源的可更换电池结构
KR101772732B1 (ko) 이차전지
JP2018147618A (ja) 蓄電素子
JP7327454B2 (ja) 鉛蓄電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161019

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170713

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6191875

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150