JP2015220134A - ランプカバー及びこれを用いた照明ランプ並びに照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で空間の照明を行いながら特定の方向に強い光を照射する。
【解決手段】ランプカバー40は、光を出射する発光部11と、発光部を収容し光透過性を有する円筒状のカバー2とを備えた照明ランプ1に取り付けられるものである。ランプカバー40は、カバー2を収容する中空部41が形成された円筒形状を有し、カバー2の周方向において、発光部11から出射される光を拡散する光拡散領域DRと、光拡散領域DRよりも光透過率が高い開口領域ARとを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、カバーに発光素子を収容した照明ランプに取り付けられるランプカバー、及びこれを用いた照明ランプ並びに照明装置に関するものである。
近年、複数の発光素子(LED)が長手方向に配列された照明ランプが提案されている。この照明ランプは、光透過性のカバーに発光素子を実装した基板が収容された構造を有している。このような発光素子を用いた照明ランプにおいて、発光素子の照射方向を変更する構造が提案されている(例えば特許文献1、2参照)。特許文献1には、発光素子が搭載された基板が照明管に対し回転可能に内蔵されており、照明管が周方向において透過光の特性が不均一になっている照明装置が開示されている。特許文献2には、発光素子が実装された基板及び管がソケットに対し回転可能に接続されており、基板及び管が回転することにより照射する方向を変更することができるLEDランプが開示されている。
特開2012−15012号公報 特開2011−100744号公報
しかしながら、特許文献1、2のように、基板が回転可能な構造を有している場合、基板が回転しても基板とソケットの端子との電気的接続が図られている必要があり、照明ランプの構造が複雑になってしまうという課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な構造で特定の方向に強い光を照射することができるランプカバー及びこれを用いた照明ランプ並びに照明装置を提供することを目的としている。
本発明のランプカバーは、光を出射する発光部と、発光部を収容し光透過性を有するカバーとを備えた照明ランプに取り付けられるランプカバーであって、カバーを収容する中空部が形成された形状を有し、カバーの周方向において、発光部から出射される光を拡散する光拡散領域と、光拡散領域よりも光透過率が高い開口領域とを有するものである。
本発明のランプカバーによれば、光拡散領域と光拡散領域よりも光透過率が高い開口領域とを形成することにより、開口領域から光拡散領域よりも強い光が出射するため、簡単な構造で空間の照明を行いながら特定の方向に強い光を照射することができる。
本発明の実施形態1に係る照明ランプを用いた照明装置の斜視図である。 図1の照明装置に取り付けられた照明ランプの一例を示すカバーの一部を切り欠いた斜視図である。 図2における照明ランプにランプカバーが取り付けられた状態のIII−III断面図である。 照明ランプにランプカバーが取り付けられる様子を示す断面図である。 照明ランプの周方向におけるランプカバーのスリットの位置の一例を示す断面図である。 照明ランプの周方向におけるランプカバーのスリットの位置の一例を示す断面図である。 照明ランプの周方向におけるランプカバーのスリットの位置の一例を示す断面図である。 照明ランプの周方向におけるランプカバーのスリットの位置の一例を示す断面図である。 図1の照明ランプ及びランプカバーを用いた照明装置の設置例を示す模式図である。 本発明の照明ランプ及びランプカバーの実施形態2を示す断面図である。 筒状のカバーを有する照明ランプを示す模式図である。
実施形態1.
以下、図面を参照しながら本発明のランプカバー及びこれを用いた照明ランプ並びに照明装置の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。図1は本発明の実施形態1に係る照明ランプを用いた照明装置の斜視図である。なお、図1(a)は、照明ランプ1が照明器具20に取り付けられた状態の一例を示しており、図1(b)は、照明器具20に取り付けられるランプカバー40の一例を示している。
(照明装置30)
図1の照明装置30は、例えば天井に直付けされて部屋もしくは通路等の室内に設置されるものであって、直管の形状をなしている照明ランプ1と、照明ランプ1が取り付けられる照明器具20と、照明ランプ1に取り付けられるランプカバー40とを備えている。照明器具20は、一方向(矢印Y方向)に延びる本体部21と、本体部21の両端部に形成されたソケット22とを備えている。照明ランプ1は、その両端部が、ソケット22に差し込まれ、照明器具20に取り付けられる。
図2は、図1の照明装置30に取り付けられる照明ランプ1の一例を示すカバーの一部を切り欠いた斜視図、図3は図2における照明ランプ1にランプカバー40が取り付けられた状態のIII−III断面図である。図2及び図3の照明ランプ1は、例えば直管形LEDランプであって、照明ランプ1は、光源モジュール10と、給電口金13と、アース口金14と、カバー2とを備えている。
(光源モジュール10)
図2及び図3に示すように、光源モジュール10は、発光部11と、この発光部11が設置されるヒートシンク12とを備えており、発光部11は、例えば複数の発光素子11aと、一面に配線パターン(図示せず)が設けられ、発光素子11aが実装された基板11bとを備えている。
(発光素子11a)
発光素子11aは例えばLEDからなっており、基板11bに複数実装されている。なお、この発光素子11aは例えば光軸を中心に配光角120°になるような配光特性を有している。複数の発光素子11aは、基板11bの表面において、例えば長手方向(矢印Y方向)に沿って直線的に一列に配置されている。そして、各発光素子11aは基板11bの一面に設けられた配線パターンに接続されることによって、光源回路を形成している。発光素子11aとしては、例えば、440nm〜480nm程度の波長の青色光を発するLEDチップ上に、青色光を黄色光に波長変換する蛍光体を設けてパッケージ化された疑似白色LEDを用いることができる。そして、本実施形態においては、発光素子11aから出射した光は所定の方向(発光素子11aの光軸を示す矢印L方向)へ出射されるようになっている。
なお、LEDチップが基板11bに直接実装されたCOB(Chip On Board)等を用いてもよい。また、発光素子11aの個数、配置又は種類は、照明ランプ1の用途等に応じて、適宜変更することも可能である。更に、発光素子11aとして、例えばLD(レーザダイオード)又は有機EL等の発光素子(デバイス)を使用することもできる。発光素子11aとして有機EL等を用いる場合、複数の発光素子11aが基板11bに実装される代わりに、一方向に延在した板状の1個のEL素子を、基板11bに実装するようにしてもよい。
(基板11b)
基板11bは、例えば長手方向(矢印Y方向)に延びた形状を有し、基板11bには長手方向(矢印Y方向)に沿って、複数の発光素子11aが実装されている。また、基板11bには、ダイオード、ヒューズ又は抵抗等からなり、発光素子11aを点灯させるための点灯回路素子(図示せず)が実装されている。そして、基板11bは、その一端において、給電口金13の給電端子13aと電気的に接続されており、外部電源から給電端子13aを介して、基板11bの点灯回路素子に給電される。これにより、複数の発光素子11aが点灯する。
基板11bの材料としては、ガラスエポキシ材料、紙フェノール材料、コンポジット材料又はアルミニウム(Al)等の金属材料等が、部品の配置、放熱性、材料コストを考慮して選定され、使用されている。基板11bの寸法として、厚さは、例えば1mm程度であるが、1mmより厚くても薄くてもよい。なお、基板11bの表面には、発光素子11aから出射される光の利用効率を向上させるために、塗布、印刷又は蒸着等の方法を用いて、反射材料が形成されてもよい。この場合、基板11bにおける発光素子11aが実装された表面に、反射材料が形成されることにより、更に光の利用効率を向上させることができる。
(ヒートシンク12)
ヒートシンク12は、例えば長手方向(矢印Y方向)に延びた形状を有するものであって、熱伝導性を備えた材料からなっている。このヒートシンク12は、平坦部12aと円弧部12bとで構成されており、ヒートシンク12の平坦部12aに発光部11が実装されており、円弧部12bがカバー2に接着材12cを用いて接着されている。具体的には、発光部11の基板11bの長手方向(矢印Y方向)が、ヒートシンク12の平坦部12aの長手方向(矢印Y方向)に対し平行に設置されている。
そして、ヒートシンク12は、例えば接着材を用いて、円筒状のカバー2に接着されており、ヒートシンク12におけるカバー2に接着される面は、カバー2の内壁に沿うように円弧状の円弧部12bに形成されている。このように、ヒートシンク12は、発光部11の基板11bとカバー2とを接続するものであり、これにより、ヒートシンク12は、発光素子11aから発生する動作熱をカバー2に伝達し、照明ランプ1の外部に放熱する。
なお、ヒートシンク12は、照明ランプ1の長手方向(矢印Y方向)を支持するために必要な剛性を備えており、線膨張係数が小さいことが好ましい。また、ヒートシンク12は、金属材料を押出成形加工して形成してもよいが、押出成形以外の方法で形成してもよい。この金属材料としては、アルミニウム(Al)又は鉄(Fe)等を用いることができる。なお、ヒートシンク12は、金属材料ではなく、セラミックでもよいし、熱伝導性を備えるフィラーが添加された高熱伝導性樹脂としてもよい。
(給電口金13)
給電口金13は、カバー2の一端側に取り付けられている。この給電口金13は、導電性を有する一対の給電端子13aと、これらの給電端子13aが埋め込まれた有底円筒状の給電口金筐体13b(ベース部材)とを備えている。給電端子13aは、基板11bの一端と電気的に接続されており、照明器具20の外部電源に接続されることにより、基板11bの点灯回路素子に給電される。
給電端子13aは、例えば導電性を有する金属材料で形成されており、また、給電口金筐体13bは、例えば絶縁性を有する樹脂材料で形成されている。これらの給電端子13aと給電口金筐体13bとは、インサート成形等で一体的に形成されている。なお、給電口金13は、例えばGX16タイプの口金を用いることができるが、そのほかの種類の口金、例えばG13タイプ等の口金を用いてもよい。そして、給電口金13の給電端子13aがソケット22の端子と接続される。
(アース口金14)
アース口金14は、カバー2の他端部に取り付けられている。アース口金14は、導電性を有するアース端子14aと、アース端子14aが埋め込まれた有底円筒状のアース口金筐体14b(ベース部材)とを備えている。アース端子14aが、照明器具20のアース部に接続されることにより、照明ランプ1が電気的に接地される。
アース端子14aは、例えば導電性を有する金属材料で形成されており、アース口金筐体14bは、例えば絶縁性を有する樹脂材料で形成されている。これらのアース端子14aとアース口金筐体14bとは、インサート成形等で一体的に形成されている。なお、アース口金14は、例えばGX16タイプの口金を用いることができるが、そのほかの種類の口金、例えばG13タイプ等の口金を用いてもよい。そして、アース口金14のアース端子14aがソケット22の端子と接続される。
(カバー2)
カバー2は、外管バルブ、筒管又は直管とも呼称されるものであり、例えば長手方向(矢印Y方向)に延在した円筒状の部材であって、内部に発光部11が収容されるものである。図1及び図3に示すように、カバー2は、発光部11を収容する光透過性のカバー本体3と、カバー本体3の壁面に設けられ、発光部11から出射した光を拡散する拡散膜4とを備えている。カバー本体3は長尺の円筒形状に形成されたものであって、例えばガラス管もしくは樹脂管からなっている。
拡散膜4は、発光素子11aから出射した光を拡散するものであり、例えば5μm〜20μmの厚みを有している。拡散膜4は拡散材5が添加された基材6をカバー本体3の内壁面3aに塗布することにより形成されている。基材6は例えば水溶性熱硬化形等の樹脂もしくは低融点ガラスからなっており、拡散材5は例えば平均粒子径が0.05μm〜20μmのシリカからなっている。拡散膜4における拡散材5の含有率は例えば体積比で10%以上70%以下になっている。言い換えれば、拡散膜4における基材6の含有率は体積比で90%以上30%以下になっている。そして、拡散膜4は、樹脂溶液にシリカ等の拡散材5を分散させて懸濁液を作製し、懸濁液をカバー本体3内に流し込んで懸濁液を塗布し、温風エアーで懸濁液を乾燥させ、加熱により硬化させて形成される。
(ランプカバー40)
ランプカバー40は、例えばポリカーボネート等の樹脂からなる可撓性を有する材料からなるものであって、照明ランプ1の長手方向(矢印Y方向)に沿って延びた円筒形状に形成されている。よって、ランプカバー40には照明ランプ1のカバー2を収容するための中空部41が形成されており、中空部41内に照明ランプ1が挿入され照明ランプ1に取り付けられる。ランプカバー40には、長手方向(矢印Y方向)に沿ってスリット42が形成されている。
ランプカバー40は、光を拡散する機能を有しており、例えばポリカーボネート等に拡散材を添加して形成されている。なお、ランプカバー40は、光を拡散するものであればこの構成に限定されず、公知の種々の技術を用いることができる。したがって、照明ランプ1におけるランプカバー40に覆われた領域は光拡散領域DRになる。一方、スリット42は、照明ランプ1から出射された光がそのまま出射される開口領域ARになる。なお、このスリット42の周方向の幅は、適宜設定することができる。また、ランプカバー40が色調(色相)を調整するカラーフィルタ機能を有していてもよい。
図4(a)〜図4(d)は照明ランプ1にランプカバー40が取り付けられる様子を示す断面図であり、図4(a)〜図4(d)を参照してランプカバー40の取り付け方法について説明する。まず、図4(a)に示すように、照明ランプ1にランプカバー40のスリット42が対向するように位置決めし、ランプカバー40が照明ランプ1側に押し込まれる。すると、図4(b)に示すように、スリット42が広がる方向にランプカバー40が撓み、図4(c)のようにランプカバー40内の中空部41へ照明ランプ1のカバー2が入り込んでいく。その後、図4(d)に示すように、カバー本体3の外壁3bとランプカバー40の内壁40aとが接触した状態でランプカバー40が照明ランプ1に取り付けられる。
ランプカバー40が照明ランプ1に取り付けられた状態において、照明ランプ1のうちランプカバー40に覆われた光拡散領域DRからランプカバー40において拡散された光が出射する。一方、照明ランプ1のうちランプカバー40のスリット42に当たる開口領域ARは、照明ランプ1から直接光が出射する。また、ランプカバー40は照明ランプ1の周方向に巻き付いた状態で取り付けられているため、ランプカバー40は照明ランプ1から着脱可能であって回転可能な状態で取り付けられている。したがって、上述したスリット42(開口領域AR)の形成位置は、ランプカバー40が周方向(矢印R方向)に回転することにより変更する。図5から図8は照明ランプ1の周方向におけるランプカバー40のスリットの位置の一例を示す断面図である。例えば図5及び図6に示すように、発光部11の光軸から周方向に90°ずれた位置にスリット42を位置決めすることができる。あるいは、図7及び図8に示すように、発光部11の光軸から周方向に45°ずれた位置にスリット42が位置決めすることもできる。
図9は図1の照明ランプ1及びランプカバー40を用いた照明装置30の設置例を示す模式図である。なお、図9は室内の通路に照明装置30が設置されている場合について例示している。なお、ランプカバー40は、スリット42(開口領域AR)が鉛直下側に位置した状態で取り付けられている(図3参照)。図9において、複数の照明装置30が天井に埋め込まれており、各照明装置30に開口領域ARが下側に向いた照明ランプ1が取り付けられている。すると、開口領域ARから出射した光が通路の床に照度は他の領域よりも大きいライン状の照射領域LAを形成する。なお、照射領域LAの幅は、開口領域ARの大きさ及び天井から床までの距離Hに依存する。
このように、ランプカバー40のスリット42を用いて光拡散領域DRと光拡散領域DRよりも光透過率の高い開口領域ARとを形成することにより、簡単な構造で空間の照明を行いながら特定の方向に強い光を照射する配光制御を行うことができる。すなわち、従来のように、カバー2にプリズム等の所定の光学特性を有する部材を用いた場合、カバーの構造が複雑になるとともに製造工程が煩雑になってしまう。一方、上述したランプカバー40においては、光拡散領域DRと開口領域ARとを形成するため、簡単な構造で開口領域ARを形成して配光制御を行うことができる。
また、スリット42が設けられていることにより、照明ランプ1が照明装置30に取り付けられた状態でランプカバー40を取り付けることができるため、既存の照明ランプ1に後付けして配光制御を行うことができる。さらに、カバー2がガラス管からなる場合、ランプカバー40によりガラス管の飛散を防止することができる。また、ランプカバー40の光拡散領域DRが色調もしくは色相を調整する機能を有していれば、イベント時にランプカバー40を取り付けて演出効果を発揮することができる。
実施形態2.
図10は本発明の照明ランプ及びランプカバーの実施形態2を示す断面図であり、図10を参照してランプカバー140について説明する。なお、照明ランプは図1(a)、図2に示すものと同じである。また、図10のランプカバー140において図1のランプカバー40と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。図10のランプカバー140が図1のランプカバー40と異なる点は光拡散領域DR内に所定のパターンが形成されている点である。
図10において、ランプカバー140の光拡散領域DRには、光透過率が異なる所定のパターン領域141が形成されている。なお、図10においては、矢印のパターンが形成されている場合について例示しているが、キャラクターデザイン等のパターンが形成されていてもよい。このパターン領域141は、スリット42と同様、打ち抜き等により形成されており、開口領域ARと同様に照明ランプ1からの光を直接出射する領域になっている。なお、パターン領域141の光透過率は光拡散領域DRと異なるものであればよく、例えば光を出射しない遮光領域からなっていてもよいし、グラデーション効果を奏するものであってもよい。
この場合であっても、ランプカバー40のスリット42を用いて光拡散領域DRと光拡散領域DRよりも光透過率の高い開口領域ARとを形成することにより、簡単な構造で空間の照明を行いながら特定の方向に強い光を照射する配光制御を行うことができる。さらに、パターン領域141を形成することにより、デコレーション効果を発揮することができる。
本発明の実施形態は、上記各実施形態に限定されない。例えば上記実施形態において、いわゆる直管形の照明ランプ1の場合について例示しているが、いわゆるHIDランプ等の筒状のカバーを有する照明ランプにも適用することができる。図11(a)は、筒状のカバーを有する照明ランプ200を示す模式図、図11(b)は図11(a)の照明ランプ200に取り付けられるランプカバー40の一例を示す模式図である。図11に示すように、照明ランプ200は、カバー201と、本体202と、口金部203とを備えている。このうち、カバー201は筒状に形成されており、このカバー201にランプカバー40が装着されるようになる。
また、上記実施形態において、ランプカバー40がスリット42を有している場合について例示しているが、スリット42を形成せずに円筒形状を有するものであってもよい。この場合、照明ランプ1はランプカバー40の端部の開口から長手方向に沿って挿入されることになる。そして、例えば長手方向(矢印Y方向)に沿って帯状に形成される等の所定の領域に開口領域ARが形成されていてもよい。
1、200 照明ランプ、2、201 カバー、3 カバー本体、3a 内壁面、3b 外壁、4 拡散膜、5 拡散材、6 基材、10 光源モジュール、11 発光部、11a 発光素子、11b 基板、12 ヒートシンク、12a 平坦部、12b 円弧部、12c 接着材、13 給電口金、13a 給電端子、13b 給電口金筐体、14 アース口金、14a アース端子、14b アース口金筐体、20 照明器具、21 本体部、22 ソケット、30 照明装置、40、140 ランプカバー、40a 内壁、41 中空部、42 スリット、141 パターン領域、202 本体、203 口金部、AR 開口領域、DR 光拡散領域、LA 照射領域。

Claims (8)

  1. 光を出射する発光部と、前記発光部を収容し光透過性を有するカバーとを備えた照明ランプに取り付けられるランプカバーであって、
    前記カバーを収容する中空部が形成された形状を有し、
    前記カバーの周方向において、前記発光部から出射される光を拡散する光拡散領域と、前記光拡散領域よりも光透過率が高い開口領域とを有することを特徴とするランプカバー。
  2. 前記開口領域は、前記カバーの軸方向に延びるスリットにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載のランプカバー。
  3. 前記照明ランプに装着する際、前記スリットが広がるように撓みながら前記スリットから前記中空部内に前記カバーを挿入することを特徴とする請求項2に記載のランプカバー。
  4. 前記カバーは、断面が円弧形状を有するものであって、
    前記中空部における内壁と前記照明ランプの外壁とが密着する大きさを有するものであり、前記カバーの外壁に沿って回転可能に前記照明ランプに取り付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のランプカバー。
  5. 前記光拡散領域は、色調もしくは色相を調整する機能を有するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のランプカバー。
  6. 前記光拡散領域には、光透過率が異なる所定のパターンが形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のランプカバー。
  7. 光を出射する発光部と、
    前記発光部を収容し光透過性を有するカバーと
    を備え、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のランプカバーが取り付けられることを特徴とする照明ランプ。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のランプカバーと、
    前記ランプカバーが装着される照明ランプと、
    前記照明ランプが取り付けられるソケットと、
    を備えたことを特徴とする照明装置。
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