JP2015219932A - 半導体装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】救済アドレスに対応するアンチヒューズ素子を絶縁破壊するのに要する期間を短縮すること。【解決手段】半導体装置は、不良アドレスを書き込み可能な複数のアンチヒューズ素子と、アンチヒューズ素子を絶縁破壊するストア電圧を生成する電圧生成回路と、ストア電圧を印加されたアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたか否かを検出する検出回路と、絶縁破壊すべき複数のアンチヒューズ素子に対して順次ストア電圧を印加する際、ストア電圧を印加中のアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたことが検出された場合、該アンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を停止して、次のアンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を開始するように制御する制御回路と、を備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、半導体装置およびその制御方法に関し、特に、不良のあるメモリセルを冗長セルによって置換可能な半導体記憶装置およびその制御方法に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体装置において、微細化技術の向上に伴い大容量化が進んでいる。しかしながら、微細化が進むに従って、結晶欠陥や不純物などに起因するメモリアレイ内のメモリセルの不良が増加する傾向にある。
メモリセルの不良を救済するために、メモリチップ内に予め予備のメモリセルを設けておき、不良になったメモリセルをロウ単位またはカラム単位で置き換える方式が実用化されている。例えば、特許文献1には、パッケージ封止後においても、不良となったメモリセルを置換可能とした半導体記憶装置が記載されている。
また、半導体の業界団体であるJEDEC(Joint Electron Device Engineering Council)では、出荷後のDRAMにおいて、アンチヒューズ素子を用いて不良メモリセルが存在するワード線を冗長救済する(すなわち、救済元のワード線上のメモリセルを救済先の冗長ワード線上の冗長メモリセルに置き換える)ための仕様として「PPR(Post Package Repair)」という仕様が採用されている。
特開平11−16385号公報
上記特許文献の全開示内容は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとする。以下の分析は、本発明者によってなされたものである。
半導体装置が出荷される前の試験工程において、不良アドレスの救済等に伴うアンチヒューズの破壊を行う場合、アンチヒューズを破壊するシーケンス、アンチヒューズに印加するストア電圧のレベル、ストア電圧の印加時間などを、テスタによって制御することができる。ストア電圧の印加時間をテスタによって設定する場合には、アンチヒューズの破壊動作に対して十分なマージンを持たせることができる。
しかしながら、出荷後に不良アドレスを救済する上述のPPR(Post Package Repair)のような仕様では、規格で定められたシーケンスにおいて、スペック内の期間(約200ms)中にアンチヒューズの破壊動作を完了する必要がある。
ここで、不良アドレスを救済するには、アンチヒューズが破壊されるまでストア電圧を印加する期間と、アンチヒューズ破壊後に内部昇圧電源が復帰するための期間が、不良アドレスを救済するために割り当てられたアンチヒューズの個数だけ必要とされる。
したがって、破壊すべきアンチヒューズの個数が多くなると、PPRで規定された上記期間内にアンチヒューズの破壊動作を完了することが困難となる。以下、図面を参照しつつ、関連技術の半導体装置におけるアンチヒューズの破壊を制御するアンチヒューズ制御回路の構成および動作について説明する。
図1は、関連技術の半導体装置におけるアンチヒューズ制御回路の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、アンチヒューズ制御回路は、MRS(Mode Register Set)回路12、救済アドレスラッチ回路14、データ比較回路16、PPRシーケンス回路17、ストアデータ制御回路28、アンチヒューズ(AF)ロード制御回路32、電圧生成回路34、および、アンチヒューズ素子38_0〜38_nを備えている。また、PPRシーケンス回路17は、PPRオシレータ回路22、PPRコマンド生成回路23、および、カウンタ回路26を備えている。
MRS回路12は、モードレジスタ信号MR4_Comおよびハイレベルのアドレス信号A13を受信すると、ハイレベルのPPRイネーブル信号PPR_Enableを出力する。これにより、図1のアンチヒューズ制御回路はリセットされ、PPRモードに入る。救済アドレスラッチ回路14は、ハイレベルのPPRイネーブル信号PPR_Enableを受信すると共に、コマンド信号ACT、および、救済対象のバンクアドレスおよびロウアドレスを示すアドレス信号BANK/Row_Addressを受信し、救済アドレス信号Repair_Addressとして出力する。データ比較回路16は、ハイレベルのPPRイネーブル信号PPR_Enable、ならびに、書き込みコマンドWRT_Comおよびロウレベルのデータ信号DQを受信すると、PPR開始信号PPR_Startを出力する。また、データ比較回路16は、PPRイネーブル信号PPR_Enableがロウレベルに遷移すると、PPR終了信号PPR_Endを出力する。
PPRシーケンス回路17において、PPRオシレータ回路22は、PPR開始信号PPR_Startを受信すると、オシレータを起動してクロック信号OSC_Clockを生成し、生成したクロック信号OSC_Clockを出力する。また、PPRコマンド生成回路23は、PPR開始信号PPR_Startを受信すると、ハイレベルのストア電圧イネーブル信号STORE_Voltage_Enableを電圧生成回路34に出力する。次に、PPRコマンド生成回路23は、カウンタ回路26のカウント値に基づいて、ストア電圧を生成する電源の安定時間に相当する期間が経過したものと判定すると、ハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockを所定の期間(すべてのアンチヒューズ素子に対して共通の期間)に亘って出力し、当該所定の期間が経過すると、ロウレベルのストアクロック信号STORE_Clockを出力する。また、PRRコマンド生成回路23は、救済対象のバンクに相当するアンチヒューズセット内において、救済対象のロウアドレスに相当するすべてアンチヒューズ素子の絶縁破壊が完了した場合、PPRオシレータ回路22の動作を停止すると共に、ロウレベルのストア電圧イネーブル信号STORE_Voltage_Enableを出力する。一方、当該アンチヒューズセット内において、救済対象のロウアドレスに相当するアンチヒューズ素子の中に絶縁破壊が完了していないものが存在する場合、PPRコマンド生成回路23は、ストア電圧を印加するアンチヒューズ素子を切り替えるために、AFカウントアップ信号AF_Count_Up信号を出力し、ストア電圧を生成する電源の復帰時間に相当する期間が経過すると、ハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockを出力する。さらに、PPRコマンド生成回路23は、PPR終了信号PPR_Endを受信すると、アンチヒューズ素子の有効化(再判定)のために、アンチヒューズリロード信号AF_Reloadをアンチヒューズロード制御回路32に出力する。
ストアデータ制御回路28は、救済アドレス信号Repair_Addressおよびカウント値信号AF_Countに基づいて、ストア電圧を印加すべきアンチヒューズ素子を示すストアデータ信号STORE_Dataを生成する。図2は、ストアデータ制御回路28の構成を例示すブロック図である。図2を参照すると、ストアデータ制御回路28は、mビットデコーダ42、カウンタ回路44、および、アンチヒューズセットSet_0〜Set_2ごとに設けられた論理回路46−0〜46−2を備えている。論理回路46−i(i=1〜2)は、ANDゲート48−0〜48−jを備えている。
mビットデコーダ42は、バンクアドレス信号Banc_Add<m:0>を受信し、受信したバンクアドレスをデコードしてバンクデコード信号Bank_Decode<2:0>を生成し、生成したバンクデコード信号Bank_Decode<i>(i=0〜2)を論理回路46−iに出力する。カウンタ回路44は、AFカウントアップ信号AF_Count_Upを受信するとカウント値をインクリメントしてカウント値信号Count_Valueとして論理回路46−0〜46−2に出力する。論理回路46−0において、ANDゲート48−k(k=0〜j)は、ロウアドレス信号Row_Add<j:0>に含まれるロウアドレスRow_Add<k>、バンクデコード信号Bank_Decode<0>、および、カウント信号kの論理積を求めて、ストアデータ信号STORE_Data<n:0>として出力する。これにより、救済対象のバンクアドレスに対応するアンチヒューズセットに含まれる救済対象のロウアドレスに相当するアンチヒューズが、ストア電圧の印加対象のアンチヒューズとして、1ビットずつ順番に選択される。
図1に戻ると、アンチヒューズロード制御回路32は、AFリロード信号AF_Reloadを受信すると、AFロード信号AF_Loadをアンチヒューズ素子38−0〜38−nに出力する。電圧生成回路34は、ハイレベルのストア電圧イネーブル信号STORE_Voltage_Enableを受信すると、ストア電圧STORE_Voltageを生成する。アンチヒューズ素子38_0〜38_nは、それぞれ、対応する周辺回路(非図示)がハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockおよびハイレベルのストアデータ信号STORE_Dataを受信した場合、ストア電圧が印加され、絶縁破壊されて導通状態となる。
次に、関連技術のアンチヒューズ制御回路(図1)の動作について、図面を参照して説明する。図3は、PPRシーケンス回路17の動作を例示するフロー図である。図3を参照すると、PPRシーケンス回路17のPPRオシレータ回路22は、PPR開始信号PPR_Startを受信すると、オシレータを起動してクロック信号OSC_Clockを生成し、生成したクロック信号OSC_Clockを出力する。また、PPRコマンド生成回路23は、クロック信号OSC_Clockを受信すると、ハイレベルのストア電圧イネーブル信号STORE_Voltage_Enableを電圧生成回路34に出力する(ステップS1)。
次に、PPRコマンド生成回路23は、カウンタ回路のカウント値に基づいて、ストア電圧を生成する電源の安定時間に相当する期間が経過したものと判定すると(ステップS2のYes)、ハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockを所定の期間に亘って出力する(ステップS3、S4)。ここで、所定の期間は、すべてのアンチヒューズ素子に対して共通の期間である。したがって、当該期間中にアンチヒューズ素子が破壊されたか否かに依らず、破壊対象のアンチヒューズ素子には、十分なマージンを持たせた期間に亘ってストア電圧が印加される。
PPRコマンド生成回路23は、当該所定の期間が経過すると(ステップS4のYes)、ロウレベルのストアクロック信号STORE_Clockを出力する(ステップS5)。
次に、PRRコマンド生成回路23は、救済対象のバンクに相当するアンチヒューズセット内において、救済対象のロウアドレスに相当するすべてアンチヒューズ素子の絶縁破壊が完了した場合(ステップS6のYes)、PPRオシレータ回路22の動作を停止すると共に、ロウレベルのストア電圧イネーブル信号STORE_Voltage_Enableを出力する(ステップS7)。一方、当該アンチヒューズセット内において、救済対象のロウアドレスに相当するアンチヒューズ素子の中に絶縁破壊が完了していないものが存在する場合(ステップS6のNo)、PPRコマンド生成回路23は、ストア電圧を印加するアンチヒューズ素子を切り替えるために、AFカウントアップ信号AF_Count_Up信号を出力する(ステップS8)。
次に、ストア電圧を生成する電源の復帰時間に相当する期間が経過すると(ステップS9のYes)、PPRコマンド生成回路23は、再度、ハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockを出力する(ステップS3)。以下、すべてのアンチヒューズ素子の絶縁破壊が完了するまで、同様の動作が繰り返される。
図4は、関連技術の半導体装置によるPPR(Post Package Repair)の動作を示すタイミング図である。図4を参照すると、アンチヒューズ制御回路(図1)は、モードレジスタセット信号MR4_comおよびハイレベルのアドレス信号A13を受信すると、PPRモードにエントリする。次に、アンチヒューズ制御回路は、制御コマンドとしてACTコマンドを受信すると、救済アドレスを取り込む。アンチヒューズ制御回路は、取り込んだ救済アドレスに対する書き込みデータDQがいずれもロウレベルであると判定すると、内部電圧を昇圧し、救済アドレスに対応するアンチヒューズ素子の絶縁破壊を開始する。アンチヒューズ制御回路は、内部昇圧電源の能力を考慮し、PPRコマンド生成回路23およびストアデータ制御回路28を用いて、絶縁破壊すべきアンチヒューズ素子を1ビットずつ順番に選択する。選択されたアンチヒューズ素子は、共通の一定の期間に亘ってストア電圧が印加され、絶縁破壊される。救済アドレスに対応するすべてのアンチヒューズ素子の絶縁破壊が完了すると、昇圧電源を停止する。
出荷前の試験行程で不良アドレスを救済する場合のように、ストア電圧の電圧値および電圧印加時間をテスタによって制御可能なときには、アンチヒューズ素子の破壊動作に対して十分なマージンを持たせることができる。しかしながら、PPRの仕様で規定された期間(tPGM=200ms)内において、上記の内部電源の昇圧、アンチヒューズ素子の絶縁破壊、昇圧電源の停止の一連の動作を完了することは困難となる。その理由は、救済アドレスに対応する複数のアンチヒューズ素子に対して順次ストア電圧を共通の一定期間に亘って印加して絶縁破壊した場合、すべてのアンチヒューズ素子の絶縁破壊を完了するまでに、破壊対象のアンチヒューズ素子の個数に比例した長い時間を要するからである。
本発明の第1の態様に係る半導体装置は、不良アドレスを書き込み可能な複数のアンチヒューズ素子と、アンチヒューズ素子を絶縁破壊するストア電圧を生成する電圧生成回路と、ストア電圧を印加されたアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたか否かを検出する検出回路と、絶縁破壊すべき複数のアンチヒューズ素子に対して順次ストア電圧を印加する際、ストア電圧を印加中のアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたことが検出された場合、該アンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を停止して、次のアンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を開始するように制御する制御回路と、を備えている。
本発明の第2の態様に係る半導体装置の制御方法は、不良アドレスを書き込み可能な複数のアンチヒューズ素子を備えた半導体装置が、アンチヒューズ素子を絶縁破壊するストア電圧を生成するステップと、ストア電圧を印加されたアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたか否かを検出するステップと、絶縁破壊すべき複数のアンチヒューズ素子に対して順次ストア電圧を印加する際、ストア電圧を印加中のアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたことが検出された場合、該アンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を停止して、次のアンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を開始するステップと、を含む。
本発明に係る半導体装置およびその制御方法によると、救済アドレスに対応するアンチヒューズ素子を絶縁破壊するのに要する期間を短縮することが可能となる。
関連技術の半導体装置におけるアンチヒューズ制御回路の構成を示すブロック図である。 関連技術の半導体装置におけるストアデータ制御回路の構成を示すブロック図である。 関連技術の半導体装置におけるPPRシーケンス回路の動作を示すフロー図である。 関連技術の半導体装置によるPPR(Post Package Repair)の動作を示すタイミング図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の構成を例示するブロック図である。 第1の実施形態に係る半導体装置におけるアンチヒューズ制御回路の構成を例示するブロック図である。 第1の実施形態に係る半導体装置におけるストア電圧レベル検出回路およびPPRシーケンス回路の構成を例示する図である。 ストア電圧の低下に基づいてアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたかどうかを判定する動作を説明するための図である。 第1の実施形態に係る半導体装置におけるPPRシーケンス回路の動作を例示するフロー図である。 第1の実施形態に係る半導体装置におけるPPR動作を例示するタイミング図である。 第1の実施形態に係る半導体装置におけるアンチヒューズ素子の構造を例示する断面図である。
はじめに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記する図面参照符号は、専ら理解を助けるための例示であり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。
図6は、一実施形態に係る半導体装置において、アンチヒューズ素子を制御するアンチヒューズ制御回路の構成を例示するブロック図である。図6を参照すると、半導体装置は、不良アドレスを書き込み可能な複数のアンチヒューズ素子(38−0〜38−n)と、アンチヒューズ素子を絶縁破壊するストア電圧(STORE_Voltage)を生成する電圧生成回路(34)と、ストア電圧を印加されたアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたか否かを検出する検出回路(36)と、絶縁破壊すべき複数のアンチヒューズ素子に対して順次ストア電圧を印加する際、ストア電圧を印加中のアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたことが検出された場合、該アンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を停止して、次のアンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を開始するように制御する制御回路(18、28)と、を備えている。
検出回路(36)は、ストア電圧を印加中のアンチヒューズ素子と電圧生成回路を接続する電源配線上のノードの電圧が低下した場合、該アンチヒューズ素子が絶縁破壊されたものと判定するようにしてもよい。
制御回路は、絶縁破壊すべき複数のアンチヒューズ素子のうちのストア電圧を印加すべきアンチヒューズ素子を表す第1の信号(STORE_Data)を生成するストアデータ制御回路(28)と、ストア電圧を印加中のアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたことが検出された場合、第1の信号(STORE_Data)が次にストア電圧を印加すべきアンチヒューズ素子を示すように、ストアデータ制御回路(28)に第1の信号(STORE_Data)を更新させるシーケンス回路(18)と、を備えていてもよい。
また、シーケンス回路(18)は、アンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を指示する第2の信号(STORE_Clock)を生成すると共に、ストア電圧を印加中のアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたことが検出された場合、第2の信号(STORE_Clock)を非活性レベルに切り替えてストア電圧の印加を停止し、所定の期間の経過後、第2の信号(STORE_Clock)を活性レベルに切り替えてストア電圧の印加を再開するようにしてもよい。
図8(a)を参照すると、半導体装置は、複数のアンチヒューズ素子のそれぞれ(例えば、38−0)に対応して設けられ、第1の信号(STORE_Data)が対応するアンチヒューズ素子を示すと共に第2の信号(STORE_Clock)が活性レベルである場合、対応するアンチヒューズ素子にストア電圧を供給する周辺回路(52、54)を備えていてもよい。
かかる構成によると、各アンチヒューズ素子に対して予め設定された一定の期間に亘ってストア電圧を印加した場合と比較して、より短い期間ですべてのアンチヒューズ素子の絶縁破壊を完了することができる。すなわち、一実施形態の半導体装置によると、関連技術の半導体装置と比較して、救済アドレスに対応するアンチヒューズ素子を絶縁破壊するのに要する期間を短縮することが可能となる。その理由は、一実施形態の半導体装置は、救済アドレスに対応する複数のアンチヒューズ素子に順次ストア電圧を印加する際、ストア電圧印加中のアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたことを検出すると、当該アンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を停止して、次のアンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を開始するように構成されているからである。
<実施形態1>
次に、第1の実施形態に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。本実施形態の半導体装置は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体記憶装置である。
図5は、本実施形態に係る半導体装置の構成を例示するブロック図である。図5に示した半導体装置は、ワンチップに集積された積層メモリであり、8つのバンクBANK0〜BANK7に分割されたメモリセルアレイ101を備えている。メモリセルアレイ101は、複数のワード線WLと複数のビット線BLを含み、その交点にメモリセルMCが配置される。図5においては、簡単のため、1本のワード線WL、1本のビット線BLおよびこれらの交点に配置された1個のメモリセルMCのみを図示している。
メモリセルアレイ101に含まれる複数のワード線のうち、不良のあるワード線は、ロウ冗長回路102に含まれる冗長ワード線に置換される。また、メモリセルアレイ101に含まれる複数のビット線のうち、不良のあるビット線は、カラム冗長回路103に含まれる冗長ビット線に置換される。ここで、不良のあるワード線とは、ワード線自体に不良がある場合のみならず、ワード線そのものには不良がないものの当該ワード線により選択される1または2以上のメモリセルに不良がある場合を含む。同様に、不良のあるビット線とは、ビット線自体に不良がある場合のみならず、ビット線そのものには不良がないものの当該ビット線に接続される1または2以上のメモリセルに不良がある場合を含む。
メモリセルアレイ101に対するロウアクセスは、ロウデコーダ104によって行われる。ロウデコーダ104は、ロウアドレス制御回路110から供給されるロウアドレスXADDをデコードし、デコード結果に基づいて、メモリセルアレイ101に含まれるいずれかのワード線を選択する。また、ロウデコーダ104は、ロウアドレス制御回路110から供給されるロウアドレスXADDが救済制御回路140に保持された不良アドレスと一致した場合には、メモリセルアレイ101内のワード線の代わりに、ロウ冗長回路102内の冗長ワード線に対して代替アクセスを行う。
一方、メモリセルアレイ101に対するカラムアクセスは、カラムデコーダ105によって行われる。カラムデコーダ105は、カラムアドレス制御回路111から供給されるカラムアドレスYADDをデコードし、デコード結果に基づいて、カラム制御回路107に含まれるいずれかのカラムスイッチを選択する。カラムスイッチは、センスアンプ列106に含まれるいずれかのセンスアンプをカラム制御回路107に接続するためのスイッチであり、いずれかのスイッチが導通状態になると、対応するセンスアンプを介して所定のビット線とカラム制御回路107とが接続される。また、カラムデコーダ105は、カラムアドレス制御回路111から供給されるカラムアドレスYADDが救済制御回路140に保持された不良アドレスと一致した場合には、メモリセルアレイ101内のビット線の代わりに、カラム冗長回路103内の冗長ビット線に対して代替アクセスを行う。
ロウアドレス制御回路110およびカラムアドレス制御回路111には、アドレス端子112およびアドレスバッファ113を介して、アドレスA0〜A15およびバンクアドレスBA0〜BA2が供給される。アドレスA0〜A15は、ロウアドレスXADDまたはカラムアドレスYADDとして用いられる部分であり、バンクアドレスBA0〜BA2は、バンクBANK0〜BANK7の選択に用いられる部分である。
また、半導体装置には、アドレス端子112の他に、コマンド端子120、コントロール端子121およびクロック端子122が設けられている。
コマンド端子120は、ロウアドレスストローブ信号/RAS、カラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WE、および、チップセレクト信号/CSが入力される端子群である。コマンド端子120に入力されたこれらのコマンド信号は、コマンドバッファ123を介して、コマンドデコーダ124およびモードレジスタ125に供給される。コマンドデコーダ124は、コマンド信号をデコードすることによって内部コマンドを生成し、これをコントロールロジック127などに供給する回路である。また、モードレジスタ125は、アドレスA0〜A15を用いて設定値を書き換え可能なレジスタであり、その設定値はコントロールロジック127などに供給される。
コントロール端子121は、データマスク信号DM、オンダイターミネーション信号ODTおよびリセット信号/RESETが入力される端子と、キャリブレーション端子ZQから成る端子群である。コントロール端子121に入力されたこれらのコントロール信号は、コントロールバッファ126を介して、コントロールロジック127に供給される。コントロールロジック127は、コントロール信号、内部コマンドおよびモードレジスタ125の設定値に基づいて、各種制御信号を生成する回路である。生成される制御信号は、ロウアドレス制御回路110、カラムアドレス制御回路111およびデータコントロール回路108に供給され、これらの回路ブロックの動作を制御する。
クロック端子122は、クロック信号CK、反転クロック信号/CKおよびクロックイネーブル信号CKEが入力される端子群である。クロック端子122に入力されたこれらのクロック信号は、クロックバッファ128を介して、クロック生成回路129に供給される。クロック生成回路129は、これらクロック信号に基づいて内部クロック信号を生成する回路であり、生成された内部クロック信号は各種回路ブロックに供給される。内部クロック信号の一部はDLL回路130に供給される。DLL回路130は、内部クロック信号に基づいて位相制御された出力用クロックを生成する回路であり、生成された出力用クロックはデータコントロール回路108および入出力バッファ109に供給される。
データコントロール回路108は、カラム制御回路107を介してパラレルに出力されるリードデータをラッチし、これをシリアル変換して入出力バッファ109に供給するとともに、入出力バッファ109を介してシリアルに入力されたライトデータをラッチし、これをパラレル変換してカラム制御回路107に供給する回路である。入出力バッファ109は、データ系端子131に接続されている。データ系端子131は、データ入出力端子DQ0〜DQ7およびデータストローブ端子DQS、/DQSから成る。データ入出力端子DQ0〜DQ7は、リードデータの出力およびライトデータの入力を行う端子であり、データストローブ端子DQS、/DQSは相補のデータストローブ信号を入出力する端子である。
かかる構成により、コマンド端子120を介してリードコマンドが入力された場合、アドレスA0〜A15およびバンクアドレスBA0〜BA2により特定されるメモリセルに対してリード動作が行われ、読み出されたリードデータがデータ入出力端子DQ0〜DQ7を介して出力される。一方、コマンド端子120を介してライトコマンドが入力された場合、アドレスA0〜A15およびバンクアドレスBA0〜BA2により特定されるメモリセルに対してライト動作が行われ、データ入出力端子DQ0〜DQ7を介して入力されたライトデータが書き込まれる。そして、これらリード動作およびライト動作において、アクセス先のメモリセルが不良メモリセルである場合には、ロウ冗長回路102またはカラム冗長回路103に対して代替アクセスが行われる。上述の通り、不良メモリセルのアドレスは、救済制御回路140に保持されている。
救済制御回路140に保持される不良アドレスは、光学ヒューズ回路141およびアンチヒューズ回路142から転送される。光学ヒューズ回路141は、レーザービームの照射によってヒューズ素子を切断することにより情報を記憶する回路である。また、アンチヒューズ回路142は、ヒューズ素子に高電圧を印加することによって情報を記憶する回路である。アンチヒューズ回路142は複数のアンチヒューズ素子を有する。アンチヒューズ素子は、高電圧の印加によって絶縁膜を絶縁破壊することによって情報を記憶する。
このように、本実施形態による半導体装置においては、一つの冗長ワード線を光学ヒューズ回路141でもアンチヒューズ回路142でも使用することができる。同様に、一つの冗長ビット線を光学ヒューズ回路141でもアンチヒューズ回路142でも使用することができる。もちろん、同一の冗長ワード線または同一の冗長ビット線を光学ヒューズ回路141とアンチヒューズ回路142で同時に使用することはできない。冗長ワード線および冗長ビット線は、光学ヒューズ回路141による1次救済で使用され、1次救済にて使用されなかった残余の冗長ワード線および冗長ビット線がアンチヒューズ回路142による2次救済で使用される。
2次救済における不良メモリセルの検出は、カラム制御回路107内に設けられたデータ判定回路107aによって行われ、判定の結果得られる判定信号P/Fが解析回路143に供給される。判定信号P/Fは、読み出されたデータにエラーが含まれていない場合には「パス」を示し、読み出されたデータにエラーが含まれている場合には「フェイル」を示す。
解析回路143は、判定信号P/Fがフェイルを示している場合、アクセスされたアドレスを参照することによって、不良メモリセルのアドレスを特定し、既に検出された不良メモリセルのアドレスとの関係を解析する。解析回路143による解析作業には、解析用メモリ144が用いられる。解析用メモリ144は、一例として、SRAMから成る。解析回路143には、判定信号P/Fおよびアドレスの他、内部クロック信号、内部コマンドおよびDFT回路145からの制御信号が供給される。
次に、本実施形態に係る半導体装置におけるアンチヒューズ制御回路の構成について、図面を参照して説明する。図6は、本実施形態の半導体装置におけるアンチヒューズ制御回路の構成を例示するブロック図である。図6を参照すると、アンチヒューズ制御回路は、MRS(Mode Register Set)回路12、救済アドレスラッチ回路14、データ比較回路16、PPRシーケンス回路18、ストアデータ制御回路28、アンチヒューズ(AF)ロード制御回路32、電圧生成回路34、および、ストア電圧レベル検出回路36、および、アンチヒューズ素子38_0〜38_nを備えている。PPRシーケンス回路18は、PPRオシレータ回路22、PPRコマンド生成回路24、および、カウンタ回路26を備えている。
関連技術の半導体装置におけるアンチヒューズ制御回路(図1)と比較すると、本実施形態の半導体装置におけるアンチヒューズ制御回路は、ストア電圧レベル検出回路36をさらに備えている点と、PPRコマンド生成回路24がストア電圧レベル検出回路36から出力される破壊判定信号に応じて動作する点において相違する。以下では、関連技術の半導体装置におけるアンチヒューズ制御回路(図1)に対する差分を中心に説明する。
図7は、本実施形態の半導体装置におけるストア電圧レベル検出回路36およびPPRシーケンス回路18中のPPRコマンド生成回路24の構成を例示する図である。図7を参照すると、ストア電圧レベル検出回路36は、インバータ素子56、トランジスタ58、抵抗素子62、64、ロウパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)66、比較回路68、シフトレジスタ回路72、および、ANDゲート74を備えている。一方、PPRシーケンス回路18は、ORゲート78、ロウパルス生成回路76、82、および、フリップフロップ84を備えている。
ストア電圧イネーブル信号STORE_Voltage_Enableがハイレベルとなると、インバータ素子56の出力信号がロウレベルとなり、トランジスタ58がオン状態となる。これにより、ストア電圧レベル検出回路36は、ストア電圧の検出を開始する。ロウパスフィルタ66は、抵抗素子62、64によって分圧されたストア電圧の分圧レベルを受け、帯域を低周波に制限することで瞬間的な電圧変動を除去し、比較回路68に出力する。比較回路68は、受け付けたストア電圧の分圧レベルと基準電圧VREF_BGRとを比較して、比較結果をレベル判定結果としてシフトレジスタ回路72に出力する。シフトレジスタ回路72は、数サイクル分(図7の場合、クロック信号OSC_Clockの3サイクル分)の期間に亘るレベル判定結果をサンプリングする。ANDゲート74は、当該期間に亘るストア電圧の低下が検出されると、ハイレベルの破壊判定信号を出力する。
PPRコマンド生成回路24は、カウンタ回路26のカウント値に基づいて、ストア電圧を生成する電源の安定時間に相当する期間が経過したものと判定すると、STORE_Clock=Highコマンドをロウパルス生成回路76に出力し、ハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockの出力を開始する。PPRコマンド生成回路24は、ハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockを出力中に、ストア電圧レベル検出回路36から破壊判定信号を受信した場合、STORE_Clock=Lowコマンドをロウパルス生成回路82に出力し、ストアクロック信号STORE_Clockをロウレベルに切り替える。それ以外の場合、PPRコマンド生成回路24は、ハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockを所定の期間に亘って出力し、当該所定の期間が経過すると、ロウレベルのストアクロック信号STORE_Clockを出力する。また、PRRコマンド生成回路24は、救済対象のバンクに相当するアンチヒューズセット内において、救済対象のロウアドレスに相当するすべてアンチヒューズ素子の絶縁破壊が完了した場合、PPRオシレータ回路22の動作を停止すると共に、ロウレベルのストア電圧イネーブル信号STORE_Voltage_Enableを出力する。一方、当該アンチヒューズセット内において、救済対象のロウアドレスに相当するアンチヒューズ素子の中で絶縁破壊が完了していないものが存在する場合、PPRコマンド生成回路24は、ストア電圧を印加するアンチヒューズ素子を切り替えるために、AFカウントアップ信号AF_Count_Up信号を出力し、ストア電圧を生成する電源の復帰時間に相当する期間が経過すると、STORE_Clock=Highコマンドをロウパルス生成回路76に出力し、ハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockの出力を再開する。
図8は、ストア電圧レベル検出回路36がストア電圧の低下に基づいてアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたか否かを判定する動作を説明するための図である。図8(a)は、アンチヒューズ素子38と、アンチヒューズ素子の周辺回路の構成を例示する回路図である。図8(a)を参照すると、周辺回路は、NANDゲート52およびトランジスタ54を備えている。NANDゲート52は、ハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockおよびハイレベルのストアデータ信号STORE_Data(Fuse_Address)を受信するとロウレベルの信号を出力し、トランジスタ54はオン状態(導通状態)となる。トランジスタ54がオン状態となると、アンチヒューズ素子38に対してストア電圧が印加され、アンチヒューズ素子が絶縁破壊されて導通状態となり、ストア電圧の高電位側と低電位側が短絡する。図8(b)は、このときのストア電圧レベルの変化の様子を示すタイミング図である。図8(b)を参照すると、アンチヒューズ素子38が絶縁破壊されてアンチヒューズ素子38の両端が短絡状態となると、ストア電圧のレベルが低下する。次に、ストアクロック信号STORE_Clockおよびストアデータ信号STORE_Data(Fuse_Address)がロウレベルに遷移すると、NANDゲート52はハイレベルの信号を出力し、トランジスタ54はオフ状態(非導通状態)となる。このとき、ストア電圧のレベルは元のレベルに復帰する。図7に示したストア電圧レベル検出回路36は、ストア電圧のレベルの低下が所定のサイクル数に亘って検出された場合、破壊判定信号をPPRコマンド生成回路24に出力する。
次に、本実施形態のアンチヒューズ制御回路の動作について、図面を参照して説明する。図9は、PPRシーケンス回路18の動作を例示するフロー図である。
図9を参照すると、PPRシーケンス回路18のPPRオシレータ回路22は、ハイレベルのPPR開始信号PPR_Startを受信すると、オシレータを起動してクロック信号OSC_Clockを生成し、生成したクロック信号OSC_Clockを出力する。また、PPRコマンド生成回路24は、クロック信号OSC_Clockを受信すると、ハイレベルの信号STORE_Voltage_Enableを出力する(ステップS21)。
PPRコマンド生成回路24は、カウンタ回路26のカウント値に基づいて、ストア電圧を生成する電源の安定時間に相当する期間が経過したものと判定すると(ステップS22のYes)、STORE_Clock=Highコマンドをロウパルス生成回路76に出力し、ハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockの出力を開始する。
PPRコマンド生成回路24は、ハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockを出力中に、ストア電圧レベル検出回路36から破壊判定信号を受信した場合(ステップS24のYes)、STORE_Clock=Lowコマンドをロウパルス生成回路82に出力し、ストアクロック信号STORE_Clockをロウレベルに切り替える(ステップS26)。
それ以外の場合(ステップS24のNo)、PPRコマンド生成回路24は、ハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockを所定の期間に亘って出力し、当該所定の期間が経過すると(ステップS25のYes)、ロウレベルのストアクロック信号STORE_Clockを出力する(ステップS26)。
次に、PRRコマンド生成回路24は、救済対象のバンクに相当するアンチヒューズセット内において、救済対象のロウアドレスに相当するすべてアンチヒューズ素子の絶縁破壊が完了した場合(ステップS27のYes)、PPRオシレータ回路22の動作を停止すると共に、ロウレベルのストア電圧イネーブル信号STORE_Voltage_Enableを電圧生成回路34に出力する(ステップS28)。
一方、当該アンチヒューズセット内において、救済対象のロウアドレスに相当するアンチヒューズ素子の中に絶縁破壊が完了していないものが存在する場合(ステップS27のNo)、PPRコマンド生成回路24は、ストア電圧を印加するアンチヒューズ素子を切り替えるために、AFカウントアップ信号AF_Count_Up信号を出力する(ステップS29)。
次に、ストア電圧を生成する電源の復帰時間に相当する期間が経過すると(ステップS30のYes)、PPRコマンド生成回路24は、STORE_Clock=Highコマンドをロウパルス生成回路76に出力し、再びハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockの出力を開始する(ステップS23)。以下、すべてのアンチヒューズ素子の絶縁破壊が完了するまで、同様の動作が繰り返される。
図10は、本実施形態に係るPPR制御回路(図6)の動作を例示するタイミング図である。図10を参照すると、MRS回路12は、モードレジスタ信号MR4_Comおよびハイレベルのアドレス信号A13を受信すると、ハイレベルのPPRイネーブル信号PPR_Enableを出力する。これにより、図6のアンチヒューズ制御回路はリセットされ、PPRモードに入る。なお、PPRイネーブル信号PPR_Enableがハイレベルの期間中は、DRAMアレイは活性化されない。
救済アドレスラッチ回路14は、ハイレベルのPPRイネーブル信号PPR_Enableを受信すると共に、コマンド信号ACT、および、救済対象のバンクアドレスおよびロウアドレスを示すアドレス信号BANK/Row_Addressを受信してラッチするとともに、救済アドレス信号Repair_Addressとして出力する。
データ比較回路16は、ハイレベルのPPRイネーブル信号PPR_Enable、ならびに、書き込みコマンド信号WRT_Comおよびロウレベルのデータ信号DQを受信すると、PPR開始信号PPR_Startを出力する。
PPRオシレータ回路22は、PPR開始信号PPR_Startを受信すると、オシレータを起動してクロック信号OSC_Clockを生成し、生成したクロック信号OSC_Clockを出力する。PPRコマンド生成回路23は、PPR開始信号PPR_Startを受信すると、ハイレベルのストア電圧イネーブル信号STORE_Voltage_Enableを電圧生成回路34に出力する。
PPRコマンド生成回路24は、カウンタ回路26のカウント値に基づいて、ストア電圧を生成する電源の安定時間に相当する期間が経過したものと判定すると、STORE_Clock=Highコマンドをロウパルス生成回路76に出力し、ハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockの出力を開始する。PPRコマンド生成回路24は、ハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockを出力中に、ストア電圧レベル検出回路36から破壊判定信号を受信した場合(ストアデータ<0>に対応するアンチヒューズ素子38−0が絶縁破壊された場合)、STORE_Clock=Lowコマンドをロウパルス生成回路82に出力し、ストアクロック信号STORE_Clockをロウレベルに切り替える。それ以外の場合、PPRコマンド生成回路24は、ハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockを所定の期間に亘って出力し、当該所定の期間が経過すると、STORE_Clock=Lowコマンドをロウパルス生成回路82に出力し、ストアクロック信号STORE_Clockをロウレベルに切り替える。
救済対象のバンクに相当するアンチヒューズセット内において、救済対象のロウアドレスに相当するアンチヒューズ素子の中に絶縁破壊が完了していないものが存在する場合、PPRコマンド生成回路24は、ストア電圧を印加するアンチヒューズ素子を切り替えるために、AFカウントアップ信号AF_Count_Up信号を出力する。ストアデータ制御回路28のカウンタ回路44は、AFカウントアップ信号AF_Count_Upを受信すると、カウント値をインクリメントして(cnt=1)カウント値信号Count_Valueとして出力する。ストア電圧を生成する電源の復帰時間に相当する期間が経過すると、STORE_Clock=Highコマンドをロウパルス生成回路76に出力し、ハイレベルのストアクロック信号STORE_Clockの出力を再開する。これにより、ストアデータ<1>に対応するアンチヒューズ素子38−1に対してストア電圧の印加が開始される。以下、同様にして、救済対象のバンクに相当するアンチヒューズセット内において、救済対象のロウアドレスに相当するすべてアンチヒューズ素子の絶縁破壊が完了した場合(カウント値cnt=n)、PPRコマンド生成回路24は、PPRオシレータ回路22の動作を停止すると共に、ロウレベルのストア電圧イネーブル信号STORE_Voltage_Enableを電圧生成回路34に出力する。
データ比較回路16は、PPRイネーブル信号PPR_Enableがロウレベルに遷移すると、PPR終了信号PPR_Endを出力する。PPRコマンド生成回路23は、PPR終了信号PPR_Endを受信すると、アンチヒューズ素子の有効化(再判定)のために、AFリロード信号AF_Reloadをアンチヒューズロード制御回路32に出力する。アンチヒューズロード制御回路32は、AFリロード信号AF_Reloadを受信すると、AFロード信号AF_Loadをアンチヒューズ素子38−0〜38−nに出力する。
次に、本実施形態に係る半導体装置におけるアンチヒューズ素子38−0〜38−nの具体的な素子構造について説明する。図11は、アンチヒューズ素子38の素子構造を例示する断面図である。図11を参照すると、半導体基板210上に素子分離領域206で囲まれた活性領域202が設けられ、活性領域202の表面にゲート絶縁膜204が形成されている。ゲート電極201は、ゲート絶縁膜204を介して活性領域202上に設けられている。半導体基板210と異なる導電型の不純物を導入した拡散層205は、ゲート電極201に対して自己整合的に活性領域202に形成されている。ゲート電極201および拡散層205は、層間絶縁膜207に設けられたコンタクトプラグ208を介して上部配線209に接続されている。なお、図11に示す素子構造は例示に過ぎず、本実施形態におけるアンチヒューズの素子構造は、図示の態様に限定されるものではない。
本実施形態の半導体装置では、救済アドレスに対応する複数のアンチヒューズ素子に順次ストア電圧を印加する際、ストア電圧印加中のアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたことを検出すると、当該アンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を停止して、次のアンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を開始するように構成されている。かかる構成によると、各アンチヒューズ素子に対して予め設定された一定の期間に亘ってストア電圧を印加した場合と比較して、より短い期間ですべてのアンチヒューズ素子の絶縁破壊を完了することができる。すなわち、本実施形態の半導体装置によると、救済アドレスに対応するアンチヒューズ素子を絶縁破壊するのに要する期間を、関連技術の半導体装置と比較して短縮することが可能となる。
なお、上記特許文献の全開示内容は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
12 MRS回路
14 救済アドレスラッチ回路
16 データ比較回路
17、18 PPRシーケンス回路
22 PPRオシレータ回路
23、24 PPRコマンド生成回路
26 カウンタ回路
28 ストアデータ制御回路
32 アンチヒューズロード制御回路
34 電圧生成回路
36 ストア電圧レベル検出回路
38_0〜38_n アンチヒューズ素子
42 mビットデコーダ
44 カウンタ回路
46−0〜46−2 論理回路
48−0〜48−j ANDゲート
52 NANDゲート
54、58 トランジスタ
56 インバータ素子
62、64 抵抗素子
66 ロウパスフィルタ
68 比較回路
72 シフトレジスタ回路
74 ANDゲート
76、82 ロウパルス生成回路
78 ORゲート
84 フリップフロップ
101 メモリセルアレイ
102 ロウ冗長回路
103 カラム冗長回路
104 ロウデコーダ
105 カラムデコーダ
106 センスアンプ列
107 カラム制御回路
107a データ判定回路
108 データコントロール回路
109 入出力バッファ
110 ロウアドレス制御回路
111 カラムアドレス制御回路
112 アドレス端子
113 アドレスバッファ
120 コマンド端子
121 コントロール端子
122 クロック端子
123 コマンドバッファ
124 コマンドデコーダ
125 モードレジスタ
126 コントロールバッファ
127 コントロールロジック
128 クロックバッファ
129 クロック生成回路
130 DLL回路
131 データ系端子
140 救済制御回路
141 光学ヒューズ回路
142 アンチヒューズ回路
143 解析回路
144 解析用メモリ
145 DFT回路
201 ゲート電極
202 活性領域
204 ゲート絶縁膜
205 拡散層
206 素子分離領域
207 層間絶縁膜
208 コンタクトプラグ
209 上部配線
210 半導体基板

Claims (11)

  1. 不良アドレスを書き込み可能な複数のアンチヒューズ素子と、
    アンチヒューズ素子を絶縁破壊するストア電圧を生成する電圧生成回路と、
    ストア電圧を印加されたアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたか否かを検出する検出回路と、
    絶縁破壊すべき複数のアンチヒューズ素子に対して順次ストア電圧を印加する際、ストア電圧を印加中のアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたことが検出された場合、該アンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を停止して、次のアンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を開始するように制御する制御回路と、を備える、
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記検出回路は、ストア電圧を印加中のアンチヒューズ素子と前記電圧生成回路を接続する電源配線上のノードの電圧が低下した場合、該アンチヒューズ素子が絶縁破壊されたものと判定する、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記制御回路は、前記絶縁破壊すべき複数のアンチヒューズ素子のうちのストア電圧を印加すべきアンチヒューズ素子を表す第1の信号を生成するストアデータ制御回路と、
    ストア電圧を印加中のアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたことが検出された場合、前記第1の信号が次にストア電圧を印加すべきアンチヒューズ素子を示すように、前記ストアデータ制御回路に前記第1の信号を更新させるシーケンス回路と、を備える、
    請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記シーケンス回路は、アンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を指示する第2の信号を生成すると共に、ストア電圧を印加中のアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたことが検出された場合、前記第2の信号を非活性レベルに切り替えてストア電圧の印加を停止し、所定の期間の経過後、前記第2の信号を活性レベルに切り替えてストア電圧の印加を再開する、
    請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記複数のアンチヒューズ素子のそれぞれに対応して設けられ、前記第1の信号が対応するアンチヒューズ素子を示すと共に前記第2の信号が活性レベルである場合、対応するアンチヒューズ素子にストア電圧を供給する複数の周辺回路を備える、
    請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記ストアデータ制御回路は、複数のアンチヒューズセットのうちの絶縁破壊すべきアンチヒューズ素子を含むアンチヒューズセットをバンクアドレスに基づいて選択すると共に、選択したアンチヒューズセットに含まれるアンチヒューズ素子のうちの絶縁破壊すべきアンチヒューズ素子を不良アドレスに基づいて決定する、
    請求項3ないし5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 不良アドレスを書き込み可能な複数のアンチヒューズ素子を備えた半導体装置が、
    アンチヒューズ素子を絶縁破壊するストア電圧を生成するステップと、
    ストア電圧を印加されたアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたか否かを検出するステップと、
    絶縁破壊すべき複数のアンチヒューズ素子に対して順次ストア電圧を印加する際、ストア電圧を印加中のアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたことが検出された場合、該アンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を停止して、次のアンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を開始するステップと、を含む、
    ことを特徴とする半導体装置の制御方法。
  8. 前記半導体装置は、ストア電圧を印加中のアンチヒューズ素子とストア電圧を生成する電圧生成回路を接続する電源配線上のノードの電圧が低下した場合、該アンチヒューズ素子が絶縁破壊されたものと判定する、
    請求項7に記載の半導体装置の制御方法。
  9. 前記半導体装置が、前記絶縁破壊すべき複数のアンチヒューズ素子のうちのストア電圧を印加すべきアンチヒューズ素子を表す第1の信号を生成するステップと、
    ストア電圧を印加中のアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたことが検出された場合、前記第1の信号が次にストア電圧を印加すべきアンチヒューズ素子を示すように、前記第1の信号を更新するステップと、を含む、
    請求項7または8に記載の半導体装置の制御方法。
  10. 前記半導体装置が、アンチヒューズ素子に対するストア電圧の印加を指示する第2の信号を生成するステップと、
    ストア電圧を印加中のアンチヒューズ素子が絶縁破壊されたことが検出された場合、前記第2の信号を非活性レベルに切り替えてストア電圧の印加を停止し、所定の期間の経過後、前記第2の信号を活性レベルに切り替えてストア電圧の印加を再開するステップと、を含む
    請求項9に記載の半導体装置の制御方法。
  11. 前記半導体装置が、複数のアンチヒューズセットのうちの絶縁破壊すべきアンチヒューズ素子を含むアンチヒューズセットをバンクアドレスに基づいて選択するステップと、
    選択したアンチヒューズセットに含まれるアンチヒューズ素子のうちの絶縁破壊すべきアンチヒューズ素子を不良アドレスに基づいて決定するステップと、を含む、
    請求項9または10に記載の半導体装置の制御方法。
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