JP2010146649A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アドレスデータの伝送に必要な配線本数を削減しつつ、アドレスデータの伝送に必要な時間を短縮する。
【解決手段】アドレスデータRA1〜RAMを保持する複数の不揮発性アドレス保持回路110と、不揮発性アドレス保持回路110の各々に保持されたアドレスデータRA1〜RAMごとに逐次これらを転送するシリアル転送回路120と、シリアル転送回路120によって転送されるアドレスデータRA1〜RAMを逐次受信するシリアル受信回路130と、シリアル受信回路130によって受信したアドレスデータRA1〜RAMを保持するアドレスラッチ回路140と、アドレスラッチ回路140に保持されたアドレスデータRA1〜RAMの各々と入力アドレスADD1とを比較し、これらの一致又は不一致を判定するアドレス比較回路150とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は半導体記憶装置に関し、特に、散発的に発生するビット不良を救済可能な半導体記憶装置に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)に代表される半導体記憶装置の記憶容量は、微細加工技術の進歩により年々増大している。しかしながら、微細化が進むに連れて1チップ当たりに含まれる欠陥メモリセルの数もますます増大しているというのが実情である。このような欠陥メモリセルは冗長メモリセルに置き換えられ、これによって欠陥のあるアドレスが救済される。
一般に、欠陥のあるアドレスは、複数のプログラムヒューズを含むヒューズ回路に記憶され、当該アドレスに対するアクセスが要求されると、上記ヒューズ回路の制御によって、欠陥メモリセルではなく冗長メモリセルに対して代替アクセスが行われることになる。このような欠陥アドレスは、ウェハ状態で行われる選別試験において検出され、検出された欠陥アドレスに応じてレーザビームを照射することにより、プログラムヒューズを切断する。
しかしながら、このようなアドレス置換を行った後においても、例えば、パッケージング時における熱ストレスなどにより、不良ビットが散発的に発生することがある。パッケージング後にこのような不良ビットが発見された場合、もはやレーザビームの照射によるアドレス置換を行うことはできないため、不良品として扱わざるを得ない。
このような問題を解決する方法として、レーザビームの照射による1次救済に加えて、パッケージング後に発見された少数の不良ビットを2次救済する方法が提案されている。この場合、2次救済するする不良アドレスを記憶する回路としては、レーザビームの照射が必要なレーザーヒューズ回路ではなく、電気的に書き込み可能な不揮発性の記憶回路が用いられる。このような記憶回路としては、酸化膜の絶縁破壊を利用したいわゆる「アンチヒューズ回路」を用いることができる。
ここで、パッケージング後に発見される不良ビットの数は、選別試験時に発見される不良ビットに比べて、その数が極めて少数である。このため、アンチヒューズ素子を用いた2次救済は、ワード線単位又はビット線単位での置換を行うのではなく、メモリセル単位での置換を行うことが好ましい。
メモリセル単位での置換を行うためには、不良アドレスの検出においてロウアドレス及びカラムアドレスの両方を参照し、これらが全て一致したことを検出しなければならない。このことは、不良メモリセルを指定するためのアドレスのビット数が非常に大きいことを意味する。つまり、ワード線単位の置換であれば、ロウアドレスの一致を検出すれば足り、カラムアドレスを参照する必要はない。同様に、ビット線単位の置換であれば、カラムアドレスの一致を検出すれば足り、ロウアドレスを参照する必要はない。これに対し、メモリセル単位での置換においては、ロウアドレス及びカラムアドレスの両方を参照する必要があることから、アドレス比較に必要なビット数が必然的に多くなる。その結果、アドレスデータの伝送に必要な配線本数が多くなるという問題があった。
アドレスデータの伝送に必要な配線本数を削減する方法としては、特許文献1に記載された方法が知られている。特許文献1に記載された方法は、レーザーヒューズ回路に記憶されたアドレスデータを1ビットずつ伝送することにより、1本の信号線を用いてアドレスデータの伝送を実現している。
特開2000−182394号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているのは、ワード線単位又はビット線単位で置換する1次救済である。上述の通り、1次救済においては、ロウアドレス及びカラムアドレスの一方のみが用いられるため、不良メモリセルを指定するためのアドレスデータのビット数は少なく、したがって、1本の信号線を用いてアドレスデータの伝送を行っても、伝送に要する時間はそれほどかからない。
これに対し、メモリセル単位で置換する2次救済においては、ロウアドレス及びカラムアドレスの両方が用いられるため、アドレスデータのビット数が多い。このため、1本の信号線を用いてアドレスデータの伝送を行うと、伝送に要する時間が長くなってしまい、所定の初期化期間内にアドレスデータの転送が完了しないおそれが生じる。
したがって、アドレスデータの伝送に必要な配線本数を削減しつつ、アドレスデータの伝送に必要な時間を短縮可能な半導体記憶装置が望まれている。
本発明の一側面による半導体記憶装置は、それぞれ不良メモリセルを指定するアドレスデータを保持する複数の不揮発性アドレス保持回路と、不揮発性アドレス保持回路の各々に保持されたアドレスデータごとに逐次これらを転送するシリアル転送回路と、シリアル転送回路によって転送されるアドレスデータを逐次受信するシリアル受信回路と、シリアル受信回路によって受信した複数のアドレスデータをそれぞれ保持する複数のアドレスラッチ回路と、複数のアドレスラッチ回路に保持されたアドレスデータの各々と入力アドレスとを比較し、これらの一致又は不一致を判定するアドレス比較回路と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の側面による半導体記憶装置は、それぞれ不良メモリセルを指定するNビットのアドレスデータを保持する複数の不揮発性アドレス保持回路と、不揮発性アドレス保持回路に保持されたNビットのアドレスデータをパラレルに伝送するためのN本の転送配線と、N本の転送配線を介して伝送されたNビットのアドレスデータと入力アドレスとを比較し、これらの一致又は不一致を判定するアドレス比較回路と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、1つの不良メモリセルを指定するアドレスデータを一単位として伝送を行っていることから、アドレスデータの伝送に必要な配線本数を削減しつつ、アドレスデータの伝送に必要な時間を短縮することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態における半導体記憶装置10の2段階救済の方法を説明するための模式図である。
図1に示すように、本実施形態による半導体記憶装置10は、外部から入力される入力アドレスADDを参照し、これに含まれる不良アドレスを救済する1次救済回路11と、1次救済回路11による救済後のアドレスADD1にさらに含まれる不良アドレスを救済する2次救済回路12とを有している。
1次救済回路11は、ウェハ状態で行われる動作試験によって発見される欠陥アドレスを救済するための回路であり、その欠陥アドレスはレーザーヒューズ回路11aに保持される。一方、2次救済回路12は、パッケージング後に発見される欠陥アドレスを救済するための回路であり、その欠陥アドレスはアンチヒューズ回路12aに保持される。レーザーヒューズ回路11aへの欠陥アドレスの書き込みは、レーザビームの照射によって行われる。これに対し、アンチヒューズ回路12aへの欠陥アドレスの書き込みは、アンチヒューズ素子に含まれる絶縁膜に高電圧を印加し、これを絶縁破壊することにより行う。いずれのヒューズ回路11a,12aも、不揮発的且つ不可逆的なアドレス記憶が可能である。
1次救済回路11による救済後のアドレスADD1のうち、ロウアドレスについてはロウデコーダ21に供給され、カラムアドレスについてはカラムデコーダ22に供給される。ロウデコーダ21は、メモリセルアレイ20に含まれるワード線WLを選択するための回路である。カラムデコーダ22は、メモリセルアレイ20に含まれるビット線BLを選択するための回路である。ワード線WLとビット線BLの交点には、メモリセルMCが配置されている。メモリセルMCは、セルトランジスタTとセルキャパシタCの直列回路であり、セルトランジスタTのゲートは対応するワード線WLに接続され、セルトランジスタTのソース/ドレインは対応するビット線BLに接続されている。
図2(a)に示すように、メモリセルアレイ20内のワード線WLには冗長ワード線RWLが含まれており、ウェハ状態で行われる動作試験によって不良のあるワード線(又は不良ビットFに接続されたワード線)が発見されると、これが冗長ワード線RWLに置換される。この場合、不良のあるワード線を示すロウアドレス(欠陥ロウアドレス)がレーザーヒューズ回路11aに書き込まれる。そして、入力アドレスADDに含まれるロウアドレスが欠陥ロウアドレスと一致した場合には、1次救済回路11によるアドレス変換が行われ、これにより不良のあるワード線ではなく冗長ワード線RWLに対して代替アクセスが行われる。
また、図2(b)に示すように、メモリセルアレイ20内のカラム選択線YSには冗長カラム選択線RYS線が含まれており、ウェハ状態で行われる動作試験によって不良のあるビット線(又は不良ビットFに接続されたビット線)が発見されると、これに対応するカラム選択線YSが冗長カラム選択線RYSに置換される。この場合、不良のあるビット線を示すカラムアドレス(欠陥カラムアドレス)がレーザーヒューズ回路11aに書き込まれる。そして、入力アドレスADDに含まれるカラムアドレスが欠陥カラムアドレスと一致した場合には、1次救済回路11によるアドレス変換が行われ、これにより不良のあるビット線に対応するカラム選択線YSではなく、冗長ビット線RBLに対応する冗長カラム選択線RYSが選択される。
このように、1次救済回路11を用いアドレス救済においては、メモリセルアレイ20内の冗長ワード線及び冗長ビット線が用いられる。
さらに、1次救済回路11による救済後のアドレスADD1は、2次救済回路12にも供給される。2次救済回路12は、1次救済回路11によるアドレス救済を行った後、パッケージング時における熱ストレスなどにより散発的に発生する不良ビットを救済するための回路である。図2(c)に示すように、2次救済回路12による不良ビットの置換は、メモリセルアレイ20の外部に設けられた冗長メモリセル32が用いられる。
2次救済回路12は、メモリセル単位の不良ビットを救済するものであるから、不良アドレスの検出には、ロウアドレスとカラムアドレスの両方が必要である。したがって、アンチヒューズ回路12aには、不良ビットを特定するために、ロウアドレスとカラムアドレスの両方を含むアドレスデータが書き込まれる。そして、1次救済後のアドレスADD1とアンチヒューズ回路12aに書き込まれたアドレスが一致すると、ヒット判定信号HITが活性化する。ヒット判定信号HITが活性化すると、冗長ラッチ回路30に含まれる切替回路31によって、アクセスパスが不良メモリセルから冗長メモリセル32に切り替えられる。これにより、メモリセルアレイ20に含まれる不良ビットではなく、冗長メモリセル32に対して代替アクセスがなされる。冗長メモリセル32は例えばSRAMセルからなり、メインアンプ40が設けられた回路領域に配置される。
図1に示すように、本実施形態による半導体記憶装置10はMRS回路50をさらに備えている。MRS回路50は、外部からモードレジスタセットコマンド(MRSコマンド)が入力されると、外部からアドレス信号として入力される所定のコードに応じて半導体記憶装置10の各種動作モードを設定する信号を生成する回路である。図1では、MRS回路50が生成する信号の一つとして、DLL回路のリセット信号(RST)を示している。後述するように、本実施形態ではDLL回路のリセット信号(RST)をアンチヒューズ回路12aの制御信号としても用いるため、DLL回路のリセット信号(RST)がアンチヒューズ回路12aにも供給される構成となっている。
図3は、2次救済回路12及びアンチヒューズ回路12aの大まかなブロック図である。
図3に示すように、アンチヒューズ回路12aは、M個のアンチヒューズ素子群110〜110と、シリアル転送回路120とを備えている。アンチヒューズ素子群110〜110は、不良メモリセルを指定するアドレスデータRA1〜RAMをそれぞれ保持する回路であり、不揮発性アドレス保持回路を構成する。したがって、アンチヒューズ素子群110〜110は、M個の不良アドレスを記憶することが可能である。
アンチヒューズ素子群110〜110から出力されるアドレスデータRA1〜RAMは、シリアル転送回路120によって2次救済回路12に転送される。これらアドレスデータRA1〜RAMは、それぞれロウアドレス、カラムアドレス、バンクアドレスの他、これらアドレスが有効か否かを示すイネーブルビットによって構成されている。これらロウアドレス、カラムアドレス、バンクアドレス及びイネーブルビットの合計は、Nビットである。
一方、2次救済回路12は、シリアル転送回路120によって転送されるアドレスデータRA1〜RAMを受信するシリアル受信回路130と、シリアル受信回路130によって受信したアドレスデータRA1〜RAMを保持するアドレスラッチ回路140と、アドレスラッチ回路140に保持されたアドレスデータRA1〜RAMの各々と1次救済回路11による救済後の入力アドレスADD1とを比較し、これらの一致又は不一致を判定するアドレス比較回路150とを備えている。アドレス比較回路150への入力アドレスADD1は、ロウアドレスXA、カラムアドレスYA及びバンクアドレスBAを含んでいる。アドレス比較回路150は、上記比較の結果、アドレスADD1とアドレスデータRA1〜RAMのいずれかが一致すれば、該アドレスが不良アドレスであることを示すヒット判定信号HITを活性化させる。ヒット判定信号HITは、図1に示した冗長ラッチ回路30に供給される。
図3に示すように、シリアル転送回路120とシリアル受信回路130とは、N本の転送配線160を介して接続されている。つまり、転送配線160の本数(=N)は、アドレスデータRA1〜RAMの各々を構成するビット数(=N)に等しい。そして、後述するように、シリアル転送回路120はNビットのアドレスデータRA1〜RAMを転送配線160に逐次送出し、シリアル受信回路130は転送配線160を介して供給されるNビットのアドレスデータRA1〜RAMを逐次受信する。つまり、救済アドレス単位でシリアルに転送を行う。
ここで、2次救済回路12とアンチヒューズ回路12aは、互いに隣接して配置されるのではなく、チップ上の離れた領域に配置される。これは、アンチヒューズ回路12aに含まれるアンチヒューズ素子のサイズが比較的大きいことから、図3に示す回路の全てをチップ上の一領域にまとめて配置することが困難だからである。
図4は、図3に示す回路をより詳細に示す図である。
図4に示すように、シリアル転送回路120はN個のシフトレジスタ120〜120によって構成されている。シフトレジスタ120〜120の各々はMビット構成である。つまり、アンチヒューズ素子群110〜110の数と等しい。アンチヒューズ素子群110〜110からシフトレジスタ120〜120へのアドレスデータの転送はパラレルに行われ、それぞれシフトレジスタ120〜120の対応するビットにロードされる。例えば、1番目のアンチヒューズ素子群110に保持されたアドレスデータは、シフトレジスタ120〜120の1番目のビットにロードされ、2番目のアンチヒューズ素子群110に保持されたアドレスデータは、シフトレジスタ120〜120の2番目のビットにロードされる。
また、シリアル受信回路130もN個のシフトレジスタ130〜130によって構成されており、シフトレジスタ130〜130の各々はMビット構成である。そして、シリアル転送回路120を構成するシフトレジスタ120〜120と、シリアル受信回路130を構成するシフトレジスタ130〜130とは、N本の転送配線160〜160によってそれぞれ接続されている。つまり、対応する2つのシフトレジスタは、1本の転送配線160(i=1〜N)によって接続されている。
シリアル転送回路120からシリアル受信回路130へのアドレスデータの転送動作は、クロックジェネレータ170によって制御される。クロックジェネレータ170は、外部から供給される外部クロックCKと、後述するロードイネーブル信号LENに基づき、転送クロックTCKを発生する。転送クロックTCKは、バッファ171を介してシリアル転送回路120及びシリアル受信回路130に供給される。そして、シリアル転送回路120は、転送クロックTCKに同期してアドレスデータRA1〜RAMの転送をシリアルに行う。同様に、シリアル受信回路130は、転送クロックTCKに同期してアドレスデータRA1〜RAMをシリアルに受信する。
転送クロックTCKは、セット数カウンタ172にも供給される。セット数カウンタ172は、転送クロックTCKをカウントし、そのカウントの結果が予め設定された所定の値に到達すると、ストップ信号STPをバッファ171に出力する。ストップ信号STPを受けてバッファ171は転送クロックTCKの供給を停止する。本実施形態においては、セット数カウンタ172に予め設定される数はMである。
シリアル受信回路130に転送された複数のアドレスデータは、アドレスラッチ回路140にパラレルにロードされる。アドレスラッチ回路140は、M個のアドレスラッチ回路140〜140によって構成されており、それぞれ1つの不良ビットに対応するアドレスデータをラッチする。アドレスラッチ回路140〜140はアドレスデータを揮発的に保持する回路であり、この点においてアドレスデータを不揮発的に保持するアンチヒューズ素子群110〜110とは異なる。このような相違点により、記憶するアドレスデータのデータサイズは同じであるが、チップ上の占有面積については、アンチヒューズ素子群110〜110よりもアドレスラッチ回路140〜140の方が大幅に小さい。
そして、アドレスラッチ回路140〜140にそれぞれラッチされたアドレスデータRA1〜RAMは、アドレス比較回路150によって入力アドレスADD1と比較される。上述の通り、入力アドレスADD1はロウアドレスXA、カラムアドレスYA及びバンクアドレスBAからなり、これらの全てがアドレスデータRA1〜RAMのいずれかと一致した場合に、ヒット判定信号HITが活性化する。
図5は、アンチヒューズ素子群110に含まれる1ビット分の記憶回路200の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、1ビット分の記憶回路200は、図1に示したMRS回路50から供給される制御信号RST及び外部クロックCKを受けて、ロードイネーブル信号LENを生成する制御回路201を備えている。制御信号RSTは、DLL回路のリセットを行う信号であり、半導体記憶装置の初期化時において活性化する。ロードイネーブル信号LENは、図4に示したクロックジェネレータ170に供給されるとともに、アンチヒューズ素子202及びセンスアンプ回路203にも供給される。
アンチヒューズ素子202は、絶縁破壊によって1ビットのデータを不可逆的且つ不揮発的に記憶することが可能な素子であり、レーザーヒューズとは異なり、電気的な書き込みが可能である。アンチヒューズ素子202へのデータの書き込みは、制御回路201による制御のもと、レベル変換回路204によってアンチヒューズ素子202に含まれる絶縁膜に高電圧WRITEを印加することにより行う。
アンチヒューズ素子202に書き込まれたデータは、ロードイネーブル信号LENの活性化に応答して読み出され、センスアンプ回路203によって増幅される。増幅されたデータは、データラッチ205に取り込まれ、ヒューズデータDATAとして出力される。ヒューズデータDATAは、アドレスデータRA1〜RAMの1ビットである。
図6は、本実施形態による半導体記憶装置10の救済制御動作を示すタイミングチャートである。
図6に示すように、1次救済及び2次救済に用いられるアドレスデータのロードは、いずれも半導体記憶装置10の初期動作(Initialization)期間に実施される。
1次救済に用いられるアドレスデータのロードは、電源の投入(Power On)又はリセット(Reset)の直後から、モードレジスタセット(MRS)コマンドが入力されるまでの期間に実施される。この期間は比較的長い期間、例えば700μsecを確保することが可能である。1次救済アドレスのロードは、約200μsec程度で完了する。
2次救済に用いられるアドレスデータのロードは、1つのモードレジスタセット期間中に実施される。本実施形態では、モードレジスタセットによる設定動作の一つであるDLL Reset期間中に行われる。DLL Reset期間は、DLL回路をロックさせる必要があるために、他の設定動作と比較して長い期間を要する。具体的には、他の設定動作の多くは4tCK(tCKは1クロックサイクル)で完了するが、DLL Reset期間は512tCKを要する。本実施形態では、これを利用して2次救済アドレスのロードを行っている。
しかしながら、他の設定動作と比較して長い期間を確保することが可能であるDLL Reset期間でも、電源の投入(Power On)又はリセット(Reset)の直後から、モードレジスタセット(MRS)コマンドが入力されるまでの期間、すなわち、1次救済アドレスのロード期間と比較すると非常に短い。さらに、2次救済アドレスのロードにおいては、アンチヒューズ素子202に保持されたデータをセンスアンプ回路203によって増幅するための増幅期間を確保することも必要である。このため、1本の転送配線を用いてアドレスデータを1ビットずつ2次救済回路12に転送するほどの時間的余裕はない。
図7は、2次救済アドレスのロード動作を示すタイミングチャートである。
図7に示すように、所定のモードレジスタセット(MRS)コマンドが発行され、これによってDLL回路をリセットするための制御信号RSTが活性化すると、図5に示した制御回路201によってロードイネーブル信号LENが一定期間活性化する。図7に示す例では、ロードイネーブル信号LENの活性化期間は約200nsecである。かかる期間は、制御信号RSTを遅延させる遅延回路によって規定することができる。これにより、アンチヒューズ素子202に記憶されていたデータがセンスアンプ回路203によって増幅され、データラッチ205に保持される。さらに、図4に示したアンチヒューズ素子群110〜110からシリアル転送回路120にアドレスデータRA1〜RAMが出力され、シリアル転送回路120を構成するN個のシフトレジスタ120〜120にロードされる。
そして、ロードイネーブル信号LENが非活性化すると、クロックジェネレータ170は、外部クロックCKに同期した転送クロックTCKの出力を開始する。これにより、シリアル転送回路120とシリアル受信回路130との間でアドレスデータの転送が行われる。アドレスデータの転送は、上述の通り、N本の転送配線160を用いて1つの不良ビットに対応するアドレスデータごとに行われる。つまり、転送クロックTCKが活性化するたびに、1つのアドレスデータがパラレル転送される。したがって、全てのアドレスデータのシリアル転送を完了するためには、転送クロックTCKがM回活性化する必要がある。
そして、転送クロックTCKがM回活性化すると、これがセット数カウンタ172によって検出され、ストップ信号STPが出力される。これにより、シリアル転送回路120及びシリアル受信回路130への転送クロックTCKの供給が停止される。そして、シリアル受信回路130に転送されたアドレスデータがアドレスラッチ回路140にロードされ、アドレス比較回路150による不良アドレスの検出が可能な状態となる。
このように、本実施形態においては、N本の転送配線160を用いてNビットからなる1つのアドレスデータをパラレルに転送するとともに、これをM回に亘ってシリアルに転送していることから、転送配線160の本数を削減しつつ、アドレスデータの伝送に必要な時間を短縮することが可能となる。
図8は、比較のために1本の転送配線を用いて2次救済アドレスのロードを行う例を示すタイミングチャートである。
図8に示すように、1本の転送配線を用いてアドレスデータを1ビットずつ転送すると、全てのアドレスデータを転送するのに要するクロック数はN×M回となり、本実施形態に比べてN倍の時間が必要となる。そして、1次救済とは異なり、2次救済においてはアドレスデータにロウアドレス及びカラムアドレスの両方が含まれているため、1つの不良ビットを特定するためのアドレスデータのビット数(=N)が大きい。その結果、DLL Reset期間中に転送が完了しないおそれが生じる。
これに対し、本実施形態では、N本の転送配線160を用いていることから、このような問題が生じることはない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、不揮発性アドレス保持回路としてアンチヒューズ素子群を用いているが、アドレスデータを不揮発的且つ不可逆的に記憶可能な回路であれば、アンチヒューズ以外の回路を用いても構わない。
本発明の好ましい実施形態における半導体記憶装置10の2段階救済の方法を説明するための模式図である。 (a)は1次救済によるワード線置換、(b)は1次救済によるビット線置換、(c)は2次救済によるメモリセル置換をそれぞれ説明するための模式図である。 2次救済回路12及びアンチヒューズ回路12aの大まかなブロック図である。 図3に示す回路をより詳細に示す図である。 アンチヒューズ素子群110に含まれる1ビット分の記憶回路200の構成を示すブロック図である。 半導体記憶装置10の救済制御動作を示すタイミングチャートである。 2次救済アドレスのロード動作を示すタイミングチャートである。 比較例による2次救済アドレスのロード動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10 半導体記憶装置
11 1次救済回路
11a レーザーヒューズ回路
12 2次救済回路
12a アンチヒューズ回路
20 メモリセルアレイ
21 ロウデコーダ
22 カラムデコーダ
30 冗長ラッチ回路
31 切替回路
32 冗長メモリセル
40 メインアンプ
50 MRS回路
110 アンチヒューズ素子群
120 シリアル転送回路
120〜120 シフトレジスタ
130 シリアル受信回路
130〜130 シフトレジスタ
140 アドレスラッチ回路
150 アドレス比較回路
160 転送配線
170 クロックジェネレータ
171 バッファ
172 セット数カウンタ
200 記憶回路
201 制御回路
202 アンチヒューズ素子
203 センスアンプ回路
204 レベル変換回路
205 データラッチ

Claims (10)

  1. それぞれ不良メモリセルを指定するアドレスデータを保持する複数の不揮発性アドレス保持回路と、
    前記不揮発性アドレス保持回路の各々に保持されたアドレスデータごとに逐次これらを転送するシリアル転送回路と、
    前記シリアル転送回路によって転送される前記アドレスデータを逐次受信するシリアル受信回路と、
    前記シリアル受信回路によって受信した前記複数のアドレスデータをそれぞれ保持する複数のアドレスラッチ回路と、
    前記複数のアドレスラッチ回路に保持された前記アドレスデータの各々と入力アドレスとを比較し、これらの一致又は不一致を判定するアドレス比較回路と、を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記不良メモリセルを置換する冗長メモリセルと、
    前記アドレス比較回路によって一致が判定されたことに応答して、アクセスパスを前記不良メモリセルから前記冗長メモリセルに切り替える切替回路と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記アドレスデータは、レーザーヒューズ素子によって1次救済されたアドレスデータを含んでおり、前記冗長メモリセルによって2次救済することを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記複数の不揮発性アドレス保持回路は、前記アドレスデータを電気的に書き込み可能なアンチヒューズ素子を含んでいることを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記アドレスデータは、前記不良メモリセルのロウアドレス及びカラムアドレスを含んでいることを特徴とする請求項3又は4に記載の半導体記憶装置。
  6. 転送クロックを生成するクロックジェネレータをさらに備え、
    前記シリアル転送回路は、前記転送クロックに同期して前記アドレスデータの転送を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記クロックジェネレータは、DLL回路のリセットを行う制御信号に基づいて動作することを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記転送クロックのクロックパルス数をカウントするセット数カウンタをさらに備え、
    前記セット数カウンタは、前記カウントの結果が所定の値に到達したことに応じて、前記クロックジェネレータから前記シリアル転送回路への前記転送クロック信号の供給を停止する信号を出力することを特徴とする請求項6又は7に記載の半導体記憶装置。
  9. それぞれ不良メモリセルを指定するNビットのアドレスデータを保持する複数の不揮発性アドレス保持回路と、
    前記不揮発性アドレス保持回路に保持された前記Nビットのアドレスデータをパラレルに伝送するためのN本の転送配線と、
    前記N本の転送配線を介して伝送された前記Nビットのアドレスデータと入力アドレスとを比較し、これらの一致又は不一致を判定するアドレス比較回路と、を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 前記Nビットのアドレスデータは、ロウアドレス及びカラムアドレスを含んでいることを特徴とする請求項9に記載の半導体記憶装置。
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