JP2015219597A - 商品販売データ処理装置およびその制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】年齢制限商品を販売した証拠として年齢判断情報を含むジャーナルデータをジャーナルファイルに保存することが可能となる。
【解決手段】年齢制限商品の制限情報フラグFに「1」がセットされている場合に、年齢制限商品なので、客面表示器の年齢確認画面に年齢確認ボタンを表示させる。年齢確認ボタンがタッチ指定されると、年齢判断画面に「身分証」ボタンを表示する。「身分証」ボタンをタッチ指定すると、「身分証」データがジャーナルデータの一部としてジャーナルファイルに保存する。
【選択図】 図5
【解決手段】年齢制限商品の制限情報フラグFに「1」がセットされている場合に、年齢制限商品なので、客面表示器の年齢確認画面に年齢確認ボタンを表示させる。年齢確認ボタンがタッチ指定されると、年齢判断画面に「身分証」ボタンを表示する。「身分証」ボタンをタッチ指定すると、「身分証」データがジャーナルデータの一部としてジャーナルファイルに保存する。
【選択図】 図5
Description
本発明の実施形態は、POS(Point Of Sales)端末などの商品販売データ処理装置およびその制御プログラムに関する。
一般に、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗において、POS端末等の商品販売データ処理装置を使用して酒類やタバコなどを含むさまざまな種類の商品が販売されている。
店舗で販売される商品の中には、たとえば、酒類やタバコなど、20歳未満の未成年者にその商品の販売を禁止する年齢条件が定められている商品がある(以下、「年齢制限商品」という)。
これらの年齢制限商品が販売されている店舗では、年齢制限商品を購入しようとする顧客の年齢を確認して、店員によって顧客の年齢が年齢制限商品に定められている年齢条件を満たしているか否かが判断された上で年齢制限商品が顧客に販売されている。
特に、酒類やタバコの販売については、20歳未満の未成年者の飲酒や喫煙が法律上禁止されているため、店員が顧客の年齢確認を運転免許証やパスポートなどの身分証で年齢の確認を行うことを可能としている。
しかしながら、店舗において年齢制限商品の購入するために顧客自身が20歳以上であると意思表示して年齢確認のための身分証などの年齢判断情報の証拠を記録・保存する商品販売データ処理装置は知られていない。
本発明が解決しようとする課題は、顧客の年齢判断情報を記録・保存することが可能な商品販売データ処理装置およびその制御プログラムを提供しようとするものである。
一実施形態において商品販売データ処理装置は、商品コードに対応させて商品の単価と、その商品の販売を制限する制限商品か否かを示す制限情報を設定する商品データ設定部と、
商品を特定する商品コードを入力する商品コード入力手段と、この商品コード入力手段により入力された当該商品コードで特定される商品が前記制限商品であるか否かを当該商品コードに対応して設定される前記制限情報により判定する判定手段と、この判定手段により当該商品が制限商品であると判定されると客面表示器に確認情報が表示される確認情報表示手段と、この確認情報表示手段により表示された確認情報が指定されると前面表示器に判断情報が表示される判断情報表示手段と、この判断情報表示手段により表示された前記判断情報が指定されると前記判断情報が保存される判断情報保存手段と、この判断情報保存手段により保存された前記判断情報を含むジャーナルデータを生成するジャーナルデータ生成手段と、このジャーナルデータ生成手段により生成された当該ジャーナルデータをジャーナルファイに保存するジャーナルデータ保存手段と、を備えた。
商品を特定する商品コードを入力する商品コード入力手段と、この商品コード入力手段により入力された当該商品コードで特定される商品が前記制限商品であるか否かを当該商品コードに対応して設定される前記制限情報により判定する判定手段と、この判定手段により当該商品が制限商品であると判定されると客面表示器に確認情報が表示される確認情報表示手段と、この確認情報表示手段により表示された確認情報が指定されると前面表示器に判断情報が表示される判断情報表示手段と、この判断情報表示手段により表示された前記判断情報が指定されると前記判断情報が保存される判断情報保存手段と、この判断情報保存手段により保存された前記判断情報を含むジャーナルデータを生成するジャーナルデータ生成手段と、このジャーナルデータ生成手段により生成された当該ジャーナルデータをジャーナルファイに保存するジャーナルデータ保存手段と、を備えた。
以下、一実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、POSシステム11の主要構成を示す概略図である。
図1に示すように、POSシステム11は、商品販売データ処理装置として機能する複数台のPOS端末12と各POS端末の上位機として機能する少なくとも1台のストアサーバ13とをLAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク14を介して相互通信可能に接続し構成されている。
各POS端末12は、それぞれ自端末で販売処理された商取引データ(図2参照)50をジャーナルデータとして記録するためのジャーナルファイル15を備えている。
ストアサーバ13は、各POS端末12から通信ネットワーク14を介して収集したジャーナルファイル15の商取引データ50を蓄積保存するためのジャーナルマスタファイル16および商品データを蓄積保存する商品マスタファイル17を備えている。
各POS端末12のジャーナルファイル15には、たとえば、商取引データ(図2参照)50が日別に区分されて記録保存されるようになっている。
一方、ストアサーバ13のジャーナルマスタファイル16には、各POS端末12で販売処理された日々の商取引データ50に基づきジャーナルデータとしてPOS端末12別に蓄積保存されるようになっている。
ジャーナルファイル15に記録されるジャーナルデータは、RAM23の取引明細バッファに記憶された商取引データ50を記録したものである。
図2は、ジャーナルファイル15およびジャーナルマスタファイル16に記録される商取引データ50の構造の一例を示す模式図である。
図2に示すように、商取引データ50は、1商取引レコードとして、取引番号、取引日時、レジ番号、責任者コード、制限情報フラグFおよび年齢判断情報等の項目からなる取引属性データと、商品コード、商品名、単価、販売点数、販売金額等の項目からなる少なくとも1つの登録商品明細データと、小計金額、税額、合計金額、預かり金額、釣銭額等の決済明細データとから構成されている。
この商取引データ50は、RAM(図4参照)23の取引明細バッファに一時的に記憶されたものである。
取引属性データにおいて、取引番号は、商取引毎に発番されるユニークな番号であり、商取引を特定可能なものである。取引日時は、商取引の発生日付および発生時刻であり、商取引を特定可能なものである。レジ番号は、商取引を販売処理するPOS端末12に予め設定されたユニークな番号である。責任者コードは、商取引を販売処理するオペレータのIDコードである。制限情報フラグFは、商品コードに対応する商品が年齢制限商品であるか否かを定義する制限情報である。
年齢判断情報は、たとえば酒類、タバコなどの年齢制限商品を販売したときに、顧客が20歳以上であると意思表示した証拠をジャーナルデータとして残すためのもので、(A):運転免許証、パスポートなどの生年月日が確認できる「身分証」によりオペレータが判断したことを保存する。(B):だれから見ても「明らかに20歳以上」であることをオペレータが判断したことを保存する。
図3は、商品マスタファイル17に蓄積される商品別レコードの主要な商品データ構造の一例を示す模式図である。
図3に示すように、商品マスタファイル17には、商品コード別に対応させて商品名、単価および制限情報としての制限情報フラグFが設定されている。
制限情報フラグFとは、商品コードに対応する商品が年齢制限商品であるか否かを定義して設定する制限情報である。ここで、年齢制限商品とは、その商品の販売を制限する判定基準となる年齢制限条件が定められている商品を意味する。
この年齢制限条件とは、例えば、「20歳以上」、「18歳以上」などである。以下、年齢制限条件は「20歳以上」である場合について説明する。すなわち、「20歳以上」は成年者、「20歳未満」は未成年者として扱う。
商品マスタファイル17において、制限情報フラグFは、商品コードに対応付して「0」または「1」のいずれかが設定されている。そして、CPU21は、制限情報フラグFが「0」にリセットされている場合には、商品コードにより特定される商品は年齢制限商品ではないと判定する。
また、制限情報フラグFが「1」にセットされている場合には、商品コードにより特定される商品は年齢制限商品であると判定する。
すなわち、制限情報フラグFが「1」にセットされている場合には、酒類やタバコなどの年齢制限商品を未成年者には販売することが禁止されている。
図4は、各POS端末12の要部構成の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、POS端末12は、制御部本体としてCPU(Central Processing Unit)21を備えている。
このCPU21には、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、補助記憶装置24、時計部25、通信インタフェース(I/F)26、I/Oポート(Input/Output)27、キーボードコントローラ28、スキャナコントローラ29、表示器コントローラ30、31、プリンタコントローラ32、カードリーダコントローラ33およびスピーカコントローラ34などを、アドレスバス、データバス、制御バスなどのバスライン35を介してそれぞれ接続している。
そして、I/Oポート27には、モードスイッチ36、ドロワ37を接続し、キーボードコントローラ28にキーボード38を接続し、スキャナコントローラ29にスキャナ39を接続し、表示器コントローラ30に前面表示器40を接続し、表示器コントローラ31に客面表示器41を接続し、プリンタコントローラ32にプリンタ42を接続し、カードリーダコントローラ33にカードリーダ43を接続し、スピーカコントローラ34にスピーカ44を接続している。
CPU21は、ROM22およびRAM23に記憶されたオペレーティングシステム(Operating System)およびアプリケーションプログラムに基づいて、POS端末11としての各種の動作を実現させる各部を制御する。
ROM22は、前記オペレーティングシステムおよび前記アプリケーションプログラムを記憶する。さらに、ROM22は、CPU21が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM23は、CPU21が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらに、RAM23は、各種データを書き換え自在に格納する機能を利用して、取引明細バッファ、印字バッファ等のワークエリアとして利用される。
補助記憶装置24は、たとえば、ハードディスクドライブやSSD(Solid State Drive)などで構成されている。
この補助記憶装置24には、特に、ジャーナルファイル15(図1参照)が備えられている。さらに、CPU21が各種の処理を行う上で使用するデータおよびCPU21の処理によって生成されたデータを保存する。
また、POS端末12の起動時、補助記憶装置24に格納されたデータの全部または一部がRAM23にコピーされる。そのRAM23にコピーされた各データに従ってCPU
21は、各処理を実行する。
21は、各処理を実行する。
時計部25は、現在の日時を計時するようになっている。
通信インタフェース(I/F)26は、ストアサーバ13と通信ネットワーク14を介してデータ通信を制御する。
I/Oポート27は、モードスイッチ36が出力するモード信号をモードデータに変換してRAM23に書き込む。
モードスイッチ36は、「登録」、「点検」、「精算」および「設定」などの各種業務モードを選択し、I/Oポート27を介してCPU21に出力するためのハードスイッチである。CPU21は、モードスイッチ36からの信号に基づいて登録業務、点検業務、精算業務および設定業務などを実行する。
また、CPU21からドロワ37の開放が指示されたことに応じてドロワ開放部をI/Oポート27を介して駆動するための駆動信号を出力する。
ドロワ37は、I/Oポート27からの指令に応じて開放する。このドロワ37の開放は、主に商品販売データ処理において商品の登録締めが完了した際に、キャッシャが預/現計キーの操作で締めを宣言したことに応じて行われる。
キーボードコントローラ28は、キーボード38が操作されたキーに応じて出力する信号を取り込んでCPU21に出力する。
キーボード38は、サインオンを行うための責任者キーの他、「00」および「0」〜「9」のテンキー、部門キー、取消キー、PLU(Price Look Up)キー、クリアキー、小計キー、預/現計キー、信計キー、割引キー等の商取引に係わるデータ等を入力するための各種ファンクションキーを配設したものである。
なお、商品コードは、PLUコードとしてキーボード38のPLUキーとテンキーにより入力することも可能である。
そして、キーボード38のPLUキーとテンキーは、商品コード入力手段を構成する。
スキャナコントローラ29は、スキャナ39がバーコードデータにデコードした商品コードを取り込んでCPU21に出力する。
スキャナ39は、商品等に付けられたコードシンボルであるバーコード等をスキャニングした際に発生する電気信号を2値化し、この2値化した電気信号をバーコードデータにデコードする。
各商品には、その商品固有の商品識別データである商品コードを示すバーコードが付けられている。ここで、スキャナコントローラ29とスキャナ39は、商品コード入力手段を構成する。
表示器コントローラ30は、CPU21からの指令に応じて前面表示器40の画面表示を駆動制御するもので、前面表示器40は、タッチパネル機能を有し、オペレータであるキャッシャに対して販売商品の商品名、単価、小計額、合計金額、釣銭額などの確認用に使用する表示器として機能する。また、前面表示器40には、ポップアップ画面として図8の販売中止画面46および図9の年齢判断画面47を表示させる。
図8に示すように、販売中止画面46には、ホップアップで注意を促すメッセージであり、たとえば「年齢確認にご協力をお願いします」と「確認のタッチをお願いします」といった内容である。これが表示されることでオペレータは自身が意識することなくても商品のバーコードを読ませたことにより、その商品が年齢制限商品であることを確認することができる。
図9に示すように、年齢判断画面47には、ホップアップで年齢判断の選択を促すメッセージであり、たとえば「なんで20歳以上と判断しましたか」と年齢判断として「身分証」ボタン300、「明らかに20歳以上」ボタン400、「20歳未満(販売中止)」ボタン500といった内容である。これが表示されることでオペレータは自身で判断することができる。
表示器コントローラ31は、CPU21からの指令に応じて客面表示器41の画面表示を駆動制御するもので、客面表示器41は、タッチパネル機能を有し、顧客に対して販売商品の商品名、単価、小計額、合計金額、預かり金、釣銭額などの確認用に使用する表示器として機能する。また、客面表示器41には、図7の年齢確認画面45を表示させる。
図7に示すように、年齢確認画面45には、ホップアップで年齢確認を促す顧客へのメッセージであり、たとえば「お買物に年齢確認が必要な商品が含まれています」と「年齢確認できる身分証を提示いただき確認を実施してください」等といった内容である。顧客への年齢確認するための操作方法を知らせるためのガイダンス情報や「20歳以上ですか」の年齢確認ボタン「はい」100といった内容である。これが表示されることで顧客は自身で判断することができる。
プリンタコントローラ32は、CPU21から供給された印字データをもとにプリンタ42の駆動を制御する。
プリンタ42は、レシート用紙に1商取引のレシートデータを印字してレシートを発行するものである。
ここで、プリンタコントローラ32とプリンタ42とによってレシート印字発行手段を構成する。
カードリーダコントローラ33は、CPU21の制御のもとにカードリーダ43の動作を制御する。
スピーカコントローラ34は、CPU21の制御のもとにスピーカ44による音声の出力を制御する。
次に、POS端末12による商品販売データ処理について図5および図6に基づいて説明する。
図5は、CPU21が実行する1商品販売取引の商品販売データ処理の前半部の主要なステップを示す一例のフローチャートである。
この処理は、ROM22に記憶された制御プログラムに基づいて実行される。
図5に示すように、CPU21は、販売商品の商品コードが入力されるのを待機している。
CPU21は、商品に付けられた商品コードのバーコードがスキャナ39などの商品コード入力手段によって入力されると(ステップST11)、CPU21は、商品販売データ処理を実行する(ステップST12)。
この処理は、スキャナ39を介して入力された商品コードに対応して商品マスタファイル17にプリセットされている商品名、単価および制限情報フラグF等の商品データを読み込む。
そして、CPU21は、制限情報判定処理を実行する(ステップST13)。
この処理は、商品の制限情報の制限情報フラグFに基づいて処理対象となる商品が年齢制限商品であるか否かを判定する。
CPU21は、処理対象となる商品の制限情報の制限情報フラグFが「0」にリセットされており、年齢制限商品でないと判定したときには(ステップST13のNO)、CPU21は、商品販売データの登録処理を実行する(ステップST21)。
この処理は、商品マスタファイル17から読込んだ商品コード、単価、販売点数(商品コードの入力直前に、乗数が入力されている場合にはその乗数、乗数が入力されていない場合には1)、販売金額(単価×販売点数)と年齢制限商品でないことを示す制限情報フラグF「0」とからなる登録商品明細データレコードを生成し、RAM23の取引明細バッファに登録する。
さらに、商品名、販売点数、販売金額を前面表示器40と客面表示器41に表示させる。
これに対し、処理対象となる商品の制限情報の制限情報フラグFが「1」にセットされている場合には、CPU21は、当該商品が年齢制限商品であると判定する(ステップST13のYES)。
当該商品が年齢制限商品と判定されたので、CPU21は、直ちに、客面表示器41に年齢確認画面45および前面表示器40に販売中止画面46を表示させる。
すなわち、CPU21は、図7に示すように、客面表示器41の年齢確認画面45に顧客用メッセージと年齢確認ボタンの「はい」100等を表示させる(ステップST14)。同時にスピーカコントローラ34に音声データが出力され、スピーカコントローラ34の制御のもとひてスピーカ44からたとえば「お買物に年齢確認が必要な商品が含まれています」および「年齢確認できる身分証を提示いただき確認を実施してください」等のメッセージが音声出力される。
同時に、図8に示すように、販売中止画面46には、オペレータ用のメッセージおよび年齢制限商品の販売(登録)を中止させる「中止」ボタン200を表示させる(ステップST15)。
そこで、CPU21は、客面表示器41の年齢確認画面46に、表示された「はい」ボタン100がタッチ指定されるか(ステップST16)、前面表示器40の販売中止画面46に、表示された「中止」ボタン200がタッチ指定されるのを待機する(ステップST17)。
その後、CPU21は、客面表示器41の年齢確認画面45に表示された「はい」ボタン100が顧客によりタッチ指定されると(ステップST16のYES)、CPU21は、図9に示すように、前面表示器40の年齢判断画面47に、オペレータ用メッセージと「身分証」ボタン300、「明らかに20歳以上」ボタン400、および「20歳未満」ボタン500の年齢判断情報を表示させる(ステップST18)。
オペレータは、顧客から年齢判断情報としてたとえば、運転免許証やパスポートなどの「身分証」の提示を受け、生年月日により20歳以上であると判断した場合には、前面表示器40の年齢判断画面47に表示されている「身分証」ボタン300にタッチする。「身分証」ボタン300がタッチ指定されると(ステップST19)、CPU21は、「身分証」データをRAM23の取引明細バッファの年齢判断情報エリアに保存する(ステップST20)。
さらに、CPU21は、商品販売データ登録処理を実行する(ステップST21)。
また、顧客から年齢判断情報の提示がなく、オペレータの目視により顧客の年齢を「明らかに20歳以上」と判断した場合には、オペレータは、年齢判断画面47に表示されている「明らかに20歳以上」ボタン400にタッチする。「明らかに20歳以上」ボタン400がタッチ指定されると(ステップST22)、CPU21は、「明らかに20歳以上」データをRAM23の取引明細バッファの年齢判断情報エリアに保存する(ステップST23)。
次に、CPU21は、商品販売データ登録処理を実行する(ステップST21)。
また、顧客から年齢判断情報の提示がなく、顧客とオペレータのコミュニケーションを通じ、顧客が「20歳未満」とオペレータが判断した場合には、オペレータは、年齢判断画面47に表示されている「20歳未満」ボタン500にタッチする。「20歳未満」ボタン500がタッチ指定されると(ステップST24)、CPU21は、実行中の商品販売データ処理の年齢制限商品について販売(登録)を中止する(ステップST25)。すなわち、商品販売データ処理においてスキャナ39により入力された商品コード対応した商品データ等がRAM23の一時バッファから消去される。
さらに、たとえば「お客様の年齢が20歳以上の確認がえられませんでした。当該商品を販売することはできません」を客面表示器41に表示される。
一方、オペレータにより図8の販売中止画面46に表示されている「中止」ボタン500をタッチする。「中止」ボタン500がタッチ指定されると(ステップST17のYES)、CPU21は、実行中の商品販売データ処理の年齢制限商品について販売(登録)を中止する(ステップST26)。
すなわち、商品販売データ処理においてスキャナ39により入力された商品コードの商品データがRAM23の一時バッファから消去される。
さらに、たとえば「お客様の年齢が20歳以上の確認をえられなかったので当該商品の販売することはできません」を客面表示器41に表示される。
CPU21は、ステップST11の処理に戻る。そして、登録締め処理されるまで、販売商品の商品コードが入力される毎にステップST11からステップST21の処理を繰り返し実行する。
図6は、CPU21が実行する商品販売データ処理の後半部の主要なステップを示す一例のフローチャートである。
CPU21は、1商品販売取引として販売商品の登録終了が宣言されたか否かを判定する(ステップST27)。そして、登録終了が宣言されていない場合には(ステップST27のNO)、ステップST11の処理に戻る。そして、登録締め処理されるまで、販売商品の商品コードが入力される毎にステップST11からステップST21の処理を繰り返し実行する。
CPU21は、預/現計キーの入力を検知したならば(ステップST27のYES)、1商品販売取引として販売商品の登録終了が宣言されたので、登録締め処理を実行する(ステップST28)。
この処理は、取引明細バッファに格納された全ての商品登録明細データレコードの販売点数、販売金額をそれぞれ合計して合計金額を算出する。そして、預かり金額から合計金額を減算して釣銭額を求め、前面表示器40および客面表示器41に表示させる。
さらに、当該商品販売取引の小計金額、外税対象額、外税額、合計金額、預り金額、釣銭額等の項目からなる決済明細データレコードを生成し、取引明細バッファに格納する(ステップST29)。
CPU21は、取引明細バッファに格納されている取引属性データの取引番号、取引日時、レジ番号、責任者コードの各項目と登録商品明細データおよび決済明細データの各項目等に基づいてレシート印字データを編集する。そして、このレシート印字データをプリンタコントローラ32に接続されたプリンタ42に出力してレシートの発行を制御する(ステップST30)。
その後、CPU21は、I/Oポート27から駆動信号を出力してドロワ37を自動開放させる(ステップST31)。
また、CPU21は、取引明細バッファに保存されている商取引データ50の取引属性データ、登録商品明細データおよび決済明細データとからなる1商品販売取引のジャーナルデータを生成し(ステップST32:ジャーナルデータ生成手段)、このジャーナルデータをジャーナルファイル15に保存する(ステップST33)。
以上、1商品販売取引の商品販売データ処理を終了させる。
CPU21は、前記ジャーナルファイル15に保存されているたとえば1日分の前記ジャーナルデータを閉店後にまとめて通信インタフェース26により通信ネットワーク14を介してストアサーバ13のジャーナルマスタファイル16に送信する。
以上のように、この実施の形態によれば、酒類やタバコなどの年齢制限である商品を顧客に販売する場合には、未成年者か成年者を特定することが可能となるので、年齢制限商品を未成年者に販売することが防げるようになる。
さらに、販売された年齢制限商品について顧客自身が20歳以上であると意思表示した証拠として運転免許証やパスポートの「身分証」データをジャーナルファイル15やジャーナルマスタファイル16に記録・保存することで、警察等が事実を確認しようとしたときに、ジャーナルデータから年齢判断情報として店が立証することが可能となる。
なお、この発明は、前記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
本実施形態では、年齢制限のある商品としては、酒類・タバコ等について説明したが、年齢以外の販売制限のある商品(たとえば糖質制限商品)についても同様に適用することが可能となる。
また、たとえば医薬品などで、特定の病気(たとえば、アレルギー体質)を持っている人が使用できないなどの使用制限の販売に際して同様に適用することが可能となる。
前記商品マスタファイル17は、ストアサーバ13が保存するのでなく、各POS端末12の補助記憶装置24において保存するようにしてもよい。
前記年齢判断情報として、(A)「身分証」データと(B)「明らかに20歳以上」データとを記録・保存することを、前記実施形態では述べているが、少なくとも「身分証」データのみを記録・保存するようにしてもよい。
本発明は前記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。たとえば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を組み合わせてもよい。
12…POS端末、13…ストアサーバ、15…ジャーナルファイル、16…ジャーナルマスタファイル、17…商品マスタファイル、21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…補助記憶装置、38…キーボード、39…スキャナ、40…前面表示器、41…客面表示器、42…プリンタ、45…年齢確認画面、46…販売中止画面、47…年齢判断画面、50…商取引データ。
Claims (2)
- 商品コードに対応させて商品の単価と、その商品の販売を年齢によって制限する年齢制限商品か否かを示す制限情報とを設定する商品データ設定部と、
商品を特定する商品コードを入力する商品コード入力手段と、
この商品コード入力手段により入力された当該商品コードで特定される商品が前記年齢制限商品であるか否かを当該商品コードに対応して設定される前記年齢制限情報により判定する判定手段と、
この判定手段により当該商品が年齢制限商品であると判定されると客面表示器に年齢確認情報が表示される年齢確認情報表示手段と、
この年齢確認情報表示手段により表示された年齢確認情報が指定されると前面表示器に年齢判断情報が表示される年齢判断情報表示手段と、
この年齢判断情報表示手段により表示された前記年齢判断情報が指定されると前記年齢判断情報が保存される年齢判断情報保存手段と、
この年齢判断情報保存手段により保存された前記年齢判断情報を含むジャーナルデータを生成するジャーナルデータ生成手段と、
このジャーナルデータ生成手段により生成された当該ジャーナルデータをジャーナルファイに保存するジャーナルデータ保存手段と、
を備えたことを特徴とする商品販売データ処理装置。 - 商品コードに対応させて商品の単価と、その商品の販売を制限する制限商品か否かを示す制限情報とを設定する商品データ設定部と、商品を特定する商品コードを入力する商品コード入力手段と、を備えた商品販売データ処理装置のコンピュータを、
前記商品コード入力手段により入力された当該商品コードで特定される商品が前記制限商品であるか否かを当該商品コードに対応して設定される前記制限情報により判定する判定手段と、
この判定手段により当該商品が制限商品であると判定されると客面表示器に確認情報が表示させる確認情報表示手段と、
この確認情報表示手段により表示された確認情報が指定されると前面表示器に判断情報が表示される判断情報表示手段と、
この判断情報表示手段により表示された前記判断情報が指定されると前記判断情報が保存される判断情報保存手段と、
この判断情報保存手段により保存された前記判断情報を含むジャーナルデータを生成するジャーナルデータ生成手段と、
このジャーナルデータ生成手段により生成された当該ジャーナルデータをジャーナルファイに保存するジャーナルデータ保存手段と、
して機能させるための商品販売データ処理装置の制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014100813A JP2015219597A (ja) | 2014-05-14 | 2014-05-14 | 商品販売データ処理装置およびその制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014100813A JP2015219597A (ja) | 2014-05-14 | 2014-05-14 | 商品販売データ処理装置およびその制御プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015219597A true JP2015219597A (ja) | 2015-12-07 |
Family
ID=54778938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014100813A Pending JP2015219597A (ja) | 2014-05-14 | 2014-05-14 | 商品販売データ処理装置およびその制御プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015219597A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017149993A1 (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-08 | 日本電気株式会社 | 情報処理装置、画面表示方法、およびプログラム |
JP2018160161A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | 東芝テック株式会社 | 販売データ処理装置およびプログラム |
JP2019139529A (ja) * | 2018-02-13 | 2019-08-22 | 東芝テック株式会社 | 商品販売データ処理装置およびプログラム |
JP2020160930A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 株式会社寺岡精工 | 商品販売データ処理装置、及びプログラム |
-
2014
- 2014-05-14 JP JP2014100813A patent/JP2015219597A/ja active Pending
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JP7311880B2 (ja) | 2019-03-27 | 2023-07-20 | 株式会社寺岡精工 | 商品販売データ処理装置、及びプログラム |
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