JP2015216616A - 送信装置及び受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】TLVなどの可変長パケット等の伝送において発生しうる伝送遅延変動を抑制可能とする送信装置及び受信装置を提供する。
【解決手段】本発明の送信装置100aは、伝送制御信号を多重伝送することで伝送制御を行うデジタルデータの送信装置であって、固定長データ及び可変長データを伝送可能なストリームを入力し、所定の符号化・変調処理を施して変調波を生成する変調波生成手段(フレーム生成部110,直交変調部170)と、当該ストリームに関連付ける基準時刻に関する情報を出力用ストリーム基準時刻情報として伝送制御信号に埋め込み、該変調波に多重して伝送する伝送手段(伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム生成部,信号点系列多重部160)とを備える。本発明の受信装置200aは、送信装置100aから受信した伝送制御信号から、当該出力用ストリーム基準時刻情報を抽出し、伝送遅延の補正に利用可能とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、衛星放送及び地上放送並びに固定通信及び移動通信の技術分野に関するものであり、特に、デジタルデータの送信装置及び受信装置に関する。
デジタル放送では、映像や音声、テキスト、画像などの多種多様なデータを1つの多重化されたストリームとして伝送を行うことで、柔軟なマルチメディアサービスを提供している。一例として、日本の衛星デジタル放送方式や地上デジタル放送方式では、多重方式としてMPEG−2システムが採用されている。
MPEG−2システムにおける多重化のブロック図を図10に示す。MPEG−2システムにおいては、映像、音声、字幕は各符号化方式で符号化され、PES(Packetized Elementary Stream)パケットに多重化される。一方、データ放送はマルチメディア符号化され、番組編成情報はテーブル化された後、セクション化され、PESパケットともにMPEG−2 TS(Transport Stream)パケット(以下、TSと呼ぶ)に多重化される。多重化されたTSは、衛星、地上などの各種伝送路に応じた伝送路符号化処理を行い、変調波信号を生成して各種伝送路に送出される。
なお、図10においては、映像、音声、字幕、データ放送及び番組編成情報が各1系統となっているが、これらを複数備えて1系統のTSに多重する場合もある。日本のBSデジタル放送のように、複数のTSを1チャネル(1衛星中継器)で伝送可能な伝送路符号化処理を行う放送方式も存在する。
一方、インターネットをはじめとする双方向サービスでよく用いられるIP(Internet Protocol)パケットに着目すると、放送網のような一方向の伝送に特化した伝送路上でIPパケットを効率良く伝送可能な伝送方式として、IPパケットをTLV(Type-Length-Value)パケットとして多重するTLV多重化方式が日本の放送方式において採用されている(例えば、非特許文献1参照)。
TLV多重化方式の特徴として、放送網のような一方向伝送路では、IPヘッダ情報によるIPパケット毎の経路制御が不要なことから、伝送帯域を有効に利用するためIPヘッダ情報を圧縮したIPヘッダ圧縮方式が用いられる(図11参照)。図11において、ヘッダ部に含まれる圧縮ヘッダには、IPv4ヘッダ部又はIPv6ヘッダ部或いはUDP(User Datagram Protocol)ヘッダ部を、コンテクスト識別ヘッダ種別にて指定される方法で圧縮した情報が書き込まれる(例えば、非特許文献1参照)。
また、TLV多重方式では、ペイロードサイズの異なるIPパケットに柔軟に対応する手段として、可変長のTLVパケット(図12参照)が用いられる。図12において、パケット種別は、TLVパケットに格納するパケットの種別を識別するために使用される。また、データ長は、これより後に続くデータバイト数が書き込まれる。パケット種別及びデータ長を参照することで、異なる長さのTLVパケットを構成することが可能である(例えば、非特許文献1,2参照)。
MPEG−2システム及びTLV多重方式の双方に対応した伝送路符号化方式の一例として、高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式(以下、高度衛星放送伝送方式と呼ぶ)が挙げられる(例えば、非特許文献3参照)。高度衛星放送伝送方式のブロック図を図13に示す。以後、MPEG−2システムに基づく多重信号をTS,TLV多重方式に基づく多重信号をTLVと表記する。また、TS及びTLVの双方を包括して、単にストリームと称する。
図13を参照するに、送信装置100は、フレーム生成部110と、伝送制御情報フレーム生成部120と、BCH符号化部130‐1,130‐2と、LDPC符号化部140‐1,140‐2と、マッピング部150‐1,150‐2と、信号点系列多重部160と、直交変調部170と、を備える。
入力された、1以上のストリームはフレーム生成部110で多重フレーム上に多重される。本方式の伝送路符号化における多重フレームは、1フレーム120スロットで構成され、最大16のストリームを、スロットを単位として割り当てることができる。各スロットへのTSの割り当ては、外部から供給される伝送制御情報に基づいて行う。同方式では、1フレーム中に最大16種類のストリームを多重することが可能である。各TSには0〜15の相対ストリーム番号が割り当てられ、さらに各相対ストリーム番号には16ビットのストリーム識別が対応付けられる。
伝送制御情報は、各スロットへの変調方式、LDPC符号化率の割り当てや、1以上の各ストリームの割り当てスロット数などの情報で構成されており、その内容は、2フレーム後の伝送制御に使用される。したがって、伝送制御情報の内容は、ストリームに含まれる主信号を伝送するフレーム構成を更新する2フレーム前に更新される。
伝送制御情報フレーム生成部120に入力された伝送制御情報は、多重フレームと同じ周期で伝送制御情報のフレーム化を行うのに用いられる。また、伝送制御情報フレーム生成部120は、この伝送制御情報を基に、フレーム生成部110、BCH符号化部130‐1、LDPC符号化部140‐1、マッピング部150‐1、及び、信号点系列多重部160に対して、ゲート信号などの各種制御信号を生成し供給する。
フレーム生成部110でフレーム化されたデータは、BCH符号化部130‐1でBCH符号のパリティが付加され出力される。
BCH符号のパリティが付加された信号は、LDPC符号化部140‐1で、伝送制御情報フレーム生成部120から供給される制御信号により指定された符号化率のLDPC符号のパリティが付加され出力される。
LDPC符号のパリティが付加された信号は、マッピング部150‐1で、伝送制御情報フレーム生成部120から供給される制御信号により指定された変調方式のマッピングが行われ、同相成分(In-phase)と直交位相成分(Quadrature-phase)のI‐Q平面上の信号点の系列が出力される。
一方、伝送制御情報フレーム生成部120でフレーム化されたデータは、BCH符号化部130‐2でBCH符号のパリティが付加され出力される。
BCH符号のパリティが付加された信号は、LDPC符号化部140‐2で、伝送制御情報を格納する信号(以下、伝送制御信号と呼ぶ)用に規定された符号化率(1/3)のLDPC符号のパリティが付加され出力される。
LDPC符号のパリティが付加された信号は、マッピング部150‐1で、伝送制御信号用に規定された変調方式(π/2シフトBPSK)のマッピングが行われ、I‐Q平面上の信号点の系列が出力される。
マッピング部150‐1,150‐2から出力された信号点系列は、信号点系列多重部160で、伝送制御情報フレーム生成部120から供給される制御信号に基づいて、本方式で規定された順序で時分割多重され出力される。
信号点系列多重部160で時分割多重された信号点系列は、直交変調部170で直交変調することにより変調波信号に変換され、伝送路に送出される。
一方、受信装置200は、直交復調部210と、信号点系列分離部220と、LLR計算部230‐1,230‐2と、LDPC復号部240‐1,240‐2と、BCH復号部250‐1,250‐2と、伝送制御情報分離部260と、フレーム分離部270とを備える。
伝送路を介して入力された変調波信号は、直交復調部210で直交復調され、時分割多重された信号点系列に変換される。
直交復調部210で時分割多重された信号点系列は、信号点系列分離部220で、TSに対応する信号点系列が分離され、LLR計算部230‐1に出力されるとともに、伝送制御信号に対応する信号点系列が分離され、LLR計算部230‐2に出力される。
信号点系列分離部220から出力された、伝送制御信号に対応する信号点系列は、LLR計算部230‐2で、伝送制御信号用に規定された変調方式の信号点配置に基づき対数尤度比(LLR)系列が計算され出力される。
LLR計算部230‐2から出力されたLLR系列は、LDPC復号部240‐2で伝送制御信号用に規定された符号化率でLDPC復号され出力される。
LDPC復号部240‐2から出力されたLDPC復号系列は、BCH復号部250‐2でBCH復号され出力される。
BCH復号部250‐2から出力されたBCH復号系列は、伝送制御情報分離部260で伝送制御情報が抽出される。伝送制御情報分離部260は、この伝送制御情報を基に、LLR計算部230‐1、LDPC復号部240‐1、BCH復号部250−1、及びフレーム分離部270に対して、ゲート信号などの各種制御信号を生成し供給するとともに、必要に応じて伝送制御情報を出力する。
信号点系列分離部220から出力された、ストリームに対応する信号点系列は、LLR計算部230‐1で、伝送制御情報分離部260から供給される制御信号により指定された変調方式の変調方式の信号点配置に基づき対数尤度比(LLR)系列が計算され出力される。
LLR計算部230‐1から出力されたLLR系列は、LDPC復号部240‐1で、伝送制御情報分離部260から供給される制御信号により指定された符号化率でLDPC復号され出力される。
LDPC復号部240‐1から出力されたLDPC復号系列は、BCH復号部250‐1でBCH復号され出力される。
BCH復号部250‐1から出力されたBCH復号系列は、フレーム分離部270で、伝送制御情報分離部260から供給される制御信号に基づき、所望の1以上のストリームがそれぞれ出力される。
次に、伝送制御信号の構成について、図14を参照して説明する。図14は高度衛星放送伝送方式における伝送制御信号として伝送される伝送制御情報(TMCC情報)及び拡張情報のビット割当てを示す。全9422ビットで1フレーム分の伝送制御信号を構成している。
「変更指示」は、伝送制御情報の変更があった場合にインクリメントされるカウンタである。
「伝送モード/スロット情報」は、伝送モード1〜8への変調方式、符号化率、割り当てスロット数、衛星バックオフ量を指定する情報で構成される。
「ストリーム種別/相対ストリーム情報」は、相対ストリーム0〜15のストリーム種別(TS/TLV/その他)を指定する情報で構成される。
「パケット形式/相対ストリーム情報」は、相対ストリーム0〜15それぞれのパケット長、同期パターンビット長、同期パターンを指定する情報で構成される。
「ポインタ/スロット情報」は、各スロット内の先頭パケットの先頭位置と、末尾パケットの末尾位置を指定する情報で構成される。
「相対ストリーム/スロット情報」は、各スロットの相対ストリーム番号を指定する情報で構成される。
「相対ストリーム/伝送ストリームID対応表情報」は、相対ストリーム番号0〜15について、伝送ストリームIDを指定する情報で構成される。
伝送ストリームIDは、ストリーム種別がTSの場合にMPEG−2システムのTS_IDとなる。「送受信制御情報」はアップリンク制御などに利用される。
最後尾の3614ビットは、「拡張情報」として定義される。拡張情報の先頭16ビットが「拡張識別」であり、後続する3598ビットが実際に使用可能な「拡張領域」である。通常、拡張識別はすべて“0”でスタッフィングされ、その場合、拡張領域はすべて“1”でスタッフィングされて伝送される。拡張領域を使用する場合、拡張識別はすべて“0”以外の値とする(例えば、非特許文献3参照)。
伝送制御信号における「拡張領域」をストリーム伝送、特にTLV信号の伝送性能向上に活用できれば、より安定した伝送が期待できる。
"デジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式 標準規格 ARIB STD-B32 2.9版、第3部第2章、[online]、平成26年3月18日改定、ARIB、[平成26年4月23日検索]、インターネット〈URL: http://www.arib.or.jp/english/html/overview/doc/2-STD-B32v2_9.pdf〉 青木秀一、青木勝典、山本 真、"デジタル放送におけるIPパケット伝送方式の伝送性能評価"、映像情報メディア学会誌、vol.64, No.7, pp.1020〜1028 (2010) "高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式 標準規格 ARIB STD-B44 1.0版、[online]、平成21年7月29日策定、ARIB、[平成26年4月23日検索]、インターネット〈URL:http://www.arib.or.jp/english/html/overview/doc/2-STD-B44v1_0.pdf〉
ストリームを構成するTS及びTLVについて同期信号という観点で比較すると、TSはPCR(Program Clock Reference)と呼ばれるエンコーダーが生成する基準クロックをTSパケットのヘッダで送信することで、エンコーダー及びデコーダー間の同期を維持している。よって、伝送レートや遅延変動は、TSの場合、PCRを参照することで、固定変動値に収まるよう同期が維持される。一方、TLVパケットの場合、可変長パケットへ対応する都合から、入力されるIPパケットサイズに応じて、送信装置及び受信装置のIPパケットを一時的に保持するバッファへのデータ転送量が変動し、伝送レートや遅延変動が大きく変化する。よって、TLVの伝送においても、TSと同様にPCRのような遅延変動の変化を抑えることが可能な基準信号の伝送が望ましい。
そこで、本発明の目的は、上述の問題を鑑みて、TLVなどの可変長パケット等の伝送において発生しうる伝送遅延変動を抑制可能とする送信装置及び受信装置を提供することにある。
本発明は、各種伝送路で使用する伝送路符号化方式における伝送制御信号の拡張領域を用いて、伝送遅延変動を抑制することが可能とするために、伝送するストリームの時刻に関する基準信号になり得る、ストリームに関連付ける基準時刻に関する情報をストリーム基準時刻情報として伝送する手段を送信装置に設け、受信装置で当該ストリーム基準時刻情報を抽出可能に構成する。
例えば前述した高度衛星放送伝送方式に着目する場合、伝送制御信号の拡張領域を用いることで、TS及びTLVの多重層よりも低次の物理層において、当該ストリーム基準時刻情報を低遅延で伝送可能とする。また、伝送制御情報を含む伝送制御信号は120スロット毎に1つの割合で送るという周期性を有することから、時刻に関する基準信号の伝送に適した性質を有する。更に、インターネットにおけるIPプロトコルに着目すると、送信及び受信の間の遅延時間補正を目的としたNTP(Network Time Protocol)パケットが利用されており、このNTPパケットに含まれる基準時刻をも利用可能に当該ストリーム基準時刻情報を構成し、且つ適宜、基準とする時刻を送信装置で切り替え可能に構成する。これにより、当該伝送するストリームの時刻に関する基準信号を、各サービス事業者の要望に応じて効率的に切り替え可能に伝送できるようになる。
即ち、本発明の送信装置は、伝送制御信号を多重伝送することで伝送制御を行うデジタルデータの送信装置であって、固定長データ及び可変長データを伝送可能なストリームを入力し、所定の符号化・変調処理を施して変調波を生成する変調波生成手段と、前記ストリームに関連付ける基準時刻に関する情報を用いて出力用ストリーム基準時刻情報を生成し前記伝送制御信号に埋め込み、所定の符号化・変調処理を施し前記変調波に多重して伝送する伝送手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記伝送手段は、当該入力されるストリームに予め関連付けられた基準時刻に関する情報を入力用ストリーム基準時刻情報として入力し、該入力用ストリーム基準時刻情報を前記出力用ストリーム基準時刻情報として前記伝送制御信号に埋め込む手段を有することを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記伝送手段は、当該送信装置における基準時刻に関する情報を送信装置基準時刻情報として生成する送信装置基準時刻情報発生手段と、前記入力用ストリーム基準時刻情報に含まれる基準時刻に関する情報を前記送信装置基準時刻情報に差し替えて前記出力用ストリーム基準時刻情報を生成する基準時刻情報生成手段と、を更に備えることを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記基準時刻情報生成手段は、前記入力用ストリーム基準時刻情報に含まれる基準時刻に関する情報を基に、前記送信装置基準時刻情報に差し替えるか否かを判別して前記出力用ストリーム基準時刻情報を生成する手段を有することを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記出力用ストリーム基準時刻情報は、前記ストリームに関連付ける基準時刻に関する情報として、所定の日時を基準とした時刻情報からなる基準時刻情報を含むことを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記出力用ストリーム基準時刻情報は、送信点及び受信点の間で予め想定される伝送遅延時間を示す基準時刻補正情報を更に含むことを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記出力用ストリーム基準時刻情報は、前記基準時刻情報及び前記基準時刻補正情報を生成する場所を示す基準時刻場所情報を更に含むことを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記伝送手段は、前記ストリームに応じた前記出力用ストリーム基準時刻情報を多重したフレーム基準時刻情報を生成し、前記伝送制御信号に埋め込む手段を有することを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記伝送制御信号に含まれる拡張識別の情報には、前記伝送制御信号内に前記フレーム基準時刻情報が含まれているか否かを示すフラグ(後述する実施形態の一例において、「拡張識別」に該当する)が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記フレーム基準時刻情報は、多重される個々のストリームを識別するための相対ストリーム毎に個別の当該基準時刻に関する情報が付与されているか、全ての相対ストリーム番号に対して共通の当該基準時刻に関する情報が付与されているかを示すフラグ(後述する実施形態の一例において、「common_time_indicator」に該当する)を含むことを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記フレーム基準時刻情報は、該フラグに後続して、当該基準時刻に関する情報が含まれているか否かを示す後続拡張情報有無フラグ(後述する実施形態の一例において、「extended_payload_indicator」に該当する)を更に含むことを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記フレーム基準時刻情報は、当該ストリームに応じて多重される出力用ストリーム基準時刻情報として、多重される個々のストリームを識別するための相対ストリーム番号に対応して当該基準時刻に関する情報を伝送するか否かを示す時刻情報伝送フラグ(後述する実施形態の一例において、「time_flag」に該当する)と、該時刻情報伝送フラグが当該基準時刻に関する情報を伝送する旨を示すストリームについてのみ該時刻情報伝送フラグに後続して付加される、所定の日時を基準とした時刻情報(後述する実施形態の一例において、「transmit_ts(transmit_timestamp)」に該当する)からなる基準時刻情報とを含むように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記フレーム基準時刻情報は、前記時刻情報伝送フラグに後続して該基準時刻情報と一組にして付加される、送信点及び受信点の間で予め想定される伝送遅延時間を示す基準時刻補正情報(後述する実施形態の一例において、「delta」に該当する)を更に含むことを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記フレーム基準時刻情報は、前記時刻情報伝送フラグに後続して該基準時刻情報と一組にして付加される、前記基準時刻情報及び前記基準時刻補正情報を生成する場所(後述する実施形態の一例において、「location」に該当する)を示す基準時刻場所情報を更に含むことを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記時刻情報伝送フラグ(後述する実施形態の一例において、「time_flag」に該当する)は、多重される個々のストリームを識別するための相対ストリーム毎に個別の当該基準時刻に関する情報が付与されている際に、当該相対ストリーム番号がkのストリームの時刻情報が有効であるか否かを示すよう前記時刻情報伝送フラグの最上位ビットから(k+1)番目のビットで識別するよう構成されている。
また、本発明の送信装置において、前記フレーム基準時刻情報は、最後尾に、前記基準時刻情報に後続する拡張情報を識別するための後続拡張情報識別(後述する実施形態の一例において、「next_extended_payload_indicator」に該当する)を更に含むことを特徴とする。
更に、本発明の受信装置は、本発明の送信装置により送信された前記伝送制御信号を受信する受信装置であって、前記変調波を受信して復調し、前記ストリーム及び前記伝送制御信号を復号する復号手段と、前記伝送制御信号から前記出力用ストリーム基準時刻情報を抽出する基準時刻情報抽出手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、当該抽出した出力用ストリーム基準時刻情報を基に、当該復号したストリームの遅延変動を補正する補正手段を更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、伝送制御情報に拡張領域を有する伝送システムにおいて、コンテンツ提供サービスに関する複数のストリームを伝送する際に、特に可変長パケット等の伝送において発生しうる伝送遅延変動を抑制することが可能となる。
本発明による一実施形態の送信装置及び受信装置を含む伝送システムの構成例を示す概略図である。 本発明による一実施形態の送信装置及び受信装置の構成を示すブロック図を示す図である。 本発明による一実施形態の送信装置における伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム生成部の詳細ブロック図を示す図である。 (a),(b),(c)は、本発明に係る伝送制御信号に含まれる入力用ストリーム基準時刻情報の構成例を示す図である。 (a),(b),(c)は、本発明に係る伝送制御信号に含まれる入力用ストリーム基準時刻情報のデータフォーマット例を示す図である。 本発明に係る伝送制御信号に含めることが可能なストリーム基準時刻情報の基準時刻場所情報(location)のビット割り当て例を示す図である。 本発明に係る伝送制御信号に含まれる、16ストリームを多重した場合のフレーム基準時刻情報を示す図である。 本発明による一実施形態の受信装置における伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム分離部の詳細ブロック図を示す図である。 本発明に係る伝送制御信号に含まれる拡張情報のうち拡張領域を1664ビット短縮し、拡張識別の左側に基準時刻情報を割り当てたビット割り当て例を示す図である。 従来からのMPEG−2システムにおける多重化のブロック図を示す図である。 従来からのIPヘッダー情報を圧縮したIPヘッダー圧縮方式を示す図である。 従来からの可変長のTLVパケットを示す図である。 従来からの高度衛星放送伝送方式のブロック図を示す図である。 従来からの高度衛星放送伝送方式における伝送制御信号で伝送される伝送制御情報及び拡張情報のビット割当てを示す図である。 本発明による一実施形態の一実施形態の送信装置及び受信装置にて、NTP形式を含むTLVパケットをスロットに配置する例を示す図である。 本発明による一実施形態の一実施形態の送信装置及び受信装置にて、NTP形式を含むTLVパケットをスロットに配置する例を示す図である。 本発明による一実施形態の一実施形態の送信装置及び受信装置にて、TMCC信号における拡張識別のビット割当て例を示す図である。 本発明による一実施形態の一実施形態の送信装置及び受信装置にて、TMCC信号における拡張情報領域のビット割当て例を示すデータフォーマットを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明による一実施形態の送信装置及び受信装置を説明する。尚、各図面において、同様な構成要素には同一の参照番号を付して説明する。
〔伝送システム〕
まず、本発明による一実施形態の送信装置及び受信装置を含む伝送システムについて説明する。図1は、本発明に係る伝送システムの構成例を示す概略図である。この伝送システムは、放送局における送信装置100aと、受信側の受信装置200a-1,200a‐2(以下、総括して「受信装置200a」とも称する)と、サービス事業者側のコンテンツ提供装置300a-1,300a‐2(以下、総括して「コンテンツ提供装置300a」とも称する)とを備える。送信装置100aは、インターネット等の有線通信又は無線通信を含むネットワーク10とは接続されない受信装置200a-1や、当該ネットワーク10に接続される受信装置200a‐2に対して、放送伝送路12を介してサービス事業者が提供するコンテンツを送信するように構成される。受信装置200aは、放送伝送路12を介して送信装置100aから送信されたコンテンツを受信するように構成される。
また、送信装置100aは、当該ネットワーク10とは接続されないサービス事業者側のコンテンツ提供装置300a-1から、放送伝送路11を介して当該サービス事業者が提供するコンテンツを受信し、必要に応じて所定のデータベース(図示せず)に記録する機能を有する。或いは、送信装置100aは、当該ネットワーク10に接続されるサービス事業者側のコンテンツ提供装置300a-2から、放送伝送路11或いはネットワーク10を介して当該サービス事業者が提供するコンテンツを受信し、必要に応じて所定のデータベース(図示せず)に記録する機能を有する。
尚、図1は、サービス事業者側及び受信側のそれぞれについて、2つの装置を例示しているが、1つ以上の装置とすることができる。更に、放送局自体がサービス事業者としてコンテンツ提供装置を備えるように構成することもできるし、例えば遠隔地で撮影又は制作されたコンテンツを中継して提供するコンテンツ提供装置を備えるように構成することもできる。
そこで、以下に説明する実施形態では、送信装置100aは、1以上のコンテンツ提供装置300aから受信したコンテンツに関するストリーム(TS又はTLV)を入力し、放送伝送路12として高度衛星放送伝送方式により受信装置200aに送信する例について説明する。
〔送信装置〕
図2は、本発明による一実施形態の送信装置100a及び受信装置200aの構成を示すブロック図である。図2を参照するに、本実施形態の送信装置100aは、フレーム生成部110と、伝送制御情報及び付加情報フレーム生成部120aと、BCH符号化部130‐1,130‐2と、LDPC符号化部140‐1,140‐2と、マッピング部150‐1,150‐2と、信号点系列多重部160と、直交変調部170と、を備える。
図13に示す従来からの送信装置100と本実施形態の送信装置100aとを比較すると、フレーム生成部110と、BCH符号化部130‐1,130‐2と、LDPC符号化部140‐1,140‐2と、マッピング部150‐1,150‐2と、信号点系列多重部160と、直交変調部170と、を備える点で同一であるが、伝送制御情報フレーム生成部120の代わりに、伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム生成部120aを備える点で相違する。
フレーム生成部110、BCH符号化部130‐1,130‐2、LDPC符号化部140‐1,140‐2、マッピング部150‐1,150‐2、信号点系列多重部160、直交変調部170は、図13に示した従来からの送信装置100のものと同様に機能することから、ここでは説明を省略し、伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム生成部120aの機能について、以下に説明する。
伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム生成部120aに入力される信号は、伝送制御情報及びストリームに対応した1以上のストリーム基準時刻情報であり、このストリーム基準時刻情報は、詳細に後述するが、予め定められたデータフォーマットに従って、各ストリームを構成するコンテンツを提供するサービス事業者側から提示される。例えば、コンテンツ提供装置300aは、当該送信装置100aを介して送信を要望するコンテンツに付随して該コンテンツの送信に関するストリーム基準時刻情報を当該送信装置100aに送信する。送信装置100aは、コンテンツ及びストリーム基準時刻情報を受信し、必要に応じて所定のデータベース(図示せず)に記録する。そして、送信装置100aは、受信装置200aへの送信に向けて各コンテンツに対応するストリームをフレーム生成部110に入力するとともに、対応するストリーム基準時刻情報を伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム生成部120aに入力する。
伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム生成部120aの詳細ブロック図を図3に示す。伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム生成部120aは、フレーム基準時刻情報生成部180a、送信装置基準時刻情報発生部190a、シフトレジスタ200a、及び制御信号生成部210aを備える。
フレーム基準時刻情報生成部180aは、各ストリームに対応する1以上のストリーム基準時刻情報を入力するとともに、送信装置基準時刻情報発生部190aによって生成される送信装置基準時刻情報を入力する。以下、ストリーム基準時刻情報及び送信装置基準時刻情報について詳細に説明する。
フレーム基準時刻情報生成部180aに入力される、1以上のストリーム基準時刻情報は、サービス事業者が指定する情報であり、図4(a), (b), (c)に示される3つの態様が想定される。図4(a)に示す例では、ストリーム基準時刻情報は、基準時刻が生成される場所を示す基準時刻場所情報(location)と、各種ストリーム(MPEG−2 TS,TLV)を生成するコンテンツ提供装置300a(例えば、エンコーダー)を基準時刻の起点とした、伝送遅延時間(delta)及び基準時刻(transmit_ts)から構成される。1つの基準時刻情報は、8ビットのlocationと、32ビットのdeltaと、64ビットのtransmit_tsの、合計104ビットから構成される。この図4(a)に対応するデータフォーマットであるtimestamp()を図5(a)に示す。図5(a)において、bslbfは、“bit string, left bit first”の省略表記であり、simsbfは、“signed integer, most significant bit first”の省略表記であり、 uimsbfは、“unsigned integer most significant bit first”の省略表記である。
locationは、基準時刻が生成される場所を示す8ビットから構成される。主に、各種ストリーム(MPEG−2 TS,TLV)を生成するコンテンツ提供装置300a(例えば、エンコーダー)、ストリームが入力される送信装置100a、またはサイトダイバーシティ用の冗長系アップリンクサイトといった、送信側の基準時刻を生成可能な場所が記載される。尚、この冗長系アップリンクサイトは、降雨によるアップリンクの遮断を回避するために、主局/副局のアップリンク切替可能に運用される場所を示す(例えば、非特許文献3参照)。この場合、受信装置200aにおいては、locationを参照することで、伝送遅延時間、基準時刻算出時における、送り側における基準時刻の生成場所を判別することが可能となる。図6にlocationのビット割り当て例を示す。
deltaは、コンテンツ提供装置300a(例えば、エンコーダー)を基準時刻の起点とし、一般的な受信端末までの、想定する伝送遅延を秒単位で示す。32ビットの符号付き固定小数点とし、上位16ビットは整数部を、下位16ビットは小数点以下を表す。
transmit_tsは、各種ストリーム(MPEG−2 TS,TLV)を生成するコンテンツ提供装置300a(例えば、エンコーダー)の基準時刻であり、1900年1月1日0時を基準とした相対時刻を秒単位で示す。上位32ビットは整数部を、下位32ビットは小数点以下を表す。上位32ビットのMSBが0の場合は2036年を基準とする。例えば、サービス事業者は、NTPパケットに含まれる基準時刻を流用し、このtransmit_tsに記載することができる。
尚、図4(a)に示す例では、基準時刻場所情報(location)、伝送遅延時間(delta)及び基準時刻(transmit_ts)から構成されるストリーム基準時刻情報をサービス事業者が指定するとして説明したが、サービス事業者が基準時刻場所情報(location)の指定を要望しない場合には、図4(b)に示すように、伝送遅延時間(delta)及び基準時刻(transmit_ts)から構成されるストリーム基準時刻情報とすることや、サービス事業者が基準時刻(transmit_ts)のみの指定を要望する場合には、図4(c)に示すように、基準時刻(transmit_ts)のみから構成されるストリーム基準時刻情報とすることができる。図4(b),図4(c)に対応するデータフォーマットであるtimestamp()は、それぞれ図5(b),図5(c)に示される。
このように、フレーム基準時刻情報生成部180aは、各ストリームに対応する1以上のストリーム基準時刻情報を予め定められたデータフォーマットで入力する。一方、フレーム基準時刻情報生成部180aは、送信装置基準時刻情報発生部190aによって生成される送信装置基準時刻情報を常に入力している。
送信装置基準時刻情報発生部190aは、送信装置100aを基準時刻の起点とした伝送遅延時間mod_delta、送信装置100aの基準時刻mod_transmit_tsを発生し、フレーム基準時刻情報生成部180aへ入力する。mod_deltaのフォーマットはdeltaと同一であり、mod_transmit_tsのフォーマットもtransmit_tsと同一である。
したがって、フレーム基準時刻情報生成部180aは、図4(a)に示される各ストリームに対応する1以上のストリーム基準時刻情報を入力したとき、このストリーム基準時刻情報内のlocationの値を参照し、送信装置100aの基準時刻を指定するものである場合(例えば、図6のストリーム基準時刻情報のlocationが、“00000001”の場合)、入力されたストリーム基準時刻情報のdelta及びtransmit_tsを、送信装置基準時刻情報発生部190aから入力されたmod_delta及びmod_transmit_tsに差し替え、送信装置100aの場所を示すlocation、差し替えられたdelta及びtransmit_tsから構成される出力用のストリーム基準時刻情報を生成する。
また、フレーム基準時刻情報生成部180aは、図4(a)に示される各ストリームに対応する1以上のストリーム基準時刻情報を入力したとき、このストリーム基準時刻情報内のlocationの値を参照し、コンテンツ提供装置300a(例えば、エンコーダー)の基準時刻を指定するものである場合、入力されたストリーム基準時刻情報のdelta及びtransmit_tsをそのまま用い、当該場所を示すlocation、当該そのまま用いるdelta及びtransmit_tsから構成される出力用のストリーム基準時刻情報を生成する。
また、フレーム基準時刻情報生成部180aは、図4(a)に示される各ストリームに対応する1以上のストリーム基準時刻情報を入力したとき、このストリーム基準時刻情報内のlocationの値を参照し、コンテンツ提供装置300a(例えば、エンコーダー)や送信装置100a以外の基準時刻を指定するものである場合、入力されたストリーム基準時刻情報のdelta及びtransmit_tsを、そのlocationの値に従う場所で基準とする値に差し替え、当該location、差し替えられたdelta及びtransmit_tsから構成される出力用のストリーム基準時刻情報を生成する。
或いは、フレーム基準時刻情報生成部180aは、図4(b)に示される各ストリームに対応する1以上のストリーム基準時刻情報を入力したとき、入力されたストリーム基準時刻情報のdelta及びtransmit_tsをそのまま用いて、出力用のストリーム基準時刻情報を生成するか、又は送信装置基準時刻情報発生部190aから入力されたmod_delta及びmod_transmit_tsに差し替えられたdelta及びtransmit_tsから構成される出力用のストリーム基準時刻情報を生成する。mod_delta及びmod_transmit_tsに差し替えるか否かは、予めサービス事業者によって指定させ、この指定に応じてフレーム基準時刻情報生成部180aは動作する。
或いは、フレーム基準時刻情報生成部180aは、図4(c)に示される各ストリームに対応する1以上のストリーム基準時刻情報を入力したとき、入力されたストリーム基準時刻情報のtransmit_tsをそのまま用いて、transmit_tsから構成される出力用のフレーム基準時刻情報を生成するか、又は送信装置基準時刻情報発生部190aから入力されたmod_transmit_tsに差し替えられたtransmit_tsから構成される出力用のフレーム基準時刻情報を生成する。mod_transmit_tsに差し替えるか否かは、予めサービス事業者によって指定させ、この指定に応じてフレーム基準時刻情報生成部180aは動作する。
或いは、フレーム基準時刻情報生成部180aは、各ストリームに対応する1以上のストリーム基準時刻情報が指定されていないとき、図4(a)〜図4(c)のいずれかに従うデータフォーマットで、送信装置基準時刻情報発生部190aから入力された基準時刻に基づいた出力用のフレーム基準時刻情報を生成する。
最終的に、フレーム基準時刻情報生成部180aは、生成した1以上の出力用のストリーム基準時刻情報を多重することによりフレーム基準時刻情報を生成し、シフトレジスタ200aに出力する。このフレーム基準時刻情報の一例として、16ストリーム分の出力用のストリーム基準時刻情報を多重した際のフレーム基準時刻情報の例を図7に示す。図4(a)のデータフォーマットの構成とする場合、フレーム基準時刻情報は104×16=1664ビットが必要となるが、伝送制御信号における拡張情報内の拡張領域は3598ビットが利用可能であることから、十分に収容可能である。尚、ストリーム基準時刻情報について他のコンテンツのストリーム用のものを流用するなど、ストリーム毎にストリーム基準時刻情報を送信しない旨がサービス事業者によって指定されているときは、必ずしもストリーム毎のストリーム基準時刻情報が存在しない場合もあることに留意する。
特に、図4(a)に示すデータフォーマットであれば、サービス事業者(例えば、放送事業者などのエンコーダー発生元)が、ストリーム基準時刻情報から、送信装置ストリーム基準時刻情報への差し替えを希望する場合は、locationを用いて指定することで、フレーム基準時刻情報生成部180aにおいて基準時刻の差し替えを行うことが可能となる。
そして、フレーム基準時刻情報生成部180aから出力されるフレーム基準時刻情報は、シフトレジスタ200aの拡張領域に入力される。このとき、シフトレジスタ200aの拡張識別は、“0000000000000000”以外の値に設定される。また、伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム生成部120aに入力される伝送制御情報は、図14に示すビット配分のうち、先頭から送受信制御情報までの5808ビットに相当し、シフトレジスタ200aに入力される。シフトレジスタ200aの出力信号は、図14に示す伝送制御信号を構成し、BCH符号化部130‐2へ出力される。
制御信号生成部210aは、伝送制御情報を必要に応じて外部に出力する(図2参照)。
以上のように、送信装置100aは、各種伝送路で使用する伝送路符号化方式における伝送制御信号の拡張領域を用いて、伝送遅延変動を抑制することが可能とするために、伝送するストリームの時刻に関する基準信号になり得るストリーム基準時刻情報を伝送する手段が設けられる。そして、伝送制御信号の拡張領域を用いることで、TS及びTLVの多重層よりも低次の物理層において、当該ストリーム基準時刻情報を低遅延で伝送することができる。また、NTPパケットに含まれる基準時刻をも利用可能に当該ストリーム基準時刻情報を構成し、且つ適宜、基準とする時刻を送信装置で切り替え可能に構成しているため、当該伝送するストリームの時刻に関する基準信号を、各サービス事業者の要望に応じて効率的に切り替え可能に伝送できるようになる。
〔受信装置〕
次に、図2を参照して、本実施形態の受信装置200aについて説明する。本実施形態の受信装置200aは、直交復調部210と、信号点系列分離部220と、LLR計算部230‐1及び230‐2と、LDPC復号部240‐1及び240‐2と、BCH復号部250‐1及び250‐2と、伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム分離部260aと、フレーム分離部270と、を備える。
従来からの受信装置200と本実施形態の受信装置200aとを比較すると、直交復調部210と、信号点系列分離部220と、LLR計算部230‐1及び230‐2と、LDPC復号部240‐1及び240‐2と、BCH復号部250‐1及び250‐2と、フレーム分離部270と、を備える点で同一であるが、伝送制御情報分離部260の代わりに、伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム分離部260aを備える点で相違する。
直交復調部210、信号点系列220、LLR計算部230‐1及び230‐2、LDPC復号部240‐1及び240‐2、BCH復号部250‐1及び250‐2、及びフレーム分離部270は、図13に示した従来からの受信装置200のものと同様に機能するから、ここでは説明を省略し、伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム分離部260aの機能について、以下に説明する。
伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム分離部260aの詳細ブロック図を図8に示す。伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム分離部260aは、シフトレジスタ261aと、制御信号生成部262aと、フレーム基準時刻情報分離部263aとを備える。
シフトレジスタ261aは、BCH復号部250‐2から出力されるBCH復号系列を入力し、蓄積することで図7に示す構成の伝送制御信号を得る。
制御信号生成部262aは、シフトレジスタ261aから得られる各種の制御信号に用いる伝送制御情報を抽出し、必要に応じて外部に出力する(図2参照)。
また、フレーム基準時刻情報は拡張領域を使って定期的に受信されるため、フレーム基準時刻情報分離部263aは、シフトレジスタ261aの拡張領域に蓄積されるビットを抽出し、図7に示すフレーム基準時刻情報の構成に従い、例えば図4(a)に示すデータフォーマットであれば、各ストリームに応じたlocation、delta及び transmit_tsをストリーム基準時刻情報として分離して外部に出力する。出力されるストリーム基準時刻情報は、フレーム分離部270から出力されるストリーム(MPEG−2、TLV)のデコーダー(図示せず)に入力され、遅延補正の基準信号として用いることができるようになる。また、例えば図4(a)に示すデータフォーマットであれば、このようなデコーダーは、locationを参照することで、伝送遅延時間、基準時刻算出時における、送り側における基準時刻の生成場所を判別することが可能となる。したがって、受信装置200aを、このような遅延補正を可能とするデコーダーを備えるように構成することができる。
次に、本発明の効果に関して説明するに、高度衛星放送伝送放送方式の伝送パラメータを元に、基準時刻情報の周期時間を算出する。高度衛星放送伝送方式は、シンボルレートSr=32.5941Mbaud時では、変調フレームは9296×120シンボルであり、1変調フレームの伝送時間Ts=1/(32.5941×10)×9296×120=34.224598msecである。シンボルレートは一定であることから、伝送制御情報に含まれるストリーム基準時刻情報は、34.224598msec置きに1回の頻度で定期的に伝送される。TLVパケットはパケット長が不定長であることから、出力がバースト的な不等間隔となり、伝送遅延変動の要因となるが、本発明による送信装置及び受信装置を用いることで、常に、34.224598msec間隔で、例えば図4(a)に示すデータフォーマットであれば、等間隔に出力されるlocation、delta及び transmit_tsを、低次の物理層から取得することが可能となり、不等間隔であったTLVパケットの時間間隔を、等間隔のlocation、delta及び transmit_tsを参照することで等間隔に補正し、伝送遅延変動を抑制することが可能となる。よって、本発明による送信装置及び受信装置を用いることで、特にTLVなどの可変長パケット等の伝送において発生しうる伝送遅延変動を小さくすることが可能となり、より安定した伝送が期待できる。
上述の実施例については代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変形及び置換することができることは当業者に明らかである。例えば、上述の実施例では、本発明を高度衛星放送伝送方式に適用した例を示したが、本発明は、伝送制御信号を備えた伝送方式であれば適用することができ、例えば日本のBSデジタル放送の放送方式であるISDB-S、地上デジタル放送の放送方式であるISDB-T、欧州の放送方式であるDVB-S2やDVB-T2にも適用可能である。ただし、伝送方式によって、伝送制御信号に確保可能な拡張領域の大きさが異なるため、適用するシステムごとに数値的な調整が必要である。例えば、図4、図5、図6及び図7の各ビット割り当てを必要最低限に抑え、情報量を縮減することも可能である。また、本実施形態の例では、伝送制御信号の拡張領域を用いたが、拡張領域以外の領域に、基準時刻情報用のビット割り当てを割り当てることも可能である。一例として、拡張情報のうち拡張領域を1728ビット短縮した伝送制御信号のフォーマットとし、拡張識別の左側(上位側)にストリーム基準時刻情報を割り当てたビット割り当て例を図9に示す。
(主信号におけるNTPによるUTCの提供)
また、図15〜図18を参照して、主信号及びTMCC信号を利用してUTCを伝送する例について説明する。ここで、NTP形式のIPパケットは、IETF RFC 5905 “Network Time Protocol Version 4: Protocol and Algorithms Specification”に規定されている。
主信号フレームを利用してUTCを伝送する例として、UTCが記載されたNTP形式を含むTLVパケットをスロットに配置する例を、図15及び図16に示している。NTP形式を含むIPパケットは、遅延変動を抑えて伝送する必要があるため、NTP形式を含むIPパケットのIPヘッダ圧縮は行わないようにする。さらに、NTP形式を含むIPパケットを格納するTLVパケットは、TLVストリームIDごとに割り当てられたスロットのうち、最初のスロットの先頭に配置するのが好適である。このようにTLVパケットを配置することで、NTP形式を含むIPパケットの遅延変動を抑えることが可能となる。しかしながら、この形式の場合、NTPパケットをスロットに割り当てる都合上、主信号で利用可能なデータ領域が減少する問題が生じる。
そこで、主信号で利用可能なデータ領域を損なわず、UTCを伝送可能な実施例として、TMCC信号を利用してUTCを伝送する例について説明する。本実施例に相当する、TMCC信号における拡張識別のビット割当て例を図17に示すとともに、代表して図5(b)のデータ構造を1以上用いた場合の拡張情報領域の構成を図18に示す。尚、図18に示すtransmit_timestampは、図5(b)に示すtransmit_tsに対応する。
図18に示す例において、本発明に係る時刻情報領域に関する記述の意味は以下のとおりである。
TMCC_Time_Information()(時刻情報領域):時刻情報の格納領域を示す。全てのreservedのビットは‘1’とする。
common_time_indicator(共通時刻情報フラグ):相対ストリーム毎に個別の時刻情報を付与する場合、本フラグを0とし、全ての相対ストリーム番号において共通の時刻情報を付与する場合、本フラグを1とする。common_time_indicatorが0の場合、後続のdeltaフィールドとtransit timestampフィールドを16回伝送する。一方、common_time_indicatorが1の場合、後続のdeltaフィールドとtransit timestampフィールドを1回伝送する。
extended_payload_indicator(後続拡張情報有無フラグ):TMCC_Time_Information()に後続する拡張領域において、拡張情報の有無を判別するフラグである。本フラグが0の場合、TMCC_Time_Information()に後続する全ての拡張領域をreserved(未定義)とする。一方、本フラグが1の場合、後述するnext_extended_payload_indicatorフィールドに従う。
time_flag(時刻情報伝送フラグ):common_time_indicatorが0であり、相対ストリーム番号がkのストリームの時刻情報が有効の場合、このフィールドの最上位ビット(MSB)から(k+1)番目のビットを‘1’とする。相対ストリーム番号がkのストリームの時刻情報が無効の場合、このフィールドのMSBから(k+1)番目のビットを‘0’とし、該当するdeltaフィールド及びtrasmit_timestampフィールドは任意の値とする。
delta(伝送遅延):TMCC信号を作成する送信サーバから一般的な端末までの、想定する伝送遅延を秒単位で示す。32ビットの符号付き固定小数点とし、上位16ビットは整数部を、下位16ビットは小数点以下を表す。このフィールドが0x00000000のときは、本フィールドが無効であることを意味する。
transmit_timestamp(送信タイムスタンプ):当該TMCC信号が送信サーバを出発する時刻(基準時刻)をNTPタイムスタンプ長形式で記述する。具体的には、1900年1月1日0時を基準とした相対時刻を秒単位で示す。上位32ビットは整数部を、下位32ビットは小数点以下を表す。上位32ビットのMSBが0のときは2036年を基準とする。
next_extended_payload_indicator(後続拡張情報識別):TMCC_Time_Information()に後続する拡張情報を識別するための拡張識別を示す。この割当ては図17に従う。
尚、図17及び図18に示されるパラメータの具体的な値、及びTMCC信号内の情報における変更指示の加算等については、別途運用規定で定めるようにする。
即ち、図18において、time flag(16ビット)は、時刻情報伝送フラグであり、相対ストリーム番号として0〜15の16個のストリームの各々に対応するビット数とし、相対ストリーム番号がkのストリームの時刻情報を伝送するとき、拡張領域(3598ビット)のMSBから(k+1)番目のビットを‘1’とする。相対ストリーム番号がkのストリームの時刻情報を伝送しないときは、拡張情報領域のMSBから(k+1)番目のビットを‘0’とする。time flag(時刻情報伝送フラグ)で、時刻情報を伝送することが示されたストリームの時刻情報についてのみ、後続のdeltaフィールドとtransmit_tsフィールド(即ち、図18に示すtransmit_timestampフィールド)の組み合わせで時刻情報を伝送する。そして、図18において、for(i=0; i<N; i++) {}は、時刻情報を伝送することが示されたN個のストリームの個々について、順番に、deltaフィールドとtransmit_tsフィールドを一組とする時刻情報を伝送することを示している。図18の構成を用いることで、任意の16相対ストリーム毎に、delta及びtransmit ts(transmit_timestamp)を効率よく伝送することが可能となる。また、next_extended_payload_indicatorを最後尾に配置することで、後続する拡張情報に関して、図17の構造に従い、データの有無やデータ内容を把握することが可能となる。
従って、本発明は、上述の実施形態の例によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲によってのみ制限される。
本発明によれば、デジタルデータの送信装置及び受信装置において、基準時刻情報の定期的な伝送を実現することで、TLVなどの可変長パケット等の伝送において発生しうる伝送遅延変動を小さくすることが可能となり、TLVなどの可変長パケット等を伝達する用途に有用である。
100,100a 送信装置
110 フレーム生成部
120 伝送制御情報フレーム生成部
120a 伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム生成部
180a フレーム基準時刻情報生成部
190a 送信装置基準時刻情報発生部
200a シフトレジスタ
210a 制御信号生成部
130‐1,130‐2 BCH符号化部
140‐1,140‐2 LDPC符号化部
150‐1,150‐2 変調マッピング部
160 信号点系列多重部
170 直交変調部
200,200a,200a‐1, 200a‐2 受信装置
210 直交復調部
220 信号点系列分離部
230‐1,230‐2 LLR計算部
240‐1,240‐2 LDPC復号部
250‐1,250‐2 BCH復号部
260 伝送制御情報分離部
260a 伝送制御情報及び基準時刻情報フレーム分離部
261a シフトレジスタ
262a 制御信号生成部
263a フレーム基準時刻情報分離部
270 フレーム分離部
300a‐1, 300a‐2 コンテンツ提供装置

Claims (18)

  1. 伝送制御信号を多重伝送することで伝送制御を行うデジタルデータの送信装置であって、
    固定長データ及び可変長データを伝送可能なストリームを入力し、所定の符号化・変調処理を施して変調波を生成する変調波生成手段と、
    前記ストリームに関連付ける基準時刻に関する情報を用いて出力用ストリーム基準時刻情報を生成し前記伝送制御信号に埋め込み、所定の符号化・変調処理を施し前記変調波に多重して伝送する伝送手段と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 前記伝送手段は、当該入力されるストリームに予め関連付けられた基準時刻に関する情報を入力用ストリーム基準時刻情報として入力し、該入力用ストリーム基準時刻情報を前記出力用ストリーム基準時刻情報として前記伝送制御信号に埋め込む手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記伝送手段は、
    当該送信装置における基準時刻に関する情報を送信装置基準時刻情報として生成する送信装置基準時刻情報発生手段と、
    前記入力用ストリーム基準時刻情報に含まれる基準時刻に関する情報を前記送信装置基準時刻情報に差し替えて前記出力用ストリーム基準時刻情報を生成する基準時刻情報生成手段と、
    を更に備えることを特徴とする、請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記基準時刻情報生成手段は、前記入力用ストリーム基準時刻情報に含まれる基準時刻に関する情報を基に、前記送信装置基準時刻情報に差し替えるか否かを判別して前記出力用ストリーム基準時刻情報を生成する手段を有することを特徴とする、請求項3に記載の送信装置。
  5. 前記出力用ストリーム基準時刻情報は、前記ストリームに関連付ける基準時刻に関する情報として、所定の日時を基準とした時刻情報からなる基準時刻情報を含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の送信装置。
  6. 前記出力用ストリーム基準時刻情報は、送信点及び受信点の間で予め想定される伝送遅延時間を示す基準時刻補正情報を更に含むことを特徴とする、請求項5に記載の送信装置。
  7. 前記出力用ストリーム基準時刻情報は、前記基準時刻情報及び前記基準時刻補正情報を生成する場所を示す基準時刻場所情報を更に含むことを特徴とする、請求項6に記載の送信装置。
  8. 前記伝送手段は、前記ストリームに応じた前記出力用ストリーム基準時刻情報を多重したフレーム基準時刻情報を生成し、前記伝送制御信号に埋め込む手段を有することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の送信装置。
  9. 前記伝送制御信号に含まれる拡張識別の情報には、前記伝送制御信号内に前記フレーム基準時刻情報が含まれているか否かを示すフラグが設けられていることを特徴とする、請求項8に記載の送信装置。
  10. 前記フレーム基準時刻情報は、多重される個々のストリームを識別するための相対ストリーム毎に個別の当該基準時刻に関する情報が付与されているか、全ての相対ストリーム番号に対して共通の当該基準時刻に関する情報が付与されているかを示すフラグを含むことを特徴とする、請求項8又は9に記載の送信装置。
  11. 前記フレーム基準時刻情報は、該フラグに後続して、当該基準時刻に関する情報が含まれているか否かを示す後続拡張情報有無フラグを更に含むことを特徴とする、請求項10に記載の送信装置。
  12. 前記フレーム基準時刻情報は、当該ストリームに応じて多重される出力用ストリーム基準時刻情報として、多重される個々のストリームを識別するための相対ストリーム番号に対応して当該基準時刻に関する情報を伝送するか否かを示す時刻情報伝送フラグと、該時刻情報伝送フラグが当該基準時刻に関する情報を伝送する旨を示すストリームについてのみ該時刻情報伝送フラグに後続して付加される、所定の日時を基準とした時刻情報からなる基準時刻情報とを含むように構成されていることを特徴とする、請求項8から11のいずれか一項に記載の送信装置。
  13. 前記フレーム基準時刻情報は、前記時刻情報伝送フラグに後続して該基準時刻情報と一組にして付加される、送信点及び受信点の間で予め想定される伝送遅延時間を示す基準時刻補正情報を更に含むことを特徴とする、請求項12に記載の送信装置。
  14. 前記フレーム基準時刻情報は、前記時刻情報伝送フラグに後続して該基準時刻情報と一組にして付加される、前記基準時刻情報及び前記基準時刻補正情報を生成する場所を示す基準時刻場所情報を更に含むことを特徴とする、請求項13に記載の送信装置。
  15. 前記時刻情報伝送フラグは、多重される個々のストリームを識別するための相対ストリーム毎に個別の当該基準時刻に関する情報が付与されている際に、当該相対ストリーム番号がkのストリームの時刻情報が有効であるか否かを示すよう前記時刻情報伝送フラグの最上位ビットから(k+1)番目のビットで識別するよう構成されている、請求項12から14のいずれか一項に記載の送信装置。
  16. 前記フレーム基準時刻情報は、最後尾に、前記基準時刻情報に後続する拡張情報を識別するための後続拡張情報識別を更に含むことを特徴とする、請求項14に記載の送信装置。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の送信装置により送信された前記伝送制御信号を受信する受信装置であって、
    前記変調波を受信して復調し、前記ストリーム及び前記伝送制御信号を復号する復号手段と、
    前記伝送制御信号から前記出力用ストリーム基準時刻情報を抽出する基準時刻情報抽出手段と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  18. 当該抽出した出力用ストリーム基準時刻情報を基に、当該復号したストリームの遅延変動を補正する補正手段を更に備えることを特徴とする、請求項17に記載の受信装置。
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