JP2010206327A - 光多重伝送システム、精密時刻同期装置、伝送制御信号生成装置、及び光多重伝送システムにおける精密時刻同期方法 - Google Patents

光多重伝送システム、精密時刻同期装置、伝送制御信号生成装置、及び光多重伝送システムにおける精密時刻同期方法 Download PDF

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Abstract

【課題】GPSに頼ることなく、1マイクロ秒以下の精度の精度時刻同期を可能とし、GPSの利用が困難な室内や地下街等での小型基地局の普及を促進する。
【解決手段】親局装置(OLT10)と1以上の子局装置(ONU20a〜20c)とが双方向通信を行う光多重伝送システムは、親局装置は、子局装置までの伝送に要する伝送遅延時間を通知して同期タイミングを与える伝送制御信号(同期パケット)を配信する時刻同期タイミング生成手段を備え、子局装置は、伝送制御信号の受信を契機に、親局装置から通知される精密時刻情報を遅延時間で補正して自身の時刻情報を較正する時刻較正手段、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光多重伝送システム、精密時刻同期装置、伝送制御信号生成装置、及び光多重伝送システムにおける精密時刻同期方法に関し、特に、アクセス系に非同期式の高速光通信ネットワークを用いた事業用電気通信設備において、通信ノードの大部分を精密に時刻同期させる技術に関する。
図12は、一般的な事業用携帯通信のセル配置を示した図である。時分割多重多元接続(TDM:Time Division Multiplex)を例示すれば、基地局と移動局との送受信タイミング、及び各移動局に割り当てられた送受信タイミングが正確に守られていなければシステム的に正常に動作しないため、基地局側がこれらのタイミング管理を行っている。
ここで、図12に示されるように、複数の基地局90a〜90eが存在し、個々の通信領域(セル)が重複している場合を考えると、これら基地局90a〜90e間でも上記した送受信タイミングがすべて同期していなければ相互干渉を引き起こし、もしくはハンドオーバが正常に機能しなくなるといった不具合が生じる。なお、図12中、符号91〜99は携帯電話等の各移動局を示す。
我が国では、離島等の避地や地下街等の閉鎖空間を除けば、携帯通信事業者毎の大部分の基地局の通信領域は重なっているため、結局のところ大部分の基地局の動作は絶対時刻に同期している必要がある。必要とされる同期精度は、TDMの場合で数マイクロ秒以内とされており、さらに高度化された方式では1マイクロ秒以下の非常な高精度を求められている。同期を全国規模で精密に維持することは、即ち同期信号を如何に正確に配信するかにかかっている。無線制御局からの基幹系及びアクセス系の多重回線が同期式の伝送網で構築されている場合は、系統同期している各端局装置からクロック信号を適宜抽出することである程度実現できたが、近年、その使い勝手の良さから普及しつつある非同期式の多重伝送方式の場合、網同期の概念自体が存在しておらず、したがって、網側から正確なクロック信号を得ることが困難な状況にある(例えば、非特許文献1参照)。
「毎正秒パケット到着時間(PAI)に基づいた時刻同期方式」町澤朗彦他、NiCT(情報通信研究機構) <インターネットURL>http://www2.nict.go.jp/w/w114/tsp/reserch/lab03/nict.pdf(2009年2月12日閲覧)
前記問題点の解決策として、各基地局にGPS(Global Positioning System)受信機を設け、GPS衛星から送信される衛星搭載電子時計に基づいた非常に正確な絶対時刻を利用する方法が普及している。GPS衛星からの電波が常時安定的に受信できる立地条件であれば、これが最も簡単で確実な方法である。
ところが、近年普及しつつある高速大容量の携帯通信では広い無線周波数帯域を必要とする。また、電波資源のひっ迫より利用可能な周波数帯域は益々高くなり、屋外に設けられた基地局からの電波を屋内まで十分に浸透させるのが困難になっている。一方で、携帯端末をオフィス等の屋内や地下街等の閉鎖空間でも使えるようにする社会的需要も高まっており、それに応じて小型の基地局をこのような空間に設置する事例が現れている。
このような空間ではGPS衛星からの電波を必要十分な信号強度で受信し難く、つまり同期信号を得ることが困難な状況にある。
従来は他に有効な手段が無いため、建屋の屋上等のGPSアンテナまで長い同軸ケーブルや信号ケーブルを敷設することで対処していたが、その工事上の手間が、このような室内型の小型基地局を普及させる大きな妨げとなっていた。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、親局装置と子局装置との間の送受信信号のみで自身の時刻情報を較正することができる光多重伝送システム、精密時刻同期装置、伝送制御信号生成装置、及び光多重伝送システムにおける精密時刻同期方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明の光多重伝送システムは、親局装置(例えば、OLT10)と1以上の子局装置(例えば、ONU20a〜20c)とが双方向通信を行う光多重伝送システムであって、前記親局装置は、前記子局装置までの伝送に要する伝送遅延時間を通知して同期タイミングを与える伝送制御信号(例えば、同期パケット)を配信する時刻同期タイミング生成手段を備え、前記子局装置は、前記伝送制御信号の受信を契機に、前記親局装置から通知される精密時刻情報を前記伝送遅延時間で補正して自身の時刻情報を較正する時刻較正手段、を備えたものである。さらに前記子局装置は、前記時刻較正手段により、自身が有する基準時計の時刻設定を前記伝送制御信号の受信を契機に較正することもできる。
また、本発明の精密時刻同期装置は、子局装置に内蔵され、親局装置との双方向通信に用いられる精密時刻同期装置であって、前記親局装置から子局装置を経て、伝送遅延時間と時刻同期タイミングとを含む伝送制御信号を受信し、前記伝送制御信号の受信を契機に、前記親局装置から通知される精密時刻情報を前記遅延時間で補正して時刻情報を較正する時刻較正手段、を備えたものである。
また、本発明の伝送制御信号生成装置は、1以上の子局装置との双方向通信に用いられる伝送信号生成装置であって、前記伝送制御信号の中に精密時刻情報を埋め込み、前記各子局装置に配信する時刻同期タイミング生成手段、を備えたものである。
また、本発明の伝送制御信号生成装置は、親局装置と1以上の子局装置とが双方向通信を行う光多重伝送システムにおける伝送制御信号生成装置であって、前記親局装置と子局装置との間で交換される情報フレームの時刻同期プロトコルにしたがい前記子局装置に精密時刻情報を配信する時刻同期タイミング生成手段、を備えたものである。
また、本発明の光多重伝送システムにおける精密時刻同期方法は、親局装置と1以上の子局装置とが双方向通信を行う光多重伝送システムにおける精密時刻同期方法であって、前記親局装置が、前記子局装置までの伝送に要する伝送遅延時間を通知して同期タイミングを与える伝送制御信号を配信するステップと、前記子局装置が、前記伝送制御信号の受信を契機に、前記親局装置から通知される精密時刻情報を前記遅延時間で補正して前記子局装置の時刻情報を較正するステップと、を有するものである。
本発明によれば、親局装置と子局装置との間の送受信信号のみで自身の時刻情報を較正することができる。これにより、GPSに頼ることなく、1マイクロ秒以下の精度の時刻同期を可能とし、GPSの利用が困難な室内や地下街等での小型基地局の普及を促進することができる。
本発明の第1実施形態に係る光多重伝送システムのシステム構成の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る光多重伝送システムによるレンジングシーケンスを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る伝送制御信号生成装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る精密時刻同期装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る伝送制御信号生成装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る伝送制御信号生成装置が生成する同期メッセージのデータフォーマットの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る精密時刻同期装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る精密時刻同期装置の時刻較正動作の一例を示すタイミング図である。 本発明の第2実施形態に係る光多重伝送システムのシステム構成の一例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る光多重伝送システムのシステム構成の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態乃至第3実施形態に係る光多重伝送システムの応用例を示す図である。 一般的な事業用携帯通信のセル配置を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る光多重伝送システムのシステム構成の一例を示す図であり、ここでは、非同期の多重伝送方式としてGE−PON(Gigabit Ethernet-Passive Optical Network)の適用を想定している。
図1に示されるように、GE−PONは、親局装置(以下、OLT10と称する)と複数の子局装置(以下、ONU20a〜20cと称する)とが、途中で光学的に枝分れした光ファイバケーブル30で接続され構成されるものであり、その分岐数は、最大64分岐程度である。また、伝送距離(光ファイバケーブルの距離)は、概ね20km以内であって、OLT10とONU20a〜20cとの間で1Gbpsのイーサネット(登録商標)フレームを伝送することができる。
OLT10からONU20a〜20cまで(以下、下りと称する)は、時分割多重された一連の同報的信号で、また、ONU20a〜20cからOLT10まで(以下、上りと称する)は、個々のONU20a〜20cに割り当てられた送信タイミングによる個別バースト的信号で伝送される。
GE−PONは、イーサネットフレームをそのまま送ることを特徴とするためフレームの長さは可変長であり、そのために同期信号を挿入することは元々考えられていない。GE−PONは、上りと下りとが光信号の波長多重による全二重通信方式であるが、上記のように下りの通信がいわば同報的な伝送方式であるのに対して、上りの通信は各ネットワーク機器からのアップリンク信号がタイミング的に衝突する恐れや、伝送距離の違いにより減衰度合いが異なる光信号にOLT10の受光信号処理回路が追従する能力的な制約から、各ONU20a〜20cに割り当てられる送信タイミングにおいては比較的長い時間のガードタイムの確保が必要となる。
このような方式的な制約より、伝送されるべきイーサネットフレームには、各ONU20a〜20cへ動的に割り当てられた送受信タイミングが来るまでの待ち行列に応じて伝送遅延(以下、レイテンシと称する)が発生し、それは、下りが50マイクロ秒程度以内であり、上りは数ミリ秒にもおよぶことが知られている。また、このレイテンシは定常的なものではなく時々刻々と変動するため、結局のところイーサネットフレームの到達時間は大きな揺らぎを有している。
このため、イーサネットフレームに時刻同期のプロトコルをのせる方式では、例えば、一般的なNTP(Network Time Protocol)の場合は、ミリ秒オーダの精度が実用上の限界で、1マイクロ秒以下の精密同期は到底不可能である。LAN(Local Area Network)の環境ではIEEE1588で規定されたプロトコルを用いて通信を行うことで精密時刻同期を実現し得るが、GE−PONでは、レイテンシの揺らぎ、及び上り下りの非対称さから適用困難なのが実情である。
ところで、GE−PONでは、OLT10から各ONU20a〜20cへの送信タイミングの割り当てに際し、光信号の伝送遅延を考慮したタイミング補正を行っている。
具体的には、GE−PON内に新規ONUが追加された場合等の運用管理プロセスにおいて、「レンジング」と呼ばれる処理が行われる。レンジングシーケンスが図2に示されている。
図2では、簡略化のため、例えば、ONU#1(20a)とONU#2(20b)の2つのONUが、10kmから20kmの距離内に存在するものとしている。
まず、OLT10は、上り受信入力にレンジングウインドウと呼ばれるタイミングの窓を開く(ステップS601)。次に、OLT10は、宛先ONUを指定して距離測定パケットを送信する(ステップS602)。OLT10からの距離測定パケットを受け取ったONU#1(20a)とONU#2(20b)とは、即座に距離測定パケットを返送する(ステップS603)。
ONU#1(20a)、ONU#2(20b)から距離測定パケットを受信(ステップS604)したOLT10は、その往復に要した時間からONU#1(20a)、ONU#2(20b)の距離を推定して記憶するとともに、ONU#1(20a)、ONU#2(20b)に対して送信開始タイミングを指定して送信許可信号を付与する(ステップS605)。
これを受けたONU#1(20a)、ONU#2(20b)は、自局に割り当てられた送信開始タイミングでイーサネットフレームの送信を行う。(ステップS606)
前記したレンジング処理により、各ONU20a〜20cは、然るべきタイミングで上り送信を行うようになるため、イーサネットフレームの衝突を防ぐ仕組みとして機能する。ここで、タイミングに多少の揺らぎが含まれていてもガードタイム内に吸収され、システム的な悪影響は防げる仕組みになっている。
OLT10は、何らかの理由でONU20a〜20cからの上り受信タイミングが許容範囲から逸脱していることを検出した場合、再度レンジング処理を起動し、ONU20a〜20cの送信開始タイミングを再割り当てすることにより、常に伝送システム全体が適切に機能するよう管理している。
前記したレンジング処理により、GE−PON内部では、下りフレームに対する上りフレームの相対的な同期は常に維持されており、その精度は、十数ナノ秒の範囲に収まっている。しかしながら、従来、この機能はGE−PONの内部で閉じ、外部へは可変長のイーサネットフレームを伝送するためのインタフェースしか開放されていなかった。
これに対し、ONU20a〜20c側にバウンダリクロックやトランスペアレンシークロックと呼ばれる二次時計200を設け、それをOLT10側の非常に正確な一次時計100に従属同期させることですべてのONU20a〜20cを精密に時刻同期させることを可能にする。具体的には、OLT10からONU20a〜20cに対して同期パケットを送信すること、及び、それを受信したONU20a〜20cが、予め通知されていた自局までの伝送遅延時間に応じた補正を加味した時刻合わせを行うことで実現する。
図3は、本実施形態に係る伝送制御信号生成装置の内部構成を示すブロック図であり、図1に示す光多重伝送システムのOLT10に実装される。
図3に示されるように、OLT10に実装される伝送制御信号生成装置は、一次時計100の他に、レンジング処理部11と、同期メッセージ生成部12と、メッセージバッファ13と、伝送制御部14とを備えて構成される。
レンジング処理部11は、上記したレンジング処理を行うことで、ONU20a〜20cとの間で個別の距離測定を行い、ONU20a〜20cのそれぞれに対してデータ送信開始タイミングを通知する機能を有する。
同期メッセージ生成部12は、ONU20a〜20cのそれぞれに送信する伝送制御信号(同期メッセージ)の中に精密時刻情報を埋め込み、各ONU20a〜20cに配信する時刻同期タイミング生成手段として機能する。
なお、メッセージバッファ13にはONU20a〜20cのそれぞれに送信される同期メッセージが格納される。伝送制御部14は、メッセージ送信タイミングを監視し、そのタイミング到来時、メッセージバッファ13に格納された同期メッセージをONU20a〜20c送信する機能を持つ。
図4は、本実施形態に係る精密時刻同期装置の内部構成を示すブロック図であり、図1に示す光多重伝送システムのONU20a〜20cのそれぞれに実装される。
図4に示されるように、精密時刻同期装置は、同期メッセージ受信部21と、ヘッダ検出部22と、フレーム抽出部23と、時刻情報抽出部24と、時刻同期制御部25とを備えて構成される。
同期メッセージ受信部21は、OLT10により送信される同期メッセージを受信してその同期メッセージをヘッダ検出部22、及びフレーム抽出部23に引き渡す。
ヘッダ検出部22は、同期メッセージ受信部21が受信した同期メッセージの中から時刻同期タイミング抽出用のPONヘッダを検出して時刻同期制御部25に同期タイミングを設定する。フレーム抽出部23は、データを抽出して不図示のルータ等、UNI(User Network Interface)に転送する他、時刻情報抽出部24に引き渡す。時刻情報抽出部24は後述する同期メッセージの末尾13バイトに含まれる時刻情報を抽出し、抽出された時刻情報を時刻同期制御部25に設定する。
時刻同期制御部25は、OLT10から伝送遅延時間と時刻同期タイミングとを含む伝送制御信号(同期メッセージ)を受信し、当該伝送制御信号の受信を契機に、OLT10から通知される精密時刻情報を先に受信した遅延時間で補正して時刻情報を較正する時刻較正手段として機能する。
このため、時刻同期制御部25は、VcTcXO251(電圧制御温度補償水晶発振器)と、インターバルタイマ252と、時刻情報レジスタ253と、遅延時間情報レジスタ254と、時刻情報較正部255とを備えて構成される。
なおVcTcXOの代りにDcTcXO(数値制御温度補償水晶発信器)を用いれば全てデジタル的な数値制御で完結できるため、装置の小型化に寄与するものである。
VcTcXO251(電圧制御温度補償水晶発振器)は、水晶の圧電効果を利用して高い周波数精度の発振を起こす際に使用され、アナログ電圧で振動周波数を制御可能な受動素子である。インターバルタイマ252は、VcTcXO251により生成される周波数を入力とし、OLT10により送信され、ヘッダ検出部22により検出される同期タイミングにより補正されたクロックをカウントする。また、時刻情報レジスタ253、及び遅延時間情報レジスタ254は、OLT10により送信され、時刻情報抽出部24により抽出された時刻情報、及び遅延時間情報のそれぞれを記憶する。
時刻情報較正部255は、インターバルタイマ252により出力されるクロック、時刻情報レジスタ253、遅延時間情報レジスタ254のそれぞれに設定される時刻、遅延時間情報から、通知される精密時刻情報を遅延時間で補正し、VcTcXO251の発振周波数の最適化制御を行う機能を有する。
図5は、図3に示す伝送制御信号生成装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図5のフローチャートを参照しながら図3に示す伝送制御信号生成装置の動作について詳細に説明する。
図5において、OLT10(伝送制御信号生成装置を含む)のレンジング処理部11は、レンジング処理の起動時に各ONU20a〜20cとの距離測定を行う(ステップS501)。その手順は図2を用いて説明したとおりである。次に、伝送制御部14は、レンジング処理部11による距離測定の結果を基に個々のONU20a〜20cに対し、同期メッセージ300を送信して伝送遅延時間を個別通知する(ステップS502)、このとき、個々のONU20a〜20cに対して伝送遅延時間を通知して送信開始時間を指定する、そして伝送制御部14はすべてのONU20a〜20cに対し、同期メッセージ生成部12により生成される精密な時刻同期タイミング、及びその絶対時刻情報を同報送信する(ステップS503)。このことにより、すべてのONU20a〜20cは、時刻同期タイミングを抽出し、二次時計の補正を行う時刻同期機能を実現することが可能になる。
図6に同期メッセージ300(同期パケットともいう)のデータフォーマットの一例が示されている。ここに示す同期メッセージ300の基本的なビットストリームは、IEEE802.3ahで定義されているとおりであるが、データ領域における未使用部分の末尾13バイトを用いることで上述した時刻同期機能を実現させている。
図6に示されるように、同期メッセージ300は、IPG(Inter Packet Gap)、8バイトのプリアンブル、6バイトのDA(Destination Address)、6バイトのSA(Source Address)、2バイトのType(タイプ)、2バイトのOC(Operation Code)、4バイトのTS(Time Stamp)、40バイトのデータ、4バイトのFCS(Frame Check Sequence)により構成される。
ここでは、DAからFCSに至る64バイトの固定長Macフレームが示され、このうち、SAは、OLT10のMACアドレス、OCは、IEEE802.3ahで規定される固定値“0x8808”となっている。また、TSでは、各ONU20a〜20cへの上り送信タイミングとデータ長が指定される。
特徴的には、未定義領域Padを含むデータフレーム中、40バイトのデータの後半13バイトに割り付けられた同期情報(Sync)であり、1バイトのフラグと、8バイトの時刻情報と、4バイトの遅延時間情報とを含む。ここで、フラグは、タイミング情報が埋め込まれていることを示す標識であり同期メッセージの一連番号も含まれている。タイミング情報とは、時刻情報と遅延時間情報との双方をいう。
OLT10は、上記のように末尾13バイトに同期情報(Sync)を埋め込んだ同期メッセージをONU20a〜20cに適当なタイミングで送信する。この適当なタイミングとは、第一に、ONU20a〜20cの二次時計200の偏差を許容範囲内に留める限界に対し十分な余裕を維持し得る限界時間(最長時間)の観点から導かれる。
具体的には、二次時計200の時刻を刻む自律クロックの周波数偏差の度合いを考慮することになる。一般的なVcTcXO251の場合、比較的安価な素子で10のマイナス6乗程度の長期安定度(年間ドリフト量)を有しているため、所要の時刻同期精度に対する偏差がその1/10程度を維持し得る間隔で同期を取り直すのが適当である。
なお、同期化のみならず、VcTcXO251の周波数最適化も行う場合、周囲温度や長期に亘るドリフト変動による偏差は最小化されるため短期的なドリフト成分だけが残ることになる。それにより、数秒、場合によって1分間程度は、自律クロックでの動作が期待できる。
第二に、GE−PONにおける通信負荷の観点からの考察が必要である。網の通信負荷が重いときに必要以上の頻度で同期メッセージを送信することは本未転倒であり許されない。第三に、必要以上の頻度でONU20a〜20cに対して時刻同期を強いることは、ONU20a〜20c側に無用の処理負荷を与えることとなり、資源の最適配置の観点から好ましくない。
このような観点から時刻同期のための同期メッセージは、1秒〜数秒程度の間隔で送信するのが適当である。本発明の特徴として、可変長イーサネットフレームの合間を縫って非同期に送信することで全く問題無く機能する。
なお、同期メッセージは、本来GE−PONのシステム管理用に用いられるものであり、その目的のために上記した以上の頻度で送信される場合が有り得る。その場合は、末尾13バイトのフラグをOFFしておけば、それはIEEE802.3ahのままの同期メッセージであることを意味するため、時刻同期機能は無効になり、第三の観点についても満足するものである。
図7は、図4に示す本実施形態に係る精密時刻同期装置(ONU20に含まれる)の動作を示すフローチャートである。以下、図7のフローチャートを参照しながら図4に示す精密時刻同期装置の動作について詳細に説明する。
OLT10は、随時、レンジング処理により、各ONU20a〜20c迄の距離(遅延時間)を正確に把握している。OLT10は、ONU20a〜20cに対してGateパケット(同期用パケット)を用いて下り遅延時間を通知し、ONU20a〜20cはその遅延時間情報を記憶する。また、OLT10は、ONU20a〜20cに対し、概ね1秒間隔程度の周期で図6に示す同期パケットを配信する。この同期パケットには上記したようにOLT10側の正確な時刻情報が埋め込まれている。
例えば、ONU20aが同期メッセージ受信部21で同期パケット(同期メッセージ)を受信すると(ステップS701“Yes”)、その同期メッセージは、ヘッダ検出部22、及びフレーム抽出部23に引き渡される。
ヘッダ検出部22は、同期メッセージ受信部21が受信した同期メッセージの中から時刻同期タイミング抽出用のPONヘッダ(TS)を検出して時刻同期制御部25のインターバルタイマ252に同期タイミングを設定する。フレーム抽出部23は、同期メッセージの中からデータを抽出して時刻情報抽出部24に引き渡す。時刻情報抽出部24は、データの未定義部分に割り付けられた末尾13バイトに含まれるタイミング情報(時刻同期タイミング)から時刻情報、及び遅延時間情報を抽出し、時刻同期制御部25の時刻情報レジスタ253、遅延時間情報レジスタ254にそれぞれ設定する(ステップS702)。
続いて、ONU20aは、時刻情報較正部255が、時刻同期タイミングの到来を契機に(ステップS703“Yes”)、時刻情報レジスタ253に設定された時刻情報から、遅延時間情報レジスタ254に設定された遅延時間情報の分だけ補正したものを、自身の新たな時刻として二次時計200を補正する。時刻情報較正部255は、更に、自身の二次時計200の偏差度合いを自律的に判定してVcTcXO251を最適化する(ステップS704)。時刻情報較正部255は、例えば、インターバルタイマ252の前回値との差分を求め、カルマンフィルタ等による予測演算により発振周波数の最適化をはかることができる。
以上の処理を概略1秒間隔程度の周期で繰り返し実行することで、ONU20a〜20c側の二次時計200は、常にOLT10側の正確な一次時計100に同期している状態を維持し続ける。
すなわち、各ONU20a〜20cは、自局宛ての同期メッセージを受信して自局までの伝送時間を認識するとともに、他局宛も含む同期メッセージを受信して時刻同期のタイミング、およびその時刻情報を取得し、時刻同期制御部25に設定する。そして、時刻同期制御部25は、時刻同期タイミングの到来を契機に、その時刻情報を自局の伝送遅延時間情報で補正し、自己の時刻情報を補正するものである。
図8は、時刻同期制御部25(時刻情報較正部255)の動作例を示すタイミング図である。ここでは、(a)OLT10と、(b)ONU20aと、(c)ONU20aが内蔵する時刻同期制御部25のインターバルタイマ252の値との関係が示されている。
図8において、T1〜T3は、OLT10側の原子時計クラスの一次時計100の時刻を示し、tdは、OLT10とONU20a間の伝送遅延時間を示す。なお、この伝送遅延時間は、レンジング処理で決まる初期値であり、GE−PON運用中は基本的に普遍の値である。また、tsは、OLT10、及びONU20a内部の処理遅れ時間の合計であり、ともにハードウエアロジック回路によるものであり、GE−PON製品仕様に依存して決まる固定値である。更に、T1a〜T3aは、ONU20aの二次時計200の時刻を、t1は、T1a→T2aまでの時間間隔、t2は、T2a→T3aまでの時間間隔を示す。
ここで、時刻同期制御部25による時刻修正は、以下の演算式で表現される。すなわち、T1a=T0+t0+(td+ts)、T2a=T1+t1+(td+ts)、T3a=T2+t2+(td+ts)、Tna=Tn−1+tn+(td+ts)である。
但し、T0とto(不図示)とは、T1とt1との1個前の時刻である。
時刻情報較正部255は、T1aとT1とを比較して偏差値(±値)を抽出し、T2aとT2とを比較して偏差値(±値)を抽出し、T3aとT3とを比較して偏差値(±値)を抽出し、TnaとTnとを比較して偏差値(±値)をそれぞれ抽出する。
そして、個々の同期メッセージから抽出した偏差値を二次時計200の時刻修正やVcTcXo251の発振周波数の較正に反映させる。但し、直ちに反映させると、時刻の刻みが不連続となり、周波数の較正が過渡になって収束しにくくなる懸念があることから、複数の同期メッセージから抽出した偏差値を用いて制御理論に基づく最適制御を行うことで精密時刻同期を実現することとしている。ここでいう制御理論については、例えば、(インターネットURL)http://www.cisco.com/web/JP/solution/industries/manufacturing/pdf/keiso_5.pdfに紹介されている。
なお、同期パケットは、網同期の概念に則れば精密には1秒間隔で配信されることが望ましく、それが毎正秒に同期していれば、なお好都合である。しかし、GE−PONでは可変長のイーサネットフレームを扱うことから、その伝送を阻害して同期パケットを毎正秒毎に挿入することは不可能である。このような事情から同期パケットは概ね1秒間隔程度の周期で非同期に挿入するものとし、その時刻情報を含めて扱うことで擬似的に絶対時刻への同期を実現させている。
なお、OLT10側で生成する同期パケットの中に時刻情報を直接埋め込む方法の他に、同期パケットのフラグの部分に例えば0から255までの一連番号を付与するだけとし、別途、イーサネットフレームでやりとりされるNTP、あるいは、同期パケットの一連番号に紐付けされた独自の情報フレームを用いて時刻情報を伝える方法も考えられる。この場合、下位レイヤ通信処理の負荷軽減に役立つ効果がある。
時刻情報を同期パケットに埋め込む方法、別途NTPまたは情報フレームで伝播する方法の、何れにおいてもOLT10側で同期パケットを生成している瞬間に正確な時刻情報を埋め込むことはハードウェア的にかなり高度な処理を必要とするため、例えば、一個前に送った同期パケットの時刻情報を埋め込んで送信することで実現性が増すことになる。
前記したように本発明の第1実施形態に係る光多重伝送システムによれば、例えば、図1に示されるように、親局装置(OLT10)と1以上の子局装置(ONU20a〜20c)とが双方向通信を行う光多重伝送システムであって、例えば、図3に示されるように、親局装置が、子局装置までの伝送に要する伝送遅延時間を通知して同期タイミングを与える伝送制御信号(同期パケット)を配信する時刻同期タイミング生成手段(同期メッセージ生成部12)を備え、例えば、図4に示されるように、子局装置が、伝送制御信号の受信を契機に、親局装置から通知される精密時刻情報を遅延時間で補正して自身の時刻情報を較正する時刻較正手段(時刻同期制御部25)、を備えることにより、GPSに依存することなく、1マイクロ秒以下の精度の精度時刻同期を実現でき、このことにより、GPSの利用が困難な室内や地下街等での小型基地局の普及を促進する効果が得えられる。また、地下変電所等での受配電系統の同期切り替えでも同様の効果を発揮する。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態に係る光多重伝送システムのシステム構成の一例を示す図である。
ここでは、ONU20aから、第1実施形態で説明した時刻同期制御部25相当の精密時刻同期装置70を介して携帯通信の基地局40を絶対時刻に精密同期させる例を示している。ONU20aの下にルータ50と、スイッチ(SW)60、基地局40、及び精密時刻同期装置70を配置することで、基地局は絶対時刻に合せて送信電波の周波数や送信タイミングその他の制御を行い、第1実施形態と同様の課題を解決するものである。
具体的に、基地局40は、GE−PONによるMAN(Metropolitan Area Network)経由で携帯通信網のRNC(無線ネットワーク制御局)に接続され、携帯通信の通話やデータ通信に係わるIPパケット等はルータ50を介して転送される。
ここで、精密時刻同期装置70の役割は、ONU20aから出力される同期タイミング信号とその精密時刻情報を基に自身の内蔵時計700を最適化し、その出力を基地局40に与えるものである。
この場合、ONU20aから出力される同期パケットのタイミング信号は非同期で構わない。個々のタイミング信号に対する時刻情報が精密に紐付けされていれば、それらを受信した精密時刻同期装置70が自己の時計を絶対時刻に精密に同期させ得るからである。
なお、ここでは説明の理解を得るために精密時刻同期装置70を、ONU20aとは別体として示しているが、実際には実施例1で示されるように、ONU20aや、ルータ50、あるいは基地局40の追加機能として一体化するのが適当である。これは、製品構成上の事柄でしかない。
精密時刻同期装置70は、ONU20aから受信したタイミング信号とその時刻情報から自身の内蔵時計700の偏差を計算し、時刻情報に補正を施し、また、発振周波数の最適化制御を行う。この部分の動作は実施例1で説明済みであるため、重複を回避する意味でここでの説明は省略する。
目的が、精密時刻同期装置70により、GPSと同様、1マイクロ秒以下の同期信号と時刻情報を与えることであるため、精密時刻同期装置70から基地局40へのインタフェースは一般的なGPS受信機からのものと同様とするのが適当である。何故なら、実際のシステム構築現場において、同期信号源としてGPS方式、あるいは精密時刻同期装置70による方式の何れかを容易に選択することができ、利便性が高まるためである。
一般にGPS受信機から航法端末へのインタフェースは電気的なPPS信号とシリアル電文形式のGPS情報とされることが多い。PPS信号とは、1秒周期の矩形波、乃至パルス信号である。ONU20aと基地局40とが隣接設置される場合を想定すると、その距離は長めに見積っても3m以内であるため、PPS信号の伝送遅延は0.01マイクロ秒以内となり、目的とする時刻精度に対して十分である。GPS情報はNMEA(全米船舶電子機器協会)で定められたNMEA0183フォーマットが用いられることが多く、緯度経度の他に秒単位の世界標準時刻が定義されている。
このことにより、精密時刻同期装置70から基地局40へのインタフェースもPPS信号とシリアル電文を伝える多対の信号線が適当である。電気的にはすべてRS422等の差動信号線であることが望ましい。あるいは、ONU20aと基地局40との間にはイーサネットケーブル等が不可欠であるため、そこにNTP等の通常精度の時刻同期プロトコルを通す方式でも可能である。その場合は、同期のための信号線はPPS信号のみとなり、また、図中破線矢印で表記されているように、精密時刻同期装置70に対する精密時刻情報はSW60経由で情報フレームにより出力される。
この精密時刻同期装置70は、上記したIEEE1588のバウンダリクロック機能700を備えることで、LAN内を精密時刻同期させる信号源として機能する。時刻同期装置70が内蔵するマスタクロック機能71については実施例3で詳述する。
上記した第2実施形態に係る光多重伝送システムにおいてもGPSを使用することなく全ての基地局40a〜40cを時刻同期することが可能となる。なお、第1実施形態と同様に、同期信号源として、GPS方式、あるいは本発明方式の何れかを容易に選択できるようにするため、精密時刻同期装置70は、一般的なGPS受信機からのインタフェースも備えることが望ましいが、これはやはり製品構成上の事柄でしかない。
(第3実施形態)
図10は、本発明の第3実施形態に係る光多重伝送システムのシステム構成の一例を示す図である。
この例は、ONU20aから精密時刻同期サーバ80を介してオフィスビル等の室内に分散配置された数十台規模の基地局40a〜40cを絶対時刻に精密同期させる実施形態である。すなわち、ONU20aの下に、ルータ50と、スイッチ(SW)60と、基地局群40a〜40c、及び精密時刻同期サーバ80を配置することで、すべての基地局40a〜40cは、絶対時刻に合わせて送信電波の周波数や送信タイミングその他の制御を行い、第1実施形態、及び第2実施形態と同様の課題を解決するものである。
第3実施形態では、LAN内にIEEE1588精密時刻同期プロトコルを適用しており、ネットワーク機器で帯域制限や優先制御を行ってPTP(Precision Timing Protocol)パケットのレイテンシを抑えている。
IEEE1588PTPは、ネットワーク上にある通信デバイスをマイクロ秒未満の精度で同期する方法について規定した標準規格であり、同プロトコルは、ローカルクロックとマスタクロックとの同期をとることで、トリガ、イベント、タイムスタンプのすべての通信デバイス上で確実に同じタイムベースを使用することを保証している。ここでは、「バウンダリクロック」と呼ばれる精度の高いIEEE1588クロックが使用される。なお、「バウンダリクロック」の代替として、多段構成とした場合にバウンダリクロックより透過性の高い「トランスペアレンシークロック」を使用してもよい。
図10において、すべての基地局40a,40b,40cは、GE−PONによるMAN経由で携帯通信網のRNCに接続され、携帯通信の通話やデータ通信に係わるIPパケット等は、ルータ50を介してオフィスビル等の室内に敷設されたLANを経由して転送される。
精密時刻同期装置(精密時刻同期サーバでもある)80の役割は、ONU20aから出力されるタイミング信号とその精密時刻情報を基に自身の内蔵時計800を最適化し、その出力をすべての基地局40a〜40cに与えるものである。ONU20aから出力されるタイミング信号は、第1実施形態、及び第2実施形態同様、非同期のもので構わない。ここでは、理解を助けるために精密時刻同期装置(精密時刻同期サーバでもある)80を別体としているが、実際には、ONU20aやルータ50の追加機能としてこれらと一体化するのが適当である。但し、別体とすることは、ONU20a側に新たなハードウェア資源の追加を要しない利点がある。このことは、既存のONU20aに小改造を加えるだけで対応できることを意味し、ファームウェアの改版と信号線の追加程度でシステム的に大きな価値を追加することができる。これは新規システム或いは既存システムの改造に於ける製品構成上の事柄でしかない。
この精密時刻同期装置(精密時刻同期サーバでもある)80は、上記したIEEE1588のバウンダリクロック機能を備えることで、LAN内を精密時刻同期させる信号源として機能する。上記した実施例3に係る光多重伝送システムにおいてもGPSを使用することなくすべての基地局40a〜40cを時刻同期することが可能となる。
なお、第1実施形態と同様に、同期信号源として、GPS方式、あるいは本発明方式の何れかを容易に選択できるようにするため、精密時刻同期装置(精密時刻同期サーバでもある)80は、一般的なGPS受信機からのインタフェースも備えることが望ましいが、これはやはり製品構成上の事柄でしかない。
図11に、応用例としての光多重伝送システムの構築例が示されている。図11に示されるように、RNC管理サーバ301を核とするWAN(Wide Area Network)等の基幹ネットワーク307に、複数の中継ノード302a〜302cを介してGE−PON303a〜303cが構築される。GE−PON303には、屋外基地局306が接続されている。また、中継ノード302cには、GE−PON以外にMAN等のアクセス系ネットワーク304を介して実施例3で示した精密時刻同期サーバ80が接続されており、ここで屋内小型基地局群305との間は100Base−Txで接続されて通信が行われる。
このように、本発明の光多重伝送シテムは、オフィスビルや地下街に分散配置された基地局群に非常に適したシステムと成り得る。
以上説明したように、アクセス系に非同期式の高速光通信ネットワークを用いた事業用電気通信設備等が普及する中で、通信ノードの大部分を精密に時刻同期させる必要性が増していることがあり、また、安定な電力供給を維持するために、受配電網の系統切り替えを変電所間で精密に時刻同期させる必要性が増している中にあって、本発明の光多重伝送システムにより、事業所で運用される親局装置から電子時計に準じた精度の精密時刻情報を配信することで末端の子局装置を全て同期させることができ、GPSアンテナの設置が困難なオフィスビル等の室内に設置される小型基地局での精密時刻同期を実現できる。
なお、本発明の光多重伝送システムは、地下変電所での電力系統切り替え制御の精密時刻同期も実現できる。また、デジタル放送における簡易な中継装置をSFN(同一周波数ネットワーク)として構築する場合にも利用可能である。
本発明は非同期式の光多重伝送を用いて精密時刻同期を実現するものであり、電気通信分野や電力制御分野に類する監視制御システム全般に利用可能なものである。
アクセス系のMANにこの方式を適用し、事業所等の閉域内はLAN上でIEEE1588精密同期を適用することで、システム全体での精密時刻同期を実現できる。
10 OLT (親局装置)
11 レンジング処理部
12 同期メッセージ生成部
13 メッセージバッファ
14 伝送制御部
20,20a,20b,20c ONU(子局装置)
21 同期メッセージ受信部
22 ヘッダ検出部
23 フレーム抽出部
24 時刻情報抽出部
25 時刻同期制御部
80 精密時刻同期サーバ(精密時刻同期装置)
100 一次時計
200 二次時計
251 VcTcXO
252 インターバルタイマ
253 時刻情報レジスタ
254 遅延時間情報レジスタ
255 時刻情報較正部
300 同期メッセージ(同期パケット)

Claims (17)

  1. 親局装置と1以上の子局装置とが双方向通信を行う光多重伝送システムであって、
    前記親局装置は、
    前記子局装置までの伝送に要する伝送遅延時間を通知して同期タイミングを与える伝送制御信号を配信する時刻同期タイミング生成手段を備え、
    前記子局装置は、
    前記伝送制御信号の受信を契機に、前記親局装置から通知される精密時刻情報を前記伝送遅延時間で補正して自身の時刻情報を較正する時刻較正手段、
    を備えたことを特徴とする光多重伝送システム。
  2. 前記親局装置は、
    前記時刻同期タイミング生成手段により、前記伝送制御信号の中に自身の精密時刻情報を埋め込み、前記子局装置に配信することを特徴とする請求項1に記載の光多重伝送システム。
  3. 前記子局装置は、
    前記時刻較正手段により、自身が有する基準時計の時刻設定を前記伝送制御信号の受信を契機に較正することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光多重伝送システム。
  4. 前記子局装置は、
    前記時刻較正手段により、前記基準時計を構成する基準発振器の周波数を前記伝送遅延時間で補正して自身の時刻情報を較正することを特徴とする請求項1又は請求項3のいずれか1項に記載の光多重伝送システム。
  5. 前記子局装置は、
    前記時刻較正手段により、前記親局装置が前記子局装置を管理するパケットを用いて前記伝送遅延時間を通知することを特徴とする請求項3、又は請求項4に記載の光多重伝送システム。
  6. 親局装置との双方向通信に用いられる子局装置用の精密時刻同期装置であって、
    前記親局装置から伝送遅延時間と時刻同期タイミングとを含む伝送制御信号を受信し、前記伝送制御信号の受信を契機に、前記親局装置から通知される精密時刻情報を前記伝送遅延時間で補正して時刻情報を較正する時刻較正手段、
    を備えたことを特徴とする精密時刻同期装置。
  7. 前記時刻較正手段は、
    装置内の基準時計の時刻設定を、前記伝送制御信号の受信を契機に較正することを特徴とする請求項6に記載の精密時刻同期装置。
  8. 前記時刻較正手段は、
    前記基準時計を、バウンダリクロックとすることを特徴とする請求項7に記載の精密時刻同期装置。
  9. 前記時刻較正手段は、
    前記基準時計を、トランスペアレンシークロックとすることを特徴とする請求項7に記載の精密時刻同期装置。
  10. 前記時刻較正手段は、
    前記基準時計を構成する基準発振器の周波数を前記伝送遅延時間で補正して前記装置内の時刻情報を較正することを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の精密時刻同期装置。
  11. 前記時刻較正手段は、
    前記親局装置がパケットにより前記遅延時間を通知することを特徴とする請求項6に記載の精密時刻同期装置。
  12. 1以上の子局装置との双方向通信に用いられる親局装置用の伝送制御信号生成装置であって、
    前記伝送制御信号の中に精密時刻情報を埋め込み、前記各子局装置に配信する時刻同期タイミング生成手段、
    を備えたことを特徴とする伝送制御信号生成装置。
  13. 前記時刻同期タイミング生成手段は、
    前記伝送制御信号の直前の伝送制御信号に前記精密時刻情報を埋め込み配信することを特徴とする請求項12に記載の伝送制御信号生成装置。
  14. 親局装置と1以上の子局装置とが双方向通信を行う光多重伝送システムにおける伝送制御信号生成装置であって、
    前記親局装置と子局装置との間で交換される情報フレームの時刻同期プロトコルに従い前記子局装置に精密時刻情報を配信する時刻同期タイミング生成手段、
    を備えたことを特徴とする伝送制御信号生成装置。
  15. 前記時刻同期タイミング生成手段は、
    NTP時刻同期プロトコルに従い前記子局装置に精密時刻情報を配信することを特徴とする請求項14に記載の伝送制御信号生成装置。
  16. 前記時刻同期タイミング生成手段は、
    SNTP時刻同期プロトコルに従い前記子局装置に精密時刻情報を配信することを特徴とする請求項14に記載の伝送制御信号生成装置。
  17. 親局装置と1以上の子局装置とが双方向通信を行う光多重伝送システムにおける精密時刻同期方法であって、
    前記親局装置が、前記子局装置までの伝送に要する伝送遅延時間を通知して同期タイミングを与える伝送制御信号を配信するステップと、
    前記子局装置が、前記伝送制御信号の受信を契機に、前記親局装置から通知される精密時刻情報を前記遅延時間で補正して前記子局装置の時刻情報を較正するステップと、
    を有することを特徴とする光多重伝送システムにおける精密時刻同期方法。
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