JP2015216041A - X線管装置及びその製造方法 - Google Patents

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Takeshi Kato
豪 加藤
政義 宮村
Masayoshi Miyamura
政義 宮村
孝信 原
Takanobu Hara
孝信 原
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Abstract

【課題】ガラス真空外囲器の割れ、或いは、ガラス真空外囲器からのリングの剥離を抑制することができるX線管装置及びその製造方法を提供するにある。【解決手段】X線管においては、X線管固定部材がX線管の陽極側との間に隙間を空けるようにX線管の陽極側に対向して配置され、陽極延出部の外部端面に固定されている。この固定部材は、外部端面よりも大きな径を有する固定面が被覆材層で被覆されている。電気絶縁性のゴム弾性を有する熱硬化性のモールド材で作られているモールド部が固定面と前記X線管との間の隙間及びX線管周囲を覆うように充填され、被覆材層は、X線管固定部材が前記モールド部から分離できるように、前記モールド材に接着しにくい材料で作られている。【選択図】図1

Description

この発明の実施の形態は、X線管装置及びその製造方法に関する。
一般にX線管装置は、例えば、X線診断用に医療または歯科用に利用されている。この種のX線管装置に組み込まれるX線管では、ガラス真空外囲器内で陰極構体と陽極構体とが対向して設置されている。そして、X線管では、陰極構体の陰極及び陽極構体の陽極間に高電圧が印加され、電子放出源を含んだ陰極から放出された電子が陽極側のターゲットに衝突されてターゲットからX線が放射される。
前記のX線管の陽極構体においては、X線が発生した際に生じる熱は、銅製の陽極及び陽極ロッドを介して真空外に放熱される。ここで、陽極を構成する銅と真空外囲器を構成するガラスとは、熱膨張率が大きく相違している。このため、ガラスと熱膨張率がほぼ等しいコバール(KOV)等の金属リングが真空ガラス外囲器と陽極とを連結する継ぎ手として使用され、継ぎ手を介して真空外囲器が陽極ロッドに封着されてX線管が封止されている。また、陽極で発生された熱は、陽極ロッドを介して伝達され、X線管の周囲を満たしている絶縁油へと放熱される。
更に、効果的に陽極を冷却する目的で、陽極ロッドよりも大きな直径を有するラジエータが陽極ロッド端部に取り付けられているX線管装置がある。ここで、ラジエータは、熱伝導性を有するが、導電性の無いアルミニウム窒化物、ベリリウム酸化物、或いは、ダイアモンドライクカーボンなどの材料で作られている。(例えば、特許文献1参照)
また、X線管の高電圧絶縁には、X線管を絶縁油で満たしている構造の他に、携帯して使用する用途のX線管装置には、シリコーンなどのゴム弾性を有し、熱硬化性の樹脂等の絶縁材料中にX線管がモールドされている構造が知られている。(例えば、特許文献2参照)
熱伝導性の向上のために、この絶縁材料に、例えば、シリコーン樹脂に、無機物の微粒子が配合されているものがある。(例えば、特許文献3参照)更に、分子数の大きな鉛、タングステン、タンタル、ビスマス、バリウムなどの物質からなる無機物の微粒子が配合されて、絶縁材料のモールドがX線遮蔽にも利用されている。(例えば、特許文献2参照)
米国特許第7519159号明細書 米国特許第7496178号明細書 特開2012−201106号公報
ところで、上記特許文献に開示されているX線管装置の構造では、熱伝導性やX線遮蔽を目的としてシリコーンなどのゴム弾性を有し、熱硬化性の樹脂等の絶縁材料に無機物の微粒子が配合され、シリコーンのみの熱膨張率270x10−6/Kよりも小さな熱膨張率が与えられている。このような構造のX線管装置では、特に熱伝導性やX線遮蔽能を十分に高めるためには、無機物の微粒子の配合の比率を高める必要があり、このような材料では、シリコーンの熱膨張率(270x10−6/K)以下の熱膨張率となってしまっている。一方、陽極ロッドの材質である銅の熱膨張率は、16.5x10−6/Kである。
陽極直径よりも大きなハウジングの面にX線管が固定され、上記するようなシリコーンなどのゴム弾性を有する樹脂等の絶縁材料に無機物の微粒子が配合されているモールド材でモールドされているX線管装置においては、製造時において熱硬化性樹脂を硬化させる為に加熱される。この加熱によって、X線管装置を構成する陽極ロッド部材及び無機物の配合されたシリコーンなどのゴム弾性を有する樹脂等の絶縁材料は、それぞれ固有の熱膨張率で膨張され、絶縁材料の樹脂は、硬化される。その後の冷却時には、X線管の部材がそれぞれ異なる収縮率で収縮される。その結果、各部に応力が発生される。また、この応力は、X線管の使用時にX線管の温度が上昇すると軽減されるが、X線管が冷却されると再び発生されることとなる。
上記のようにX線管を構成する部材及び絶縁材料の樹脂の熱膨張率の違いから、熱による膨張または収縮による応力に加え、シリコーンなどのゴム弾性を有する樹脂等の硬化時の体積収縮によっても応力が発生され、その応力が、X線管のガラス真空外囲器と陽極とを継いでいるKOVリングとガラスとの接続部に集中し、この接続部でガラスの割れやガラスのKOVからの剥離が発生し、X線管の真空気密を維持できなくなる問題がある。
この実施の形態の目的は、少なくともX線管装置の製造時に発生する応力を抑制して、X線管装置におけるガラス真空外囲器の割れ、或いは、コバール(KOV)リングからのガラス真空外囲器の剥離を抑制することができるX線管装置及びその製造方法を提供するにある。
より詳細には、陽極直径よりも大きなハウジングの面に取り付けたX線管の周囲に、少なくとも電気絶縁材として電気絶縁性の樹脂がモールドされる際に生じる応力、或いは、製造時に生ずる応力に加えて、X線管の動作時に発生される熱によって生ずる応力が原因とされるガラス真空外囲器の割れ、或いは、コバール(KOV)リングからのガラス真空外囲器の剥離を抑制することができるX線管装置及びその製造方法を提供することにある。
実施の形態によれば、
電子を放出する電子放出源を含んだ陰極と、
この陰極に対向して配置され、前記電子放出源から放出される電子が照射されることによりX線を放出する陽極ターゲットを有する陽極と、
前記陰極及び陽極を収容したガラス真空外囲器と、
前記陽極から前記ガラス真空外囲器の外部に延出される陽極延出部と、及び
前記陽極に固定されるとともに前記陽極延出部が挿通され、前記ガラス真空外囲器に熔着されて前記ガラス真空外囲器を真空気密に維持するリング部と、
を具備するX線管と、
前記X線管の陽極側との間に隙間を空けるように、前記X線管の陽極側に対向して配置され、前記陽極延出部の外部端面に固定されているX線管固定部材であって、当該X線管固定部材が前記外部端面よりも大きな径を有する固定面を備え、この固定面が被覆材層で被覆されているX線管固定部材と、
電気絶縁性のゴム弾性を有する熱硬化性のモールド材で作られ、前記X線管固定部材の固定面と前記X線管との間の前記隙間及び前記X線管周囲を覆うように充填されて硬化されるモールド部と、
を具備し、前記被覆材層は、前記X線管固定部材が前記モールド部から分離できるように、前記モールド材に接着しにくい材料で作られていることを特徴とするX線管装置が提供される。
また、この実施の形態によれば、
電子を放出する電子放出源を含んだ陰極と、
この陰極に対向して配置され、前記電子放出源から放出される電子が照射されることによりX線を放出する陽極ターゲットを有する陽極と、
前記陰極及び陽極を収容したガラス真空外囲器と、
前記陽極から前記真空外囲器の外部に延出される陽極延出部と、及び
前記陽極に固定されるとともに前記陽極延出部が挿通され、前記ガラス真空外囲器に熔着されて前記ガラス真空外囲器を真空気密に維持するリング部と、
を具備するX線管をモールド材でモールドしたX線管装置の製造方法において、
前記陽極延出部の外部端面よりも大きな径を有する固定面を備えるX線管固定部材が前記モールド部から分離できるように、前記モールド材に接着しにくい材料で作られている被覆材層で、前記固定面が被覆されている前記X線管固定部材を前記X線管の陽極側との間に隙間を空けるように前記X線管の陽極側に対向して配置し、前記陽極延出部の外部端面に固定し、
前記X線管固定部材で塞がられる開口部を有するハウジング内に前記X線管を収納し、
電気絶縁性のゴム弾性を有する熱硬化性のモールド材で作られ、前記ハウジングと前記X線管との間の隙間及び前記X線管固定部材の固定面と前記X線管との間の隙間にモールド材を充填して硬化させることを特徴とするX線管装置の製造方法が提供される。
この発明の第1の実施の形態に係るX線管装置を概略的示す断面図である。 図2に示すX線管装置に組み込まれているX線管を概略的示す断面図である。 図1に示すX線管装置を製造する過程における図2に示すX線管をハウジングに組み込んだX線管装置の構造を概略的示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るX線管装置を概略的示す断面図である。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態に係るX線管装置ついて、詳細に説明する。
図1は、この発明の第1の実施の形態に係るX線管装置を概略的に示す断面図である。
図1に示すようにX線管装置は、陽極が固定されている固定陽極X線管10がハウジング7内にモールドされた構造を有している。このX線管10は、図2にも示されるように、陰極1及び陽極3から構成され、陽極3が陽極本体部13及び陽極本体部13の前面に設けられた陽極ターゲット2を備えている。陰極1は、陽極ターゲット2に対向して配置されている。陰極1は、電子を放出する電子放出源としてのフィラメント(図示せず)及び放出された電子を集束する集束電極(図示せず)を有している。また、陽極3の陽極本体部13は、管軸に沿って延出される陽極ロッド4の一端に機械的に連結され、陽極ターゲット2で発生された熱がこの陽極本体部13及び陽極ロッド4を介して管外に伝達される。ここで、陽極ターゲット2は、例えば、タングステン(W)、モリブデン(Mo)等の高融点金属で形成され、陽極本体部13及び陽極ロッド4は、熱伝導に優れる銅から形成されている。
このX線管10では、端子24を介して陰極1のフィラメント及び収束電極に負の高電圧が印加され、陽極3が接地され、また、フィラメントには、フィラメント電流が供給される。従って、陰極1及び陽極3間に大きな電位差が生じ、フィラメントからの電子が陽極3に向けて放出される。放出された電子は、収束電極で収束されて陽極3に照射される。従って、X線が陽極ターゲット2から放出される。
陰極1及び陽極3は、図2にも示されるように、略円筒状の外形を有しているガラス真空外囲器6に収容されている。このガラス真空外囲器6は、陽極ロッド4が延出される窪んだ空洞部を確保する内筒容器部12を有している。この内筒容器部12は、ガラス真空外囲器6内に開口部を有する内筒を形成するように折り返されている。この内筒部12の内端開口部には、陽極ロッド4が挿通され、陽極3に接合されている漏斗状のリング5、例えば、コバール(KOV)で作られたKOVリング5が設けられ、このKOVリング5が陽極3と内筒容器部12とを継ぎ、ガラス真空外囲器6内を真空気密に維持している。ここで、KOVリング5は、リング状開口部が陽極3に真空気密にろう付けされ、内筒容器部12の開口部がKOVリング5の漏斗状側の開口部に溶融接合されている。ここで、ガラス真空外囲器6は、X線透過特性を有し、例えば、硼珪素ガラスで作られている。また、リング5及びガラス真空外囲器6に伝達される熱によって両者間の気密な連結が破損することがないように、リング5は、ガラス真空外囲器6のガラス材料の熱膨張率と略等しい熱膨張率を有している。
このX線管10のガラス真空外囲器6は、図3に示すように、略円筒形のハウジング7内に配置されている。また、陽極ロッド4の他端が陽極ロッド4の直径よりも十分に大きなハウジング7の開口部を塞ぐ板状の固定蓋部9にねじ等で密着固定されている。このハウジング7内には、絶縁性のモールド材8が充填されてX線窓20を除くX線管10の周囲がこの絶縁性モールド材8で覆われている。この絶縁性のモールド材8は、シリコーンなどのゴム弾性を有する熱硬化性樹脂等をベースとし、X線遮蔽能や熱伝導率を大きくする無機物が配合されている。
X線窓20は、陽極ターゲット2から放出されるX線が通過する空間を確保する為に絶縁性モールド材8中に空洞部を確保するように形成されている。ハウジング7には、X線窓20の為の区画壁が設けられ、この区画壁を除いて絶縁性モールド材8が充填されることから、このX線窓20の為の空洞部が形成される。絶縁性モールド材8がX線遮蔽性能を有しない場合には、図4に示されるように、X線窓20の為の空洞部が特に形成されなくとも良い。但し、より効率的にX線管10外にX線を取り出すためには、X線窓20の為の空洞部が設けられることが好ましい。
固定蓋部9は、陽極ロッド4からの熱を外部に放出することができる良好な導熱性を有する金属等の材料で作られていることが好ましい。また、固定蓋部9は、ハウジング7から分離でき、ハウジング7の開口部を塞ぐように取り付けられている。ハウジング7内に向けられる固定蓋部9の内面には、被覆膜22で被覆されている。この被覆膜22は、モールド材に接着し難いテフロン(登録商標)などの材質で作られている。ここで、接着し難い材料とは、単にモールド材8に粘着するにすぎない材料に限らず、ゴム弾性を有するモールド材8との間で界面破壊を起こす程度に接合され、界面破壊を伴って剥離可能な材料を含んでいる。従って、この被覆膜22が設けられた固定蓋部9は、ハウジング7内のモールド材8に単に接しているだけで、固定蓋部9の取り外しに際しては、容易にこのモールド材8から剥離することができる。
尚、被覆膜22、特に、テフロンは、固定蓋部9のみに設けられることが好ましく、放電を誘発する要因となる虞があるため、リング5及びハウジング7に設けられることは好ましくない。
図1に示されるX線装置の製造方法を図2及び図3を参照して説明する。
始めに、図2に示すようなX線管10が用意され、このX線管10が図3に示すようにハウジング7内に配置され。X線管10の陰極側端子がハウジング7外にまで延出され、固定蓋部9に陽極ロッド4の他端がネジ等で固定される。X線管10が収納されたハウジング7には、ハウジング7の充填孔(図示せず)から、ガラス真空外囲器6との間の空間に絶縁性のモールド材8が充填される。この充填作業は、加熱時にモールド材8中にボイドを発生させないとの観点から、ハウジング7及びX線管10が真空中に配置されてモールド材8が充填されることが好ましい。ここで、図3に示されるように陽極ロッド4が上方に向けられている状態でのモールド材8の充填では、第1回目のモールド材8の充填時に、ガラス真空外囲器6とハウジング7との間及び内筒容器部12と陽極ロッド4との間の窪み空間にモールド材8が充填されてモールド材8が加熱されて硬化される。この第1回目のモールド材8の充填では、固定蓋部9とガラス真空外囲器6の陽極側端部との間に隙間空間を空けるようにモールド材8が充填されて加熱され、硬化される。従って、モールド材8の加熱時にモールド材8が膨張されても隙間空間があることによってモールド材8から固定蓋部9に応力が加わることがない。その後、第2回目のモールド材8の充填時に、固定蓋部9とガラス真空外囲器6の陽極側端部との間に隙間空間にモールド材8が充填されて加熱されて硬化される。この第2回目のモールド材8の充填では、固定蓋部9とガラス真空外囲器6の陽極側端部との間の隙間空間が比較的小さく、1回の充填でガラス真空外囲器6とハウジング7との間及び内筒容器部12と陽極ロッド4との間の窪み空間にモールド材8を充填する場合に比べて充填されモールド材8の量も少ない。従って、比較的体積の少ない(量が少ない)モールド材8から固定蓋部9に大きな応力が加わることがなく、固定蓋部9を押し上げることが防止される。また、モールド材9の冷却時に収縮されても、同様にモールド材8は、比較的体積が少ない(量が少ない)ことからモールド材8から固定蓋部9に大きな応力が加わることがない。このように2回に分けてモールド材8が充填され、硬化されることで、ハウジング7内にモールド材8が確実に充填され、X線管10がモールド材8で確実にモールドされる。
上述した製造過程では、モールド材8が加熱されると、モールド材8が膨張され、その後、冷却されるに伴い収縮される。第1回目のモールド材8の充填時に、モールド材8の膨張によって、ハウジング7とガラス真空外囲器6との空間及び内筒容器部12と陽極ロッド4との間の窪み空間の隅々までモールド材8が行き渡り、また、第2回目のモールド材8の充填時に、ガラス真空外囲器6の陽極側と固定蓋部9との間隙にモールド材8が行き渡ることとなる。第1及び第2回目のモールド材8の充填時にモールド材8が膨張されるが、第1回目のモールド時には、蓋部9に押し上げるような応力が生ぜず、第2回目のモールド時における膨張では、モールド材8が少ないことから、蓋部9に押し上げるような応力を小さくすることができる。特に、第1回目及び第2回目のモールド時におけるモールド材8の充填を適正量に設定することによって、この押し上げる応力を十分低く抑えることができる。また、固定蓋部9の内面側にモールド材8に接着し難い材料が被覆されていることから、モールド材8が膨張する際に、固定蓋部9に粘着されることなく、モールド材8が固定蓋部9の内面に沿って広がり、固定蓋部9の内面側の空間(上部の空間)にモールド材8を行き渡させることができる。しかも、膨張によって生ずる応力で固定蓋部9が押し上げられ、ガラス製内筒容器部12と陽極3とを継いでいるKOVリング5とガラス製内筒容器部12との間のガラスの接続部分の割れ、KOVリング5からのガラス接続部分の剥離の発生を抑制することができる。
モールド材8の冷却に伴うモールド材8の収縮時には、接着し難い材料22が固定蓋部9に設けられていることから、モールド材8が固定蓋部9から容易に剥離されるように収縮され、収縮応力によって固定蓋部9が下方に向けて引っ張られることが防止される。その結果として、ガラス製内筒容器部12と陽極3とを継いでいるKOVリング5とガラス製内筒容器部12との間のガラスの接続部分の割れ、KOVリング5からのガラス接続部分の剥離の発生を抑制することができる。
上述した説明では、図3に示される構造において、固定蓋部9がハウジング7上に配置されてモールド材が充填されているが、図3に示される構造の天地が逆転されてハウジング7が固定蓋部9上に置かれた状態で、モールド材が充填されても良い。このモールド材の充填では、2回のモールドに分けずに、モールド材が1回の充填で内筒容器部12と陽極ロッド4との間の窪み空間並びにガラス真空外囲器6とハウジング7との間の空間にモールド材8が充填され、モールド材8が加熱されてモールド材8が硬化され、その後、冷却されても良い。このモールドでは、モールド材8の加熱時のモールド材8の膨張によって、モールド材8が固定蓋部9に粘着されることなく、固定蓋部9と筒容器部12との間及び筒容器部12と陽極ロッド4との間の窪み空間並びにガラス真空外囲器6とハウジング7との間の空間にモールド材8を満遍なく行き渡させることができる。しかも、モールド材8は、陰極1の端子が伸び出す側のガラス真空外囲器6とハウジング7との間の空間(上部空間)内でモールド材8の膨張による歪みが比較的大きく働き、固定蓋部9と筒容器部12との間及び筒容器部12と陽極ロッド4との間の窪み空間でのモールド材8の膨張による応力歪みが比較的抑制される。従って、モールド材8の膨張によって生ずる応力で、ガラス製内筒容器部12と陽極3とを継いでいるKOVリング5とガラス製内筒容器部12との間のガラスの接続部分の割れ、KOVリング5からのガラス接続部分の剥離の発生を抑制することができる。また、モールド材8の冷却に伴う収縮が生じた場合には、モールド材8が固定蓋部9から容易に剥離されるように収縮され、収縮応力によって固定蓋部9が引っ張られるように変形することが防止される。ガラス製内筒容器部12と陽極3とを継いでいるKOVリング5とガラス製内筒容器部12との間のガラスの接続部分の割れ、KOVリング5からのガラス接続部分の剥離の発生を抑制することができる。
上述した製造工程で作られた図1に示されるX線管装置は、X線管装置の中間製造の装置(中間生成物)とされても良い。このX線管装置は、ハウジング7が除去され、固定蓋部9の外面に冷却フィンが取り付けられての最終製品として完成されても良い。また、ハウジング7のみならず、被覆膜22が設けられた固定蓋部9も除去され、陽極ロッド4の他端に冷却フィンが取り付けられて最終製品として完成されても良い。この製造工程では、ハウジング7は、モールド材8に対する単なる型枠として機能することとなる。
図4は、第2の実施の形態に係るX線管装置を概略的に示す断面図である。図4に示されるX線管装置では、固定蓋部9が特に設けられず、ハウジング7の内面に被覆膜22に代えた剥離板26がガラス真空外囲器6の端面で押し付けられて固定されている。剥離板26には、陽極ロッド4が通る挿通孔が形成され、陽極ロッド4がこの挿通孔を通ってハウジング7の内面にネジ等で固定される。ここで、剥離板26は、被覆膜22と同様に、モールド材に接着し難いテフロンなどの材質で作られている。ここで、接着し難い材料とは、単にモールド材8に粘着するにすぎない材料に限らず、ゴム弾性を有するモールド材8との間で界面破壊を起こす程度に接合され、界面破壊を伴って剥離可能な材料を含んでいる。この構造では、ハウジング7の内面と内筒容器部12との間及び内筒容器部12と陽極ロッド4との間の窪み空間並びにガラス真空外囲器6とハウジング7との間の空間にモールド材8が充填されている。
このような構造では、ガラス真空外囲器6とハウジング7との間の空間にモールド材8が充填されて硬化され、その後、ハウジング7の内面と内筒容器部12との間及び内筒容器部12と陽極ロッド4との間の窪み空間にモールド材8が充填されて硬化される。この製造過程では、図1に示すX線管装置の構造と同様に、モールド材8の加熱時のモールド材8の膨張によって、モールド材8がハウジング7の内面に粘着されることなく、ハウジング7の内面と内筒容器部12との間及び内筒容器部12と陽極ロッド4との間の窪み空間並びにガラス真空外囲器6とハウジング7との間の空間にモールド材8を満遍なく行き渡させることができる。また、同様に、モールド材8の膨張によって生ずる応力で、ガラス製内筒容器部12と陽極3とを継いでいるKOVリング5とガラス製内筒容器部12との間のガラスの接続部分の割れ、KOVリング5からのガラス接続部分の剥離の発生を抑制することができる。また、モールド材8の冷却に伴う収縮が生じた場合にも、モールド材8がハウジング7の内面から容易に剥離されるように収縮され、収縮応力によってハウジング7の内面が引っ張られるように変形することが防止される。従って、ガラス製内筒容器部12と陽極3とを継いでいるKOVリング5とガラス製内筒容器部12との間のガラスの接続部分の割れ、KOVリング5からのガラス接続部分の剥離の発生を抑制することができる。
図4に示されたX線管装置は、図1に示されるX線管装置と同様にX線管装置の中間製造装置とされても良い。X線管装置は、ハウジング7が除去され、剥離板26も除去され、陽極ロッド4の他端に冷却フィンが取り付けられて最終製品として完成されても良い。この製造工程では、ハウジング7は、モールド材8に対する単なる型枠として機能することとなる。
尚、図4に示される構造においては、図1示される符号と同一箇所は、図1に示される同一部品或いは同一部分を示している。従って、図4に示される構造では、図1示される符号と同一箇所についての説明は、図1を参照した説明を参照されたい。
図1及び図4に示される変形実施の形態として、ハウジング7が樹脂製であって、そのハウジング7にモールド材8としてのモールド樹脂が流し込まれ、ハウジング7とモールド材8としてのモールド樹脂が接着接合されたままになるようにしても良い。また、さらにモールド作業終了後に、モールドアセンブリーを外装ハウジングに収納配置しても良い。
上述したX線管装置及びその製造方法は、高圧電源とX線管とが同一のハウジング内に収納されるモノブロック又はモノタンクと呼ばれるX線管装置に適用されても良い。例えば、実施の形態で示したモールドアセンブリーと高圧電源とを同一のハウジングに組み付け、ハウジング内を絶縁油や電気絶縁性モールド樹脂を充填しても良い。
ハウジングと陽極延出部としての陽極ロッド4の外部端面とは、上述したように、ネジ結合させることが好適である。ネジ結合では、両者に直接ネジ加工を施し、或いは、スタッドボルトを使用することができる。密着度を高めるための層を両者の間に介在させても良い。
上述したように、X線遮蔽機能を有する絶縁材料をモールド材に使用することができるため、X線遮蔽材として使用されている鉛などの有害物質の使用量を削減もしくは無くすことができる。
以上のように、この実施の形態によれば、少なくともX線管装置の製造時に発生する応力を抑制してX線管装置におけるガラス真空外囲器の割れ、或いは、コバール(KOV)からのガラス真空外囲器の剥離を抑制することができるX線管装置及びその製造方法を提供することができる。
1・・・陰極、2・・・陽極ターゲット、3・・・陽極、4・・・陽極ロッド、5・・・リング、6・・・ガラス真空外囲器、7・・・ハウジング、8・・・絶縁材、10・・・固定陽極X線管、12・・・内筒容器部、13・・・陽極本体部、20・・・X線窓、22・・・被覆膜、24・・・端子、26・・・剥離板

Claims (16)

  1. 電子を放出する電子放出源を含んだ陰極と、
    この陰極に対向して配置され、前記電子放出源から放出される電子が照射されることによりX線を放出する陽極ターゲットを有する陽極と、
    前記陰極及び陽極を収容したガラス真空外囲器と、
    前記陽極から前記ガラス真空外囲器の外部に延出される陽極延出部と、及び
    前記陽極に固定されるとともに前記陽極延出部が挿通され、前記ガラス真空外囲器に熔着されて前記ガラス真空外囲器を真空気密に維持するリング部と、
    を具備するX線管と、
    前記X線管の陽極側との間に隙間を空けるように前記X線管の陽極側に対向して配置され、前記陽極延出部の外部端面に固定されているX線管固定部材であって、当該X線管固定部材が前記外部端面よりも大きな径を有する固定面を備え、この固定面が被覆材層で被覆されているX線管固定部材と、
    電気絶縁性のゴム弾性を有する熱硬化性のモールド材で作られ、前記X線管固定部材の固定面と前記X線管との間の前記隙間及び前記X線管周囲を覆うように充填されて硬化されているモールド部と、
    を具備し、前記被覆材層は、前記X線管固定部材が前記モールド部から分離できるように、前記モールド材に接着しにくい材料で作られていることを特徴とするX線管装置。
  2. 前記X線管が収納され、前記X線管固定部材で塞がられる開口部を有するハウジングを更に具備し、前記モールド材が当該ハウジングに充填されて硬化されることを特徴とする請求項1のX線管装置。
  3. 前記X線管固定部材が高熱伝導性を有する電気絶縁材料から成ることを特徴とする請求項1のX線管装置。
  4. 前記被覆材層は、モールド材に粘着するにすぎない材料、或いは、ゴム弾性を有する前記モールド材との間で界面破壊を起こす程度に接合され、界面破壊を伴って剥離可能な材料で作られていることを特徴とする請求項1のX線管装置。
  5. 前記被覆材層は、モールド材に接着し難いテフロンなどの材質で作られていることを特徴とする請求項1のX線管装置。
  6. 電子を放出する電子放出源を含んだ陰極と、
    この陰極に対向して配置され、前記電子放出源から放出される電子が照射されることによりX線を放出する陽極ターゲットを有する陽極と、
    前記陰極及び陽極を収容したガラス真空外囲器と、
    前記陽極から前記ガラス真空外囲器の外部に延出される陽極延出部と、及び
    前記陽極に固定されるとともに前記陽極延出部が挿通され、前記ガラス真空外囲器に熔着されて前記ガラス真空外囲器を真空気密に維持するリング部と、
    を具備するX線管と、
    前記X線管の陽極側との間に隙間を空けるように前記X線管の陽極側に対向して配置され、前記陽極延出部の外部端面に固定されているX線管固定部材であって、当該X線管固定部材が前記外部端面よりも大きな径を有する固定面を備えるX線管固定部材と、
    電気絶縁性のゴム弾性を有する熱硬化性のモールド材で作られ、前記X線管固定部材の固定面と前記X線管との間の前記隙間及び前記X線管周囲を覆うように充填されて硬化されているモールド部と、
    このX線管固定部材の固定面と前記モールド部との間に設けられ、前記X線管固定部材が前記モールド部から分離できるように、前記モールド材に接着しにくい材料で作られている剥離板と、
    を具備することを特徴とするX線管装置。
  7. 前記X線管が収納され、前記X線管固定部材で塞がられる開口部を有するハウジングを更に具備し、前記モールド材が当該ハウジングに充填されて硬化されることを特徴とする請求項6のX線管装置。
  8. 前記X線管固定部材が高熱伝導性を有する電気絶縁材料から成ることを特徴とする請求項6のX線管装置。
  9. 前記剥離板は、モールド材に粘着するにすぎない材料、或いは、ゴム弾性を有する前記モールド材との間で界面破壊を起こす程度に接合され、界面破壊を伴って剥離可能な材料で作られていることを特徴とする請求項6のX線管装置。
  10. 前記被覆材層は、モールド材に接着し難いテフロンなどの材質で作られていることを特徴とする請求項1のX線管装置。
  11. 電子を放出する電子放出源を含んだ陰極と、
    この陰極に対向して配置され、前記電子放出源から放出される電子が照射されることによりX線を放出する陽極ターゲットを有する陽極と、
    前記陰極及び陽極を収容したガラス真空外囲器と、
    前記陽極から前記ガラス真空外囲器の外部に延出される陽極延出部と、及び
    前記陽極に固定されるとともに前記陽極延出部が挿通され、前記ガラス真空外囲器に熔着されて前記ガラス真空外囲器を真空気密に維持するリング部と、
    を具備するX線管をモールド材でモールドしたX線管装置の製造方法において、
    前記陽極延出部の外部端面よりも大きな径を有する固定面を備えるX線管固定部材が前記モールド材でモールドしたモールド部から分離できるように、前記モールド材に接着しにくい材料で作られている被覆材層で、前記固定面が被覆されている前記X線管固定部材を前記X線管の陽極側との間に隙間を空けるように前記X線管の陽極側に対向して配置し、前記陽極延出部の外部端面に固定し、
    前記X線管固定部材で塞がられる開口部を有するハウジング内に前記X線管を収納し、
    電気絶縁性のゴム弾性を有する熱硬化性のモールド材で作られ、前記ハウジングと前記X線管との間の隙間及び前記X線管固定部材の固定面と前記X線管との間の隙間にモールド材を充填して硬化させることを特徴とするX線管装置の製造方法。
  12. 前記被覆材層は、モールド材に粘着するにすぎない材料、或いは、ゴム弾性を有する前記モールド材との間で界面破壊を起こす程度に接合され、界面破壊を伴って剥離可能な材料で作られていることを特徴とする請求項11のX線管装置の製造方法。
  13. 前記被覆材層は、モールド材に接着し難いテフロンなどの材質で作られていることを特徴とする請求項11のX線管装置の製造方法。
  14. 電子を放出する電子放出源を含んだ陰極と、
    この陰極に対向して配置され、前記電子放出源から放出される電子が照射されることによりX線を放出する陽極ターゲットを有する陽極と、
    前記陰極及び陽極を収容したガラス真空外囲器と、
    前記陽極から前記ガラス真空外囲器の外部に延出される陽極延出部と、及び
    前記陽極に固定されるとともに前記陽極延出部が挿通され、前記ガラス真空外囲器に熔着されて前記ガラス真空外囲器を真空気密に維持するリング部と、
    を具備するX線管X線管をモールド材でモールドしたX線管装置の製造方法において、
    前記陽極延出部の外部端面よりも大きな径を有する固定面を備えるX線管固定部材及び前記モールド材に接着しにくい材料で作られている剥離板が前記X線管の陽極側との間に隙間を空けるように前記X線管の陽極側に対向して配置され、前記X線管固定部材が前記陽極延出部の外部端面に固定され、
    前記X線管固定部材及び前記剥離板で塞がられる開口部を有するハウジング内に前記X線管を収納し、
    電気絶縁性のゴム弾性を有する熱硬化性のモールド材で作られ、前記ハウジングと前記X線管との間の隙間及び前記剥離板と前記X線管との間の隙間にモールド材を充填して硬化させることを特徴とするX線管装置の製造方法。
  15. 前記剥離板は、モールド材に粘着するにすぎない材料、或いは、ゴム弾性を有する前記モールド材との間で界面破壊を起こす程度に接合され、界面破壊を伴って剥離可能な材料で作られていることを特徴とする請求項14のX線管装置の製造方法。
  16. 前記剥離板は、モールド材に接着し難いテフロンなどの材質で作られていることを特徴とする請求項14のX線管装置の製造方法。
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