JPH08106828A - X線管の高電圧ブッシング - Google Patents

X線管の高電圧ブッシング

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JPH08106828A
JPH08106828A JP25983194A JP25983194A JPH08106828A JP H08106828 A JPH08106828 A JP H08106828A JP 25983194 A JP25983194 A JP 25983194A JP 25983194 A JP25983194 A JP 25983194A JP H08106828 A JPH08106828 A JP H08106828A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス絶縁方式を採用することによりX線管の
高電圧ブッシングの外径寸法を小型にする。 【構成】 絶縁碍子10とケーブルポスト12との間の
空間14に絶縁ガスを封入してある。絶縁碍子10はア
ルミナセラミックスで形成し、ケーブルポスト12は、
粒径が5〜8μmのアルミナ粉末を混入したモールド樹
脂で形成してある。このケーブルポスト12は、黄銅製
のホルダー32に一体に成形され、ホルダー32は冷却
水で冷却される。ケーブルポスト12の内部には放電抑
制回路16を埋め込んである。ケーブルポスト12から
露出する接続端子20は、絶縁碍子10を貫通している
真空側端子18に接続している。電子銃から真空側端子
18に伝わってくる熱は、ケーブルポスト12と絶縁碍
子10とホルダー32とを介して冷却水に逃がされ、高
電圧ブッシングの温度上昇が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線管の電子銃のフ
ィラメント(陰極)に高電圧を供給するためにX線管の
管壁に取り付けられる高電圧ブッシングに関する。
【0002】
【従来の技術】X線管の内部は真空に排気されており、
X線管のフィラメントには、アースに対して負の高電圧
が印加される。したがって、高電圧供給のための導電体
を、X線管の管壁に対して、高耐電圧で電気的に絶縁す
るとともに気密封止する必要がある。この目的で、高電
圧ブッシングが使われる。X線管の高電圧ブッシングと
しては、耐電圧を高めるために油絶縁方式を採用したも
のが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】X線管の外形寸法を小
型化する技術開発の過程で、概略円筒状の高電圧ブッシ
ングの外径寸法をできるだけ小さくする要請がある。こ
の場合に、従来の油絶縁方式の高電圧ブッシングでは、
次のような問題がある。高電圧ブッシングの温度が上昇
すると、内部に封入した油の温度も上昇し、この油が熱
膨張する。油は非圧縮性流体であるから、この熱膨張を
上手に吸収しないと、油の圧力が非常に高くなって、ブ
ッシングが破壊される恐れがある。したがって、油の熱
膨張を吸収するための機構をブッシングに設ける必要が
ある。また、油の熱膨張を効果的に吸収できるようにす
るには、油の容積はあまり極端に減らすことはできな
い。このような理由により、ブッシングの小型化には限
界がある。
【0004】ところで、X線管以外の技術分野において
は、高電圧ブッシングの絶縁方式として、絶縁ガスを用
いることが知られている。したがって、X線管の高電圧
ブッシングとして、上述の油絶縁方式の問題点を解決す
るために、ガス絶縁方式を採用することが考えられる。
しかし、X線管以外で使われているガス絶縁方式の高電
圧ブッシングは、そのままX線管に採用できるような構
造のものは存在せず、新たにX線管用のガス絶縁方式の
高電圧ブッシングを開発する必要があった。
【0005】この発明は、このような状況で開発された
ものであって、その目的は、X線管に適した構造の、ガ
ス絶縁方式の高電圧ブッシングを提供することにある。
この発明の別の目的は、外径寸法を小型にできるX線管
の高電圧ブッシングを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明の高電
圧ブッシングは、真空側絶縁部材と大気側絶縁部材との
間に空間を形成して、この空間に絶縁ガスを封入してい
る。さらに、大気側絶縁部材をモールド樹脂で形成し
て、このモールド樹脂の内部に放電抑制回路を埋め込ん
である。このような構成を採用することにより、高電圧
ブッシングの外径寸法を小型にできる。
【0007】大気側絶縁部材を構成するモールド樹脂の
材質としては、アルミナセラミックスの微粒子を含んだ
エポキシ樹脂とするのが好ましい。アルミナセラミック
スは熱伝導が良好な絶縁材料であるので、電子銃から真
空側端子に伝わってくる熱をモールド樹脂を介して逃が
すことができる。また、真空側絶縁部材をアルミナセラ
ミックスで形成すれば、同様に、この真空側絶縁部材を
介して熱を逃がすことができる。大気側絶縁部材を金属
製のホルダーと一体にモールド成形して、このホルダー
を冷却水で冷却するようにすれば、大気側絶縁部材を伝
わって来た熱を、このホルダーから冷却水に逃がすこと
ができる。このような構成により、高電圧ブッシングの
温度上昇を抑制できる。したがって、真空側端子で直
接、電子銃を機械的に支持することができ、その場合
に、真空側端子に伝わってくる熱を効果的に逃がすこと
ができる。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の高電圧ブッシングの一実
施例の縦断面図である。このブッシングは、真空側絶縁
部材としての絶縁碍子10と、大気側絶縁部材としての
ケーブルポスト12との間に狭い空間14を形成して、
この空間14に絶縁ガスを封入したものである。絶縁ガ
スとしては六フッ化硫黄を用いている。絶縁碍子10は
アルミナセラミックスで形成されていて、有底の概略円
筒形状をしており、円筒部分にはわずかにテーパがつい
ている。この絶縁碍子10の先端には、真空側端子18
が貫通していて、これがロー付けにより絶縁碍子10に
気密に固着されている。ケーブルポスト12はモールド
樹脂で形成されている。このモールド樹脂は、エポキシ
樹脂であり、粒径が5〜8μmのアルミナ粉末が混入さ
れている。エポキシ樹脂とアルミナ粉末の重量比は9:
4である。このケーブルポスト12は、成形するとき
に、黄銅製のホルダー32の内壁面を成形型の一部とし
て用いており、これにより、ケーブルポスト12はホル
ダー32と一体になるように成形される。このケーブル
ポスト12は、その内部に放電抑制回路16が埋め込ま
れていて、接続端子20と大気側端子22とが外部に露
出している。ケーブルポスト12から露出している接続
端子20は、絶縁碍子10を貫通している真空側端子1
8に接続されている。
【0009】放電抑制回路16は、放電抑制コイルとア
レスタとコンデンサとを含んでいる。X線管において
は、電子銃とX線管の管壁との間、あるいは、電子銃と
ターゲットとの間で、放電が生じることがある。この最
初の放電が生じると、次々と放電が誘発され易い。放電
抑制回路16は、この2次放電を抑制するためのもので
ある。また、放電抑制回路16は、高電圧ケーブルの先
にある高電圧電源を保護する役割も果たしている。この
放電抑制回路16を、モールド樹脂の内部にモールドし
てあると、小径化された絶縁碍子10の内部において、
放電抑制回路16の位置を確実に位置決めでき、放電抑
制回路16の構成部品が絶縁碍子10に触れる危険をな
くす。
【0010】このブッシングは、取付フランジ24によ
ってX線管の管壁26に取り付けられる。絶縁碍子10
の根元のフランジ部28は、取付フランジ24とホルダ
ー32のフランジ部34との間に挟まれて固定される。
ホルダー32のフランジ部34はボルト36によって取
付フランジ24に固定される。
【0011】真空側端子18から大気側端子22に至る
電気的通路を説明すると、真空側端子18は、接続端子
20と、ケーブルポスト12の内部の導線とを経由し
て、放電抑制回路16に接続している。また、この放電
抑制回路16は、ケーブルポスト12の内部の別の導線
を経由して、大気側端子22に接続している。したがっ
て、真空側端子18と大気側端子22との間の接続導体
は、ケーブルポスト12内の導線と放電抑制回路16と
から構成される。また、真空側端子18と大気側端子2
2とその間の接続導体とからなる導電体は、絶縁碍子1
0とケーブルポスト12とによって、取付フランジ24
に対して気密封止可能に電気的に絶縁されている。
【0012】ホルダー32には絶縁ガスを空間14に供
給するための供給弁38を設けてある。この供給弁38
の取付ネジ部40は、ホルダー32のネジ部にねじ込ん
でから接着剤でホルダー32に固着される。これにより
絶縁ガスが封止される。供給弁38の内部には、バネ付
勢された逆止弁があり、この逆止弁の大気側に、さら
に、Oリングシールされた栓がある。この栓をねじ込み
式のキャップ42で外側から押さえている。ホルダー3
2の外周面には、冷却水を通すための溝44が形成され
ていて、この溝44は水冷ジャケット板46で覆われて
いる。この水冷ジャケット板46はホルダー32の外周
面にロー付けされている。この水冷ジャケット板46は
電気的に接地されている。
【0013】この図1において、管壁26の上側がX線
管の内部すなわち真空側であり、管壁26の下側が大気
側である。管壁26と取付フランジ24の間はOリング
48で真空シールされ、取付フランジ24と絶縁碍子1
0との間はOリング50で真空シールされる。また、絶
縁碍子10とホルダー32の間はOリング52によって
絶縁ガスがシールされる。
【0014】図2は図1の下方から見た底面図である。
なお、上述の図1は、この図2のI−I線断面図となっ
ている。ホルダー32には、絶縁ガスの圧力低下を検出
する圧力センサ54を設けてある。絶縁ガスの封入圧力
は、ゲージ圧で1.5気圧としてあるが、ゲージ圧で
0.4気圧まで圧力が下がったときに、これを圧力セン
サ54によって検出するようにしている。ガスの圧力低
下が検出されたら、供給弁38から絶縁ガスを供給でき
る。なお、絶縁ガスは大気圧以上の圧力であれば、絶縁
性能に全く支障はないが、安全のために、上述のように
0.4気圧を下限値としている。
【0015】水冷ジャケット板46には冷却水の入り口
53と出口55を設けてある。ホルダー32のフランジ
部34には4等配で切り欠き35があり、取付フランジ
24の対応箇所にはボルト孔37があいている。このボ
ルト孔37にボルトを通すことによって、取付フランジ
24をX線管の管壁26(図1を参照)に固定できる。
【0016】図3は図1の上方から見た平面図である。
絶縁碍子10の端面に固着された真空側端子18は、2
個のフィラメント端子56、58と、2個のバイアス端
子60、62とからなる。フィラメント端子56、58
はX線管の電子銃のフィラメントに接続される。バイア
ス端子60、62は互いに短絡されて、電子ビームを集
束するためのウェーネルト電極に接続される。これらの
端子56、58、60、62の先端にはメネジが切って
あり、このメネジに接続線を接続できる。各端子の電位
の一例を示すと、フィラメント端子56、58にはアー
スに対して−60kVが印加され、フィラメント端子5
6、58間には26Vの電圧が印加され、バイアス端子
60、62にはフィラメント端子56、58に対して−
760Vのバイアス電圧が印加される。
【0017】図4はケーブルポストのケーブル挿入側の
縦断面図と、高電圧ケーブルの接続部の正面図とを並べ
て示したものである。ケーブルポスト12には、高電圧
ケーブルの接続部80を受け入れる受入孔64と、この
受入孔64に続く端子空間66とが形成されている。受
入孔64にはテーパがついている。端子空間66には、
大気側端子として、3種類の端子70、72、74が露
出している。中央の端子70はバイアス端子であり、外
側の二つの環状の端子72、74はフィラメント端子で
ある。環状の端子72、74には8等配で、すり割りが
形成されている。ケーブルポスト12の外周面には、絶
縁ガスの供給通路となる溝78が形成されている。
【0018】端子空間66を取り囲むように、環状のコ
ロナリング76がケーブルポスト12に埋めこまれてい
る。このコロナリング76はコロナ放電を防止してい
る。このコロナリング76がないと、露出している端子
72、74などのエッジ部とX線管の管壁のエッジ部と
の間でコロナ放電が生じる恐れがある。このコロナリン
グ76は、図1に示すように、放電抑制回路16も取り
囲むようにケーブルポスト12の軸方向に延びている。
このコロナリング76はフィラメント電位となってい
る。
【0019】高電圧ケーブルの接続部80はケーブルポ
スト12に挿入される。接続部80のテーパ面82は、
エチレン・プロピレンゴムで形成されていて、ケーブル
ポスト12の受入孔64のテーパ形状に合致する。接続
部80のテーパ面82をケーブルポスト12の受入孔6
4に挿入する際には、テーパ面82にシリコーングリー
スを塗っておき、テーパ面82を挿入したときに、テー
パ面82と受入孔64の内面との間に空気が残らないよ
うにしている。
【0020】接続部80の先端部81はフェノール樹脂
で形成されていて、その外周には、軸方向に隔てられて
二つの電極86、88が露出している。これらの電極8
6、88は、黄銅に銀メッキを施したものであり、それ
ぞれ、ケーブルポスト12の環状の端子72、74と接
触する。また、接続部80の先端部81の端面には端子
孔90が形成されていて、この端子孔90には、ケーブ
ルポスト12の中央の端子70が差し込まれる。電極8
8には段部84が形成されていて、この段部84がケー
ブルポスト12のコロナリング76の軸方向端面に接触
する。ケーブル線92の内部には3本の導線が延びてお
り、これらの導線が先端部81の電極86、88と端子
孔90とにつながっている。この高電圧ケーブルは、フ
ランジ94に形成した孔96にネジを通してホルダー3
2(図1を参照)の端面にネジ止めする。この高電圧ケ
ーブルの他端は高電圧電源に接続される。
【0021】次に、図1に戻って、この高電圧ブッシン
グの機能を説明する。真空側端子18と、これにつなが
る接続端子20は、取付フランジ24に対して、絶縁碍
子10によって絶縁されている。絶縁碍子10の外面
は、真空空間に露出しているので外面での絶縁耐圧は非
常に高い。また、絶縁碍子10の内面は絶縁ガスに覆わ
れているので、この内面での絶縁耐圧も非常に高い。
【0022】この高電圧ブッシングは、電子銃からの伝
導熱が真空側端子18を伝わることによって加熱され
る。真空側端子18で電子銃を機械的に支持した場合の
温度上昇の一例を示すと、真空側端子18の端部で30
0℃、接続端子20のところで120℃、ホルダー32
のフランジ部34で50℃である。この高電圧ブッシン
グは、絶縁碍子10とケーブルポスト12の間の絶縁流
体として、油を使わずに絶縁ガスを使っているので、絶
縁流体の温度上昇に伴う問題が少ない。すなわち、ガス
は圧縮性流体であるから、絶縁ガスの温度が上昇してこ
れが熱膨張しても、ガスの圧力上昇に置き代わるだけで
あり、その圧力上昇も大したことはない。したがって、
油の場合のように容積を大きくする必要はなく、絶縁ガ
スの封入容積は少なくて済む。また、油の場合のような
熱膨張吸収装置も必要ではない。したがって、絶縁ガス
を採用することにより、高圧ブッシングの小型化に大き
く寄与している。この実施例では、絶縁ガスの封入空間
14の厚さは約2mmである。
【0023】この高電圧ブッシングでは、熱伝導を良好
にすることにより、電子銃から伝わってくる熱をホルダ
ー32を介して冷却水に逃がすようにしている。すなわ
ち、ケーブルポスト12のモールド樹脂には、電気絶縁
性が良好でかつ熱伝導も良好なアルミナセラミックスの
微粒子を混入してあるので、真空側端子18に伝わった
熱は、ケーブルポスト12を介してホルダー32に伝わ
り易い。また、絶縁碍子10は熱伝導良好なアルミナセ
ラミックスで形成されているので、この絶縁碍子10を
介しても、ホルダー32に熱を逃がすことができる。こ
のような構成により、高電圧ブッシングの温度上昇を抑
制できる。このような工夫をせずに温度上昇が大きくな
ると、ブッシングのモールド樹脂や、高電圧ケーブルの
ゴムやグリースなどに悪影響を及ぼすことになる。以上
説明したように、高電圧ブッシングの冷却能力を高めて
あるので、真空側端子18で直接、電子銃組立体を機械
的に支持することが可能となる。
【0024】
【発明の効果】この発明のX線管の高電圧ブッシング
は、真空側絶縁部材と大気側絶縁部材との間に絶縁ガス
を封入するとともに、大気側絶縁部材をモールド樹脂で
形成して、このモールド樹脂の内部に放電抑制回路を埋
め込んであるので、高電圧ブッシングの外径寸法を小型
にできる。また、大気側絶縁部材をアルミナセラミック
スの微粒子を含んだモールド樹脂で形成し、真空側絶縁
部材をアルミナセラミックスで形成して、さらに、大気
側絶縁部材を金属製のホルダーと一体にモールド成形し
て、このホルダーを冷却水で冷却するようにしたので、
高電圧ブッシングの温度上昇を抑制できる。これによ
り、真空側端子で直接、電子銃を機械的に支持すること
ができ、その場合に、真空側端子から伝わってくる熱を
効果的に逃がすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の高電圧ブッシングの一実施例の縦断
面図である。
【図2】図1の下方から見た底面図である。
【図3】図1の上方から見た平面図である。
【図4】ケーブルポストのケーブル挿入側の縦断面図
と、高電圧ケーブルの接続部の正面図である。
【符号の説明】
10 絶縁碍子(真空側絶縁部材) 12 ケーブルポスト(大気側絶縁部材) 14 空間 16 放電抑制回路 18 真空側端子 20 接続端子 22 大気側端子 24 取付フランジ 26 X線管の管壁 32 ホルダー 44 溝 46 水冷ジャケット板 54 圧力センサ 76 コロナリング

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管に取り付けるための取付部と、X
    線管の電子銃に電気的に接続される真空側端子と、高電
    圧ケーブルの電極に電気的に接続される大気側端子と、
    真空側端子と大気側端子との間を電気的に接続する接続
    導体と、真空側端子と接続導体と大気側端子とからなる
    導電体を取付部に対して気密封止可能に電気的に絶縁す
    る絶縁部材とを備えるX線管の高電圧ブッシングにおい
    て、 前記絶縁部材が、真空側に露出する真空側絶縁部材と、
    大気側に露出する大気側絶縁部材とを備えていて、真空
    側絶縁部材と大気側絶縁部材との間の空間に絶縁ガスが
    封入され、前記大気側絶縁部材はモールド樹脂で形成さ
    れていて、このモールド樹脂の内部に放電抑制回路が埋
    め込まれていることを特徴とする高電圧ブッシング。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高電圧ブッシングにおい
    て、前記モールド樹脂は、セラミックスの微粒子を含ん
    でいることを特徴とする高電圧ブッシング。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の高電圧ブッシングにおい
    て、前記モールド樹脂は、アルミナセラミックスの微粒
    子を含んだエポキシ樹脂であることを特徴とする高電圧
    ブッシング。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の高電圧ブッシングにおい
    て、前記モールド樹脂にコロナリングが埋め込まれ、こ
    のコロナリングが前記大気側端子を取り囲んでいること
    を特徴とする高電圧ブッシング。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の高電圧ブッシングにおい
    て、前記真空側絶縁部材がアルミナセラミックスで形成
    されていることを特徴とする高電圧ブッシング。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の高電圧ブッシングにおい
    て、前記大気側絶縁部材が、金属製ホルダーと一体にモ
    ールド成形されていることを特徴とする高電圧ブッシン
    グ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の高電圧ブッシングにおい
    て、前記金属製ホルダーが冷媒で冷却されることを特徴
    とする高電圧ブッシング。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の高電圧ブッシングにおい
    て、前記金属製ホルダーが、前記絶縁ガスの圧力を検出
    する圧力センサを備えることを特徴とする高電圧ブッシ
    ング。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の高電圧ブッシングにおい
    て、前記真空側絶縁部材が前記金属製ホルダーと前記取
    付部との間に挟まれて固定されることを特徴とする高電
    圧ブッシング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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