JP2015216027A - 多方向入力装置 - Google Patents

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Tomoaki Tsuchiya
智明 土谷
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Abstract

【課題】安価な多方向入力装置を提供する。
【解決手段】多方向に傾動操作可能な操作部材50と、操作部材50によって押圧されてオンする複数のスイッチ機構を備えて、スイッチ機構は弾性変形可能な弾性部材20と、弾性部材20に保持された可動接点部と、可動接点部と対向する固定接点部と、から形成され、操作部材50の傾動操作に伴って弾性部材20が押圧され、可動接点部と固定接点部とが接触してオンするように構成されており、隣り合う2個のスイッチ機構がともにオンした状態でのみ2個のスイッチ機構を含む回路に電流が流れるようになっている多方向入力装置100。
【選択図】図2

Description

本発明は、多方向入力装置に関し、特に、車両に搭載されるドアミラーのミラー面を上下方向と左右方向に調整するための多方向入力装置に関する。
車両のドアミラー装置は、運転席でミラーコントロール用のスイッチを操作した間(時間)だけミラー面コントロール用のモータを動作させて、ミラー面を上下方向と左右方向へ変位(調節)させることができるように構成されている。
従来例の多方向入力装置としては、下記の特許文献1に記載の多方向入力装置が知られている。
以下、図10および図11を用いて、特許文献1に記載の多方向入力装置900について説明する。
従来例の多方向入力装置900の各スイッチ部の配置について図10を用いて説明する。第1操作部材950の第1傾動中心950aから略等距離となる押圧位置には、複数の第3位置901と、第3位置901と隣り合わせた複数の第4位置902と、がある。
第3位置901に対応した位置に配設された第3スイッチ機構910は、第7スイッチ部911と、第8スイッチ部912と、第9スイッチ部913と、第10スイッチ部914と、で構成されている。
第4位置902に対応した位置に配設された第3スイッチ機構910は、第11スイッチ部921および第12スイッチ部922とから構成されている。また、第4位置902に対応した位置に配設された第4スイッチ機構920は、第3ダミー部931および第4ダミー部932とから構成されている。
第3スイッチ機構910は図11(a)に示すように、第4弾性部材961と、第4弾性部材961に保持された第3可動接点部964と、第1プリント基板965の上側(Z2方向)に配設され第3可動接点部964に対向した第1固定接点部966と、から構成されている。
第1固定接点部966と第3可動接点部964との間は、第4距離961aの分だけ離れて形成され、第3可動接点部964の可動範囲になる。また、第4弾性部材961が第1操作部材950の傾動操作に伴った押圧時(弾性変形時)に操作者がクリック感を感じるように、第2クリック感付与部961bの領域は、押圧されて座屈する際の急激で大きな負荷変動を発生する。
第4スイッチ機構920は図11(b)に示すように、第5弾性部材971と、第1プリント基板965の上側(Z2方向)に配設された第1固定接点部966と、から構成されている。
第1固定接点部966と第5弾性部材971との間は、第5距離971aの分だけ離れて形成され、第5弾性部材971の可動範囲になる。また、第5弾性部材971が第1操作部材950の傾動操作に伴った弾性変形時に操作者がクリック感を感じるように、第3クリック感付与部971bの領域は、押圧されて座屈する際の急激で大きな負荷変動を発生する。
第4スイッチ機構920の第3ダミー部931および第4ダミー部932は、第1操作部材950の左右の加重バランスをとるために、第5弾性部材971を設けている。
第1固定接点部966と第3可動接点部964との間の第4距離961aと、第1固定接点部966と第5弾性部材971との間の第5距離971aとは、ほぼ同じ距離に形成されている。
従って、操作者は第1操作部材950の傾動操作に伴った弾性変形時に多方向入力装置900の全てのスイッチ部にクリック感を感じる。また、第3位置901に対応した位置に配設されたスイッチ部と、第4位置902に対応した位置に配設された第11スイッチ部921および第12スイッチ部922と、の隣り合う2つのスイッチ部がともにオンすることで、多方向入力装置900に電流が流れ動作する。このとき、どちらのスイッチ部が先にオンするか不確かなので、アーク放電による影響を防ぐため第3可動接点部964はりん青銅の金属の表面に金メッキの被膜を施すように形成されている。
特許第3939962号公報
しかしながら、従来技術の多方向入力装置は全ての可動接点部に金メッキの被膜を施す必要があるため、高価であるという課題があった。また、可動接点部に金メッキの被膜を施す理由は金メッキの耐候性が良くて接触抵抗が小さい特性を生かして、スイッチ部の可動接点部と固定接点部とが接触してスイッチ部がオンする際に、その接触部分でアーク放電が発生することによる、接触部分に生成する被膜で接触抵抗が上昇するのを低減するためである。
本発明は、上述した課題を解決するもので、安価な多方向入力装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、請求項1に記載の多方向入力装置は、多方向に傾動操作可能な操作部材と、前記操作部材によって押圧されてオンする複数のスイッチ機構と、を備え、前記スイッチ機構が、弾性変形可能な弾性部材と、前記弾性部材に保持された可動接点部と、前記可動接点部と対向する固定接点部と、から成り、前記操作部材の傾動操作に伴って前記弾性部材が押圧され、前記可動接点部と前記固定接点部とが接触してオンするように構成されており、隣り合う2個の前記スイッチ機構がともにオンした状態でのみ前記2個の前記スイッチ機構を含む回路に電流が流れるようになっている多方向入力装置において、前記操作部材の傾動中心から略等距離となる押圧位置には、複数の第1位置と、前記第1位置と隣り合わせた第2位置と、があり、前記第1位置に対応した位置に配設された前記スイッチ機構が第1スイッチ機構であるとともに、前記第2位置に対応した位置に配設された前記スイッチ機構が第2スイッチ機構であり、前記傾動操作に伴ってオンする際に、前記操作部材の傾動方向に関わらず前記第1スイッチ機構よりも前記第2スイッチ機構が先にオンするように構成されている、という特徴を有する。
これによれば、先にオンする第2スイッチ機構は、電流が流れていないのでアーク放電の発生が無いため、可動接点部の表面には金メッキ被膜が不要である。このため、金メッキ被膜をしたものに比べて安価にすることが可能となる。
また、請求項2に記載の多方向入力装置は、前記第1スイッチ機構の前記弾性部材が第1弾性部材であるとともに、前記可動接点部が第1可動接点部であり、前記第2スイッチ機構の前記弾性部材が第2弾性部材であるとともに、前記可動接点部が第2可動接点部であって、前記操作部材が操作されていない初期状態において、前記第1弾性部材に保持された前記第1可動接点部と前記固定接点部との距離よりも、前記第2弾性部材に保持された前記第2可動接点部と前記固定接点部との距離を短くした、という特徴を有する。
これによれば、スイッチ機構の可動接点部と固定接点部との距離を異ならせたので、常に第2スイッチ機構が第1スイッチ機構よりも先にオンすることができる。よって、先にオンする可動接点部の表面には金メッキ被膜が不要となり、金メッキ被膜をしたものに比べて安価にすることが可能となる。
また、請求項3に記載の多方向入力装置は、前記第1可動接点部が金めっきを施されており、前記第2可動接点部が低抵抗印刷されている、という特徴を有する。
これによれば、第2可動接点部が低抵抗印刷にて形成されるので、金メッキ被膜をしたものに比べて安価にすることが可能となる。
また、請求項4に記載の多方向入力装置は、前記第1弾性部材が前記傾動操作に伴った弾性変形時にクリック感を発生し、前記第2弾性部材が前記傾動操作に伴った弾性変形時にクリック感を発生しない、という特徴を有する。
これによれば、先にオンする第2スイッチ機構の第2弾性部材がクリック感を有せず、後からオンする第1スイッチ機構の第1弾性部材がクリック感を有しているので、操作者にとって確実にオン操作したことを感覚的に得られる。
本発明によれば、安価な多方向入力装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る多方向入力装置の外観図である。 本発明の第1実施形態に係る多方向入力装置の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る多方向入力装置のスイッチ部の配置図である。 本発明の第1実施形態に係る多方向入力装置の平面図である。 (a)は図4のC―C断面図であり、(b)は図4のB―B断面図である。 図4のA―A断面図である。 図4のD―D断面図である。 本発明の第1実施形態に係るスイッチ機構がオンするときの動作説明図である。 本発明の第1実施形態に係る多方向入力装置を含むドアミラー装置の回路図である。 従来例の多方向入力装置のスイッチ配置図である。 (a)は従来例のスイッチ部の断面図であり、(b)は従来例のダミー部の断面図である。
[第1実施形態]
以下に、第1実施形態における多方向入力装置100について、図1から図9までを用いて説明する。
多方向入力装置100は、図1に示すように上部(Z1方向)に操作部材50と下部(Z2方向)にハウジング60とから形成されている。また、操作部材50およびハウジング60は電気的な絶縁性が高く、且つ、機械的加工性の良い樹脂材料(ABSまたはポリカーボネイト等)にて形成されている。
多方向入力装置100は、図2に示すように下側(Z2方向)から順に固定接点部41に接続され、スイッチ機構のオンおよびオフの信号を取り出すための配線パターン(図示しない)が表面(Z1方向)に形成されているプリント基板40と、次に弾性変形可能な弾性部材20と、次に操作部材50の傾動操作に伴う弾性部材20を押圧するための押圧子52が8個と、次にこれらを収納するハウジング60と、次に操作部材50を多方向に傾動操作可能にするための支持部51と、次に操作部材50と、を備えて形成されている。
支持部51および押圧子52は、機械的にねばり強い樹脂材料(ポリエチレンまたはポリプロピレン等)にて形成されている。また、プリント基板40は電気的な絶縁性が高い材料(ガラスエポキシ樹脂等)にて形成されている。また、弾性部材20は耐候性が高く、アーク放電に対して優れた電気的絶縁性が高い弾性材料(シリコンゴム等)にて形成されている。
各スイッチ部の配置について図3を用いて説明する。操作部材50の傾動中心50aから略等距離となる押圧位置には、複数の第1位置1と、第1位置1と隣り合わせた複数の第2位置2と、がある。
第1位置1に対応した位置に配設された第1スイッチ機構11は、第1スイッチ部11aと、第2スイッチ部11bと、第3スイッチ部11cと、第4スイッチ部11dと、で構成されている。
一対の第2位置2に対応した位置に配設された第2スイッチ機構12は、第5スイッチ部12aおよび第6スイッチ部12bとから構成されている。また、残りの一対の第2位置2に対応した位置に配設されたダミー部15は、第1ダミー部15aおよび第2ダミー部15bとから構成されている。
よって、多方向入力装置100は、第1スイッチ機構11のスイッチ部が4個、および第2スイッチ機構12のスイッチ部が2個と、ダミー部15の2個との合計8個で形成されている。
多方向入力装置100の第1スイッチ機構11および第2スイッチ機構12とダミー部15について、図4から図7までを用いて説明する。
多方向入力装置100には、図4に示すように第1スイッチ機構11および第2スイッチ機構12とダミー部15の配置に対応するように押圧子52が8個配設されている。
第1スイッチ機構11は図5(b)に示すように、第1弾性部材21と、第1弾性部材21に保持された第1可動接点部31と、プリント基板40の上側(Z2方向)に配設され第1可動接点部31に対向した固定接点部41と、から構成されている。
固定接点部41と第1可動接点部31との間は、第1距離21aの分だけ離れて形成され、第1可動接点部31の可動範囲になる。また、第1弾性部材21が操作部材50の傾動操作に伴った弾性変形時に操作者がクリック感を感じるように、クリック感付与部21bの領域は弾性変形時に座屈する際の急激で大きな負荷変動を発生するように形成されている。
第1可動接点部31は、りん青銅等の金属に、その表面を金メッキの被膜を施して形成され、第1弾性部材21に保持されている。また、固定接点部41は銅箔で構成され、その表面に金メッキの被膜を施して形成されている。また、固定接点部41は第1位置1および第2位置2に対応する位置に8個配設されている。
上述する第1可動接点部31および固定接点部41に金メッキの被膜を施す理由は、金メッキの耐候性が良くて接触抵抗が小さい特性を生かして、第1可動接点部31と固定接点部41とが接触して第1スイッチ機構11がオンする際に、その接触部分でアーク放電が発生することによる、接触部分に生成する被膜で接触抵抗が上昇するのを低減するためである。
第2スイッチ機構12は図5(a)に示すように、第2弾性部材22と、第2弾性部材22に保持された第2可動接点部32と、プリント基板40の上側(Z2方向)に配設され第2可動接点部32に対向した固定接点部41と、から構成されている。
固定接点部41と第2可動接点部32との間は、第2距離22aの分だけ離れて形成され、第2可動接点部32の可動範囲になる。また、第2弾性部材22が操作部材50の傾動操作に伴った弾性変形時に操作者がクリック感を感じないように、クリック感部22b
の領域は弾性変形時に座屈する際の急激で大きな負荷変動を発生しないように形成されている。
第2可動接点部32は、低抵抗のカーボン材等を印刷することにより形成されている。また、固定接点部41は銅箔で構成され、その表面に金メッキの被膜を施して形成されている。
操作部材50の傾動操作に伴って第2スイッチ機構12がオンする際に、操作部材50の傾動方向に関わらず第2スイッチ機構12が第1スイッチ機構11よりも先にオンするように、第2距離22aは第1距離21aよりも短く形成されている。
ダミー部15は図6に示すように、第3弾性部材23と、プリント基板40の上側(Z2方向)に配設された固定接点部41と、から構成されている。
固定接点部41と第3弾性部材23との間は、第3距離23aの分だけ離れて形成され、第3弾性部材23の可動範囲になる。また、第3弾性部材23が操作部材50の傾動操作に伴った弾性変形時に操作者がクリック感を感じないように、第1クリック感部23bの領域は弾性変形時に座屈する際の急激で大きな負荷変動を発生しないように形成されている。
ダミー部15は操作部材50の左右の加重バランスをとるために第3弾性部材23を設けている。また、ダミー部15は操作部材50の傾動操作に伴って、オンする必要がないため第2可動接点部32が形成されていない。また、固定接点部41と第2可動接点部32との間の第2距離22aと、固定接点部41と第3弾性部材23との間の第3距離23aとは、ほぼ同じ距離に形成されている。
図7に示す操作部材50が傾動操作を行うと、操作部材50は押圧子52を押圧する。次に押圧子52は第1弾性部材21を押圧して、第1弾性部材21が下側(Z1方向)へ可動(移動)する。
第1スイッチ機構11と第2スイッチ機構12がオンする動作について、図8を用いて説明する。
第1スイッチ機構11と第2スイッチ機構12の初期状態は、図8(a)に示すように両方ともオンしていない。
操作者が操作部材50の傾動操作を行うことにより押圧子52を押圧し、図8(b)に示すように、先に第2スイッチ機構12の第2弾性部材22に保持された第2可動接点部32と、第2可動接点部32と対向する固定接点部41とが接触して第2スイッチ機構12はオンする。このとき、操作者はクリック感を感じない。
その後に、第1スイッチ機構11が図8(c)に示すように第1スイッチ機構11の第1弾性部材21に保持された第1可動接点部31と、第1可動接点部31と対向する固定接点部41とが接触して第1スイッチ機構11はオンする。よって、多方向入力装置100がオンして多方向入力装置100に電流が流れる。このとき、操作者がクリック感を感じることにより、確実にオン操作したことを感覚的に得られる。
多方向入力装置100のスイッチ動作について図9の回路図を用いて説明する。
第1スイッチ部11aおよび第5スイッチ部12aがオンすることにより、多方向入力装置100がスイッチ動作し、直流電源70より第1モータM1の駆動電流が第5スイッチ部12aを流れる。次に、第1モータM1の駆動電流は第3抵抗R3を介して第1モータM1に供給される。次に、第1モータM1の駆動電流は第1抵抗R1を介して第1スイッチ部11aを流れ、グランドに流れ込む。よって、第1モータM1を逆回転させることにより、ドアミラーのミラー面を上方向に調節することができる。
第3スイッチ部11cおよび第6スイッチ部12bがオンすることにより、多方向入力装置100がスイッチ動作し、直流電源70より第1モータM1の駆動電流が第3スイッチ部11cを流れる。次に、第1モータM1の駆動電流は第1抵抗R1を介して第1モータM1に供給される。次に、第1モータM1の駆動電流は第3抵抗R3を介して第6スイッチ部12bを流れ、グランドに流れ込む。よって、第1モータM1を正回転させることにより、ドアミラーのミラー面を下方向に調節することができる。
第4スイッチ部11dおよび第5スイッチ部12aがオンすることにより、多方向入力装置100がスイッチ動作し、直流電源70より第2モータM2の駆動電流が第5スイッチ部12aを流れる。次に、第2モータM2の駆動電流は第3抵抗R3を介して第2モータM2に供給される。次に、第2モータM2の駆動電流は第2抵抗R2を介して第4スイッチ部11dを流れ、グランドに流れ込む。よって、第2モータM2を逆回転させることにより、ドアミラーのミラー面を左方向に調節することができる。
第2スイッチ部11bおよび第6スイッチ部12bがオンすることにより、多方向入力装置100がスイッチ動作し、直流電源70より第2モータM2の駆動電流が第2スイッチ部11bを流れる。次に、第2モータM2の駆動電流は第2抵抗R2を介して第2モータM2に供給される。次に、第2モータM2の駆動電流は第3抵抗R3を介して第6スイッチ部12bを流れ、グランドに流れ込む。よって、第2モータM2を正回転させることにより、ドアミラーのミラー面を右方向に調節することができる。
ドアミラーのミラー面を調節する第1モータM1および第2モータM2の駆動電流は、一般的に2A程度であるため、上述するように第1可動接点部31と固定接点部41との間の接触部分でアーク放電が発生する虞がある。2つのスイッチをオンするときのアーク放電は、後に接触する第1可動接点部31に発生し、先に接触する第2可動接点部32には発生しない。
従って、先にオンする第2スイッチ機構12は、アーク放電の発生が無いため、第2可動接点部32には安価な低抵抗のカーボン材等を採用しても多方向入力装置100のスイッチ動作には問題が発生しない。これにより、第2可動接点部32に高価な金メッキを施す必要が無いため、多方向入力装置100が安価になる。
以上により、本発明によれば、安価な多方向入力装置100を提供することができる。
以上のように、本発明の実施形態に係る多方向入力装置100を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものでは無く、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
<変形例1>
第1実施形態において、固定接点部41は多方向入力装置100のスイッチ機構およびダミー部15に対応して8個配設されているが、ダミー部15に対応する2個を削減しても良い。
1 第1位置
2 第2位置
11 第1スイッチ機構
11a 第1スイッチ部
11b 第2スイッチ部
11c 第3スイッチ部
11d 第4スイッチ部
12 第2スイッチ機構
12a 第5スイッチ部
12b 第6スイッチ部
15 ダミー部
15a 第1ダミー部
15b 第2ダミー部
20 弾性部材
21 第1弾性部材
21a 第1距離
21b クリック感付与部
22 第2弾性部材
22a 第2距離
22b クリック感部
23 第3弾性部材
23a 第3距離
23b 第1クリック感部
31 第1可動接点部
32 第2可動接点部
40 プリント基板
41 固定接点部
50 操作部材
50a 傾動中心
51 支持部
52 押圧子
60 ハウジング
70 直流電源
100 多方向入力装置
900 多方向入力装置
901 第3位置
902 第4位置
910 第3スイッチ機構
911 第7スイッチ部
912 第8スイッチ部
913 第9スイッチ部
914 第10スイッチ部
920 第4スイッチ機構
921 第11スイッチ部
922 第12スイッチ部
931 第3ダミー部
932 第4ダミー部
950 第1操作部材
950a 第1傾動中心
961 第4弾性部材
961a 第4距離
961b 第2クリック感付与部
964 第3可動接点部
965 第1プリント基板
966 第1固定接点部
971 第5弾性部材
971a 第5距離
971b 第3クリック感付与部
M1 第1モータ
M2 第2モータ
R1 第1抵抗
R2 第2抵抗
R3 第3抵抗

Claims (4)

  1. 多方向に傾動操作可能な操作部材と、
    前記操作部材によって押圧されてオンする複数のスイッチ機構と、を備え、
    前記スイッチ機構が、
    弾性変形可能な弾性部材と、
    前記弾性部材に保持された可動接点部と、
    前記可動接点部と対向する固定接点部と、から成り、
    前記操作部材の傾動操作に伴って前記弾性部材が押圧され、前記可動接点部と前記固定接点部とが接触してオンするように構成されており、
    隣り合う2個の前記スイッチ機構がともにオンした状態でのみ前記2個の前記スイッチ機構を含む回路に電流が流れるようになっている多方向入力装置において、
    前記操作部材の傾動中心から略等距離となる押圧位置には、複数の第1位置と、前記第1位置と隣り合わせた第2位置と、があり、
    前記第1位置に対応した位置に配設された前記スイッチ機構が第1スイッチ機構であるとともに、前記第2位置に対応した位置に配設された前記スイッチ機構が第2スイッチ機構であり、
    前記傾動操作に伴ってオンする際に、前記操作部材の傾動方向に関わらず前記第1スイッチ機構よりも前記第2スイッチ機構が先にオンするように構成されたことを特徴とする多方向入力装置。
  2. 前記第1スイッチ機構の前記弾性部材が第1弾性部材であるとともに、前記可動接点部が第1可動接点部であり、
    前記第2スイッチ機構の前記弾性部材が第2弾性部材であるとともに、前記可動接点部が第2可動接点部であって、
    前記操作部材が操作されていない初期状態において、前記第1弾性部材に保持された前記第1可動接点部と前記固定接点部との距離よりも、前記第2弾性部材に保持された前記第2可動接点部と前記固定接点部との距離を短くしたことを特徴とする請求項1に記載の多方向入力装置。
  3. 前記第1可動接点部が、金めっきが施されており、
    前記第2可動接点部が、低抵抗印刷されていることを特徴とする請求項2に記載の多方向入力装置。
  4. 前記第1弾性部材が前記傾動操作に伴った弾性変形時にクリック感を発生し、
    前記第2弾性部材が前記傾動操作に伴った弾性変形時にクリック感を発生しないことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の多方向入力装置。
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