以下、添付した図面を参照して、本発明の望ましい実施例をより詳細に説明したい。図面上の同じ構成要素に対しては同じ参照符号を用いて同じ構成要素に対して重複した説明は省略する。
図1は、本発明の実施例による変調動作を行うディスプレイドライバを含むモバイル装置を示すブロック図である。
図1を参照すると、モバイル装置100は、アプリケーションプロセッサ110、メモリ装置130、通信プロセッサ150およびディスプレイ装置200を含む。実施例によって、モバイル装置100は、携帯電話(Cellular Phone)、スマートフォン(Smart Phone)、タブレットコンピュータ(Tablet Computer)、個人情報端末(Personal Digital Assistant;PDA)、携帯型マルチメディアプレーヤー(Portable Multimedia Player;PMP)、デジタルカメラ(Digital Camera)、音楽再生機(Music Player)、携帯用ゲームコンソール(Portable Game Console)、ナビゲーション(Navigation)システムなどと同様の任意のモバイルシステムであってもよい。
アプリケーションプロセッサ110は、モバイル装置100の動作を制御する。例えば、アプリケーションプロセッサ110は、モバイル装置100を駆動するための運営体制(Operating System;OS)および多様なアプリケーションを実行することによってモバイル装置100の動作を制御してもよい。例えば、アプリケーションプロセッサ110は、インターネットブラウザ、ゲーム、動画などを提供するアプリケーションを実行してもよい。また、アプリケーションプロセッサ110は、ディスプレイ装置200を制御するグラフィック処理部(Graphic Processing Unit;GPU)115を含んでもよい。グラフィック処理部115は、原本映像に対する第1映像データ(RGB)、およびディスプレイ装置200を制御するための制御信号(例えば、垂直動機信号(VSYNC)、水平動機信号(HSYNC)、データイネーブル信号(DE)、クロック信号(CLK)等)をディスプレイ装置200に提供してもよい。
通信プロセッサ150は、外部装置と有無線の通信を行ってもよい。例えば、通信プロセッサ150は、移動通信(Mobile Telecommunication)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)、GPS(Global positioning System)、BT(Bluetooth)(登録商標)、GSM(Global System For Mobile Communication)(登録商標)、GPRS(General Packet Radio System)、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)(登録商標)、HSxPA(High Speed Uplink/Downlink Packet Access)、USB(Universal Serial Bus;)、イーサネット(Ethernet)(登録商標)、NFC(Near Field Communication)、RFID(Radio Frequency Identification)等の任意の有無線通信を行ってもよい。実施例によって、アプリケーションプロセッサ110および通信プロセッサ150は、一つのチップで具現されたり、それぞれ別個のチップで具現されてもよい。
メモリ装置130は、アプリケーションプロセッサ110に連結されて、モバイル装置100のメインメモリ(Main memory)として動作してもよい。例えば、メモリ装置130は、アプリケーションプロセッサ110によって処理されるデータを保存したり、通信プロセッサ150によって送受信されるデータを保存したり、動作メモリ(Working memory)として作動してもよい。例えば、メモリ装置130は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、モバイルDRAM等のような揮発性メモリ、および/またはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash memory)、PRAM(Phase Change Random Access Memory)、RRAM(Resistance Random Access Memory)(登録商標)、NFGM(Nano Floating Gate memory)、PoRAM(Polymer random Access memory)、MRAM(Magnetic random Access Memory)、FRAM(Ferroelectric Random Access Memory)(登録商標)等のような非揮発性メモリを含んでもよい。
ディスプレイ装置200は、アプリケーションプロセッサ110に連結されて、アプリケーションプロセッサ110に含まれたグラフィック処理部115によって提供される映像データ(RGB)に基づいて映像を表示してもよい。ディスプレイ装置200は、映像を表示するディスプレイパネル230、およびディスプレイパネル230を駆動するディスプレイドライバ250を含む。実施例によって、ディスプレイパネル230は、有機発光表示パネル(Organic Light Emitting Display(OLED)Panel)、液晶表示パネル(Liquid Crystal Display (LCD)Panel)、プラズマデスプレイパネル(Plasma Display Panel(PDP))等の任意のディスプレイパネルであってもよい。
ディスプレイドライバ250は、グラフィック処理部115から原本映像に対する第1映像データ(RGB)を受信して、第1映像データ(RGB)に相応する前記原本映像が表示されるように第1映像データ(RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動してもよい。原本映像は、グラフィック処理部115からディスプレイドライバ250に入力される、R、G、Bデータから構成される映像データ(RGB)である。より具体的には、原本映像は、グラフィック処理部115から入力される映像データ(RGB)そのものであり、加工が施されていない本来の映像データ(RGB)である。
一実施例において、ディスプレイドライバ250は、ワンチップ(one chip)で具現されてもよい。また、ディスプレイドライバ250は、所定のフレームにおいて、生体効果映像が表示されるように第1映像データ(RGB)に代って前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動してもよい。生体効果映像は、人体等に何らかの影響・効果を与え得る映像である。例えば、生体効果映像は、脳機能、心臓機能など人体のあらゆる部位に対して、分泌物質の増加・減少、脈拍の増加・低下、リラックス効果など何らかの生体変化を与える映像であり得る。
実施例において、前記生体効果映像は、前記原本映像のフレームの間に挿入された映像でありえる。例えば、原本映像のフレームと生体効果映像のフレームとが交互に表示され得る。前記生体効果映像は、前記原本映像を変調(例えば、前記原本映像と所定の映像を合成または前記原本映像のR輝度、G輝度およびB輝度のうち、少なくとも一つを調節)して生成された映像であってもよい。
また、生体効果映像を表示する生体効果モードは、例えば図示しない入力部からユーザが生体効果モードを選択することにより実行され得る。あるいは、例えば図示しない検知手段により、生体の脳波、心拍数、血圧などの生体の状態や、生体が存在する部屋の温度、湿度などの状態などを検知することにより、生体効果モードが選択されてもよい。また、より詳細には、例えば図示しない入力部から、ユーザが所望する行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像、光治療映像(抗炎治療、にきび治療、シワ治療、美白治療、うつ病治療映像または滅菌治療等)のいずれかの選択を受け付けることにより生体効果モードが実行され得る。
一実施例において、前記生体効果映像は、ユーザに所定の行動を誘導するための行動誘導映像であってもよい。例えば、前記生体効果映像は、ユーザに瞬きを誘導する瞬き誘導映像であってもよい。
他の実施例において、前記生体効果映像は、生体リズム制御映像であってもよい。例えば、前記生体効果映像は、ユーザのメラトニン分泌を増加または減少させるように特定サブピクセルデータ(例えば、Bサブピクセルデータ)を調節するための生体リズム制御映像であってもよい。
また他の実施例において、前記生体効果映像は、色弱補償映像であってもよい。例えば、前記生体効果映像は、色弱者の視認性を増大させるように特定色の輝度(例えば、R輝度またはG輝度)が増加された色弱補償映像であってもよい。
また他の実施例において、前記生体効果映像は、光治療映像であってもよい。例えば、前記生体効果映像は、ユーザに抗炎治療、にきび治療、シワ治療、美白治療、うつ病治療映像または滅菌治療を提供する光治療映像であってもよい。
このように、本発明の実施例によるディスプレイドライバ250は、前記生体効果映像を提供する生体効果映像提供機能を有してもよい。ディスプレイドライバ250は、前記生体効果映像提供機能を具現するように映像処理部260を含んでもよい。
映像処理部260は、グラフィック処理部115から原本映像に対する第1映像データ(RGB)を受信して、第1フレームにおいて第1映像データ(RGB)をそのまま出力して、第2フレームにおいて第1映像データ(RGB)に代って前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を出力してもよい。
一実施例において、ディスプレイドライバ250は、前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を保存するメモリ部をさらに含み、映像処理部260は、前記第2フレームにおいて第1映像データ(RGB)に代って前記メモリ部に保存された第2映像データ(BIO_RGB)を出力してもよい。
ディスプレイドライバ250は、駆動部をさらに含んでもよい。駆動部は、前記第1フレームにおいて映像処理部260から出力された第1映像データ(RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、前記第2フレームにおいて映像処理部260から出力された第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動する。
また、ディスプレイドライバ250に含まれた前記メモリ部に保存された第2映像データ(BIO_RGB)は、実施例において、各ピクセルに対し「0」または「1」の値を有する2進(binary)映像データや、各ピクセルに対して2以上のビットの値を有する映像データであってもよい。
また、メモリ部270に第2映像データ(BIO_RGB)として前記2進映像データが保存される場合、前記メモリ部が小さい保存容量を有してもよく、ディスプレイドライバ250が小さいサイズを有してもよい。
また、実施例において、前記メモリ部に保存された第2映像データ(BIO_RGB)はあるフレームの全体サイズに相応したり、あるフレームの一部領域に相応してもよい。第2映像データ(BIO_RGB)があるフレームの一部領域に相応するデータである場合、前記メモリ部が小さい保存容量を有してもよく、ディスプレイドライバ250が小さいサイズを有してもよい。
他の実施例において、映像処理部260は、前記第2フレームにおいて第1映像データ(RGB)を変調して第2映像データ(BIO_RGB)を生成して、前記駆動部に第2映像データ(BIO_RGB)を出力してもよい。一実施例において、映像処理部260は、前記原本映像と所定の映像(例えば、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像)が重複(overlay)または合成された前記生体効果映像が生成されるように、第1映像データ(RGB)と前記所定の映像に対する映像データを合成して第2映像データ(BIO_RGB)を生成してもよい。例えば、各ピクセルに対し第1映像データ(RGB)に前記所定の映像に対する映像データを一定の割合で加算したり、第1映像データ(BIO_RGB)に前記所定の映像に対する映像データを一定の割合で乗算することで、前記原本映像と前記所定の映像とが重畳された前記生体効果映像が生成されてもよい。他の実施例において、映像処理部260は、第1映像データ(RGB)に含まれた各ピクセルに対するRサブピクセルデータ、GサブピクセルデータおよびBサブピクセルデータのうち、少なくとも一つを増加または減少させることによって第2映像データ(BIO_RGB)を生成してもよい。例えば、Rサブピクセルデータ、GサブピクセルデータおよびBサブピクセルデータのうち、少なくとも一つのデータのビット値を増加又は減少させて第2映像データ(BIO_RGB)が生成されてもよい。一方、一実施例において、ディスプレイドライバ250に含まれた前記メモリ部には、映像処理部260において実行される変調動作に対する情報、例えば、フレーム内での変調するデータの位置、変調するデータの大きさ、RGBサブピクセルデータのうち変調するサブピクセルデータの表示または変調動作の係数(coefficient)等を保存できて、映像処理部260は、前記メモリ部に保存された前記変調動作に対する情報に基づいて第1映像データ(RGB)に対する変調動作を行ってもよい。
このように、映像処理部260は、所定の個数のフレームごとに少なくとも一つの前記第2フレームにおいて受信された第1映像データ(RGB)に代って前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を出力できて、ディスプレイドライバ250は、前記第2フレームにおいて、前記生体効果映像が表示されるように第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動してもよい。それによって、ユーザに行動誘導映像、光治療映像、色弱補償映像、生体リズム制御映像等のような前記生体効果映像を提供してもよい。
一方、一実施例において、ディスプレイ装置200は、前記生体効果映像を周期的に表示してもよい。すなわち、映像処理部260は、所定の周期に相応する所定の個数のフレームごとに少なくとも一つの前記第2フレームにおいて前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を出力してもよい。例えば、映像処理部260は、1秒に1個のフレームにおいて前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を出力できて、すなわち120Hzで駆動するディスプレイ装置200の例において120個のフレームごとに1個のフレームにおいて第2映像データ(BIO_RGB)を出力して前記生体効果映像が表示されるようにすることができる。他の実施例において、前記生体効果映像が表示されるフレームの間の時間間隔が可変されてもよい。また他の実施例において、前記生体効果映像がフレームごとに表示されてもよい。例えば、原本映像と生体効果映像とが1フレームごとに交互に表示されてもよい。
また、一実施例において、ディスプレイドライバ250は、ユーザによって認知可能な時間より短い時間の間、前記生体効果映像を表示するようにディスプレイパネル230を駆動(すなわち、識閾下(subliminal)駆動)してもよい。例えば、ディスプレイドライバ260は、所定の時間以上の周期で所定の個数以下の連続されたフレーム(例えば、120Hz駆動の場合、4個以下のフレーム)で前記生体効果映像を表示するようにディスプレイパネル230を駆動することによって、ユーザが前記生体効果映像を意識的に認知できないようにすることができる。それによって、本発明の実施例によるディスプレイドライバ250を含むディスプレイ装置200およびモバイル装置100は、ユーザに不快感を誘発せずに前記生体効果映像を提供してもよい。
一方、一実施例において、ディスプレイドライバ250は、奇数番目フレームにおいて前記原本映像と所定の映像(例えば、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像)が合成された前記生体効果映像を表示するようにディスプレイパネル230を駆動して、偶数番目フレームにおいて前記原本映像と相補映像(前記所定の映像に対する相補映像)が合成された補償映像を表示するようにディスプレイパネル230を駆動してもよい。ここで、前記所定の映像は、原本映像を変形・変調することにより、例えば原本映像のビットデータを変調することにより形成される。また、相補映像は、例えば、原本映像を前記所定の映像とは反対の変形・変調することにより形成される。よって、前記所定の映像と前記相補映像とは相補関係にある。
例えば、ディスプレイドライバ250は、前記奇数番目フレームにおいて前記原本映像に対する第1映像データ(RGB)でRサブピクセルデータを増加させる変調動作を行って前記生体効果映像を生成して、前記偶数番目フレームにおいて前記原本映像に対する第1映像データ(RGB)でRサブピクセルデータを減少させる変調動作を行って前記補償映像を生成してもよい。それによって、ユーザに前記奇数番目フレームにおいて前記生体効果映像が提供されて、前記偶数番目フレームにおいて前記補償映像が提供されることによって、ユーザは、交互に提供される前記生体効果映像と前記補償映像によって前記原本映像を認知して前記生体効果映像による効果(例えば、行動誘導、光治療、生体リズム制御など)を提供されてもよい。それによって、本発明の実施例によるディスプレイドライバ250を含むディスプレイ装置200およびモバイル装置100はユーザに対する不快感を誘発せずに生体効果映像を提供してもよい。
上述したように、本発明の実施例によるディスプレイドライバ250は、所定の個数のフレームごとに少なくとも一つのフレームにおいて第1映像データ(RGB)に代って生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動してもよい。それによって、本発明の実施例によるディスプレイ装置200およびモバイル装置100は、生体効果提供機能を有するディスプレイドライバ250を用いて生体効果映像を提供してもよい。また、一実施例において、ディスプレイドライバ250を含むディスプレイ装置200およびモバイル装置100は、ユーザによって意識的に認知されないように短い時間の間、前記生体効果映像を表示することによって、ユーザに対する不快感を誘発せずに前記生体効果映像を提供してもよい。また、ディスプレイドライバ250は、外部装置によるデータ処理をせずに生体効果映像提供機能を自主的に備えることによって、生体効果映像提供のためのモバイル装置100の電力消耗およびデータ処理量が減少されてもよい。その上、本発明の実施例によるディスプレイドライバ250、ディスプレイ装置200およびモバイル装置100はユーザが原本映像を視聴する途中で生体効果映像を提供することによって、ユーザが光治療、生体リズム制御、行動誘導などの目的だけのために別に時間を割愛しなくても前記生体効果映像による効果を提供してもよい。
一方、実施例によって、モバイル装置100は、キーパッド、タッチスクリーンのような一つ以上の入力装置、および/またはスピーカーのような一つ以上の出力装置をさらに含んでもよい。また、実施例によって、モバイル装置100は、モバイル装置100の動作電源を提供するパワーサプライ、カメライメージプロセッサ(Camera Image Processor;CIS)等をさらに含んでもよい。
実施例によって、モバイル装置100またはモバイル装置100の構成要素は多様な形態のパッケージを用いて実装されるが、例えば、PoP(Package on Package)、BGAs(Ball grid arrays)、CSPs(Chip scale packages)、PLCC(Plastic Leaded Chip Carrier)、PDIP(Plastic Dual In−Line Package)、Die in Waffle Pack、Die in Wafer Form、COB(Chip On Board)、CERDIP(Ceramic Dual In−Line Package)、MQFP(Plastic Metric Quad Flat Pack)、TQFP(Thin Quad Flat−Pack)、SOIC(Small outline Integrated Circuit)、SSOP(Shrink Small outline Package)、TSOP(Thin Small outline Package)、TQFP(Thin Quad Flat−Pack)、SIP(System In Package)、MCP(Multi Chip Package)、WFP(Wafer−Level Fabricated Package)、WSP(Wafer−Level Processed Stack Package)等のようなパッケージを用いて実装されてもよい。
図2は、本発明の実施例によるディスプレイドライバの一例を示すブロック図である。
図2を参照すると、ディスプレイドライバ250は、映像向上部255、映像処理部260、メモリインターフェース265、メモリ部270および駆動部280を含んでもよい。一実施例において、ディスプレイドライバ250は、ワンチップ(one chip)で具現されてもよい。ディスプレイドライバ250は、ディスプレイドライバ250の動作タイミングを制御するタイミングコントローラをさらに含んでもよい。
映像向上部255は、グラフィック処理部(GPU)115から原本映像に対する第1映像データ(RGB)および所定の制御信号(CTRL)を受信してもよい。例えば、制御信号(CTRL)は、垂直動機信号(VSYNC)、水平動機信号(HSYNC)、データイネーブル信号(DE)、クロック信号(CLK)等を含んでもよい。映像向上部255は、第1映像データ(RGB)に対する所定の映像の向上処理を行ってもよい。例えば、映像向上部255は、輝度補償、自動バックライト制御(Automatic Backlight Control;ABC)、ガンマ補正、画質改善などの処理を行ってもよい。実施例によって、ディスプレイドライバ250は、映像向上部255なしに具現されてもよい。
メモリ部270は、生体効果映像に対する情報を保存してもよい。一実施例において、前記生体効果映像に対する情報は、ディスプレイドライバ250の製造時、メモリ部270に保存されてもよい。他の実施例において、生体効果映像に対する情報は、外部装置(例えば、グラフィック処理部(GPU))115からメモリインターフェース265を通じてメモリ部270に保存またはアップデートされてもよい。例えば、ディスプレイドライバ250を含むディスプレイ装置がスリープモードで駆動される間、生体効果映像に対する情報がメモリインターフェース265を通じてメモリ部270に保存またはアップデートされてもよい。一実施例において、前記生体効果映像に対する情報は、前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を含んでもよい。実施例によって、第2映像データ(BIO_RGB)に相応する前記生体効果映像は、行動誘導映像、光治療映像、色弱補償映像または生体リズム制御映像であってもよい。一方、実施例によって、メモリ部270に保存された第2映像データ(BIO_RGB)は2進映像データや、2以上のビットの値を有する映像データであってもよい。他の実施例において、前記生体効果映像に対する情報は、映像処理部260において実行される変調動作に対する情報、例えば、フレーム内での変調するデータの位置、変調するデータの大きさ、RGBサブピクセルデータのうち変調するサブピクセルデータの表示または変調動作の係数(coefficient)等を含んでもよい。
映像処理部260は、映像向上部255から前記映像向上処理が実行された第1映像データ(RGB’)を受信してもよい。映像処理部260は、一般モードで前記映像向上処理が実行された第1映像データ(RGB’)をそのまま駆動部280に提供してもよい。生体効果モードにおいて、映像処理部260は、第1フレームにおいて第1映像データ(RGB’)をそのまま出力して、第2フレームにおいて第1映像データ(RGB’)に代って前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を出力してもよい。生体効果モードとは、生体に効果を与え得るモードであり、生体効果映像が何らかのタイミングで出力されるモードである。
一実施例において、メモリ部270に前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)が保存されてもよく、映像処理部260は、前記第2フレームにおいて第1映像データ(RGB’)に代ってメモリ部270に保存された第2映像データ(BIO_RGB)を出力してもよい。他の実施例において、映像処理部260は、前記第2フレームにおいて第1映像データ(RGB’)を変調して前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を生成して駆動部280に第2映像データ(BIO_RGB)を出力してもよい。一例において、映像処理部260は、第1映像データ(RGB’)と所定の映像(例えば、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像)に対する映像データを合成して第2映像データ(BIO_RGB)を生成してもよい。他の例において、映像処理部260は、第1映像データ(RGB’)に含まれた各ピクセルに対するRサブピクセルデータ、GサブピクセルデータおよびBサブピクセルデータのうち、少なくとも一つを増加または減少させることによって第2映像データ(BIO_RGB)を生成してもよい。
駆動部280は、映像処理部260から提供された第1映像データ(RGB’)または第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネルを駆動してもよい。例えば、駆動部280は、ディスプレイパネル230にデータ信号(SDATA)およびパネル信号(SPANEL)(例えば、スキャン信号、発光制御信号など)を提供して第1映像データ(RGB’)または第2映像データ(BIO_RGB)に相応する映像を表示するように前記ディスプレイパネル230を駆動してもよい。一方、駆動部280が映像処理部260から第2映像データ(BIO_RGB)を受信する場合、駆動部280は、第2映像データ(BIO_RGB)に基づいて前記生体効果映像を表示するように前記ディスプレイパネル230を駆動してもよい。それによって、前記生体効果映像が前記ディスプレイパネル230を介してユーザに提供されてもよい。実施例によって、駆動部280は、ゲートドライバ、ソースドライバなどを含んでもよい。
上述したように、本発明の実施例によるディスプレイドライバ250は、所定の個数のフレームごとに少なくとも一つのフレームにおいて第1映像データ(RGB)に代って生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動してもよい。それによって、ユーザに行動誘導映像、光治療映像、色弱補償映像、生体リズム制御映像等のような生体効果映像が提供されてもよい。また、ディスプレイドライバ250は、外部装置によるデータ処理せずに生体効果映像提供機能を自主的に備えることによって、生体効果映像提供のためのモバイル装置の電力消耗およびデータ処理量が減少されてもよい。
図3は、本発明の実施例による生体効果映像を提供するディスプレイ装置の駆動方法を示す手順図である。
図1乃至図3を参照すると、ディスプレイドライバ250は、あるフレームに相応する原本映像に対応する第1映像データ(RGB)を受信してもよい(S110)。第1フレームにおいて(S130:FIRST FRAME)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は、受信された第1映像データ(RGB)をそのまま出力して、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、第1映像データ(RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、第1映像データ(RGB)に相応する原本映像を表示してもよい(S150)。
所定の個数の前記第1フレーム後、第2フレームにおいて(S130:SECOND FRAME)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は、第1映像データ(RGB)に代って生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を出力して、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、第2映像データ(BIO_RGB)に相応する前記生体効果映像を表示してもよい(S170)。実施例によって、前記生体効果映像は、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像や、前記原本映像と行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像とが合成された映像であってもよい。一方、前記生体効果映像は、周期的に表示されてもよい。例えば、N個(Nは、1以上の自然数)の前記第1フレームにおいて前記原本映像が表示された後、M個(Mは、1以上の自然数)の前記第2フレームにおいて前記生体効果映像が表示されることによって、前記生体効果映像が、N+M個のフレームに相応する周期で周期的に表示されてもよい。
一実施例において、ディスプレイドライバ250は、前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を保存するメモリ部270を含み、映像処理部260は、前記第2フレームにおいて第1映像データ(RGB)に代ってメモリ部270に保存された第2映像データ(BIO_RGB)を出力してもよい。
他の実施例において、映像処理部260は、前記第2フレームにおいて第1映像データ(RGB)を変調して第2映像データ(BIO_RGB)を生成して駆動部280に第2映像データ(BIO_RGB)を出力してもよい。実施例によって、映像処理部260は、第1映像データ(RGB)を所定の映像(例えば、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像)に対する映像データと合成して第2映像データ(BIO_RGB)を生成したり、第1映像データ(RGB)に含まれた各ピクセルに対するRサブピクセルデータ、GサブピクセルデータおよびBサブピクセルデータのうち、少なくとも一つを増加または減少させることによって第2映像データ(BIO_RGB)を生成してもよい。例えば、Rサブピクセルデータ、GサブピクセルデータおよびBサブピクセルデータのうち、少なくとも一つのデータのビット値を増加又は減少させて第2映像データ(BIO_RGB)が生成されてもよい。
このように、ディスプレイドライバ250を含む表示装置200およびモバイル装置100においては、ディスプレイドライバ250が外部装置によるデータ処理をせずに生体効果映像提供機能を自主的に備えることによって、生体効果映像提供のためのモバイル装置100の電力消耗およびデータ処理量が減少されてもよい。
図4は、本発明の実施例による生体効果映像を提供するディスプレイ装置の駆動方法を示す手順図であり、図5は、図4の駆動方法によって表示される映像フレームの一例を示す図面である。
図1、図2、図4および図5を参照すると、ディスプレイドライバ250に含まれたメモリ部270には、生体効果映像340に対する第2映像データ(BIO_RGB)が保存されてもよい(S310)。実施例によって、生体効果映像340に対する第2映像データ(BIO_RGB)は、行動誘導映像に対する映像データ、生体リズム制御映像に対する映像データ、色弱補償映像に対する映像データまたは光治療映像に対する映像データであってもよい。
ディスプレイドライバ250は、あるフレームに相応する原本映像に対応する第1映像データ(RGB)を受信してもよい(S320)。ディスプレイドライバ250は、生体効果映像340を周期的に表示するように、受信されたフレーム数を示すフレームカウント(FRAME_CNT)を所望の周期(T)に相応する所定の値と比較してもよい(S330)。フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致しない場合(S330:NO)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は、受信された第1映像データ(RGB)をそのまま出力して、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は第1映像データ(RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、第1映像データ(RGB)に相応する原本映像320を表示してもよい(S340)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)を1ほど増加させてもよい(S350)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致するときまで原本映像320を表示してもよい。
フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致する場合(S330:YES)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は、第1映像データ(RGB)に代ってメモリ部270に保存された第2映像データ(BIO_RGB)を出力して、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、第2映像データ(BIO_RGB)に相応する生体効果映像340を表示してもよい(S360)。実施例によって、生体効果映像340は、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像であってもよい。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)を0に初期化して(S370)、上記した動作を繰り返すことによって、ディスプレイ装置200は、生体効果映像340を所定の周期(T)で表示してもよい。
それによって、図5に図示されたように、ディスプレイドライバ250を含む表示装置200およびモバイル装置100においては、原本映像(ORIGINAL IMAGE)320が表示されて、所定の周期(T)ごとに少なくとも一つのフレームにおいて原本映像320に代って生体効果映像(BIO IMAGE, BIO EFFECT IMAGE)340が表示されてもよい。このように、ディスプレイドライバ250を含む表示装置200およびモバイル装置100においては、ディスプレイドライバ250が外部装置によるデータ処理せずに生体効果映像提供機能を自主的に備えることによって、生体効果映像提供のためのモバイル装置100の電力消耗およびデータ処理量が減少されてもよい。
図6は、本発明の実施例による行動誘導映像を提供するディスプレイ装置の駆動方法を示す手順図であり、図7は、図6の駆動方法によって表示される映像フレームの一例を示す図面である。
図1、図2、図6および図7を参照すると、ディスプレイドライバ250に含まれたメモリ部270にはユーザの所定の行動を誘導するための行動誘導映像440に対する第2映像データ(BIO_RGB)が保存されてもよい(S410)。一実施例において、行動誘導映像440は、同調効果を通じてユーザの瞬きを誘導する同調映像または瞬き誘導映像であってもよい。同調映像は、例えば瞬きを表示する映像であり得、その映像を見たユーザに瞬きを誘導する映像であり得る。瞬き誘導映像は、例えば、音声及び/又は映像によりユーザに瞬きをするように誘導する映像であり得る。
ディスプレイドライバ250は、あるフレームに相応する原本映像に対する第1映像データ(RGB)を受信してもよい(S420)。ディスプレイドライバ250は、行動誘導映像440を周期的に表示するように、受信されたフレーム数を示すフレームカウント(FRAME_CNT)を所望の周期(T)に相応する所定の値と比較してもよい(S430)。フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致しない場合(S430:NO)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は、受信された第1映像データ(RGB)をそのまま出力して、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、第1映像データ(RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、第1映像データ(RGB)に相応する原本映像420を表示してもよい(S440)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)を1ほど増加させてもよい(S450)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致するときまで原本映像420を表示してもよい。
フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致する場合(S430:YES)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は、第1映像データ(RGB)に代ってメモリ部270に保存された第2映像データ(BIO_RGB)を出力して、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、第2映像データ(BIO_RGB)に相応する行動誘導映像440を表示してもよい(S460)。例えば、行動誘導映像440は、瞬き誘導映像であることもあって、前記瞬き誘導映像を提供されたユーザは、同調効果によって瞬きしてもよい。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)を0に初期化して(S470)、上記した動作を繰り返すことによって、ディスプレイ装置200は、行動誘導映像440を所定の周期(T)で表示してもよい。
一実施例において、行動誘導映像440は、ユーザによって認知可能な時間より短い時間の間、表示されてもよい。例えば、行動誘導映像440が所定の周期(T)ごとにあるフレームにおいて表示されてもよい。この場合、行動誘導映像440は、ユーザによって意識的に認知されず、ユーザの不快感が誘発されないこともある。しかし、行動誘導映像440は、ユーザに識閾下(subliminal)刺激で提供されて、同調効果または潜在学習(subliminal learning)によってユーザの行動、例えば、瞬きを誘導してもよい。
それによって、図7に図示されたように、ディスプレイドライバ250を含む表示装置200およびモバイル装置100においては、原本映像420が表示されて、所定の周期(T)ごとに少なくとも一つのフレームにおいて原本映像420に代って行動誘導映像440が表示されてもよい。
図8は、本発明の実施例による光治療映像を提供するディスプレイ装置の駆動方法を示す手順図であり、図9は、図8の駆動方法によって表示される映像フレームの一例を示す図面であり、図10乃至図12は、図8の駆動方法によって提供される光治療映像の例を説明するための図面である。
図1、図2、図8乃至図12を参照すると、ディスプレイドライバ250に含まれたメモリ部270には光治療映像540に対する第2映像データ(BIO_RGB)が保存されてもよい(S510)。実施例によって、光治療映像540は、抗炎治療映像、にきび治療映像、シワ治療映像、美白治療映像、うつ病治療映像または滅菌治療映像であってもよい。光治療映像540は、例えば、画像を構成するRサブピクセルデータ、Gサブピクセルデータ、Bサブピクセルデータの少なくとも1つにおいて、ピクセルデータのビット値を増加又は減少させることにより形成され得る。また、光治療映像540は、輝度を増加又は減少等させることにより形成され得る。
ディスプレイドライバ250は、あるフレームに相応する原本映像に対する第1映像データ(RGB)を受信してもよい(S520)。ディスプレイドライバ250は、光治療映像540を周期的に表示するように、受信されたフレーム数を示すフレームカウント(FRAME_CNT)を所望の周期(T)に相応する所定の値と比較してもよい(S530)。フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致しない場合(S530:NO)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は受信された第1映像データ(RGB)をそのまま出力して、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、第1映像データ(RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、第1映像データ(RGB)に相応する原本映像520を表示してもよい(S550)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)を1ほど増加させてもよい(S550)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致するときまで原本映像520を表示してもよい。
フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致する場合(S530:YES)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は第1映像データ(RGB)に代ってメモリ部270に保存された第2映像データ(BIO_RGB)を出力して、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、第2映像データ(BIO_RGB)に相応する光治療映像540を表示してもよい(S560)。一実施例において、光治療映像540は、ユーザによって認知可能な時間より短い時間の間、表示されてもよい。
一実施例において、メモリ部270に保存された光治療映像540に対する映像データは、各ピクセルに対してGサブピクセルデータおよびBサブピクセルデータより大きい値を有するRサブピクセルデータを含んでもよい。例えば、光治療映像540に対する映像データは、各ピクセルに対して0の値を有するGサブピクセルデータ、0の値を有するBサブピクセルデータ、および0でない値、例えば、最大値を有するRサブピクセルデータを含んでもよい。それによって、光治療映像540は、図10に図示されたように、各ピクセルに対してG輝度およびB輝度より高いR輝度を有してもよく、例えば、このような光治療映像540は、抗炎治療映像、にきび治療映像またはシワ治療映像であってもよい。なお、図10において、横軸は波長(WAVELENGTH)であり、縦軸は輝度(LUMINANCE)である。
他の実施例において、メモリ部270に保存された光治療映像540に対する映像データは、各ピクセルに対して、RサブピクセルデータおよびBサブピクセルデータより大きい値を有するGサブピクセルデータを含んでもよい。例えば、光治療映像540に対する映像データは、各ピクセルに対して0の値を有するRサブピクセルデータ、0の値を有するBサブピクセルデータ、および0でない値、例えば、最大値を有するGサブピクセルデータを含んでもよい。それによって、光治療映像540は、図11に図示されたように、各ピクセルに対してR輝度およびB輝度より高いG輝度を有してもよく、例えば、このような光治療映像540は、美白治療映像であってもよい。なお、図11において、横軸は波長(WAVELENGTH)であり、縦軸は輝度(LUMINANCE)である。
また他の実施例において、メモリ部270に保存された光治療映像540に対する映像データは、各ピクセルに対してRサブピクセルデータおよびGサブピクセルデータより大きい値を有するBサブピクセルデータを含んでもよい。例えば、光治療映像540に対する映像データは、各ピクセルに対して0の値を有するRサブピクセルデータ、0の値を有するGサブピクセルデータ、および0でない値、例えば、最大値を有するBサブピクセルデータを含んでもよい。それによって、光治療映像540は、図12に図示されたように、各ピクセルに対してR輝度およびG輝度より高いB輝度を有してもよく、例えば、このような光治療映像540は、うつ病治療映像または滅菌治療映像であってもよい。なお、図12において、横軸は波長(WAVELENGTH)であり、縦軸は輝度(LUMINANCE)である。
それによって、図9に図示されたように、ディスプレイドライバ250を含む表示装置200およびモバイル装置100においては、原本映像520が表示されて、所定の周期(T)ごとに少なくとも一つのフレームにおいて原本映像520に代って光治療映像540が表示されてもよい。
図13は、本発明の実施例による生体効果映像を提供するディスプレイ装置の駆動方法を示す手順図であり、図14は、図13の駆動方法によって表示される映像フレームの一例を示す図面である。
図1、図2、図13および図14を参照すると、ディスプレイドライバ250は、あるフレームに相応する原本映像に対する第1映像データ(RGB)を受信してもよい(S610)。ディスプレイドライバ250は、生体効果映像660を周期的に表示するように、受信されたフレーム数を示すフレームカウント(FRAME_CNT)を所望の周期(T)に相応する所定の値と比較してもよい(S620)。フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致しない場合(S620:NO)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は、受信された第1映像データ(RGB)をそのまま出力して、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、第1映像データ(RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、第1映像データ(RGB)に相応する原本映像620を表示してもよい(S630)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)を1ほど増加させてもよい(S640)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致するときまで原本映像620を表示してもよい。
フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致する場合(S620:YES)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は、第1映像データ(RGB)を変調して生体効果映像660に対する第2映像データ(BIO_RGB)を生成して、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280に第2映像データ(BIO_RGB)を出力してもよい(S650)。一実施例において、映像処理部260は、原本映像620と所定の映像(例えば、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像)が重複(overlay)または合成された生体効果映像660が生成されるように、第1映像データ(RGB)と前記所定の映像に対する映像データを合成して第2映像データ(BIO_RGB)を生成してもよい。他の実施例において、映像処理部260は、第1映像データ(RGB)に含まれた各ピクセルに対するRサブピクセルデータ、GサブピクセルデータおよびBサブピクセルデータのうち、少なくとも一つを増加または減少させることによって第2映像データ(BIO_RGB)を生成してもよい。また、第2映像データ(BIO_RGB)は、輝度を増加又は減少等させることにより形成され得る。
駆動部280は、第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、第2映像データ(BIO_RGB)に相応する生体効果映像660を表示してもよい(S660)。実施例によって、生体効果映像660は、原本映像620と、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像の少なくとも1つとが合成された映像であってもよい。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)を0に初期化して(S670)、上記した動作を繰り返すことによって、ディスプレイ装置200は、生体効果映像660を所定の周期(T)で表示してもよい。
それによって、図14に図示されたように、ディスプレイドライバ250を含む表示装置200およびモバイル装置100においては、原本映像(ORIGINAL IMAGE)620が表示されて、所定の周期(T)ごとに少なくとも一つのフレームにおいて原本映像620が変調(MODULATION)して生成された生体効果映像(BIO IMAGE, BIO EFFECT IMAGE)660が表示されてもよい。このように、ディスプレイドライバ250を含む表示装置200およびモバイル装置100においては、ディスプレイドライバ250が外部装置によるデータ処理せずに生体効果映像提供機能を自主的に備えることによって、生体効果映像提供のためのモバイル装置100の電力消耗およびデータ処理量が減少されてもよい。
図15は、本発明の実施例による生体効果映像を提供するディスプレイ装置の駆動方法の一例を示す手順図である。
図1、図2および図15を参照すると、映像処理部260において実行される原本映像に対する変調動作のセッティング値が設定されてもよい(S210)。例えば、前記変調動作のセッティング値は、生体効果映像提供機能の活性化の有無を示すBIO_EN、前記変調動作の周期に相応するフレーム数を示すBIO_CYCLE、一つの周期内で生体効果映像のフレームの数を示すBIO_NUM、原本映像と、前記原本映像に合成される所定の映像(例えば、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像)のデータ加重値比率を示すBIO_DEPTHを含んでもよい。生体効果映像提供機能の活性化が有りの場合は生体効果モードが有効な場合であり得、生体効果映像提供機能の活性化が無しの場合は生体効果モードが無効な場合であり得る。
実施例によって、前記変調動作のセッティング値は、ユーザの選択によって設定されたり、外部装置(例えば、GPU115)によって自動的に設定されたり、基本(default)値が設定されてもよい。また、あるいは、図示しない検知手段によって、生体の脳波、心拍数、血圧などの生体の状態や、生体が存在する部屋の温度、湿度などの状態などを検知することにより、セッティング値が設定されてもよい。一実施例において、前記変調動作のセッティング値は、ディスプレイ装置200のスリープモードの間も設定またはアップデートされてもよい。
メモリ部270に生体効果映像に対する情報(BIO_DATA)が保存されてもよい(S215)。実施例によって、前記生体効果映像に対する情報(BIO_DATA)は、ディスプレイドライバ250の製造時またはディスプレイ装置200のスリープモードの間に、保存またはアップデートされてもよい。実施例によって、生体効果映像に対する情報(BIO_DATA)は、前記原本映像に合成される所定の映像(例えば、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像)に対する(2進(binary)または2以上のビットの)映像データや、前記変調動作に対する情報であってもよい。
ディスプレイドライバ250は、あるフレームに相応する原本映像に対する第1映像データ(RGB)を受信してもよい(S220)。また、ディスプレイドライバ250は、受信されたフレーム数を示すフレームカウント(FRAME_CNT)を1ほど増加させてもよい。一方、生体効果映像提供機能が活性化しなかった場合(例えば、BIO_EN=0)(S230:NO)、映像処理部260は、変調動作を行わない可能性があって、ディスプレイドライバ250は、第1映像データ(RGB)に基づいて原本映像を表示するようにディスプレイパネル230を駆動してもよい(S280)。
生体効果映像提供機能が活性化された場合(例えば、BIO_EN=1)(S230:YES)、フレームカウント(FRAME_CNT)が前記変調動作の周期に相応するフレーム数(BIO_CYCLE)および前記変調映像のフレームの数(BIO_NUM)より小さい場合(S240:YES、S250:YES)、映像処理部260は、生体効果映像に対する情報(BIO_DATA)に基づいて第1映像データ(RGB)を変調する変調動作を行ってもよい(S260)。一実施例において、映像処理部260は、設定されたデータ加重値比率(BIO_DEPTH)で前記原本映像と前記所定の映像(例えば、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像)を重複させる合成動作を行ってもよい。
ディスプレイドライバ250は、前記原本映像と前記所定の映像が合成された前記生体効果映像を表示するようにディスプレイパネル230を駆動してもよい(S270)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)が前記変調映像のフレームの数(BIO_NUM)より大きくなるときまで前記原本映像と前記所定の映像が合成された前記生体効果映像を表示するようにディスプレイパネル230を駆動してもよい。
一方、フレームカウント(FRAME_CNT)が前記変調映像のフレームの数(BIO_NUM)より大きい場合(S250:NO)、映像処理部260は、変調動作を行わない可能性があって、ディスプレイドライバ250は、第1映像データ(RGB)に基づいて前記原本映像を表示するようにディスプレイパネル230を駆動してもよい(S280)。また、フレームカウント(FRAME_CNT)が前記変調動作の周期に相応するフレーム数(BIO_CYCLE)より大きい場合(S240:NO)、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)を0に初期化して(S245)、上記した動作を繰り返してもよい。
それによって、ディスプレイドライバ250を含む表示装置200およびモバイル装置100においては、所定の周期に相応するフレーム数(BIO_CYCLE)ごとに、設定された個数のフレーム(BIO_NUM)において、前記原本映像と前記所定の映像が合成された前記生体効果映像が表示されてもよい。このように、ディスプレイドライバ250は、外部装置によるデータ処理せずに生体効果映像提供機能を自主的に備えることによって、生体効果映像提供のためのモバイル装置100の電力消耗およびデータ処理量が減少されてもよい。
図16は、本発明の実施例による行動誘導映像を提供するディスプレイ装置の駆動方法を示す手順図であり、図17は、図16の駆動方法によって表示される映像フレームの一例を示す図面であり、図18乃至図20は、図16の駆動方法において実行される変調動作の例を説明するための図面である。
図1、図2、および図16乃至図20を参照すると、ディスプレイドライバ250に含まれたメモリ部270にはユーザの所定の行動を誘導するための行動誘導映像740に対する映像データが保存されてもよい(S710)。一実施例において、行動誘導映像740は、同調効果を通じてユーザの瞬きを誘導する同調映像または瞬き誘導映像であってもよい。
ディスプレイドライバ250は、あるフレームに相応する原本映像に対する第1映像データ(RGB)を受信してもよい(S720)。ディスプレイドライバ250は、受信されたフレーム数を示すフレームカウント(FRAME_CNT)を所望の周期(T)に相応する所定の値と比較してもよい(S730)。フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致しない場合(S730:NO)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は、受信された第1映像データ(RGB)をそのまま出力して、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、第1映像データ(RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、第1映像データ(RGB)に相応する原本映像720を表示してもよい(S740)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)を1ほど増加させてもよい(S750)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致するときまで原本映像720を表示してもよい。
フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致する場合(S730:YES)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は、第1映像データ(RGB)とメモリ部270に保存された行動誘導映像740に対する映像データを合成して生体効果映像760に対する第2映像データ(BIO_RGB)を生成してもよい(S760)。
一例において、図18に図示されたように、第1映像データ(RGB)は、各ピクセルに対して原本Rサブピクセルデータ(ORD)、原本Gサブピクセルデータ(OGD)および原本Bサブピクセルデータ(OBD)を含んでもよい(図18の上段のMODULATION前)。また、映像処理部260は、各ピクセルに対して原本Rサブピクセルデータ(ORD)に行動誘導映像740に対する映像データのRサブピクセルデータ(BRD)によって決定される所定の値(f(BRD))を乗算して、原本Gサブピクセルデータ(OGD)に行動誘導映像740に対する映像データのGサブピクセルデータ(BGD)によって決定される所定の値(f(BGD))を乗算して、原本Bサブピクセルデータ(OBD)に行動誘導映像740に対する映像データのBサブピクセルデータ(BBD)によって決定される所定の値(f(BBD))を乗算してデータを増加する変調動作を行ってもよい(図18の下段のMODULATION後)。例えば、行動誘導映像740に対する映像データのR、GおよびBサブピクセルデータ(BRD、BGD、BBD)によって決定される所定の値(f(BRD)、f(BGD)、f(BBD))は設定されたデータ加重値比率によって可変されてもよい。
他の例において、図19に図示されたように、映像処理部260は、図19の上段のMODULATION前の各ピクセルに対して原本Rサブピクセルデータ(ORD)に行動誘導映像740に対する映像データのRサブピクセルデータ(BRD)によって決定される所定の値(f(BRD))を加算して、原本Gサブピクセルデータ(OGD)に行動誘導映像740に対する映像データのGサブピクセルデータ(BGD)によって決定される所定の値(f(BGD))を加算して、原本Bサブピクセルデータ(OBD)に行動誘導映像740に対する映像データのBサブピクセルデータ(BBD)によって決定される所定の値(f(BBD))を加算してデータを増加する変調動作を行ってもよい(図19の下段のMODULATION後)。
また他の例において、図20に図示されたように、映像処理部260は、図20の上段のMODULATION前の各ピクセルに対して原本R、GおよびBサブピクセルデータ(ORD、OGD、ORB)を所定の定数値(FRD、FGD、FBD)に変換する変調動作を行ってもよい(図20の下段のMODULATION後)。
ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、第2映像データ(BIO_RGB)に相応する、原本映像720と行動誘導映像740が合成された生体効果映像760を表示してもよい(S770)。例えば、行動誘導映像740は、瞬き誘導映像であることもあって、前記瞬き誘導映像が合成された生体効果映像760を提供されたユーザは同調効果によって瞬きしてもよい。一方、ディスプレイドライバ250は、受信されたフレームのカウント値(FRAME_CNT)を0に初期化して(S780)、上記した動作を繰り返すことによって、ディスプレイ装置200は、生体効果映像760を所定の周期(T)で表示してもよい。
一実施例において、原本映像720と行動誘導映像740が合成された生体効果映像760は、ユーザによって認知可能な時間より短い時間の間、表示されてもよい。この場合、行動誘導映像740は、ユーザによって意識的に認知されず、ユーザの不快感が誘発されないこともある。しかし、行動誘導映像740は、ユーザに識閾下(subliminal)刺激で提供されて、同調効果または潜在学習(subliminal learning)によってユーザの行動、例えば、瞬きを誘導してもよい。
それによって、図17に図示されたように、ディスプレイドライバ250を含む表示装置200およびモバイル装置100においては、原本映像720が表示されて、所定の周期(T)ごとに少なくとも一つのフレームにおいて原本映像720と行動誘導映像740が合成された生体効果映像760が表示されてもよい。
図21は、本発明の実施例による生体リズム制御映像を提供するディスプレイ装置の駆動方法を示す手順図であり、図22および図23は、図21の駆動方法において実行される変調動作の例を説明するための図面である。
図1、図2、図21、図22および図23を参照すると、ディスプレイドライバ250は、あるフレームに相応する原本映像に対する第1映像データ(RGB)を受信してもよい(S810)。ディスプレイドライバ250は、受信されたフレーム数を示すフレームカウント(FRAME_CNT)を所望の周期に相応する所定の値と比較してもよい(S820)。フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致しない場合(S820:NO)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は、受信された第1映像データ(RGB)をそのまま出力して、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、第1映像データ(RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、第1映像データ(RGB)に相応する原本映像を表示してもよい(S830)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)を1ほど増加させてもよい(S840)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致するときまで前記原本映像を表示してもよい。フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致する場合(S820:YES)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は、第1映像データ(RGB)に含まれた各ピクセルに対するBサブピクセルデータを調節して生体効果映像(例えば、生体リズム制御映像)に対する第2映像データ(BIO_RGB)を生成してもよい(S850)。
一実施例において、映像処理部260は、図22に図示されたように、第1映像データ(RGB)で前記Bサブピクセルデータ(図22の上段のMODULATION前)を減少させて第2映像データ(BIO_RGB)を生成(図22の下段のMODULATION後)してもよい。例えば、映像処理部260は、原本Bサブピクセルデータ(OBD)に生体リズム制御映像に対する映像データのBサブピクセルデータ(BBD)によって決定される所定の値(f(BBD))を乗算して減少させる変調動作を行ってもよい(図22の下段のMODULATION後)。この場合、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、前記Bサブピクセルデータが減少された第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、生体効果映像として前記原本映像で青色輝度が減少されてメラトニン分泌の抑制を防止する生体リズム制御映像を表示してもよい(S860)。
他の実施例において、映像処理部260は、図23に図示されたように、第1映像データ(RGB)で前記Bサブピクセルデータ(図23の上段のMODULATION前)を増加させて第2映像データ(BIO_RGB)を生成(図23の下段のMODULATION後)してもよい。例えば、映像処理部260は、原本Bサブピクセルデータ(OBD)に生体リズム制御映像に対する映像データのBサブピクセルデータ(BBD)によって決定される所定の値(f(BBD))を乗算して増加させる変調動作を行ってもよい(図23の下段のMODULATION後)。この場合、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、前記Bサブピクセルデータが増加された第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、生体効果映像として前記原本映像で青色輝度が増加されてメラトニン分泌を抑制する生体リズム制御映像を表示してもよい(S860)。
一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)を0に初期化して(S870)、上記した動作を繰り返すことによって、ディスプレイ装置200は、前記生体リズム制御映像を所定の周期で表示してもよい。
それによって、ディスプレイドライバ250を含む表示装置200およびモバイル装置100においては、原本映像が表示されて、所定のフレーム(例えば、毎フレームまたは2以上のフレーム)ごとに少なくとも一つのフレームにおいて原本映像で青色輝度が調節された生体リズム制御映像が表示されてもよい。
図24は、本発明の実施例による色弱補償映像を提供するディスプレイ装置の駆動方法を示す手順図であり、図25は、図24の駆動方法によって表示される映像フレームの一例を示す図面である。
図1、図2、図24および図25を参照すると、ディスプレイドライバ250は、あるフレームに相応する原本映像に対応する第1映像データ(RGB)を受信してもよい(S910)。ディスプレイドライバ250は、受信されたフレーム数を示すフレームカウント(FRAME_CNT)を所望の周期に相応する所定の値と比較してもよい(S920)。フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致しない場合(S920:NO)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は、受信された第1映像データ(RGB)をそのまま出力して、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、第1映像データ(RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、第1映像データ(RGB)に相応する原本映像920を表示してもよい(S930)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)を1ほど増加させてもよい(S940)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致するときまで原本映像920を表示してもよい。
フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致する場合(S920:YES)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は、第1映像データ(RGB)を変調して色弱補償映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を生成してもよい(S950)。
一実施例において、図25に図示されたように、映像処理部260は、原本映像(ORGINAL IMAGE)920と色弱補償映像(COLOR WEAKNESS COMPENSATION IMAGE)940が重複(overlay)または合成された生体効果映像960が生成されるように、第1映像データ(RGB)と色弱補償映像940に対する映像データを合成して生体効果映像(BIO EFFECT IMAGE)960に対する第2映像データ(BIO_RGB)を生成してもよい。ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、原本映像920と色弱補償映像940が合成された生体効果映像960を表示してもよい(S960)。例えば、色弱補償映像940は、赤色弱者の視認性を増加させるようにR輝度が増加された映像、緑色弱者の視認性を増加させるようにG輝度が増加された映像、赤緑色弱者の視認性を増加させるようにRおよびG輝度が増加された映像などであってもよい。
他の実施例において、映像処理部260は、第1映像データ(RGB)でRサブピクセルデータを増加、例えばRサブピクセルデータのビット数を増加させて第2映像データ(BIO_RGB)を生成して(S950)、駆動部280は、Rサブピクセルデータが増加された第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、原本映像でR輝度が増加されて赤色弱者の視認性を増加させる色弱補償映像を表示してもよい(S960)。
また他の実施例において、映像処理部260は、第1映像データ(RGB)でGサブピクセルデータを増加、例えばGサブピクセルデータのビット数を増加させて第2映像データ(BIO_RGB)を生成して(S950)、駆動部280は、Gサブピクセルデータが増加された第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、原本映像でG輝度が増加されて緑色弱者の視認性を増加させる色弱補償映像を表示してもよい(S960)。
一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)を0に初期化して(S970)、上記した動作を繰り返すことによって、ディスプレイ装置200は、色弱補償映像または原本映像に色弱補償映像が合成された映像を所定の周期で表示してもよい。
それによって、ディスプレイドライバ250を含む表示装置200およびモバイル装置100においては、原本映像が表示されて、所定のフレーム(例えば、毎フレームまたは2以上のフレーム)ごとに少なくとも一つのフレームにおいて色弱補償映像または原本映像に色弱補償映像が表示されてもよい。
図26は、本発明の実施例による光治療映像を提供するディスプレイ装置の駆動方法を示す手順図であり、図27乃至図29は、図26の駆動方法において実行される変調動作の例を説明するための図面である。
図1、図2、および図26乃至図29を参照すると、ディスプレイドライバ250は、あるフレームに相応する原本映像に対応する第1映像データ(RGB)を受信してもよい(S1010)。ディスプレイドライバ250は、受信されたフレーム数を示すフレームカウント(FRAME_CNT)を所望の周期に相応する所定の値と比較してもよい(S1020)。フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致しない場合(S1020:NO)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は、受信された第1映像データ(RGB)をそのまま出力して、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は第1映像データ(RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、第1映像データ(RGB)に相応する原本映像を表示してもよい(S1030)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)を1ほど増加させてもよい(S1040)。一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致するときまで前記原本映像を表示してもよい。
フレームカウント(FRAME_CNT)が前記所定の値と一致する場合(S1020:YES)、ディスプレイドライバ250に含まれた映像処理部260は第1映像データ(RGB)に含まれた各ピクセルに対するRサブピクセルデータ、GサブピクセルデータおよびBサブピクセルデータの中の一つを調節して光治療映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を生成してもよい(S1050)。
一実施例において、映像処理部260は、図27に図示されたように、第1映像データ(RGB)でRサブピクセルデータを増加させて第2映像データ(BIO_RGB)を生成してもよい。例えば、映像処理部260は、原本Rサブピクセルデータ(ORD)に(図27の上段のMODULATION前)、光治療映像に対する映像データのRサブピクセルデータ(BRD)によって決定される所定の値(f(BRD))を例えば加算して増加させる変調動作を行ってもよい(図27の下段のMODULATION後)。この場合、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、前記Rサブピクセルデータが増加された第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、生体効果映像として前記原本映像で赤色輝度が増加された光治療映像を表示してもよい(S1060)。実施例によって、赤色輝度が増加された光治療映像は、抗炎治療映像、にきび治療映像またはシワ治療映像であってもよい。
他の実施例において、映像処理部260は、図28に図示されたように、第1映像データ(RGB)でGサブピクセルデータを増加させて第2映像データ(BIO_RGB)を生成してもよい。例えば、映像処理部260は、原本Gサブピクセルデータ(OGD)に(図28の上段のMODULATION前)、光治療映像に対する映像データのGサブピクセルデータ(BRD)によって決定される所定の値(f(BGD))を例えば加算して増加させる変調動作を行ってもよい(図28の下段のMODULATION後)。この場合、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、前記Gサブピクセルデータが増加された第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、生体効果映像として前記原本映像で緑色輝度が増加された光治療映像を表示してもよい(S1060)。実施例によって、緑色輝度が増加された光治療映像は美白治療映像であってもよい。
また他の実施例において、映像処理部260は、図29に図示されたように、第1映像データ(RGB)でBサブピクセルデータを増加させて第2映像データ(BIO_RGB)を生成してもよい。例えば、映像処理部260は、原本Bサブピクセルデータ(OBD)に(図29の上段のMODULATION前)、光治療映像に対する映像データのBサブピクセルデータ(BBD)によって決定される所定の値(f(BBD))を例えば加算して増加させる変調動作を行ってもよい(図29の下段のMODULATION後)。この場合、ディスプレイドライバ250に含まれた駆動部280は、前記Bサブピクセルデータが増加された第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル230を駆動して、ディスプレイパネル230は、生体効果映像として前記原本映像で青色輝度が増加された光治療映像を表示してもよい(S1060)。実施例によって、青色輝度が増加された光治療映像はうつ病治療映像または滅菌治療映像であってもよい。
一方、ディスプレイドライバ250は、フレームカウント(FRAME_CNT)を0に初期化して(S1070)、上記した動作を繰り返すことによって、ディスプレイ装置200は、前記光治療映像を所定の周期で表示してもよい。
また、一実施例において、前記光治療映像が表示されるフレームの直前フレームまたは直後フレームにおいて、前記光治療映像で前記原本映像に比べて増加した輝度を補償するように補償映像が表示されてもよい。例えば、前記光治療映像に対する第2映像データ(RGB_DATA)が第1映像データ(RGB)からRサブピクセルデータが増加された映像データである場合、映像処理部260は、前記光治療映像が表示されるフレームの直前フレームまたは直後フレームにおいて、第1映像データ(RGB)からRサブピクセルデータが減少された第3映像データを生成して、駆動部280は、前記第3映像データに基づいてディスプレイパネル230を駆動してもよい。それによって、R輝度が増加された前記光治療映像が表示される直前または直後に、前記R輝度が減少された前記補償映像が表示されることによって、ユーザは、連続した前記光治療映像および前記補償映像によって前記原本映像を認知してもよい。それによって、ユーザの光治療映像に対する認知なしでユーザに光治療映像を表示できて、ユーザに不快感を誘発せずに光治療映像を提供してもよい。
図30は、本発明の実施例による生体効果映像提供機能を有する映像処理部を含むモバイル装置を示すブロック図である。
図30を参照すると、モバイル装置1100は、アプリケーションプロセッサ1110、メモリ装置1120、通信プロセッサ1160、ディスプレイ装置1150および映像処理部1180を含む。アプリケーションプロセッサ1110は、ディスプレイ装置1150を制御するグラフィック処理部(Graphic Processing Unit;GPU)1115を含んでもよい。一方、図30のモバイル装置1100は、映像処理部1230がディスプレイドライバと別途の装置、集積回路またはチップで具現されたことの他に、図1のモバイル装置100と同様の構成を有してもよい。
映像処理部1230は、アプリケーションプロセッサ1110とディスプレイ装置1150の間に別途の装置、集積回路またはチップで具現されてもよい。映像処理部1180は、グラフィック処理部1115から原本映像に対する第1映像データ(RGB)を受信して、第1フレームにおいてディスプレイ装置1150に第1映像データ(RGB)を提供して、第2フレームにおいてディスプレイ装置1150に第1映像データ(RGB)に代って生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を提供してもよい。ディスプレイ装置1150は、前記第1フレームにおいて前記原本映像に対する第1映像データ(RGB)を受信して第1映像データ(RGB)に基づいて前記原本映像を表示して、前記第2フレームにおいて前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を受信して第2映像データ(BIO_RGB)に基づいて前記生体効果映像を表示してもよい。実施例によって、前記生体効果映像は、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像や、前記原本映像に行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像の少なくとも1つが合成された映像であってもよい。
図31は、本発明の実施例による生体効果映像提供機能を有するグラフィック処理部を含むモバイル装置を示すブロック図である。
図31を参照すると、モバイル装置1200は、アプリケーションプロセッサ1210、メモリ装置1260、通信プロセッサ1270およびディスプレイ装置1250を含む。アプリケーションプロセッサ1210は、ディスプレイ装置1250を制御するグラフィック処理部(Graphic Processing Unit;GPU)1220を含んでもよく、グラフィック処理部1220は、映像処理部1230を含んでもよい。一方、図31のモバイル装置1200は、映像処理部1230がアプリケーションプロセッサ1210のグラフィック処理部1220内に具現されたことの他に、図1のモバイル装置100と同様の構成を有してもよい。
映像処理部1230は、第1フレームにおいてディスプレイ装置1250に原本映像に対する第1映像データ(RGB)を提供して、第2フレームにおいてディスプレイ装置1250に第1映像データ(RGB)に代って生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を提供してもよい。一実施例において、グラフィック処理部1220は、前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を保存するメモリ部をさらに含み、映像処理部1230は、前記第1フレームにおいてディスプレイ装置1250に第1映像データ(RGB)を提供して、前記第2フレームにおいてディスプレイ装置1250に第1映像データ(RGB)に代って前記メモリ部に保存された第2映像データ(BIO_RGB)を提供してもよい。他の実施例において、映像処理部1230は、前記第1フレームにおいてディスプレイ装置1250に第1映像データ(RGB)を提供して、前記第2フレームにおいて第1映像データ(RGB)を変調して第2映像データ(BIO_RGB)を生成してディスプレイ装置1250に第2映像データ(BIO_RGB)を提供してもよい。
ディスプレイ装置1250は、前記第1フレームにおいて前記原本映像に対する第1映像データ(RGB)を受信して第1映像データ(RGB)に基づいて前記原本映像を表示して、前記第2フレームにおいて前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を受信して第2映像データ(BIO_RGB)に基づいて前記生体効果映像を表示してもよい。実施例によって、前記生体効果映像は、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像や、前記原本映像に行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像の少なくとも1つが合成された映像であってもよい。
図32は、本発明の実施例による映像処理コードを実行して生体効果映像提供機能を行うアプリケーションプロセッサを含むモバイル装置を示すブロック図である。
図32を参照すると、モバイル装置1300は、アプリケーションプロセッサ1310、メモリ装置1320、通信プロセッサ1360およびディスプレイ装置1350を含む。アプリケーションプロセッサ1310は、ディスプレイ装置1350を制御するグラフィック処理部(Graphic Processing Unit;GPU)1315を含んでもよい。メモリ装置1320には映像処理コード1330が保存されてもよい。一方、図32のモバイル装置1300は、生体効果映像提供機能がメモリ装置1320に保存された映像処理コード1330に基づいて実行されることの他に、図1のモバイル装置100と同様の構成を有してもよい。
メモリ装置1320には生体効果映像提供機能のための映像処理コード1330が保存されてもよく、アプリケーションプロセッサ1310は、映像処理コード1330を実行することによって、ディスプレイ装置1350に原本映像に対する第1映像データ(RGB)または生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を提供してもよい。一実施例において、メモリ装置1320には前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)がさらに保存されてもよく、映像処理コード1330は、アプリケーションプロセッサ1310によって実行されて、前記第2フレームにおいて、ディスプレイ装置1350に第1映像データ(RGB)に代ってメモリ装置1320に保存された第2映像データ(BIO_RGB)を提供してもよい。他の実施例において、映像処理コード1330は、アプリケーションプロセッサ1310によって実行されて、前記第2フレームにおいて第1映像データ(RGB)を変調して第2映像データ(BIO_RGB)を生成してディスプレイ装置1350に前記第2映像データを提供してもよい。実施例によって、映像処理コード1330は、オペレーティングシステム(Operating System;OS)に含まれたプログラムコードであるか、別途の実行プログラムで具現されてもよい。
ディスプレイ装置1350は、前記第1フレームにおいて前記原本映像に対する第1映像データ(RGB)を受信して、第1映像データ(RGB)に基づいて前記原本映像を表示して、前記第2フレームにおいて前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を受信して、第2映像データ(BIO_RGB)に基づいて前記生体効果映像を表示してもよい。
一方、図32には映像処理コード1330がモバイル装置1300のメインメモリであるメモリ装置1320に保存された例が図示されているが、実施例によって、映像処理コード1330は、ディスプレイ装置1350に含まれたディスプレイパネル上に形成された内部メモリに保存されてもよい。例えば、ディスプレイ装置1350は、ディスプレイパネル、および前記ディスプレイパネル上に形成されて、前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)および映像処理コード1330を保存する内部メモリを含んでもよい。ディスプレイ装置1330の前記内部メモリに保存された映像処理コード1330は、アプリケーションプロセッサ1310または他のプロセッサによって実行されて、前記第1フレームにおいて前記ディスプレイパネルに第1映像データ(RGB)を提供して、前記第2フレームにおいて前記ディスプレイパネルに第1映像データ(RGB)に代って前記内部メモリに保存された第2映像データ(BIO_RGB)を提供してもよい。
図33は、本発明の実施例による生体効果映像提供機能を有するディスプレイドライバを含むコンピューティング装置を示すブロック図である。
図33を参照すると、コンピューティング装置1400は、中央処理部(Central Processing Unit;CPU)1410、入出力(I/O)ハブ1420、入出力(I/O)コントローラハブ1430、少なくとも一つのメモリ装置1440、グラフィックカード1450、ディスプレイ装置1460及びディスプレイパネル1470を含む。実施例によって、コンピューティング装置1400は、パーソナルコンピュータ(Personal Computer;PC)、ノートブック(Laptop Computer)、サーバコンピュータ(Server Computer)、ワークステーション(Workstation)、デジタルTV(Digital Television)、セット−トップボックス(Set−Top Box)等のような任意のコンピューティング装置であってもよい。一方、図33のコンピューティング装置1400は、図1のモバイル装置100と同様に、ディスプレイ装置1460のディスプレイドライバ1480内に映像処理部1490が具現されてもよい。
中央処理部1410は、コンピューティング装置1400の動作を制御してもよい。例えば、中央処理部1410は、特定計算またはタスクを実行することによってコンピューティング装置1400の動作を制御してもよい。実施例によって、中央処理部1410は、一つのプロセッサコアを含んだり、複数のプロセッサコアを含んでもよく、例えば、中央処理部1410は、デュアルコア(Dual−Core)、クアッドコア(Quad−Core)、ヘクサコア(Hexa−Core)等のマルチコア(Multi−Core)を含んでもよく、また、図33には中央処理部1410を含むコンピューティング装置1400が図示されているが、実施例によって、コンピューティング装置1400は複数の中央処理部を含んでもよい。
中央処理部1410は、メモリ装置1440の動作を制御するメモリコントローラを含んでもよく、メモリ装置1440は、中央処理部1410に連結されて、コンピューティング装置1400のメインメモリ(Main memory)として動作してもよい。中央処理部1410に含まれたメモリコントローラは集積メモリコントローラ(Integrated memory Controller;IMC)と呼ばれてもよい。実施例によって、メモリコントローラは、入出力ハブ1420内に位置してもよい。前記メモリコントローラを含む入出力ハブ1420は、メモリコントローラハブ(memory Controller Hub;MCH)と呼ばれてもよい。
入出力ハブ1420は、グラフィックカード1450のような装置と中央処理部1410の間のデータ伝送を管理してもよい。入出力ハブ1420は、多様な方式のインターフェースを通じて中央処理部1410に連結されてもよい。例えば、入出力ハブ1420と中央処理部1410は、フロントサイドバス(Front Side Bus;FSB)、システムバス(System Bus)、ハイパートランスポート(HyperTransport)、ライトニングデータトランスポート(Lightning Data Transport;LDT)、クイックパスインターコネクト(QuickPath Interconnect;QPI)、共通システムインターフェース(Common System Interface;CSI)等の多様な標準のインターフェースに連結されてもよい。図33には一つの入出力ハブ1420を含むコンピューティング装置1400が図示されているが、実施例によって、コンピューティング装置1400は、複数の入出力ハブを含んでもよい。入出力ハブ1420は、装置との多様なインターフェースを提供してもよい。例えば、入出力ハブ1420は、加速グラフィックポート(Accelerated Graphics Port;AGP)インターフェース、周辺構成要素インターフェース−エクスプレス(Peripheral Component Interface−Express;PCIe)、通信ストリーミング構造(Communications Streaming Architecture;CSA)インターフェースなどを提供してもよい。
入出力コントローラハブ1430は、多様なシステムインターフェースが効率的に動作するようにデータバッファリングおよびインターフェース仲裁を行ってもよい。入出力コントローラハブ1430は、内部バスを通じて入出力ハブ1420と連結されてもよい。例えば、入出力ハブ1420と入出力コントローラハブ1430は、ダイレクトメディアインターフェース(Direct Media Interface;DMI)、ハブインターフェース、エンタープライズサウスブリッジインターフェース(Enterprise Southbridge Interface;ESI)、PCIe等を通して連結されてもよい。入出力コントローラハブ1430は、周辺装置との多様なインターフェースを提供してもよい。例えば、入出力コントローラハブ1430は、汎用直列バス(Universal Serial Bus;USB)ポート、直列ATA(Serial Advanced Technology Attachment;SATA)ポート、汎用入出力(General Purpose Input/Output;GPIO)、ロウピンカウント(Low Pin Count;LPC)バス、直列周辺インターフェース(Serial Peripheral Interface;SPI)、PCI、PCIeなどを提供してもよい。
実施例によって、中央処理部1410、入出力ハブ1420および入出力コントローラハブ1430は、それぞれ分離したチップセットまたは集積回路で具現されたり、中央処理部1410、入出力ハブ1420または入出力コントローラハブ1430のうち、2以上の構成要素が一つのチップセットで具現されてもよい。
グラフィックカード1450は、AGPまたはPCIeを通じて入出力ハブ1420と連結されてもよい。グラフィックカード1450は、映像を表示するためのディスプレイ装置1460を制御してもよい。グラフィックカード1450は、イメージデータ処理のための内部プロセッサおよびメモリを含んでもよい。実施例によって、入出力ハブ1420は、入出力ハブ1420の外部に位置したグラフィックカード1450とともに、またはグラフィックカード1450の代わりに入出力ハブ1420の内部にグラフィック装置を含んでもよい。入出力ハブ1420に含まれたグラフィック装置は、集積グラフィック(Integrated Graphics)と呼ばれてもよい。また、メモリコントローラおよびグラフィック装置を含む入出力ハブ1420は、グラフィックおよびメモリコントローラハブ(Graphics and memory Controller Hub;GMCH)と呼ばれてもよい。
ディスプレイ装置1460は、映像を表示するディスプレイパネル1470、およびディスプレイパネル1470を駆動するディスプレイドライバ1480を含む。実施例によって、ディスプレイパネル1470は、有機発光表示パネル(Organic Light Emitting Display (OLED) Panel)、液晶表示パネル(Liquid Crystal Display (LCD)Panel)、プラズマデスプレイパネル(Plasma Display Panel (PDP))等の任意のディスプレイパネルであってもよい。ディスプレイドライバ1480は、グラフィックカード1450から原本映像に対する第1映像データ(RGB)を受信して、第1フレームにおいて前記原本映像が表示されるように第1映像データ(RGB)に基づいてディスプレイパネル1470を駆動してもよい。また、ディスプレイドライバ1480は、第2フレームにおいて生体効果映像が表示されるように第1映像データ(RGB)に代って生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)に基づいてディスプレイパネル1470を駆動してもよい。実施例によって、前記生体効果映像は、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像や、前記原本映像に行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像の少なくとも一つが合成された映像であってもよい。
図34は、本発明の実施例による生体効果映像提供機能を有するグラフィックカードを含むコンピューティング装置を示すブロック図である。
図34を参照すると、コンピューティング装置1500は、中央処理部(Central Processing Unit;CPU)1510、入出力ハブ1520、入出力コントローラハブ1530、少なくとも一つのメモリ装置1540、グラフィックカード1550およびディスプレイ装置1580を含む。グラフィックカード1550は、映像処理部1560を含んでもよい。一方、図34のコンピューティング装置1500は、映像処理部1560がグラフィックカード1550内に具現されたことの他に、図33のコンピューティング装置1400と同様の構成を有してもよい。
グラフィックカード1550は、入出力ハブ1520を通じて中央処理部1510とディスプレイ装置1580の間に連結されて、ディスプレイ装置1580を制御してもよい。映像処理部1560を含むグラフィックカード1550は、ディスプレイ装置1580に原本映像に対する第1映像データ(RGB)または生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を選択的に提供することによって、ディスプレイ装置1580が原本映像または生体効果映像を表示するようにしてもよい。一実施例において、グラフィックカード1550は、前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を保存するメモリ部をさらに含んでもよく、映像処理部1560は、第1フレームにおいてディスプレイ装置1580に第1映像データ(RGB)を提供して、第2フレームにおいてディスプレイ装置1580に第1映像データ(RGB)に代って前記メモリ部に保存された第2映像データ(BIO_RGB)を提供してもよい。他の実施例において、映像処理部1560は、第1フレームにおいてディスプレイ装置1580に第1映像データ(RGB)を提供して、第2フレームにおいて第1映像データ(RGB)を変調して第2映像データ(BIO_RGB)を生成してディスプレイ装置1580に第2映像データ(BIO_RGB)を提供してもよい。実施例によって、前記生体効果映像は、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像や、前記原本映像に行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像の少なくとも一つが合成された映像であってもよい。
図35は、本発明の実施例による映像処理コードを実行して生体効果映像提供機能を行う中央処理部を含むコンピューティング装置を示すブロック図である。
図35を参照すると、コンピューティング装置1600は、中央処理部(Central Processing Unit;CPU)1610、入出力ハブ1620、入出力コントローラハブ1630、少なくとも一つのメモリ装置1640、グラフィックカード1680およびディスプレイ装置1680を含む。メモリ装置1640には映像処理コード1650が保存されてもよい。一方、図35のコンピューティング装置1600は、生体効果映像提供機能がメモリ装置1640に保存された映像処理コード1650に基づいて実行されることの他に、図33のコンピューティング装置1400と同様の構成を有してもよい。
メモリ装置1640には生体効果映像提供機能のための映像処理コード1650が保存されてもよく、中央処理部1610は、映像処理コード1650を実行することによってディスプレイ装置1680に原本映像に対する第1映像データ(RGB)または生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)を提供してもよい。一実施例において、メモリ装置1640には前記生体効果映像に対する第2映像データ(BIO_RGB)がさらに保存されてもよく、映像処理コード1650は、中央処理部1610によって実行されて、所定のフレームにおいて、ディスプレイ装置1680に第1映像データ(RGB)に代ってメモリ装置1640に保存された第2映像データ(BIO_RGB)を提供してもよい。他の実施例において、映像処理コード1650は、中央処理部1610によって実行されて、所定のフレームにおいて第1映像データ(RGB)を変調して第2映像データ(BIO_RGB)を生成してディスプレイ装置1680に前記第2映像データを提供してもよい。実施例によって、映像処理コード1650は、運営体制(Operating System;OS)に含まれたプログラムコードであるか、別途の実行プログラムで具現されてもよい。
一方、図35には映像処理コード1650がコンピューティング装置1600のメインメモリであるメモリ装置1640に保存された例が図示されているが、実施例によって、映像処理コード1650は、ディスプレイ装置1680に含まれたディスプレイパネル上に形成された内部メモリに保存されてもよい。
図36は、本発明の実施例によるセンサを含む電子機器を示すブロック図であり、図37乃至図39は、センサの位置の例を説明するための図面である。
図36を参照すると、電子機器2200は、プロセッサ2210、メモリ装置2220およびディスプレイ装置2230を含んでもよい。電子機器2200は、モバイル装置やコンピューティング装置であってもよい。ディスプレイ装置2230は、ディスプレイパネル2240、ディスプレイドライバ(DDI)2250、およびセンサ2260を含んでもよい。一方、ディスプレイ装置2230は、図1乃至図35に図示されたディスプレイ装置200、ディスプレイ装置1250、ディスプレイ装置1350、ディスプレイ装置1460、ディスプレイ装置1580、ディスプレイ装置1680に比べて、センサ2260をさらに含んでもよい。
センサ2260は、光(light)を感知するセンサであってもよい。一実施例において、センサ2260は、周辺光(ambient light)を測定してもよい。例えば、センサ2260は、入射光または周辺光の色度を測定する光センサ(photo sensor)であってもよい。ディスプレイ装置2230は、前記光センサによって測定された前記周辺光の色度によって生体リズム制御映像を提供してもよい。例えば、前記周辺光(または照明)の色度が黄色(yellow)に近い場合、ディスプレイドライバ2250は、原本映像に対する映像データでBサブピクセルデータを減少させてB輝度が減少された生体リズム制御映像を生成してもよい。このように、B輝度が減少された生体リズム制御映像は、ユーザのメラトニン分泌抑制を防止することができる。一方、前記周辺光(または照明)の色度が黄色(yellow)に近い場合、ディスプレイ装置2230で表示される映像のB輝度が減少されても、ユーザは、それを認知できないこともある。他の実施例において、センサ2260は、ユーザの瞬きを感知してもよい。例えば、センサ2260は、ユーザを撮影するイメージセンサ(image sensor)であってもよい。ディスプレイ装置2230は、前記イメージセンサによって感知された前記ユーザの瞬きに基づいてユーザの瞬きを誘導する行動誘導映像を提供してもよい。また他の実施例において、センサ2260は、入射される赤外線を感知してもよい。ディスプレイ装置2230は、前記赤外線に応答して生体効果モードを開始または終了してもよい。
実施例によって、センサ2260は、ディスプレイパネル2240のアクティブ領域または周辺領域に形成されてもよい。一実施例において、図37に図示されたように、センサ2260aは、ディスプレイパネル2240aのアクティブ領域2270aの周辺領域2280aに形成されてもよい。他の実施例において、図38に図示されたように、センサ2260bは、ディスプレイパネルのアクティブ領域内に形成されてもよい。例えば、センサ2260は、サブピクセルまたはピクセルの間の領域に配置されてもよい。また他の実施例において、図39に図示されたように、センサ2260cは、ディスプレイパネル2240cに連結された印刷回路基板2290c上に形成されてもよい。
図40は、本発明の実施例によるセンサを含む電子機器を示すブロック図である。
図40を参照すると、電子機器2300は、プロセッサ2310、メモリ装置2320、ディスプレイ装置2330およびセンサ2340を含んでもよい。電子機器2300は、モバイル装置やコンピューティング装置であってもよい。図40の電子機器2300は、センサ2340がディスプレイ装置2230の外部に配置されたことの他に、図34の電子機器2200と同様の構成を有してもよい。
図41は、本発明の実施例によるセンサを用いて生体リズム制御映像を提供するディスプレイ装置の駆動方法を説明するための図面である。
図41を参照すると、電子機器はセンサを用いて周辺光または入射光の色もまたは色座標を測定してもよい(S2410)。前記センサによって測定された光の色度が黄色を示さない場合(S2430:NO)、ディスプレイ装置は、原本映像を表示してもよい(S2450)。
一方、前記センサによって測定された光の色度が黄色を示す場合(S2430:YES)、ディスプレイ装置は、前記原本映像で青色輝度が減少された生体リズム制御映像を表示してもよい(S2470)。一方、このように青色輝度が減少された生体リズム制御映像は、ユーザのメラトニン分泌の抑制を防止することができる。また、前記周辺光(または照明)の色度が黄色(yellow)に近い場合、ディスプレイ装置で表示される映像の青色輝度が減少されても、ユーザはそれを認知できないこともある。それによって、ユーザに不快感を誘発せずにメラトニン分泌の抑制を防止できる生体リズム制御映像を提供してもよい。
図42は、本発明の実施例によるセンサを用いて瞬き誘導映像を提供するディスプレイ装置の駆動方法を説明するための図面である。
図42を参照すると、電子機器はセンサを用いてユーザの瞬きを感知してもよい(S2510)。実施例によって、前記センサは、ユーザを撮影するCMOSイメージセンサ(image sensor)またはCCDイメージセンサであってもよい。
電子機器は、ユーザが継続して瞬きをしない時間が所定の基準時間より短い場合(S2520:NO)、原本映像を表示してもよい(S2530)。一方、ユーザが継続して瞬きをしない時間が所定の基準時間より長い場合(S2520:YES)、電子機器は、瞬きを誘導する行動誘導映像または原本映像と前記の行動誘導映像が合成された映像を表示してもよい(S2550)。それによって、ユーザの眼球乾燥症が予防されることができる。
図43は、本発明の実施例によるセンサを用いて生体効果モードを制御するディスプレイ装置の駆動方法を説明するための図面である。
図43を参照すると、電子機器はセンサを用いて赤外線を感知してもよい(S2610)。実施例によって、前記センサは、赤外線(Infrared light;IR)センサであってもよい。
電子機器は、前記センサによって感知された赤外線に応答して生体効果モードを開始または終了してもよい(S2630)。また、実施例によって、前記電子機器は、前記センサによって感知された赤外線に応答して生体効果映像の周期、生体効果映像の種類などをさらに調節してもよい。
図44は、本発明の実施例によるシャッターグラスを用いてユーザに生体効果映像(BIO EFFECT IMAGE)または原本映像(ORIGINAL IMAGE)を選択的に提供する電子機器を示す図面であり、図45は、本発明の実施例によるシャッターグラスを用いてユーザに生体効果映像または原本映像を選択的に提供するディスプレイ装置の駆動方法を説明するための図面であり、図46は、図45の駆動方法によって表示される映像フレームの一例を示す図面であり、図47は、図45の駆動方法によって第1ユーザに表示される映像フレームの一例を示す図面であり、図48は、図45の駆動方法によって第2ユーザに表示される映像フレームの一例を示す図面であり、図49は、図45の駆動方法によって表示される生体効果映像および補償映像の一例を説明するための図面である。
図44および図45を参照すると、電子機器1700に含まれたディスプレイ装置1720は、あるフレームに相応する映像データを受信してもよい(S1810)。一方、電子機器1700は、モバイル装置や、コンピューティング装置であってもよい。
現在のフレームが奇数番目フレームである場合(S1820:ODD)、電子機器1700は、原本映像を変調して生体効果映像を生成してもよい(S1830)。実施例によって、前記生体効果映像は、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像や、前記原本映像と行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像の少なくとも一つが合成された映像であってもよい。
一実施例において、図46に図示されたように、電子機器1700は、原本映像(ORIGINAL IMAGE)1910に所定の映像(PREDETERMINED IMAGE)1920(例えば、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像)を合成して生体効果映像(BIO EFFECT IMAGE)1930を生成してもよい。他の実施例において、電子機器1700は、前記原本映像のR輝度、G輝度およびB輝度のうち、少なくとも一つを調節して前記生体効果映像を生成してもよい。実施例によって、前記生体効果映像は、ディスプレイ装置1720のディスプレイドライバによって生成されたり、グラフィック処理部またはグラフィックカードによって生成されたり、所定のコードを実行するプロセッサによって生成されてもよい。
電子機器1700は、シャッターグラス1750がオープンされるように有無線の通信を通じてシャッターグラス1750に制御信号を提供してもよい(S1840)。また、ディスプレイ装置1720は、原本映像1910と所定の映像1920が合成された生体効果映像1930を表示してもよい(S1850)。それによって、前記奇数番目フレームにおいて、生体効果映像1930がシャッターグラス1750を着用した第1ユーザ1740およびシャッターグラスがない第2ユーザ1760に提供されてもよい。
現在のフレームが偶数番目フレームである場合(S1820:EVEN)、電子機器1700は、原本映像を変調して補償映像を生成してもよい(S1860)。実施例によって、前記補償映像はディスプレイ装置1720のディスプレイドライバによって生成されたり、グラフィック処理部またはグラフィックカードによって生成されたり、所定のコードを実行するプロセッサによって生成されてもよい。
一実施例において、電子機器1700は、図46に図示されたように、原本映像(ORIGINAL IMAGE)1910に、所定の映像(PREDETERMINED IMAGE)1920に対し相補的な相補映像(COMPLEMENTARY IMAGE)1940を合成して補償映像(COMPENSATING IMAGE)1950を生成してもよい。他の実施例において、電子機器1700は、前記原本映像のR輝度、G輝度およびB輝度のうち、少なくとも一つを前記生体効果映像と反対に調節して前記補償映像を生成してもよい。
例えば、図49に図示されたように、前記奇数番目フレーム(ODD FRAME)においての生体効果映像(BIO EFFECT IMAGE)1930は、例えば、色弱補償、抗炎治療、にきび治療、シワ治療などのために、原本映像(ORIGINAL IMAGE)1910に対する第1映像データでRサブピクセルデータが増加して生成された映像であってもよい。この場合、前記偶数番目フレーム(EVEN FRAME)においての補償映像(COMPENSATING IMAGE)1950は、生体効果映像1930での前記Rサブピクセルデータの増加を補償するように、原本映像1910に対する第1映像データでRサブピクセルデータが減少して生成された映像であってもよい。すなわち、補償映像1950が、生体効果映像1930において増加または減少したデータを逆に減少または増加させて生成されることによって、生体効果映像1930および補償映像1950が交互に提供される場合、ユーザは連続した生体効果映像1930および補償映像1950を原本映像1910で認知してもよい。
電子機器1700は、シャッターグラス1750がクローズされるように有無線の通信を通じてシャッターグラス1750に制御信号を提供してもよい(S1870)。また、ディスプレイ装置1720は、原本映像1910と相補映像1940が合成された補償映像1950を表示してもよい(S1880)。それによって、前記偶数番目フレームにおいて、補償映像1950がシャッターグラスがない第2ユーザ1760にだけ提供されてもよい。
それによって、図47に図示されたように、シャッターグラス1750を着用した第1ユーザ(USER 1)1740は、前記奇数番目フレーム(ODD FRAME)において生体効果映像(BIO EFFECT IMAGE)1930を提供されて、前記偶数番目フレーム(EVEN FRAME)において映像を提供されないことがある。例えば、生体効果映像1930は、色弱補償映像または原本映像に前記色弱補償映像が合成された映像であることもあって、色弱者である第1ユーザ1740は、シャッターグラス1750を着用して生体効果映像1930の前記色弱補償映像だけを提供されてもよい。
一方、図48に図示されたように、シャッターグラスを着用していない第2ユーザ(USER 2)1760は、前記奇数番目フレーム(ODD FRAME)において生体効果映像(BIO EFFECT IMAGE)1930を提供されて、前記偶数番目フレーム(EVEN FRAME)において補償映像1950を提供されてもよい。それによって、第2ユーザ1760に生体効果映像1930および補償映像(COMPENSATING IMAGE)1950が交互に提供されることによって、第2ユーザ1760は、実質的に原本映像1910を認知してもよい。
一方、他の実施例において、電子機器1700は、シャッターグラス1750を含まないで、少なくとも一つの生体効果映像1930、少なくとも一つの補償映像1950、および複数の原本映像1910を一定の周期または可変周期で表示してもよい。この場合、電子機器1700が生体効果映像1930を提供するか、ユーザは実質的に原本映像1910を認知してもよい。
図50は、本発明の実施例によるシャッターグラスを用いてユーザに生体効果映像または原本映像を選択的に提供する電子機器を示す図面であり、図51は、本発明の実施例によるシャッターグラスを用いてユーザに生体効果映像または原本映像を選択的に提供するディスプレイ装置の駆動方法を説明するための図面であり、図52は、図51の駆動方法によって第1および第2ユーザに提供される映像フレームの一例を示す図面である。
図50、図51および図52を参照すると、電子機器2000に含まれたディスプレイ装置2020は、あるフレームに相応する映像データを受信してもよい(S2110)。一方、電子機器2000は、モバイル装置や、コンピューティング装置であってもよい。
現在のフレームが奇数番目フレームである場合(S2120:ODD)、電子機器2000は、図52に図示されたように、生体効果映像2080を生成および/または表示してもよい(S2130)。生体効果映像2080は、行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像や、前記原本映像と行動誘導映像、生体リズム制御映像、色弱補償映像または光治療映像の少なくとも一つが合成された映像であってもよい。実施例によって、生体効果映像2080は、ディスプレイ装置2020のディスプレイドライバで生成されたり、グラフィック処理部またはグラフィックカードで生成されたり、所定のコードを実行するプロセッサで生成されてもよい。電子機器2000は、有無線の通信を通じて第1シャッターグラス2050をオープンさせて、第2シャッターグラス2070をクローズさせてもよい(S2140)。また、ディスプレイ装置2020は、生体効果映像2080を表示してもよい(S2150)。それによって、前記奇数番目フレームにおいて、生体効果映像2080が第1シャッターグラス2050を着用した第1ユーザ2040に提供されて、第2シャッターグラス2070を着用した第2ユーザ2060に提供されないことがある。
現在のフレームが偶数番目フレームである場合(S2120:EVEN)、電子機器2000は、原本映像2090に対する変調動作を行えないことがある。電子機器2000は、有無線の通信を通じて第1シャッターグラス2050をクローズさせて、第2シャッターグラス2070をオープンさせてもよい(S2170)。また、ディスプレイ装置2020は、原本映像2090を表示してもよい(S2180)。それによって、前記偶数番目フレームにおいて、原本映像2090が第1シャッターグラス2050を着用した第1ユーザ2040に提供されずに、第2シャッターグラス2070を着用した第2ユーザ2060に提供されてもよい。それによって、第1シャッターグラス2050を着用した第1ユーザ2040に生体効果映像が合成された変調映像2080のみが提供されて、第2シャッターグラス2070を着用した第2ユーザ2060に原本映像2090のみが提供されてもよい。