JP2015215011A - アンギュラ玉軸受 - Google Patents

アンギュラ玉軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2015215011A
JP2015215011A JP2014097337A JP2014097337A JP2015215011A JP 2015215011 A JP2015215011 A JP 2015215011A JP 2014097337 A JP2014097337 A JP 2014097337A JP 2014097337 A JP2014097337 A JP 2014097337A JP 2015215011 A JP2015215011 A JP 2015215011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grease
outer ring
groove
ball bearing
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014097337A
Other languages
English (en)
Inventor
剛 浦松
Go Uramatsu
剛 浦松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2014097337A priority Critical patent/JP2015215011A/ja
Publication of JP2015215011A publication Critical patent/JP2015215011A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】内輪と外輪との間に介在する複数の玉が保持器により保持されたアンギュラ玉軸受において、グリースの流動性を向上させて、軸受の潤滑性を安定的に確保し、軸受の長寿命化を図る。
【解決手段】保持器15が玉11により案内されており、外輪11の軌道溝13に滑らかにつながるグリース留り溝19軌道溝13の軸方向外側に形成される。このグリース溜り溝19の底面に軸方向内向きに、かつ径方向外向きに傾斜するグリース案内面が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンギュラ玉軸受に関し、より詳細には、工作機械用スピンドルや、ボールねじ軸端支持を含む、鉄道、航空、一般産業機械、自動車等に適用されるアンギュラ玉軸受に関する。
現在、転がり軸受には様々な潤滑方法が使用されている。中でも、グリース潤滑はメンテナンスが不要であり、外部装置を必要としないことから、非常に安価であり、多くの場面で用いられている。
グリース潤滑では、一般的に、その機械を分解しない限り、外部からグリースが補給できないため、初期封入グリースによる軸受寿命を如何に延長させるかが、常に課題となっている。
グリース潤滑によるアンギュラ玉軸受としては、例えば、図4に示すように、内輪11と外輪12との間に介在する複数の玉15が保持器16により保持され、外輪12の内径部に外輪軌道溝14につながるグリース溜り溝17がその外輪軌道溝14の軸方向両側に形成され、内輪11と外輪12と間の両端部にシール13が設けられたものが知られている(特許文献1 図5参照)。
特開2002−122149号公報
このアンギュラ玉軸受は、外輪12の軌道溝14の両側にグリース溜り溝17が形成されているので、グリース留り溝17内にグリースを貯留させることができる。したがって、グリース留り溝を有していないものと比較して、内輪11と外輪12との間の軸受空間内に充填可能なグリース量が多くなり、潤滑性の向上が図られる。
しかし、特許文献1に記載のアンギュラ玉軸受は、グリース留り溝17の底面が軸受中心軸を筒軸とする円筒面に形成されているので、グリースの流動性が良くなく、高速に回転する玉15によって軌道溝14からグリース溜り溝17に押し出されたグリースは、再び軌道溝14に戻ることが難しい。この結果、外輪12の軌道溝14へグリースの供給がされ難くなり、軸受の長寿命化が図れない。
そこで、この発明の課題は、グリースの流動性を向上させて、軸受の潤滑性を安定的に確保し、軸受の長寿命化を図ることである。
上記の課題を解決するために、この発明に係るアンギュラ玉軸受としては、
内輪と外輪との間に介在する複数の玉が保持器により保持されたアンギュラ玉軸受において、前記保持器が前記玉により案内され、前記外輪の内径部に前記外輪の軌道溝に滑らかにつながるグリース留り溝が、その軌道溝の軸方向外側に形成され、前記グリース留り溝の底面に軸方向内向きに、かつ径方向外向きに傾斜するグリース案内面が形成された構成としたものである。
このようにすると、外輪の軌道溝にあるグリースは、高速に回転する玉によってグリース貯溜溝に押し出されても、押し出されたグリースは、グリース案内面が傾斜しているため、重力により、外輪の軌道溝へ移動(流動)し易くなり、その軌道溝に安定して供給される。安定供給されるグリースにより軸受の潤滑性を安定的に確保し、軸受の長寿命化が可能となる。
また、図4の従来のアンギュラ玉軸受は、外輪12で保持器16を案内する外輪案内タイプが適用されている。このため、回転時に保持器16の挙動を安定させるため、外輪12の内径部に保持器16の外径部を案内する案内面18がある。このため、グリース留り溝17を十分に大きくすることが出来ない。一方、本発明のアンギュラ玉軸受は、保持器を玉案内としているので、前記案内面18が不要となり、グリース留り溝を大きくすることができる。
以上のように、この発明に係るアンギュラ玉軸受は、外輪の軌道溝の外側に形成されたグリース溜り溝の底面を、軌道溝側に傾斜しているグリース案内面としたので、外輪の軌道溝にあるグリースは、高速に回転する玉によってグリース貯溜溝に押し出されても、押し出されたグリースは、重力により、グリース溜り溝のグリース案内面に沿って外輪の軌道溝へ移動(流動)し易くなり、その軌道溝に安定して供給される。このため、軸受の潤滑性を安定的に確保し、軸受の長寿命化を図ることができる。
本発明の実施形態であるアンギュラ玉軸受を示す断面図 同上のグリースの移動を示す断面図 同上の保持器の断面図 従来のアンギュラ玉軸受を示す断面図
以下、この発明の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
この発明の実施形態であるアンギュラ玉軸受は、図1示すように、内輪1と、外輪2と、この内輪1の軌道溝1Aと外輪2の軌道溝4との間に介在する複数の玉5と、玉5を周方向に間隔をおいて保持する保持器6と、内輪1および外輪2の両端部に設けられ、内輪1と外輪2との間の軸受空間を塞ぐシール3、3とからなる。
内輪1は軌道溝1Aと玉5との接触角が予め定めた角度となるように形成されている。内輪1の外径部において、軌道溝1Aの片側に外径が端面に向かって小さくなるカウンタボア1Bが設けられる。また、内輪1の外径部の端部とシール3内縁部とでラビリンスシールが形成される。
外輪2は内径部の軌道溝4の軸方向片側に、その軌道溝4に滑らかにつながるグリース留り溝7が形成されている。このグリース留り溝7は、外輪2の内径部のうち、接触角を生じる側の部分に対して軸方向反対側部分に、外輪11の内径部の全周にわたって形成されている。
グリース留り溝7の底面には、軸方向内向きにかつ径方向外向きに傾斜するグリース案内面8が形成される。
このグリース案内面8により、外輪2の軌道溝4にあるグリースは、高速に回転する玉によってグリース溜り溝7に押し出されても、押し出されたグリースは、グリース案内面8が傾斜しているため、図2に示すように、重力により、外輪8の軌道溝4へ移動(流動)し易くなり、その軌道溝に安定して供給される。
保持器6は、合成樹脂製の環状部材であり、玉5を保持するためのポケット9が周方向に複数形成されている。保持器6の内周側には、ポケット9の内側に向かって突出する係止部10が形成されており、玉5と接触して保持器6のラジアル方向の移動が規制されている。このように本発明のアンギュラ玉軸受は、保持器を玉案内としているので、従来技術のような保持器の案内面が不要となり、グリース貯り溝を大きくすることができる。
1、11 内輪
1A 軌道溝
1B カウンタボア
2、12 外輪
3、13 シール
4、14 軌道溝
5、15 玉
6、16 保持器
7、17 グリース溜り溝
8 グリース案内面
9 ポケット
10 係止部
18 案内面

Claims (1)

  1. 内輪と外輪との間に介在する複数の玉が保持器により保持されたアンギュラ玉軸受において、
    前記保持器が前記玉により案内され、前記外輪の内径部に前記外輪の軌道溝に滑らかにつながるグリース留り溝が、その軌道溝の軸方向外側に形成され、前記グリース留り溝の底面に軸方向内向きに、かつ径方向外向きに傾斜するグリース案内面が形成されたことを特徴とするアンギュラ玉軸受。

JP2014097337A 2014-05-09 2014-05-09 アンギュラ玉軸受 Pending JP2015215011A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014097337A JP2015215011A (ja) 2014-05-09 2014-05-09 アンギュラ玉軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014097337A JP2015215011A (ja) 2014-05-09 2014-05-09 アンギュラ玉軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015215011A true JP2015215011A (ja) 2015-12-03

Family

ID=54752085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014097337A Pending JP2015215011A (ja) 2014-05-09 2014-05-09 アンギュラ玉軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015215011A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5129762B2 (ja) アンギュラ玉軸受
JP5633185B2 (ja) 転がり軸受
JP6136279B2 (ja) 転がり軸受装置
WO2016010057A1 (ja) 玉軸受
JP6717028B2 (ja) 玉軸受
JP2016023648A (ja) 玉軸受
JP2008240796A (ja) シール付きアンギュラ玉軸受及び主軸装置
JP2017203551A (ja) 玉軸受、それを用いたモータ及び主軸装置
JP2021076186A (ja) 転がり軸受及び保持器
JP6790507B2 (ja) 円すいころ軸受
JP2016044758A (ja) 転がり軸受
JP2014111954A (ja) 転がり軸受装置
JP4605130B2 (ja) 転がり軸受装置
JP5994369B2 (ja) アンギュラ玉軸受
JP5982881B2 (ja) 玉軸受、それを用いたモータ及び主軸装置
JP6191716B2 (ja) アンギュラ玉軸受
JP2015215011A (ja) アンギュラ玉軸受
JP2014190453A (ja) アンギュラ玉軸受
JP2016070485A (ja) 玉軸受用保持器
JP5082869B2 (ja) 転がり軸受装置
JP2015117804A (ja) アンギュラ玉軸受
JP6606903B2 (ja) 転がり軸受
JP6369710B2 (ja) 軸受装置
JP6460368B2 (ja) 転がり軸受装置
JP2015218786A (ja) アンギュラ玉軸受