JP2015215008A - ラジアルニードル軸受用スペーサ - Google Patents
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Abstract
【課題】摺動抵抗および攪拌抵抗を低減させることにより、ラジアルニードル軸受回転時のトルク損失を抑えることが可能なラジアルニードル軸受用スペーサを提供する。【解決手段】ピニオンシャフトと、該ピニオンシャフトに回転自在に支持されたピニオンギヤと、前記ピニオンシャフトの軸方向に複列に配置されたころと、各列の該ころを保持する複数の保持器とを備えた複数のラジアルニードル軸受に使用され、隣接する前記保持器同士の間に配置されたラジアルニードル軸受用スペーサにおいて、前記スペーサは、円環部と該円環部から軸方向に延びた複数の柱部とを有するくし型とされている。【選択図】図2
Description
本発明は、例えば自動車用自動変速機やトランスアスクルを構成する遊星歯車装置に組み込まれる遊星歯車に使用されるラジアルニードル軸受用スペーサに関する。
自動車用自動変速機を構成する遊星歯車装置として従来から、シングルピニオンタイプの遊星歯車装置が広く知られている。このシングルピニオンタイプ遊星歯車装置は、互いに同心に配置したサンギヤとリングギヤとの間に、キャリアの支持軸の周りに回転自在に支持された複数個(一般的には3〜4個)の遊星歯車を、周方向に関して等間隔に配置したものである。
これら各遊星歯車は、それぞれキャリアに設けられた支持軸の周りに、複数本のころ(ニードル)を介して回転自在に支持されている。又、キャリアの内周面は、前記サンギヤの内径側に挿通した回転軸の外周面にスプライン係合されている。
上述の様な遊星歯車装置は、前記回転軸を駆動軸又は従動軸とし、前記サンギヤ又は前記リングギヤの中心を従動軸又は駆動軸に結合する。そして、何れの歯車を回転自在とし、何れの歯車を回転不能とするかを切り換える事により、前記駆動軸と前記従動軸との間の変速並びに回転方向の変換を行う。
ところで、近年、自動車の低燃費化の一環として、自動変速機の多段化及び小型化を実現する為に、この自動変速機に組み込む遊星歯車装置として、1組のシングルピニオンタイプの遊星歯車装置と1組のダブルピニオンタイプの遊星歯車装置の、キャリアとリングギヤを共用する2つの遊星歯車装置を組み合わせたラビニヨ式のものを使用する試みがなされている(例えば特許文献1参照)。
図3は、特許文献1に記載されたラビニヨ式の遊星歯車装置を示すものである。第1の遊星歯車装置は、シングルピニオンタイプの遊星歯車装置であり、軸120の外周側に遊嵌された第1サンギヤ121と、その第1サンギヤ121と図中右方の第1ピニオンギヤ103aが噛み合う複数個のロングピニオン103と、そのロングピニオン103の図中左方の第2ピニオンギヤ103bと噛み合うリングギヤ123と、そのロングピニオン103を自転および公転可能に支持するキャリア111およびこのキャリア111と一体の連結板112とを備えている。そして、上記ロングピニオン103の軸心には、ラジアルニードル軸受101a、101b(図4参照)を介してロングピニオン103をキャリア111および連結板112に固定するためにピニオンシャフト102が挿通されている。
また第2の遊星歯車装置は、ダブルピニオンタイプの遊星歯車装置であり、前記第1サンギヤ121に隣接する位置において、軸120に一体に設けられた第2サンギヤ122と、この第2サンギヤ122と噛み合うと共に前記ロングピニオン103の図中左方の第2ピニオンギヤ103bとも噛み合う複数のショートピニオン(不図示)とを備え、これら第2サンギヤ122およびショートピニオンと、前記ロングピニオン103、キャリア111、リングギヤ123などにより、第2遊星歯車装置が構成される。そして、上記ショートピニオンの軸心にも、ラジアルニードル軸受を介してショートピニオンをキャリア111および連結板112に固定するためにピニオンシャフト(不図示)が挿通されている。この様な遊星歯車装置自体の構成及び作用は公知であり、本発明の要旨とも関係しないから、これ以上の詳しい説明は省略する。
図4は、この様なラビニヨ式の遊星歯車装置に組み込んで使用される、本発明の適用対象となるラジアルニードル軸受101a、101bの一例を示している。このラジアルニードル軸受101a、101bの場合、ピニオンシャフト102の周囲に、ロングピニオン103を複数本のころ104を介して回転自在に支持している。そして、ピニオンシャフト102の軸方向両端部を、それぞれキャリア111と連結板112とに結合固定している。このロングピニオン103は、外周面に歯数の異なる第1ピニオンギヤ103a、第2ピニオンギヤ103bを形成しているため、軸方向寸法は必然的に大きくなっている。
ロングピニオン103内周面の軸方向両端部に設けた1対の外輪軌道103r、103rと、ピニオンシャフト102の外周面の軸方向両端寄り部分に設けた1対の内輪軌道102r、102rとの間に、それぞれ各ころ104を複数本ずつ転動自在に設ける事により、1対のラジアルニードル軸受101a、101bが構成されている。図示の構造の場合には、これら両ラジアルニードル軸受101a、101bを、それぞれ保持器105を備えている型式、即ち、この保持器105の周方向等間隔となる複数箇所に設けたポケット内に前記各ころ104を1個ずつ保持した型式としている。これにより、これら各ころ104の転動面同士が直接擦れ合う事を防止して、高速回転での運転に有利な構成としている。
ピニオンシャフト102には、一端(図中の右方端)から他端(図中の左方端:尚他の図面を含め図示された各部材についても各図中右方を一端、左方を他端と称する。)側へ軸方向に延びた軸方向給油口102c、および径方向に延びた第1、第2径方向給油口102a、102bが形成され、潤滑油がこれら給油口102a、102bを通って一対のラジアルニードル軸受101a、101bに供給されるようになっている。
又、前記両ラジアルニードル軸受101a、101b同士の間に、ラジアルニードル軸受用スペーサである、円筒状のスペーサ106を配置している。これにより、前記両ラジアルニードル軸受101a、101bを構成する各ころ104が、前記ピニオンシャフト102の軸方向中央側に移動するのを防止している。
即ち、図示の構造の場合、前記ピニオンシャフト102の軸方向寸法が大きい為、運転時にこのピニオンシャフト102が弓状に弾性変形してしまう場合があり得る。特に、この際の変形量が最大となるピニオンシャフト102の軸方向中央部では、このピニオンシャフト102の外周面と前記ロングピニオン103の内周面との間に存在する円筒状空間の径方向幅が、前記各ころ104の直径よりも小さくなる可能性がある。この様な箇所で前記各ころ104を転動させると、これら各ころ104の転動面や、前記ピニオンシャフト102の外周面や、前記ロングピニオン103の内周面に、フレーキング等の損傷が発生する虞がある。
そこで、この様な不都合が発生するのを防止すべく、前記両ラジアルニードル軸受101a、101b同士の間に前記スペーサ106を配置する事により、前記両ラジアルニードル軸受101a、101bを構成する各ころ104が、前記ピニオンシャフト102の軸方向中央側に移動するのを防止している。
ところで、ピニオンシャフト102の軸方向中央部に配置されたスペーサの重量が重いと、遠心力の作用でピニオンシャフト102の上述した弾性変形が大きくなる虞があるため、スペーサの重量を抑えることが望ましい。このため、図5に示すように、スペーサ106にポケット106aを設けることで軽量化が図られている。又このようにポケット106aを形成することで、ロングピニオン103の内周面およびピニオンシャフト102の外周面との接触面積を減少させ、軸受回転中のトルク損失を引き起こす要因の一つであるこれら部材との間の摺動抵抗を低減させている。ところが他方では、ポケット106aを設けることにより、ポケット106a中に収容されている潤滑剤(潤滑油)がポケット周壁とぶつかり、攪拌抵抗を増加させる虞がある。
さらに、ラジアルニードル軸受101a、101bへの潤滑油に供給に関しても考慮が必要となる。即ち、潤滑油は軸方向給油口102cから径方向給油口102a、102bを通じて各ラジアルニードル軸受101a、102bに供給される。ところがロングピニオン103は、運転時にサンギヤ121の周りを公転するため、この公転による遠心力を受けて、軸方向給油口102cの入口(一端)から奥方向(他端側)にも供給されるべき潤滑油が、軸方向給油口102cの入口に近い第1の径方向給油口102aからピニオンシャフト102の一端側に位置する第1のニードル軸受101aに大量に供給されてしまう虞がある。この場合、軸線方向で奥側にオフセットされて設けられている第2の径方向給油口102bに十分な潤滑油が供給されないと、ピニオンシャフト102の他端側に位置する第2のニードル軸受101bに十分な潤滑油が供給されない場合が生ずる虞がある。
本発明は、上述の様な事情に鑑み、摺動抵抗および攪拌抵抗を低減させることにより、ラジアルニードル軸受回転時のトルク損失を抑えることが可能なラジアルニードル軸受用スペーサを提供することを目的とする。さらに、潤滑油のピニオンシャフト軸方向への移動を良好にして、ピニオンシャフトの他端側に位置するラジアルニードル軸受の潤滑状態を良好に保つことができるラジアルニードル軸受用スペーサを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
請求項1に係る発明は、ピニオンシャフトと、該ピニオンシャフトに回転自在に支持されたピニオンギヤと、前記ピニオンシャフトの軸方向に複列に配置されたころと、各列の該ころを保持する複数の保持器とを備えた複数のラジアルニードル軸受に使用され、隣接する前記保持器同士の間に配置されたラジアルニードル軸受用スペーサにおいて、
前記スペーサは、円環部と該円環部から軸方向に延びた複数の柱部とを有するくし型とされていることを特徴とする。
請求項1に係る発明は、ピニオンシャフトと、該ピニオンシャフトに回転自在に支持されたピニオンギヤと、前記ピニオンシャフトの軸方向に複列に配置されたころと、各列の該ころを保持する複数の保持器とを備えた複数のラジアルニードル軸受に使用され、隣接する前記保持器同士の間に配置されたラジアルニードル軸受用スペーサにおいて、
前記スペーサは、円環部と該円環部から軸方向に延びた複数の柱部とを有するくし型とされていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、軸線方向一端から他端側に延びた軸方向給油口及び軸方向においてオフセットされた位置で該軸方向給油口から径方向に延びた複数の径方向給油口とを有するピニオンシャフトと、該ピニオンシャフトに回転自在に支持されたピニオンギヤと、前記複数の径方向給油口に対応して複列に配置されたころと、各列の該ころを保持する複数の保持器とを備えた複数のラジアルニードル軸受に使用され、隣接する前記保持器同士の間に配置されたラジアルニードル軸受用スペーサにおいて、
前記スペーサは、一端側の円環部と該円環部から軸方向に延びた複数の柱部とを有するくし型とされ、且つ、該スペーサの内径が一端側から他端側に向かうに従い拡大していることを特徴とする。
前記スペーサは、一端側の円環部と該円環部から軸方向に延びた複数の柱部とを有するくし型とされ、且つ、該スペーサの内径が一端側から他端側に向かうに従い拡大していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、スペーサがくし型とされていることにより、接触面積を減少させることで摺動抵抗を低減できると共に、スペーサ内に収容されている潤滑油が開放されている柱部先端側から外方に流出可能となっているため、攪拌抵抗も低減でき、軸受回転中のトルク損失を抑えることが出来る。
また請求項2に記載の発明によれば、上記請求項1に記載の発明が奏する効果に加え、スペーサの内径が異なるため、スペーサ内周面の内側に位置している潤滑油は、ポンプ作用によりテーパ状とされているスペーサ内周面に案内されて、スペーサ一端側から他端側へ流れる。これによりピニオンシャフト他端側の潤滑性が改善され,ピニオンシャフト他端側に位置するラジアルニードル軸受の潤滑状態を良好に保つことができる。
以下、本発明に係るラジアルニードル軸受用スペーサの実施形態の一例について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態のスペーサ6が適用されたラジアルニードル軸受1a、1bの断面図、図2はスペーサ6の斜視図を示している。本発明が適用されるラジアルニードル軸受1a、1bは、軸方向給油口2c及び径方向給油口2a、2bとを有するピニオンシャフト2と、ピニオンシャフト2に回転自在に支持されたピニオンギヤ3と、複列に配置されたころ4と、各列のころ4を保持する複数の保持器5とを備え、スペーサ6は隣接する前記保持器5同士の間に配置されている。
ピニオンシャフト2は、その両端をキャリア11と連結板12に固定支持されている。ピニオンシャフト2の軸心部は、連結板12側(一端側)が開口され、そこからキャリア11側(他端側)に向かって軸線方向に延びた軸方向給油口2cが形成されている。さらに、この軸方向給油口2cの軸方向においてオフセットされた位置から径方向に延びた第1の径方向給油口2a、及び第2の径方向給油口2bが形成されている。これら各給油口2a、2bには、連結板12側を入口として、潤滑油が供給されるようになっている。なお、ピニオンシャフト2の外周面2rは、後述するころ4の内輪軌道を形成している。
ピニオンギヤ3は、ピニオンシャフト2に回転自在に支持されている。外周面には2列の歯が形成され、一方の歯は、前述の通り第2サンギヤ、ショートピニオン及びリングギヤの歯と噛み合い、他方の歯は第1サンギヤと噛み合うようになっている。ピニオンギヤ3の内周面3rは円筒状とされ、後述するころ4の外輪軌道を形成している。
ころ4は、上述したピニオンシャフト2の外周面に形成された内輪軌道2rとピニオンギヤ3内周面に形成された外輪軌道3rとの間に複列に配置されている。また、各列のころ4は周方向にほぼ等間隔で複数個配置されている。なお、前述したピニオンシャフト2に形成された第1の径方向給油口2a、及び第2の径方向給油口2bは、この複列配置されたころ4の位置にそれぞれ対応した位置に設けられている。
保持器5は、断面形状が略M字状とされた円環状の部材であり、周方向に等間隔に、ころ4を保持するポケット5aが形成されている。
スペーサ6は一対の保持器5、5の間に、両保持器に当接した状態で配置される。本例の場合、スペーサ6は、鉄系合金若しくはアルミニウム合金等を塑性加工、または削りだし加工等を行なうことにより、又は、高機能樹脂等の十分な強度、剛性、耐熱性、耐油性を有する合成樹脂を射出成形することにより、全体を筒状とされた、くし型に造られている。即ち、一端6c(図2参照)側には周方向に連続した円環部6aが形成され、この円環部6aから他端6d側に向かって複数の柱部6bが形成され、この柱部6bの先端(スペーサ他端6d)は互いに離間され開放されている。
またスペーサ6の軸方向の厚さは、一端6cから他端6dに向かうに従い徐々に減少している。即ち、ピニオンギヤ3の内周面と対向する外周面6outは軸線方向に一定の径とされているが、内周面6inは一端6cから他端6dに向かって徐々に径が拡大する円すい形状とされている。尚、この円すい形状に代えて、内径が徐々に拡大していく曲面で形成されていてもよい。
スペーサ6の外径はピニオンギヤ3の内周面の内径よりわずかに小さい寸法とされてピニオンギヤ3とは相対回転可能とされている。また、ピニオンギヤ3内周面の小径側の寸法は、ピニオンシャフト2との間に隙間を持った大きさとされ、潤滑油が小径部とピニオンシャフト2との間を自在に通過できるようにされている。
次に作動について説明する。
本実施形態のスペーサ6が使用されたラジアルニードル軸受1a、1bが組み込まれた自動変速機の作動時には、何れの歯車を回転自在とし、何れの歯車を回転不能とするかを切り換える事により、変速並びに回転方向の変換が行なわれる。ラジアルニードル軸受1a、1bには、軸方向給油口2c、径方向給油口2a、2bを通じて潤滑油が供給される。
ラジアルニードル軸受1a、1bが回転するとスペーサ6も回転するが、本実施形態ではスペーサ6がくし型とされ、ピニオンギヤ3内周面やピニオンシャフト2外周面、さらにはスペーサ柱部6b先端(スペーサ他端6d)で接触する保持器5、との接触面積が減少しているため、摺動抵抗を低減できる。
またラジアルニードル軸受1a、1bに供給された潤滑油が、スペーサ柱部6bとぶつかることで攪拌抵抗が発生する虞がある。しかし、本実施形態では、柱部6bの先端が開放されているため、柱部6bにぶつかった潤滑油が柱部6b先端から流出するので、この攪拌抵抗を小さく抑えることができる。即ち、摺動抵抗と攪拌抵抗を共に低減できるため、ラジアルニードル軸受1a、1b回転時のトルク損失を抑えることができる。
また、ピニオンシャフト2はキャリア11及び連結板12上に支持されているため、キャリア11が回転すると遠心力の作用を受け、軸方向給油口2cの入口に近い方の第1の径方向給油口2aから第1のニードル軸受1aに大量に潤滑油が供給されてしまい、軸方向給油口2cの入口から遠い方に位置する第2のニードル軸受1bに十分な潤滑油が供給されない場合が生ずる虞がある。
しかし、スペーサ6が回転すると、スペーサ内周面6inに接している潤滑油も回転し、この潤滑油に作用する遠心力により潤滑油が径方向外側に押し出される(遠心力によるポンプ作用)。これにより、潤滑油はテーパ状とされているスペーサ内周面6inに案内され、スペーサ一端6c側から他端6d側へ流れる。これによりピニオンシャフト2他端側の潤滑性が改善され,ピニオンシャフト他端側に位置する第2のニードル軸受1bにも潤滑油が十分供給され、潤滑状態を良好に保つことができる。
以上の説明は、スペーサがロングピニオン用に使用される場合について説明したが、ショートピニオン用などに使用することもできる。また、ラジアルニードル軸受がラビニヨ式遊星歯車装置に使用される場合について説明を行ったが、他の方式の遊星歯車装置に使用することもできる。
1a、1b ラジアルニードル軸受
2 ピニオンシャフト
2a、2b 径方向給油口
2c 軸方向給油口
3 ピニオンギヤ
4 ころ
5 保持器
6 スペーサ
6a 円環部
6b 柱部
2 ピニオンシャフト
2a、2b 径方向給油口
2c 軸方向給油口
3 ピニオンギヤ
4 ころ
5 保持器
6 スペーサ
6a 円環部
6b 柱部
Claims (2)
- ピニオンシャフトと、該ピニオンシャフトに回転自在に支持されたピニオンギヤと、前記ピニオンシャフトの軸方向に複列に配置されたころと、各列の該ころを保持する複数の保持器とを備えた複数のラジアルニードル軸受に使用され、隣接する前記保持器同士の間に配置されたラジアルニードル軸受用スペーサにおいて、
前記スペーサは、円環部と該円環部から軸方向に延びた複数の柱部とを有するくし型とされていることを特徴とするラジアルニードル軸受用スペーサ。 - 軸線方向一端から他端側に延びた軸方向給油口及び軸方向においてオフセットされた位置で該軸方向給油口から径方向に延びた複数の径方向給油口とを有するピニオンシャフトと、該ピニオンシャフトに回転自在に支持されたピニオンギヤと、前記複数の径方向給油口に対応して複列に配置されたころと、各列の該ころを保持する複数の保持器とを備えた複数のラジアルニードル軸受に使用され、隣接する前記保持器同士の間に配置されたラジアルニードル軸受用スペーサにおいて、
前記スペーサは、一端側の円環部と該円環部から軸方向に延びた複数の柱部とを有するくし型とされ、且つ、該スペーサの内径が一端側から他端側に向かうに従い拡大していることを特徴とするラジアルニードル軸受用スペーサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014097081A JP2015215008A (ja) | 2014-05-08 | 2014-05-08 | ラジアルニードル軸受用スペーサ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014097081A JP2015215008A (ja) | 2014-05-08 | 2014-05-08 | ラジアルニードル軸受用スペーサ |
Publications (1)
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JP2015215008A true JP2015215008A (ja) | 2015-12-03 |
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ID=54752082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014097081A Pending JP2015215008A (ja) | 2014-05-08 | 2014-05-08 | ラジアルニードル軸受用スペーサ |
Country Status (1)
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2014
- 2014-05-08 JP JP2014097081A patent/JP2015215008A/ja active Pending
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