JP2015214860A - サッシ枠の固定方法 - Google Patents
サッシ枠の固定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015214860A JP2015214860A JP2014099115A JP2014099115A JP2015214860A JP 2015214860 A JP2015214860 A JP 2015214860A JP 2014099115 A JP2014099115 A JP 2014099115A JP 2014099115 A JP2014099115 A JP 2014099115A JP 2015214860 A JP2015214860 A JP 2015214860A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sash frame
- opening
- side wall
- frame
- sash
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
- Special Wing (AREA)
Abstract
Description
本願の第1の発明に係るサッシ枠の固定方法によれば、上記サッシ枠の上記開口部内への嵌装状態においては、上記開口部の少なくとも左右の側壁面の上部寄り位置に設けた耐熱性の係止部材が上記サッシ枠の左右両側面に設けた溝部内に進入しており、該サッシ枠がその厚さ方向(窓の内外方向)へ移動する場合には該係止部材が上記溝部の幅方向の両側に位置する側壁部に係合し、該サッシ枠のそれ以上の移動が規制されるようになっている。
本願の第2の発明に係るサッシ枠の固定方法によれば、上記(a)に記載の効果に比して、以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明のサッシ枠の固定方法では、上記係止部材の少なくとも一方を、上記サッシ枠の上記開口部への嵌装時には開口部内方への突出量を減じるように屈曲変形させて上記サッシ枠との干渉を回避させる一方、上記開口部への上記サッシ枠の嵌装後においては上記開口部の内方への突出量を増加させるように屈曲変形させるようにしているので(即ち、事後的に突出量の増減調整を行えるので)、該サッシ枠の上記開口部側への取り付けに際しては、上記サッシ枠の嵌装時及び嵌装後における係止部材の開口部の内方への突出量をさほど気にすることなく、主として係止部材の取付作業のし易さに主眼をおいて該係止部材の取付方向を任意に設定することができ、それだけサッシ枠の固定作業における作業の簡便化、作業性の向上が図られる。
本願の第3の発明に係るサッシ枠の固定方法によれば、上記サッシ枠の上記開口部内への嵌装状態においては、上記開口部の少なくとも左右の側壁面の上部寄り位置に設けた耐熱性の係止部材が、開口部内方への突出量を増加させるように展開して上記サッシ枠の各溝部内に進入しており、該サッシ枠がその厚さ方向(窓の内外方向)へ移動する場合には該係止部材が上記溝部の幅方向の両側に位置する側壁部に係合し、該サッシ枠のそれ以上の移動が規制されるようになっている。
本願の第4の発明に係るサッシ枠の固定方法によれば、上記サッシ枠の上記開口部内への嵌装状態においては、上記開口部の一方の側壁面に設けた上記係止部材は、上記サッシ枠の一方の側面に設けた溝部内に進入しており、該サッシ枠がその厚さ方向へ移動する場合には該係止部材が上記溝部の幅方向の両側に位置する側壁部に係合して該サッシ枠のそれ以上の移動を規制する状態となっている。また、上記開口部の他方の側壁面に設けた上記係止部材は、開口部内方への突出量を増加させるように展開して上記サッシ枠の上記溝部内に進入しており、該サッシ枠がその厚さ方向へ移動する場合には該係止部材が上記溝部の幅方向の両側に位置する側壁部に係合し、該サッシ枠のそれ以上の移動を規制する状態となっている。
本願の第5の発明に係るサッシ枠の固定方法によれば、上記サッシ枠の上記開口部内への嵌装状態においては、上記開口部の少なくとも左右の側壁面の上部寄り位置に設けた耐熱性の係止部材が上記サッシ枠の左右両側面に設けた溝部内に進入しており、該サッシ枠がその厚さ方向(窓の内外方向)へ移動する場合には該係止部材が上記溝部の幅方向の両側に位置する側壁部に係合し、該サッシ枠のそれ以上の移動が規制されるようになっている。
A−a:サッシ枠1
図1には、本願発明に係る固定方法の実施対象となる窓用のサッシ枠1を示している。このサッシ枠1は、所定の断面形状を持つ形材を矩形枠状に組み付けて構成されるものであって、上枠部1aと下枠部1b及び左右の側枠部1cを備え、且つその内側部分は窓本体(図示省略)の装着スペース1dとされる。
A−b−1:開口部4への係止部材10の取り付け
上記コンクリート壁3に設けられた開口部4には、上記サッシ枠1が、その外周面との間に所定の間隔をもって嵌装される(図3参照)。そして、上記開口部4の左右の側壁面4cの上部寄り位置には、上記溝部2の各側壁部2bと共働して上記サッシ枠1の落下防止機能を発揮する係止部材10が取り付けられる(図2、図5、図6参照)。
先ず、図3に示すように、上記サッシ枠1を上記開口部4内に嵌装する。この場合、上記開口部4の左右の側壁面4cにはそれぞれ開口部内方への突出量が上記初期突出量に設定された上記釘体5が取り付けられているので、作業者はこれら左右の釘体5間のスペースを通して上記サッシ枠1を開口部4内に嵌装して該サッシ枠1の上記各溝部2を上記開口部4の左右の側壁面4cにそれぞれ対向させる。したがって、この状態では、上記各釘体5は、上記サッシ枠1の溝部2にその側方から臨んだ状態となっている。
先ず、上記サッシ枠1の表裏両面と上記開口部4の内面との間にそれぞれカットテープ等のシーリング材を取り付けて、上記サッシ枠1の外周と上記開口部4の内周の間の空間部9を密封する。
この実施形態のサッシ枠の固定方法によれば、上記サッシ枠1の上記開口部4内への取付完了状態においては、該サッシ枠1は、上記開口部4との間の空間部9に充填され且つ発泡硬化した硬質発泡ウレタンである樹脂硬化体8の密着性及び形状保持性によって該開口部4側に強固且つ気密的に固定保持される。
図7及び図8には、本願発明の第2の実施形態に係るサッシ枠の固定方法の要部を示している。この実施形態の固定方法は、その基本構成は上記第1の実施形態の固定方法と同様であって、これと異なる点は、係止部材10の構成である。
図9〜図11には、本願発明の第3の実施形態に係るサッシ枠の固定方法の要部を示している。この実施形態の固定方法は、その基本構成は上記第1、第2の実施形態の固定方法と同様であって、これと異なる点は、係止部材10の構成である。
図12には、本願発明の第4の実施形態に係るサッシ枠の固定方法の要部を示している。この実施形態の固定方法は、その基本構成は上記第1〜第3の実施形態の固定方法と同様であって、これと異なる点は、上記開口部4の左右の側壁面4cのそれぞれに設けられる係止部材10の構成である。
図13には、本願発明の第5の実施形態に係るサッシ枠の固定方法の実施に供されるサッシ枠1とコンクリート壁3に設けられた開口部4との相対関係を示している。このサッシ枠1は、例えば、掃出し窓の窓枠として使用される縦長大型のサッシ枠であって、その基本構成は上記各実施形態におけるサッシ枠1と同じであって、その大きさのみが異なるものであり、上記各実施形態の場合と同様に、上記開口部4内に該サッシ枠1を嵌装した状態においては、該開口部4の側壁面4cに設けた係止部材10を上記サッシ枠1の溝部2内に進入させ、該サッシ枠1に厚さ方向への移動を該係止部材10と上記溝部2の側壁部2bとの係合によって規制するものである。
(1)上記各実施形態においては、サッシ枠1として、窓用のサッシ枠を例にとって説明したが、本願発明はこれに限定されるものではなく、例えば、扉用のサッシ枠の固定作業にも適用できるものである。
2 ・・溝部
3 ・・コンクリート壁(躯体)
4 ・・開口部
5 ・・釘体
6 ・・プレート体
7 ・・ヒンジ体
8 ・・樹脂硬化体
9 ・・空間部
10 ・・係止部材
11 ・・固定具
Claims (5)
- 躯体に設けられた略矩形の開口部内に、窓または扉のサッシ枠であってその左右両側面にサッシ高さ方向に延びる溝部が設けられたサッシ枠を固定するサッシ枠の固定方法であって、
上記開口部の少なくとも左右の側壁面の上部寄り位置に、該開口部の内方へ突出する耐熱性の係止部材をそれぞれ設け、
上記サッシ枠を上記開口部内に嵌装して該サッシ枠の上記各溝部を上記開口部の左右の側壁面にそれぞれ対向させた後、上記各係止部材の少なくとも一方を屈曲変形させて開口部内方への突出量を増加させることで上記各係止部材を上記サッシ枠の上記各溝部内にそれぞれ進入させ、
しかる後、上記開口部と上記サッシ枠との間の空間部の略全域に発泡性樹脂を充填して発泡硬化させることで上記サッシ枠を上記開口部内に固定することを特徴とするサッシ枠の固定方法。 - 請求項1において、
上記係止部材の少なくとも一方を、上記サッシ枠の上記開口部への嵌装時には開口部内方への突出量を減じるように屈曲変形させて上記サッシ枠との干渉を回避させる一方、上記開口部への上記サッシ枠の嵌装後においては上記開口部内方への突出量を増加させるように屈曲変形させることを特徴とするサッシ枠の固定方法。 - 躯体に設けられた略矩形の開口部内に、窓または扉のサッシ枠であってその左右両側面にサッシ高さ方向に延びる溝部が設けられたサッシ枠を固定するサッシ枠の固定方法であって、
上記開口部の少なくとも左右の側壁面の上部寄り位置に、該側壁面側を枢支点として該側壁面から開口部内方側へ展開可能とされた耐熱性の係止部材をそれぞれ設けるとともに、これら各係止部材を上記開口部の側壁面寄りに収納して開口部内方への突出量を減少させた状態で保持し、
しかる後、上記サッシ枠を上記開口部内に嵌装して該サッシ枠の上記各溝部を上記開口部の左右の側壁面にそれぞれ対向させた後、上記各係止部材を開口部内方側へ展開させて該開口部内方への突出量を増加させることで上記各係止部材をそれぞれ上記サッシ枠の各溝部内に進入させ、
次いで、上記開口部と上記サッシ枠との間の空間部の略全域に発泡性樹脂を充填して発泡硬化させることで上記サッシ枠を上記開口部内に固定することを特徴とするサッシ枠の固定方法。 - 躯体に設けられた略矩形の開口部内に、窓または扉のサッシ枠であってその左右両側面にサッシ高さ方向に延びる溝部が設けられたサッシ枠を固定するサッシ枠の固定方法であって、
上記開口部の左右の側壁面のうちの何れか一方の側壁面の上部寄り位置には該開口部の内方へ突出する耐熱性の係止部材を、何れか他方の側壁面の上部寄り位置には該側壁面側を枢支点として該側壁面から開口部内方側へ展開可能とされた耐熱性の係止部材を、それぞれ設け、
上記サッシ枠を上記開口部内に嵌装して該サッシ枠の上記各溝部を上記開口部の左右の側壁面にそれぞれ対向させた後、上記一方の側壁面に設けられた上記係止部材は、これを屈曲変形させて開口部内方への突出量を増加させて、或いは屈曲変形させることなく上記サッシ枠の上記溝部内に進入させるとともに、上記他方の側壁面に設けられた上記係止部材は、これを開口部内方側へ展開させて該開口部内方への突出量を増加させることで上記サッシ枠の各溝部内に進入させ、
しかる後、上記開口部と上記サッシ枠との間の空間部の略全域に発泡性樹脂を充填して発泡硬化させることで上記サッシ枠を上記開口部内に固定することを特徴とするサッシ枠の固定方法。 - 躯体に設けられた略矩形の開口部内に、窓または扉のサッシ枠であってその左右両側面にサッシ高さ方向に延びる溝部が設けられたサッシ枠を固定するサッシ枠の固定方法であって、
上記開口部の少なくとも左右の側壁面の上部寄り位置に、開口部内方へ突出する耐熱性の係止部材をそれぞれ設け、
上記サッシ枠をその幅方向の中心線を軸として捩り変形させた状態で上記開口部内に嵌装し、該サッシ枠の上記各溝部内に上記各係止部材をそれぞれ進入させた後、該サッシ枠を略原形に復帰させ、
しかる後、上記開口部と上記サッシ枠との間の空間部の略全域に発泡性樹脂を充填して発泡硬化させることで上記サッシ枠を上記開口部内に固定することを特徴とするサッシ枠の固定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014099115A JP6381279B2 (ja) | 2014-05-12 | 2014-05-12 | サッシ枠の固定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014099115A JP6381279B2 (ja) | 2014-05-12 | 2014-05-12 | サッシ枠の固定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015214860A true JP2015214860A (ja) | 2015-12-03 |
JP6381279B2 JP6381279B2 (ja) | 2018-08-29 |
Family
ID=54751983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014099115A Expired - Fee Related JP6381279B2 (ja) | 2014-05-12 | 2014-05-12 | サッシ枠の固定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6381279B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113279530A (zh) * | 2021-05-10 | 2021-08-20 | 安徽钟南消防科技有限公司 | 一种抗侧推夹胶中空玻璃防火栏板 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6227990U (ja) * | 1985-08-06 | 1987-02-20 | ||
GB2317918A (en) * | 1996-10-05 | 1998-04-08 | Anglian Windows Ltd | Cavity Closer/Window Frame Fixing Clip |
JPH10169320A (ja) * | 1996-12-05 | 1998-06-23 | Fukunagahiroshi Kenchiku Kenkyusho:Kk | 鋼製建具の設置方法及びそれに使用する設置金具 |
-
2014
- 2014-05-12 JP JP2014099115A patent/JP6381279B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6227990U (ja) * | 1985-08-06 | 1987-02-20 | ||
GB2317918A (en) * | 1996-10-05 | 1998-04-08 | Anglian Windows Ltd | Cavity Closer/Window Frame Fixing Clip |
JPH10169320A (ja) * | 1996-12-05 | 1998-06-23 | Fukunagahiroshi Kenchiku Kenkyusho:Kk | 鋼製建具の設置方法及びそれに使用する設置金具 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113279530A (zh) * | 2021-05-10 | 2021-08-20 | 安徽钟南消防科技有限公司 | 一种抗侧推夹胶中空玻璃防火栏板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6381279B2 (ja) | 2018-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10370890B2 (en) | Door frame structure and method for mounting door frame structure | |
JP6157172B2 (ja) | 開口部装置およびこれに用いられるガラス保持金具の取り外し方法 | |
JP6231272B2 (ja) | 開口部装置 | |
JP6381279B2 (ja) | サッシ枠の固定方法 | |
JP6017299B2 (ja) | 建具 | |
JP6769800B2 (ja) | 建具 | |
JP6785123B2 (ja) | 建具 | |
KR101649307B1 (ko) | 실내 설치형 커튼월 및 이의 시공방법 | |
JP2020029747A (ja) | 壁パネルの接続構造 | |
JP6831076B2 (ja) | 建具 | |
JP6315186B2 (ja) | プルポケットの取付構造 | |
JP2014074266A (ja) | サッシ | |
JP6957315B2 (ja) | 建具 | |
JP6588313B2 (ja) | 建具 | |
JP6358654B2 (ja) | 扉構造 | |
JP2016223176A (ja) | 間仕切パネルにおけるドア枠取付装置 | |
JP6171323B2 (ja) | 開口部装置 | |
JP7260375B2 (ja) | 建具の部品取付構造 | |
JP7464514B2 (ja) | 移動制限装置及び建具 | |
JP6387030B2 (ja) | 防音パネル | |
JP6087231B2 (ja) | 建築用ルーバーパネル | |
JP2012021273A (ja) | ドア体 | |
JP7464510B2 (ja) | 網戸の支持構造 | |
JP6756542B2 (ja) | 建具 | |
JP2017160736A (ja) | 建具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170503 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180109 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180308 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180731 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180731 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6381279 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |