JP2015214408A - 物品搬送設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス時以外の不適切なタイミングで制御部に対する指示情報が入力されてしまう事態を防止しながらも、管理が煩雑になることを防止できる入出力用コンソールを備えた物品搬送設備を提供する。【解決手段】複数の制御部H1〜H8の夫々と無線通信自在なコンソール端末Tが設けられ、コンソール端末Tは、複数の制御部H1〜H8のうち通信対象の制御部を選択する通信対象選択部TRを備え、かつ、通信対象選択部TRにて選択された制御部から送信される表示情報を表示部に表示する表示処理と、通信対象選択部TRにて選択された制御部に対応する物品搬送装置S1〜S8についての作動を指令する指令情報を当該制御部に送信する作動指令送信処理とを実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、複数の搬送装置と、前記複数の搬送装置の夫々に対応して設けられて対応する搬送装置の作動を制御する複数の制御部と、を備えた物品搬送設備に関する。
このような物品搬送設備の従来例として、特開2013−67440号公報(特許文献1)に記載されているように、スタッカークレーン、入出庫コンベヤ、搬送台車等の複数の搬送装置と、それら複数の搬送装置夫々に対応する複数の制御部と、が設けられ、複数の制御部の夫々には、当該制御部から出力される表示情報を表示する表示部と、当該制御部に対してその制御部に対応する搬送装置の作動を指示する指示情報を入力する入力部と、が備えられたものがある。
特開2013−67440号公報
上記特許文献1に記載された物品搬送設備の各制御部における表示部及び入力部(以下、入出力コンソールと称する)は、設備における全ての制御部の入出力コンソールが同時に使用されることはなく、必要なときに必要な入出力コンソールが使用される。そのため、入出力コンソールが使用されない状態となっている場合があり、入出力コンソールは装置としての稼働率が低く、設備全体の稼働率の低下の要因となっていた。
そこで、設備の稼働率の低下を抑制できる物品搬送設備の実現が望まれる。
上記課題を解決するための本発明に係る物品搬送設備は、複数の搬送装置と、前記複数の搬送装置の夫々に対応して設けられて対応する搬送装置の作動を制御する複数の制御部と、を備えたものであって、
前記複数の制御部の夫々と無線通信自在なコンソール端末が設けられ、前記コンソール端末は、前記複数の制御部のうち通信対象の制御部を選択する通信対象選択部を備え、かつ、前記通信対象選択部にて選択された前記制御部から送信される表示情報を表示部に表示する表示処理と、前記通信対象選択部にて選択された前記制御部に対応する前記物品搬送装置についての作動を指令する指令情報を当該制御部に送信する作動指令送信処理とを実行する点を特徴とする。
すなわち、制御部と無線通信自在なコンソール端末によって、制御部からの表示情報を表示する表示処理、又は、物品搬送装置についての作動を指令する指令情報を当該制御部に送信する作動指令送信処理を実行することになる。したがって、全ての制御部の存在箇所に当該コンソール端末を常設しておく必要がない。そのため、物品搬送設備に備える搬送装置の数に比べて少ない台数のコンソール端末数により、搬送装置の制御部からの表示情報の表示や、搬送装置の制御部への指令情報の送信を実行することができ、コンソール端末数を削減することができる。
また、複数の制御部のうちのいずれを上記コンソール端末についての通信対象の制御部とするかを、必要に応じて通信対象選択部にて選択することができるから、コンソール端末を各制御部にて共用することができる。そのため、物品搬送設備におけるコンソール端末の稼働率を向上することができる。
したがって、設備の稼働率の低下を抑制できる物品搬送設備を提供することができる。
本発明に係る物品搬送設備においては、前記コンソール端末が複数設けられ、前記制御部は、前記コンソール端末における前記通信対象選択部により通信対象として選択されるまでは通信非確立状態であり、かつ、前記コンソール端末における前記通信対象選択部により通信対象として選択されることを条件に、前記通信非確立状態から通信確立状態となり、前記複数のコンソール端末における前記通信対象選択部の夫々は、前記複数の制御部のうち、他のコンソール端末との間で未だ通信確立状態となっていない前記制御部を通信対象として選択可能に構成されていることが好ましい。
すなわち、複数のコンソール端末の夫々における前記通信対象選択部にて、通信対象の制御部を選択するに当たり、他のコンソール端末との間で未だ通信確立状態となっていない制御部を通信対象として選択可能とすることにより、1つの制御部に対して複数のコンソール端末が通信確立状態とならないようにすることができる。
このため、1つの制御部に対して、複数のコンソール端末から矛盾した指令情報を送信するような事態が発生することを防止することができ、搬送装置の作動を適切に制御することができる。
本発明に係る物品搬送設備においては、前記複数の制御部の夫々に対応して設けられて当該制御部に各別に付与された識別情報を保持する識別情報保持体が設けられ、前記通信対象選択部が、前記識別情報保持体に保持されている識別情報を取得する識別情報取得部を備え、かつ、前記識別情報取得部により取得した前記識別情報に基づいて、前記通信対象の制御部を設定するように構成されていることが好ましい。
すなわち、識別情報保持体に保持されている識別情報を識別情報取得部にて取得することで、コンソール端末に対して前記複数の制御部のうちのいずれを通信対象の制御部とするかを選択することができる。
例えば、識別情報保持体をRFIDタグとし、識別情報取得部をRFIDタグリーダとする構成とすることや、識別情報保持体をバーコードとし、識別情報取得部をバーコードリーダとすること等が考えられる。
このように構成することで、コンソール端末と通信対象の制御部との対応づけを容易に行うことができる。
本発明に係る物品搬送設備においては、複数の前記コンソール端末の夫々における前記通信対象選択部は、既に通信対象として選択済みの前記制御部に加えて、他の前記制御部を新たな通信対象の制御部として選択可能に構成されていることが好ましい。
すなわち、既に通信対象として選択済みの制御部に加えて、さらに別の制御部を新たな通信対象の制御部として選択することができる。このため、コンソール端末によって物品搬送装置についての作動を指令すべき制御部が複数存在する場合に、それら複数の制御部を同時期に通信対象の制御部として選択しておき、それら複数の制御部についての表示処理又は作動指令送信処理を、単一のコンソール端末を兼用して実行することができる。
したがって、物品搬送設備において必要となるコンソール端末の数量を削減することができる。
本発明に係る物品搬送設備においては、前記複数の搬送装置として、複数の異なる種別の搬送装置が設けられ、複数の前記コンソール端末の夫々は、前記複数の異なる種別の搬送装置の夫々に対応する前記制御部を通信対象の制御部として、前記表示処理及び前記作動指令送信処理を実行自在に構成されていることが好ましい。
すなわち、複数種別の搬送装置を備える物品搬送設備において、当該複数種別の搬送装置の夫々に対応する複数種別の制御部が備えられている場合であっても、コンソール端末を共用できる。したがって、物品搬送設備に備える搬送装置の数に比べて少ない台数のコンソール端末数により、各種別の搬送装置の制御部からの表示情報の表示や、各種別の搬送装置の制御部への指示情報の入力を行うことができる。
物品保管設備の全体平面図 物品保管設備の制御ブロック図 制御部とタブレット端末との対応付けを説明するフローチャート タブレット端末をスタッカークレーン制御部のコンソールとして使用する場合の表示例を示す図 タブレット端末をスタッカークレーン制御部のコンソールとして使用する場合の表示の別例を示す図 タブレット端末を入出庫コンベヤ制御部のコンソールとして使用する場合の表示例を示す図
以下、図面に基づいて、本発明の物品搬送設備を物品保管設備に適用した実施形態を説明する。
物品保管設備は、図1に示すように、3つの自動倉庫J1、J2、J3と、当該3つの自動倉庫J1、J2、J3の夫々に対応して、自動倉庫J1、J2、J3夫々に備えられるスタッカークレーンS1、S2、S3との間で物品Bを受け渡しする3つの入出庫コンベヤS4、S5、S6と、物品Bを外部から入荷すべく受け渡しする入出荷コンベヤS8と、走行レールR4に沿って走行自在で、入出庫コンベヤS4、S5、S6と入出荷コンベヤS8との間で物品を載置搬送する3つの搬送台車54a、54b、54cを備えた仕分搬送装置S7と、を備えて構成されている。
以下、スタッカークレーンS1、S2、S3、入出庫コンベヤS4、S5、S6、仕分搬送装置S7、及び、入出荷コンベヤS8をまとめて説明するときは、「各搬送装置」と称する。
第1自動倉庫J1には、図1及び図2に示すように、走行レールR1を走行移動自在で、走行レールR1を挟んで互いに向かい合う一対の物品収納棚2の双方に対して物品を移載可能な第1スタッカークレーンS1と、当該第1スタッカークレーンS1の作動を制御する第1クレーン制御部H1が備えられている。また、第1自動倉庫J1における第1クレーン制御部H1の近傍に、当該第1クレーン制御部H1を識別する識別情報を保持するRFIDタグC1が設けられている。
同様に、第2自動倉庫J2には、走行経路R2を走行移動自在で、走行経路R2を挟んで互いに向かい合う一対の物品収納棚2の双方に対して物品を移載可能な第2スタッカークレーンS2と、当該第2スタッカークレーンS2の作動を制御する第2クレーン制御部H2が備えられ、第3自動倉庫J3には、走行経路R3を走行移動自在で、走行経路R3を挟んで互いに向かい合う一対の物品収納棚2の双方に対して物品を移載可能な第3スタッカークレーンS3と、当該第3スタッカークレーンS3の作動を制御する第3クレーン制御部H3が備えられている。
第2自動倉庫J2における第2クレーン制御部H2の近傍には、当該第2クレーン制御部H2を識別する識別情報を保持するRFIDタグC2が設けられ、第3自動倉庫J3における第3クレーン制御部H3の近傍には、当該第3クレーン制御部H3を識別する識別情報を保持するRFIDタグC3が設けられている。
図示は省略するが、スタッカークレーンS1〜S3は、物品収納棚2の前面側に設けられる走行レールR1〜R3を走行移動自在な走行台車と、その走行台車上に立設された前後一対の支柱と、前後一対の支柱の上端部同士を接続する上部枠とを備え、さらに、前後一対の支柱に案内されて昇降移動自在な昇降台が設けられている。また、昇降台には、収納部と自己との間で物品Bを移載自在に構成される移載装置が設けられている。
第1入出庫コンベヤS4は、図1及び図2に示すように、1台の入庫用コンベヤと1台の出庫用コンベヤとの一対を1組として構成されている。また、当該入庫用コンベヤ及び出庫用コンベヤの作動を制御する第1コンベヤ制御部H4が設けられている。また、第1入出庫コンベヤS4の近傍に、第1コンベヤ制御部H4を識別する識別情報を保持するRFIDタグC4が設けられている。
第2入出庫コンベヤS5及び第3入出庫コンベヤS6も、同様に、1台の入庫用コンベヤと1台の出庫用コンベヤとの一対を1組として構成されており、第2入出庫コンベヤS5の作動を制御する第2コンベヤ制御部H5、及び、第3入出庫コンベヤS6の作動を制御する第3コンベヤ制御部H6が設けられている。
第2入出庫コンベヤS5の近傍には、第2コンベヤ制御部H5を識別する識別情報を保持するRFIDタグC5が設けられ、第3入出庫コンベヤS6の近傍には、第3コンベヤ制御部H6を識別する識別情報を保持するRFIDタグC6が設けられている。
仕分搬送装置S7には、図1及び図2に示すように、環状の走行レールR4を走行する3台の搬送台車54a、54b、54cが設けられている。搬送台車54a、54b、54cの夫々には、走行レールR4上を走行移動するための走行車輪を駆動するための走行用モータ、及び、移載装置を駆動するための移載用モータが備えられており、上記走行用モータ及び移載用モータの作動を制御する搬送台車制御部H7が設けられている。仕分搬送装置S7における搬送台車制御部H7の近傍には、当該搬送台車制御部H7を識別する識別情報を保持するRFIDタグC7が設けられている。
入出荷コンベヤS8は、図1及び図2に示すように、荷積卸場58に設けられ、1台の入荷用コンベヤと1台の出荷用コンベヤとの一対を1組として構成されている。入出荷コンベヤS8には、物品を載置搬送すべくコンベヤローラ又はコンベヤベルトを駆動させるコンベヤ用電動モータが備えられており、このコンベヤ用電動モータの作動を制御する入出荷コンベヤ制御部H8が設けられている。入出荷コンベヤ制御部H8の近傍には、当該入出荷コンベヤ制御部H8を識別する識別情報を保持するRFIDタグC8が設けられている。
すなわち、複数の搬送装置(スタッカークレーンS1〜S3、入出庫コンベヤS4〜S6、仕分搬送装置S7、及び、入出荷コンベヤS8)と、それら複数の搬送装置の夫々に対応して設けられて対応する搬送装置の作動を制御する複数の制御部(第1クレーン制御部H1、第2クレーン制御部H2、第3クレーン制御部H3、第1コンベヤ制御部H4、第2コンベヤ制御部H5、第3コンベヤ制御部H6、搬送台車制御部H7、及び入出荷コンベヤ制御部H8)と、が設けられている。
以下、第1クレーン制御部H1、第2クレーン制御部H2、第3クレーン制御部H3、第1コンベヤ制御部H4、第2コンベヤ制御部H5、第3コンベヤ制御部H6、搬送台車制御部H7、及び入出荷コンベヤ制御部H8をまとめて説明するときは「各制御部」と称する。
各制御部においては、その制御部に対応する搬送装置を制御する制御プログラムが実行されている。制御プログラムは、例えば共通プラットフォーム上で実行可能なアプレット等にて構成されており、ネットワークを介して、後述するタブレット端末Tにて実行される。
次に、図2の制御ブロック図に基づいて、本実施形態の物品保管設備の制御構成を説明する。第1クレーン制御部H1、第2クレーン制御部H2、第3クレーン制御部H3、第1コンベヤ制御部H4、第2コンベヤ制御部H5、第3コンベヤ制御部H6、搬送台車制御部H7、及び入出荷コンベヤ制御部H8の夫々は、相互に通信線L(例えばイーサネット(登録商標)等)にて接続されている。また、上記各制御部からの情報に基づいて、物品保管庫設備全体の状態を管理する倉庫管理装置HM、及び、無線LANのアクセスポイント(無線アクセスポイントAP)も、同一セグメントに属する形態で上記通信線Lに接続されている。
物品保管設備には、無線アクセスポイントAPと相互に無線通信自在なタブレット端末Tが、同物品保管設備に設置されている制御部の総数を超えない数量で複数備えられている。
タブレット端末Tは、無線LAN、及び通信線Lを介して、各制御部と通信自在に構成されている。さらに、タブレット端末Tには、タッチパネル式の液晶ディスプレイTd(図4〜6参照)と、上記RFIDタグC1〜C8に保持されている識別情報を読み取るRFIDリーダTR(図2参照)と、が備えられている。
本実施形態において、タブレット端末Tが本発明のコンソール端末に相当し、液晶ディスプレイTdが、第1クレーン制御部制御部H1〜入出荷コンベヤ制御部H8の何れかから送信される表示情報を表示する表示部に相当する。また、タブレット端末Tは、液晶ディスプレイTdのタッチパネル等からの入力に基づいて、物品搬送装置(第1スタッカークレーンS1〜第3スタッカークレーンS3、第1入出庫コンベヤS4〜第3入出庫コンベヤS6、仕分搬送装置S7、及び、入出荷コンベヤS8)についての作動を指令する指令情報を当該制御部(H1〜H8)に送信する作動指令送信処理と、を実行する。
すなわち、タブレット端末Tは、第1クレーン制御部制御部H1〜入出荷コンベヤ制御部H8の夫々と無線通信自在に構成され、かつ、第1クレーン制御部制御部H1〜入出荷コンベヤ制御部H8のうち後述する通信対象選択部にて選択された制御部から送信される表示情報を表示部に表示する表示処理と、通信対象選択部にて選択された制御部に対応する物品搬送装置(第1スタッカークレーンS1〜第3スタッカークレーンS3、第1入出庫コンベヤS4〜第3入出庫コンベヤS6、仕分搬送装置S7、及び、入出荷コンベヤS8のうちの何れか)についての作動を指令する指令情報を当該制御部に送信する作動指令送信処理とを実行するように構成されている。
つまり、複数のタブレット端末Tの夫々は、複数の異なる種別の搬送装置の夫々に対応する制御部を通信対象の制御部として、表示処理及び作動指令送信処理を実行自在に構成されている。
タブレット端末Tにおいて、第1クレーン制御部制御部H1〜入出荷コンベヤ制御部H8のうち通信対象の制御部を選択する場合には、これらの制御部の夫々に対応して設けられて当該制御部に各別に付与された識別情報を保持するRFIDタグC1〜C8と、RFIDタグC1〜C8に保持されている識別情報を取得するRFIDリーダTRと、によって、複数の制御部のうちのいずれを当該タブレット端末Tについての通信対象の制御部とするかを選択する。
具体的には、RFIDリーダTRにてRFIDタグC1〜C8のうちのいずれかに保持されている識別情報が読み込まれると、そのRFIDタグに保持されている識別情報に対応する制御部(例えば、RFIDタグC1であれば第1クレーン制御部H1、RFIDタグC2であれば第2クレーン制御部H2、・・・)が通信対象の制御部として選択される。そして、通信対象の制御部として選択された制御部は、タブレット端末Tを自己のコンソール端末として対応付けする。これによって、通信対象の制御部として選択された制御部は、タブレット端末Tと通信確立状態となる。また、第1クレーン制御部制御部H1〜入出荷コンベヤ制御部H8の夫々は、通信対象の制御部として選択されることによって通信確立状態となるまでは通信非確立状態となるように設定されている。
上記の説明において、「通信確立状態」とは、制御部もしくはタブレット端末Tにて実行されている制御プログラム、又は、当該制御プログラムから参照されるデータベース等によって制御部とタブレット端末Tとが対応づけられた状態をいい、「通信非確立状態」とは、上述の制御部とタブレット端末Tとの対応づけが解除された状態をいう。本実施形態では、各制御部にて制御プログラムが実行されている。すなわち、各制御部(H1〜H8)は、タブレット端末TにおけるRFIDリーダTRにより通信対象として選択されるまでは通信非確立状態であり、かつ、タブレット端末TにおけるRFIDリーダTRにより通信対象として選択されることを条件に、通信非確立状態から通信確立状態となるように構成されている。
本実施形態において、RFIDリーダTRが通信対象選択部に相当する。すなわち、通信対象選択部が、RFIDタグC1〜C8に保持されている識別情報を取得するRFIDリーダTRを備え、RFIDリーダTRにより取得した識別情報に基づいて、通信対象の制御部を設定するように構成されている。
また、複数のタブレット端末Tの夫々における通信対象選択部は、既に通信対象として選択済みの制御部に加えて、他の制御部をも新たな通信対象の制御部として選択可能に構成されている。すなわち、例えば、あるタブレット端末Tが既に第1クレーン制御部H1を通信対象として選択していた場合でも、新たに他の制御部として、例えば第2クレーン制御部H2を通信対象として選択することができる。このように複数の制御部を通信対象の制御部として選択した場合は、タブレット端末Tの液晶ディスプレイTdには、夫々の制御部に対応するタブを表示し、かつそのタブの何れかを最前面に表示するように選択可能となっている。そして最前面に表示されたタブに対応する制御部から送信される表示情報を表示する表示処理、又は、最前面に表示されたタブに対応する制御部に指令情報を送信する作動指令送信処理が実行できるようにすることができる。なお、表示形式は、タブに限らず、例えばランチャー画面を設けて、そのランチャー画面における選択ボタンの押下によって、表示処理又は作動指令送信処理の対象の制御部を切換えるように構成してもよい。
本実施形態の物品搬送設備において、作業者がある搬送装置のメンテナンス作業を行う場合の作業フローを、図3のフローチャートに沿って説明する。
作業者は、まず、メンテナンス対象の搬送装置に対応するRFIDタグ(C1〜C8)に保持されている識別情報を、タブレット端末TのRFIDリーダTRにて読み取る。
RFIDリーダTRにてRFIDタグ(C1〜C8)に保持されている識別情報が読み込まれると(ステップ#1:Yes)、そのRFIDタグ(C1〜C8)に保持されている識別情報に対応する制御部が通信対象の制御部として選択される(ステップ#2)。通信対象の制御部として選択された制御部は、上述したように、自己を通信対象の制御部として選択した通信対象選択部を有するタブレット端末Tを自己のコンソール端末として対応付けする。
その後、制御部又は作業者の要求に基づいて、タブレット端末Tの液晶ディスプレイTdに対する表示処理又は液晶ディスプレイTdのタッチパネルから入力された指令情報を制御部に送信する作動指令送信処理を行う(ステップ#3)。タブレット端末Tから、制御部にて実行されている制御プログラムに終了指令が入力されると(ステップ#4:Yes)、タブレット端末Tと上記通信対象の制御部との対応付けを解除して当該制御部とタブレット端末Tとを通信非確立状態とし(ステップ#5)、処理を終了する。
図2に、第1スタッカークレーンS1のメンテナンス作業を行う場合を例示する。RFIDリーダTRにて第1スタッカークレーン51aが備えられる第1自動倉庫J1に対応するRFIDタグC1を読み取ると、第1クレーン制御部H1が当該タブレット端末Tについての通信対象の制御部に設定され、タブレット端末Tと第1クレーン制御部H1との間で通信が行われる。タブレット端末Tでは、第1クレーン制御部H1から送信されたアプレットが実行され、これによりタブレット端末Tが第1クレーン制御部H1に対応するコンソール端末として機能する。
このとき、タブレット端末Tの液晶ディスプレイTdには、例えば、図4、又は図5に示すような表示情報が表示される。図4は、第1スタッカークレーン51aをマニュアル作動させるための表示情報を表示している。この表示情報においては、右列に示すように、タッチパネルを用いた操作ボタンを併せて表示しており、第1スタッカークレーンS1の走行台車の前進・後退、昇降台の上昇・下降、及び、移載装置(フォーク)の右側移動又は左側移動を、作業者が手動で操作できるようになっている。図5は、図4の操作ボタンの配置の別形態である。
また、例えば、第1入出庫コンベヤS4のメンテナンス作業を行う場合には、RFIDリーダTRにて第1入出庫コンベヤS4に対応するRFIDタグC4を読み取る。これにより、第1コンベヤ制御部H4が当該タブレット端末Tについての通信対象の制御部に設定され、タブレット端末Tと第1コンベヤ制御部H4との間で通信が行われる。タブレット端末Tでは、第1コンベヤ制御部H4から送信されたアプレットが実行され、これにより、図6に示すように、タブレット端末Tが第1コンベヤ制御部H4に対応するコンソール端末として機能する。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、通信対象選択部をRFIDタグC1〜C8及びRFIDリーダTRにて構成する例を示したが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、タブレット端末Tにて実行される選択用のランチャープログラムや、HTMLブラウザに表示される選択メニュー(例えばプルダウンメニュー等)としてもよく、コンソール端末に対して複数の制御部のうちのいずれを通信対象の制御部とするかを選択可能であれば、様々な方法を用いることができる。
(2)上記実施形態では、識別情報保持体としてRFIDタグを用い、識別情報取得部をRFIDリーダとする構成を例示したが、識別情報保持体をバーコードとし、識別情報取得部をバーコードリーダとしてもよい。このように、識別情報保持体及び識別情報取得部としては、識別情報を保持自在な保持体と、当該保持体に保持されている情報を読み取ることができる読取部とを組み合わせた各種のシステムを用いることができる。
(3)上記実施形態では、コンソール端末をタブレット端末Tとする例を示したが、このような構成に限定されるものではなく、コンソール端末を、例えばノート型PCや、ウェアラブルコンピュータ、又は、物品保管設備に備えられる各搬送装置に共通の専用ハードウェア等としてもよく、端末の形態としては種々のものを用いることができる。
(4)上記実施形態では、コンソール端末を、複数の異なる種別の搬送装置の作動を制御する制御部にて共用する構成を示したが、コンソール端末を同種の複数の搬送装置に対応する複数の制御部にて共用するものとしてもよい。
(5)上記実施形態では、本発明の物品搬送設備を物品保管設備に適用する例を示したが、物品の保管機能を有さない設備に用いてもよい。
(6)上記実施形態では、タブレット端末Tを、物品保管設備に設置されている制御部の数量を超えない数量だけ備える構成を説明したが、タブレット端末Tを、物品保管設備に設置されている制御部の数量と同数あるいはそれ以上備える構成としてもよい。
(7)上記実施形態では、RFIDリーダTRは、既に通信対象として選択済みの制御部に加えて、他の制御部を新たな通信対象の制御部として選択可能に構成したが、このような構成に限定されるものではなく、複数の制御部のうち1つの制御部との間で通信確立状態となっている場合には、他の制御部を通信対象の制御部として選択できないように構成してもよい。
S1〜S8 搬送装置
H1〜H8 制御部
T コンソール端末
C1〜C8 識別情報保持体
TR 識別情報取得部

Claims (5)

  1. 複数の搬送装置と、前記複数の搬送装置の夫々に対応して設けられて対応する搬送装置の作動を制御する複数の制御部と、を備えた物品搬送設備であって、
    前記複数の制御部の夫々と無線通信自在なコンソール端末が設けられ、
    前記コンソール端末は、前記複数の制御部のうち通信対象の制御部を選択する通信対象選択部を備え、かつ、
    前記通信対象選択部にて選択された前記制御部から送信される表示情報を表示部に表示する表示処理と、前記通信対象選択部にて選択された前記制御部に対応する前記物品搬送装置についての作動を指令する指令情報を当該制御部に送信する作動指令送信処理とを実行する物品搬送設備。
  2. 前記コンソール端末が複数設けられ、
    前記制御部は、前記コンソール端末における前記通信対象選択部により通信対象として選択されるまでは通信非確立状態であり、かつ、前記コンソール端末における前記通信対象選択部により通信対象として選択されることを条件に、前記通信非確立状態から通信確立状態となり、
    前記複数のコンソール端末における前記通信対象選択部の夫々は、前記複数の制御部のうち、他のコンソール端末との間で未だ通信確立状態となっていない前記制御部を通信対象として選択可能に構成されている請求項1記載の物品搬送設備。
  3. 前記複数の制御部の夫々に対応して設けられて当該制御部に各別に付与された識別情報を保持する識別情報保持体が設けられ、
    前記通信対象選択部が、前記識別情報保持体に保持されている識別情報を取得する識別情報取得部を備え、かつ、前記識別情報取得部により取得した前記識別情報に基づいて、前記通信対象の制御部を設定するように構成されている請求項1又は2に記載の物品搬送設備。
  4. 複数の前記コンソール端末の夫々における前記通信対象選択部は、既に通信対象として選択済みの前記制御部に加えて、他の前記制御部を新たな通信対象の制御部として選択可能に構成されている請求項1〜3の何れか1項に記載の物品搬送設備。
  5. 前記複数の搬送装置として、複数の異なる種別の搬送装置が設けられ、
    複数の前記コンソール端末の夫々は、前記複数の異なる種別の搬送装置の夫々に対応する前記制御部を通信対象の制御部として、前記表示処理及び前記作動指令送信処理を実行自在に構成されている請求項1〜4の何れか1項に記載の物品搬送設備。
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