JP2015214179A - 4輪車両 - Google Patents

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Toshikatsu Kuramochi
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Abstract

【課題】駐車場での車庫入れ時や隘路走行時であっても、後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能を十分に発揮可能な4輪車両を提供する。【解決手段】4輪すべての操舵が可能な操舵機能を有する4輪車両11である。4輪車両11は、前輪13を転舵する際の転舵力を付与する前輪転舵アクチュエータ65と、後輪15を転舵する際の転舵力を付与する後輪転舵アクチュエータ67と、前輪転舵アクチュエータ65及び後輪転舵アクチュエータ67の駆動制御を行う駆動制御部49と、駆動制御部49と連係しながら4輪車両11を所定の経路に沿って誘導する支援制御を行う誘導支援制御部51と、を備える。駆動制御部49は、誘導支援制御部51が支援制御を行っている際、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量の目標値を、誘導支援制御部51が支援制御を行っていない際のそれ(標準値)と比べて拡大設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、前輪及び後輪を含む4輪すべての操舵が可能な操舵機能を有する4輪車両に関する。
従来、車両の旋回性・操縦安定性の向上などを狙って、前輪及び後輪を含む4輪すべての操舵が可能な操舵装置が知られている。
例えば特許文献1には、操舵ハンドルの操作に応じて、前輪及び後輪を含む4輪すべての操舵が可能な操舵装置が開示されている。特許文献1に係る操舵装置は、旋回性向上制御及び安定性向上制御を実行可能なECUと、ECUの制御モードを選択する際に乗員によって操作される制御モード選択スイッチとを有してなる。特許文献1に係る操舵装置では、旋回性向上制御及び安定性向上制御を共に実行可能な第1モード、安定性向上制御を実行可能になる一方旋回性向上制御が禁止される第2モードのうちいずれかが、制御モード選択スイッチの操作によって選択可能である。
特許文献1に係る操舵装置によれば、車両の走行安定性を損なわないようにして乗員による後輪転舵制御の選択を可能にすることができる。
特開2013−252761号公報
ところで、特許文献1に係る操舵装置では、例えば、駐車場での車庫入れ時や隘路走行時において、前記第1モードを選択的に用いて後輪転舵制御を行うと、車両の挙動が通常(後輪転舵制御なし)時と比べて機敏になるため、運転者が違和感を抱く蓋然性が高い。そこで、かかる違和感を除くため、車庫入れ時や隘路走行時に後輪転舵制御を行うに際し、その制御量が抑制されがちである。その結果、車両の旋回性も抑制されて、折角の後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能を十分に発揮できないおそれがあった。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたものであり、例えば、駐車場での車庫入れ時や隘路走行時であっても、後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能を十分に発揮可能な4輪車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、(1)に係る発明は、前輪及び後輪を含む4輪すべての操舵が可能な操舵機能を有する4輪車両であって、前記前輪を転舵する際の転舵力を付与する前輪転舵アクチュエータと、前記後輪を転舵する際の転舵力を付与する後輪転舵アクチュエータと、前記前輪転舵アクチュエータ及び前記後輪転舵アクチュエータの駆動制御を行う駆動制御部と、前記駆動制御部と連係しながら前記4輪車両を所定の経路に沿って誘導する支援制御を行う誘導支援制御部と、を備え、前記駆動制御部は、前記誘導支援制御部が前記支援制御を行っている際、前記後輪転舵アクチュエータに係る駆動制御量の目標値を、前記誘導支援制御部が前記支援制御を行っていない際のそれと比べて拡大設定する、ことを最も主要な特徴とする。
(1)に係る発明によれば、駆動制御部は、誘導支援制御部が前記支援制御を行っている際、後輪転舵アクチュエータに係る駆動制御量の目標値を、誘導支援制御部が前記支援制御を行っていない際のそれと比べて拡大設定するため、例えば、駐車場での車庫入れ時や隘路走行時であっても、後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能を十分に発揮することができる。
また、(2)に係る発明は、(1)に記載の4輪車両であって、当該4輪車両の周辺に存する物体を含む周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得部と、前記周辺環境情報取得部で取得した周辺環境情報に基づいて目標位置に至る前記所定の経路を設定する経路設定部と、をさらに備え、前記誘導支援制御部は、前記駆動制御部と連係しながら前記4輪車両を、前記経路設定部で設定された前記所定の経路に沿って前記目標位置へ誘導する支援制御を行う、ことを特徴とする。
(2)に係る発明によれば、誘導支援制御部は、駆動制御部と連係しながら4輪車両を、経路設定部で設定された所定の経路に沿って目標位置へ誘導する支援制御を行うため、(1)に係る発明と同様に、例えば、駐車場での車庫入れ時や隘路走行時であっても、後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能を十分に発揮することができる。
また、(3)に係る発明は、(1)に記載の4輪車両であって、当該4輪車両の周辺に存する物体を含む周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得部と、前記周辺環境情報取得部で取得した周辺環境情報に基づいて駐車位置に至る前記所定の経路を設定する経路設定部と、をさらに備え、前記誘導支援制御部は、前記駆動制御部と連係しながら前記4輪車両を、前記経路設定部で設定された前記所定の経路に沿って前記駐車位置へ後退誘導する支援制御を行う、ことを特徴とする。
(3)に係る発明によれば、誘導支援制御部は、駆動制御部と連係しながら4輪車両を、経路設定部で設定された所定の経路に沿って駐車位置へ後退誘導する支援制御を行うため、後輪転舵制御に係る機敏さが前進時と比べて際立つ後退時における駐車場での車庫入れ時であっても、後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能を十分に発揮することができる。
また、(4)に係る発明は、(2)又は(3)に記載の4輪車両であって、前記駆動制御部は、前記誘導支援制御部が前記支援制御を行っている際、前記後輪転舵アクチュエータに係る駆動制御量の限界値を、前記誘導支援制御部が前記支援制御を行っていない際のそれと比べて拡大設定する、ことを特徴とする。
(4)に係る発明によれば、駆動制御部は、誘導支援制御部が支援制御を行っている際、後輪転舵アクチュエータに係る駆動制御量の限界値(変動幅)を、誘導支援制御部が支援制御を行っていない際のそれと比べて拡大設定するため、(2)又は(3)に係る発明と比べて、例えば、駐車場での車庫入れ時や隘路走行時であっても、後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能をより十分に発揮することができる。
また、(5)に係る発明は、(2)〜(4)のいずれか一に記載の4輪車両であって、前記駆動制御部は、前記誘導支援制御部が前記支援制御を行っている際、前記後輪転舵アクチュエータに係る駆動制御量の変化速度値を、前記誘導支援制御部が前記支援制御を行っていない際のそれと比べて拡大設定する、ことを特徴とする。
(5)に係る発明によれば、駆動制御部は、誘導支援制御部が支援制御を行っている際、後輪転舵アクチュエータに係る駆動制御量の変化速度値を、誘導支援制御部が支援制御を行っていない際のそれと比べて拡大設定するため、(2)〜(4)に係る発明と比べて、例えば、駐車場での車庫入れ時や隘路走行時であっても、後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能を迅速かつ十分に発揮することができる。
また、(6)に係る発明は、(1)〜(5)のいずれか一に記載の4輪車両であって、前記4輪車両の室内に乗員が存するか否かを判定する乗員存否判定部をさらに備え、前記駆動制御部は、前記誘導支援制御部が前記支援制御を行っており、かつ、前記乗員存否判定部が乗員不在の判定を下した場合に、前記後輪転舵アクチュエータに係る駆動制御量に関する前記の値を、前記誘導支援制御部が前記支援制御を行っている際の拡大された値と比べてさらに拡大設定する、ことを特徴とする。
(6)に係る発明では、乗員不在で4輪車両の誘導支援制御を行う態様を想定している。
(6)に係る発明によれば、駆動制御部は、誘導支援制御部が支援制御を行っており、かつ、乗員存否判定部が乗員不在の判定を下した場合に、後輪転舵アクチュエータに係る駆動制御量に関する前記の値を、誘導支援制御部が支援制御を行っている際の拡大された値と比べてさらに拡大設定するため、(1)〜(5)に係る発明と比べて、後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能に由来する違和感を乗員に与えることなく、その機敏な挙動性能を一層十分に発揮することができる。
本発明によれば、例えば、駐車場での車庫入れ時や隘路走行時であっても、後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能を十分に発揮可能な4輪車両を提供することができる。
本発明の実施形態に係る4輪車両の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る4輪車両が駐車支援制御を行う際の動作フローチャート図である。
以下、本発明の実施形態に係る4輪車両について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る4輪車両の概略構成図である。
本発明の実施形態に係る4輪車両11には、図1に示すように、例えば、前輪13及び後輪15を含む4輪すべてを操舵可能とする操舵システム(全体は不図示)、及び4輪車両11を駐車位置に誘導するための支援を行う運転支援システム17が搭載されている。前記操舵システムは、特に限定されないが、例えばステア・バイ・ワイヤ(SBW)方式を用いて実現することができる。
SBW方式の操舵システムは、ステアリングホイール19の操作に応じて、後記する前輪転舵アクチュエータ65の駆動により前輪13に対し転舵力を発生させる前輪転舵機能を有する。また、操舵システムは、ステアリングホイール19の操作及び車両11の走行状態(例えば、車速は高速か低速か、走行路は直線路か屈曲路かなど)に応じて、後記する後輪転舵アクチュエータ67の駆動により後輪15に対し転舵力を発生させる後輪転舵機能を有する。
SBW操舵システムが有する前輪転舵機能及び後輪転舵機能、並びに、運転支援システム17が有する運転支援機能を実現させるために、4輪車両11には、情報処理系統としての後記の制御装置41が搭載されている。また、4輪車両11は、制御装置41に対する入力系統として、前方レーダ装置20、後方レーダ装置21、前方撮像装置23、操舵角センサ25、アクセルセンサ27、ブレーキセンサ29、コーナーセンサ31、及び、着座センサ33を含む各種の入力部を備える。
前方レーダ装置20は、4輪車両11の前進方向に存在する物標(物体または標識)の分布に係る情報を検出する機能を有する。前方レーダ装置20は、例えば図1に示すように、4輪車両11のフロントグリル裏部などに設けられる。
後方レーダ装置21は、4輪車両11の後退方向に存在する物標の分布に係る情報を検出する機能を有する。後方レーダ装置21は、例えば図1に示すように、4輪車両11のリヤバンパー裏部などに設けられる。
前方レーダ装置20及び後方レーダ装置21としては、例えば、レーザレーダ、マイクロ波レーダ、ミリ波レーダ、超音波レーダなどを適宜用いることができる。例えば、前方レーダ装置20は、4輪車両11の前進方向に存在する物標にレーダ波を照射する不図示の送信アンテナ、及び、物標で反射されたレーダ波を受信する不図示の受信アンテナを含んで構成される。
前方レーダ装置20は、送信したレーダ波が物標に当たって戻ってくる反射波を受信し、送信したレーダ波の反射波を受信するまでの時間、反射波の角度、及び、周波数変化を用いて、物標までの距離や物標の方位を含む物標の分布に係る情報を取得するように動作する。
前方レーダ装置20及び後方レーダ装置21により検出された物標の分布に係る情報は、制御装置41へ送られる。
前方撮像装置23は、4輪車両11前方の斜め下方に傾いた光軸を有し、同車両11の前進方向の画像を撮像する機能を有する。前方撮像装置23としては、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラやCCD(Charge Coupled Device)カメラなどを適宜用いることができる。前方撮像装置23は、図1に示すように、同車両11のウインドシールド中央上部などに設けられる。前方撮像装置23による撮像画像は、例えばNTSC(National Television Standards Committee)などのインターレース方式により生成される画像信号として制御装置41へ送られる。
操舵角センサ25は、運転者によるハンドル13の操舵角を検出し、検出した操舵角情報を制御装置41に与える。アクセルセンサ27は、アクセルペダル(不図示)の加減速操作量を検出し、検出した加減速操作量情報を制御装置41に与える。ブレーキセンサ29は、ブレーキペダル(不図示)の踏込操作量を検出し、検出した踏込操作量情報を制御装置41に与える。
コーナーセンサ31は、4輪車両11の四隅に設けられる近接センサであり、4輪車両11の四隅に対する物体の離隔距離を検出し、検出した離隔距離情報を制御装置41に与える。着座センサ33は、4輪車両11の室内に設けられた座席に設けられる人感センサであり、4輪車両11の室内に乗員が存するか否かに係る乗員存否を検出し、検出した乗員存否情報を制御装置41に与える。
その他にも、4輪車両11は、4輪車両11の速度(車速)を検出する車速センサ、4輪車両11のヨーレートを検出するヨーレートセンサ、4輪車両11の横加速度(横G)及び縦加速度(縦G)を検出する加速度センサ、運転者によるステアリングホイール19の操舵トルクを検出する操舵トルクセンサなどの各種の入力部を備える。
一方、制御装置41は、出力系統として、表示部61、スピーカ63、前輪転舵アクチュエータ65、後輪転舵アクチュエータ67、駆動アクチュエータ69、及び、制動アクチュエータ71を備える。
表示部61は、例えば、4輪車両11を所定の駐車経路に沿って駐車位置に後退誘導する支援を行う際に役立つ誘導支援情報を、運転者の視覚を通じて報知する際などに用いられる。また、スピーカ63は、前記の誘導支援情報を、運転者の聴覚を通じて報知する際などに用いられる。
前輪転舵アクチュエータ65は、前輪転舵モータ、ラックアンドピニオン機構などを含んでなり、ステアリングホイール19の操作量や操作トルクに応じて、一対の前輪13に、原則として同相(転舵の量及び方向が同じ)の転舵力を発生させる前輪転舵機能を有する。
後輪転舵アクチュエータ67は、ステアリングホイール19の操作量や車速、変速レンジ位置に応じて、一対の後輪15に、低車速では逆相の、高車速では同相の転舵力を発生させる後輪転舵機能を有する。
なお、後輪転舵機能を具現化するに際しては、例えば特開2011−63114号公報に記載の技術的事項(本引用により当該実施の形態に取り込まれる)を参照すればよい。
駆動アクチュエータ69は、4輪車両11の駆動輪(前輪13もしくは後輪15のいずれか、又は両者)に対して駆動力を与えるための機械要素を作動させる機能を有する。4輪車両11の駆動輪に対して駆動力を与えるための機械要素としては、例えば、不図示のエンジンへの吸入空気量を制御するスロットル弁や吸気バルブ(いずれも不図示)などを適宜採用することができる。スロットル弁の開度調整、または、吸気バルブのリフト量調整のいずれ一方または両者を行うことにより、制御装置41は、エンジンへの吸入空気量、すなわち駆動力を制御することができる。
なお、4輪車両11が、ハイブリッド車や電気自動車のように、モータによる駆動力が適用される車両の場合は、前記の機械要素としては、モータを採用することができる。この場合、モータの回転速度調整を行うことにより、エンジンの駆動力を制御すればよい。
制動アクチュエータ71は、4輪車両11の車輪(前輪13及び後輪15)に対して制動力を与えるための機械要素を作動させる機能を有する。4輪車両11の車輪に対して制動力を与えるための機械要素としては、例えば、バイワイヤ方式の液圧ブレーキ装置や電動パーキングブレーキ装置(いずれも不図示)などを適宜採用することができる。液圧ブレーキ装置の液圧調整、または、電動パーキングブレーキ装置のオンオフ調整のいずれ一方または両者を行うことにより、制御装置41は、4輪車両11の車輪に対する制動力を制御することができる。
制御装置41は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備える不図示のマイクロコンピュータ(以下“マイコン”という。)により構成される。このマイコンは、ROMに記憶されているプログラムを読み出して実行し、4輪すべてを操舵可能とする操舵機能や、4輪車両11を駐車位置に誘導するための誘導支援機能に係る制御を遂行するように動作する。
制御装置41は、図1に示すように、周辺環境情報取得部43、経路設定部45、乗員存否判定部47、駆動制御部49、及び、誘導支援制御部51を備えて構成されている。
周辺環境情報取得部43は、前方レーダ装置20で検出した前進方向の物標分布に係る情報、後方レーダ装置21で検出した後退方向の物標分布情報、前方撮像装置23で検出した前進方向の画像情報、コーナーセンサ31で検出した4輪車両11の四隅に対する物体の離隔距離情報を含む周辺環境情報を取得する機能を有する。
経路設定部45は、周辺環境情報取得部43で取得した周辺環境情報に基づいて、目標位置(例えば駐車位置など)に至る所定の経路を設定する機能を有する。目標位置に至る所定の経路を設定するに際しては、前記の周辺環境情報の他、例えば、ナビゲーション装置の地図データや、過去に用いた経路設定履歴データを併せて参照してもよい。
乗員存否判定部47は、特に限定されないが、例えば、人感センサである着座センサ33で検出した乗員存否情報に基づいて、4輪車両11の室内に乗員が存するか否かを判定する機能を有する。乗員存否判定部47は、着座センサ33の他、例えば、赤外線センサにより4輪車両11の室内に乗員が存するか否かに係る乗員存否を検出し、こうして検出した乗員存否情報に基づいて、4輪車両の室内に乗員が存するか否かを判定してもよい。
駆動制御部49は、ステアリングホイール19の操作量、操作トルク、ステアリングホイール19の操作量や車速、変速レンジ位置などに応じて、前輪転舵アクチュエータ65及び後輪転舵アクチュエータ67の駆動制御を行う機能を有する。
誘導支援制御部51は、支援制御機能をオンする際に操作される支援制御スイッチ(不図示)のオン時に、駆動制御部49と連係しながら4輪車両11を、経路設定部45で設定された所定の経路に沿って目標位置(駐車位置)へ(例えば後退)誘導する支援制御を行う機能を有する。
〔本発明の実施形態に係る4輪車両が駐車支援制御を行う際の動作〕
次に、本発明の実施形態に係る4輪車両11の動作について、4輪車両11が駐車支援制御を行う際の動作を例示して、図2を参照して説明する。
図2のステップS11において、制御装置41の周辺環境情報取得部43は、前方レーダ装置20で検出した前進方向の物標分布情報、後方レーダ装置21で検出した後退方向の物標分布情報、前方撮像装置23で検出した前進方向の画像情報、コーナーセンサ31で検出した4輪車両11の四隅に対する物体の離隔距離情報を含む周辺環境情報を取得する。
ステップS12において、制御装置41の経路設定部45は、ステップS11で取得した周辺環境情報に基づいて、駐車位置に至る所定の(駐車)経路を設定する。
ステップS13において、制御装置41は、支援制御スイッチがオンされているか否かを判定する。ステップS13の判定の結果、支援制御スイッチがオフされている旨の判定が下された場合(ステップS13の“No”)、制御装置41は、処理の流れを次のステップS14へと進ませる。一方、ステップS13の判定の結果、支援制御スイッチがオンされている旨の判定が下された場合(ステップS13の“Yes”)、制御装置41は、処理の流れをステップS15へジャンプさせる。
ステップS14において、制御装置41は、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量の目標値として標準値を設定する。ここでいう“後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量の標準値”とは、後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能に由来する違和感を乗員に与えることのないように、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量が抑制された値を意味する。
制御装置41の駆動制御部49は、運転者によるハンドル13の操作に応じて、ステップS14で設定された目標値(標準値)を、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量として用いて、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御を行う。その後、制御装置41は、一連の処理の流れを終了させる。
ステップS15において、制御装置41の乗員存否判定部47は、人感センサである着座センサ33で検出した乗員存否情報に基づいて、4輪車両11の室内に乗員が存するか否かを判定する。ステップS15の判定の結果、4輪車両11の室内に乗員が存する旨の判定が下された場合(ステップS15の“Yes”)、制御装置41は、処理の流れを次のステップS16へと進ませる。一方、ステップS15の判定の結果、4輪車両11の室内に乗員が存しない、すなわち、乗員が4輪車両11の室外に存する旨の判定が下された場合(ステップS15の“No”)、制御装置41は、処理の流れをステップS17へジャンプさせる。
ステップS16において、制御装置41は、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量の目標値を、誘導支援制御部51が支援制御を行っていない際の目標値(標準値)と比べて拡大設定する。つまり、制御装置41は、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量の目標値を、標準値と比べて拡大した値に設定する。
一方、ステップS17において、制御装置41は、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量の目標値を、誘導支援制御部51が支援制御を行っている際の拡大された目標値と比べてさらに拡大設定する。つまり、制御装置41は、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量の目標値を、標準値に対して拡大された目標値と比べてさらに拡大した値に設定する。
ステップS18において制御装置41の駆動制御部49は、ステップS16又はS17で拡大設定された目標値を、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量として用いて、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御を行う。また、制御装置41の誘導支援制御部51は、駆動制御部49と連係しながら4輪車両11を、ステップS12で設定された所定の(駐車)経路に沿って駐車位置へ後退誘導する支援制御を行う。その後、制御装置41は、一連の処理の流れを終了させる。
〔本発明の実施形態に係る4輪車両11の作用効果〕
第1の観点に基づく4輪車両11では、前輪13及び後輪15を含む4輪すべての操舵が可能な操舵機能を有する4輪車両11であって、前輪13を転舵する際の転舵力を付与する前輪転舵アクチュエータ65と、後輪15を転舵する際の転舵力を付与する後輪転舵アクチュエータ67と、前輪転舵アクチュエータ65及び後輪転舵アクチュエータ67の駆動制御を行う駆動制御部49と、駆動制御部49と連係しながら4輪車両11を所定の経路に沿って誘導する支援制御を行う誘導支援制御部51と、を備え、駆動制御部49は、誘導支援制御部51が支援制御を行っている際、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量の目標値を、誘導支援制御部51が支援制御を行っていない際のそれと比べて拡大設定する。
第1の観点に基づく4輪車両11によれば、駆動制御部49は、誘導支援制御部51が支援制御を行っている際、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量の目標値を、誘導支援制御部51が支援制御を行っていない際のそれ(標準値)と比べて拡大設定するため、例えば、駐車場での車庫入れ時や隘路走行時であっても、後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能(最小回転半径を縮小)を十分に発揮することができる。また、4輪すべての操舵が可能であるため、操舵に要する負荷トルクを軽減する効果を期待することもできる。
また、第2の観点に基づく4輪車両11では、4輪車両11の周辺に存する物体を含む周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得部43と、周辺環境情報取得部43で取得した周辺環境情報に基づいて目標位置に至る所定の経路を設定する経路設定部45と、をさらに備え、誘導支援制御部51は、駆動制御部49と連係しながら4輪車両11を、経路設定部45で設定された所定の経路に沿って目標位置へ誘導する支援制御を行う、構成を採用してもよい。
第2の観点に基づく4輪車両11では、前進時及び後退時の両者について4輪車両11の誘導支援を行う態様を、発明に係る技術的範囲の射程に捉えている。
第2の観点に基づく4輪車両11によれば、誘導支援制御部51は、駆動制御部49と連係しながら4輪車両11を、経路設定部45で設定された所定の経路に沿って目標位置へ誘導する支援制御を行うため、第1の観点に基づく4輪車両11と同様に、例えば、駐車場での車庫入れ時や隘路走行時であっても、後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能を十分に発揮することができる。
また、第3の観点に基づく4輪車両11では、4輪車両の周辺に存する物体を含む周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得部43と、周辺環境情報取得部43で取得した周辺環境情報に基づいて駐車位置に至る所定の経路を設定する経路設定部45と、をさらに備え、誘導支援制御部51は、駆動制御部49と連係しながら4輪車両11を、経路設定部45で設定された所定の経路に沿って駐車位置へ後退誘導する支援制御を行う、構成を採用してもよい。
第3の観点に基づく4輪車両11では、後退時に4輪車両11の誘導支援を行う態様を、発明に係る技術的範囲の射程に捉えている。
第3の観点に基づく4輪車両11によれば、誘導支援制御部51は、駆動制御部49と連係しながら4輪車両11を、経路設定部45で設定された所定の経路に沿って駐車位置へ後退誘導する支援制御を行うため、後輪転舵制御に係る機敏さが前進時と比べて際立つ後退時における駐車場での車庫入れ時であっても、後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能を十分に発揮することができる。
また、第4の観点に基づく4輪車両11では、駆動制御部49は、誘導支援制御部51が支援制御を行っている際、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量の限界値を、誘導支援制御部51が支援制御を行っていない際のそれ(標準値)と比べて拡大設定する、構成を採用してもよい。
第4の観点に基づく4輪車両11によれば、駆動制御部49は、誘導支援制御部51が支援制御を行っている際、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量の限界値(変動幅)を、誘導支援制御部51が支援制御を行っていない際のそれ(標準値)と比べて拡大設定するため、第2又は第3の観点に基づく4輪車両11と比べて、例えば、駐車場での車庫入れ時や隘路走行時であっても、後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能をより十分に発揮することができる。
また、第5の観点に基づく4輪車両11では、駆動制御部49は、誘導支援制御部51が支援制御を行っている際、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量の変化速度値を、誘導支援制御部51が支援制御を行っていない際のそれ(標準値)と比べて拡大設定する、構成を採用してもよい。
第5の観点に基づく4輪車両11によれば、駆動制御部49は、誘導支援制御部51が支援制御を行っている際、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量の変化速度値を、誘導支援制御部51が支援制御を行っていない際のそれ(標準値)と比べて拡大設定するため、第2ないし第3の観点に基づく4輪車両11と比べて、例えば、駐車場での車庫入れ時や隘路走行時であっても、後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能を迅速かつ十分に発揮することができる。
そして、第6の観点に基づく4輪車両11では、4輪車両11の室内に乗員が存するか否かを判定する乗員存否判定部47をさらに備え、駆動制御部49は、誘導支援制御部51が支援制御を行っており、かつ、乗員存否判定部47が乗員不在の判定を下した場合に、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量に関する前記の値を、誘導支援制御部51が支援制御を行っている際の拡大された値と比べてさらに拡大設定する、構成を採用してもよい。
第6の観点に基づく4輪車両11では、乗員不在で4輪車両11の誘導支援制御を行う態様を想定している。
第6の観点に基づく4輪車両11によれば、駆動制御部49は、誘導支援制御部51が支援制御を行っており、かつ、乗員存否判定部47が乗員不在の判定を下した場合に、後輪転舵アクチュエータ67に係る駆動制御量に関する前記の値を、誘導支援制御部51が支援制御を行っている際の拡大された値と比べてさらに拡大設定するため、第1ないし第5の観点に基づく4輪車両11と比べて、後輪転舵制御に係る機敏な挙動性能に由来する違和感を乗員に与えることなく、その機敏な挙動性能を一層十分に発揮することができる。
〔その他の実施形態〕
以上説明した実施形態は、本発明の具現化例を示したものである。従って、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならない。本発明はその要旨またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形態で実施することができるからである。
例えば、本発明の実施形態に係る説明中、前輪転舵アクチュエータ65及び後輪転舵アクチュエータ67の駆動制御を行う一体の駆動制御部49を例示して説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、前輪転舵アクチュエータ65の駆動制御を行う駆動制御部、及び、後輪転舵アクチュエータ67の駆動制御を行う駆動制御部をそれぞれ別個に設ける態様も、本発明に係る技術的範囲の射程に包含される。
11 4輪車両
13 前輪
15 後輪
43 周辺環境情報取得部
45 経路設定部
49 駆動制御部
51 誘導支援制御部
65 前輪転舵アクチュエータ
67 後輪転舵アクチュエータ

Claims (6)

  1. 前輪及び後輪を含む4輪すべての操舵が可能な操舵機能を有する4輪車両であって、
    前記前輪を転舵する際の転舵力を付与する前輪転舵アクチュエータと、
    前記後輪を転舵する際の転舵力を付与する後輪転舵アクチュエータと、
    前記前輪転舵アクチュエータ及び前記後輪転舵アクチュエータの駆動制御を行う駆動制御部と、
    前記駆動制御部と連係しながら前記4輪車両を所定の経路に沿って誘導する支援制御を行う誘導支援制御部と、を備え、
    前記駆動制御部は、前記誘導支援制御部が前記支援制御を行っている際、前記後輪転舵アクチュエータに係る駆動制御量の目標値を、前記誘導支援制御部が前記支援制御を行っていない際のそれと比べて拡大設定する、
    ことを特徴とする4輪車両。
  2. 請求項1に記載の4輪車両であって、
    当該4輪車両の周辺に存する物体を含む周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得部と、
    前記周辺環境情報取得部で取得した周辺環境情報に基づいて目標位置に至る前記所定の経路を設定する経路設定部と、
    をさらに備え、
    前記誘導支援制御部は、前記駆動制御部と連係しながら前記4輪車両を、前記経路設定部で設定された前記所定の経路に沿って前記目標位置へ誘導する支援制御を行う、
    ことを特徴とする4輪車両。
  3. 請求項1に記載の4輪車両であって、
    当該4輪車両の周辺に存する物体を含む周辺環境情報を取得する周辺環境情報取得部と、
    前記周辺環境情報取得部で取得した周辺環境情報に基づいて駐車位置に至る前記所定の経路を設定する経路設定部と、
    をさらに備え、
    前記誘導支援制御部は、前記駆動制御部と連係しながら前記4輪車両を、前記経路設定部で設定された前記所定の経路に沿って前記駐車位置へ後退誘導する支援制御を行う、
    ことを特徴とする4輪車両。
  4. 請求項2又は3に記載の4輪車両であって、
    前記駆動制御部は、前記誘導支援制御部が前記支援制御を行っている際、前記後輪転舵アクチュエータに係る駆動制御量の限界値を、前記誘導支援制御部が前記支援制御を行っていない際のそれと比べて拡大設定する、
    ことを特徴とする4輪車両。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の4輪車両であって、
    前記駆動制御部は、前記誘導支援制御部が前記支援制御を行っている際、前記後輪転舵アクチュエータに係る駆動制御量の変化速度値を、前記誘導支援制御部が前記支援制御を行っていない際のそれと比べて拡大設定する、
    ことを特徴とする4輪車両。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の4輪車両であって、
    前記4輪車両の室内に乗員が存するか否かを判定する乗員存否判定部をさらに備え、
    前記駆動制御部は、前記誘導支援制御部が前記支援制御を行っており、かつ、前記乗員存否判定部が乗員不在の判定を下した場合に、前記後輪転舵アクチュエータに係る駆動制御量に関する前記の値を、前記誘導支援制御部が前記支援制御を行っている際の拡大された値と比べてさらに拡大設定する、
    ことを特徴とする4輪車両。
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