JP2015213220A - 画像形成装置および判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの検出動作の精度を向上させる画像形成装置を提供する。【解決手段】シートの検出用の光を照射する光源と、光を受光する受光部と、を含む検出部を備える。光源の点灯時でシートがない状態での受光部の出力信号値を基準値として取得する。そして、光源の点灯時における受光部の出力信号値と、取得された基準値と、を比較することにより、シートが存在するか否かを判定する。【選択図】図7

Description

本発明は、検出対象物を光学的に検出するセンサを備える画像形成装置および判定方法に関する。
従来から、発光素子を明滅させながら物体からの反射光または透過光を受光素子で受光し、受光量の変化によって物体の有無を検出する検出装置は、FA機器やOA機器等さまざまな分野の機器において用いられている。また、それらの機器で用いられる検出装置は、回路構成の簡易化等が図られている(特許文献1)。検出装置では、光源からの光以外の外乱光が外部より入ってきた場合でも、外乱光による誤検知を防止しながら確実な検知を行うことが求められる。外乱光がDC光である場合は、ACアンプによってその影響を除去することができ、また、外乱光がAC光であっても、長期間の積分処理を行うことで外光の影響を低減させることができる(特許文献2)。
特開2006−162482号公報 特開昭64−20486号公報
しかしながら、外乱光による影響を低減したとしても、検出装置に透明なカバーがされているような場合、光源点灯時に検出対象物以外からの反射光により、検出対象物が存在していないにも関わらず、検出対象物があると誤検知してしまうことがあった。検出装置で使用される発光素子や受光素子の発光効率や受光感度はばらつきが大きく、最低感度条件でも検知できるように感度を高めて使用することが多い。そのため、最高感度条件に設定された場合には、検出対象物以外からのわずかな反射光があっても検知してしまう。そのため、反射光を防ぐために広範囲に検出対象物以外の物体が存在しない空間を設ける必要があり、装置の小型化の妨げとなっていた。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。本発明は、上記の点に鑑み、検出対象物の検出動作の精度を向上させる画像形成装置および判定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、シートの検出用の光を照射する光源と、光を受光する受光部とを含み、前記光源をシートに照射し、その反射光を前記受光部で受光することでシートを検出する検出部と、前記シートと前記検出部との間に備えられたカバーと、前記光源の点灯時で前記シートがない状態での前記受光部の出力信号値を、前記カバーからの反射光分を含む基準値として取得する取得手段と、前記光源の点灯時における前記受光部の出力信号値と、前記取得手段により取得された前記基準値と、を比較し、前記カバーからの反射光分を取り除き、前記シートが存在するか否かを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、検出対象物の検出動作の精度を向上させることができる。
画像形成装置の外観斜視図である。 画像形成装置の内部構成の概要を示す図である。 画像形成装置のハードウェアブロック構成を示す図である。 検出部からの検知信号を検出するためのブロック構成を示す図である。 保持部の回路構成を示す図である。 カバーからの反射光について説明するための図である。 検出対象物の検出処理のための各信号の変化を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、画像形成装置の外観斜視図であり、図2は、画像形成装置の内部構成の概要を示す図である。以下、図1及び図2を参照しながら、画像形成装置の構成について説明する。図1に示すように、画像形成装置100は、装置本体101と、装置本体101の上部に設けられた画像読取装置102と、画像読取装置102の上部に設けられた自動原稿供給装置(ADF、オートドキュメントフィーダ)103とを含む。自動原稿供給装置103は、図中点線で示されたヒンジ機構が設けられており、ユーザ操作により矢印A方向に開閉可能である。画像形成装置100は、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等、及びこれらの複合機能を実現可能ないわゆるMFP(Multi Functionnal Printer)である。
装置本体101は、画像読取装置102が光学的に原稿を読み取って生成した読取データに基づいてシート(記録媒体)に画像を形成する。画像形成とは、例えば複写(コピー)機能における印刷処理である。画像読取装置102は、画像を読み取って生成した読取データを装置本体101に組み込まれた記録装置本体105に送る。記録装置本体105は、例えば、LEDアレイを使用した電子写真記録方式や、インクジェット記録ヘッドを用いたインクジェット記録方式の記録装置(プリンタ)である。図1では、記録装置本体105が電子写真記録方式の記録装置として説明する。図1の操作部106は、表示部や入力キー等を備えており、ユーザによる画像形成装置100への指示操作を受け付けたり、また、画像形成装置100の電源状態や、ジョブ実行状況等を表示したりする。
装置本体101は、図2に示すように、LED記録ヘッドユニット201、画像形成部202、カセット供給部203、記録装置本体105の上部にシートPを複数枚積載可能なように構成されたシート排出部204、カートリッジカバー部205を含む。また、装置本体101は、画像読取装置102と記録装置本体105とを接合する接合部206、ファクシミリ機能を有する制御部207、両面搬送部カバー208、搬送方向切換部209、レジスト搬送部210を含む。また、装置本体101は、記録装置本体105内部に配置されたMP(マルチペーパー)供給部211、両面搬送部212を含む。
自動原稿供給装置103は、原稿載置台104に置かれたシート原稿を1枚ずつ分離して画像読取装置102に供給する。画像読取装置102は、自動原稿供給装置103により流し読みガラス213上に送り込まれるシート原稿をライン型イメージセンサユニット214で読み取る。また、画像読取装置102は、原稿台ガラス215上に置かれたシート原稿或いはブック原稿を、ライン型イメージセンサユニット214を副走査方向に移動させながら読み取る。副走査方向は、図2における左右方向である。また、主走査方向は、副走査方向に対して直交する方向であり、図1における矢印B方向である。主走査方向は、ライン型イメージセンサユニット214のライン方向に対応する。自動原稿供給装置103は、ADF分離部220、シート排出搬送部216、原稿排出部217、ブック原稿を押圧する原稿押え板218、シート原稿搬送部219を含む。
ADF分離部220や装置本体101内に設けられたシートの搬送路には、搬送路中のシートの有無を検出するためのセンサ(検出部)が適宜配置されている。例えば、図2に示すように、ADF分離部220には、原稿給送センサ221と原稿端センサ222が設けられている。原稿給送センサ221は、ADF分離部220からシート原稿が繰り出されたか否かや、シート原稿の後端の通過を検知する。また、原稿端センサ222は、シート原稿の先端及び後端の通過を検知する。
図3は、画像形成装置100のハードウェアブロック構成を示す図である。画像形成装置100は、キーやタッチパネルなどの操作部301と、画像読取部307と、画像記録部308とを有する。また、画像形成装置100は、CPU300と、ROM302と、RAM303と、不揮発性RAM304と、表示部305と、画像処理部309と、圧縮/解凍部310と、モータ駆動部311と、センサ部312とを有する。CPU300は、センサ部312に対応する原稿給送センサ221や原稿端センサ222からの検知信号を、例えば読取処理のタイミング制御に使用する。CPU300は、画像形成装置100全体を制御し、例えば操作部301を介して受け付けたユーザ操作に従ってROM302に記憶されているプログラムを実行する。ROM302は、画像形成装置100の制御プログラム等を格納する。さらに、画像形成装置100は、無線ネットワーク部306と有線ネットワーク部313とを有する。無線ネットワーク部306は、IEEE802.11a等の規格に対応した無線LANアクセスポイントと無線によって通信可能である。有線ネットワーク部313は、100Base−TX等の有線ケーブルを接続可能なEthernet(登録商標)コネクタを有している。画像形成装置100は、無線ネットワーク部306または有線ネットワーク部313を用いて、TCP/IPプロトコルによりインターネットに接続された他の機器と通信できる。
図4は、検出部410からの検知信号を検出するためのブロック構成を示す図である。図4の発振回路408で生成された同期パルス信号に基づいて、駆動回路401が発光部402を駆動して検出対象物の検出箇所に検出用の光を照射する。ここで、検出対象物とは、例えば、搬送路を搬送されるシートである。同期パルス信号は、周期的にハイレベルとローレベルを繰り返す信号であるので、発光部402は、光源の点灯時と消灯時とを周期的に繰り返す。発光部402の光源としては、例えば、赤外光を発光する発光ダイオードが使用される。受光部403は、検出対象物からの反射光を受光するCMOS等の光センサである。受光部403は、増幅回路404に接続されており、増幅回路404は、受光部403の受光量に応じた出力電圧を増幅する。
発振回路408で生成された同期パルス信号は、駆動回路401に出力されるとともに、保持部405にも出力される。保持部405は、発振回路408から出力される同期パルス信号と、増幅回路404から出力される検出電圧と、DA変換器409(オフセット電圧供給手段の一例)から出力されるオフセット電圧(オフセット値)とに基づいて、保持電圧を出力する。保持部405の具体的な構成については後述する。DA変換器409は、CPU300の制御によりオフセット電圧を保持部405に出力する。
差動増幅回路406は、増幅回路404から出力される検出電圧(出力信号値)と、保持部405の出力電圧(保持電圧値)とを比較し、その差を増幅して出力する。そして、その増幅された電圧は、AD変換器407によりデジタル値に変換され、CPU300は、AD変換器407によりデジタル値に変換された信号を、検出対象物の検出信号として処理する。例えば、CPU300は、AD変換器407によりデジタル値に変換された信号の変化から、検出対象物の有無を判定する。図4において、検出部410は、発光部402と受光部403を含んでいるが、特に図示された構成でなくても良く、例えば、検出部410が保持部405を含んでも良い。また、不図示であるが、検出部410は、発光部402および受光部403と、検出対象物との間に、透明カバーを有している。そのため、発光部402の点灯時には、検出対象物が存在していなくても、透明カバーからの反射光が受光部403で受光される場合がある。
図5は、保持部405の回路構成を示す図である。保持部405は、2つのスイッチ501及び502と、1つのコンデンサ503で構成されており、スイッチ501及び502は、同期パルス信号により電子的にON/OFFの切り替えが制御される。同期パルス信号は、発光部402の点灯状態を示しており、CPU300は、発光部402が消灯状態である場合には、スイッチ501をON、且つ、スイッチ502をGND側とするよう保持部405を制御する。その場合、保持電圧は、検出電圧と等しくなる。本実施形態では、検出部410にカバーが取り付けられており、その結果、図6に示すように、発光部402の点灯時、検出対象物以外にカバーからの反射光(以下、第2の反射光ともいう)も受光部403で受光される。また、発光部402の消灯時においては、例えば装置外からの自然光が入射する場合もある。そのような光(以下、外乱光ともいう)は、発光部402が消灯していても、受光部403で受光される。
CPU300は、発光部402が点灯状態である場合には、スイッチ501をOFF、且つ、スイッチ502をオフセット電圧側とするよう保持部405を制御する。その場合、コンデンサ503の両端の端子電圧は、外乱光の検出レベルを保持しているとともに、コンデンサ503の他端はオフセット電圧となっている。即ち、保持電圧としては、発光部402が消灯状態での検出電圧とオフセット電圧とが加算された電圧が出力される。また、発光部402が消灯状態での検出電圧とオフセット電圧との加算値は、検出対象物が存在するか否かを判定するための基準値として用いられる。また、オフセット電圧は、受光部403が第2の反射光を受光して出力する分の電圧に対応する。本実施形態では、そのような構成により、検出対象物が存在しない場合において、保持電圧は、増幅回路404から出力される検出電圧と同じように変化する。
以下、本実施形態における検出部の動作について、図7を参照しながら説明する。図7(a)は、検出部410が検出対象物の存在を検出する場合のタイミングチャートを示す図であり、図7(b)は、検出部410が検出対象物が存在しなくなったことを検出する場合のタイミングチャートを示す図である。保持部405は、発振回路408から出力される同期パルス信号と、増幅回路404から出力される検出電圧と、DA変換器409から出力されるオフセット電圧とに基づいて、保持電圧を出力する。差動増幅回路406は、増幅回路404から出力される検出電圧と、保持部405から出力される保持電圧との差分を増幅して、差動増幅電圧として出力する。
図7(a)の同期パルス信号のオフ期間701では、CPU300は、スイッチ501をON、且つ、スイッチ502をGND側とするよう保持部405を制御する。すると、オフ期間701において、コンデンサ503に検出電圧が充電されるとともに、検出電圧が保持電圧として出力される。ここで充電される検出電圧は、検出部の発光部402が消灯状態であっても存在する外乱光を受光部403が受光することにより、増幅回路404から出力されるものである。従って、オフ期間701では、外乱光分の検出電圧が保持電圧として出力され、また、検出電圧と保持電圧の差はゼロとなって差動増幅電圧としてゼロ電圧が出力される。
オン期間702では、CPU300は、スイッチ501をOFF、且つ、スイッチ502をオフセット電圧側とするよう保持部405を制御する。すると、オフ期間701においてコンデンサ503に充電されていた外乱光分の検出電圧と、オフセット電圧との合算値が保持電圧として出力される。図7(a)では、保持電圧のローレベルは、外乱光分の検出電圧として示されているので、ハイレベルとローレベルの差は、オフセット電圧分を表わす。一方、検出電圧は、検出部410の発光部402が点灯状態であるので、カバーからの反射光分、オフ期間701のときの検出電圧よりも高くなる。本実施形態では、オン期間702において差動増幅電圧がゼロ電圧として出力されるよう、即ち、オン期間702において検出電圧と保持電圧とが等しくなるよう、オフセット電圧の値が予め設定されている。そのため、検出電圧と保持電圧の差はゼロとなって差動増幅電圧としてゼロ電圧が出力される。オフセット電圧の設定は、例えば、画像形成装置100の初期立ち上げ時等に検出対象物がない状態で調整され、設定される。また、オフセット電圧は、図4の各回路部品のばらつきや検出対象物と、カバー等の反射物との位置関係に基づいて、装置個別に調整される場合もある。
オフ期間703では、CPU300は、スイッチ501をON、且つ、スイッチ502をGND側とするよう保持部405を制御する。すると、オフ期間703において、コンデンサ503に検出電圧が充電されるとともに、検出電圧が保持電圧として出力される。ここで充電される検出電圧は、検出部の発光部402が消灯状態であっても存在する外乱光を受光部403が受光することにより、増幅回路404から出力されるものである。従って、オフ期間703では、外乱光分の検出電圧が保持電圧として出力され、また、検出電圧と保持電圧の差はゼロとなって差動増幅電圧としてゼロ電圧が出力される。
オン期間704では、CPU300は、スイッチ501をOFF、且つ、スイッチ502をオフセット電圧側とするよう保持部405を制御する。ここで、検出部410の検出領域に検出対象物が存在しているとする。例えば、検出部410であるセンサの検知領域にシートが搬送されてきた場合が該当する。すると、オフ期間703においてコンデンサ503に充電されていた外乱光分の検出電圧と、オフセット電圧との合算値が保持電圧として出力される。一方、検出電圧は、検出部の発光部402が点灯状態であるので、カバーからの反射光分と検出対象物からの反射光分、オフ期間703のときの検出電圧よりも高くなる。つまり、検出電圧と保持電圧とが異なり、その差の増幅分が、差動増幅電圧として出力される。
オフ期間705では、CPU300は、スイッチ501をON、且つ、スイッチ502をGND側とするよう保持部405を制御する。すると、オフ期間705において、コンデンサ503に検出電圧が充電されるとともに、検出電圧が保持電圧として出力される。ここで充電される検出電圧は、検出部の発光部402が消灯状態であっても存在する外乱光を受光部403が受光することにより、増幅回路404から出力されるものである。従って、オフ期間705では、外乱光分の検出電圧が保持電圧として出力され、また、検出電圧と保持電圧の差はゼロとなって差動増幅電圧としてゼロ電圧が出力される。
オン期間706では、CPU300は、スイッチ501をOFF、且つ、スイッチ502をオフセット電圧側とするよう保持部405を制御する。ここで、検出部410の検出領域に検出対象物が存在している。すると、オフ期間705においてコンデンサ503に充電されていた外乱光分の検出電圧と、オフセット電圧との合算値が保持電圧として出力される。一方、検出電圧については、オン期間704における検出電圧と同じである。その結果、検出電圧と保持電圧との差の増幅分が、差動増幅電圧として出力される。
同期パルス信号のオフ期間707及びオン期間708、オフ期間709及びオン期間710の動作はそれぞれ、オフ期間705及びオン期間706における説明と同じである。
オフ期間711では、CPU300は、スイッチ501をON、且つ、スイッチ502をGND側とするよう保持部405を制御する。すると、オフ期間711において、コンデンサ503に検出電圧が充電されるとともに、検出電圧が保持電圧として出力される。ここで充電される検出電圧は、検出部の発光部402が消灯状態であっても存在する外乱光を受光部403が受光することにより、増幅回路404から出力されるものである。従って、オフ期間711では、外乱光分の検出電圧が保持電圧として出力され、また、検出電圧と保持電圧の差はゼロとなって差動増幅電圧としてゼロ電圧が出力される。
オン期間712では、CPU300は、スイッチ501をOFF、且つ、スイッチ502をオフセット電圧側とするよう保持部405を制御する。ここで、検出部の検出領域に検出対象物が存在しなくなったとする。例えば、検出部410であるセンサの検知領域をシートが通過した場合が該当する。すると、オフ期間711においてコンデンサ503に充電されていた外乱光分の検出電圧と、オフセット電圧との合算値が保持電圧として出力される。一方、検出電圧は、検出部の発光部402が点灯状態であるので、カバーからの反射光分、オフ期間711のときの検出電圧よりも高くなる。その結果、検出電圧と保持電圧の差はゼロとなって差動増幅電圧としてゼロ電圧が出力される。
以上のように、差動増幅電圧は、検出対象物が存在する場合に、オン期間704〜710までの期間において図7(a)のように変化する。つまり、検出対象物が存在する場合には、検出電圧の振幅は大きくなるものの、オフセット電圧は固定であるので保持電圧の波形は変わらない。従って、差動増幅電圧は、同期パルス信号のオン期間において振幅が大きく出力される。一方、検出対象物が存在しない場合、検出電圧は同期パルス信号に応じて変化するものの、保持電圧もオフセット電圧を加算することにより検出電圧と同じ変化をするので、差動増幅電圧は一定電圧として出力される。このように、CPU300は、差動増幅電圧のレベル変化に基づいて、検出対象物の存在を検出することができる。
次に、図7(b)を参照しながら、検出部が検出対象物が存在しなくなったことを検出する場合を説明する。これは、例えば、シート排出部204からシートがユーザにより回収された場合が該当する。
オフ期間701の動作は、図7(a)のオフ期間701の説明と同じである。
オン期間702では、CPU300は、スイッチ501をOFF、且つ、スイッチ502をオフセット電圧側とするよう保持部405を制御する。ここで、検出部410の検出領域に検出対象物が存在している。例えば、シート排出部204に設けられた検出部410であるセンサの検知領域に、シートが積載されている場合が該当する。すると、オフ期間701においてコンデンサ503に充電されていた外乱光分の検出電圧と、オフセット電圧との合算値が保持電圧として出力される。図7(b)では、保持電圧のローレベルは、外乱光分の検出電圧として示されているので、ハイレベルとローレベルの差は、オフセット電圧分を表わす。一方、検出電圧は、検出部の発光部402が点灯状態であるので、カバーからの反射光分と検出対象物からの反射光分、オフ期間701のときの検出電圧よりも高くなる。その結果、検出電圧と保持電圧との差の増幅分が、差動増幅電圧として出力される。
オフ期間703の動作は、図7(a)のオフ期間703の説明と同じである。
オン期間704では、CPU300は、スイッチ501をOFF、且つ、スイッチ502をオフセット電圧側とするよう保持部405を制御する。ここで、検出部410の検出領域に検出対象物が存在しなくなったとする。例えば、シート排出部204に積載されているシートがユーザにより回収された場合が該当する。すると、オフ期間703においてコンデンサ503に充電されていた外乱光分の検出電圧と、オフセット電圧との合算値が保持電圧として出力される。一方、検出電圧は、検出部の発光部402が点灯状態であるので、カバーからの反射光分、オフ期間703のときの検出電圧よりも高くなる。本実施形態では、オン期間704において差動増幅電圧がゼロ電圧として出力されるよう、即ち、オン期間704において検出電圧と保持電圧とが等しくなるよう、オフセット電圧の値が予め設定されている。そのため、検出電圧と保持電圧の差はゼロとなって差動増幅電圧としてゼロ電圧が出力される。図7(b)の場合のオフセット電圧は、例えば、画像形成装置100の初期立ち上げ時等に、シート排出部204にシートを排出した状態で調整され、設定される。ここでは、差動増幅電圧としてゼロ電圧であることと説明している。しかしながら、CPU300が、差動増幅電圧が予め定められた値以下の場合、検出対象物が存在しなくなったと判定し、予め定められた値より大きい場合、検出対象物が存在していると判定するようにしても良い。
オフ期間705及びオン期間706、オフ期間707及びオン期間708、オフ期間709及びオン期間710はそれぞれ、オフ期間703及びオン期間704における説明と同じである。
オフ期間711の動作は、図7(a)のオフ期間711の説明と同じである。
オン期間712では、CPU300は、スイッチ501をOFF、且つ、スイッチ502をオフセット電圧側とするよう保持部405を制御する。ここで、検出部410の検出領域に検出対象物が存在しているとする。例えば、シート排出部204にシートが排出されて積載されている場合が該当する。すると、オフ期間703においてコンデンサ503に充電されていた外乱光分の検出電圧と、オフセット電圧との合算値が保持電圧として出力される。一方、検出電圧は、検出部410の発光部402が点灯状態であるので、カバーからの反射光分と検出対象物からの反射光分、オフ期間711のときの検出電圧よりも高くなる。その結果、検出電圧と保持電圧との差の増幅分が、差動増幅電圧として出力される。
以上のように、差動増幅電圧は、検出対象物が存在しない場合に、オン期間704〜710までの期間において一定電圧として出力され、検出対象物が存在しない場合には、図7(b)のように変化する。従って、CPU300は、差動増幅電圧のレベル変化に基づいて、検出対象物が存在しなくなったことを検出することができる。
本実施形態においては、CPU300は、図7の同期パルス信号のタイミングに合わせてAD変換を行った差動増幅電圧信号のレベルを判定し、検出対象物の検出を行っている。しかしながら、同期パルス信号のタイミングに同期させなくても良い。例えば、CPU300が同期パルス信号の周期の2倍のタイミングで差動増幅電圧信号のレベルを判定しても良い。そのような構成にすることによって、外乱光のAC成分に対応するために同期パルス信号の周波数が高い場合であっても、CPU300が追従しなくて良く、処理負荷の増大を防ぐことができる。
100 画像形成装置、300 CPU、410 検出部、402 発光部、403 受光部

Claims (9)

  1. シートの検出用の光を照射する光源と、光を受光する受光部とを含み、前記光源をシートに照射し、その反射光を前記受光部で受光することでシートを検出する検出部と、
    前記シートと前記検出部との間に備えられたカバーと、
    前記光源の点灯時で前記シートがない状態での前記受光部の出力信号値を、前記カバーからの反射光分を含む基準値として取得する取得手段と、
    前記光源の点灯時における前記受光部の出力信号値と、前記取得手段により取得された前記基準値と、を比較して前記カバーからの反射光分を当該出力信号値から取り除き、前記シートが存在するか否かを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判定手段は、前記光源の点灯時における前記受光部の出力信号値と、前記基準値との差が予め定められた値より大きい場合に、前記シートが存在すると判定し、当該差が前記予め定められた値以下である場合に、前記シートが存在しないと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記基準値は、前記光源の消灯時における前記受光部の出力信号値と、前記光源から照射された光が前記カバーから反射された反射光による前記受光部の出力信号値と、を加算した値であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記光源から照射された光が前記カバーから反射された反射光による前記受光部の出力信号値は、予め定められたオフセット値であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記光源の点灯と消灯を周期的に繰り返すよう前記光源を制御する制御手段と、
    前記光源の消灯時に、前記受光部の出力信号値を記憶する記憶手段と、をさらに備え、
    前記取得手段は、前記光源の点灯時に、前記記憶手段に記憶された前記受光部の出力信号値と前記オフセット値とを加算して前記基準値を取得する、ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、周期的なパルス信号により、前記光源の点灯と消灯を周期的に繰り返すよう前記光源を制御することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記記憶手段は、前記光源の消灯期間において前記受光部の出力電圧を充電し、前記光源の点灯期間において当該充電された出力電圧を放電するコンデンサを含むことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記オフセット値に対応するオフセット電圧を前記コンデンサに供給可能なオフセット電圧供給手段、をさらに備え、
    前記オフセット電圧供給手段は、前記光源の点灯期間において前記オフセット電圧を前記コンデンサに供給し、
    前記コンデンサは、前記光源の点灯期間において、前記充電された出力電圧と前記オフセット電圧供給手段により供給された前記オフセット電圧とが加算された電圧を出力し、
    前記取得手段は、当該加算された電圧値を前記基準値として取得する、ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. シートの検出用の光を照射する光源と、光を受光する受光部と、を含む検出部を備える画像形成装置において実行される判定方法であって、
    前記光源の点灯時で前記シートがない状態での前記受光部の出力信号値を基準値として取得する取得工程と、
    前記光源の点灯時における前記受光部の出力信号値と、前記取得工程において取得された前記基準値と、を比較することにより、前記シートが存在するか否かを判定する判定工程と、
    を有することを特徴とする判定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112911143A (zh) * 2021-01-18 2021-06-04 深圳市复恒自控技术有限公司 双极限差分光通量自适应去除光干扰的成像方法

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