JP2015212885A - 車椅子使用判定システム、車椅子使用判定プログラムおよび車椅子使用判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車椅子を使用しているか否かを低コスト且つ正確に判定する。
【解決手段】車椅子使用判定システム9は、加速度センサが搭載された携帯通信端末2と、所定領域内で無線通信を介して携帯通信端末2と通信する情報処理装置1と、を有する。情報処理装置1は、携帯通信端末2から一定時間間隔で加速度センサの値を取得するセンサ値取得部113を有する。情報処理装置1は、取得された加速度センサの値の変化および車椅子が移動する際の加速度センサの値の変化特性に基づいて、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用しているか否かを判定する車椅子使用者判定部116を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車椅子使用判定システムに関する。
スーパーマーケットやホームセンター等の小売店では、スペースを有効に利用して商品が展示されるために、床から170センチメートル(cm)程度の高い位置に商品が陳列される場合がある。一方、車椅子を使用している顧客は、高い位置の商品を取ることができない。
このような車椅子を使用している顧客が店内に存在するかどうかを、店員が目視で認識することなく、自動的に店側で認識できる手法が知られている。
第1の例として、モニタカメラから送られた画像データに対し、車椅子の有無を識別し、車椅子があると認識された場合には、車椅子がきたことを係員に通知するシステムが開示されている。また、第2の例として、店舗に設置され、入口の様子を撮影することにより来店した顧客を撮影し、撮影した画像から健常者であるか否かの判断を行って、健常者でない場合に係員に報知するシステムが開示されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
さらに、第3の例として、店内に入る入口の床上にマット状のセンサを置き、前後輪の通ったパターンで判断する手法も考えられる。
特開平8−263750号公報 特開2004−310197号公報 特開2013−206338号公報 特開2005−311731号公報
しかしながら、顧客が車椅子を使用しているか否かを、低コスト且つ正確に判定することができないという問題がある。例えば、第1の例および第2の例では、システムには、店内にいる顧客を撮影するカメラが必要であり、カメラの設置にコストがかかる。第3の例では、床上にセンサが必要であり、センサの設置にコストがかかる。
また、第3の例では、前後輪の通ったパターンで判断するので、車椅子とショッピングカートとの判断が難しい。すなわち、第3の例では、顧客が車椅子を使用しているか否かを正確に判定することができない。
1つの側面では、車椅子を使用しているか否かを低コスト且つ正確に判定することを目的とする。
本願の開示する車椅子使用判定システムは、加速度センサが搭載された携帯通信端末と、所定領域内で無線通信を介して前記携帯通信端末と通信する情報処理装置と、を有する。前記情報処理装置は、前記携帯通信端末から一定時間間隔で前記加速度センサの値を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記加速度センサの値の変化および車椅子が移動する際の前記加速度センサの値の変化特性に基づいて、前記携帯通信端末を携帯する主体が車椅子を使用しているか否かを判定する判定部と、を有する。
1つの態様によれば、車椅子を使用しているか否かを低コスト且つ正確に判定することができる。
図1は、実施例に係る車椅子使用判定システムの構成を示す機能ブロック図である。 図2は、平坦な領域を車椅子で移動した場合の3軸値の変化の一例を示す図である。 図3は、傾斜がある領域を車椅子で移動した場合の3軸値の変化の一例を示す図である。 図4は、携帯通信端末をスマートフォンとした場合の加速度センサの3軸を示す図である。 図5は、実施例に係る第1段階の判定処理のフローチャートを示す図である。 図6は、実施例に係る第2段階の判定処理のフローチャートを示す図である。 図7は、実施例に係る車椅子使用判定システムの用途を示す図である。 図8は、車椅子使用判定プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
以下に、本願の開示する車椅子使用判定システム、車椅子使用判定プログラムおよび車椅子使用判定方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例では、無線LAN(Local Area Network)の通信エリアである店舗内において車椅子使用者を判定する車椅子使用判定システムに適用した場合を示す。しかし、本実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[実施例に係る車椅子使用判定システムの構成]
図1は、実施例に係る車椅子使用判定システムの構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、車椅子使用判定システム9は、情報処理装置1および携帯通信端末2を有する。情報処理装置1は、店舗の無線LAN3の通信エリア圏内に入った携帯通信端末2と無線LAN3を介して接続する。
携帯通信端末2は、通信機能と、加速度センサの機能と、アプリケーションを実行する機能を備える。例えば、携帯通信端末2は、スマートフォンに代表される携帯電話機器に対応する。なお、携帯通信端末2は、通信機能と、加速度センサの機能と、アプリケーションを実行する機能を備えていれば、その種類を限定するものではない。また、携帯通信端末2は、加速度センサの機能に加えて、ジャイロセンサの機能を備えていても良い。
携帯通信端末2では、情報処理装置1からリモートによるアプリケーションのインストールが行われる。ここで、携帯通信端末2が、リモートによるアプリケーションのインストールを許可するには、例えば以下の前提があるものとする。すなわち、携帯通信端末2には、例えば、ランタイムモジュールと呼ばれるサービス基盤プログラムが、予め、インストールされているものとする。実施例におけるランタイムモジュールは、店舗の無線LAN3の通信エリア圏内に入れば、自動的に無線LAN3に接続し、店舗内のサービスを受けられるアプリケーションのインストールを許可する。アプリケーションの一例として、加速度センサの値を取得するアプリケーションがある。この加速度センサの値を取得するアプリケーションのことを、以降、「センサ値取得アプリ」というものとする。但し、ランタイムモジュールの処理については、公知技術であるため、説明を省略する。
情報処理装置1は、制御部11と、記憶部12とを有する。制御部11は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路またはCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路である。また、制御部11は、接続認識部111と、インストール部112と、センサ値取得部113と、位置取得部114と、車椅子使用者類推部115と、車椅子使用者判定部116とを有する。
記憶部12は、例えばフラッシュメモリ(Flash Memory)やFRAM(登録商標)(Ferroelectric Random Access Memory)等の不揮発性の半導体メモリ素子等の記憶装置に対応する。また、記憶部12は、センサ値蓄積部121と、類推顧客記憶部122とを有する。センサ値蓄積部121は、携帯通信端末2から取得される加速度センサの値を、携帯通信端末2毎に蓄積する。センサ値蓄積部121は、携帯通信端末2の端末IDに対応付けて、所定時間間隔毎の加速度センサの値を蓄積する。類推顧客記憶部122は、車椅子の使用者であると類推された顧客の情報を記憶する。類推顧客記憶部122は、類推された顧客の携帯通信端末2の端末ID等を記憶する。なお、車椅子の使用者であるか否かの類推は、後述する車椅子使用者類推部115によって行われる。
接続認識部111は、携帯通信端末2との接続を認識する。例えば、接続認識部111は、図示しないアクセスポイントから携帯通信端末2の端末IDを受信すると、受信した端末IDが初回であれば、当該端末IDを持つ携帯通信端末2との接続を認識する。
インストール部112は、携帯通信端末2に搭載された加速度センサの値を取得するセンサ値取得アプリを、リモートから携帯通信端末2に対してインストールする。例えば、インストール部112は、接続認識部111によって携帯通信端末2との接続を認識した際に、当該携帯通信端末2に対して、センサ値取得アプリをインストールする。
センサ値取得部113は、携帯通信端末2から加速度センサのセンサ値を取得する。例えば、センサ値取得部113は、インストール部112によってセンサ値取得アプリがインストールされた携帯通信端末2から、所定時間間隔で加速度センサのセンサ値を取得する。センサ値取得部113は、取得した加速度センサのセンサ値を携帯通信端末2の端末IDと対応付けて、センサ値蓄積部121に蓄積する。同じ時点の加速度センサのセンサ値として、X軸、Y軸、Z軸の3軸のセンサ値が蓄積される。所定時間間隔は、一例として、0.1秒間隔であるが、これに限定されず、0.2秒間隔であっても良いし、0.01秒間隔であっても良いし、0.05秒間隔であっても良い。すなわち、所定時間間隔は、顧客の移動状態を加速度センサによって判別可能な時間間隔であれば良い。なお、センサ値蓄積部113は、携帯通信端末2の端末IDと対応付けて、センサ値を蓄積すると説明したが、さらに、後述する位置取得部114によって取得される携帯通信端末2の位置をセンサ値に対応付けて蓄積しても良い。
位置取得部114は、携帯通信端末2の位置を取得する。例えば、位置取得部114は、センサ値取得部113によってセンサ値が取得される携帯通信端末2の位置を取得する。位置取得部114は、携帯通信端末2の位置を、一例として、GPS(Global Positioning System)機能を利用して取得する。
車椅子使用者類推部115は、第1の領域で取得された加速度センサの値の変化および第1の領域に対応する加速度センサの値の変化特性に基づいて、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用しているか否かを類推する。ここでいう第1の領域とは、例えば、平坦な領域のことをいう。ここでいう加速度センサの値の変化特性とは、加速度センサの3軸値の揺れ幅がほとんど変化を生じないことをいう。すなわち、車椅子を使用する顧客が平坦な領域を移動する場合、携帯通信端末2を車椅子のいずれかの場所に置いて移動するので、携帯通信端末2に搭載された加速度センサの3軸値はそれぞれなだらかな波形となる。
例えば、車椅子使用者類推部115は、センサ値蓄積部121に蓄積されたセンサ値を用いて、加速度センサの値の変化(波形)が、第1の領域に対応する加速度センサの値の変化特性と合致するか否かを判定する。そして、車椅子使用者類推部115は、第1の領域で取得された加速度センサの値の変化(波形)が、第1の領域に対応する加速度センサの値の変化特性と合致する場合には、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用していると類推する。車椅子使用者類推部115は、車椅子を使用していると類推された顧客の情報を類推顧客記憶部122に格納する。顧客の情報には、携帯通信端末2の端末IDおよび位置取得部114によって取得された当該携帯通信端末2の位置が含まれる。第1の領域で取得される加速度センサの値は、予め定められた判定時間分センサ値取得部113によって取得されれば良い。なお、車椅子使用者類推部115が車椅子の使用者を類推する処理を、「第1段階の判定処理」という。
ここで、第1段階の判定処理で用いられる3軸値の変化の一例を、図2を参照して説明する。図2は、平坦な領域を車椅子で移動した場合の3軸値の変化の一例を示す図である。図2に示すように、床面の凹凸により値に若干の変化は生じるが、所定時間間隔における1間隔の変化は、±2程度である。このような変化特性を利用して、車椅子使用者類推部115は、平坦な領域で取得された3軸値の揺れ幅が微小である場合、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子の使用者であると類推する。なお、図2で示した3軸値の波形は、一例であって、床の状態等の要因により若干変わることは言うまでもない。
ところで、第1段階の判定処理では、車椅子の使用者でない顧客であっても車椅子の使用者であると誤って認識される場合がある。例えば、車椅子の使用者でない顧客が、第1の領域で携帯通信端末2をショッピングカートに置いて移動した場合や、第1の領域で顧客が立ち止まっていた場合等である。これらの場合には、加速度センサの3軸値の揺れ幅がほとんど変化を生じないからである。このため、第1の判定処理によって車椅子を使用していると類推された顧客を対象に、第2段階の判定処理が行われる。なお、「第2段階の判定処理」は、後述する車椅子使用者判定部116が車椅子の使用者を判定する処理のことをいう。
図1に戻って、車椅子使用者判定部116は、第2の領域で取得された加速度センサの値の変化および第2の領域に対応する加速度センサの値の変化特性に基づいて、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用しているか否かを判定する。ここでいう第2の領域とは、例えば、車椅子の操作に大きく支障のない範囲で緩やかな傾斜(スロープ)がある領域のことをいう。ここでいう加速度センサ値の変化特性とは、加速度センサの少なくとも1軸の値にリズミカルな変化が生じることをいう。すなわち、車椅子を使用した顧客が、傾斜がある領域を上がる場合、車椅子を押し上げる際に瞬間的な力が入る。また、傾斜がある領域を上がる際には重力により前に進まないので、車椅子は慣性的に進まず停止してしまう。この際、加速度センサの少なくとも1軸の値はそれぞれリズミカルな波形となる。なお、傾斜は、「勾配は1/12以下として1/15以下が望ましい」というバリアフリー新法に準じて、例えば、傾斜角度4°(勾配7.0%、1/14)とするのが良い。
例えば、車椅子使用者判定部116は、類推顧客記憶部122に記憶された顧客の携帯通信端末2について、3軸値のいずれかの軸値に+2以上の変化がある場合に、以下の処理を行う。すなわち、車椅子使用者判定部116は、センサ値蓄積部121に蓄積されたセンサ値を用いて、加速度センサの値の変化が、第2の領域に対応する加速度センサの値の変化特性と合致するか否かを判定する。つまり、車椅子使用者判定部116は、軸値が+2以上の変化がある場合、現在移動中の領域が平坦な領域でなく傾斜がある第2の領域であると判断し、加速度センサの値の変化が第2の領域に対応する加速度センサの値の変化特性と合致するか否かを判定する。そして、車椅子使用者類推部116は、第2の領域で取得された加速度センサの値の変化が、第2の領域に対応する加速度センサの値の変化特性と合致する場合には、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用していると判定する。
なお、車椅子使用者判定部116は、3軸値のいずれかの軸値に+2以上の変化がある場合に、加速度センサの値の変化が、第2の領域に対応する加速度センサの値の変化特性と合致するか否かを判定すると説明したが、これに限定されない。別の例として、車椅子使用者判定部116は、類推顧客記憶部122に記憶された顧客について、位置取得部114によって取得される位置を追跡する。車椅子使用者判定部116は、追跡した結果、顧客の位置が第2の領域に含まれた場合に、センサ値蓄積部121に蓄積されたセンサ値を用いて、加速度センサの値の変化が、第2の領域に対応する加速度センサの値の変化特性と合致するか否かを判定しても良い。
ここで、第2段階の判定処理で用いられる3軸値の変化の一例を、図3を参照して説明する。図3は、傾斜がある領域を車椅子で移動した場合の3軸値の変化の一例を示す図である。図3に示すように、車椅子を使用した顧客が、傾斜がある領域を上がる際に、車椅子を押し上げるために瞬間的に力が入り、重力により車椅子の進みが止まるというリズミカルな動きを繰り返す箇所が、破線枠a0である。破線枠a0では、例えば、Y軸において、所定時間間隔における1間隔の変化が8を超える時(a1、a3)がある。同じタイミングでX軸において、所定時間間隔における1間隔の変化が2を超える時がある。この時が、車椅子を押し上げるために瞬間的に力が入ったタイミングである。そして、重力により車椅子の進みが止まる時(a2、a4)がある。Z軸では、ほとんど変化が生じない。このような変化特性を利用して、車椅子使用者判定部116は、傾斜がある領域で取得された加速度センサの値の変化(波形)が、リズミカルな変化である場合、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用していると判定する。なお、図3では、リズミカルな変化がX軸およびY軸の2軸に生じる場合を説明したが、加速度センサが搭載されている携帯通信端末2が置かれている向きによってリズミカルな変化が生じる軸が変わる。
[加速度センサの3軸]
図4は、携帯通信端末をスマートフォンとした場合の加速度センサの3軸を示す図である。図4に示すように、加速度センサは、スマートフォン2の表面を基準として、短手方向の一方をプラスとするX軸を備え、長手方向の一方をプラスとするY軸を備える。また、加速度センサは、スマートフォン2の表面を基準として、裏面から垂直方向をプラスとするZ軸を備える。図3における3軸値の変化の一例では、スマートフォン2の表面を上にし、Y軸のプラスを進行方向の向きに置かれた場合である。したがって、図3では、リズミカルな変化がX軸およびY軸の2軸に生じる。なお、スマートフォン2がどのような向きに置かれても良く、置かれている向きによってリズミカルな変化が生じる軸が変わる。
[第1段階の判定処理の手順]
次に、実施例に係る第1段階の判定処理の手順を、図5を参照して説明する。図5は、実施例に係る第1段階の判定処理のフローチャートを示す図である。なお、図5では、1つの携帯通信端末2に着目した場合の第1段階の判定処理について説明する。
図5に示すように、インストール部112は、接続認識部111によって接続が認識された携帯通信端末2に対して、センサ値取得アプリをインストールする(ステップS11)。そして、センサ値取得部113は、事前に定義された判定時間を記憶部12から取得する(ステップS12)。
続いて、センサ値取得部113は、携帯通信端末2から加速度センサのセンサ値を取得し、取得したセンサ値をセンサ値蓄積部121に蓄積する(ステップS13)。センサ値取得部113は、この携帯通信端末2からのセンサ値の取得について、判定時間を超えたか否かを判定する(ステップS14)。
センサ値取得部113は、判定時間を超えていないと判定した場合には(ステップS14;No)、引き続きセンサ値を取得して蓄積すべく、ステップS13に移行する。一方、センサ値取得部113は、判定時間を超えたと判定した場合には(ステップS14;Yes)、車椅子使用者類推部115に移行する。
車椅子使用者類推部115は、判定時間分蓄積したセンサ値の波形が、車椅子と類推できる波形かどうかを判定する(ステップS15)。例えば、車椅子使用者類推部115は、判定時間分のセンサ値蓄積部121に蓄積されたセンサ値を用いて、センサ値の波形が第1の領域に対応するセンサ値の変化特性と合致するか否かを判定する。一例として、第1の領域が平坦な領域である場合に、車椅子使用者類推部115は、センサ値の波形が3軸値共±2程度の揺れ幅となる変化特性と合致するか否かを判定する。
車椅子使用者類推部115は、車椅子の可能性があるか否かを類推する(ステップS16)。例えば、車椅子使用者類推部115は、蓄積したセンサ値の波形が、車椅子と類推できる波形であれば、車椅子の可能性があると類推する。一方、車椅子使用者類推部115は、蓄積したセンサ値の波形が、車椅子と類推できる波形でなければ、車椅子の可能性がないと類推する。
車椅子使用者類推部115は、車椅子の可能性があると類推した場合には(ステップS16;Yes)、第2段階の判定処理である車椅子使用者判定処理の対象者として認識する(ステップS17)。車椅子使用者類推部115は、車椅子の可能性があると類推された対象者の情報を類推顧客記憶部122に格納する。そして、車椅子使用者類推部115は、第1段階の判定処理を終了する。
一方、車椅子使用者類推部115は、車椅子の可能性がないと類推した場合には(ステップS16;No)、第1段階の判定処理を終了する。
なお、車椅子使用者類推部115は、第1段階の判定処理を終了した後、センサ値蓄積部121に蓄積された、対応する携帯通信端末2のセンサ値をクリアしても良い。第1段階の判定処理によって一時的に利用されるデータであるからである。
[第2段階の判定処理の手順]
次に、実施例に係る第2段階の判定処理の手順を、図6を参照して説明する。図6は、実施例に係る第2段階の判定処理のフローチャートを示す図である。なお、図6では、1つの携帯通信端末2に着目した場合の第2段階の判定処理について説明する。
図6に示すように、車椅子使用者判定部116は、携帯通信端末2から最低2回加速度センサのセンサ値を取得する(ステップS21)。そして、車椅子使用者判定部116は、3軸値のいずれかに+2以上の変化があるか否かを判定する(ステップS22)。車椅子使用者判定部116は、3軸値のいずれにも+2以上の変化がない場合には(ステップS22;No)、現在移動中の領域がスロープでないと判断し、ステップS21に移行する。
一方、車椅子使用者判定部116は、3軸値のいずれかに+2以上の変化がある場合には(ステップS22;Yes)、現在移動中の領域がスロープであると判断する。そして、センサ値取得部113は、車椅子でスロープを上がるために必要となる時間を記憶部12から取得する(ステップS23)。なお、車椅子でスロープを上がるために必要となる時間は、スロープの傾斜や長さ等に応じて予め記憶部12に定義される。
続いて、センサ値取得部113は、携帯通信端末2から加速度センサのセンサ値を取得し、取得したセンサ値をセンサ値蓄積部121に蓄積する(ステップS24)。センサ値取得部113は、この携帯通信端末2からのセンサ値の取得について、定義された時間を超えたか否かを判定する(ステップS25)。
センサ値取得部113は、定義された時間を超えていないと判定した場合には(ステップS25;No)、引き続きセンサ値を取得して蓄積すべく、ステップS24に移行する。一方、センサ値取得部113は、定義された時間を超えたと判定した場合には(ステップS25;Yes)、車椅子使用者判定部116に移行する。
車椅子使用者判定部116は、蓄積したセンサ値の波形に、リズミカルな変化があるかどうかを判定する(ステップS26)。例えば、車椅子使用者判定部116は、定義された時間分のセンサ値蓄積部121に蓄積されたセンサ値を用いて、センサ値の波形が第2の領域に対応するセンサ値の変化特性と合致するか否かを判定する。一例として、第2の領域がスロープのある領域である場合に、車椅子使用者類推部115は、3軸のうちいずれか1軸のセンサ値の揺れ幅が所定秒数毎に所定回数8を超えるという変化特性と合致するか否かを判定する。ここでは、所定秒数毎に所定回数8を超えるという変化が、リズミカルな変化となる。
車椅子使用者判定部116は、リズミカルな変化があるか否かを判定する(ステップS27)。車椅子使用者判定部116は、リズミカルな変化がない場合には(ステップS27;No)、現在移動中の領域がスロープでないと判断し、ステップS21に移行する。一方、車椅子使用者判定部116は、リズミカルな変化がある場合には(ステップS27;Yes)、車椅子の使用者であると判定する(ステップS28)。そして、車椅子使用者判定部116は、第2段階の判定処理を終了する。
なお、車椅子使用者判定部116は、リズミカルな変化がないと判定された後や、第2段階の判定処理を終了した後、センサ値蓄積部121に蓄積された、対応する携帯通信端末2のセンサ値をクリアしても良い。常にデータが蓄積されると、蓄積されるデータ量が膨大になるためである。
[車椅子使用判定システムの用途]
次に、車椅子使用判定システム9の用途の一例を、図7を参照して説明する。図7は、実施例に係る車椅子使用判定システムの用途を示す図である。図7では、車椅子使用判定システム9が店舗で適用されている。店内は、無線エリアとなっている。
図7に示すように、情報処理装置1は、店舗に入った顧客の携帯通信端末2が無線エリアに接続すると、当該携帯通信端末2との接続を認識する。そして、情報処理装置1は、携帯通信端末2に搭載されている加速度センサのセンサ値を取得するセンサ値取得アプリをリモートからインストールする。
情報処理装置1は、インストールされたセンサ値取得アプリから、加速度センサのセンサ値を取得する。
情報処理装置1は、図7の「車椅子使用者類推スペース」の領域S1で、入店した顧客が車椅子の使用者かどうかを類推する。車椅子の使用者かどうかの類推は、第1段階の判定処理によって行われる。また、「車椅子使用者類推スペース」の領域S1が、第1の領域に対応する。
そして、車椅子の使用者であると類推された顧客を対象に、情報処理装置1は、領域S2で、車椅子の使用者かどうかを判定する。車椅子の使用者かどうかの判定は、第2段階の判定処理によって行われる。また、領域S2が、第2の領域に対応する。なお、図7の例では、領域S2は、1か所に設置されているが、これに限定されず、複数箇所に設置されていても良い。
また、車椅子の使用者であると判定された顧客を対象に、情報処理装置1は、店内の店員に対して、車椅子の使用者がいる位置を通知するようにしても良い。これにより、情報処理装置1は、店員の作業負担を大きく増やすことなく、車椅子の使用者を店員に認識させることができ、必要に応じた顧客サポートを実現できる。
なお、実施例では、車椅子使用者判定部116は、第2の領域で取得された加速度センサの値の変化および第2の領域に対応する加速度センサの値の変化特性に基づいて、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用しているか否かを判定すると説明した。しかしながら、車椅子使用者判定部116は、携帯通信端末2を図4で示したように車椅子に装着(固定)している場合であれば、さらに、角速度を検出する角速度センサの値を利用して、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用しているか否かを判定しても良い。
かかる場合には、インストール部112は、加速度センサの値を取得するのみならず、角速度センサの値を取得するセンサ値取得アプリを、接続を認識した携帯通信端末2に対してインストールするようにする。センサ値取得部113は、加速度センサのセンサ値を取得するのみならず、角速度センサのセンサ値を取得するようにする。そして、車椅子使用者判定部116は、第2の領域で取得された角速度センサのセンサ値を用いて、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用しているか否かを判定する。すなわち、携帯通信端末2を図4で示したように車椅子に装着している場合であれば、車椅子使用者判定部116は、スロープの角速度を正確に検知できるので、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用しているか否かを判定できる。つまり、車椅子使用者判定部116は、第2の領域で、角速度センサのセンサ値が一定であれば、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用していると判定することができる。
また、車椅子使用者判定部116は、加速度センサの値の変化および加速度センサのセンサ値を両方とも利用して、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用しているか否かを判定しても良い。
[実施例の効果]
上記実施例によれば、情報処理装置1は、所定領域内で無線通信を介して加速度センサが搭載された携帯通信端末2と通信する。情報処理装置1は、携帯通信端末2から一定時間間隔で加速度センサの値を取得する。情報処理装置1は、取得された加速度センサの値の変化および車椅子が移動する際の加速度センサの値の変化特性に基づいて、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用しているか否かを判定する。かかる構成によれば、情報処理装置1は、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用しているか否かを低コスト且つ正確に判定できる。この結果、情報処理装置1は、車椅子の使用者のサポートを実現できる。
また、上記実施例によれば、情報処理装置1は、第1の領域で取得された加速度センサの値の変化および第1の領域に対応する加速度センサの値の変化特性に基づいて、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用しているか否かを類推する。情報処理装置1は、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用していると類推された場合に、以下の処理を実行する。すなわち、情報処理装置1は、第2の領域で取得された加速度センサの値の変化および第2の領域に対応する加速度センサの値の変化特性に基づいて、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用しているか否かを判定する。かかる構成によれば、情報処理装置1は、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用しているか否かを2段階で判定することで、当該顧客が車椅子を使用しているか否かを正確に判定できる。
また、上記実施例によれば、情報処理装置1は、さらに、角速度を検出する角速度センサの値を取得する。情報処理装置1は、さらに、取得された角速度センサの値を用いて、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用しているか否かを判定する。かかる構成によれば、情報処理装置1は、さらに、角速度センサを用いることで、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用しているか否かを確実に判定できる。
また、上記実施例によれば、情報処理装置1は、携帯通信端末2と無線通信の接続を認識した際に、加速度センサの値を取得するアプリケーションをインストールする。かかる構成によれば、情報処理装置1は、携帯通信端末2に搭載された加速度センサの値を、誰の作業負担を増やすことなく取得することができる。
また、上記実施例によれば、情報処理装置1は、携帯通信端末2を携帯する顧客が車椅子を使用していると判定された場合には、車椅子の使用情報を店舗内の店員の携帯通信端末2へ通知する。かかる構成によれば、情報処理装置1は、店舗内の店員の作業負担を増やすことなく、車椅子の使用者の存在を認識させることができる。
[その他]
なお、情報処理装置1は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置に、上記した車椅子使用者類推部115、車椅子使用者判定部116等の各機能を搭載することによって実現することができる。
また、図示した装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、装置の分散・統合の具体的態様は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、接続認識部111とインストール部112とを1個の部として統合しても良い。一方、センサ値取得部113を、第1段階の判定処理で用いられる第1のセンサ値取得部と、第2段階の判定処理で用いられる第2のセンサ値取得部とに分散しても良い。また、記憶部12を情報処理装置1の外部装置に記憶するようにしても良いし、記憶部12を記憶した外部装置を情報処理装置1とネットワーク経由で接続するようにしても良い。
また、上記実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図1に示した情報処理装置1と同様の機能を実現する車椅子使用判定プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図8は、車椅子使用判定プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図7に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU203と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置215と、表示装置209を制御する表示制御部207とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラム等を読取るドライブ装置213と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行う通信制御部217とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するメモリ201と、HDD205を有する。そして、メモリ201、CPU203、HDD205、表示制御部207、ドライブ装置213、入力装置215、通信制御部217は、バス219で接続されている。
ドライブ装置213は、例えばリムーバブルディスク211用の装置である。HDD205は、車椅子使用判定プログラム205aおよび車椅子使用判定処理関連情報205bを記憶する。
CPU203は、車椅子使用判定プログラム205aを読み出して、メモリ201に展開し、プロセスとして実行する。かかるプロセスは、配信サーバ3の各機能部に対応する。車椅子使用判定処理関連情報205bは、センサ値蓄積部121および類推顧客記憶部122に対応する。そして、例えばリムーバブルディスク211が、車椅子使用判定プログラム205a等の各情報を記憶する。
なお、車椅子使用判定プログラム205aについては、必ずしも最初からHDD205に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ200に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の「可搬用の物理媒体」に当該プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ200がこれらから車椅子使用判定プログラム205aを読み出して実行するようにしても良い。
以上説明した実施形態及びその変形例に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)加速度センサが搭載された携帯通信端末と、
所定領域内で無線通信を介して前記携帯通信端末と通信する情報処理装置と、を有し、
前記情報処理装置は、
前記携帯通信端末から一定時間間隔で前記加速度センサの値を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記加速度センサの値の変化および車椅子が移動する際の前記加速度センサの値の変化特性に基づいて、前記携帯通信端末を携帯する主体が車椅子を使用しているか否かを判定する判定部と、
を有することを特徴とする車椅子使用判定システム。
(付記2)第1の領域で取得された加速度センサの値の変化および前記第1の領域に対応する前記加速度センサの値の変化特性に基づいて、前記携帯通信端末を携帯する主体が車椅子を使用しているか否かを類推する類推部を有し、
前記判定部は、
前記類推部によって前記携帯通信端末を携帯する主体が車椅子を使用していると類推された場合に、第2の領域で取得された加速度センサの値の変化および前記第2の領域に対応する前記加速度センサの値の変化特性に基づいて、前記携帯通信端末を携帯する主体が車椅子を使用しているか否かを判定する
ことを特徴とする付記1に記載の車椅子使用判定システム。
(付記3)前記取得部は、さらに、前記角速度を検出する角速度センサの値を取得し、
前記判定部は、さらに、前記取得部によって取得された前記角速度センサの値を用いて、前記携帯通信端末を携帯する主体が車椅子を使用しているか否かを判定する
ことを特徴とする付記1に記載の車椅子利用判定システム。
(付記4)前記携帯通信端末と前記無線通信の接続を認識した際に、前記加速度センサの値を取得するアプリケーションをインストールするインストール部を有し、
前記取得部は、前記アプリケーションを用いて取得された前記加速度センサの値を取得する
ことを特徴とする付記1に記載の車椅子使用判定システム。
(付記5)前記判定部によって前記携帯通信端末を携帯する主体が車椅子を使用していると判定された場合には、車椅子の使用情報を前記所定領域内の所定の携帯通信端末へ通知する通知部
を有することを特徴とする付記1から付記4のいずれか1つに記載の車椅子使用判定システム。
(付記6)前記携帯通信端末は、スマートフォンであることを特徴とする付記1から付記3のいずれか1つに記載の車椅子使用判定システム。
(付記7)加速度センサが搭載された携帯通信端末から一定時間間隔で前記加速度センサの値を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記加速度センサの値の変化および車椅子が移動する際の前記加速度センサの値の変化特性に基づいて、前記携帯通信端末を携帯する主体が車椅子を使用しているか否かを判定する判定部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記8)コンピュータに、
加速度センサが搭載された携帯通信端末から一定時間間隔で前記加速度センサの値を取得し、
前記取得する処理によって取得された前記加速度センサの値の変化および車椅子が移動する際の前記加速度センサの値の変化特性に基づいて、前記携帯通信端末を携帯する主体が車椅子を使用しているか否かを判定する
処理を実行させることを特徴とする車椅子使用判定プログラム。
(付記9)コンピュータが、
加速度センサが搭載された携帯通信端末から一定時間間隔で前記加速度センサの値を取得し、
前記取得する処理によって取得された前記加速度センサの値の変化および車椅子が移動する際の前記加速度センサの値の変化特性に基づいて、前記携帯通信端末を携帯する主体が車椅子を使用しているか否かを判定する
各処理を実行することを特徴とする車椅子使用判定方法。
1 情報処理装置
2 携帯通信端末
9 車椅子使用判定システム
11 制御部
12 記憶部
111 接続認識部
112 インストール部
113 センサ値取得部
114 位置取得部
115 車椅子使用者類推部
116 車椅子使用者判定部
121 センサ値蓄積部
122 類推顧客記憶部

Claims (5)

  1. 加速度センサが搭載された携帯通信端末と、
    所定領域内で無線通信を介して前記携帯通信端末と通信する情報処理装置と、を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記携帯通信端末から一定時間間隔で前記加速度センサの値を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記加速度センサの値の変化および車椅子が移動する際の前記加速度センサの値の変化特性に基づいて、前記携帯通信端末を携帯する主体が車椅子を使用しているか否かを判定する判定部と、
    を有することを特徴とする車椅子使用判定システム。
  2. 第1の領域で取得された加速度センサの値の変化および前記第1の領域に対応する前記加速度センサの値の変化特性に基づいて、前記携帯通信端末を携帯する主体が車椅子を使用しているか否かを類推する類推部を有し、
    前記判定部は、
    前記類推部によって前記携帯通信端末を携帯する主体が車椅子を使用していると類推された場合に、第2の領域で取得された加速度センサの値の変化および前記第2の領域に対応する前記加速度センサの値の変化特性に基づいて、前記携帯通信端末を携帯する主体が車椅子を使用しているか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車椅子使用判定システム。
  3. 前記携帯通信端末と前記無線通信の接続を認識した際に、前記加速度センサの値を取得するアプリケーションをインストールするインストール部を有し、
    前記取得部は、前記アプリケーションを用いて取得された前記加速度センサの値を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車椅子使用判定システム。
  4. コンピュータに、
    加速度センサが搭載された携帯通信端末から一定時間間隔で前記加速度センサの値を取得し、
    前記取得する処理によって取得された前記加速度センサの値の変化および車椅子が移動する際の前記加速度センサの値の変化特性に基づいて、前記携帯通信端末を携帯する主体が車椅子を使用しているか否かを判定する
    処理を実行させることを特徴とする車椅子使用判定プログラム。
  5. コンピュータが、
    加速度センサが搭載された携帯通信端末から一定時間間隔で前記加速度センサの値を取得し、
    前記取得する処理によって取得された前記加速度センサの値の変化および車椅子が移動する際の前記加速度センサの値の変化特性に基づいて、前記携帯通信端末を携帯する主体が車椅子を使用しているか否かを判定する
    各処理を実行することを特徴とする車椅子使用判定方法。
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