JP7131944B2 - 置き去りカート検知システム及び置き去りカート検知方法 - Google Patents

置き去りカート検知システム及び置き去りカート検知方法 Download PDF

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本開示は、ショッピングセンターなどの店舗において使用後に置き去られたカートを検知するための置き去りカート検知システム及び置き去りカート検知方法に関する。
従来、ショッピングセンターなどの店舗においては、荷物等を運ぶためのカートが所定のカート置き場に配置されており、利用者は、それらのカートを買物等に使用することが可能である。一方、利用者は、使用後のカートを必ずしも元のカート置き場に返却するとは限らず、別のカート置き場に返却する場合や、通路等に置き去ってしまう場合がある。そこで、そのような使用後のカートを効率的に回収するための技術が開発されている。
例えば、店内のショッピングカートを管理するショッピングカートシステムにおいて、無線通信機器付のショッピングカートからベースステーションが受信した受信レベルに基づき各ショッピングカートの位置を検出し、その位置検出の結果から駐車場内にあるショッピングカートの数を求め、そのカート数が所定の値以上であれば、店内カート置き場に回収する必要があることを店員に報知するものが知られている(特許文献1参照)。
また例えば、駐車場利用者を識別可能とする駐車IDを入場時に発行し、退場時にその回収を行う駐車ID管理手段と、その駐車IDを基にカートの貸出と回収を行うカート管理手段と、使用されたカートが回収されていないことを利用者に伝える伝達手段と、カートが回収されていない場合には駐車場の出口が開かないように制御する出庫制御手段とを備えた駐車場管理システムが知られている(特許文献2参照)。
特開2007-54358号公報 特開2002-352286号公報
ところで、上記特許文献1、2に記載のような従来技術では、店舗内の不特定の場所に置き去られたカートを把握することができないため、そのような置き去られたカートを回収しようとした場合、カート回収者が店舗内を隈無く巡回する必要が生じ、その作業には大きな負荷がかかる。
一方、本願発明者は、鋭意検討した結果、ショッピングセンターなどの店舗に監視等の目的で配置された既設のカメラによって撮影された映像を利用することにより、店舗内の不特定の場所に置き去られたカートを検知することが可能となることを見出した。
本開示は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、店舗内の不特定の場所に置き去られたカートを映像に基づき検知することにより、カート回収者の負荷を軽減することができる置き去りカート検知システム及び置き去りカート検知方法を提供することを主目的とする。
本開示の置き去りカート検知システムは、店舗において置き去られたカートを検知する置き去りカート検知システムであって、前記店舗内を撮影した映像を生成するカメラと、前記カメラと通信可能に接続される管理サーバと、を有し、前記管理サーバは、前記映像から前記カートを検出するカート検出部と、前記映像から前記店舗の利用者を検出する人物検出部と、前記カートの検出結果及び前記利用者の検出結果に基づき、前記検出されたカートの所有者の有無を判定する所有者判定部と、前記所有者判定部によって前記カートの所有者がいないと判定された場合、当該カートの回収を回収者に対して案内する回収案内情報を生成する情報生成部と、を備えたことを特徴とする。
また、本開示の置き去りカート検知方法は、店舗において置き去られたカートを情報処理装置により検知する置き去りカート検知方法であって、前記店舗内を撮影した映像から前記カートを検出し、前記店舗内を撮影した映像から前記店舗の利用者を検出し、前記カートの検出結果及び前記利用者の検出結果に基づき、前記検出されたカートの所有者の有無を判定し、前記判定によって前記カートの所有者がいないと判定された場合、当該カートの回収を回収者に対して案内する回収案内情報を生成することを特徴とする。
本開示によれば、店舗内の不特定の場所に置き去られたカートを検知することにより、カート回収者の負荷を軽減することが可能となる。
実施形態に係る置き去りカート検知システム1の全体構成図 店舗2におけるカメラ4の設置状況を示す説明図 管理サーバ5及び回収者端末6の概略構成を示すブロック図 管理サーバ5の回収案内処理およびそれに応じた回収者端末6の報知処理の概略を示す説明図 管理サーバ5による回収案内処理に関する動作手順を示すフロー図 図5中のステップST102の処理の詳細を示すフロー図 図5中のステップST105に応じて回収者端末6に表示される回収案内情報の第1の例を示す図 図5中のステップST105に応じて回収者端末6に表示される回収案内情報の第2の例を示す図 図5中のステップST105に応じて回収者端末6に表示される回収案内情報の第3の例を示す図 管理サーバ5から利用者端末10に提供されるカート3の回収に関する情報の一例を示す図
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、店舗において置き去られたカートを検知する置き去りカート検知システムであって、前記店舗内を撮影した映像を生成するカメラと、前記カメラと通信可能に接続される管理サーバと、を有し、前記管理サーバは、前記映像から前記カートを検出するカート検出部と、前記映像から前記店舗の利用者を検出する人物検出部と、前記カートの検出結果及び前記利用者の検出結果に基づき、前記検出されたカートの所有者の有無を判定する所有者判定部と、前記所有者判定部によって前記カートの所有者がいないと判定された場合、当該カートの回収を回収者に対して案内する回収案内情報を生成する情報生成部と、を備えたことを特徴とする。
これによると、店舗内を撮影した映像に基づき所有者がいないカートを判定することにより、店舗内の不特定の場所に置き去られたカートを検知し、カートの回収を回収者に対して案内する(回収案内情報を提供する)ため、カート回収者の負荷を軽減することが可能となる。
また、第2の発明は、前記映像から前記カートに積載された運搬物を検出する運搬物検出部を更に備え、前記所有者判定部は、前記運搬物が検出されない場合にのみ、前記カートの所有者がいないと判定することを特徴とする。
これによると、カートに運搬物が積載されている場合には、カートの所有者がいる(置き去りカートではない)と判定されるため、カートの所有者がカートから一時的に離れたような場合に、カートの回収を回収者に対して不必要に案内することを回避することが可能となる。
また、第3の発明は、前記カートには、ショッピングカート、ベビーカー、及び車椅子のうちの少なくとも1つが含まれることを特徴とする。
これによると、店舗において物(人の場合を含む)の運搬に利用される主要なカートの置き去りを検知するため、置き去られたカートによって店舗内の利用者の通行が阻害されることを効果的に抑制することが可能となる。
また、第4の発明は、前記管理サーバは、前記カートの所有者によって操作される利用者端末と通信可能に接続され、前記情報生成部は、前記カート返却時に付与される特典情報を生成させることを特徴とする。
これによると、カートの所有者に対し、カートの返却を効果的に促すことができ、カート回収者の負荷を軽減することが可能となる。
また、第5の発明は、前記管理サーバは、前記カートの回収者によって操作される回収者端末と通信可能に接続され、前記情報生成部は、前記カートの返却場所に関する情報を生成することを特徴とする。
これによると、回収者によって回収されたカートが、特定のカート置き場にカートが集中して返却されることを防止し、置き去られたカートが適切に回収されたにも拘わらず、店舗内の一部のエリアにおいて利用可能なカートが不足することを回避することが可能となる。
また、第6の発明は、前記回収案内情報には、前記検出されたカートの位置が示された前記店舗のマップ画像が含まれることを特徴とする。
これによると、カートの回収者は、店舗内に置き去られたカート周辺のマップ画像に基づきカートを効率的に回収することが可能となる。
また、第7の発明は、前記回収案内情報には、前記検出されたカートが映された前記映像の一部が含まれることを特徴とする。
これによると、カートの回収者は、店舗内に置き去られたカート周辺の映像(実際の画像)に基づきカートを効率的に回収することが可能となる。
また、第8の発明は、店舗において置き去られたカートを情報処理装置により検知する置き去りカート検知方法であって、前記店舗内を撮影した映像から前記カートを検出し、前記店舗内を撮影した映像から前記店舗の利用者を検出し、前記カートの検出結果及び前記利用者の検出結果に基づき、前記検出されたカートの所有者の有無を判定し、前記判定によって前記カートの所有者がいないと判定された場合、当該カートの回収を回収者に対して案内する回収案内情報を生成することを特徴とする。
これによると、店舗内を撮影した映像に基づき所有者がいないカートを判定することにより、店舗内の不特定の場所に置き去られたカートを検知し、カートの回収を回収者に対して案内する(回収案内情報を提供する)ため、カート回収者の負荷を軽減することが可能となる。
以下、本開示の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る置き去りカート検知システム1の全体構成図である。
置き去りカート検知システム1は、店舗2内において、カート3の回収を行う店員等(回収者)に対し、回収案内を行うためのシステムであり、図1に示すように、店舗2ごとに設けられた複数のカメラ4と、回収者に対する回収案内に必要な処理を実行する管理サーバ5と、回収者が使用する回収者端末6と、を備えている。
後に詳述するように、置き去りカート検知システム1では、回収者に対する回収案内として、所有者のいないカート(以下、「置き去りカート」という。)に関する回収案内情報を提供することが可能である。回収案内情報には、置き去りカートの発生情報、及び置き去りカートの位置情報などの置き去りカートの回収作業に役立つ情報が含まれる。なお、本開示における「所有」は、貸し出された物を一時的に持つ場合を含み、「所有者」は、対象物(カート3等)の所有権を有する場合に限らず、単なる使用者であってもよい。
本開示では、置き去りカート検知システム1を適用する店舗2として、ショッピングセンターを例に説明するが、これに限らず、置き去りカート検知システム1はカートを利用可能な任意の店舗(空港、駅、イベント会場などの施設を含む)に適用することが可能である。
カメラ4は、それぞれ公知の撮影機能や通信機能を有するビデオカメラからなり、各店舗内の適所に設置された既設の監視カメラである。カメラ4は、店舗内ネットワーク7、ルータ8、及びインターネット等の通信ネットワーク9を介して管理サーバ5と通信可能に接続されており、撮影した映像(動画像または静止画像)を管理サーバ5に対して所定のタイミングで順次送信することができる。
管理サーバ5は、公知のハードウェア構成を有するコンピュータ(情報処理装置)からなり、回収者に対して回収案内情報を提供するための処理(以下、「回収案内処理」という。)を実行するためのプログラムがインストールされている。詳細は後述するが、管理サーバ5は、その回収案内処理において、回収案内情報を自身の表示部24(図3参照)に表示する他、回収者端末6に回収案内情報を送信することにより、回収者に対して置き去りカートの発生やその位置を報知することが可能である。
また、管理サーバ5は、通信ネットワーク9を介してカート3の利用者が使用する利用者端末(携帯情報機器)10と通信可能に接続されることにより、利用者端末10に対して利用者向けの情報を提供することが可能である。
なお、置き去りカート検知システム1では、通信ネットワーク9を省略し、管理サーバ5(または同様の機能を有する情報処理装置)が、各店舗2の店舗内ネットワーク7にルータ8を介して有線または無線で接続された構成も可能である。
図2は、店舗2におけるカメラ4の設置状況を示す説明図である。
図2に示すように、各カメラ4は、店舗2(ここでは、売り場(商品陳列エリア)、通路、及び駐車場)の適所にそれぞれ配置される。これらのカメラ4により、商品陳列エリアの商品を品定めする利用者や、通路を通る利用者ならびにそれら利用者によって使用されるカート3(その運搬物を含む)が撮影される。店舗2を利用者が移動すると、カメラ4のいずれか1つあるいは複数で利用者及びカート3が撮影され、利用者及びカート3が移動するのに応じて、利用者及びカート3の撮影が次のカメラ4に引き継がれ、これにより撮影された映像に基づく利用者及びカート3の追跡が可能となる。
図2では、利用者が使用するカート3として、店舗2から利用者に対して一時的に貸し出されるショッピングカートが示されているが、これに限らず、他の形態のカート(ベビーカー、車いすなど)が含まれ得る。
図3は、管理サーバ5及び回収者端末6の概略構成を示すブロック図である。
管理サーバ5は、公知のハードウェア構成を有しており、プロセッサ、メモリ、周辺回路等を有する制御部21と、記憶装置を有する情報記憶部22と、通信モジュールを有する通信部23と、表示装置を有する表示部24と、を備える。
制御部21では、プロセッサが所定のプログラムを実行することにより、回収者に対する回収案内処理及びカメラ4との通信等の処理が実現される。
情報記憶部22は、カメラ4から受信した映像や、プロセッサによって実行されるプログラムなどを記憶する。
通信部23は、カメラ4との間で公知の有線または無線通信方式に基づき通信を行うものであり、カメラ4から送信される映像を順次受信し、また、制御部21によって生成される各種の回収案内情報や、制御指令を回収者端末6(または、利用者端末10)に送信する。
表示部24は、制御部21で生成した回収案内情報を表示することができる。
また、回収者端末6は、公知のハードウェア構成を有しており、プロセッサ、メモリ、周辺回路等を有する制御部31と、記憶装置を有する情報記憶部32と、通信モジュールを有する通信部33と、入力装置を有する入力部34と、表示装置を有する表示部35と、を備える(利用者端末10も同様。)。
制御部31では、プロセッサが所定のプログラムを実行することにより、管理サーバ5との通信や、回収案内情報に基づく回収者への報知処理(情報表示、音声出力など)が実現される。
情報記憶部32は、プロセッサによって実行されるプログラムや、管理サーバ5から取得した回収案内情報や制御指令を記憶する。
通信部33は、管理サーバ5との間で公知の有線または無線通信方式に基づき通信を行うものであり、管理サーバ5から送信される回収案内情報を受信する。
入力部34は、回収者の操作入力に用いられ、表示部35は、管理サーバ5から受信した回収案内情報を表示する。本開示では、入力部34および表示部35は、入力装置と表示装置を組み合わせたタッチパネルディスプレイで構成される。
なお、置き去りカート検知システム1において、回収者が回収者端末6を使用することは必須ではなく、管理サーバ5が、回収案内情報を自身の表示部24(例えば、液晶ディスプレイ)に表示することのみをもって、回収者に対する回収案内を行うことができる。
図4は、管理サーバ5の回収案内処理およびそれに応じた回収者端末6の報知処理の概略を示す説明図である。ここで、管理サーバ5による回収案内処理は、制御部21を構成するプロセッサによるプログラムの実行により主として実現され、同様に、回収者端末6による報知処理は、制御部31を構成するプロセッサによるプログラムの実行により主として実現される。
管理サーバ5では、公知の物体検出手法により、各カメラ4からの映像に含まれるカート3およびその運搬物をそれぞれ検出するカート検出41および運搬物検出42の処理が実行される。これと同時に、管理サーバ5では、公知の人物検出手法により、映像に含まれる人物(利用者)を検出する人物検出43の処理が実行される。ここで、管理サーバ5では、検出したカート3及び利用者の追跡処理および動線分析処理を適宜実行することにより、カート3の動作状況を推定することが可能である。
なお、管理サーバ5は、各カメラ4が人物検出機能を備えている場合には、人物検出43の処理を省略することもできる。また、運搬物検出42の処理は、後述するカート所有者判定44の処理において、所有者がいない(以下、単に「所有者なし」という。)と判定された場合にのみ実行するようにしてもよい。
続いて、管理サーバ5では、カート3の所有者の有無を判定するカート所有者判定44の処理が実行される。
このカート所有者判定44の処理では、管理サーバ5は、例えば、カメラ4の映像において、判定対象のカート3から所定の範囲内に人物(利用者)が存在する場合に、当該カートに所有者がいる(以下、単に「所有者あり」という。)と判定することができる。さらに、管理サーバ5は、人物検出43において利用者の手や腕を検出し、その手や腕とカート3とが接続状態(すなわち、利用者の手や腕がカート3のハンドル部等にかけられている状態)にある場合に「所有者あり」と判定してもよい。あるいは、管理サーバ5は、ディープラーニング等の公知の機械学習に基づく特徴抽出によってカート所有者判定44の処理を実行してもよい。
続いて、管理サーバ5では、カート所有者判定44の処理において所有者なしと判定された場合、当該カート3に運搬物(例えば、利用者が購入を望む商品や、利用者のバッグなどの所持品)が存在するか(積載されているか)否かを判定するカート運搬物判定45が実行される。なお、ここでの「運搬物」は、必ずしも物に限らず、カート3がベビーカーや車いすの場合には、それらによって運ばれる人であってもよい。
さらに、管理サーバ5では、カート運搬物判定45の処理において判定対象のカート3に運搬物が存在しないと判定された場合、回収案内情報を生成する情報生成46の処理が実行される。このとき、管理サーバ5は、予め情報記憶部22に記憶された複数の回収案内情報(または、回収案内情報を構成する情報)を使用し、回収案内情報を生成することができる。ただし、管理サーバ5では、カート運搬物判定45の処理を省略し、カート所有者判定44の処理において、所定時間以上継続して所有者なしと判定された場合に情報生成46の処理が実行される構成としてもよい。
管理サーバ5において生成された回収案内情報は、表示部24に表示されると共に、回収者端末6に対して順次送信される。これにより、回収者端末6では、管理サーバ5から受信した回収案内情報に基づき回収者に対してアラームなどによる報知51を実行し、さらに、回収案内情報を表示部35に表示すカート回収案内表示52が実行される。なお、回収者への報知処理に関しては、メール通知やプッシュ通知による公知のアラートサービスを用いることができる。
このように、置き去りカート検知システム1では、店舗2内を撮影した映像に基づき所有者がいないカートを判定することにより、店舗2内の不特定の場所に置き去られたカートを検知し、カートの回収を回収者に対して案内する(回収案内情報を提供する)ため、カート回収者の負荷を軽減することが可能となる。
また、置き去りカート検知システム1では、運搬物が検出されない場合にのみ、カートの所有者がいないと判定することにより、カート3に運搬物が積載されている場合には、カート3の所有者がいる(置き去りカートではない)と判定されるため、カート3の所有者がカートから一時的に離れたような場合に、カート3の回収を回収者に対して不必要に案内することを回避することが可能となる。
図5は、管理サーバ5による回収案内処理に関する動作手順を示すフロー図である。
回収案内処理が開始されると、管理サーバ5は、図4に示したカート検出41、運搬物検出42、及び人物検出43の処理によって、カメラ4から取得した映像(フレーム)から当該映像中のカート、その運搬物、及び周辺の人物を順次検出し、それらカート3、運搬物、及び人物を追跡する(ST101)。
続いて、管理サーバ5は、後に詳述するように、ステップST101で検出したカート3が置き去りカートであるか否かを判定する(ST102)。
そこで、ステップST102で判定対象のカート3が置き去りカートであると判定された場合、管理サーバ5は、置き去りカートが発生したことを認識し(ST103:Yes)、図4に示した情報生成46の処理によって回収案内情報を生成し(ST104)、更に、その回収案内情報を表示部24に表示すると共に、回収者端末6に対して送信する(ST105)。
これにより、回収者端末6では、図4に示した報知51の処理によって、置き去りカートの発生が回収者に対して報知され、更に、カート回収案内表示52の処理によって、置き去りカートの位置等の情報を含む回収案内が回収者に示される。
図6は、図5中のステップST102(カート置き去り判定)の処理の詳細を示すフロー図である。
カート置き去り判定では、管理サーバ5は、図4に示したカート所有者判定44の処理によって、判定対象のカート3の所有者の有無を判定する(ST201)。ステップST201において、判定対象のカートが所有者なしと判定されると(ST202:Yes)、更に、管理サーバ5は、図4に示したカート運搬物判定45の処理によって、判定対象のカート3に運搬物が存在するか否かを判定する(ST203)。
そこで、管理サーバ5は、ステップST203において、カート3に運搬物が存在しないと判定すると(ST204:Yes)、判定対象のカート3が置き去りカートであると判定(すなわち、置き去りカートが発生したと判定)し(ST205)、カート置き去り判定の処理を終了する。
なお、ステップST202において判定対象のカートが所有者ありと判定された場合(ST201:No)や、ステップST204において、判定対象のカートに運搬物が存在すると判定された場合(ST204:No)には、管理サーバ5は、置き去りカートは発生していないと判定し、カート置き去り判定の処理を終了する。
図7、図8、及び図9は、それぞれ図5中のステップST105に応じて回収者端末6(または、管理サーバ5の表示部24)に表示される回収案内情報の第1-第3の例を示す図である。
置き去りカート検知システム1では、例えば図7に示すように、回収案内処理の対象となる置き去りカートの現在位置(図7中の星印を参照)が示されたフロアマップ(マップ画像)を回収案内情報として回収者端末6に表示させることができる。これにより、カート3の回収者は、店舗2内に置き去られたカート周辺のマップ画像に基づき置き去りカート(図2中の符号3Aを併せて参照)を効率的に回収することが可能となる。
また、置き去りカート検知システム1では、例えば図8に示すように、図7に示したフロアマップの代わりに(あるいはフロアマップと共に)、置き去りカートが映された映像(カメラ4で撮影された実際の映像)の一部を回収案内情報として回収者端末6に表示させることができる。これによると、カートの回収者は、店舗2内に置き去られたカート周辺の映像に基づき置き去りカートを効率的に回収することが可能となる。この場合、図8に示すように、置き去りカートを矩形枠で囲むなどの強調表示を行うとよい。
また、置き去りカート検知システム1では、例えば図9に示すように、回収案内処理の対象となるカート3の返却場所(図9中の星印を参照)が示されたフロアマップ(マップ画像)を回収案内情報として回収者端末6に表示させることができる。これにより、カート3の回収者は、置き去りカートの返却場所が示されたマップ画像に基づき置き去りカートを効率的に回収することが可能となる。
図10は、管理サーバ5から利用者端末10に提供されるカート3の回収に関する情報の一例を示す図である。
置き去りカート検知システム1では、例えば図10に示すように、店舗2内の買物が終了した後のカート3の返却場所(図11中の星印を参照)を示すカート返却情報をカート3の回収に関する情報として利用者端末10に適宜送信し、その表示部61に表示させることができる。この場合、管理サーバ5は、カメラ4からの映像に基づき、そのカート返却情報にしたがって利用者がカート3を返却したことを確認することができ、カート3を返却した利用者に対し、特典情報(例えば、店舗2のポイントプログラム(ポイントサービス)におけるポイントや、商品のクーポン券)を付与することが可能である。
なお、利用者に特典情報を付与するにあたり、カート返却情報を取得し、カート3が指定の返却場所へ返却されたことを確認(位置検出)する必要がある。そのため、例えば、店舗内にビーコン、室内GPS(Global Positioning System)、Wi-Fi基地局などの発信器を設置し、これらの発信器からの電波をカート3および利用者端末10の受信機で、それぞれ受信した位置情報をカート返却情報として管理サーバ5が取得し、これらの位置情報の一致に基づいて、利用者がカート3を指定の返却場所へ返却したと見做して、利用者端末10に搭載された店舗アプリ等を介して特典情報を付与することができる。
以上、本開示を特定の実施の形態に基づいて説明したが、これらの実施の形態はあくまでも例示であって、本開示はこれらの実施の形態によって限定されるものではない。なお、上記実施の形態に示した本開示に係る置き去りカート検知システム及び置き去りカート検知方法の各構成要素は、必ずしも全てが必須ではなく、少なくとも本開示の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
本開示に係る置き去りカート検知システム及び置き去りカート検知方法は、店舗内の不特定の場所に置き去られたカートを映像に基づき検知することにより、カート回収者の負荷を軽減することを可能とし、ショッピングセンターなどの店舗において使用後に置き去られたカートを検知するための置き去りカート検知システム及び置き去りカート検知方法などとして有用である。
1 :カート検知システム
2 :店舗
3 :カート
3A:置き去りカート
4 :カメラ
5 :管理サーバ(情報処理装置)
6 :回収者端末
7 :店舗内ネットワーク
8 :ルータ
9 :通信ネットワーク
10:利用者端末
21:制御部
22:情報記憶部
23:通信部
24:表示部
31:制御部
32:情報記憶部
33:通信部
34:入力部
35:表示部
41:カート検出
42:運搬物検出
43:人物検出
44:カート所有者判定
45:カート運搬物判定
46:情報生成
51:報知
52:カート回収案内表示
61:表示部

Claims (8)

  1. 店舗において置き去られたカートを検知する置き去りカート検知システムであって、
    前記店舗内を撮影した映像を生成するカメラと、
    前記カメラと通信可能に接続される管理サーバと、を有し、
    前記管理サーバは、
    前記映像から前記カートを検出するカート検出部と、
    前記映像から前記店舗の利用者を検出する人物検出部と、
    前記カートの検出結果及び前記利用者の検出結果に基づき、前記検出されたカートの所有者の有無を判定する所有者判定部と、
    前記所有者判定部によって前記カートの所有者がいないと判定された場合、当該カートの回収を回収者に対して案内する回収案内情報を生成する情報生成部と、
    を備えたことを特徴とする置き去りカート検知システム。
  2. 前記映像から前記カートに積載された運搬物を検出する運搬物検出部を更に備え、
    前記所有者判定部は、前記運搬物が検出されない場合にのみ、前記カートの所有者がいないと判定することを特徴とする請求項1に記載の置き去りカート検知システム。
  3. 前記カートには、ショッピングカート、ベビーカー、及び車椅子のうちの少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の置き去りカート検知システム。
  4. 前記管理サーバは、前記カートの所有者によって操作される利用者端末と通信可能に接続され、
    前記情報生成部は、前記カート返却時に付与される特典情報を生成させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の置き去りカート検知システム。
  5. 前記管理サーバは、前記カートの回収者によって操作される回収者端末と通信可能に接続され、
    前記情報生成部は、前記カートの返却場所に関する情報を生成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の置き去りカート検知システム。
  6. 前記回収案内情報には、前記検出されたカートの位置が示された前記店舗のマップ画像が含まれることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の置き去りカート検知システム。
  7. 前記回収案内情報には、前記検出されたカートが映された前記映像の一部が含まれることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の置き去りカート検知システム。
  8. 店舗において置き去られたカートを情報処理装置により検知する置き去りカート検知方法であって、
    前記店舗内を撮影した映像から前記カートを検出し、
    前記店舗内を撮影した映像から前記店舗の利用者を検出し、
    前記カートの検出結果及び前記利用者の検出結果に基づき、前記検出されたカートの所有者の有無を判定し、
    前記判定によって前記カートの所有者がいないと判定された場合、当該カートの回収を回収者に対して案内する回収案内情報を生成することを特徴とする置き去りカート検知方法。
JP2018076177A 2018-04-11 2018-04-11 置き去りカート検知システム及び置き去りカート検知方法 Active JP7131944B2 (ja)

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